JP4746908B2 - 包装装置 - Google Patents
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Description
ロール5に巻かれている樹脂フィルムシート3が包装部4に掛け渡されており、そこから送り出しローラ8と第1押し付け従動ローラ20の間に下っておりその先端10は、前の包装工程で熱溶着閉じが行われている。この状態で包装部4の開口部2から被包装物1が投入される。
即ち、表面を樹脂フィルムシートが滑り易い(a)のような形状をした金属板31を左右の点線に沿って、先に右側の方をほぼ180度折り曲げ、次いで左側の方を若干の隙間をあけて重ねるようにほぼ180度折り曲げて、(c)のようにしたものである。
(b)は(c)を上方から見た図であり、(d)は(c)を下方から見た図である。
溶着時間は予め定まっており、その時間が経過すると、ヒータ14は退避し、今度は第2押し付け・退避機構21が第2押し付け従動ローラ22を引っ張りローラ18に押し付けるとともに引っ張りローラ18を反時計方向に回転させて包装物を下方へ引っ張ることにより、溶着部分を引きちぎって分離し、下方へ排出する。排出され終わると引っ張りローラ18は停止するとともに、第1押し付け・退避機構19および第2押し付け・退避機構21を退避させて、次の包装動作に備える。
特に可動部分を少なくするということが、簡略化、小型化、低廉化にとって重要である。
そこで従来装置を見ると、モータによって駆動されるローラが、送り出しローラ8と引っ張りローラ18と2つあり、これに対応して、第1押し付け従動ローラ20、第2押し付け従動ローラ22とそれぞれを押し付け・退避させる第1押し付け・退避機構19、第2押し付け・退避機構21というように、押し付け従動ローラと押し付け・退避機構も2組設けられている。
本発明の第1の構成(基本構成)は、下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置である。
(イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
(ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
(ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
(ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
(ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
(ヘ) 送り出し機構、押し付け手段の下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の先端の到来を検知する第1センサ
(ト) 第1センサより下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知する第2センサ
(チ) 第1センサと第2センサの間にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
(リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
(ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
(ル) 第1センサの検知信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、第2センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器
(イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
(ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
(ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
(ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
(ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
(ヘ) 包装装置を起動させる手動スイッチ
(ト) 樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知するセンサ
(チ) 前記センサの上流側にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
(リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
(ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
(ル) 前記手動スイッチのオン操作信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、前記センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器
被包装物の自重による動きを利用できるからである。
ローラは斜め送りが生じぬよう折り合わせシートの左右縁部を対称に押さえるようにするのが最良である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
ロール5から樹脂フィルムシート3が包装部4の開口部2へ掛け渡され、包装部4によって、1枚物の樹脂フィルムシート3が図8に示すような折り合わせシート6にされ、下方へ出るようになっており、その先端10が1回前の包装工程で熱溶着され閉じられた状態になっていることは、図6の従来装置の場合と同じである。
その状態で、開口部2から被包装物1が投入されると、下方へ落下して行きその下端が先端10に達すると、折り合わせシート6ごと下方へ進む。
先端10が第1センサ11に達すると第1センサ11はその検知信号を制御器17へ送る。検知信号を受けた制御器17は押し付け・退避機構12へ押し付け従動ローラ7を送り出しローラ8の方へ押し付けさせる押し付け信号を出力するとともに、モータ9へ送り出しローラ8を反時計方向へ回転させる駆動信号を送る。
これにより、送り出しローラ8は時計方向へ回転することになる。このときはまだ、押し付け従動ローラ7は送り出しローラ8の方へ押し付けられているので折り合わせシート6は両ローラに挟まれた状態になっている。
その状態で送り出しローラ8が時計方向に回転するから折り合わせシート6は上方へ引き戻されるように引っ張られ溶着部分で引きちぎられて上に所定寸法だけ上昇する。その先端10は熱溶着により閉じている。
本実施例では、送り出し機構と押し付け手段はともにローラを用いているが、プーリとベルトを用いた構成であってもよい。ただ、ローラよりは占有スペースが大きくなるであろう。
パルスモータは回転角度を精密に制御でき、また往復アーム26が最も左方へ突出する付近では往復速度が小さくなって、ヒータ14がヒータ受け部15に激突しないという利点がある。
(a)は上から見た平面図であり、左側の両矢印はヒータ支持部28およびヒータ14の押し当て・退避方向を示す。(b)は、(a)を右側から見た側面図であり、右向き矢印は包装物の進行方向を示す。
粘着防止部材27はヒータ14の下流側に設けられ、その前方部はヒータ14よりも、ヒータ受け部15の方へ出ている。従ってヒータ14が折り合わせシート6をヒータ受け部15へ押し当てようとするときには、まず先に粘着防止部材27が折り合わせシート6をヒータ受け部15に押し当て、更にヒータ14が当接するまで押されると粘着防止部材27はアーム29が撓んでより強く押し付けられることになる。
(a)は、上から見た平面図であり、左側の両矢印はヒータ支持部28およびヒータ14の押し当て・退避方向を示す。(b)は、(a)を右側から見た側面図であり、右向き矢印は包装物の進行方向を示す。
本発明包装装置では、折り合わせシート6にヒータ14を押し当てて熱溶着した後、ヒータ14を押し当てたまま、モータ9を逆転させて折り合わせシート6を上方へ引き戻すことにより、溶着部分でちぎるようにして切断している。
この押さえ力を補強するためにシート押え30が設けられている。先端の位置はヒータ14と同じかヒータ14より若干出る位に調整される。
以上の他、使用する樹脂フィルムシートの種類に応じて、ヒータ14の押し当て溶着時間を調整できる手段を設けておくことにより、種々の樹脂フィルムシートを用いることができる。
図1と相違する点は、図1の第1センサ11を削除し、手動スイッチ32を追加した点である。これにより、包装部4の開口部2へ被包装物1を投入しても、それだけでは、モータ9、従って送り出しローラ8も回転しないし、押し付け・退避機構12も押し付け従動ローラ7を送り出しローラ8へ押付けは行われない。
手動スイッチ32をオン操作することによって初めて以上の動作が開始される。
以後の動作は図1(実施例1)の場合と同じである。
2 開口部
3 樹脂フィルムシート
4 包装部
5 ロール
6 折り合わせシート
7 押し付け従動ローラ
8 送り出しローラ
9 モータ
10 先端
11 第1センサ
12 押し付け・退避機構
13 ヒータ押し当て・退避機構
14 ヒータ
15 ヒータ受け部
16 第2センサ
17 制御器
18 引っ張りローラ
19 第1押し付け・退避機構
20 第1押し付け従動ローラ
21 第2押し付け・退避機構
22 第2押し付け従動ローラ
23 パルスモータ
24 回転盤
25 連結桿
26 往復アーム
27 粘着防止部材
28 ヒータ支持部
29 アーム
30 シート押え
31 金属板
32 手動スイッチ
33 センサ
Claims (11)
- 下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置。
(イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
(ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
(ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
(ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
(ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
(ヘ) 送り出し機構、押し付け手段の下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の先端の到来を検知する第1センサ
(ト) 第1センサより下流にあって、樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知する第2センサ
(チ) 第1センサと第2センサの間にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
(リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
(ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
(ル) 第1センサの検知信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、第2センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器 - 第1センサ、ヒータ受け部、ヒータおよび第2センサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあることを特徴とする請求項1記載の包装装置。
- 下記の各手段を具備することを特徴とする包装装置。
(イ) 被包装物を連続樹脂フィルムシートで包む包装部
(ロ) 樹脂フィルムシート又は被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出すための送り出し機構
(ハ) 送り出し機構を回転駆動するモータ
(ニ) 送り出し時、被包装物を包んだ樹脂フィルムシートを送り出し機構へ押し付けるための押し付け手段
(ホ) 押し付け手段の押し付けや退避を行わせる押し付け・退避機構
(ヘ) 包装装置を起動させる手動スイッチ
(ト) 樹脂フィルムシートに包まれた被包装物の後端の通過を検知するセンサ
(チ) 前記センサの上流側にあって樹脂フィルムシートに押し当てられ押し当て部分を熱溶着して包装を閉じるヒータ
(リ) ヒータの樹脂フィルムシートへの押し当てを受け止めるヒータ受け部
(ヌ) ヒータを樹脂フィルムシートへ押し当てたり退避させたりするヒータ押し当て・退避機構
(ル) 前記手動スイッチのオン操作信号を受けて、押し付け・退避機構に押し付け動作を行わせるとともにモータを回転させ、前記センサの検知信号を受けてモータの回転を停止させ、ヒータ押し当て・退避機構に押し当て動作を行わせ、予め設定された溶着時間経過後に、モータに予め設定した時間又は回転数だけ逆転させて樹脂フィルムシートを溶着部分で切断させた後、ヒータ押し当て退避機構に退避動作を行わせるよう制御する制御器 - ヒータ受け部、ヒータおよびセンサが、送り出し機構および押し付け手段よりも低い位置にあることを特徴とする請求項3記載の包装装置。
- ヒータ受け部およびヒーターの下方は、包装完了品が落下し得る空間となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装装置。
- 送り出し機構と押し付け手段が対向するローラで構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装装置。
- ローラが、被包装物の少なくとも両側縁部を挟むよう配置されたものであることを特徴とする請求項6記載の包装装置。
- ヒータ押し当て・退避機構が、パルスモータと回転往復運動変換機構を用いたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装装置。
- 請求項1〜8のいずれか1項の構成に加えて、ヒータ押し当て・退避機構上で、ヒータより樹脂フィルムシートの流れの下流側位置から、ヒータより前側に張り出し、ヒータ押し当て時ヒータより先に樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け、ヒータ退避時に、ヒータが離れ始めてもなお樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押し付け、樹脂フィルムシートがヒータに粘着していくのを防止するフィルム・ヒータ粘着防止弾性部材を有することを特徴とする包装装置。
- 請求項1〜9のいずれか1項の構成に加えて、ヒータ押し当て・退避機構上で、ヒータより樹脂フィルムシートの流れの下流側の位置からヒータとともに張り出し、ヒータ押し当て時ヒータとともに樹脂フィルムシートをヒータ受け部に押さえ付け、溶着後モータ逆転による樹脂フィルムシートの切断を確実にするシート押さえ手段を有することを特徴とする包装装置。
- 請求項1〜10のいずれか1項の構成に加えて、ヒータの樹脂フィルムシートに対する熱溶着時間を設定する熱溶着時間可変設定手段を有することを特徴とする包装装置。
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