JPH0740518Y2 - 試料回転装置 - Google Patents

試料回転装置

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JPH0740518Y2
JPH0740518Y2 JP7797492U JP7797492U JPH0740518Y2 JP H0740518 Y2 JPH0740518 Y2 JP H0740518Y2 JP 7797492 U JP7797492 U JP 7797492U JP 7797492 U JP7797492 U JP 7797492U JP H0740518 Y2 JPH0740518 Y2 JP H0740518Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、試料を回転させる試料
回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、真空蒸着装置は、図6に示すよう
に、蒸着源25から放出された粒子を均一に試料面上に
蒸着するために、試料を試料回転台22上に裁置してい
る。この試料回転台22は、通常、外部から真空中に導
入するモータ端子23を設けて電源を真空中に取り込
み、真空中に配置したモータ21に電源を供給して回転
するようにしている。以下図6の構成および動作を簡単
に説明する。
【0003】図6は、従来の試料回転装置の構成図を示
す。図6において、モータ21は、モータ端子23から
電源を供給して回転するものである。このモータ21に
電源を供給して試料回転台22を回転する。
【0004】試料回転台22は、試料を載せ、蒸発源2
5から放出された粒子を当該試料の全方位から入射さ
せ、均一に蒸着させるためのものである。モータ端子2
3は、外部から真空中に電源を導入する端子である。
【0005】蒸発源端子24は、蒸発源25のタングス
テン線などに電流を真空外から供給する端子である。蒸
発源25は、タングステン線で作成したバスケット中に
金属(例えば金、白金など)などを入れて構成されるも
のである。この蒸発源25は、加熱して粒子を放出させ
るものである。
【0006】次に、動作を説明する。 (1) 試料回転台22に試料を載せ、真空に排気す
る。 (2) 外部からモータ端子23を経由して電源をモー
タ21に供給して回転させ、試料回転台22をゆっくり
回転させる。
【0007】(3) 蒸発源端子24から電流を蒸発源
25に徐々に流して増大させ、タングステン線のバスケ
ットを加熱し、当該バスケット内の例えば金、白金など
を蒸発させる。
【0008】(4) (3)で蒸発源25から蒸発させ
ると共に、(2)で試料回転台22をゆっくり回転させ
ているので、当該回転台22上に置いた試料の全方位か
ら均一に蒸着されることとなる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】従来は、上述したよう
に、試料回転装置は、外部からモータ端子23を経由し
て電源をモータ21に供給して試料回転台22を回転さ
せるようにしていたため、当該モータ21に電源を真空
外から真空内に供給するための専用の耐真空用のモータ
端子23が必要となり、構造が複雑になってしまうとい
う問題があった。
【0010】本考案は、これらの問題を解決するため、
蒸着源端子に印加された電圧をモータに供給して試料回
転台を回転させ、モータ端子を無くした簡単な構造で試
料を回転して均一な蒸着を行うことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、モータ1
は、試料回転台2を回転させるモータである。
【0012】蒸発源端子4は、蒸発源5を加熱する電源
を外部から真空内に取り込む端子である。蒸発源5は、
各種物質を蒸発させるものである。
【0013】コンデンサCは、DC電圧あるいはAC電
圧を整流したDC電圧を充電したり、放電したりするも
のである。
【0014】
【作用】本考案は、図1に示すように、外部から電圧を
蒸発源端子4に印加し、真空内のこの蒸発源端子4から
接続した蒸発源5に電流を流して加熱して蒸発すると共
に、当該蒸発源端子4の電圧をモータ1に印加して試料
回転台2を回転させ、試料回転台2上に裁置した試料に
蒸着するようにしている。
【0015】この際、蒸発源端子4のAC電圧、DC電
圧あるいはAC電圧を整流したDC電圧を用いてモータ
1を所定回転速度に制御するようにしている。また、蒸
発源端子4のDC電圧あるいはAC電圧を整流したDC
電圧の出力端にコンデンサCを接続し、このコンデンサ
Cに蓄電したDC電圧を用いてモータ1を所定回転速度
に制御するようにしている。
【0016】従って、蒸着源端子4に印加された電圧を
モータ1に供給して試料回転台2を回転させ、従来の真
空外から真空内に電源を導入する耐真空用のモータ端子
を無くした簡単な構造で試料を回転して均一な蒸着を行
うことが可能となる。
【0017】
【実施例】次に、図1を用いて本考案の実施例の構成お
よび動作を詳細に説明する。ここでは、蒸発源端子4に
AC電圧を供給する場合を例に以下説明する。DC電圧
の場合は整流しないことを除きほぼ同様である。
【0018】図1において、モータ1は、試料回転台2
を回転させるものであって、蒸発源端子4からのAC電
源をモータ制御回路3によって制御された電圧によって
駆動されるものである。このモータ1は、供給された電
圧によって非常にゆっくり回転(例えば数秒で1回転)
するモータであって、高速回転の場合には減速機構を持
ったモータである。
【0019】試料回転台2は、モータ1によって駆動さ
れる回転台であって、試料を裁置して蒸発源5から放出
された粒子(例えば金、白金などの粒子)を当該試料に
均一に周囲から蒸着させるためのものである。
【0020】モータ制御回路3は、蒸発源端子4からの
AC電源を入力に、モータ1を所定回転速度で回転させ
る電圧を当該モータ1に入力するものである。例えばモ
ータ1がDCモータのときは、入力のAC電圧の影響を
受けることなく、所定電圧を当該モータ1に印加するも
のである。
【0021】蒸発源端子4は、外部から真空内に電源を
取り込むための端子であって、支持柱6に固定した蒸発
源5に電流を供給して加熱し、粒子を蒸発させるための
ものである。通常は、この蒸発源端子4には、AC電圧
を印加する。
【0022】蒸発源5は、タングステン線のバスケット
に、蒸発させる金属など(例えば金、白金、パラジウ
ム、クロムなど)を載せたものである(図4の(イ)参
照)。この他に、モリブデンボード(あるいはタングス
テンボード)に蒸発させる金属などを載せる(図4の
(ロ)参照)。また、カーボン蒸着のように、カーボン
棒の先端を細くして接触させ、通電加熱して蒸発(昇
華)させる(図4の(ハ)、(ニ)参照)。
【0023】支持柱6は、蒸発源端子4に取り付けて蒸
発源5を固定するものである。次に、図2を用いて図1
のモータ制御回路例の構成を説明する。図2は、本考案
のモータ制御回路例を示す。
【0024】図2において、モータ制御回路4は、蒸発
源端子4からAC電源を入力とし、モータ1を所定速度
で制御する電圧を当該モータ1に供給する回路であっ
て、ここでは、整流平滑部31、定電圧部32、および
回転制御部33などから構成されるものである。
【0025】整流平滑部31は、蒸発源端子4から入力
されたAC電源を整流(ここでは両波整流)してコンデ
ンサCで平滑化するものである。AC電源を整流したD
C電源にコンデンサCを接続することにより、後述する
フラッシュ加熱例のように0.数秒通電、数秒切断を繰
り返す場合であっても、所定電圧以上のDC電圧を出力
することができる。
【0026】定電圧部32は、整流平滑部31から入力
されたDC電圧をもとに、一定の定電圧を生成して出力
するものである。回転制御部33は、モータ1を所定回
転速度に制御(設定)するものであって、ここでは、定
電圧部32から出力された定電圧に直列に接続した半固
定抵抗Rである。この半固定抵抗Rは、モータ1の回転
速度が所望回転速度になるように利用者が予め設定す
る。
【0027】次に、図1および図2の構成の動作を説明
する。 (1) 蒸発源端子4からAC電圧を支持柱6を経由し
て蒸発源5に供給して加熱し、蒸発させる。
【0028】(2) この際、蒸発源端子4からのAC
電圧をモータ制御回路3を構成する整流平滑部31によ
ってDC電圧にし、定電圧部32がこのDC電圧から一
定の定電圧を生成し、回転制御部33を介してモータ1
に印加して所定回転速度で回転させる。これにより、モ
ータ1が回転し、試料回転台2を回転させる。
【0029】以上のように、蒸発源端子4にAC電源を
真空外から印加したことに対応して、蒸発源5にこのA
C電源を供給して加熱し、粒子を蒸発させると共に、A
C電源をもとにDC電圧を生成してモータ1を所定回転
速度で制御して試料回転台2を回転させる。これによ
り、試料回転台2上に裁置した試料が回転し、蒸発源5
から蒸発した終了を外周から均一に蒸着することが可能
となる。
【0030】図3は、本考案の要部構成図を示す。これ
は、図1の真空蒸着装置の要素構成例を示す。モータ
1、試料回転台2、モータ制御回路3、蒸発源端子4、
および蒸発源5は、図1および図2の構成のものと同一
であるので説明を省略する。
【0031】図3において、加熱制御部7は、蒸発源5
の加熱を制御するものであって、例えばスライダックな
どのAC電源の電圧を制御するものである。加熱電源8
は、蒸発源5を加熱する電源であって、例えば加熱電源
制御部7によって制御されたAC電圧を降圧し、蒸発源
5に通電加熱するに適した低電圧・大電流に変換する変
圧器である。
【0032】図4は、本考案の蒸発源例を示す。これ
は、図1や図3の蒸発源5の例である。図4の(イ)
は、タングステンヒータの例を示す。これは、タングス
テン線を図示のようにバスケット状に巻いたものであっ
て、このバスケット内に蒸発する物質(例えば金、白
金、パラジウム、クロム、SiO2など)を置く。この
タングステンヒータを図1の支持柱6に図示外の固定具
によって図示のように固定し、蒸発源端子4から電流を
供給して加熱し、バスケット内の物質を蒸発させるもの
である。
【0033】図4の(ロ)は、モリブデンボード(タン
グステンボード)の例を示す。これは、薄いモリブデン
(あるいはタングステン)の板の中央にへこみを作成し
たものであって、このへこみの中に蒸発する物質を置
く。このモリブデンボード(タングステンボード)を図
1の支持柱6に図示外の固定具によって固定し、蒸発源
端子4から電流を供給して加熱し、ボード内の物質を蒸
発させるものである。
【0034】図4の(ハ)は、カーボン蒸着の例を示
す。これは、一方のカーボン棒の先端を平ら、他方のカ
ーボン棒の先端を細く尖らし、両者を図示のように適度
な圧力で接触するように図示外のスプリングで押圧
し、、図1の支持柱6に図示外の固定具によって固定
し、蒸発源端子4から電流を供給して通電加熱し、当該
カーボン棒自身を昇華させ、試料上にカーボン蒸着す
る。
【0035】図4の(ニ)は、カーボン蒸着の例を示
す。これは、図4の(ハ)の場合と類似し、一方のカー
ボン棒の先端を平ら、他方のカーボン棒の先端を細い円
柱状にし、両者を図示のように適度な圧力で接触するよ
うに図示外のスプリングで押圧し、図1の支持柱6に図
示外の固定具によって固定し、蒸発源端子4から電流を
供給して通電加熱し、当該カーボン棒自身を昇華させ、
試料上にカーボン蒸着する。
【0036】以上のように、図1の蒸発源端子4に接続
した支持柱6に蒸発源5を取り付けることにより、外部
から蒸発源端子4を介して通電加熱し、蒸発させて試料
に蒸着する。
【0037】図5は、本考案の動作説明図を示す。図5
の(1)は、ヒータ加熱例を示す。これは、図4の
(イ)、(ロ)、(ハ)、あるいは(ニ)のいずれかを
図2の蒸発源5として取り付けた状態で、外部の加熱電
源8から蒸発源端子4に徐々にAC電圧を増加させた
後、一定電圧で所定時間保持した後、切断する場合の図
3の各部((A)、(B)、(C)、(D))の電圧波
形である。
【0038】(A)は、図3の加熱電源8から蒸発源端
子4に供給するAC電圧を示す。 (B)は、図4の蒸発源端子4からのAC電圧を整流平
滑部31で平滑した後のDC電圧を示す。
【0039】(C)は、図4の整流平滑部31からの電
圧を、定電圧部32によって定電圧制御した後のDC電
圧を示す。 (D)は、図4の定電圧部32からの定電圧のDC電圧
をもとに、モータ1を所定回転速度で回転するように制
御するDC電圧を示す。
【0040】次に、動作を説明する。 [1] オペレータが(あるいは自動的に)の時点で
図3の加熱制御部7である例えばスライダックを0Vか
ら徐々にAC電圧を上昇させたことに対応して、加熱電
源8によって降圧したAC電圧を蒸発源端子4を通して
蒸発源5に供給して加熱開始すると共に、蒸発源端子4
からのAC電圧をモータ制御回路3の整流平滑部31に
入力し、定電圧部32および回転制御部33を経由して
モータ1の駆動を開始する。
【0041】[2] オペレータが(あるいは自動的
に)更に、スライダックのAC電圧を徐々に上昇させた
ことに対応して、の時点で定電圧部32が一定の定電
圧のDC電圧を回転制御部33に供給し、回転制御部3
3がモータ1を一定の回転速度で制御を開始する。
【0042】[3] オペレータが(あるいは自動的
に)更に、スライダックのAC電圧を徐々に上昇させた
ことに対応して、の時点で蒸発源5を通電加熱して物
質が蒸発される蒸発速度が所望値となった(オペレータ
が白紙に物質が蒸着された色の変化から判断、あるいは
水晶振動子上に蒸着される物質の厚さに対応する周波数
変化量により自動測定して判断)ので、スライダックの
AC電圧の上昇を停止して保持する。このの時点以
降、蒸発源5から物質が所望の蒸発速度で蒸発し、モー
タ1によって回転された試料回転台2上に置いた試料の
周囲から均一に蒸着することとなる。
【0043】[4] オペレータが(あるいは自動的
に)試料に所定厚さの蒸着の完了を検出したことに対応
して、の時点で、スライダックのAC電圧を0Vに
し、AC電源を切断する。
【0044】以上によって、オペレータが(あるいは自
動的に)に蒸発源端子4にAC電源を供給したことに対
応して、蒸発源端子4からAC電源を蒸発源5に供給し
て通電加熱して物質を蒸発させると共に、蒸発源端子4
からAC電源をモータ制御回路3に供給してモータ1を
一定の回転速度で回転制御し、試料回転台2を回転させ
てこれに裁置した試料の外周から均一に蒸着することが
可能となる。
【0045】図5の(2)は、フラッシュ加熱例を示
す。これは、図4の(ハ)、(ニ)のいずれかを図2の
蒸発源5として取り付けた状態で、外部の加熱電源8か
ら蒸発源端子4にパルス状の高いAC電圧を所定時間
(例えば0.数秒)印加およびAC電圧を所定時間(例
えば数秒)停止することを繰り返した場合の図3の各部
((A)、(B)、(C)、(D))の電圧波形であ
る。
【0046】次に、動作を説明する。 [1] 自動的にの時点で図3の加熱制御部7で所定
の高いAC電圧を印加したことに対応して、加熱電源8
によって降圧した高いAC電圧を蒸発源端子4を通して
蒸発源5に供給して爆発的に加熱すると共に、蒸発源端
子4からの高いAC電圧をモータ制御回路3の整流平滑
部31に入力してコンデンサCを充電し、このコンデン
サCのDC電圧を定電圧部32に入力して一定のDC電
圧を回転制御部33に供給し、回転制御部33がモータ
1を一定の回転速度で制御する。
【0047】[2] 自動的に所定時間(例えば0.数
秒)経過したの時点で図3の加熱制御部7がAC電源
を切断したことに対応して、蒸発源5の加熱を停止する
と共に、モータ制御回路3の整流平滑部31のコンデン
サCに充電されたDC電圧を定電圧部32に入力して一
定のDC電圧を回転制御部33に供給し、回転制御部3
3がモータ1を一定の回転速度で制御する。
【0048】[3] 自動的に所定時間(例えば数秒)
経過したの時点で再度所定の高いAC電圧を印加した
ことに対応して、[1]と同様に、蒸発源5に高いAC
電圧を供給して爆発的に加熱すると共に、蒸発源端子4
からの高いAC電圧をモータ制御回路3の整流平滑部3
1に入力してコンデンサCを充電し、このコンデンサC
のDC電圧を定電圧部32に入力して一定のDC電圧を
回転制御部33に供給し、回転制御部33がモータ1を
一定の回転速度で制御する。
【0049】[4] 自動的に所定時間(例えば0.数
秒)経過したの時点で図3の加熱制御部7がAC電源
を切断したことに対応して、蒸発源5の加熱を停止する
と共に、モータ制御回路3の整流平滑部31のコンデン
サCに充電されたDC電圧を定電圧部32に入力して一
定のDC電圧を回転制御部33に供給し、回転制御部3
3がモータ1を一定の回転速度で制御する。
【0050】[5] 以下同様に、[3]および[4]
を所定回数繰り返し、試料回転台2に置いた試料が均一
に蒸着された時点で、蒸着を停止する。以上によって、
自動的に蒸発源端子4に高いAC電源をパルス状にON
/OFFを繰り返して供給したことに対応して、蒸発源
端子4から高いAC電圧を蒸発源5に供給して間欠的に
通電加熱して物質を爆発的に蒸発させると共に、蒸発源
端子4から間欠的に高いAC電圧をモータ制御回路3に
供給してコンデンサCに充電/放電し、モータ1を一定
の回転速度で回転制御し、試料回転台2を回転させてこ
れに裁置した試料の外周から均一に蒸着することが可能
となる。
【0051】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
外部から電圧を蒸発源端子4に印加し、この蒸発源端子
4から接続した蒸発源5に電流を流して加熱して蒸発す
ると共に、当該蒸発源端子4の電圧をモータ1に印加し
て試料回転台2を回転させ、試料回転台2上に裁置した
試料に蒸着する構成を採用しているため、蒸着源端子4
に印加された電圧をモータ1に供給して試料回転台2を
回転させることができ、モータ1を回転させる専用の端
子を無くし、簡単な構造で試料を回転して均一な蒸着を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例構成図である。
【図2】本考案のモータ制御回路例である。
【図3】本考案の要部構成図である。
【図4】本考案の蒸発源例である。
【図5】本考案の動作説明図である。
【図6】従来の試料回転装置の構成図である。
【符号の説明】
1:モータ 2:試料回転台 3:モータ制御回路 31:整流平滑部 32:定電圧部 33:回転制御部 4:蒸発源端子 5:蒸発源 6:支持柱 7:加熱制御部 8:加熱電源 C:コンデンサ R:半固定抵抗

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を回転させる試料回転装置において、 試料回転台(2)を回転させるモータ(1)と、 蒸発源(5)を加熱する電源を外部から真空内に取り込
    む蒸発源端子(4)とを備え、 外部から電圧を上記蒸発源端子(4)に印加し、この蒸
    発源端子(4)から接続した蒸発源(5)に電流を流
    し、加熱して蒸発すると共に、当該蒸発源端子(4)の
    電圧を上記モータ(1)に印加して試料回転台(2)を
    回転させ、試料回転台(2)上に裁置した試料に蒸着す
    るように構成したことを特徴とする試料回転装置。
  2. 【請求項2】上記蒸発源端子(4)のAC電圧、DC電
    圧、あるいは整流したDC電圧を用いて上記モータ
    (1)を所定回転速度に制御するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の試料回転装置。
  3. 【請求項3】上記蒸発源端子(4)のDC電圧あるいは
    AC電圧を整流したDC電圧の出力端にコンデンサCを
    接続し、このコンデンサCに蓄電したDC電圧を用いて
    上記モータ(1)を所定回転速度に制御するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載の試料回転装置。
JP7797492U 1992-11-13 1992-11-13 試料回転装置 Expired - Lifetime JPH0740518Y2 (ja)

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