JPH0740448A - フィラメントワインディングマシンにおける圧着ローラ装置 - Google Patents

フィラメントワインディングマシンにおける圧着ローラ装置

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JPH0740448A
JPH0740448A JP5185061A JP18506193A JPH0740448A JP H0740448 A JPH0740448 A JP H0740448A JP 5185061 A JP5185061 A JP 5185061A JP 18506193 A JP18506193 A JP 18506193A JP H0740448 A JPH0740448 A JP H0740448A
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roller
pressure
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mandrel
filament winding
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JP5185061A
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Takaaki Konishi
貴明 小西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マンドレル3に複合材料11を巻付けて成形
する製品の周面形状に容易に対応し得る圧着ローラ装置
を提供することである。 【構成】 上記目的を達成するために、フィラメントワ
インディングマシンにおける圧着ローラ装置にして、両
端部を支持された可撓性のシャフト25に、複数のリン
グ状のローラ3を互に密着して回転自在かつ互に径方向
へ移動自在に支持してなるものである。また、各ローラ
23の外周面は断面形状が凸形状の曲面に形成してあ
り、さらにシャフト25は両端部の径よりも中央部側の
径を大径に形成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂複合材料
(CFRTP)をマンドレル(芯金)へ巻付けて、例え
ば筒状構造体等を成形するフィラメントワインディング
マシンにおける圧着ローラ装置に係り、さらに詳細に
は、例えば筒状構造体の外周面の形状に対応して前記複
合材料の圧着が行い得るように、複数のリング状のロー
ラを互に密着してなる圧着ローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば炭素繊維と熱可塑性樹脂とを複合
化してなる複合材料を芯金(マンドレル)に巻付けて、
例えば筒状構造体を成形する場合、フィラメントワイン
ディングマシンが使用されている(特開平3−1613
23号公報参照)。
【0003】上記フィラメントワインディングマシンに
おいて、マンドレルに前記複合材料を巻付けて成形する
とき、上記マンドレルへの複合材料の巻付部をホッドガ
スで加熱することにより成形することが行われている。
上記成形時には、製品の均質化を図るために、マンドレ
ルへの複合材料の巻付時に複合材料に大きな張力を付与
する方法と、例えばローラのようなアイロンでもって圧
着する方法とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マンドレルに前記複合
材料を巻付け、ホッドガスで加熱した直後をローラによ
り圧着する構成においては、巻付角度が0°と90°の
場合には、マンドレルにあたるローラの周面形状が、例
えば図4(A),(B)に示すように異なるために、巻
付角度が異なる毎にローラの形状を変える必要がある。
【0005】したがって、従来は、例えば球形状のよう
に、成形時に連続的にローラ形状を変える必要がある場
合には成形することができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、熱可塑性樹脂複合材料をマンドレ
ルへ巻付け時に当該巻付部を加熱しかつ圧着ローラによ
り圧着する構成のフィラメントワインディングマシンに
おける圧着ローラ装置にして、両端部を支持された可撓
性のシャフトに、複数のリング状のローラを互に密着し
て回転自在かつ互に径方向に移動自在に支持してなるも
のである。
【0007】また、各ローラの外周面は断面形状が凸形
状の曲面に形成してあるものである。
【0008】さらに、シャフトは、両端部の径よりも中
央部側を大径に形成してある。
【0009】
【作用】上記構成において、複合材料を巻付けたマンド
レルへ圧着ローラを圧着すると、圧着ローラは複数のリ
ング状のローラを互に密着してなり、かつ可撓性のシャ
フトに支持されているものであるから、個々のリング状
のローラはマンドレルの表面形状に倣う態様となり、か
つシャフトの撓みに起因して全体に均一的に押圧力が作
用することとなる。
【0010】また、リング状の各ローラの外周面は断面
形状が凸形状の曲面に形成してあるので、上記各ローラ
に段差が生じた場合であっても、なだらかな連続態様と
なり、前記複合材料の巻付部分に圧痕等を生じるような
ことがないものである。
【0011】
【実施例】先ず理解を容易にするために、主要部の概略
について説明する。
【0012】図3を参照するに、フィラメントワインデ
ィングマシン1は、マンドレル(芯金)3の軸方向へ移
動自在のマシンヘッド5を備えている。このマシンヘッ
ド5に取付けたブラケット7には、ロール9が回転可能
に支持されていると共に、上記ロール9から巻戻された
熱可塑性樹脂複合材料11を案内するガイドローラ13
を後端部に回転自在に備えたガイド部材15が傾斜調節
可能に装着してある。
【0013】上記ガイド部材15の先端部には、前記マ
ンドレル3の外周面へ前記複合材料11を案内する案内
部が設けてあると共に、上記複合材11をマンドレル3
へ巻付けた直後の部分を加熱すべく同部分へホットガス
を噴射するノズル17が設けてある。
【0014】さらに前記ブラケット7には、前記マンド
レル3に巻付けられ、かつ前記ノズル17からのホット
ガスによって加熱された状態にある前記複合材料11を
マンドレル3の周面へ圧着するローラ装置19が設けて
ある。
【0015】上記圧着ローラ装置19における圧着ロー
ラ21は、図1に示すように、複数のリング状のローラ
23を互に相対的に径方向へ移動可能に密着してなるも
のであり、各ローラ23を回転自在に支持したシャフト
25の両端部は圧着ローラ装置19の支持部材27に支
持されている。
【0016】上記シャフト25は可撓性の材料よりなる
ものであって、その径は、前記マンドレル3に複合材料
11を巻付け成形する製品の外径にもよるが、約0.8
〜1.5mm程度とすることが望ましく、かつ両端部の
径よりも中央部付近の径が大となるように、若干のたる
形状とすることが望ましい。
【0017】前記各ローラ23は1mm程度の板圧の円
板よりなるものであって、その外周面は、図2に拡大し
て示すように、断面形状が凸形状である曲面に形成して
ある。このローラ23の内径は、前記シャフト25の径
よりも1.5〜3mm程度大きくすることが望ましい。
上記各ローラ23は、例えば前記支持部材27と両端の
ローラ23との間にスペーサのごとき適宜の介在物(図
示省略)を介在することにより、互に密着した状態を保
持して相対的に径方向へ移動可能に構成されている。
【0018】以上のごとき構成において、マンドレル3
へ複合材料11を巻付け、かつホットガスにより加熱し
た状態にある部分を圧着ローラ21により圧着すると、
圧着のための押圧力は支持部材27からシャフト25の
両分部へ付与される。
【0019】したがって、シャフト25は、両端部がマ
ンドレル3側へ押圧されるので、シャフト25の中央部
付近がマンドレル3から離反するように弯曲する傾向と
なり、両端側のリング状のローラ23の押圧力よりも中
央部側ローラ23の押圧力が小さくなり、不均一になる
傾向にある。
【0020】しかし、本実施例おいては、前記したよう
に、シャフト25の形状を、両端部の径よりも中央側の
径が大となるように若干たる形状に形成してあるので、
シャフト25が前述のごとく弯曲した場合であっても、
各ローラ23にシャフト25が作用することとなり、各
ローラ23の押圧力は均一になるものである。
【0021】また、マンドレル3に複合材料11を巻付
けることによって、例えば図1(B)に示すように積層
角度が変化する場合には、その変化に対応して各ローラ
23が倣うこととなり、均一的に押圧することができ
る。
【0022】上述のように、マンドレル3の表面の形状
に各ローラ23が倣う態様となると、各ローラ23間に
段差を生じることとなる。この場合、各ローラ23の外
周面は、図2に示すように凸状の曲面に形成してあるの
で、各ローラ23間の段差が滑らかに連続する態様とな
り、かつ各ローラ23のエッジ部が当接するようなこと
がなく、圧痕等を生るようなことがないものである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき実施例の構成より理解され
るように、本発明によれば、マンドレルに複合材料を巻
付けて成形される製品の外周面形状が変化する場合があ
っても容易に対応できるので、例えば成形途中で積層角
度が変る場合であってローラを代える必要がなく生産性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る圧着ローラ装置の主要部
分を示す説明図である。
【図2】図1においてのII部分の拡大説明図である。
【図3】フィラメントワインディングマシンのマシンヘ
ッド部分を概略的に示した説明図である。
【図4】従来の圧着ローラを示す説明図である。
【符号の説明】
21 圧着ローラ 23 ローラ 25 シャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂複合材料をマンドレルへ巻
    付け時に当該巻付部を加熱しかつ圧着ローラにより圧着
    する構成のフィラメントワインディングマシンにおける
    圧着ローラ装置にして、両端部を支持された可撓性のシ
    ャフトに、複数のリング状のローラを互に密着して回転
    自在かつ互に径方向に移動可能に支持してなることを特
    徴とするフィラメントワインディングマシンにおける圧
    着ローラ装置。
  2. 【請求項2】 各ローラの外周面は断面形状が凸形状の
    曲面に形成してあることを特徴する請求項1に記載のフ
    ィラメントワインディングマシンにおける圧着ローラ装
    置。
  3. 【請求項3】 シャフトは、両端部の径よりも中央部側
    の径が大径である形状をなしていることを特徴する請求
    項1に記載のフィラメントワインディングマシンにおけ
    る圧着ローラ装置。
JP5185061A 1993-07-27 1993-07-27 フィラメントワインディングマシンにおける圧着ローラ装置 Expired - Lifetime JP2985592B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4963633A (en) * 1987-12-21 1990-10-16 Hoechst Celanese Corp. Bisacrylate monomers and polymers exhibiting nonlinear optical response

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4963633A (en) * 1987-12-21 1990-10-16 Hoechst Celanese Corp. Bisacrylate monomers and polymers exhibiting nonlinear optical response

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