JPH06213502A - 断熱ダクトの製造装置 - Google Patents

断熱ダクトの製造装置

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JPH06213502A
JPH06213502A JP5020562A JP2056293A JPH06213502A JP H06213502 A JPH06213502 A JP H06213502A JP 5020562 A JP5020562 A JP 5020562A JP 2056293 A JP2056293 A JP 2056293A JP H06213502 A JPH06213502 A JP H06213502A
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hot air
mandrel
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heat insulating
strip
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JP5020562A
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Yoshiyuki Okui
良幸 奥井
Hajime Bandou
元 板藤
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NIPPON MICRO JIIUULE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未硬化の断熱ダクトを硬化炉内で加熱して硬
化させる際に撓みをなくす。 【構成】 硬化炉10内の絞り管16よりも下流側の下
部にはホットエアテーブル20を配置している。このホ
ットエアテーブル20内にホットエアを供給し、噴出穴
からホットエアを噴出することで、筒体9を浮せた状態
で支持する。この時、筒体9を構成するグラスウールマ
ット中に含浸する熱硬化性樹脂はホットエアの熱及び硬
化炉10内の熱により硬化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調用配管などの保温材
或いは配管自体として用いる円筒状の断熱ダクトの製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷暖房空調用の空気輸送管或いはこの空
気輸送管の保温部材としての断熱ダクトの一般的な製造
方法は、ガラス繊維に熱硬化性樹脂を吹き付け、これを
帯状にして所定寸法に切断し、この切断されたガラス繊
維マットをマンドレルに巻き付けて筒状等に成形するも
のであった。しかしながらこのような方法では、連続し
て効率よく断熱ダクトを製造することができない。そこ
で本出願人は先に特開昭59−87130号公報及び特
開昭61−202828号公報において、マンドレルに
金属や紙などの帯状シートをスパイラル状に巻き付けて
滑り管を形成し、この滑り管の表面に熱硬化性樹脂を含
浸した帯状グラスウールマットをスパイラル状に巻回し
て筒体を形成し、次いでこの筒体を硬化炉で加熱するこ
とを提案している。特に、特開昭61−202828号
公報にあっては、硬化炉の入口部に絞り部材を設けて筒
体の成形をも行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
あっては、マンドレルの先端はせいぜい絞り部材の位置
付近までしか伸ばすことができず、これ以上伸ばすとマ
ンドレル自体を片持ち支持することができず滑り管の抵
抗も大きくなる。また、硬化炉内においては完全に筒体
が硬化していない。このため、硬化炉内において筒体が
撓んでしまう。
【0004】これを解消するため、硬化炉内にローラ等
を配置して筒体を下方から支持することも考えられる
が、抵抗が大きく筒体の進行が停止したり、また筒体を
硬化炉を通過させる都度ローラに載せなければならず作
業が面倒である。
【0005】一方、硬化炉の長さを短くすれば硬化炉内
で筒体が撓む不利は生じないが、硬化炉を短くすると、
硬化炉内に筒体を長時間とどめておかなければならず、
生産性が極端に低下する。
【0006】更に、従来の硬化炉にあっては、筒体表面
部におけるホットエアの流速が小さいため、硬化能力が
充分ではなく、生産性を高めるには必然的に硬化炉の長
さを長くしなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、熱硬化性樹脂を含浸した帯状グラスウールマッ
トをスパイラル状に巻回して形成された筒体を加熱する
硬化炉の内部に、ホットエアを噴出して筒体を非接触の
状態で下方から支持するホットエアテーブルを配置し
た。
【0008】
【作用】紙等の帯状シートをマンドレルの軸に対して斜
めに供給することでマンドレルの軸廻りにスパイラル状
に巻回された滑り管が形成される。この滑り管の軸に対
して斜めに熱硬化性樹脂を含浸した帯状グラスウールマ
ットを供給することでスパイラル状に巻回された筒体が
形成される。そしてこの筒体を硬化炉内で加熱して熱硬
化性樹脂を硬化せしめて断熱ダクトとなる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る断熱ダクトを製
造する装置の全体図、図2は硬化炉の断面図、図3はホ
ットエアテーブルの斜視図、図4は図3のAーA線断面
図、図5は図4の要部拡大図である。
【0010】断熱ダクトの製造装置は上流側(図1の左
側)の端部に配置した支持部1にマンドレル2の基端部
を固定している。このマンドレル2は先端部を自由端と
し、内部を中空とし、基端部から40〜60%の領域は
無孔域とし、残りの領域に細孔を形成し、マンドレル2
内に供給した加熱空気(200〜300℃)を当該細孔
から噴出するようにしている。
【0011】マンドレル2の基端部から若干上流側に寄
った位置において、ボール紙やクラフト紙からなる帯状
シート3をマンドレル2の軸に対して斜めに供給してい
る。実施例にあっては帯状シート3をマンドレル2表面
に直接巻き付けられる第1の帯状シート3aと、この第
1の帯状シート3aの外側面に一部が重ねて巻き付けら
れる第2の帯状シート3bで構成している。そして、マ
ンドレル2表面に接する第1の帯状シート3aの内側面
には離型剤を塗布し、第1の帯状シート3aの外側面に
重ねられる第2の帯状シート3bの内側面には酢酸ビニ
ル系の接着剤を塗布している。
【0012】前記帯状シート3の供給部の下流側には移
送機構4を配置している。この移送機構4は一対のプー
リ5,5間に張設したベルト6をマンドレル2(帯状シ
ート3)の外周に斜めにたすき掛けし、プーリ5を回転
させてベルト6を走行させることで、マンドレル2表面
に帯状シート3をスパイラル状に巻き付けて滑り管7を
形成し、且つ形成された滑り管7を回転させながらマン
ドレル2の軸に沿って先端方向に摺動させる。ここで、
帯状シート3を構成する第1の帯状シート3aの内側面
には離型剤を塗布しているので、滑り管7はマンドレル
2に沿って移動しやすく、また第2の帯状シート3bの
内側面には接着剤を塗布しているので、滑り管7が途中
でバラバラになることがない。
【0013】また、前記移送機構4の下流側において、
熱硬化性樹脂を含浸した帯状グラスウールマット8を回
転する前記滑り管7の軸(マンドレル2の軸)に対して
斜めに供給している。この帯状グラスウールマット8は
加熱された押えローラ等を介して供給され、滑り管7が
回転しているため前記帯状シート3と同様にスパイラル
状に巻き付けられ筒体9を形成する。
【0014】帯状グラスウールマット8の供給部の下流
側には硬化炉10を配置している。硬化炉10は円筒状
の外壁11の上部にホットエアの供給口12と排出口1
3を備え、また外壁11の両端を端板14,15で閉
じ、端板14には筒体9の入口14aを、端板15には
出口15aを開口し、端板14の入口14aからは硬化
炉10内に絞り管16を延設し、筒体9を所定厚まで圧
縮して強度を持たせるとともに筒体9の円筒度を高める
ようにしている。
【0015】硬化炉10の出口近傍には温度調整装置1
7を配置し、この温度調整装置17の下流側にて帯状表
皮材18を供給し、更に表皮材18を巻回した断熱ダク
トをカッター19で所定の長さ寸法に切断するようにし
ている。
【0016】ところで、前記絞り管16よりも下流側の
硬化炉10内の下部にはホットエアテーブル20を配置
している。このホットエアテーブル20は筒体9の撓み
を防止するためのものであるから、絞り管16の下流5
00mm以内の箇所に設けることが好ましい。
【0017】ホットエアテーブル20は風管21と、こ
の風管21に対して着脱自在とされた天板22とからな
り、天板22の上面形状は筒体9に倣った円弧状曲面と
され、この円弧状曲面に多数のホットエア噴出穴23…
を穿設している。また風管21の一端部には下方からホ
ットエアの供給管24が接続され、この供給管24の直
上の天板22には邪魔板を設けるか或いは噴出穴のない
盲部22aとし、ホットエアテーブル20内に供給され
たホットエアが直接上方に抜けないで、先端まで行き届
くようにしている。尚、図5に示すように天板22の内
側に幅方向端部に盲板25をスポット溶接などで取り付
けてもよい。
【0018】ここで、ホットエアテーブル20の開き角
度はあまり小さいと筒体9を浮して(非接触で)支持す
ることができず、また開き角度があまり大きいと筒体9
がホットエアテーブル20にぶつかるおそれがあり、開
き角度は90゜〜180゜、好ましくは125゜前後と
する。
【0019】また、前記したように天板22は交換可能
であるので、小径(直径100mm)の筒体9を硬化さ
せる場合には図6(a)に示すように、側面22bの寸
法が大きな天板22を風管21上にセットし、中程度
(直径200mm)の筒体9を硬化させる場合には図6
(b)に示すように、側面22bの寸法が中程度の天板
22を風管21上にセットし、大径(直径300mm)
の筒体9を硬化させる場合には図6(c)に示すよう
に、側面22bの寸法が小さな天板22を風管21上に
セットする。
【0020】以上において、例えばホットエアテーブル
20内の圧が8〜15mmAq程度になるようにホット
エアを供給し、噴出穴23から14〜25m3/minの風
量のホットエアを噴出することで、筒体9を浮せた状態
で支持する。この時、筒体9を構成するグラスウールマ
ット中に含浸する熱硬化性樹脂はホットエアの熱及び硬
化炉10内の熱により硬化する。
【0021】尚、図示例にあってはホットエアテーブル
の上面を全て筒体外周面形状に倣った円弧状曲面とした
が、ホットエアテーブルの上面は平面とし、その代りホ
ットエアテーブルの上面からノズルを突出せしめ、この
ノズルの長さを調整して筒体外周面形状に倣うようにし
てもよい。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
熱硬化性樹脂を含浸した帯状グラスウールマットをスパ
イラル状に巻回して形成された筒体を加熱する硬化炉の
内部に、ホットエアを噴出するホットエアテーブルを配
置して、非接触の状態で該筒体を下方から支持しつつ加
熱するようにしたので、硬化炉内において筒体が撓むこ
とがない。
【0023】また、ローラ等に比較してホットエアテー
ブルは筒体の進行に抵抗を与えず、更に、ホットエアテ
ーブルの上面は筒体に近接するため、筒体表面部におけ
るホットエアの流速が大きく、硬化能力が大幅に向上
し、生産性が高まる。
【0024】更に、ホットエアテーブルを風管とエア噴
出穴を形成した天板とで構成し、天板については筒体の
径寸法に合せて交換可能とすることで、あらゆる寸法の
筒体に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱ダクトを製造する装置の全体
【図2】硬化炉の断面図
【図3】ホットエアテーブルの斜視図
【図4】図2のAーA線断面図
【図5】図4の要部拡大図
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ異なる種類の天板を
取り付けたホットエアテーブルの断面図
【符号の説明】
2…マンドレル、3…帯状シート、4…移送機構、7…
滑り管、8…帯状グラスウールマット、9…筒体、10
…硬化炉、20…ホットエアテーブル、21…風管、2
2…天板、23…ホットエア噴出穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部が片持ち支持されたマンドレル
    と、このマンドレルの軸に対して斜めに供給される帯状
    シートと、供給された帯状シートをマンドレル表面にス
    パイラル状に巻回して滑り管を形成するとともにこの滑
    り管をマンドレルの先端に向かって回転させつつ移動せ
    しめる移送機構と、該滑り管の軸に対して斜めに供給さ
    れて滑り管の表面にスパイラル状に巻回される筒体を形
    成する熱硬化性樹脂を含浸した帯状グラスウールマット
    と、該筒体を加熱して熱硬化性樹脂を硬化せしめる硬化
    炉を備えた断熱ダクトの製造装置において、前記硬化炉
    内には前記筒体を下方から非接触状態で支持すべく上面
    に多数のホットエアの噴出穴を形成したホットエアテー
    ブルを配置したことを特徴とする断熱ダクトの製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ホットエアテーブルの噴出穴を形成
    した上面は筒体外周面形状に倣った円弧状曲面となって
    いることを特徴とする請求項1に記載の断熱ダクトの製
    造装置。
  3. 【請求項3】 前記ホットエアテーブルは風管と天板と
    からなり、天板は前記多数のエア噴出穴を形成した円弧
    状曲面を有するとともに、筒体の径寸法に合せて交換可
    能とされていることを特徴とする請求項2に記載の断熱
    ダクトの製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013210098A (ja) * 2006-05-08 2013-10-10 Bhp Billiton Petroleum Pty Ltd ホースに関する改良
KR102270223B1 (ko) * 2020-04-23 2021-06-25 성기천 에어컨용 다중배관체 제조방법 및 이에 의해 제조된 다중배관체

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JP2013210098A (ja) * 2006-05-08 2013-10-10 Bhp Billiton Petroleum Pty Ltd ホースに関する改良
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