JPH0642955U - 試料回転装置 - Google Patents

試料回転装置

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JPH0642955U
JPH0642955U JP7797492U JP7797492U JPH0642955U JP H0642955 U JPH0642955 U JP H0642955U JP 7797492 U JP7797492 U JP 7797492U JP 7797492 U JP7797492 U JP 7797492U JP H0642955 U JPH0642955 U JP H0642955U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、試料を回転させる試料回転装置に
関し、蒸着源端子に印加された電圧をモータに供給して
試料回転台を回転させ、モータ端子を無くした簡単な構
造で試料を回転して均一な蒸着を行うことを目的とす
る。 【構成】 試料回転台2を回転させるモータ1と、蒸発
源5を加熱する電源を外部から真空内に取り込む蒸発源
端子4とを備え、外部から電圧を上記蒸発源端子4に印
加し、この蒸発源端子4から接続した蒸発源5に電流を
流し、加熱して蒸発すると共に、当該蒸発源端子4の電
圧をモータ1に印加して試料回転台2を回転させ、試料
回転台2上に裁置した試料に蒸着するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、試料を回転させる試料回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、真空蒸着装置は、図6に示すように、蒸着源25から放出された粒子を 均一に試料面上に蒸着するために、試料を試料回転台22上に裁置している。こ の試料回転台22は、通常、外部から真空中に導入するモータ端子23を設けて 電源を真空中に取り込み、真空中に配置したモータ21に電源を供給して回転す るようにしている。以下図6の構成および動作を簡単に説明する。
【0003】 図6は、従来の試料回転装置の構成図を示す。 図6において、モータ21は、モータ端子23から電源を供給して回転するも のである。このモータ21に電源を供給して試料回転台22を回転する。
【0004】 試料回転台22は、試料を載せ、蒸発源25から放出された粒子を当該試料の 全方位から入射させ、均一に蒸着させるためのものである。 モータ端子23は、外部から真空中に電源を導入する端子である。
【0005】 蒸発源端子24は、蒸発源25のタングステン線などに電流を真空外から供給 する端子である。 蒸発源25は、タングステン線で作成したバスケット中に金属(例えば金、白 金など)などを入れて構成されるものである。この蒸発源25は、加熱して粒子 を放出させるものである。
【0006】 次に、動作を説明する。 (1) 試料回転台22に試料を載せ、真空に排気する。 (2) 外部からモータ端子23を経由して電源をモータ21に供給して回転 させ、試料回転台22をゆっくり回転させる。
【0007】 (3) 蒸発源端子24から電流を蒸発源25に徐々に流して増大させ、タン グステン線のバスケットを加熱し、当該バスケット内の例えば金、白金などを蒸 発させる。
【0008】 (4) (3)で蒸発源25から蒸発させると共に、(2)で試料回転台22 をゆっくり回転させているので、当該回転台22上に置いた試料の全方位から均 一に蒸着されることとなる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、上述したように、試料回転装置は、外部からモータ端子23を経由し て電源をモータ21に供給して試料回転台22を回転させるようにしていたため 、当該モータ21に電源を真空外から真空内に供給するための専用の耐真空用の モータ端子23が必要となり、構造が複雑になってしまうという問題があった。
【0010】 本考案は、これらの問題を解決するため、蒸着源端子に印加された電圧をモー タに供給して試料回転台を回転させ、モータ端子を無くした簡単な構造で試料を 回転して均一な蒸着を行うことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。 図1において、モータ1は、試料回転台2を回転させるモータである。
【0012】 蒸発源端子4は、蒸発源5を加熱する電源を外部から真空内に取り込む端子で ある。 蒸発源5は、各種物質を蒸発させるものである。
【0013】 コンデンサCは、DC電圧あるいはAC電圧を整流したDC電圧を充電したり 、放電したりするものである。
【0014】
【作用】
本考案は、図1に示すように、外部から電圧を蒸発源端子4に印加し、真空内 のこの蒸発源端子4から接続した蒸発源5に電流を流して加熱して蒸発すると共 に、当該蒸発源端子4の電圧をモータ1に印加して試料回転台2を回転させ、試 料回転台2上に裁置した試料に蒸着するようにしている。
【0015】 この際、蒸発源端子4のAC電圧、DC電圧あるいはAC電圧を整流したDC 電圧を用いてモータ1を所定回転速度に制御するようにしている。 また、蒸発源端子4のDC電圧あるいはAC電圧を整流したDC電圧の出力端 にコンデンサCを接続し、このコンデンサCに蓄電したDC電圧を用いてモータ 1を所定回転速度に制御するようにしている。
【0016】 従って、蒸着源端子4に印加された電圧をモータ1に供給して試料回転台2を 回転させ、従来の真空外から真空内に電源を導入する耐真空用のモータ端子を無 くした簡単な構造で試料を回転して均一な蒸着を行うことが可能となる。
【0017】
【実施例】
次に、図1を用いて本考案の実施例の構成および動作を詳細に説明する。ここ では、蒸発源端子4にAC電圧を供給する場合を例に以下説明する。DC電圧の 場合は整流しないことを除きほぼ同様である。
【0018】 図1において、モータ1は、試料回転台2を回転させるものであって、蒸発源 端子4からのAC電源をモータ制御回路3によって制御された電圧によって駆動 されるものである。このモータ1は、供給された電圧によって非常にゆっくり回 転(例えば数秒で1回転)するモータであって、高速回転の場合には減速機構を 持ったモータである。
【0019】 試料回転台2は、モータ1によって駆動される回転台であって、試料を裁置し て蒸発源5から放出された粒子(例えば金、白金などの粒子)を当該試料に均一 に周囲から蒸着させるためのものである。
【0020】 モータ制御回路3は、蒸発源端子4からのAC電源を入力に、モータ1を所定 回転速度で回転させる電圧を当該モータ1に入力するものである。例えばモータ 1がDCモータのときは、入力のAC電圧の影響を受けることなく、所定電圧を 当該モータ1に印加するものである。
【0021】 蒸発源端子4は、外部から真空内に電源を取り込むための端子であって、支持 柱6に固定した蒸発源5に電流を供給して加熱し、粒子を蒸発させるためのもの である。通常は、この蒸発源端子4には、AC電圧を印加する。
【0022】 蒸発源5は、タングステン線のバスケットに、蒸発させる金属など(例えば金 、白金、パラジウム、クロムなど)を載せたものである(図4の(イ)参照)。 この他に、モリブデンボード(あるいはタングステンボード)に蒸発させる金属 などを載せる(図4の(ロ)参照)。また、カーボン蒸着のように、カーボン棒 の先端を細くして接触させ、通電加熱して蒸発(昇華)させる(図4の(ハ)、 (ニ)参照)。
【0023】 支持柱6は、蒸発源端子4に取り付けて蒸発源5を固定するものである。 次に、図2を用いて図1のモータ制御回路例の構成を説明する。 図2は、本考案のモータ制御回路例を示す。
【0024】 図2において、モータ制御回路4は、蒸発源端子4からAC電源を入力とし、 モータ1を所定速度で制御する電圧を当該モータ1に供給する回路であって、こ こでは、整流平滑部31、定電圧部32、および回転制御部33などから構成さ れるものである。
【0025】 整流平滑部31は、蒸発源端子4から入力されたAC電源を整流(ここでは両 波整流)してコンデンサCで平滑化するものである。AC電源を整流したDC電 源にコンデンサCを接続することにより、後述するフラッシュ加熱例のように0 .数秒通電、数秒切断を繰り返す場合であっても、所定電圧以上のDC電圧を出 力することができる。
【0026】 定電圧部32は、整流平滑部31から入力されたDC電圧をもとに、一定の定 電圧を生成して出力するものである。 回転制御部33は、モータ1を所定回転速度に制御(設定)するものであって 、ここでは、定電圧部32から出力された定電圧に直列に接続した半固定抵抗R である。この半固定抵抗Rは、モータ1の回転速度が所望回転速度になるように 利用者が予め設定する。
【0027】 次に、図1および図2の構成の動作を説明する。 (1) 蒸発源端子4からAC電圧を支持柱6を経由して蒸発源5に供給して 加熱し、蒸発させる。
【0028】 (2) この際、蒸発源端子4からのAC電圧をモータ制御回路3を構成する 整流平滑部31によってDC電圧にし、定電圧部32がこのDC電圧から一定の 定電圧を生成し、回転制御部33を介してモータ1に印加して所定回転速度で回 転させる。これにより、モータ1が回転し、試料回転台2を回転させる。
【0029】 以上のように、蒸発源端子4にAC電源を真空外から印加したことに対応して 、蒸発源5にこのAC電源を供給して加熱し、粒子を蒸発させると共に、AC電 源をもとにDC電圧を生成してモータ1を所定回転速度で制御して試料回転台2 を回転させる。これにより、試料回転台2上に裁置した試料が回転し、蒸発源5 から蒸発した終了を外周から均一に蒸着することが可能となる。
【0030】 図3は、本考案の要部構成図を示す。これは、図1の真空蒸着装置の要素構成 例を示す。モータ1、試料回転台2、モータ制御回路3、蒸発源端子4、および 蒸発源5は、図1および図2の構成のものと同一であるので説明を省略する。
【0031】 図3において、加熱制御部7は、蒸発源5の加熱を制御するものであって、例 えばスライダックなどのAC電源の電圧を制御するものである。 加熱電源8は、蒸発源5を加熱する電源であって、例えば加熱電源制御部7に よって制御されたAC電圧を降圧し、蒸発源5に通電加熱するに適した低電圧・ 大電流に変換する変圧器である。
【0032】 図4は、本考案の蒸発源例を示す。これは、図1や図3の蒸発源5の例である 。 図4の(イ)は、タングステンヒータの例を示す。これは、タングステン線を 図示のようにバスケット状に巻いたものであって、このバスケット内に蒸発する 物質(例えば金、白金、パラジウム、クロム、SiO2など)を置く。このタン グステンヒータを図1の支持柱6に図示外の固定具によって図示のように固定し 、蒸発源端子4から電流を供給して加熱し、バスケット内の物質を蒸発させるも のである。
【0033】 図4の(ロ)は、モリブデンボード(タングステンボード)の例を示す。これ は、薄いモリブデン(あるいはタングステン)の板の中央にへこみを作成したも のであって、このへこみの中に蒸発する物質を置く。このモリブデンボード(タ ングステンボード)を図1の支持柱6に図示外の固定具によって固定し、蒸発源 端子4から電流を供給して加熱し、ボード内の物質を蒸発させるものである。
【0034】 図4の(ハ)は、カーボン蒸着の例を示す。これは、一方のカーボン棒の先端 を平ら、他方のカーボン棒の先端を細く尖らし、両者を図示のように適度な圧力 で接触するように図示外のスプリングで押圧し、、図1の支持柱6に図示外の固 定具によって固定し、蒸発源端子4から電流を供給して通電加熱し、当該カーボ ン棒自身を昇華させ、試料上にカーボン蒸着する。
【0035】 図4の(ニ)は、カーボン蒸着の例を示す。これは、図4の(ハ)の場合と類 似し、一方のカーボン棒の先端を平ら、他方のカーボン棒の先端を細い円柱状に し、両者を図示のように適度な圧力で接触するように図示外のスプリングで押圧 し、図1の支持柱6に図示外の固定具によって固定し、蒸発源端子4から電流を 供給して通電加熱し、当該カーボン棒自身を昇華させ、試料上にカーボン蒸着す る。
【0036】 以上のように、図1の蒸発源端子4に接続した支持柱6に蒸発源5を取り付け ることにより、外部から蒸発源端子4を介して通電加熱し、蒸発させて試料に蒸 着する。
【0037】 図5は、本考案の動作説明図を示す。 図5の(1)は、ヒータ加熱例を示す。これは、図4の(イ)、(ロ)、(ハ )、あるいは(ニ)のいずれかを図2の蒸発源5として取り付けた状態で、外部 の加熱電源8から蒸発源端子4に徐々にAC電圧を増加させた後、一定電圧で所 定時間保持した後、切断する場合の図3の各部((A)、(B)、(C)、(D ))の電圧波形である。
【0038】 (A)は、図3の加熱電源8から蒸発源端子4に供給するAC電圧を示す。 (B)は、図4の蒸発源端子4からのAC電圧を整流平滑部31で平滑した後 のDC電圧を示す。
【0039】 (C)は、図4の整流平滑部31からの電圧を、定電圧部32によって定電圧 制御した後のDC電圧を示す。 (D)は、図4の定電圧部32からの定電圧のDC電圧をもとに、モータ1を 所定回転速度で回転するように制御するDC電圧を示す。
【0040】 次に、動作を説明する。 [1] オペレータが(あるいは自動的に)の時点で図3の加熱制御部7で ある例えばスライダックを0Vから徐々にAC電圧を上昇させたことに対応して 、加熱電源8によって降圧したAC電圧を蒸発源端子4を通して蒸発源5に供給 して加熱開始すると共に、蒸発源端子4からのAC電圧をモータ制御回路3の整 流平滑部31に入力し、定電圧部32および回転制御部33を経由してモータ1 の駆動を開始する。
【0041】 [2] オペレータが(あるいは自動的に)更に、スライダックのAC電圧を 徐々に上昇させたことに対応して、の時点で定電圧部32が一定の定電圧のD C電圧を回転制御部33に供給し、回転制御部33がモータ1を一定の回転速度 で制御を開始する。
【0042】 [3] オペレータが(あるいは自動的に)更に、スライダックのAC電圧を 徐々に上昇させたことに対応して、の時点で蒸発源5を通電加熱して物質が蒸 発される蒸発速度が所望値となった(オペレータが白紙に物質が蒸着された色の 変化から判断、あるいは水晶振動子上に蒸着される物質の厚さに対応する周波数 変化量により自動測定して判断)ので、スライダックのAC電圧の上昇を停止し て保持する。このの時点以降、蒸発源5から物質が所望の蒸発速度で蒸発し、 モータ1によって回転された試料回転台2上に置いた試料の周囲から均一に蒸着 することとなる。
【0043】 [4] オペレータが(あるいは自動的に)試料に所定厚さの蒸着の完了を検 出したことに対応して、の時点で、スライダックのAC電圧を0Vにし、AC 電源を切断する。
【0044】 以上によって、オペレータが(あるいは自動的に)に蒸発源端子4にAC電源 を供給したことに対応して、蒸発源端子4からAC電源を蒸発源5に供給して通 電加熱して物質を蒸発させると共に、蒸発源端子4からAC電源をモータ制御回 路3に供給してモータ1を一定の回転速度で回転制御し、試料回転台2を回転さ せてこれに裁置した試料の外周から均一に蒸着することが可能となる。
【0045】 図5の(2)は、フラッシュ加熱例を示す。これは、図4の(ハ)、(ニ)の いずれかを図2の蒸発源5として取り付けた状態で、外部の加熱電源8から蒸発 源端子4にパルス状の高いAC電圧を所定時間(例えば0.数秒)印加およびA C電圧を所定時間(例えば数秒)停止することを繰り返した場合の図3の各部( (A)、(B)、(C)、(D))の電圧波形である。
【0046】 次に、動作を説明する。 [1] 自動的にの時点で図3の加熱制御部7で所定の高いAC電圧を印加 したことに対応して、加熱電源8によって降圧した高いAC電圧を蒸発源端子4 を通して蒸発源5に供給して爆発的に加熱すると共に、蒸発源端子4からの高い AC電圧をモータ制御回路3の整流平滑部31に入力してコンデンサCを充電し 、このコンデンサCのDC電圧を定電圧部32に入力して一定のDC電圧を回転 制御部33に供給し、回転制御部33がモータ1を一定の回転速度で制御する。
【0047】 [2] 自動的に所定時間(例えば0.数秒)経過したの時点で図3の加熱 制御部7がAC電源を切断したことに対応して、蒸発源5の加熱を停止すると共 に、モータ制御回路3の整流平滑部31のコンデンサCに充電されたDC電圧を 定電圧部32に入力して一定のDC電圧を回転制御部33に供給し、回転制御部 33がモータ1を一定の回転速度で制御する。
【0048】 [3] 自動的に所定時間(例えば数秒)経過したの時点で再度所定の高い AC電圧を印加したことに対応して、[1]と同様に、蒸発源5に高いAC電圧 を供給して爆発的に加熱すると共に、蒸発源端子4からの高いAC電圧をモータ 制御回路3の整流平滑部31に入力してコンデンサCを充電し、このコンデンサ CのDC電圧を定電圧部32に入力して一定のDC電圧を回転制御部33に供給 し、回転制御部33がモータ1を一定の回転速度で制御する。
【0049】 [4] 自動的に所定時間(例えば0.数秒)経過したの時点で図3の加熱 制御部7がAC電源を切断したことに対応して、蒸発源5の加熱を停止すると共 に、モータ制御回路3の整流平滑部31のコンデンサCに充電されたDC電圧を 定電圧部32に入力して一定のDC電圧を回転制御部33に供給し、回転制御部 33がモータ1を一定の回転速度で制御する。
【0050】 [5] 以下同様に、[3]および[4]を所定回数繰り返し、試料回転台2 に置いた試料が均一に蒸着された時点で、蒸着を停止する。 以上によって、自動的に蒸発源端子4に高いAC電源をパルス状にON/OF Fを繰り返して供給したことに対応して、蒸発源端子4から高いAC電圧を蒸発 源5に供給して間欠的に通電加熱して物質を爆発的に蒸発させると共に、蒸発源 端子4から間欠的に高いAC電圧をモータ制御回路3に供給してコンデンサCに 充電/放電し、モータ1を一定の回転速度で回転制御し、試料回転台2を回転さ せてこれに裁置した試料の外周から均一に蒸着することが可能となる。
【0051】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、外部から電圧を蒸発源端子4に印加し 、この蒸発源端子4から接続した蒸発源5に電流を流して加熱して蒸発すると共 に、当該蒸発源端子4の電圧をモータ1に印加して試料回転台2を回転させ、試 料回転台2上に裁置した試料に蒸着する構成を採用しているため、蒸着源端子4 に印加された電圧をモータ1に供給して試料回転台2を回転させることができ、 モータ1を回転させる専用の端子を無くし、簡単な構造で試料を回転して均一な 蒸着を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例構成図である。
【図2】本考案のモータ制御回路例である。
【図3】本考案の要部構成図である。
【図4】本考案の蒸発源例である。
【図5】本考案の動作説明図である。
【図6】従来の試料回転装置の構成図である。
【符号の説明】
1:モータ 2:試料回転台 3:モータ制御回路 31:整流平滑部 32:定電圧部 33:回転制御部 4:蒸発源端子 5:蒸発源 6:支持柱 7:加熱制御部 8:加熱電源 C:コンデンサ R:半固定抵抗

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を回転させる試料回転装置において、 試料回転台(2)を回転させるモータ(1)と、 蒸発源(5)を加熱する電源を外部から真空内に取り込
    む蒸発源端子(4)とを備え、 外部から電圧を上記蒸発源端子(4)に印加し、この蒸
    発源端子(4)から接続した蒸発源(5)に電流を流
    し、加熱して蒸発すると共に、当該蒸発源端子(4)の
    電圧を上記モータ(1)に印加して試料回転台(2)を
    回転させ、試料回転台(2)上に裁置した試料に蒸着す
    るように構成したことを特徴とする試料回転装置。
  2. 【請求項2】上記蒸発源端子(4)のAC電圧、DC電
    圧、あるいは整流したDC電圧を用いて上記モータ
    (1)を所定回転速度に制御するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の試料回転装置。
  3. 【請求項3】上記蒸発源端子(4)のDC電圧あるいは
    AC電圧を整流したDC電圧の出力端にコンデンサCを
    接続し、このコンデンサCに蓄電したDC電圧を用いて
    上記モータ(1)を所定回転速度に制御するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載の試料回転装置。
JP7797492U 1992-11-13 1992-11-13 試料回転装置 Expired - Lifetime JPH0740518Y2 (ja)

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JPH0740518Y2 JPH0740518Y2 (ja) 1995-09-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277089A (ja) * 2007-07-09 2007-10-25 Sumitomo Electric Ind Ltd GaN単結晶の合成方法

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