JP4746908B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロールに巻き付けられている帯状の樹脂フィルムシートを引き出して被包装物をくるみその入口側を熱溶着、熱溶断して排出する包装装置の技術分野に属する。
図7は従来のこの種包装装置の構成を示すブロック図である。
ロール5に巻かれている樹脂フィルムシート3が包装部4に掛け渡されており、そこから送り出しローラ8と第1押し付け従動ローラ20の間に下っておりその先端10は、前の包装工程で熱溶着閉じが行われている。この状態で包装部4の開口部2から被包装物1が投入される。
包装部4の構造は図8のようになっている。
即ち、表面を樹脂フィルムシートが滑り易い(a)のような形状をした金属板31を左右の点線に沿って、先に右側の方をほぼ180度折り曲げ、次いで左側の方を若干の隙間をあけて重ねるようにほぼ180度折り曲げて、(c)のようにしたものである。
(b)は(c)を上方から見た図であり、(d)は(c)を下方から見た図である。
このような構造に対し、樹脂フィルムシート3を(c)の背面側から(c)の開口部2へ挿入すると図9のようになり、下方へ引き出すと、(c)のように、樹脂フィルムシート3の両側が手前側中央部で両端縁が重なり合うように折り合わされた折り合わせシート6になる。このように折り込まれた折り合わせシート6の下端を溶着して閉じておくと袋状になり、開口部2から投入した被包装物1は底のある折り合わせシート(但し、重ね部分は溶着されていない)に入ったことになる。そして、被包装物1の自重で降下して行きその先端10が第1センサ11の所まで来て、その到来が検知されると第1押し付け・退避機構19が第1押し付け従動ローラ20を送り出しローラ8へ押し付けるとともに、送り出しローラ8を反時計方向に回転させ包装物(折り合わせシート6の中に被包装物1が入ったもの)を下方へ送り出す。そして、被包装物1の後端(図では上端)が第2センサ16の位置を通過すると第2センサ16が通過を検知し、これにより、送り出しローラ8の回転を停止させるとともに、ヒータ押し当て・退避機構13がヒータ14を押し出して折り合わせシート6をヒータ受け部15に押し当てさせるようにする。
ヒータの幅(図7の紙面に垂直方向の寸法)は折り合わせシート6の幅以上あり、加熱されているので、樹脂フィルムシートの折り合わせシート6は幅方向で直線状に溶着されて閉じられることになる。
溶着時間は予め定まっており、その時間が経過すると、ヒータ14は退避し、今度は第2押し付け・退避機構21が第2押し付け従動ローラ22を引っ張りローラ18に押し付けるとともに引っ張りローラ18を反時計方向に回転させて包装物を下方へ引っ張ることにより、溶着部分を引きちぎって分離し、下方へ排出する。排出され終わると引っ張りローラ18は停止するとともに、第1押し付け・退避機構19および第2押し付け・退避機構21を退避させて、次の包装動作に備える。
以上の動作において、送り出しローラ8の回転開始および停止、第1押し付け・退避機構19の押し付け・退避動作、ヒータ押し当て・退避機構13の押し当て・退避動作、引っ張りローラ18の回転開始および停止、第2押し付け・退避機構21の押し付け退避動作は、図示されていない制御器が第1センサ11および第2センサ16の検知信号を受けて、予め定められたプログラムに従って制御されるようになっている(以上は、出願人の見聞および体験に基づくものであり、本出願時、以上のことについて記載された刊行物その他の公知文献について出願人の知っているものはない)。
上記のような、簡易な包装装置に対して、求められていることは装置の簡略化、小型化、価格の低廉化である。
特に可動部分を少なくするということが、簡略化、小型化、低廉化にとって重要である。
そこで従来装置を見ると、モータによって駆動されるローラが、送り出しローラ8と引っ張りローラ18と2つあり、これに対応して、第1押し付け従動ローラ20、第2押し付け従動ローラ22とそれぞれを押し付け・退避させる第1押し付け・退避機構19、第2押し付け・退避機構21というように、押し付け従動ローラと押し付け・退避機構も2組設けられている。
そこで、これを1組に減らして従来通りの機能を発揮できる包装装置を提供しようとするのが、本発明が解決しようとする課題である。
上記の課題を解決するために、本発明の包装装置は以下の各手段構成を有する。
本発明の第1の構成(基本構成)は、下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置である。
(イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
(ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
(ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
(ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
(ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
(ヘ) 送り出し機構、押し付け手段の下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の先端の到来を検知する第1センサ
(ト) 第1センサより下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知する第2センサ
(チ) 第1センサと第2センサの間にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
(リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
(ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
(ル) 第1センサの検知信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、第2センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器
本発明第2の構成は、前記第1の構成において、第1センサ、ヒータ受け部、ヒータおよび第2センサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあることを特徴とする包装装置である。
本発明の第3の構成は、下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置である。
(イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
(ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
(ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
(ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
(ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
(ヘ) 包装装置を起動させる手動スイッチ
(ト) 樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知するセンサ
(チ) 前記センサの上流側にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
(リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
(ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
(ル) 前記手動スイッチのオン操作信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、前記センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器
本発明第4の構成は、前記第3の構成において、ヒータ受け部、ヒータおよびセンサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあることを特徴とする包装装置である。
本発明第5の構成は、前記第1〜第4の構成のいずれか1つの構成において、ヒータ受け部およびヒーターの下方は、包装完了品が落下し得る空間となっていることを特徴とする包装装置である。
本発明第6の構成は、前記第1〜第5の構成のいずれか1つの構成において、送り出し機構と押し付け手段が対向するローラで構成されていることを特徴とする包装装置である。
本発明第7の構成は、前記第6の構成において、ローラが、被包装物の少なくとも両側縁部を挟むよう配置されたものであることを特徴とする包装装置である。
本発明第8の構成は、前記第1〜第7の構成のいずれか1つの構成において、ヒータ押し当て・退避機構が、パルスモータと回転往復運動変換機構を用いたものであることを特徴とする包装装置である。
本発明第9の構成は、前記第1〜第8の構成のいずれか1つの構成に加えて、ヒータ押し当て・退避機構上で、ヒータより樹脂フィルムシートの流れの下流側位置から、ヒータより前側に張り出し、ヒータ押し当て時ヒータより先に樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け、ヒータ退避時に、ヒータが離れ始めてもなお樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け、樹脂フィルムシートがヒータに粘着していくのを防止するフィルム・ヒータ粘着防止弾性部材を有することを特徴とする包装装置である。
本発明第10の構成は、前記第1〜第9の構成のいずれか1つの構成に加えて、ヒータ押し当て・退避機構上で、ヒータより樹脂フィルムシートの流れの下流側の位置からヒータとともに張り出し、ヒータ押し当て時ヒータとともに樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押さえ付け、溶着後モータ逆転による樹脂フィルムシートの切断を確実にするシート押さえ手段を有することを特徴とする包装装置である。
本発明第11の構成は、前記第1〜第10の構成のいずれか1つの構成に加えて、ヒータの樹脂フィルムシートに対する熱溶着時間を設定する熱溶着時間可変設定手段を有することを特徴とする包装装置である。
本発明の包装装置の基本構成(第1の構成)は、ヒータで、被包装物の入った樹脂フィルムシートの後方側をヒータ受け部に押し当てて、熱溶着したあと、送り出し機構を回転駆動するモータを逆転させて樹脂フィルムシートを送り出し方向とは逆方向に引き戻すことにより熱溶着部分を切断し、その後ヒータを退避させるようにしており、この退避により被包装物を包んだ包装物を保持しているものはなくなるので、包装物は自重で下方へ進む(落下或いはガイド板に沿って滑って行く)ので、従来装置のような引っ張りローラ、第2押し付け従動ローラ、第2押し付け・退避機構やその駆動源が不要となり、これにより、装置が従来より、簡略化、小型化されその分価格の低減も可能になるという顕著な利点がある。
第2の構成では、第1センサ、ヒータ受け部、ヒータおよび第2センサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあるので、包装部の開口部へ被包装物を投入した際、先端が先の包装工程ですでに溶着されて閉じられている樹脂フィルムシートの先端に達し、その状態で自重で先端が第1センサに達するので、第1センサに達するまでは押し付け従動ローラを送り出しローラに押し付けたり、送り出しローラを駆動したりする必要がないという利点がある。
第3の構成では、第1の構成の効果に加えて、手動スイッチのオン操作により任意に包装装置を起動させることができるという利点がある。
第4の構成では、送り出し機構から送り出された、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートは自重でヒータ受け部、ヒータおよびセンサ部分に達することができるという利点がある。
第5の構成では、ヒータ受け部およびヒータの下方は、包装完了品が落下し得る空間となっているので、熱溶着後ヒータが退避すると包装物は自重で下方の溜り場へ落下し、構造は極めて単純になるという利点がある。
第6の構成では、送り出し機構と押し付け手段がローラで構成されているので非常に簡単な構造になるという利点がある。
第7の構成では、ローラが、被包装物の少なくとも両端縁部を挟むようになっているので、斜め送りを防ぎ、平衡のとれた送り出しおよび引き戻しができるという利点がある。
第8の構成では、ヒータ押し当て・退避機構がパルスモータと回転往復変換機構を用いているのでヒータの押し当てや退避が漸進的に行われ、特に押し当て時の衝撃が少ないという利点がある。
第9の構成では、ヒータが樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け熱溶着した後、退避しようとするときにヒータよりも遅れて樹脂フィルムシートから離れるフィルム・ヒータ粘着防止弾性部材を有しているので樹脂フィルムシートがヒータに粘着して付随して行くことがないという利点がある。
第10の構成では、熱溶着時に、ヒータの他にヒータの下流側で樹脂フィルムシートをヒータ受け部に確実に押し付けるフィルム押さえ手段を有しているので、溶着後のモータ逆転による引き戻し切断が確実に行われるという利点がある。
第11の構成では、熱溶着時間可変設定手段を有しているので、熱溶着に要する時間の異なる各種の樹脂フィルムシートの使用が可能であるという利点を有している。
本発明包装装置の実施においては、包装部、送り出し機構と押し付け手段、ヒータとヒータ受け部およびセンサを上下方向に配設しセンサの下方は落下空間にするのが最良の実施形態である。
被包装物の自重による動きを利用できるからである。
送り出し機構および押し付け手段は、プーリとベルトで構成する手段或いはこれらとローラを組み合わせた手段等が考えられるが、ローラのみで構成することがスペース占有が少なく最良の形態である。
ローラは斜め送りが生じぬよう折り合わせシートの左右縁部を対称に押さえるようにするのが最良である。
押し付け退避機構およびヒータ押し当て・退避機構は、単純には電磁ソレノイド等が考えられるが、動作時の衝撃や動きの漸進性を考慮すると、回転角度の制御が容易で正確なパルスモータとスライダクランク機構を用いるのが最良である。
また、ヒータによる熱溶着後、ヒータが退避するときに樹脂フィルムシートがヒータに粘着して付いていかないよう粘着防止弾性部材を設けること、溶着後、確実な引き戻し切断ができるよう折り合わせシートを確実に押さえるシート押さえ手段を設けること、樹脂フィルムシートの種類に応じてヒータの押し当て溶着時間を可変設定する手段を設けることは最良の実施の形態である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明包装装置の実施例1の構成を示すブロック図である。
ロール5から樹脂フィルムシート3が包装部4の開口部2へ掛け渡され、包装部4によって、1枚物の樹脂フィルムシート3が図8に示すような折り合わせシート6にされ、下方へ出るようになっており、その先端10が1回前の包装工程で熱溶着され閉じられた状態になっていることは、図6の従来装置の場合と同じである。
その状態で、開口部2から被包装物1が投入されると、下方へ落下して行きその下端が先端10に達すると、折り合わせシート6ごと下方へ進む。
先端10が第1センサ11に達すると第1センサ11はその検知信号を制御器17へ送る。検知信号を受けた制御器17は押し付け・退避機構12へ押し付け従動ローラ7を送り出しローラ8の方へ押し付けさせる押し付け信号を出力するとともに、モータ9へ送り出しローラ8を反時計方向へ回転させる駆動信号を送る。
このとき、押し付け従動ローラ7と送り出しローラ8の間には、被包装物1の入った折り合わせシート6があるから、折り合わせシート6は送り出しローラ8と押し付け従動ローラ7に挟まれて、モータ9の駆動により下方へ送り出される。送り出されて、折り合わせシート6内の被包装物1の後端が第2センサ16の前を通過すると第2センサ16の検知信号が制御器17へ送られ、検知信号を受けた制御器17はモータ9への駆動信号を停止しモータ9の回転駆動を停止させる。図2の(a)はモータ9の回転が停止したときの状態を示す図である。
次いで、制御器17はヒータ押し当て・退避機構13へヒータ14をヒータ受け部15の方へ押し当てさせる制御信号を出力する。これによりヒータ14は、図2の(b)のように被包装物1の後端(図では上端)より上の部分の折り合わせシート6をヒータ受け部15に押し付ける。ヒータ14は、樹脂フィルムシートを熱溶着する温度に加熱されているので折り合わせシート6はその幅方向(図では紙面に垂直な方向)で全幅に渡って熱溶着され、被包装物1の入った部分は閉じられることになる。
そして予め設定されている時間が経過すると制御器17はモータ9へ予め定めた時間或いは回転数だけ逆回転させる駆動信号を送る。
これにより、送り出しローラ8は時計方向へ回転することになる。このときはまだ、押し付け従動ローラ7は送り出しローラ8の方へ押し付けられているので折り合わせシート6は両ローラに挟まれた状態になっている。
その状態で送り出しローラ8が時計方向に回転するから折り合わせシート6は上方へ引き戻されるように引っ張られ溶着部分で引きちぎられて上に所定寸法だけ上昇する。その先端10は熱溶着により閉じている。
次いで制御器17はヒータ押し当て・退避機構13へヒータ14を退避させる制御信号を送り、ヒータ14を退避させる。そうすると、溶着部分をヒータ14でヒータ受け部15に押し付けられてぶら下っていた被包装物を包んでいる部分の折り合わせシートは押さえるものがなくなってしまうため自重で下方へ落下するということになる。この後、制御器17は、押し付け・退避機構12へ退避信号を送り、押し付け従動ローラ7を退避させ、1回の包装工程を終了する。
そして再び開口部2から新たな被包装物1を投入することにより、次の包装工程が開始される。
本実施例では、送り出し機構と押し付け手段はともにローラを用いているが、プーリとベルトを用いた構成であってもよい。ただ、ローラよりは占有スペースが大きくなるであろう。
ヒータ押し当て・退避機構13および押し付け・退避機構12は図3に示すように、パルスモータ23の回転軸に連結した回転盤24と往復アーム26の一端を連結桿で連結したスライダクランク機構を用いている。
パルスモータは回転角度を精密に制御でき、また往復アーム26が最も左方へ突出する付近では往復速度が小さくなって、ヒータ14がヒータ受け部15に激突しないという利点がある。
図4は、ヒータ支持部28に粘着防止材を設けた場合の一例の構造図である。
(a)は上から見た平面図であり、左側の両矢印はヒータ支持部28およびヒータ14の押し当て・退避方向を示す。(b)は、(a)を右側から見た側面図であり、右向き矢印は包装物の進行方向を示す。
粘着防止部材27はヒータ14の下流側に設けられ、その前方部はヒータ14よりも、ヒータ受け部15の方へ出ている。従ってヒータ14が折り合わせシート6をヒータ受け部15へ押し当てようとするときには、まず先に粘着防止部材27が折り合わせシート6をヒータ受け部15に押し当て、更にヒータ14が当接するまで押されると粘着防止部材27はアーム29が撓んでより強く押し付けられることになる。
このようにヒータ14より前方に出ているので、ヒータ14が熱溶着を完了して退避し始めてもアーム29が撓んでいる限り粘着防止部材27をなおヒータ受け部15に押し付けているので、折り合わせシート6の熱溶着部分がヒータ14の先端に付着して行くのを防止することになる。
この実施例では、粘着防止部材27の弾力動作をアーム29の撓みによって行わせているが、これに限られるものではなく、粘着防止部材27のアーム29取り付け部分にアーム29と軸方向を同じくする圧縮反発コイルばねを用いる構造であってもよい。
図5は、ヒータ支持部28上、ヒータ14の下流側にシート押え30を設けた場合の一例の構造図である。
(a)は、上から見た平面図であり、左側の両矢印はヒータ支持部28およびヒータ14の押し当て・退避方向を示す。(b)は、(a)を右側から見た側面図であり、右向き矢印は包装物の進行方向を示す。
本発明包装装置では、折り合わせシート6にヒータ14を押し当てて熱溶着した後、ヒータ14を押し当てたまま、モータ9を逆転させて折り合わせシート6を上方へ引き戻すことにより、溶着部分でちぎるようにして切断している。
従って、ヒータ14より下流にある被包装物の入った折り合わせシート6の部分をしっかりと押さえておく必要がある。
この押さえ力を補強するためにシート押え30が設けられている。先端の位置はヒータ14と同じかヒータ14より若干出る位に調整される。
以上の他、使用する樹脂フィルムシートの種類に応じて、ヒータ14の押し当て溶着時間を調整できる手段を設けておくことにより、種々の樹脂フィルムシートを用いることができる。
図6は、本発明包装装置の実施例2の構成を示すブロック図である。
図1と相違する点は、図1の第1センサ11を削除し、手動スイッチ32を追加した点である。これにより、包装部4の開口部2へ被包装物1を投入しても、それだけでは、モータ9、従って送り出しローラ8も回転しないし、押し付け・退避機構12も押し付け従動ローラ7を送り出しローラ8へ押付けは行われない。
手動スイッチ32をオン操作することによって初めて以上の動作が開始される。
手動スイッチ32をオン操作するとその操作信号は制御器17へ送られ、この信号に基づいてモータ9へ回転駆動電源を送ると同時に、押し付け・退避機構12が押し付け従動ローラ7を送り出しローラ8の方へ押し付け、両ローラの間に挟まれた被包装物入りの折り合わせシート6を下方へ送り出す。
以後の動作は図1(実施例1)の場合と同じである。
図1(実施例1)の場合は、被包装物1を投入して、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の先端が第1センサ11に達すると包装装置は自動的に起動されるが、図6(実施例2)の場合は、手動スイッチ32をオン操作して初めて起動される。
本発明包装装置の実施例1の構成を示すブロック図である。 図1の装置において、モータの送り出し回転が停止し、ヒータで折り合わせシートをヒータ受け部に押し付けて熱溶着する工程を示す図である。 図1の装置におけるヒータ押し当て・退避機構および押し付け・退避機構に用いられているスライダクランク機構を示す図である。 図1の装置において、ヒータ支持部上のヒータ下流側に粘着防止材を設けた場合の一例の構造図である。 図1の装置において、ヒータ支持部上のヒータ下流側にシート押えを設けた場合の一例の構造図である。 本発明包装装置の実施例2の構成を示すブロック図である。 従来のこの種包装装置の構成を示すブロック図である。 図7の包装装置の包装部の展開図および構造図である。 帯状の樹脂フィルムシートが図7に示す包装部で折り合わせシートになる状況を示す図である。
符号の説明
1 被包装物
2 開口部
3 樹脂フィルムシート
4 包装部
5 ロール
6 折り合わせシート
7 押し付け従動ローラ
8 送り出しローラ
9 モータ
10 先端
11 第1センサ
12 押し付け・退避機構
13 ヒータ押し当て・退避機構
14 ヒータ
15 ヒータ受け部
16 第2センサ
17 制御器
18 引っ張りローラ
19 第1押し付け・退避機構
20 第1押し付け従動ローラ
21 第2押し付け・退避機構
22 第2押し付け従動ローラ
23 パルスモータ
24 回転盤
25 連結桿
26 往復アーム
27 粘着防止部材
28 ヒータ支持部
29 アーム
30 シート押え
31 金属板
32 手動スイッチ
33 センサ

Claims (11)

  1. 下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置。
    (イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
    (ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
    (ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
    (ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
    (ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
    (ヘ) 送り出し機構、押し付け手段の下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の先端の到来を検知する第1センサ
    (ト) 第1センサより下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知する第2センサ
    (チ) 第1センサと第2センサの間にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
    (リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
    (ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
    (ル) 第1センサの検知信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、第2センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器
  2. 第1センサ、ヒータ受け部、ヒータおよび第2センサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあることを特徴とする請求項1記載の包装装置。
  3. 下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置。
    (イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
    (ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
    (ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
    (ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
    (ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
    (ヘ) 包装装置を起動させる手動スイッチ
    (ト) 樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知するセンサ
    (チ) 前記センサの上流側にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
    (リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
    (ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
    (ル) 前記手動スイッチのオン操作信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、前記センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器
  4. ヒータ受け部、ヒータおよびセンサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあることを特徴とする請求項3記載の包装装置。
  5. ヒータ受け部およびヒーターの下方は、包装完了品が落下し得る空間となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装装置。
  6. 送り出し機構と押し付け手段が対向するローラで構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装装置。
  7. ローラが、被包装物の少なくとも両側縁部を挟むよう配置されたものであることを特徴とする請求項6記載の包装装置。
  8. ヒータ押し当て・退避機構が、パルスモータと回転往復運動変換機構を用いたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項の構成に加えて、ヒータ押し当て・退避機構上で、ヒータより樹脂フィルムシートの流れの下流側位置から、ヒータより前側に張り出し、ヒータ押し当て時ヒータより先に樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け、ヒータ退避時に、ヒータが離れ始めてもなお樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け、樹脂フィルムシートがヒータに粘着していくのを防止するフィルム・ヒータ粘着防止弾性部材を有することを特徴とする包装装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項の構成に加えて、ヒータ押し当て・退避機構上で、ヒータより樹脂フィルムシートの流れの下流側の位置からヒータとともに張り出し、ヒータ押し当て時ヒータとともに樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押さえ付け、溶着後モータ逆転による樹脂フィルムシートの切断を確実にするシート押さえ手段を有することを特徴とする包装装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項の構成に加えて、ヒータの樹脂フィルムシートに対する熱溶着時間を設定する熱溶着時間可変設定手段を有することを特徴とする包装装置。




















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