JPH0740344U - 車両用連結幌 - Google Patents

車両用連結幌

Info

Publication number
JPH0740344U
JPH0740344U JP7077593U JP7077593U JPH0740344U JP H0740344 U JPH0740344 U JP H0740344U JP 7077593 U JP7077593 U JP 7077593U JP 7077593 U JP7077593 U JP 7077593U JP H0740344 U JPH0740344 U JP H0740344U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
vehicle
vehicle bodies
space
hood member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7077593U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2598549Y2 (ja
Inventor
正裕 加川
紀行 白國
洋一 西川
功 稗方
六郎 安藤
實 石川
憲秋 岩室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Japan Railway Co
Narita Mfg Ltd
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Central Japan Railway Co
Narita Mfg Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK, Central Japan Railway Co, Narita Mfg Ltd filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP1993070775U priority Critical patent/JP2598549Y2/ja
Publication of JPH0740344U publication Critical patent/JPH0740344U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598549Y2 publication Critical patent/JP2598549Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幌のばたつきを抑制し車体間の空力騒音およ
び空気抵抗を低減する。 【構成】 2つの隣接する車体10,11間の空間12
に幌13,34を設け、この幌13,34は車体10,
11の外表面に沿って平滑な外表面を有し、かつ車体間
の変位に対応可能なように、伸縮性を有するゴムとウレ
タンフォーム等を組合せ、或る高さをもったブロックに
成形化したもの、または板ばね効果を有する薄板を数分
割し重ね合せて、剛性枠の間に挟み込み構成される。こ
れによって常に平滑な面が確保され、高速走行時におけ
るばたつきが抑制されるとともに空力騒音や空気抵抗を
低減させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばリニアモータカーなどのような2つの車両の間に設ける車 両用連結幌に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的な先行技術は、図7の簡略化した水平断面図に示されている(詳細は特 開平3−45466号参照)。2つの車体1,2の外表面に沿って妻面3,4に はカバー部材5,6がそれぞれ立設されて固定される。カバー部材5,6は、た とえばスポンジ状またはスポンジ状でない合成ゴム成形品などから成る。
【0003】 このような図7に示される先行技術では、車体1,2が左右に、すなわち図7 の上下に相互にずれたときには、カバー部材5,6もまたずれ、したがって段差 が生じることになる。高速度で走行するたとえばリニアモータカーなどでは、編 成車両の外表面を全体にわたって滑らかにして空力騒音や空気抵抗を小さくする ことが望まれる。したがって図7のような構成を高速走行する車両にそのまま実 施することができない。
【0004】 他の先行技術の水平断面図は、図8に示されている。車両7,8には、伸縮性 を有するたわみ可能な布状幌9が設けられる。この幌9は、波形に形成されてい る。したがって特に高速走行時のばたつきに伴う空力騒音や空気抵抗が過大であ るという問題があり、高速走行車両に実施することはできない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、特に車両の高速走行時における幌のばたつきを抑制し、空力 騒音や空気抵抗を低減できるようにした車両用連結幌を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、隣接する各車両の車体間の空間に、車体の外表面に沿って平滑な外 表面を有し、かつ車体間の変位に対応可能なように伸縮性を有する材料から成り 、かつ周方向に複数に分割される幌部材を、全周面にわたって設けることを特徴 とする車両用連結幌である。
【0007】 また本考案は、隣接する各車両の車体間の空間に、車体の外表面に沿って平滑 な外表面を有し、かつ車体間の変位に対応可能なように板ばね効果を有する薄板 を周方向に複数に分割し部分的に重ね合わせた幌部材を、全周囲にわたって設け ることを特徴とする車両用連結幌である。
【0008】 さらに本考案は、幌部材相互間の継ぎ目部分からの空気もれを防止するため、 伸縮可能なふさぎ部材を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に従えば、隣接する各車両の車体間の空間に設けられた幌部材は、車体 の外表面に沿って平坦な外表面を有し、しかも伸縮性を有する材料または摺動お よびたわみ変形の可能な板ばね効果を有する材料から成るので、高速域における 車両動揺変位時においても常に平滑な外表面が確保され、空力騒音や空気抵抗を 低減することが可能となる。
【0010】 また本考案に従えば、幌部材相互間の継ぎ目部分には、伸縮可能なふさぎ部材 を設けることによって、前記継ぎ目部分からの空気の漏洩を防止することができ 、これによって空力騒音および空気抵抗をより一層低減することができる。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の水平断面図である。リニアモータカーなどの編成 車両の隣接する各車両の車体10,11間の空間12には、本考案に従う幌部材 13が設けられる。
【0012】 図2は、図1に示される幌部材13が設けられた車両の一部の側面図である。 この編成車両は、連接車であり、車体10,11の間に台車14が設けられる。 台車14には、車上コイルが設けられ、地上には地上コイルが設けられ、これら の車上コイルと地上コイルとの間の電磁力によって推進力が発生されて、車体1 0,11が浮上して走行することができる。車体10,11と台車14との間の 空間にもまた前述の幌部材13と同様な幌部材15,16が設けられる。この図 2における切断面線A−Aから見た断面は、前述の図1に示されている。
【0013】 車体10,11の妻面17,18には、フレーム19,20がボルト21,2 2にて固定される。幌部材13と幌枠23,24および25,26は、ボルト2 7,28にて固定され、幌組立品44となる。
【0014】 この幌組立品44では、ボルト29,30にて妻面17,18に固定されたフ レーム19,20に幌枠23,24が組付けられ、幌組立品44の外表面は、車 体10,11の外表面に沿って平滑な面となる。
【0015】 幌部材13は、弾発性を有しかつ曲げモーメントに対する或る程度の剛性を有 する伸縮可能な組合せ材料から成り、たとえば外部材13bは合成ゴム、また内 部材13aはもっと軟らかいウレタンフォーム等との成形品でもよい。この幌部 材13は気密性を有していてもよいけれども、気密性を有していなくてもよい。 外部材13bの外周部分には線材13cが埋設されて、幌部材13の強度が向上 される。
【0016】 図3は図2の切断面線B−Bから見た断面図であり、幌組立品44の継ぎ目部 分45におけるすきま防止構造を示している。
【0017】 幌組立品44の継ぎ目部分45は、高速走行時等に大きな継ぎ目すきまd1が 生じると騒音源となる懸念があるため、図3に示すように幌部材13の継ぎ目部 分45にコの字型のゴム部材から成る端部材31,32を嵌め込み、接着剤で固 定し、かつ空気もれ防止用のふさぎ部材33を設ける。
【0018】 このふさぎ部材33は、幌部材13と同様に伸縮性を有する必要があるので、 ゴムまたはジャバラ等で構成すればよい。また、ふさぎ部材33の一端部33a と一方の幌部材13とは、接着剤によって、また他端部33bは、マジックテー プなどと呼ばれる着脱可能なファスナなどでもう1つの幌部材13に取付ければ よい。前記一端部33aを接着剤で固定することによって、上方からの雨漏りを 防ぐことができる。他端部33bを着脱可能なファスナで連結して、メンテナン ス時に逆T字状の参照符47で示される幌部材を離脱することもまた可能である 。幌枠23,24の相互の継ぎ目部分もまた、ふさぎ部材33を用いて同様に覆 う残余の継ぎ目部分45に関しても図3と同様な構成で覆われる。
【0019】 図4は、本考案の他の実施例の図1に対応する断面図である。図5は、図4に 示される幌部材34(板ばね効果を有するもの)が設けられた車両の一部の側面 図である。車体間の台車14、車上のコイル、および地上コイル等の構成は前述 の図2の場合に同じである。車体10,11と台車14との間の空間には、前述 の幌部材13と同様の幌部材15,16が設けられる。この図5における切断面 線C−Cから見た断面は前述の図4に示されている。
【0020】 車体10,11の妻面17,18には、フレーム35,36がボルト21,2 2にて固定される。幌部材34と幌枠37は、幌枠37の取付け部46と取付け 板47との間で金属製ライナ48とともに幌部材34の基端部が挟まれて、ボル ト38で固定されている。幌枠39と40の間に幌部材34を挟み、幌枠37, 39,40をボルト41,42にて、妻面17,18に固定されたフレーム35 ,36に組付けられることによって、車体10,11の外表面に沿って平坦な幌 面が形成される。
【0021】 幌部材34は、板ばね効果を有する薄い板の材料から成り、たとえばステンレ ス鋼板または繊維強化プラスチック(略称FRP)板等でもよい。この幌部材3 4は、車体間の変位時においては、幌枠39と40の間を前後、左右、上下各方 向に摺動またはたわみ変形する。このようにして幌部材34は、曲げモーメント に対する或る程度の剛性を有する。幌部材34の遊端部は、前述のように幌枠3 9,40間に挟まれており、図4の左右方向に、すなわち車体間の変位に対応可 能なように、幌枠39,40間の空間49で摺動する。
【0022】 前記幌部材34は、図6に示されるように、板ばね効果を有する複数の薄板5 0a,50b,50c,…を各薄板の上部がその上方に配置される薄板の下部に よって外部から覆われるようにして、相互に部分的に重ね合わせて幌部材が構成 され、このような幌部材34によって各車体10,11間の空間12が全周にわ たって覆われる。このような構成によって、各車体10,11間の相対的な変位 を許容し、かつ高速走行時の空力騒音および空気抵抗を可及的に少なくすること ができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、隣接する各車両の車体間の空間には、車体の外 表面に沿って平滑な外表面が形成される。しかも高速走行時の動揺変位時におい ては、図1に示すようなブロック成形化された弾発性のある伸縮可能な組合せ幌 材、もしくは図4に示すような摺動およびたわみ変形の可能な板ばね効果を有す る薄板から成る幌部材を使用することによって、常に平滑な外表面が確保され、 高速走行時におけるばたつきが抑制されるとともに、空力騒音や空気抵抗を低減 させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部の水平断面図である。
【図2】図1に示される実施例の編成車両の側面図であ
る。
【図3】幌部材の継ぎ目部分45のすきま防止構造を示
す図2の切断面線B−Bから見た断面図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例の一部の水平断面図
である。
【図5】図4に示される実施例の編成車両の一部の側面
図である。
【図6】図5の切断面線D−Dから見た幌部材34の一
部を示す拡大断面図である。
【図7】先行技術の簡略化した水平断面図である。
【図8】他の先行技術の簡略化した水平断面図である。
【符号の説明】
10,11 車体 12 空間 13,34 幌部材 23,24,25,26;37,39,40 幌枠 19,20,35,36 フレーム 50a,50b,50c 薄板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加川 正裕 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 白國 紀行 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 西川 洋一 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 稗方 功 兵庫県神戸市兵庫区和田山通2丁目1番18 号 川崎重工業株式会社兵庫工場内 (72)考案者 安藤 六郎 愛知県名古屋市熱田区花表町20番12号 株 式会社成田製作所内 (72)考案者 石川 實 愛知県名古屋市熱田区花表町20番12号 株 式会社成田製作所内 (72)考案者 岩室 憲秋 愛知県名古屋市熱田区花表町20番12号 株 式会社成田製作所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する各車両の車体間の空間に、車体
    の外表面に沿って平滑な外表面を有し、かつ車体間の変
    位に対応可能なように伸縮性を有する材料から成り、か
    つ周方向に複数に分割される幌部材を、全周面にわたっ
    て設けることを特徴とする車両用連結幌。
  2. 【請求項2】 隣接する各車両の車体間の空間に、車体
    の外表面に沿って平滑な外表面を有し、かつ車体間の変
    位に対応可能なように板ばね効果を有する薄板を周方向
    に複数に分割し部分的に重ね合わせた幌部材を、全周囲
    にわたって設けることを特徴とする車両用連結幌。
  3. 【請求項3】 幌部材相互間の継ぎ目部分からの空気も
    れを防止するため、伸縮可能なふさぎ部材を有すること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両用連結幌。
JP1993070775U 1993-12-28 1993-12-28 車両用連結幌 Expired - Lifetime JP2598549Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070775U JP2598549Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 車両用連結幌

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070775U JP2598549Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 車両用連結幌

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0740344U true JPH0740344U (ja) 1995-07-18
JP2598549Y2 JP2598549Y2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=13441240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993070775U Expired - Lifetime JP2598549Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 車両用連結幌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598549Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240805A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 East Japan Railway Co 高速鉄道車両の外幌装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240805A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 East Japan Railway Co 高速鉄道車両の外幌装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2598549Y2 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6133725B2 (ja)
JP2007278398A (ja) 車両用防振具
US4798148A (en) Device for intercommunication between coupled vehicles in which passengers can walk freely, especially railway cars or road vehicles
JPH02286464A (ja) 深さの増大する波形をもつ鉄道又は陸路用の連続する車両間の相互通行用の弾性変形可能な膜
US20060152043A1 (en) Plastics material elongate member forming part of a roof structure, a roof structure member, a roof arch, a roof frame, and a roof module for a motor vehicle
JPH0740344U (ja) 車両用連結幌
JP4693151B2 (ja) 台車カバーを設けた高速鉄道車両
JPH0773996B2 (ja) 鉄道車両用台車枠
JP5209220B2 (ja) 鉄道車両の連結部構造
US5562042A (en) Elastic membrane
JP4060214B2 (ja) 鉄道車両用フェアリング
KR100742807B1 (ko) 벨로우즈들을 가진 연결통로를 보호하기 위한 양쪽 측부의 보호장치.
US20150076858A1 (en) Utility Spoiler
JPH0730177U (ja) 車両の幌構造
CN213565878U (zh) 贯通道及包括其的车辆
JP2006117041A (ja) 鉄道車両の連結部用外幌
WO2016141730A1 (zh) 一种轨道车辆及其底架端板组件
JP3192752B2 (ja) 高速推進体の外幌構造体
JPH072366Y2 (ja) 車両のボデー構造
JP2004314876A (ja) 鉄道車両用外幌の構造
JP3992472B2 (ja) 鉄道車両用外幌
JPH0679682U (ja) 車輛連結部の外幌
JP4183674B2 (ja) 鉄道車両の連結部用外幌
JPH0427659A (ja) 車両用空気ばね
JPS6143648Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611