JPH0740410U - 自動封緘機 - Google Patents

自動封緘機

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JPH0740410U
JPH0740410U JP7606093U JP7606093U JPH0740410U JP H0740410 U JPH0740410 U JP H0740410U JP 7606093 U JP7606093 U JP 7606093U JP 7606093 U JP7606093 U JP 7606093U JP H0740410 U JPH0740410 U JP H0740410U
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signal
sealing
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満雄 長岡
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時に予熱が必要な溶着手段と溶着切
断手段を用いる自動封緘機において、上流装置から稼動
要求を受けた時に、初期化未終了のため、即時に文書の
封緘ができない場合は、所要の操作により、上流装置か
ら文書を排出させ、自動封緘機の排出トレイに強制排出
させて、受信した電文の迅速閲読を可能にする。 【構成】 上流装置から封緘要求を受けた時に、溶着手
段及び溶着切断手段を所定温度に達するための初期化制
御が終了したか否かを調べ、初期化未終了の場合はNG
信号を、初期化終了の場合はOK信号を上流装置に送信
する信号出力手段を備え、強制排出スイッチを取付け、
NG信号送出中にもその強制排出スイッチが作動された
場合には、OK信号を送出する機能を前記信号出力手段
に付加し、強制排出スイッチが作動された場合は、文書
取込み方向切換え部に文書を上部排出トレイ方向に切換
えさせる切換え部制御手段を付加した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上流装置から排出される文書を表裏のフィルムで被覆し、そのフィ ルムの両サイドを溶着するとともに、フィルムを文書の前後で溶着切断して封筒 を作成すると同時に、その封筒の中に前記文書を封緘して機外に排出する自動封 緘機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、上流装置に自動封緘機が接続されている状態の斜視図である。図2は 、自動封緘機の要部の構成を抽出して示す側面図である。 ファクシミリ受信機やコンピュータに接続されたプリンタ等の画像記録装置か ら排出される文書の情報の秘密保持、他文書との混合防止、誤配布防止、保管の 便宜等の目的で、図1,2に示すように、前記画像記録装置(以下、上流装置と いう)Aから排出される文書Pを、2軸のロールフィルムFf,Fbの巻戻し先 端を接合してなる封緘用フィルムFの接合部Fcに向けて送り込み、そのフィル ムと文書を搬送ローラCVRにより搬送しながら、前記文書Pをフィルムで表裏 から被覆するとともに、そのフィルムFの両サイドを溶着手段HRにより溶着し 、フィルムFを所定長ごとに溶着切断手段HCにより溶着切断して、前記文書を フィルム封筒に封緘して排出ローラERにより下部排出トレイLTRに排出する 自動封緘機が提案された。
【0003】 上記提案に係る自動封緘機は、フィルムの両サイドを溶着するための溶着手段 がヒータh2を内蔵した加熱ローラr12と、その加熱ローラに対向して設けら れた押圧ローラr13と、加熱ローラと押圧ローラを近接又は離間させるニップ 開閉手段SOL3とからなり、また、溶着切断手段HCは、同様にヒータh1を 内蔵した切断刃cbと、その切断刃に対向して設けられた台座bpと、切断刃と 台座を近接押圧又は離間させる接離手段SOL2とからなっている。 なお、搬送機構を構成する搬送ローラCVRは、送りローラr10と押えロー ラr9のニップ開閉手段SOL1とからなり、また、同じく搬送機構を構成する 排出ローラERは、送りローラr13と押えローラr14と、ニップ開閉手段S OL4とからなり、各送りローラr10,r12,r14は、共通のモータCM により回転される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、溶着手段HRのヒータh2も、溶着切断手段HCのヒータh1も、 自動封緘機の電源投入後に直ちにフィルムを溶融するだけの温度には達しないの で、電源投入後に、まず、上記各ヒータを所定温度になるまで通電する、初期化 のための制御を行い、加熱ローラr12及び切断刃cbをフィルムFの融点付近 になるまで予熱(ウォームアップ)して、上流装置Aからの稼動要求を待機して いる。
【0005】 しかしながら、例えば、上流装置Aがファクシミリ受信機である場合において は、自動封緘機Bの電源投入がされているか否か、又は初期化制御が終了してい るか否かに関わりなく、送信されてきた電文を受信するのが通常である。
【0006】 このように既に電文を受信した後、上流装置Aが自動封緘機Bに稼動要求をし たときに、自動封緘機が溶着手段HR又は溶着切断手段HCの予熱温度が所定温 度に達していないために、自動封緘機Bから上流装置Aに初期化未終了信号、又 は待機指令信号(以下、NG信号という場合がある)が送信された場合は、溶着 手段と溶着切断手段のウォームアップが終了するまで(すなわち、初期化終了時 まで)は、上流装置Aは電文の記録、従って、文書の排出を開始しないようにな っていた。 受信者に初期化制御が完了するまで待つ余裕がある場合は、特に不都合となら ないが、受信した電文の送達又はこれに対する返答が急がれる場合に、初期化終 了まで待たされることは、非常に不便を感じるざるを得ないという問題がある。
【0007】 他方、上流装置Aが当該電文について封緘指定を受けていない場合は、自動封 緘機Bの溶着手段HR及び溶着切断手段HBのウォームアップの終了を待つ必要 がないので、自動封緘機が通電されている限り、その上流装置から直ちに文書を 排出して、その文書を自動封緘機の上部排出トレイUTRに排出させることがで きる。
【0008】 こうして、本考案は、電源投入に引続いて所定温度になるまで予熱が必要な溶 着手段と溶着切断手段を用いる自動封緘機において、上流装置から稼動要求を受 信した場合に、初期化制御が完了していないため、自動封緘機が即時に文書の封 緘ができない場合は、所要の操作をすることにより、上流装置から文書を排出さ せ、自動封緘機の上部排出トレイに強制的に排出させることができるようにして 、受信した電文を迅速に閲読することを可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため、上流装置から稼動要求信号を受信した 場合に、初期化制御が完了していないため、待機要求を表示されたときは、強制 排出スイッチを押すことにより、初期化終了信号(以下、OK信号という場合が ある)を上流装置に擬制的に送出するとともに、上流装置から排出される文書を 強制的に上部排出トレイに排出するようにしたことを特徴とする。 換言すると、本考案に係る自動封緘機では、前記制御部に、上流装置から稼働 要求信号を受けた場合に、同信号に封緘指定信号と非封緘指定信号のいずれが含 まれているかを識別する指定識別手段と、上流装置から前記稼働要求信号を受け た場合に、自動封緘機が初期化終了状態にあるか否かを判定する状態判定手段と 、上流装置又は自動封緘機に取付けられた強制排出スイッチを作動された場合に 強制信号を出力する強制出力手段と、前記指定識別手段が非封緘指定信号を出力 し、かつ、前記状態判定手段が初期化未終了判定信号を出力する場合、前記指定 識別手段が封緘指定信号を出力し、かつ、前記状態判定手段が初期化終了判定信 号を出力する場合、又は前記指定識別手段が封緘指定信号を出力し、前記状態判 定信号が初期化未終了判定信号を出力し、かつ、前記強制出力手段が強制信号を 出力した場合には記録許可信号を出力し、前記指定識別手段が封緘指定信号を出 力し、かつ、前記状態判定手段が初期化未終了判定信号を出力する場合には記録 不許可信号を出力する信号出力手段と、前記指定識別手段が封緘指定信号を出力 した場合、又は前記強制出力手段が強制信号を出力した場合に前記切換え部に文 書取込み方向を上部排出トレイ側に切換えさせる切換え制御手段を付加したこと を特徴としている。
【0010】
【作用】
電源投入により初期化制御が開始される。すなわち、溶着手段及び溶着切断手 段のヒータに通電してウォームアップする。上流装置から稼動要求信号を受けた 場合に、初期化未終了状態(予熱温度が所定温度未満の場合)で、上流装置に待 機すべき旨が表示された場合に、強制排出スイッチが作動された時は、信号出力 手段は記録許可信号信号を上流装置に送出する。また、切換え部制御手段が切換 え部に文書取込み方向を上部排出トレイ側に切換えさせる。上流装置は記録許可 信号を受けると、受信した電文の記録用紙に対する記録を開始し、記録した文書 を排出する。自動封緘機は排出される文書を取込み、切換え部により上部排出ト レイ方向に排出する。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3は、上流装置及び本考案に係る自動封緘機の構成を概略的に示すブロック 図、図4は上流装置の動作を説明するフローチャート、図5は図4のルーチンS 4,S7の詳細を示すフローチャートである。
【0012】 上流装置Aは、ファクシミリ送受信機又はコンピュータに接続されたプリンタ 等であり、一例として、図3に示すように、第1通信部11、解析部12、記憶 13、記録部14、用紙搬送部15、第2通信部16、主制御部17を有してい る。
【0013】 第1通信部11は、通信回線を介して送信元であるファクシミリ送受信機に接 続され、又はケーブルを介して送信元であるワークステーションもしくはワード プロセッサ等と接続されており、周知のプロトコルを用いて画像データと制御デ ータを受信したとき(S1においてYのとき)に、解析部12に与える。
【0014】 解析部12は、受信した画像データ及び制御データを周知の方法で解析し(S 2)、制御データの中に封緘指定命令があるかないか、又は封緘指定命令と封緘 無指定命令のいずれがあるかを21判定する(S3)。解析結果は、主制御部1 7に与えられる。また、解析した画像データは、記憶部13に格納される。
【0015】 主制御部17は、解析が終了し、通信データ(画像データ及び制御データ)の 中に封緘指定命令がない場合又は封緘無指定命令が含まれている場合(S3にお いてNの場合)は、第2通信部16により自動封緘機Bの状態を問合わせる第1 の問合わせルーチンを実行する(S4)。すなわち、第2通信部16に自動封緘 機の通信部21と通信させて(S41)、その通信結果から封緘機に電源が投入 され、後述される自動封緘機の切換部が取込部による取込方向を上部排出トレイ 側に切換えているか否かを調べる(S42)。何らかの理由により切換えられて いない場合は、待機すべき旨の表示(待機表示)を上流装置Aに設けてあるディ スプレイ18に表示させる(S43)。上部排出トレイ方向に切換えられている 場合は、ステップS5に進行し、記録部14による通信内容の記録を開始する。
【0016】 すなわち、主制御部17は記憶部13から読出した画像データを記録部14に 与えて、これを駆動し、また、用紙搬送部15には記録用紙を搬送させ、その記 録用紙に所定の画像を記録させて、外部に排出させるようになっている。 受信データのすべての記録を終了した時(S6においてYの場合)は、第1ス テップ(S1)に戻って、受信待機状態になる。
【0017】 これに対して、上流装置Aが受信したデータに封緘指定信号が含まれている場 合(S3においてYの場合)は、接続されている自動封緘機Bに対する第2の問 合わせルーチンを実行する(S7)。すなわち、通信部16,21間の通信(S 71)により封緘機が電源を投入され、切換部が文書取込方向を封緘部方向に切 換え、かつ、溶着機構及び溶着切断機構のウォームアップが終了して、初期化終 了状態にあるか否かを、後述される自動封緘機からの返答信号から判断し(S7 2)、未終了状態の場合、すなわち、封緘機から後述される記録不許可信号(以 下、NG信号という)を受信したときは、ディスプレイ18に待機すべき旨の表 示をさせ、また、後述される記録許可信号(以下、OK信号という)を受信した 場合は、第8ステップ(S8)に進行して、上記の場合と同様に記録制御部13 及び記録部14による受信内容の記録を開始し、すべての通信内容の記録を終了 したときに、第1ステップ(S1)に戻って、次の受信を待機するようになって いる。
【0018】 自動封緘機Bは、図3に示すように、通信部21、取込み部22、切換部23 、上部排出トレイ24、封緘部25、下部排出トレイ26、制御部27を有して いる。上部排出トレイ24及び下部排出トレイ26は、図1のトレイUTR、L TRにそれぞれ対応する。
【0019】 通信部21は、上流装置Aの第2通信部16と接続されて、自動封緘機と上流 装置との間で通信する。通信内容は、上流装置側から自動封緘機に与えられるも のは、上流装置が外部から受信した通信データに封緘指定信号が含まれているか に関するものであり、自動封緘機から上流装置に与えられるものは、自動封緘機 の切換部の状態と、初期化制御終了の是非(封緘可否)に関するものである。
【0020】 取込み部22は、図1に示された提案に係る自動封緘機におけると同様に、上 流装置Aの用紙搬送部15が排出する文書を自動封緘機B内に取込むものであっ て、図6,7,8に示すように、取込みローラr1,r2と、これを所定方向に 回転させるモータ22aとから構成されている。モータ22aは、制御部27か らの制御信号により必要時のみ駆動される。
【0021】 切換部23は、取込み部22により取込まれる文書の進行方向を、上部排出ト レイ24側と、封緘部25側とのいずれかに選択的に指定するものである。すな わち、上流装置Aから排出される文書を封緘しない場合は、一旦取り込んだ文書 を上部排出トレイ24にそのまま排出させる。これに対して、取込んだ文書を封 緘する場合は、後述される封緘部25の方向に進行させるものである。
【0022】 そして、切換部23は、水平軸に間隔的に固着された羽根状の反らし部材23 aと、前記水平軸をその軸線周りに上位と下位に揺動させるソレノイド23b等 の駆動手段とで構成されており、反らし部材23aの先端が下位に存在するとき は、取込み部により取込まれる文書が上部排出トレイ24方向に送られ、排出ロ ーラr3,r4により排出される。これに対して、反らし部材23aの先端が上 位に存在するときは、取込まれる文書は封緘部25の方向に送られるようになっ ている。
【0023】 通常状態において、すなわち、ソレノイド23bが非通電状態において反らし 部材の先端が上位、下位のいずれに置くかは任意である。この自動封緘機による 非封緘と封緘の割合の大小により、節電効果が得られるように設定すれば良い。
【0024】 封緘部25は、取込み部22により切換部23を介して取込まれる文書を、一 纏まりになるまで堆積し、堆積した文書を封緘用フィルムで表裏から被覆し、そ のフィルム及び文書を搬送しながら、フィルムの両サイドを溶着し、かつ、フィ ルムを所定長ごとに溶着切断してフィルムの封筒を作成すると同時に文書をその 封筒内に封緘するものである。 上記封緘部25は、文書堆積機構251、フィルム装填機構252、搬送機構 253、切断位置検出機構254、溶着切断機構255、溶着機構256、排出 検知機構257を有している。
【0025】 文書堆積機構251は、封緘部に取込まれる文書が一纏まりの文書になるまで 定位置に堆積するものである。 このような文書堆積機構には、図6に示すように、取込み部22から文書をト レイ上に順次積載するとともに、文書の排出終了後に、そのトレイをフィルム装 填部に備えてある封緘用フィルムに向けて所定位置まで前進移動させ、かつ、所 定状態においてそのトレイを後退復帰させる第一形式のものと、図7及び図8に 示すように、上記第一形式のトレイを用いずに、文書を取込み部から直接にV字 形状に保持されているフィルムの間に送り込む第二形式のものとが提案されてい る。
【0026】 まず、第一形式のものについて、図6に基づいて説明する。 第一形式の文書積載機構251を用いる場合は、フィルム装填機構252の封 緘用フィルムFが、表側用フィルムとなるロールフィルムFfと裏側用フィルム となるロールフィルムFbの巻戻し先端を接合してなり、かつ、フィルムFがト レイ移動行程の途中でそのトレイ移動面を交差遮断するように張設した状態で待 機される。 トレイTRを前進させて、その上面の文書PをフィルムFの間に押し込み、か つ、フィルムを繰り出すので、所定位置まで移動される間に文書が乱れることを 防止するため、トレイ上面付近には、整合機構ALとクランプ機構CRが備えら れる。
【0027】 整合機構ALは、トレイTRの幅方向一側に立ち上がる側壁Wが設けられ、ま た、トレイの前端部に倒伏自在のゲートGが常時はトレイ上面より起立する方向 に付勢して取付けられ、かつ、トレイ上面側にソレノイドSOLa等の昇降手段 により昇降自在に備えられたホルダ(図示せず)にモータALMを取付け、その モータALMにより文書の取込み方向に対して斜めの軸周りに所定方向に回転さ れる整合ローラALRを取付けて構成されている。
【0028】 そして、トレイTRの前端部付近に設けられた文書センサPSが文書の到来を 検知するたびに昇降手段SOLaにより前記ホルダがトレイ上面に接近するよう に降下され、かつ、モータALMが回転されて、整合ローラALRがトレイ上面 に着地した文書をトレイの側壁W及びゲートGに向けて斜め送りすることにより 、取込まれる文書が順次整合されるようになっている。
【0029】 また、クランプ機構CRは、前記トレイの側壁W側に回動自在に取付けられた 挾持部材cmと、この挾持部材をトレイ上面に向けて回動させる駆動手段、例え ばソレノイドSOLbと、駆動手段が回動力を解除したときに、前記挾持部材を トレイから離間した位置に復帰させるバネ等の復帰部材(図示せず)とから構成 されている。
【0030】 そして、文書が1枚取込まれて、整合されるたびに、前記文書センサPSから の検知信号に基づいて前記ソレノイドSOLbが動作されて、整合された文書の トレイ側壁W側の端部をトレイTRに挾持するようになっている。
【0031】 上記文書積載機構の動作を説明すると、自動封緘機が上流装置Aからの文書排 出終了信号を受信したとき、トレイTRがモータTRMを用いる移動機構により 前進され、ゲートGを倒しながら移動し、交差遮断しているフィルムFを押して 、さらに、トレイの前端部が封緘部25の搬送機構253を構成する、ニップが 開放されている搬送ローラr9,r10の間に達するまで移動される。このトレ イTRが所定位置まで前進される間は、前記クランプ機構CRの挾持部材cmが トレイTR上の全文書をトレイに挾持して、整合状態が乱れることを防止する。
【0032】 トレイTRが所定前進位置に到達すると、前記搬送ローラr9,r10のニッ プが閉じられて、フィルムの前端部と文書の前端部がその搬送ローラに挾持され た後に、クランプ機構CRの文書挾持が解除され、かつ、トレイTRが移動機構 TRMにより当初の位置に後退復帰され、次の文書の取込みを待機する状態とな る。
【0033】 なお、第一形式の文書積載機構においては、溶着切断機構255により溶着切 断されたフィルムが溶着切断部分よりも上流側を当初の位置まで復帰させるため に、フィルム装填機構252を構成するフィルムカセットFCに複数本の固定ロ ッドrfと、それらの固定ロッドの間に配置された複数本の可動ロッドrmと、 その可動ロッドを上流方向に付勢するばねなどの付勢手段(図示せず)とからな るテンション機構が備えられている。
【0034】 次に、取込部23から直接にV字形に保持されているフィルムの間に送込む第 二形式の文書堆積機構は、図7及び図8に示すように、フィルムカセットFCに 保持されている2軸のロールフィルムFf,Fbを搬送機構の搬送ローラCVR を用いてV字形に保持し、そのV字形のフィルムの間に所定の順序で文書を送込 むための二次取込みローラTARが、取込み部に備えられている。 図7は縦型の場合の例、図8は横型の場合の例を示す。
【0035】 いすれの場合も、二次取込みローラTARは、そのニップ部から待機状態にお けるフィルムの先端接合部Fcまでの距離(L1とする)と、二次取込みローラ TARのニップ部から二次取込みローラの半径相当距離だけ下流側に離れた点か らフィルムの先端接合部Fcまでの距離(L2とする)とが、取込まれる文書の 長さ(L3とする)に対して、L1>Lp>L2の関係条件を満たすように設定 されている。また、二次取込みローラの一方のローラr5の周面速度が他方のロ ーラr6の周面速度よりも大きくしてある。
【0036】 さらに、第二形式の文書堆積機構を用いる場合は、フィルム装填機構252は 、2軸のロールフィルムFf,Fbを収容するフィルムカセットFCが、中央の 孔の両側にガイドローラr7,r8を有する簡単な構成であり、搬送ローラCV R及び後述されるヒートローラHRがそれぞれニップを開放した状態で待機する 。
【0037】 これにより、二次取込みローラTARからフィルムFf,Fbの間に送り込ま れる文書は、その前端部がフィルムFの接合部Fcに止められるが、後端部は二 次取込みローラのニップよりも下流側に僅かに離れた位置で周面速度が大きいロ ーラr5の外周面に接触するため、送り込まれる文書は、順次先に送り込まれて いる文書の、周面速度が大きいローラr5と反対側に挿入される。従って、上流 装置からの文書排出順序が1頁〜N(最終)頁の場合は、一般的に宛名が記録さ れる1頁目が表側用フィルムFf側に存在する状態で、フィルムFf,Fbの間 に堆積される。
【0038】 いずれの形式の文書堆積機構の場合にも、フィルム装填機構252は、文書を 表裏両面から被覆するためのフィルムFf,Fbを保持するものであり、筐体H に取付けられた保持部材(図示せず)にフィルムカセットFCを取外し自在に装 着してなり、フィルムカセットFCは、2軸のロールフィルムFf,Fbを巻戻 し自在に収容する収容部と、各収容部の軸方向両端部に設けられた、ロールフィ ルム軸を受ける軸受部と、中央部に設けられた孔とを有する。
【0039】 フィルムカセットFCの収容部に収容されるロールフィルムのうち、一方の収 容部に収容されるロールフィルムFfは、表側用フィルムであって、所定長ごと に切断位置検知用マーク(以下、レジマークという)が設けられている。各レジ マーク間の距離は、封緘される文書の長さよりも若干大きい距離を有し、また、 フィルムの幅は、文書の幅よりも若干大きい。そして、各レジマークの間には、 所望の位置において、透明の宛名窓が設けられ、それ以外の部分は、文書の記録 内容が透視できないように、透視不可能に印刷されている。しかし、文書が秘密 保持の必要がないものである場合は、フィルムはレジマークを除き、全体が透明 のものを使用してもよい。
【0040】 封緘部25のフィルム装填機構の下流側に設けられている搬送機構253、溶 着切断機構255、溶着機構256は、いずれも、図2に示されているものと同 一の構成を有するものであるので、同一符号を用いて図示するに止どめて、詳細 な説明は重複防止のため省略する。
【0041】 図9は、自動封緘機の制御系統の構成を示すブロック図である。すなわち、制 御部27は、インタフェース回路27a,27b及びCPU27c、並びに図示 を省略した記憶部(RAM、ROM)を有し、インタフェース回路27aには電 源スイッチ28、文書検知器PS、レジマークセンサS1、排出終了センサS2 が接続され、インタフェース回路27bには上記取込み部のモータ22a、切換 部のソレノイド23b、搬送機構のモータCM、ニップ開閉手段SOL1,SO L4、溶着切断機構のヒータh1、接離手段SOL2、溶着機構のヒータh2、 ニップ開閉手段SOL3及び通信部21が接続されている。このほか、前記溶着 切断機構のヒータh1及び溶着機構のヒータh2の温度を測定する温度センサ2 8,29が接続されている。
【0042】 そして、前記CPU27cには、上記各駆動部22a,23b,CM,SOL 1〜SOL4,通信部21及びヒータh1,h2を駆動又は制御するための機能 実現手段として、図10に示すように、取込み制御手段271 、指定判別手段 272 、状態判定手段273 、強制出力手段274 、信号出力手段275 、切換制御手段 276 、ヒータ制御手段277 、搬送制御手段278 、溶着切断制御手段279 及び溶着 制御手段2710を有している。
【0043】 取込み制御手段271 は、上流装置Aから文書の排出を開始した旨の排出開始信 号aを受信した場合にモータ22aの回転を開始し、上流装置から排出終了信号 bを受信した場合にモータ22aの回転を停止する制御を行う。
【0044】 指定判別手段272 は、上流装置Aが受信データの中に封緘指定信号が含まれて いることに基づき第2通信部16より封緘要求信号を含めた稼動要求信号を通信 部21に送信した場合に、封緘指定ありと判断して判定信号cを出力する。上流 装置から封緘要求信号を含まない稼動要求信号を受信した場合は、封緘指定なし と判断して判定信号dを出力する。
【0045】 状態判定手段273 は、所定時間ごとに、前記溶着切断機構及び溶着機構の温度 センサ29a,29bの検出温度を基準温度であるフィルムの融点付近の所定温 度と比較し、検出温度が基準温度未満であるときは、初期化未終了の状態にある と判定して初期化未終了判定信号eを出力する。また、検出温度が基準温度以上 になったときは、初期化終了の状態にあると判定して初期化終了判定信号fを出 力する。
【0046】 強制出力手段274 は、自動封緘機B又は上流装置Aに設けられた強制排出スイ ッチ30が動作された場合に、前記状態判定手段による判定を強制的に初期化終 了状態と判定した状態にするため、かつ、後述される切換制御手段276 に強制的 に文書取込み方向を上部排出トレイ側に切換させるために強制信号gを出力する ものである。
【0047】 信号出力手段275 は、上流装置Aから稼動要求信号を受けた場合に、前記状態 判定手段273 の状態判定内容及び強制排出スイッチの動作状態に応じて、通信部 21にOK信号又はNG信号を出力するものである。すなわち、図10の具体例 について説明すると、前記指定識別手段272 が非封緘指定信号dを出力し、かつ 、前記状態判定手段273 が初期化未終了判定信号eを出力する場合は、アンドゲ ート&1及びオアゲートOR1を介してOK信号hを通信部21に出力し、また 、前記指定識別手段272 が封緘指定信号cを出力し、かつ、前記状態判定手段27 3 が初期化終了判定信号fを出力する場合は、アンドゲート&2及びオアゲート OR1を介して通信部21にOK信号hを出力するようになっている。また、指 定判別手段272 が封緘指定信号cを、状態判定手段273 が初期化未終了判定信号 eを出力している場合は、アンドゲート&3を介して、通信部21にNG信号i を出力する。 さらに、指定識別手段272 が封緘指定判定信号cを、状態判定手段273 が初期 化未終了判定信号eを、かつ、前記強制出力手段274 が強制信号gを出力した場 合にはアンドゲート&4及びオアゲートOR1を介してOK信号を通信部21に 出力するようになっている。
【0048】 切換制御手段276 は、指定識別手段272 が封緘指定信号cを出力する場合は、 切換部のソレノイド23bを動作させて、反らし部材23aの先端を上位に移動 させて、文書取込み方向を封緘部方向に設定し、封緘指定なしの場合は、ソレノ イド23bを非動作状態に維持して、反らし部材23aの先端を下位に保ち、文 書取込み方向を上部排出トレイ24方向に固定する。また、強制排出スイッチ3 0が動作された場合、強制出力手段274 からの強制信号gに基いて、封緘指定信 号cの出力によるソレノイド23bの駆動を禁止するように作用する。すなわち 、上流装置から封緘要求を受けた場合にも、強制排出スイッチ30を動作させた ときは、切換部23が文書取込み方向を上部排出トレイ側に強制的に切換えるよ うになっている。
【0049】 ヒータ制御手段277 は、電源投入とともに、すなわち、上流装置地から稼動要 求信号を受ける前から予め溶着切断機構のヒータh1及び溶着機構のヒータh2 に通電して、切断刃cb及び加熱ローラr12を予熱する。そして、各ヒータの 温度センサ29a,29bの検出温度が所定温度に達した後は、それぞれのヒー タに所定時間ごとに通電して、常に、所定の温度を保つように制御するものであ る。こうして、電源投入直後は、各ヒータに通電してウォームアップをし、かつ 、各駆動部を初期状態に復帰させて、初期化制御を行う。
【0050】 搬送制御手段278 は、封緘部25の文書堆積機構251が上記第一形式のもの を用いる場合は、上流装置Aから所定枚数の文書の排出を終了した後、トレイT Rの前進移動終了時にモータCMの回転を開始し、かつ、ニップ開閉手段SOL 1を動作させて搬送ローラr9,r10のニップを閉じさせ、レジマークセンサ S1がレジマークを検出したときに、ニップ開閉手段SOL1の動作を停止させ 、溶着切断機構255による溶着切断終了時に再びニップ開閉手段SOL1を動 作させる。また、排出終了センサS2がフィルムに文書を封緘した封緘物の前端 部を検出したときはニップ開閉手段SOL4を動作させ、かつ、封緘物の後端部 の通過を検出したときに、ニップ開閉手段SOL4の動作を停止させる。
【0050】 これに対して、第二形式の文書堆積機構を用いる場合は、上流装置Aから所定 枚数の文書の排出を終了したときに搬送モータCMの回転を開始し、かつ、ニッ プ開閉手段SOL1を動作させ、その後の制御は、第一形式の場合と同様である 。
【0051】 溶着切断制御手段279 は、既に提案されている自動封緘機の場合と同様に、レ ジセンサS1がフィルムのレジマークを検出したときに、搬送制御手段278 が搬 送を停止した後に、接離手段SOL2を所定時間動作させて、溶着切断機構の切 断刃cbと台座bpとを押圧させるようになっている。
【0052】 そして、溶着制御手段2710は、溶着切断機構による溶着切断動作の終了後にニ ップ開閉手段SOL3を動作させて、加熱ローラr11と加圧ローラr12のニ ップを閉じ、センサS1又はS2が封緘物の後端部を検知した後、所定時間後に ニップ開閉手段SOL3の動作を停止するように制御する。
【0053】 図11は、上記の強制排出スイッチ30及びCPUの機能実現手段を備えた自 動封緘機の動作を説明するフローチャートである。同図に基づいて動作を説明す る。 電源投入とともに、CPU27cは、初期化プログラムを実行する(S10) 。すなわち、各制御手段を初期化し、ヒータ制御手段277 はヒータh1,h2に 通電して、温度センサ29a,29bからの検出温度が基準温度と等しくなるま で通電を継続して、ウォームアップを行う。その間に、通信部21を介して上流 装置Aから稼動要求信号を受信したか否かを調べる(S11)。
【0054】 上流装置Aから通信部16,21を介して稼動要求信号を受信した場合は、指 定判別手段272 が受信信号の中に封緘指定信号が含まれているか否かを調べる( S12)。封緘指定信号が含まれていない場合(又は非封緘指定信号が含まれて いる場合)は、信号出力手段275 がアンドゲート&1によりOK信号hを通信部 21に出力するため、上流装置にはOK信号が送出される(S13)。
【0055】 続いて、上流装置から文書排出開始信号が出力されたか否かを調べる(S14 )。上流装置Aは、自動封緘機BからのOK信号の受信に基いて電文の記録及び 文書の排出を開始し、上流装置の制御部からソフト的に文書排出開始信号を出力 して、自動封緘機に与えるようになっている。自動封緘機の取込み制御手段271 は、受信した文書排出開始信号に基いて取込み部のモータ22aの回転を開始さ せる(S15)。このときは、切換制御手段276 は、ソレノイド23bを動作さ せないので、反らし部材23aは、上流装置Aから排出され、取込み部22によ り取込まれる文書は、上部排出トレイ24側に排出させる。自動封緘機Bは、上 流装置Aから排出終了信号を受信したか否かを監視しており(S16)、受信し たときは、取込み部22による取込み動作(モータ22aの回転)を停止する( S17)。そして、その後は、ステップS11に戻り、上流装置からの次の稼動 要求を待機する。
【0056】 これに対して、上流装置から封緘指定信号を受けた場合(S12においてYの とき)は、まず、状態判定手段273 の出力状態を調べる(S18)。そして、初 期化制御が終了している場合は、信号出力手段が275 がOK信号を通信部21に 出力する(S19)。引き続き、切換制御手段276 が切換部のソレノイド23b を動作させて、反らし部材23aによる文書取込み方向を封緘部方向に切換える (S20)。続いて、上流装置から文書排出開始信号が出力されたか否かを調べ (S21)、排出開始信号を受信したときは、取込み部22を上述の場合と同様 に動作させて(S22)、上流装置から排出される文書を封緘部の文書堆積機構 251に送り込んで、順次取込まれる文書を所定の順序で堆積させる。そして、 上流装置から排出終了信号を受信した場合(S23でY)は、取込み制御手段 271 が取込みモータ22aの回転を停止し(S24)、続いて、図12に詳細を 示す封緘ルーチンS25を実行する。
【0057】 図12について説明する。上流装置Aからの文書排出が終了すると、文書堆積 機構が第一形式の場合はトレイ移動機構TRMがトレイTRを所定位置まで前進 させた後に、文書堆積機構が第二形式の場合は文書排出終了直後に、搬送制御手 段277 が搬送モータCMを回転させるとともに、ニップ開閉手段SOL1を動作 させて、フィルム装填機構252のフィルム及びそのフィルの間に位置する文書 を下流方向に搬送する(S251 )。これとほぼ同時に、溶着制御手段2710がニッ プ開閉手段SOL3を動作させて、加熱ローラr11,r12のニップを閉じさ せる(S252 )。これにより、搬送されながら文書を順次被覆するフィルムは、 溶着機構において両サイドが溶着される。
【0058】 この搬送と溶着が連続的に行われる間に、センサS1がフィルムFfのレジマ ークを検出したか否かが調べられ(S253 )、レジマークを検知すると、搬送制 御手段278 は搬送モータCMの回転を停止し(SS254 )、溶着制御手段2710が ニップ開閉手段SOL3の動作を停止して、加熱ローラr11と、加圧ローラr 12のニップを開放させ、溶着切断手段278 が接離手段SOL2を動作させて、 切断刃cbと台座bpとを押圧させて、停止されたフィルムFf,Fbとを、レ ジマーク部分において溶着切断する(S256 )。この動作により、フィルム装填 機構から繰り出されてきたフィルムの所定長ごとの溶着切断がされ、切断部分よ りも下流側のフィルムは封筒を形成するとともに、その中に文書を封緘した封緘 物を形成する。
【0059】 第一形式の文書堆積機構を用いる封緘機においては、その溶着切断動作を終了 した後に、搬送制御手段278 がニップ制御手段SOL1の動作を停止し、搬送ロ ーラr9,r10のニップを開放して、テンション機構によるバックテンション によりフィルムの溶着切断部分よりも上流側部分を搬送ローラr9,r10より も上流側まで復帰させて、次回のトレイの前進を待機する。 そして、フィルムの先端接合部の初期位置への復帰の後に、また、第二形式の 文書堆積機構を用いる場合は、溶着切断動作の終了とともに、搬送モータCMを 回転させ、かつ、溶着制御手段279 が加熱ローラr11,r12のニップ開閉手 段SOL3を動作させて、フィルムの両サイドの未溶着部分を溶着させる(S 258 )。センサS2が封緘物の先端部を検知したときにニップ開閉手段SOL4 を動作させて、排出ローラr13,r14のニップを閉じさせる場合は、封緘物 の排出が円滑に行われる。
【0060】 センサS2が封緘物の後端部を検知したこと(S259 においてY)に基き、搬 送制御手段277 は搬送モータCMの回転を停止し(S2510)、上流装置から排出 された一纏まりの文書の封緘のための制御動作が終了し、ステップS11に戻っ て、上流装置からの状態問合わせを待機する。
【0061】 他方、封緘指定信号を受信し、封緘可否を調べた際に、状態判定手段273 が初 期化未終了状態と判定したときは、信号出力手段275 がNG信号を出力する(S 26)。自動封緘機Bの通信部21が上記NG信号を送出した場合は、上流装置 Aは、ディスプレイ18に待機すべき旨の文字又は記号を表示するようになって いる。
【0062】 引き続いて、CPU27cは強制排出スイッチが作動されたか否かを調べる( S27)。状態判定手段273 が、温度センサ29a,29bからの検出温度に基 いて初期化未終了状態にあると判定している間に、強制排出スイッチ30が操作 されると、ステップS13にジャンプして、初期化終了状態と判定する。こうし て、信号出力手段275 がOK信号を通信部21に出力するようになっている。従 って、上流装置Aは、OK信号に基いて電文の記録・文書排出を開始するため( S14においてY)、以後は、先に封緘非指定信号を受信した場合の動作と同様 に、取込み制御手段271 及び切換制御手段276 が取込み部22及び切換部23を 制御する。
【0063】 このようにして、上流装置が封緘指定された電文データを受信した直後に、 自動封緘機に封緘可否の問合わせを時点に、初期化未終了であるため、上流装置 のディスプレイに待機指令が表示された場合に、強制排出スイッチ30を押せば 、直ちに上流装置はその電文を記録用紙に記録して、その文書を排出する。そし て、自動封緘機は、その文書を取込み、上部排出トレイ24に排出する。従って 、その文書の名宛人は、迅速にその文書を手にとって読み、又は見ることができ る。
【0064】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、上流装置が封緘指定の電文データを受けて、 自動封緘機に封緘可否の問合わせをしたときに、自動封緘機が初期化未終了のた めに、封緘不可能の返答をし、かつ、自動封緘機又は上流装置に待機指令が表示 された場合にも、強制排出スイッチを操作することにより、上流装置に電文の記 録排出を開始させることができ、また、自動封緘機では、封緘要求を受けた場合 にも文書取込み方向を上部排出トレイ側に切換えることができるので、受信した 電文を迅速に記録排出させて、その受信内容に早急に応答することができる利点 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】提案されている自動封緘機が上流装置に接続さ
れている状態を示す斜視図である。
【図2】同自動封緘機の要部の構成を抽出して示す側面
図である。
【図3】本考案に係る自動封緘機の構成の一例を概略的
に示すブロック図である。
【図4】上流装置の動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】図4のルーチンS4,S7の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図6】本考案に係る自動封緘機の封緘部の文書堆積機
構が第一形式の場合の全体的構成を概略的に示す模式図
である。
【図7】同じく封緘部の文書堆積機構が第二形式の場合
の縦型自動封緘機の全体的構成を概略的に示す模式図で
ある。
【図8】同じく封緘部の文書堆積機構が第二形式の場合
の横型自動封緘機の全体的構成を概略的に示す模式図で
ある。
【図9】本考案に係る自動封緘機の制御系統の構成の一
例を示すブロック図である。
【図10】主としてCPUの機能実現手段を示す概念図
である。
【図11】本考案に係る自動封緘機の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図12】図11の封緘動作の詳細を説明するフローチ
ャートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上流装置から排出される文書を取込む取込
    み部と、前記取込み部による文書取込み方向を上部排出
    トレイ側と封緘部側とに選択的に切換える切換え部と、
    前記封緘部と、制御部とを有し、 前記切換え部は、前記取込み部による文書取込み方向
    を、前記上流装置から封緘指定信号を入力した場合は前
    記封緘部側に設定し、前記上流装置から非封緘指示信号
    を入力した場合は前記上部排出トレイ側に設定するもの
    であり、 前記封緘部は、文書堆積機構と、フィルム装填機構と、
    搬送機構と、溶着切断機構と、溶着機構とを有し、 前記文書堆積機構は、前記取込み部が前記切換部を介し
    て取込む文書を所定の向きで、所定の順序で堆積するも
    のであり、 前記フィルム装填機構は、封筒の表側フィルムとなるロ
    ールフィルムと、封筒の裏側フィルムとなるロールフィ
    ルムとの巻戻し先端部を接合してなるフィルムを所定状
    態で繰出し可能に保持するものであり、 前記搬送機構は、搬送ローラと、これらのニップを開閉
    するニップ開閉手段とを有し、フィルム装填機構に装填
    されたフィルムを制御部による制御に従って所定量搬送
    するものであり、 前記溶着切断機構は、ヒータを内蔵した切断刃と、この
    切断刃に対向して設置された台座と、これらを接離させ
    る接離手段とからなり、 前記溶着機構は、ヒータを内蔵した加熱ローラと、これ
    に対向する加圧ローラと、これらのニップを開閉させる
    ニップ開閉手段とからなり、 前記制御部は、上流装置からの封緘指定信号又は非封緘
    指定信号に基いて前記切換え部を駆動し、封緘指定信号
    を受けた場合において前記上流装置からの排出終了信号
    に基いて前記搬送機構の搬送ローラのニップを閉じさせ
    て、前記文書堆積機構により堆積した文書を下流側に移
    動させるとともに、前記文書をフィルムで被覆しながら
    搬送し、かつ、同時に、前記溶着機構を駆動させて、フ
    ィルムの両サイドを溶着し、フィルムの所定長ごとに前
    記溶着切断機構を駆動させて、フィルムを文書の前後に
    おいて溶着切断するものである自動封緘機において、 前記制御部に、 上流装置から稼働要求信号を受けた場合に、同信号に封
    緘指定信号と非封緘指定信号のいずれが含まれているか
    を識別する指定識別手段と、 上流装置から前記稼働要求信号を受けた場合に、自動封
    緘機が初期化終了状態にあるか否かを判定する状態判定
    手段と、 上流装置又は自動封緘機に取付けられた強制排出スイッ
    チを作動された場合に強制信号を出力する強制出力手段
    と、 前記指定識別手段が非封緘指定信号を出力し、かつ、前
    記状態判定手段が初期化未終了判定信号を出力する場
    合、前記指定識別手段が封緘指定信号を出力し、かつ、
    前記状態判定手段が初期化終了判定信号を出力する場
    合、又は前記指定識別手段が封緘指定信号を出力し、前
    記状態判定信号が初期化未終了判定信号を出力し、か
    つ、前記強制出力手段が強制信号を出力した場合には記
    録許可信号を出力し、前記指定識別手段が封緘指定信号
    を出力し、かつ、前記状態判定手段が初期化未終了判定
    信号を出力する場合には記録不許可信号を出力する信号
    出力手段と、 前記指定識別手段が封緘指定信号を出力した場合、又は
    前記強制出力手段が強制信号を出力した場合に前記切換
    え部に文書取込み方向を上部排出トレイ側に切換えさせ
    る切換え制御手段を付加したことを特徴とする自動封緘
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290434A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Duplo Corp 包装装置
JP2014218295A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 ブラザー工業株式会社 包装装置

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