JPH0740326B2 - 磁気テ−プ消去装置 - Google Patents
磁気テ−プ消去装置Info
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- JPH0740326B2 JPH0740326B2 JP60149537A JP14953785A JPH0740326B2 JP H0740326 B2 JPH0740326 B2 JP H0740326B2 JP 60149537 A JP60149537 A JP 60149537A JP 14953785 A JP14953785 A JP 14953785A JP H0740326 B2 JPH0740326 B2 JP H0740326B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ等に使用する磁気テー
プ消去装置に関するものである。
プ消去装置に関するものである。
従来の技術 従来の磁気テープ消去装置について第4図,第5図にて
説明する。
説明する。
第4図はVHS方式ビデオテープレコーダの記録、再生時
のテープ走行経路(テープパス)を示すものである。テ
ープはカセット1からポスト5,6,8,9により引き出さ
れ、テープテンションを安定させるテンションポスト
2、テープ走行高さを規制する機能も有するローラポス
ト3、テープの記録を消去する全巾消去ヘッド4、テー
プ走行高さを規制する機能も有するローラポスト5、テ
ープを無理なくシリンダ7へ巻付ける為の傾斜ポスト
6、テープに記録する為の回転ヘッドを内蔵するシリン
ダ7を通過後、テープを無理なく水平走行させる為の傾
斜ポスト8、テープ走行高さを規制する機能も有するロ
ーラポスト9、オーディオ部の記録を消去する為のオー
ディオイレースヘッド10、オーディオとコントロール信
号を記録あるいは再生する為のオーディオ・コントロー
ルヘッド11、テープ走行高さを規制するポスト12を通
り、キャプスタンシャフト13とピンチローラ14にてテー
プを送り出し、再びカセット1に巻き取られる。前記テ
ープ走行経路は記録再生時とも同一であり、テープは常
に全巾消去ヘッド4に当っている。
のテープ走行経路(テープパス)を示すものである。テ
ープはカセット1からポスト5,6,8,9により引き出さ
れ、テープテンションを安定させるテンションポスト
2、テープ走行高さを規制する機能も有するローラポス
ト3、テープの記録を消去する全巾消去ヘッド4、テー
プ走行高さを規制する機能も有するローラポスト5、テ
ープを無理なくシリンダ7へ巻付ける為の傾斜ポスト
6、テープに記録する為の回転ヘッドを内蔵するシリン
ダ7を通過後、テープを無理なく水平走行させる為の傾
斜ポスト8、テープ走行高さを規制する機能も有するロ
ーラポスト9、オーディオ部の記録を消去する為のオー
ディオイレースヘッド10、オーディオとコントロール信
号を記録あるいは再生する為のオーディオ・コントロー
ルヘッド11、テープ走行高さを規制するポスト12を通
り、キャプスタンシャフト13とピンチローラ14にてテー
プを送り出し、再びカセット1に巻き取られる。前記テ
ープ走行経路は記録再生時とも同一であり、テープは常
に全巾消去ヘッド4に当っている。
次に第5図は全巾消去ヘッド部の詳細図である。4は全
巾消去ヘッドで、イレースヘッドレバー15に固定されて
いる。前記イレースヘッドレバー15はシャフト18に挿入
され回動可能になっているが、このとき前記イレースヘ
ッドレバー15の下面に設けられたボス15aはローディン
グベース17の穴17aに挿入されている。16はイレースヘ
ッドレバーキックバネであり、前記イレースヘッドレバ
ー15に巻回され、片側の足16aはイレースヘッドレバー1
5に設けられたアーム部15bにひっかけられ、他方の足16
bは前記ローディングベース17の爪部17bにひっかけられ
ている。これによりイレースヘッドレバー15は反時計回
りの力を受け、ボス15aがローディングベースの穴17aの
端面17cに当った位置で停止する。21は全巾消去ヘッド
4に高周波電流を流し、テープの記録を消去する為の消
去回路であり、記録時のみこの回路を働かせる。20はコ
ネクタユニットで、前記消去回路21と全巾消去ヘッド4
を接続している。
巾消去ヘッドで、イレースヘッドレバー15に固定されて
いる。前記イレースヘッドレバー15はシャフト18に挿入
され回動可能になっているが、このとき前記イレースヘ
ッドレバー15の下面に設けられたボス15aはローディン
グベース17の穴17aに挿入されている。16はイレースヘ
ッドレバーキックバネであり、前記イレースヘッドレバ
ー15に巻回され、片側の足16aはイレースヘッドレバー1
5に設けられたアーム部15bにひっかけられ、他方の足16
bは前記ローディングベース17の爪部17bにひっかけられ
ている。これによりイレースヘッドレバー15は反時計回
りの力を受け、ボス15aがローディングベースの穴17aの
端面17cに当った位置で停止する。21は全巾消去ヘッド
4に高周波電流を流し、テープの記録を消去する為の消
去回路であり、記録時のみこの回路を働かせる。20はコ
ネクタユニットで、前記消去回路21と全巾消去ヘッド4
を接続している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成にした場合、全巾消去
ヘッド4と消去回路21の両者によりテープの記録を消去
することができるわけであり、コスト高になると共に、
高周波電流を流す必要があることから、そのノイズが思
わぬ所に飛び込み悪影響を及ぼすという問題を有してい
た。
ヘッド4と消去回路21の両者によりテープの記録を消去
することができるわけであり、コスト高になると共に、
高周波電流を流す必要があることから、そのノイズが思
わぬ所に飛び込み悪影響を及ぼすという問題を有してい
た。
本発明は上記問題点に鑑み、安価なマグネットを用いて
ノイズによる他への悪影響のない磁気テープ消去装置を
提供するものである。
ノイズによる他への悪影響のない磁気テープ消去装置を
提供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成する為に本発明の磁気テープ消去装置
は、テープカセットより磁気テープを引出し回転ヘッド
を内蔵するシリンダに所定の角度巻き付けるテープロー
ディング手段と、形状の異なる第1と第2のカム溝が形
成されたカム付き歯車と、そのカム付き歯車を可逆的に
回転させるモータと、前記第1のカム溝に係合し、前記
カム付き歯車の第1の回転角度までの範囲内でその回転
角に応じて、前記テープローディング手段を、テープカ
セット内の磁気テープに係合する位置と、引出された磁
気テープがシリンダに所定の角度巻き付けられるテープ
ローディング完了位置との間を可逆的駆動する駆動伝達
手段と、回動支点を中心に回動可能に設けられたイレー
スヘッドレバーと、そのイレースヘッドレバーに設けら
れた全巾消去ヘッドを形成するマグネットと、そのマグ
ネットが引き出された前記磁気テープに接する方向に前
記イレースヘッドレバーを弾力的に回動付勢する手段
と、前記回動付勢力に抗して前記イレースヘッドを、マ
グネットが引き出された前記磁気テープに接しない回動
位置に規制する規制手段と、前記第2のカム溝に係合
し、前記カム付き歯車の前記第1の回転角度までの範囲
を超えた第2の回転角度までの回動に応じて、前記規制
手段の規制を解除する規制解除手段とを有し、再生モー
ド時には、前記カム付き歯車の回転角度を前記第1の回
転角度にとどめ、記録モード時には、前記カム付き歯車
を前記第2の回転角度まで回動せしめるよう前記モータ
を制御するように構成したものである。
は、テープカセットより磁気テープを引出し回転ヘッド
を内蔵するシリンダに所定の角度巻き付けるテープロー
ディング手段と、形状の異なる第1と第2のカム溝が形
成されたカム付き歯車と、そのカム付き歯車を可逆的に
回転させるモータと、前記第1のカム溝に係合し、前記
カム付き歯車の第1の回転角度までの範囲内でその回転
角に応じて、前記テープローディング手段を、テープカ
セット内の磁気テープに係合する位置と、引出された磁
気テープがシリンダに所定の角度巻き付けられるテープ
ローディング完了位置との間を可逆的駆動する駆動伝達
手段と、回動支点を中心に回動可能に設けられたイレー
スヘッドレバーと、そのイレースヘッドレバーに設けら
れた全巾消去ヘッドを形成するマグネットと、そのマグ
ネットが引き出された前記磁気テープに接する方向に前
記イレースヘッドレバーを弾力的に回動付勢する手段
と、前記回動付勢力に抗して前記イレースヘッドを、マ
グネットが引き出された前記磁気テープに接しない回動
位置に規制する規制手段と、前記第2のカム溝に係合
し、前記カム付き歯車の前記第1の回転角度までの範囲
を超えた第2の回転角度までの回動に応じて、前記規制
手段の規制を解除する規制解除手段とを有し、再生モー
ド時には、前記カム付き歯車の回転角度を前記第1の回
転角度にとどめ、記録モード時には、前記カム付き歯車
を前記第2の回転角度まで回動せしめるよう前記モータ
を制御するように構成したものである。
作用 本発明は、上記構成によって、記録時のみ全巾消去ヘッ
ドがテープに接する為、安価なマグネットが使用可能で
あると共に、高周波電流を流す必要がなく、ノイズによ
る他への影響を考えなくてすむこととなる。さらに、ロ
ーディング手段を駆動することと、テープ走行経路に位
置している磁気テープより離反して位置している再生モ
ード時におけるマグネットを記録モード時には当接せし
めて磁気テープに記録されている信号を消去することと
を、共通の駆動源であるモータによりおこなうことがで
きるので、コストの低減を図れ、かつ、磁気テープ消去
装置の小型化が可能となるものである。
ドがテープに接する為、安価なマグネットが使用可能で
あると共に、高周波電流を流す必要がなく、ノイズによ
る他への影響を考えなくてすむこととなる。さらに、ロ
ーディング手段を駆動することと、テープ走行経路に位
置している磁気テープより離反して位置している再生モ
ード時におけるマグネットを記録モード時には当接せし
めて磁気テープに記録されている信号を消去することと
を、共通の駆動源であるモータによりおこなうことがで
きるので、コストの低減を図れ、かつ、磁気テープ消去
装置の小型化が可能となるものである。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
る。
第2図は本発明の一実施例における磁気テープ消去装置
を使用したVHS方式のビデオテープレコーダの再生時の
テープ走行経路を示すものである。
を使用したVHS方式のビデオテープレコーダの再生時の
テープ走行経路を示すものである。
1はカセット、2はテンションポスト、3はローラポス
ト、4はマグネットよりなる全巾消去ヘッド、5はロー
ラポスト、6は傾斜ポスト、7はシリンダ、8は傾斜ポ
スト、9はローラポスト、10はオーディオイレースヘッ
ド、11はオーディオ・コントロールヘッド、12はポス
ト、13はキャプスタンシャフト、14はピンチローラであ
り、以上は全巾消去ヘッド4がマグネットにより構成さ
れている点以外、第4図の構成と同じものである。ただ
し、全巾消去ヘッド4は再生時である為、テープから離
れている。
ト、4はマグネットよりなる全巾消去ヘッド、5はロー
ラポスト、6は傾斜ポスト、7はシリンダ、8は傾斜ポ
スト、9はローラポスト、10はオーディオイレースヘッ
ド、11はオーディオ・コントロールヘッド、12はポス
ト、13はキャプスタンシャフト、14はピンチローラであ
り、以上は全巾消去ヘッド4がマグネットにより構成さ
れている点以外、第4図の構成と同じものである。ただ
し、全巾消去ヘッド4は再生時である為、テープから離
れている。
第1図は前記全巾消去ヘッド4を記録モードと、それ以
外のモード時に、テープに接しあるいは離す機構の斜視
図である。第1図中、22は可逆的に回転可能なローディ
ングモータて、ローディングモータプーリ23を圧入して
いる。25はローディングウォームで、ベルトのかかるV
プーリ部とウォーム部とが一体になって回動する。24は
ローディングベルトで、前記ローディングモータプーリ
23とローディングウォーム25間にかけられる。26はカム
付き歯車で、前記ローディングウォーム25とかみ合い可
逆的に回転し、またその表面にはカム溝26aが設けてあ
る。27はメインアームで、回動支点27cを中心にメイン
アームピン27aが前記カム溝26aにガイドされることによ
り回動する。28はメインロッドで、左右に摺動可能であ
り、メインロッドピン28aが設けられ、前記メインアー
ム27のガイド穴27bに挿入されている。さらに前記メイ
ンロッド28にはRECレバーキックピン28bがめられてい
る。29は回動支点29cを中心に回動可能に設けられたREC
レバーであり、前記RECレバーキックピン28bにより側端
面29aが蹴られ回動する。30はRECレバーバネであり、前
記RECレバー29と固定のバネかけ31間にかけられ、RECレ
バー29を反時計方向に付勢し、RECレバー29はストッパ
ー32に当接して停止する。4は全巾消去ヘッド(マグネ
ットタイプ)、15はイレースヘッドレバー、15aはイレ
ースヘッドレバーのボス、18はシャフト、16はイレース
ヘッドレバーキックバネ、17はローディングベース、17
aはローディングベースの穴で、以上は第5図(従来
例)の構成と同じものである。前記イレースヘッドレバ
ーキックバネ16により前記イレースヘッドレバー15は反
時計方向に付勢され、イレースヘッドレバー15のボス15
aがローディングベース端面17cに当接した位置で停止す
る。33はセクタレバーで、回動支点33aを中心に回動可
能であり、一端にセクタギアピン33bがめられ、前記
カム付き歯車26の裏面に構成されたカム溝26bにガイド
されることにより、前記セクタレバー33が回動する。前
記セクタレバー33の他端にはギア33cが設けられ、T側
ローディングギア34の小ギア34aにかみ合う。前記T側
ローディングギア34は回動可能であり、また2段ギアに
なっており、回動可能なS側ローディングギア35とかみ
合う。T側ローディング第1アーム36は前記T側ローデ
ィングギア34の回動に伴って回動し、T側ローディング
第2アーム37を動作させ、T側シャフトホルダー38にて
ポスト8,9を駆動し、テープを正規位置にローディング
させる。S側ローディング第1アーム39は前記S側ロー
ディングギア35の回動に伴って回動し、S側ローディン
グ第2アーム40を動作させ、S側シャフトホルダー41に
てポスト5,6を駆動し、テープを正規位置にローディン
グさせる。このローディング位置は再生モードと記録モ
ードで同一である。
外のモード時に、テープに接しあるいは離す機構の斜視
図である。第1図中、22は可逆的に回転可能なローディ
ングモータて、ローディングモータプーリ23を圧入して
いる。25はローディングウォームで、ベルトのかかるV
プーリ部とウォーム部とが一体になって回動する。24は
ローディングベルトで、前記ローディングモータプーリ
23とローディングウォーム25間にかけられる。26はカム
付き歯車で、前記ローディングウォーム25とかみ合い可
逆的に回転し、またその表面にはカム溝26aが設けてあ
る。27はメインアームで、回動支点27cを中心にメイン
アームピン27aが前記カム溝26aにガイドされることによ
り回動する。28はメインロッドで、左右に摺動可能であ
り、メインロッドピン28aが設けられ、前記メインアー
ム27のガイド穴27bに挿入されている。さらに前記メイ
ンロッド28にはRECレバーキックピン28bがめられてい
る。29は回動支点29cを中心に回動可能に設けられたREC
レバーであり、前記RECレバーキックピン28bにより側端
面29aが蹴られ回動する。30はRECレバーバネであり、前
記RECレバー29と固定のバネかけ31間にかけられ、RECレ
バー29を反時計方向に付勢し、RECレバー29はストッパ
ー32に当接して停止する。4は全巾消去ヘッド(マグネ
ットタイプ)、15はイレースヘッドレバー、15aはイレ
ースヘッドレバーのボス、18はシャフト、16はイレース
ヘッドレバーキックバネ、17はローディングベース、17
aはローディングベースの穴で、以上は第5図(従来
例)の構成と同じものである。前記イレースヘッドレバ
ーキックバネ16により前記イレースヘッドレバー15は反
時計方向に付勢され、イレースヘッドレバー15のボス15
aがローディングベース端面17cに当接した位置で停止す
る。33はセクタレバーで、回動支点33aを中心に回動可
能であり、一端にセクタギアピン33bがめられ、前記
カム付き歯車26の裏面に構成されたカム溝26bにガイド
されることにより、前記セクタレバー33が回動する。前
記セクタレバー33の他端にはギア33cが設けられ、T側
ローディングギア34の小ギア34aにかみ合う。前記T側
ローディングギア34は回動可能であり、また2段ギアに
なっており、回動可能なS側ローディングギア35とかみ
合う。T側ローディング第1アーム36は前記T側ローデ
ィングギア34の回動に伴って回動し、T側ローディング
第2アーム37を動作させ、T側シャフトホルダー38にて
ポスト8,9を駆動し、テープを正規位置にローディング
させる。S側ローディング第1アーム39は前記S側ロー
ディングギア35の回動に伴って回動し、S側ローディン
グ第2アーム40を動作させ、S側シャフトホルダー41に
てポスト5,6を駆動し、テープを正規位置にローディン
グさせる。このローディング位置は再生モードと記録モ
ードで同一である。
第3図は前記カム付き歯車26の回転角とカム溝半径関係
を示すものである。横軸に回転角、縦軸にカム溝半径を
とり、一点鎖線で前記カム溝26aのカムリフト曲線を示
し、破線で前記カム溝26bのカムリフト曲線を示す。回
転角はテープローディングを完了する前記カム付き歯
車26の回転角を示し、〜間、〜間はそれぞれ再
生モード、記録モードの前記カム付き歯車26の回転角を
示す。前記カム溝26bのカムリフト曲線より回転角で
テープローディング完了すれば、その後、回転角を増し
ても半径は一定であり、前記セクタギア33は動作しな
い。また再生モード、記録モードの前記カム付き歯車26
の回転角〜、〜は、ローディング完了の回転角
よりも大きい為、再生モードと記録モード間を前記カ
ム付き歯車26が回転しても、前記セクタレバー33は動作
せず、ローディングに関係する部品は停止したままであ
る。
を示すものである。横軸に回転角、縦軸にカム溝半径を
とり、一点鎖線で前記カム溝26aのカムリフト曲線を示
し、破線で前記カム溝26bのカムリフト曲線を示す。回
転角はテープローディングを完了する前記カム付き歯
車26の回転角を示し、〜間、〜間はそれぞれ再
生モード、記録モードの前記カム付き歯車26の回転角を
示す。前記カム溝26bのカムリフト曲線より回転角で
テープローディング完了すれば、その後、回転角を増し
ても半径は一定であり、前記セクタギア33は動作しな
い。また再生モード、記録モードの前記カム付き歯車26
の回転角〜、〜は、ローディング完了の回転角
よりも大きい為、再生モードと記録モード間を前記カ
ム付き歯車26が回転しても、前記セクタレバー33は動作
せず、ローディングに関係する部品は停止したままであ
る。
以上のように構成された磁気テープ消去装置について、
以下その動作について説明する。
以下その動作について説明する。
まず再生時は、前記RECレバーキックピン28bとRECレバ
ーの側端面29a間には隙間があり、前記RECレバー29はRE
Cレバーバネ30により反時計方向に回動し、ストッパー3
2に当接して停止する。このときRECレバー29の折り曲げ
部29bが前記イレースヘッドレバーのボス15aを蹴り、前
記イレースヘッドキックバネ16によるイレースヘッドレ
バー15の反時計方向の付勢力に打ち勝ち、イレースヘッ
ドレバー15は時計方向に回動する。その結果、前記全巾
消去ヘッド4はテープに接しない位置に停止する。
ーの側端面29a間には隙間があり、前記RECレバー29はRE
Cレバーバネ30により反時計方向に回動し、ストッパー3
2に当接して停止する。このときRECレバー29の折り曲げ
部29bが前記イレースヘッドレバーのボス15aを蹴り、前
記イレースヘッドキックバネ16によるイレースヘッドレ
バー15の反時計方向の付勢力に打ち勝ち、イレースヘッ
ドレバー15は時計方向に回動する。その結果、前記全巾
消去ヘッド4はテープに接しない位置に停止する。
次に記録時は、前記ローディングモータ22が第3図の回
転角〜間まで時計方向に回転し、この回転が前記イ
ジェクトベルト24、ローディングウォーム25を伝わり、
カム付き歯車26が反時計方向に回動する。これにより前
記メインアームピン27aはカム溝26aにガイドされ、前記
メインアーム27は時計方向に回動しメインロッド28が左
へ摺動することにより、RECレバーキックピン28bがREC
レバーの側端面29aを蹴り、前記RECレバー29は時計方向
に回動する。この為、RECレバー折り曲げ部29bも時計方
向に回動し、イレースヘッドレバーのボス15aは妨げが
なくなり、前記イレースヘッドレバー15は前記イレース
ヘッドレバーキックバネ16により反時計方向に回動し、
ボス15aがローディングベース端面17cに当接した位置に
て停止する。この結果、前記全巾消去ヘッド4はテープ
に接し、不要な記録部が消去されるようになる。
転角〜間まで時計方向に回転し、この回転が前記イ
ジェクトベルト24、ローディングウォーム25を伝わり、
カム付き歯車26が反時計方向に回動する。これにより前
記メインアームピン27aはカム溝26aにガイドされ、前記
メインアーム27は時計方向に回動しメインロッド28が左
へ摺動することにより、RECレバーキックピン28bがREC
レバーの側端面29aを蹴り、前記RECレバー29は時計方向
に回動する。この為、RECレバー折り曲げ部29bも時計方
向に回動し、イレースヘッドレバーのボス15aは妨げが
なくなり、前記イレースヘッドレバー15は前記イレース
ヘッドレバーキックバネ16により反時計方向に回動し、
ボス15aがローディングベース端面17cに当接した位置に
て停止する。この結果、前記全巾消去ヘッド4はテープ
に接し、不要な記録部が消去されるようになる。
以上のように本実施例によれば、ローディングモータ22
により回動されるカム付き歯車26に、カセット1よりテ
ープを引出し回転ヘッドを内蔵するシリンダに巻き付け
るテープローディング手段を案内駆動するカム溝26b
と、記録モード時のみテープ走行経路に位置する磁気テ
ープにマグネット4が当接するようにイレースヘッドレ
バー15を移動せしめるカム溝26aとをそれぞれ設け、1
個のローディングモータ22によりカム付き歯車を回転せ
しめるだけで、カム付き歯車26のカム26b溝によりテー
プローディング手段を駆動してテープを非作動位置であ
るカセット1内から作動位置であるテープ走行経路に位
置せしめることと、カム付き歯車26のカム溝26aにより
マグネット4をテープより離反した再生モード時の位置
と、テープに当接した記録モード時の位置との間を移動
せしめることがそれぞれおこなえるので、ローディング
モータ22を共用の駆動源としてコストの低減が図れ、か
つ、それらの構成の小型化が可能となる。さらに、消去
ヘッドの代わりにマグネット4を使用しているので、高
周波電流を流すことによるノイズの影響もなく性能向上
を図れる。
により回動されるカム付き歯車26に、カセット1よりテ
ープを引出し回転ヘッドを内蔵するシリンダに巻き付け
るテープローディング手段を案内駆動するカム溝26b
と、記録モード時のみテープ走行経路に位置する磁気テ
ープにマグネット4が当接するようにイレースヘッドレ
バー15を移動せしめるカム溝26aとをそれぞれ設け、1
個のローディングモータ22によりカム付き歯車を回転せ
しめるだけで、カム付き歯車26のカム26b溝によりテー
プローディング手段を駆動してテープを非作動位置であ
るカセット1内から作動位置であるテープ走行経路に位
置せしめることと、カム付き歯車26のカム溝26aにより
マグネット4をテープより離反した再生モード時の位置
と、テープに当接した記録モード時の位置との間を移動
せしめることがそれぞれおこなえるので、ローディング
モータ22を共用の駆動源としてコストの低減が図れ、か
つ、それらの構成の小型化が可能となる。さらに、消去
ヘッドの代わりにマグネット4を使用しているので、高
周波電流を流すことによるノイズの影響もなく性能向上
を図れる。
発明の効果 以上のように本発明の磁気テープ消去装置装置によれ
ば、モータにより回動されるカム付き歯車に、テープロ
ーディング手段を案内駆動する第1のカム溝と、記録モ
ード時のみテープ走行経路に位置する磁気テープにマグ
ネットが当接するようにイレースヘッドレバーを移動せ
しめる第2のカム溝とをそれぞれ設け、1個のモータに
よりカム付き歯車を回転せしめるだけで、カム付き歯車
の第1のカム溝によりテープローディング手段を駆動し
て磁気テープを非作動位置であるテープカセット内から
作動位置であるテープ走行経路に位置せしめることと、
カム付き歯車の第2のカム溝によりマグネットを磁気テ
ープより離反した再生モード時の位置と、磁気テープに
当接した記録モード時の位置との間を移動せしめること
がそれぞれおこなえるので、モータを共用の駆動源とし
てコストの低減を図れ、かつ、それらの構成の小型化が
可能となる。さらに、消去ヘッドの代わりにマグネット
を使用しているので、高周波電流を流すことによるノイ
ズの影響もなく性能向上を図れる。
ば、モータにより回動されるカム付き歯車に、テープロ
ーディング手段を案内駆動する第1のカム溝と、記録モ
ード時のみテープ走行経路に位置する磁気テープにマグ
ネットが当接するようにイレースヘッドレバーを移動せ
しめる第2のカム溝とをそれぞれ設け、1個のモータに
よりカム付き歯車を回転せしめるだけで、カム付き歯車
の第1のカム溝によりテープローディング手段を駆動し
て磁気テープを非作動位置であるテープカセット内から
作動位置であるテープ走行経路に位置せしめることと、
カム付き歯車の第2のカム溝によりマグネットを磁気テ
ープより離反した再生モード時の位置と、磁気テープに
当接した記録モード時の位置との間を移動せしめること
がそれぞれおこなえるので、モータを共用の駆動源とし
てコストの低減を図れ、かつ、それらの構成の小型化が
可能となる。さらに、消去ヘッドの代わりにマグネット
を使用しているので、高周波電流を流すことによるノイ
ズの影響もなく性能向上を図れる。
第1図は本発明の磁気テープ消去装置の一実施例の要部
を示す斜視図、第2図は同磁気テープ消去装置を使用し
たビデオテープレコーダの再生時のテープ走行経路を示
す平面図、第3図は同磁気テープ消去装置を使用したビ
デオテープレコーダのカムリフト曲線を示す図、第4図
は従来のビデオテープレコーダの記録時のテープ走行経
路を示す平面図、第5図は従来の全巾消去ヘッド部の斜
視図である。 1……カセット、4……全巾消去ヘッド、7……シリン
ダ、15……イレースヘッドレバー、16……イレースヘッ
ドレバーキックバネ、17……ローディングベース、21…
…消去回路、22……ローディングモータ、27……メイン
アーム、28……メインロッド、29……RECレバー、30…
…RECレバーバネ。
を示す斜視図、第2図は同磁気テープ消去装置を使用し
たビデオテープレコーダの再生時のテープ走行経路を示
す平面図、第3図は同磁気テープ消去装置を使用したビ
デオテープレコーダのカムリフト曲線を示す図、第4図
は従来のビデオテープレコーダの記録時のテープ走行経
路を示す平面図、第5図は従来の全巾消去ヘッド部の斜
視図である。 1……カセット、4……全巾消去ヘッド、7……シリン
ダ、15……イレースヘッドレバー、16……イレースヘッ
ドレバーキックバネ、17……ローディングベース、21…
…消去回路、22……ローディングモータ、27……メイン
アーム、28……メインロッド、29……RECレバー、30…
…RECレバーバネ。
Claims (1)
- 【請求項1】テープカセットより磁気テープを引出し回
転ヘッドを内蔵するシリンダに所定の角度巻き付けるテ
ープローディング手段と、形状の異なる第1と第2のカ
ム溝が形成されたカム付き歯車と、そのカム付き歯車を
可逆的に回転させるモータと、前記第1のカム溝に係合
し、前記カム付き歯車の第1の回転角度までの範囲内で
その回転角に応じて、前記テープローディング手段を、
テープカセット内の磁気テープに係合する位置と引出さ
れた磁気テープがシリンダに所定の角度巻き付けられる
テープローディング完了位置との間を可逆的駆動する駆
動伝達手段と、回動支点を中心に回動可能に設けられた
イレースヘッドレバーと、そのイレースヘッドレバーに
設けられた全巾消去ヘッドを形成するマグネットと、そ
のマグネットが引き出された前記磁気テープに接する方
向に前記イレースヘッドレバーを弾力的に回動付勢する
手段と、前記回動付勢力に抗して前記イレースヘッド
を、マグネットが引き出された前記磁気テープに接しな
い回動位置に規制する規制手段と、前記第2のカム溝に
係合し、前記カム付き歯車の前記第1の回転角度までの
範囲を超えた第2の回転角度までの回動に応じて、前記
規制手段の規制を解除する規制解除手段とを有し、再生
モード時には、前記カム付き歯車の回転角度を前記第1
の回転角度にとどめ、記録モード時には、前記カム付き
歯車を前記第2の回転角度まで回動せしめるよう前記モ
ードを制御することを特徴とする磁気テープ消去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60149537A JPH0740326B2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 磁気テ−プ消去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60149537A JPH0740326B2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 磁気テ−プ消去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS629505A JPS629505A (ja) | 1987-01-17 |
JPH0740326B2 true JPH0740326B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=15477305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60149537A Expired - Fee Related JPH0740326B2 (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 磁気テ−プ消去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740326B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514567A (en) * | 1978-07-17 | 1980-02-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic tape unit |
JPS599093B2 (ja) * | 1981-01-09 | 1984-02-29 | 日本ビクター株式会社 | テ−プ自動装填型記録再生装置 |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP60149537A patent/JPH0740326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS629505A (ja) | 1987-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |