JP2000281011A - バンド結束機のバンド切替装置 - Google Patents

バンド結束機のバンド切替装置

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JP2000281011A
JP2000281011A JP11090859A JP9085999A JP2000281011A JP 2000281011 A JP2000281011 A JP 2000281011A JP 11090859 A JP11090859 A JP 11090859A JP 9085999 A JP9085999 A JP 9085999A JP 2000281011 A JP2000281011 A JP 2000281011A
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JP
Japan
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band
binding machine
holding
roller
supply
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JP11090859A
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English (en)
Inventor
Minoru Shimada
穣 島田
Hitoshi Yamazawa
仁志 山沢
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化によりコスト低減を図ると共
に、バンドのセット作業の容易化を図ったバンド結束機
のバンド切替装置を提供する。 【解決手段】 バンド結束機50は交換用のバンド供給
リール3のバンド1供給端部を待機位置で保持する待機
バンド保持機構91を備える。使用中のバンド供給リー
ル3からバンド引込機構64により結束機本体51内に
引き込まれるバンド1の終了検出により、待機位置のバ
ンド1に切り替えて引き込む。バンド引込機構64は、
バンド1を結束機本体51内に引き込む一対の引込ロー
ラ65、66を備える。待機バンド保持機構91は、バ
ンド1供給端部を両引込ローラ65、66のバンド1引
込力により解除されるべく、解除可能に結束機本体51
外に位置して保持する交換バンド保持部88と、交換バ
ンド保持部88に保持されたバンド1の供給端縁を両引
込ローラ65、66方向に対して出退操作自在なバンド
供給シリンダ90を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱融着性を有する
ポリプロピレン等からなる帯状のバンドで被結束物とし
てのワークを結束するバンド結束機において、バンドが
終了した際に、予備の交換用バンドに自動的に切り替え
るバンド結束機のバンド切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバンド結束機として、図
6ないし図9に示される如く、ポリプロピレン等からな
る帯状のバンド1を結束機本体2の一側部に転動自在に
支持されたバンド供給リール3から引き出し、バンド挿
入口部4から結束機本体2内下部の案内経路5aに引き
込み、その引き込まれたバンド1を上部のアーチ状の案
内経路5bに沿って送り出すバンド送出機構6や、送り
出されたバンド1を引き戻して引き締めるバンド引締機
構7や、前記バンド送出機構6によって送り出されたバ
ンド1とバンド引締機構7によって引き戻されたバンド
1との重合状とされた部分を互いに熱融着させるバンド
接合機構8を備えたバンド結束機9があった。
【0003】そして、前記バンド送出機構6は、バンド
1を送り出すための送出ローラ10と、電磁アクチュエ
ータ11によって送出ローラ10に接離自在に圧接され
る転動自在な従動ローラ12とを備え、インダクション
モータ13の回転動力をベルトおよびプーリ等の動力伝
達機構を介して送出ローラ10に伝達するように構成さ
れていた。
【0004】また、前記バンド引締機構7は、バンド1
を比較的速く引き戻して引き締める1次引締ローラ14
と、電磁アクチュエータ15によって1次引締ローラ1
4に接離自在に圧接される転動自在な従動ローラ16、
およびバンド1をより強く引き締める2次引締ローラ1
7と、電磁アクチュエータ18によって2次引締ローラ
17に接離自在に圧接される転動自在な従動ローラ19
とを備えている。そして、1次引締ローラ14は送出ロ
ーラ10同様、インダクションモータ13の回転動力を
ベルトおよびプーリ等の動力伝達機構を介して伝達さ
れ、2次引締ローラ17はインダクションモータ13の
回転動力をベルトおよびプーリ等の動力伝達機構、断接
自在な電磁クラッチ20、減速機21を介して伝達され
るように構成されていた。
【0005】前記バンド接合機構8は、インダクション
モータ13の回転動力をベルトおよびプーリ等の動力伝
達機構、断接自在な電磁クラッチ22を介して伝達され
るカム機構部23と、該カム機構部23におけるカム軸
23aの回転位置を検出するタイミングセンサ部24
と、該タイミングセンサ部24からの検出信号に応じて
カム軸23aの回転を制動規制する電磁ブレーキ25と
を備え、カム機構部23は、図7に示される如く、先端
挟持カム部としての先端部挟持作動カム体(図示省略)
により作動され、送り出されたバンド1の先端部を挟持
するスライドテーブル26および先端挟持体27と、後
端挟持カム部としての後端部挟持作動カム体(図示省
略)により作動され、引き締められたバンド1の所定位
置を挟持する対の後部挟持体28、29と、ヒータカム
部としてのヒータ作動カム体(図示省略)により作動さ
れ、互いに重合状とされたバンド1間に出し入れ自在に
挿入されるヒータ部30と、圧着カム部としての圧着接
合カム体(図示省略)により作動され、ヒータ部30で
加熱溶融されたバンド1部分をスライドテーブル26と
の協働により圧着する圧着接合体31と、カッターカム
部としてのカッター作動カム体(図示省略)により作動
され、互いに熱融着されたバンド1の後部側を切断する
カッター部32とを備えた構造とされている。
【0006】また、上部の前記案内経路5bは、図8に
示される如く、バンド結束機9側に固定状に取り付けら
れたアーチ状の固定フレーム34と、固定フレーム34
の一側面側に接離操作自在な断面コ字状の可動フレーム
35とから構成されており、カム機構部23のバンド開
放カム部としてのフレーム作動カム体(図示省略)によ
り可動フレーム35が接離操作される。
【0007】さらに、1次引締ローラ14、2次引締ロ
ーラ17、送出ローラ10相互間等は、図9に示される
如く、矩形筒状のガイドフレーム36が備えられ、この
ガイドフレーム36内をバンド1が案内されるように構
成されており、ガイドフレーム36における1次引締ロ
ーラ14と従動ローラ16、2次引締ローラ17と従動
ローラ19、送出ローラ10と従動ローラ12にそれぞ
れ対応する部分は、バンド1を解除自在に挟持すべく切
り欠き開口部が適宜形成されている。
【0008】また、図6に示される如く、バンド挿入口
部4に位置して、バンド供給リール3から予めバンド1
を引き込むインダクションモータ等からなるプールフィ
ードモータ37、プールフィードモータ37によって回
転駆動される駆動ローラ38、駆動ローラ38に弾接さ
れるエンコーダ付きの従動ローラ39を備え、本実施形
態では、一対のバンド供給リール3が並設支持され、前
記プールフィードモータ37、駆動ローラ38、および
従動ローラ39もそれぞれ上下に一対備えられた構造と
されている。そして、40はバンド結束機9を制御する
制御部で、各検出信号に応じてインダクションモータ1
3、電磁アクチュエータ11、15、18、電磁クラッ
チ20、22、電磁ブレーキ25、プールフィードモー
タ37等を制御するように構成されている。
【0009】また、一方のバンド供給リール3は、予備
の交換用として装着されており、その先端部はバンド挿
入口部4から駆動ローラ38と従動ローラ39間を通じ
て挿入され、駆動ローラ38と従動ローラ39により挟
持状に保持されている。この際、各バンド挿入口部4か
ら供給されたバンド1を所定方向に案内すべく、前記ガ
イドフレーム36と同様、矩形筒状のガイドフレーム4
1がそれぞれ備えられ、各ガイドフレーム41は途中で
合流する構成とされており、駆動ローラ38と従動ロー
ラ39によって引き込まれるバンド1の引込方向下流側
に位置して、それぞれ各ガイドフレーム41内を案内さ
れるバンド1の有無を検出するバンド検出センサ42
と、バンド1の過剰挿入を検出する過剰検出センサ43
とが備えられていた。そして、使用中のバンド1と交換
用のバンド1とが相互に干渉しないように、合流位置手
前となるべく、交換用のバンド1はその供給端部がバン
ド検出センサ42で検出され、過剰検出センサ43で検
出されない待機位置となるようにセットされていた。
【0010】また、下部のガイドフレーム41から送出
ローラ10部分に至るまでの案内経路5a途中に、バン
ド1を適宜長さ貯留するチャンバー部が備えられてい
る。
【0011】そして、新聞紙等のワーク44を結束する
場合には、スライドテーブル26を一部に含む載置テー
ブル上にワーク44をセットし、電源をオン操作すれ
ば、インダクションモータ13が回転駆動され、動力伝
達機構を介して送出ローラ10が回転駆動される。この
際、各電磁クラッチ20、22は遮断状態とされ、各従
動ローラ16、19は退避状態とされ、従動ローラ12
だけが送出ローラ10に圧接状態とされており、送出ロ
ーラ10と従動ローラ12で挟持状とされているバンド
1が送出ローラ10の回転に伴って順次送り出されてい
く。
【0012】そして、バンド1が案内経路5a、5bに
沿って案内され、バンド1の先端部が案内経路5bの終
端位置まで到着したことを検出すると、電磁クラッチ2
2が作動して接続状態とされる。また、この到着の検出
により従動ローラ12は退避状態とされ、バンド1の送
り出しが停止される。
【0013】前記電磁クラッチ22の接続によりカム機
構部23のカム軸23aが回転駆動され、先ず、先端部
挟持作動カム体により先端挟持体27がスライドテーブ
ル26側に移動操作され、スライドテーブル26と先端
挟持体27とでバンド1の先端部を挟持する。また、フ
レーム作動カム体により可動フレーム35が図8仮想線
で示される如く、退避操作される。前記バンド1の挟持
がタイミングセンサ部24によって検出されると、電磁
クラッチ22が遮断状態とされると共に電磁ブレーキ2
5が作動され、ここに、バンド1の先端部はスライドテ
ーブル26と先端挟持体27とで挟持された状態で保持
される。
【0014】また、上記タイミングセンサ部24の検出
によって、従動ローラ16が1次引締ローラ14側に圧
接状態とされ、ここに、1次引締ローラ14の回転駆動
に伴ってバンド1が引き戻され、1次引き締めが行われ
る。この1次引き締め完了の検出は、従動ローラ12の
場合と同様、滑りによって従動ローラ16の従動回転が
停止したことをセンサにより検出することによって行っ
ている。
【0015】1次引き締め完了が検出されると、従動ロ
ーラ19が2次引締ローラ17側に圧接状態とされると
共に、従動ローラ16は退避状態とされ、さらに電磁ク
ラッチ20が接続状態とされる。ここに、2次引締ロー
ラ17が減速機21を介して回転駆動され、2次引締ロ
ーラ17の回転駆動によりバンド1がより強く引き戻さ
れ、2次引き締めが行われる。この2次引き締めはタイ
マー設定により一定時間継続して行われ、所定時間経過
すると、電磁ブレーキ25が開放されると共に電磁クラ
ッチ22が接続状態とされ、電磁クラッチ20が遮断状
態とされる。
【0016】そして、この電磁クラッチ22の接続によ
って、カム軸23aがさらに回転駆動され、後端部挟持
作動カム体により対の後部挟持体28、29が互いに接
近移動操作され、両後部挟持体28、29により引き締
められたバンド1の送り出し方向後端部側が挟持され、
この挟持状態で保持される。
【0017】その後、カム軸23aがさらに回転駆動さ
れ、スライドテーブル26と先端挟持体27とで挟持さ
れたバンド1位置と、両後部挟持体28、29で挟持さ
れたバンド1位置との間におけるバンド1が上下方向に
適宜間隔を有して重合状とされた部分のこの相互間の間
隙に、ヒータ作動カム体によりヒータ部30が一側方よ
り侵入操作され、このヒータ部30の侵入がタイミング
センサ部24によって検出されると、電磁クラッチ22
が遮断状態とされると共に電磁ブレーキ25が作動され
る。その後、ヒータ部30によって上下のバンド1がタ
イマー設定により所定時間加熱された後、電磁ブレーキ
25が開放されると共に電磁クラッチ22が接続状態と
される。
【0018】そして、この電磁クラッチ22の接続によ
って、カム軸23aがさらに回転駆動され、ヒータ作動
カム体によりヒータ部30が初期の位置に退避操作さ
れ、その後、圧着接合カム体により圧着接合体31がス
ライドテーブル26側に移動操作され、圧着接合体31
が重合状とされたバンド1を挟持状としてスライドテー
ブル26側に押圧される。この押圧によって、ヒータ部
30で加熱溶融状態とされたバンド1の互いに対向する
対向面が互いに融着接合され、ここに重合状とされたバ
ンド1が互いに熱融着される。なお、この押圧時間はタ
イマ設定により所定時間に設定されており、また、押圧
状態がタイミングセンサ部24によって検出されると、
電磁クラッチ22が遮断状態とされると共に電磁ブレー
キ25が作動される。
【0019】前記所定時間が経過して前記熱融着が完了
すると、電磁ブレーキ25が開放されると共に電磁クラ
ッチ22が接続状態とされ、カム軸23aがさらに回転
駆動され、カッター作動カム体によりカッター部32が
作動され、バンド1の送り出し方向後端部が切断され
る。
【0020】その後、カム軸23aがさらに回動駆動さ
れ、カム機構部23におけるテーブル作動カム体(図示
省略)によりスライドテーブル26が退避操作され、こ
こに結束されたワーク44を載置テーブル上より取り出
せばよい。
【0021】一方、カム軸23aは、その後さらに回転
駆動され、タイミングセンサ部24による原点の検出に
より、電磁クラッチ22が遮断状態とされると共に電磁
ブレーキ25が作動され、インダクションモータ13が
停止されて、各部がそれぞれ初期状態に復帰するように
構成されている。
【0022】そして、現在使用中のバンド供給リール3
に収容されたバンド1がなくなった場合には、バンド検
出センサ42位置をバンド1が通過しなくなるため、バ
ンド検出センサ42によるバンド1の未検出状態とな
り、ここに、バンド1の終了検出と判断され、結束機本
体2内に貯留されている残りのバンド1が順次、案内経
路5a、5bに沿って送り出され、排出処理される。そ
して、適宜位置に備えられた排出検出センサによりその
排出処理が検出されると、待機位置で待機されている交
換用のバンド1がそのプールフィードモータ37の回転
駆動により順次引き込まれ、案内経路5aを通じて所定
位置まで案内され、その後は前述同様に、ワーク44の
結束処理が行われる。
【0023】この他方のバンド供給リール3のバンド1
が使用されている間に、終了したバンド供給リール3を
結束機本体2の一側部に突出状に備えられた支持台45
から取り外し、バンド1が装填されている新たなバンド
供給リール3に交換し、その交換されたバンド供給リー
ル3のバンド1の供給端部をバンド挿入口部4から挿入
し、その先端部をバンド検出センサ42と過剰検出セン
サ43との間に位置させれば予備のバンド1のセットが
終了する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方式のバンド結束機9のバンド切替方式によれば、各
バンド1を引込供給するためのプールフィードモータ3
7、駆動ローラ38、従動ローラ39等の駆動機構がそ
れぞれ個別に必要とされ、また、各案内経路5aごとに
バンド検出センサ42と過剰検出センサ43とが必要と
され、構造の複雑化を招くと共に、コスト高を招くとい
う欠点があった。このようにバンド1の引込操作のため
の複数の駆動機構が必要とされるバンド結束機9として
は、例えば、実開平5−86803号公報や特開平5−
51006号公報等に開示の如くである。
【0025】さらに、交換用のバンド供給リール3にお
けるバンド1を、バンド挿入口部4から挿入させてその
先端部の位置を、バンド検出センサ42と過剰検出セン
サ43との間の位置させる作業が、直接視認できないた
め、面倒であるという欠点もあった。
【0026】そこで、本発明の課題は、構造の簡素化に
よりコスト低減を図ると共に、バンドのセット作業の容
易化を図ったバンド結束機のバンド切替装置を提供する
ことを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、交換用のバンド供給リールのバンド供
給端部を待機位置で保持する待機バンド保持機構を備
え、使用中のバンド供給リールからバンド引込機構によ
り結束機本体内に引き込まれるバンドのバンド検出セン
サによる終了検出により、前記待機位置のバンドに切り
替えて引き込むバンド結束機のバンド切替装置におい
て、前記バンド引込機構は、回転駆動により挟持したバ
ンドを結束機本体内に引き込む一対の引込ローラを備
え、前記待機バンド保持機構は、前記引込ローラのバン
ド引込方向上流側に位置して配置されると共に、前記バ
ンド供給端部を前記両引込ローラのバンド引込力により
解除されるべく、解除可能に結束機本体外に位置して保
持する交換バンド保持部と、該交換バンド保持部に保持
されたバンドの供給端縁を前記両引込ローラ間に供給案
内すべく、交換バンド保持部を両引込ローラ方向に対し
て出退操作自在なバンド供給アクチュエータとを備えて
なる点にある。
【0028】また、前記バンド供給アクチュエータがバ
ンド供給シリンダからなり、そのシリンダ本体が結束機
本体内に配置され、結束機本体内より突出して出退操作
自在なピストンロッド部の先端部に前記交換バンド保持
部が装着された構造としてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明すると、図1ないし図5はバンド結束機5
0を示しており、上記従来のバンド結束機9と同様構成
部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0030】本バンド結束機50においても、従来同
様、熱融着性を有するポリプロピレン等からなる帯状の
バンド1を、結束機本体51の一側部に備えられた支持
台45に転動自在に支持された一対のバンド供給リール
3の一方から順次引き出し、バンド挿入口部52から結
束機本体51内下部の案内経路5aに引き込み、その引
き込まれたバンド1を上部のアーチ状の案内経路5bに
沿って送り出すバンド送出機構6や、送り出されたバン
ド1を引き戻して引き締めるバンド引締機構7や、前記
バンド送出機構6によって送り出されたバンド1とバン
ド引締機構7によって引き戻されたバンド1との重合状
とされた部分を互いに熱融着させるバンド接合機構8を
備えた構造とされている。
【0031】そして、本実施形態にあっては、バンド送
出機構6やバンド引締機構7を、正逆駆動されるバンド
駆動ローラ54と、電磁アクチュエータ55によってバ
ンド駆動ローラ54に接離自在に圧接される転動自在な
従動ローラ56とによって兼用する構造とされている。
【0032】また、バンド駆動ローラ54を正逆駆動す
る駆動源がエンコーダ付きのサーボモータ58とされ、
該サーボモータ58は制御部59によって正逆駆動制御
されている。
【0033】そして、上部のアーチ状の案内経路5bや
ガイドフレーム36の構造は上記従来構造と同様に構成
されている。
【0034】また、バンド1の送り出しによる案内経路
5bの終端位置到着は、バンド1の終端位置到着までの
送り出し量を予め到着設定値として設定しておき、サー
ボモータ58のエンコーダにより送り出し量を検出し、
その送り出し量が到着設定値に達したことを検出するこ
とによって前記終端位置到着を検出する構成とされてい
る。また、バンド1の送り出しにおけるトルク指令値は
低トルクに設定されている。
【0035】さらに、バンド1の引き戻しによるワーク
44に対するバンド1の巻き付きの検出は、ワーク44
の大きさに応じて巻き付き状態となる引き戻し量を巻き
付き設定値として予め設定しておき、サーボモータ58
のエンコーダにより引き戻し量を検出し、その引き戻し
量が巻き付き設定値に達したことを検出することによっ
て前記巻き付き状態を検出する構成とされている。ま
た、この際のバンド1の引き戻しにおけるトルク指令値
も低トルクに設定されている。
【0036】そして、その後の2次引き締めは、バンド
駆動ローラ54の引き戻し方向の回転時のトルクが締め
付けトルク値として予め設定された所定のトルク指令値
に達したことを検出することによって2次引き締めの完
了を検出する構成とされている。
【0037】また、バンド接合機構8におけるカム軸2
3aを回転駆動する駆動源もエンコーダ付きのサーボモ
ータ61とされ、該サーボモータ61も制御部59によ
って正逆駆動制御されている。
【0038】さらに、カム軸23aには、カム機構部2
3の原点位置を検出するための原点センサ部62が備え
られており、先端部挟持作動カム体、フレーム作動カム
体、後端部挟持作動カム体、ヒータ作動カム体、圧着接
合カム体、カッター作動カム体、テーブル作動カム体は
従来同様に構成されている。
【0039】そして、先端部挟持作動カム体の作動によ
りバンド1の先端部を挟持するタイミングや、フレーム
作動カム体の作動によりバンド1を案内経路5bより開
放するタイミングや、後端部挟持作動カム体の作動によ
りバンド1の送り出し方向後端部側を挟持するタイミン
グや、ヒータ作動カム体の作動によりヒータ部30を重
合状とされたバンド1間に出し入れするタイミングや、
圧着接合カム体の作動により重合状とされたバンド1を
押圧するタイミングや、カッター作動カム体の作動によ
りバンド1の送り出し方向後端部を切断するタイミング
や、テーブル作動カム体の作動によりスライドテーブル
26を作動させるタイミングは、カム軸23aの回転位
置をエンコーダによるフィードバックにより検出して、
サーボモータ61を駆動停止するように制御されてい
る。
【0040】また、結束機本体51下部のバンド挿入口
部52位置に対応して、バンド引込機構64が備えられ
ており、該バンド引込機構64は、上下一対の引込ロー
ラ65、66を備え、上側の引込ローラ65はエンコー
ダ67に装着され、従動ローラとして機能し、下側の引
込ローラ66はインダクションモータ等からなるプール
フィードモータ68に連動連結され、駆動ローラとして
機能する構造とされている。
【0041】前記エンコーダ67および上側の引込ロー
ラ65は、L字状の支持片69の一端部に支持されてお
り、その屈曲部が支軸70回りに揺動自在に連結され、
他端部に形成された操作孔69aに、支軸71回りに揺
動操作自在に支持された操作アーム72に突設された操
作ピン72aが相対摺動自在に係合されている。
【0042】そして、操作アーム72と結束機本体51
側とにわたって張設された引張バネ73により、引込ロ
ーラ65が引込ローラ66に常時、弾接されるように構
成され、引張バネ73の引張力に抗して操作アーム72
の外部突出部を上方に引き上げ操作することにより、引
込ローラ65と引込ローラ66とが互いに離反するよう
に構成されている。
【0043】また、両引込ローラ65、66の外側方に
転動自在にガイドローラ75が支持されており、バンド
供給リール3から引き出されたバンド1をガイドローラ
75を介して両引込ローラ65、66間に案内し、この
状態で引込ローラ66がプールフィードモータ68によ
り回転駆動されれば、バンド1を結束機本体51内に順
次引き込むように構成されており、このバンド1の引き
込み量はエンコーダ67で検出される。
【0044】両引込ローラ65、66によるバンド1の
引込方向下流側には、矩形筒状のガイドフレーム等から
構成される案内経路5aが備えられており、バンド引込
機構64に近い案内経路5aの上部には案内経路5a内
を通過するバンド1の有無を検出するバンド検出センサ
76が備えられている。また、両引込ローラ65、66
によるバンド1の引込方向上流側には、案内経路5aと
連続する上部解放で、両側壁部と底壁部とからなる外部
案内路5cが適宜長さ側方突出状に備えられている。
【0045】一方、結束機本体51内における案内経路
5a途中には、バンド引込機構64によって引き込まれ
たバンド1を貯留するためのチャンバー部78が備えら
れており、チャンバー部78は、案内経路5aとほぼ同
幅で適宜長さを有し、一端部が揺動自在に支持された可
動経路構成体79と、可動経路構成体79の可動域両側
に立設状に備えられた側板部80、81と、上下に分離
状とされた案内経路5aの一側を連続状に構成すべく、
上下に分離状とされた案内経路5a間にわたって配置固
定された固定経路構成体82とから主構成されている。
【0046】また、可動経路構成体79の一端部を支持
する支軸83の一側には、連動アーム84の一端部が連
結され、連動アーム84の他端部はエアシリンダ等から
なる操作シリンダ85のピストンロッド85a先端部に
連結されており、操作シリンダ85の伸縮作動により、
支軸83を介して連動アーム84と可動経路構成体79
とが一体的に揺動され、可動経路構成体79が図1およ
び図2に示される経路解放位置と、図5に示される経路
構成位置とに揺動操作自在に構成されている。
【0047】そして、可動経路構成体79の図1および
図2に示される経路解放位置においては、可動経路構成
体79、固定経路構成体82、各側板部80、81等に
よりバンド1を適宜量貯留可能な貯留空間が構成され、
可動経路構成体79の図5に示される経路構成位置にお
いては、可動経路構成体79、固定経路構成体82、各
側板部80、81により互いに分離状とされた案内経路
5aを互いに連続的に接続すべく、ほぼ同じ案内空間を
有する接続案内経路5dが構成される。
【0048】前記両引込ローラ65、66のバンド1引
込方向上流側に位置した外部案内路5cの延設方向一側
には、交換バンド保持体87が備えられており、該交換
バンド保持体87の上部には、予備の交換用のバンド供
給リール3から引き出されたバンド1の供給端部を解除
可能に保持する交換バンド保持部88が備えられてい
る。
【0049】この交換バンド保持部88は、図4に示さ
れる如く、支軸88a回りに回動自在に支持された押さ
え板88bと、交換バンド保持体87に突出状に備えら
れた下支持板88cと、下支持板88cの一側縁部より
上方突出状に備えられ、押さえ板88bの端縁が係脱自
在に係止されるバネ材より構成された弾性係止片88d
と、押さえ板88bを実線で示される位置より仮想線方
向に回動付勢すべく、支軸88aに巻装されたコイルバ
ネ等からなる付勢バネ体(図示省略)とから構成されて
いる。
【0050】そして、図4に示される如く、バンド1を
下支持板88cと押さえ板88bとで挟んだ状態で、押
さえ板88bの端縁が弾性係止片88dに係止されてバ
ンド1が保持されるように構成され、この保持状態は、
両引込ローラ65、66によるバンド1の結束機本体5
1内への引込力により容易に解除される係止力で保持さ
れた構造とされている。
【0051】また、交換バンド保持体87は、バンド供
給アクチュエータとしてのエアシリンダ等からなるバン
ド供給シリンダ90のピストンロッド部90aの先端部
に装着され、そのシリンダ本体は結束機本体51内に配
置されている。
【0052】そして、バンド供給シリンダ90のピスト
ンロッド部90aの出退操作により、交換バンド保持体
87が両引込ローラ65、66方向に接近・離隔移動操
作自在に構成されている。即ち、ピストンロッド部90
aの進出状態で、図1や図2に示される如く、バンド1
の先端部である供給端縁を外部案内路5c上のガイドロ
ーラ75に近接する所定の位置に合わせて、バンド1の
供給端部を交換バンド保持部88に保持させ、ピストン
ロッド部90aの後退状態で、図5に示される如く、交
換バンド保持体87が両引込ローラ65、66方向に接
近され、バンド1の供給端縁が外部案内路5cに沿って
両引込ローラ65、66間に供給案内されるように構成
されている。ここに、これら交換バンド保持体87、交
換バンド保持部88、バンド供給シリンダ90によりバ
ンド1の供給端部を待機位置で保持する待機バンド保持
機構91が構成されている。
【0053】そして、プールフィードモータ68、操作
シリンダ85、バンド供給シリンダ90も前記制御部5
9により制御されるように構成されている。
【0054】本実施形態は以上のように構成されてお
り、使用中のバンド供給リール3側のバンド1は、図1
および図2に示される如く、ガイドローラ75を介して
両引込ローラ65、66間より案内経路5a内に案内さ
れ、チャンバー部78を通じてバンド駆動ローラ54位
置まで案内されている。この際、チャンバー部78に
は、1回の使用分程度のバンド1が予め貯留されてい
る。また、予備の交換用バンド供給リール3のバンド1
の供給端部は待機バンド保持機構91により所定の待機
位置で保持されている。
【0055】そして、従来同様、新聞紙等のワーク44
を結束する場合には、スライドテーブル26を一部に含
む載置テーブル上にワーク44をセットし、電源がオン
操作されれば、先ず、バンド1側のサーボモータ58が
バンド1送り出し方向に回転駆動される。この際、従動
ローラ56がバンド駆動ローラ54に圧接状態とされて
おり、バンド駆動ローラ54と従動ローラ56で挟持状
とされているバンド1がバンド駆動ローラ54の回転に
伴って順次送り出されていく。また、バンド1の送り出
し量とその送り出し量に応じたトルク指令値がフィード
バックされ、正常に送り出されているかどうかが検出さ
れている。
【0056】そして、バンド1がアーチ状の案内経路5
bに沿って案内され、バンド1の送り出し量が到着設定
値に達したことを検出すると、サーボモータ58が停止
されてバンド1の送り出しが停止される。また、カム機
構部23側のサーボモータ61が回転駆動される。
【0057】なお、バンド1の案内経路5bの終端位置
の到着の検出は、バンド1の先端部が案内経路5bの終
端位置に当たることによって、サーボモータ58に対す
る指令値にサーボモータ58が追従しなくなったことを
フィードバックにより検出することによっても検出する
ことができる。
【0058】そして、サーボモータ61の回転駆動によ
りカム機構部23のカム軸23aが回転駆動され、図7
に示される如く、先端部挟持作動カム体により先端挟持
体27がスライドテーブル26側に移動操作され、スラ
イドテーブル26と先端挟持体27とでバンド1の先端
部を挟持する。この際、フレーム作動カム体により可動
フレーム35が図8仮想線で示される如く、退避操作さ
れる。前記バンド1の挟持がカム軸23aの回転位置の
フィードバックにより検出されると、サーボモータ61
が停止され、ここに、バンド1の先端部はスライドテー
ブル26と先端挟持体27とで挟持された状態で保持さ
れる。
【0059】また、上記バンド1の挟持が検出される
と、バンド1側のサーボモータ58が前述と逆方向のバ
ンド1引き戻し方向に回転駆動される。この際、従動ロ
ーラ56がバンド駆動ローラ54に圧接状態とされてお
り、バンド駆動ローラ54と従動ローラ56で挟持状と
されているバンド1がバンド駆動ローラ54の回転に伴
って順次引き戻され、1次引き締めが行われる。
【0060】そして、バンド1の引き戻し量が巻き付き
設定値に達したことを検出することによって、1次引き
締めの完了が検出され、その後、さらにバンド駆動ロー
ラ54の回転によって順次引き締められ、締付けるトル
ク値が次第に上昇して締め付けトルク値に達したことを
検出することによって2次引き締めの完了が検出され
る。
【0061】2次引き締めの完了が検出されると、サー
ボモータ58が停止されてバンド1の引き戻しが停止さ
れる。また、カム機構部23側のサーボモータ61が回
転駆動されて、カム軸23aがさらに回転駆動され、後
端部挟持作動カム体により対の後部挟持体28、29が
互いに接近移動操作され、両後部挟持体28、29によ
り引き締められたバンド1の送り出し方向後端部側が挟
持され、この挟持状態で保持される。
【0062】その後、カム軸23aがさらに回転駆動さ
れ、スライドテーブル26と先端挟持体27とで挟持さ
れたバンド1位置と、両後部挟持体28、29で挟持さ
れたバンド1位置との間におけるバンド1が上下方向に
適宜間隔を有して重合状とされた部分のこの相互間の間
隙に、ヒータ作動カム体によりヒータ部30が一側方よ
り侵入操作され、このヒータ部30の侵入がカム軸23
aの回転位置のフィードバックにより検出されると、サ
ーボモータ61が停止される。
【0063】その後、ヒータ部30によって上下のバン
ド1がタイマー設定により所定時間加熱された後、サー
ボモータ61が回転駆動され、カム軸23aがさらに回
転駆動され、ヒータ作動カム体によりヒータ部30が初
期の位置に退避操作され、その後、圧着接合カム体によ
り圧着接合体31がスライドテーブル26側に移動操作
され、圧着接合体31が重合状とされたバンド1を挟持
状としてスライドテーブル26側に押圧される。この押
圧によって、ヒータ部30で加熱溶融状態とされたバン
ド1の互いに対向する対向面が互いに融着接合され、こ
こに重合状とされたバンド1が互いに熱融着される。な
お、この押圧時間はタイマ設定により所定時間に設定さ
れており、また、押圧状態がカム軸23aの回転位置の
フィードバックにより検出されると、サーボモータ61
が停止される。
【0064】前記所定時間が経過して前記熱融着が完了
すると、サーボモータ61が回転駆動され、カム軸23
aがさらに回転駆動され、カッター作動カム体によりカ
ッター部32が作動され、バンド1の送り出し方向後端
部が切断される。
【0065】その後、カム軸23aがさらに回動操作さ
れ、テーブル作動カム体によりスライドテーブル26が
退避操作され、ここに結束されたワーク44を載置テー
ブル上より取り出せばよい。
【0066】一方、カム軸23aは、その後さらに回転
駆動され、原点センサ部62による原点の検出により、
サーボモータ61が停止されて、各部が初期状態に復帰
するように構成されている。
【0067】また、上記一連の結束工程が行われる間
に、プールフィードモータ68が回転駆動して、結束に
使用されたバンド1長さに対応する長さ量だけバンド供
給リール3側から順次引込供給され、ここに、チャンバ
ー部78に所定範囲長さのバンド1が常時、安定して貯
留される。この場合のバンド1の引込長さは、エンコー
ダ67の検出によって制御される。
【0068】そして、バンド検出センサ76のバンド1
非検出により、使用中のバンド供給リール3におけるバ
ンド1の終了が検出されると、バンド駆動ローラ54の
回転駆動により結束機本体51内に残されているバンド
1が案内経路5b方向に順次送り出され、排出処理され
る。
【0069】その排出処理が案内経路5aの案内方向下
流側に適宜備えられたバンド排出検出センサにより検出
されると、操作シリンダ85が収縮作動されて可動経路
構成体79が経路構成位置に位置され、接続案内経路5
dが構成される。また、バンド供給シリンダ90のピス
トンロッド部90aが後退作動され、交換バンド保持部
88で保持されている交換用のバンド供給リール3にお
けるバンド1の供給端縁が回転駆動されている両引込ロ
ーラ65、66間に案内供給され、ここに、両引込ロー
ラ65、66の回転に伴って引き込まれ、結束機本体5
1内の案内経路5aに沿って順次案内される。
【0070】この両引込ローラ65、66によるバンド
1の引込力により、押さえ板88bと弾性係止片88d
との係止状態が解除され、押さえ板88bは図4仮想線
で示される如く、回動付勢され、バンド1の保持が解放
され、その後はガイドローラ75により案内される。
【0071】そして、両引込ローラ65、66間より案
内経路5a内を案内されてきたバンド1はその後、接続
案内経路5d内を通じて、上部の案内経路5a側に案内
され、さらにバンド駆動ローラ54と従動ローラ56と
の間に案内される。この際、バンド駆動ローラ54は回
転駆動され、バンド1をさらに案内経路5aの案内方向
下流側に案内し、前記バンド排出検出センサにより検出
されると、バンド駆動ローラ54の回転駆動が停止され
る。
【0072】一方、バンド排出検出センサによりバンド
1が検出されると、操作シリンダ85が伸張作動され、
可動経路構成体79は経路解放位置に戻され、接続案内
経路5dが解放される。その後、さらに引込ローラ66
が回転駆動され、引込ローラ65の回転に連動するエン
コーダ67の検出により、所定の長さのバンド1がチャ
ンバー部78に貯留されるとプールフィードモータ68
が停止され、ピストンロッド部90aが初期位置に進出
作動され、ここに、バンド1の自動切替が終了する。
【0073】そして、引き続きワーク44の結束が可能
となる。また、からのバンド供給リール3を支持台45
から取り外し、新たなバンド供給リール3を支持させ、
そのバンド供給リール3のバンド1供給端部を交換バン
ド保持部88に保持させておけばよい。
【0074】以上のように、本実施形態によれば、一対
の引込ローラ65、66でバンド1を引込操作し、予備
の交換用バンド供給リール3のバンド1供給端部を、両
引込ローラ65、66のバンド1引込方向上流側に位置
した結束機本体51外の交換バンド保持部88に保持さ
せ、使用中のバンド1が終了すると、交換バンド保持部
88で保持されたバンド1が両引込ローラ65、66間
に供給案内され、その両引込ローラ65、66によって
引き込まれる方式であり、案内経路5a内へバンド1を
順次引き込むための駆動機構が単一種類の一対の引込ロ
ーラ65、66および引込ローラ66を駆動するプール
フィードモータ68でよく、従来のように、プールフィ
ードモータ37、駆動ローラ38、従動ローラ39等の
駆動機構をそれぞれ独立して個別に設置する構造と比較
して構造の簡素化が図れ、コスト低減が図れる。
【0075】また、同じ経路の案内経路5aを通じてバ
ンド1が案内される方式であり、しかも交換用のバンド
1のセットも外部に位置されているため、目視により所
定位置にセットでき、従来のような別々の案内経路5a
を通じて案内され、途中で互いに合流する方式の場合の
ように4個の検出センサ42、43が必要とされる場合
と比較して、バンド1を検出するためのバンド検出セン
サ76が単一でよく、この点からも、構造の簡素化が図
れ、コスト低減が図れる。
【0076】さらに、交換用のバンド1のセット位置も
直接視認でき、バンド1のセット作業も容易、確実に行
え、信頼性も向上するという利点がある。
【0077】また、バンド供給シリンダ90のシリンダ
本体を結束機本体51内に設置する構造としているた
め、外部への突出量もできるだけ少なく構成でき、装置
のコンパクト化が図れる利点もある。
【0078】そして、バンド1の切り替えが自動的に信
頼性よく行えるため、生産ラインのような省人化を行う
ラインの利用に適する。
【0079】なお、バンド供給シリンダ90のシリンダ
本体を結束機本体51内に設置した構造を示している
が、外部に配置される構造であってもよい。また、チャ
ンバー部78の構造も実施形態の構造に限られず、適宜
構造を採用すればよい。
【0080】さらに、バンド挿入口部52の位置も結束
機本体51下部に限られず、結束機本体51の高さ方向
中間部に備える構造であってもよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明のバンド結束機の
バンド切替装置によれば、バンド引込機構は、回転駆動
により挟持したバンドを結束機本体内に引き込む一対の
引込ローラを備え、待機バンド保持機構は、引込ローラ
のバンド引込方向上流側に位置して配置されると共に、
バンド供給端部を両引込ローラのバンド引込力により解
除されるべく、解除可能に結束機本体外に位置して保持
する交換バンド保持部と、該交換バンド保持部に保持さ
れたバンドの供給端縁を両引込ローラ間に供給案内すべ
く、交換バンド保持部を両引込ローラ方向に対して出退
操作自在なバンド供給アクチュエータとを備えてなるも
のであり、構造の簡素化が図れると共に、コスト低減が
図れ、交換用のバンドのセットも直接視認でき、バンド
のセット作業が容易、確実に行え、信頼性も向上すると
いう利点がある。
【0082】また、バンド供給アクチュエータがバンド
供給シリンダからなり、そのシリンダ本体が結束機本体
内に配置され、結束機本体内より突出して出退操作自在
なピストンロッド部の先端部に交換バンド保持部が装着
された構造とすれば、外部への突出量ができるだけ少な
く構成でき、コンパクト化が図れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す概略説明図である。
【図2】同要部拡大図である。
【図3】図2のIII−III線断面矢視図である。
【図4】図2のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】図2の動作説明図である。
【図6】従来例を示す概略説明図である。
【図7】カム機構部の概略説明図である。
【図8】案内経路の断面図である。
【図9】ガイドフレームの断面図である。
【符号の説明】
1 バンド 3 バンド供給リール 3a 支軸部 5a 案内経路 5b 案内経路 5c 外部案内路 5d 接続案内経路 6 バンド送出機構 7 バンド引締機構 8 バンド接合機構 50 バンド結束機 51 結束機本体 52 バンド挿入口部 64 バンド引込機構 65 引込ローラ 66 引込ローラ 68 プールフィードモータ 76 バンド検出センサ 78 チャンバー部 87 交換バンド保持体 88 交換バンド保持部 90 バンド供給シリンダ 91 待機バンド保持機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換用のバンド供給リールのバンド供給
    端部を待機位置で保持する待機バンド保持機構を備え、
    使用中のバンド供給リールからバンド引込機構により結
    束機本体内に引き込まれるバンドのバンド検出センサに
    よる終了検出により、前記待機位置のバンドに切り替え
    て引き込むバンド結束機のバンド切替装置において、 前記バンド引込機構は、回転駆動により挟持したバンド
    を結束機本体内に引き込む一対の引込ローラを備え、 前記待機バンド保持機構は、前記引込ローラのバンド引
    込方向上流側に位置して配置されると共に、前記バンド
    供給端部を前記両引込ローラのバンド引込力により解除
    されるべく、解除可能に結束機本体外に位置して保持す
    る交換バンド保持部と、該交換バンド保持部に保持され
    たバンドの供給端縁を前記両引込ローラ間に供給案内す
    べく、交換バンド保持部を両引込ローラ方向に対して出
    退操作自在なバンド供給アクチュエータとを備えてなる
    ことを特徴とするバンド結束機のバンド切替装置。
  2. 【請求項2】 前記バンド供給アクチュエータがバンド
    供給シリンダからなり、そのシリンダ本体が結束機本体
    内に配置され、結束機本体内より突出して出退操作自在
    なピストンロッド部の先端部に前記交換バンド保持部が
    装着されたことを特徴とする請求項1記載のバンド結束
    機のバンド切替装置。
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