JPH0740059U - 端面検出センサ - Google Patents
端面検出センサInfo
- Publication number
- JPH0740059U JPH0740059U JP7066393U JP7066393U JPH0740059U JP H0740059 U JPH0740059 U JP H0740059U JP 7066393 U JP7066393 U JP 7066393U JP 7066393 U JP7066393 U JP 7066393U JP H0740059 U JPH0740059 U JP H0740059U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 端面検出センサの接触子の組み付けを簡易に
行う。 【構成】 端面検出センサの本体7の前部に端板9を取
り付ける。端板の穴11を通して本体の内から外に向っ
て接触子8を貫通させる。接触子の支持台12を本体内
に収納し、端板に対し三個の球16を介して支持する。
三個の球は、端板と支持台のいずれか一方に取り付け
る。端板と支持台のうちの他方には、三個の球のうちの
一個を受け止める第1の溝20を形成し、残りの二個を
受け止める第2の溝21を第1の溝と直交するように形
成する。
行う。 【構成】 端面検出センサの本体7の前部に端板9を取
り付ける。端板の穴11を通して本体の内から外に向っ
て接触子8を貫通させる。接触子の支持台12を本体内
に収納し、端板に対し三個の球16を介して支持する。
三個の球は、端板と支持台のいずれか一方に取り付け
る。端板と支持台のうちの他方には、三個の球のうちの
一個を受け止める第1の溝20を形成し、残りの二個を
受け止める第2の溝21を第1の溝と直交するように形
成する。
Description
【0001】
本考案は、ワークの加工原点等を求める際に工作機械の主軸等の回転軸に取り 付けられる端面検出センサに関する。
【0002】
従来、端面検出センサとしては、実開昭63−140348号公報に記載され るようなものがある。このセンサは、図13及び図14に示されるように、工作 機械等の回転軸(図示せず)と共に回転する端面検出センサの本体1の前部に端 板2が取り付けられ、該端板2の穴3を上記本体1の内から外に向って接触子4 が貫通し、上記本体1内に収納された上記接触子4の支持台5が上記端板2に対 し三個の球6を介して支持されることにより構成されている。端面検出センサの 本体1が回転軸と共に回転し、接触子4がワークに接触すると、いずれかの球6 を支点にして接触子4が少しばかり傾斜する。端面検出センサ本体1内に設けら れた検出回路は、これを捕らえて信号を発生し、加工原点等を知らせるのである 。
【0003】
しかしながら、上記三個の球6を受ける受け部を接触子4の支持台5と端板2 とに相互に合致するように設けることは非常に困難である。
【0004】 また、従来の端面検出センサの接触子はどの方向へも同じ感度で動くことが要 求されるため、そのバランスに重点が置かれ、感度が犠牲にされている。 従って、本考案は、三個の球6を簡易に位置合わせすることができ、また、感 度をより向上させることができる手段を提供することをその目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案は、回転軸と共に回転する端面検出センサの 本体の前部に端板が取り付けられ、該端板の穴を上記本体の内から外に向って接 触子が貫通し、上記本体内に収納された上記接触子の支持台が上記端板に対し三 個の球を介して支持された端面検出センサにおいて、上記端板と上記支持台のい ずれか一方に上記三個の球のうちの一個を受け止める第1の溝が形成され、かつ 残りの二個を受け止める第2の溝が上記第1の溝と直交するように形成された構 成を採用し、また、上記接触子の中心軸が端面検出センサの本体の中心軸から偏 心した端面検出センサの構成を採用している。
【0006】
端板と支持台との間に介在する三個の球は、そのうちの一つが第1の溝に受け 止められ、残りの二つが第1の溝に直行する第2の溝で受け止められる。従って 、三個の球がガタツキを生ずることなく正確に支持される。
【0007】 また、三個の球の片方の半球側が端板又は支持台で受けられ、他方の半球側が 支持台又は端板の溝で受けられるので、端板と支持台の加工が容易となり、かつ 、組み付けも容易になる。
【0008】 接触子の中心軸が端面検出センサの本体の中心軸から偏心している場合は、そ の偏心した方向での感度を上げておくだけで高感度の端面検出センサとすること ができる。
【0009】
次に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。 図1に示されるように、この端面検出センサは、端面検出センサの本体7と、 該本体7の内部から外部に突出する接触子8とを備えている。
【0010】 端面検出センサの本体7は、筒体であり、工作機械の回転軸(図示せず)に対 して着脱自在に装着され、該回転軸と共に回転するようになっている。 該本体7の前端は、端板9で閉じられており、該端板9は本体7にボルト10 で締め付けられている。
【0011】 該端板9の中心には穴11が設けられており、接触子8が該穴11を所定のク リアランスを持って上記本体7の内部から外部に向って貫通している。 接触子8は、図1乃至図3に示されるように、その後部に上記本体7内に収納 される支持台12を有し、前部に細い支持棒13を介して触球14を有している 。図8及び図12に示されるように、触球14の中心軸bは、本体7の中心軸a 又は該本体7が取り付けられる工作機械の回転軸の中心軸から偏心量Eだけずれ ている。
【0012】 支持台12は、接触子8の中心軸から放射状に突出する三本の腕12a,12 b,12cを有し、各腕12a,12b,12cには円錐形の穴からなる受座1 5が設けられ、該受座15内には、球16が半分程度埋没するように挿入され、 固着されている。各球16はセラミック等の絶縁体で作られている。
【0013】 また、接触子8は、端子台17を介して上記本体7内に固定されたバネ押え1 8と支持台12との間に介装される圧縮バネ19により常時外方向に押されてい る。
【0014】 これにより、接触子8は、三個の球16を介して上記端板9に押し付けられる 状態で支持されることとなる。 上記端板9は、図4乃至図7に示されるように、円盤状であり、その内面には 、上記支持台12に取り付けられた三個の球16のうちの一個を受け止める第1 の溝20が形成され、かつ残りの二個を受け止める第2の溝21が上記第1の溝 20と直交するように形成されている。各溝20,21は、接触子8が端板9に 接触しない程度に球16を埋没させる深さ又は形状となっており、例えば、図7 に示されるようなV字形溝に形成されている。上記触球14の中心軸bと本体7 の中心軸a又は該本体7が取り付けられる工作機械の回転軸の中心軸とは、例え ば溝20を通るように設けられる。
【0015】 この場合、第1の溝20は、端板9の輪郭である円の中心を通る直径上に設け られ、第2の溝21は、円の中心から距離Aだけ偏心した箇所を通っている。該 距離Aは、図2に示されるように、接触子8の支持台12の中心から二つの球1 6の受座15間を結ぶ直線までの距離に等しい。従って、上記支持台12の一個 の球16が第1の溝20に支承されると、残りの二個の球16は第2の溝21に 同時に嵌まり込むこととなる。
【0016】 なお、上記三個の球16は、上記端板9に取り付け、球16と係合する溝20 ,21は、支持台12を円盤状に形成してその端板9と対向する面に設けるよう にしてもよい。
【0017】 上記端面検出センサの本体7中には、図1に示されるように、その端子台17 の背後において信号処理装置22が設けられ、端子台17の前側において出力回 路23が設けられている。
【0018】 信号処理装置22は、接触子8の触球14がワーク等に接触する際に流れる電 流を検知し、所定の演算を行って出力回路23に出力をするもので、図8に示さ れるように、パルス発振器22aと、比較演算器22bとを備えている。パルス 発振器22aは、工作機械の回転軸の回転数よりも多くパルスを発振するように なっており、比較演算器8は、図10及び図11に示されるように、上記触球1 4がワークWの端面wに接触する時と接触しない時の各々にパルス発振器22a からのパルスを振り分け、両者のパルス数を比較演算し、両パルス数が等しくな ると出力回路23に出力するようになっている。
【0019】 なお、信号処理装置22には、端面検出センサの本体7内の後部に設けられた 電池24により電力を供給されるようになっている。 出力回路23は、触球14がワークWに接触した時に信号処理装置22が発す る信号を受けて端面検出センサ本体7に取り付けられた発光ダイオード25に出 力し、発光ダイオード25を発光させるようになっている。
【0020】 その他、図1中符号26で示されるものはゴムシールであり、符号27で示さ れるものは電池24の出し入れをするためのキャップである。 次に、上記端面検出センサの動作について、図1乃至図11に基づいて説明す る。
【0021】 まず、端面検出センサの本体7を工作機械の主軸等の回転軸に取り付ける。 回転軸が回転すると、図9(A)(B)に示されるように、本体7、接触子8 及び触球14が一体で回転する。接触子8及び触球14は、本体7の中心軸aか ら偏心量Eだけ離れた円上を公転することになる。
【0022】 一方、パルス発振器22aが回転軸の回転数よりも多い数のパルスを常時発信 する。 しかし、上記のように触球14が未だ導電体であるワークWに接触していない ので、比較演算器22bは、図9(C)のような波形の信号を出力する。
【0023】 その後、図10(A)(B)に示されるように、触球14がワークWの端面w に更に接近すると、触球14は上記のように公転しているので、その一公転中に 一時的にワークWの端面wに接触する。そして、この接触に伴い、圧縮コイルバ ネ19の押圧力に抗して接触子8は本体7に対して傾斜し、触球14の中心は本 体7の中心軸aから偏心量eだけずれる。また、触球14がワークWに接触する と、比較演算器22bに通電し、比較演算器22bは、図10(C)に示される ように、接触側パルス波形を出力し、非接触側パルス波形と比較する。なお、図 10(B)中符号fで示される円弧は触球14のワークWの端面w側に位置する 一点14aの軌跡を表している。
【0024】 触球14が、図11(A)(B)に示されるように、ワークWの端面w側によ り接近し、触球14の接触子8に対する上記偏心量eが上記偏心量Eに等しくな ると、触球14はその一公転中半周分(180度)だけ端面wに接触することに なる。なお、図11(B)中符号gで示される円弧は触球14の最もワークWの 端面w側に存在する一点14aの軌跡を表し、この場合半円を描いている。
【0025】 比較演算器22bは、図11(C)のように、両パルス数を比較演算し、両パ ルス数が等しいと判断すると、端面検出信号を出力回路23に出力する。 出力回路23は、比較演算器22bから端面Wを検出した旨の信号を受けると 、ランプ25に出力し、点灯させる。また、工作機械の所定の駆動部に信号を送 ってワークW又は回転軸の平行移動を停止させる。
【0026】 これにより、本体7は、その中心軸aが端面wから一定距離Gだけはなれた位 置に来て停止する。 なお、上記偏心量Eの大きさは不明であって良く、触球14のワークWへの接 触時,非接触時の二通りのパルス数が等しくなれば、その時が上記距離Gの位置 に本体7が到達した時である。
【0027】
本考案は、以上のような構成であるから、端板と支持台との間に介在する三個 の球のうちの一つを第1の溝で受け止め、残りの二つを第1の溝に直行する第2 の溝で受け止めることができる。従って、三個の球をガタツキを生ずることなく 正確に支持することができる。また、三個の球を支持台又は端板の溝で受けるの で、端板と支持台の加工が容易であり、かつ、組み付けも容易になる。
【0028】 また、本考案において、接触子の中心軸が端面検出センサの本体の中心軸から 偏心している場合は、その偏心した方向での感度を上げておくだけで高感度の端 面検出センサとすることができる。
【図1】本考案に係る端面検出センサの垂直断面図であ
る。
る。
【図2】接触子の支持台を触球等を除いた状態で前側か
ら見た部分切欠正面図である。
ら見た部分切欠正面図である。
【図3】図2に示される接触子の縦断面図である。
【図4】端板の背面図である。
【図5】端板の表面図である。
【図6】端板の垂直断面図である。
【図7】図4中 VII−VII 線断面図である。
【図8】上記端面検出センサの信号処理ブロック図であ
る。
る。
【図9】端面検出作業の開始時における説明図であり、
(A)は球状接触子とワーク端面との位置関係を示す模
式側面図、(B)は模式平面図、(C)はパルス波形図
である。
(A)は球状接触子とワーク端面との位置関係を示す模
式側面図、(B)は模式平面図、(C)はパルス波形図
である。
【図10】端面検出作業の開始後における説明図であ
り、(A)は球状接触子がワーク端面に接触し始めた時
の位置関係を示す模式側面図、(B)は模式平面図、
(C)はパルス波形図である。
り、(A)は球状接触子がワーク端面に接触し始めた時
の位置関係を示す模式側面図、(B)は模式平面図、
(C)はパルス波形図である。
【図11】端面検出時を示す説明図であり、(A)は球
状接触子がその半周分だけワーク端面に接触し始めた時
の位置関係を示す模式側面図、(B)は模式平面図、
(C)はパルス波形図である。
状接触子がその半周分だけワーク端面に接触し始めた時
の位置関係を示す模式側面図、(B)は模式平面図、
(C)はパルス波形図である。
【図12】球状接触子の端面検出センサ本体の中心から
の偏心状態を示す斜視図である。
の偏心状態を示す斜視図である。
【図13】従来の端面検出センサの垂直断面図である。
【図14】従来の端面検出センサの接触子の箇所の分解
斜視図である。
斜視図である。
7…端面検出センサの本体 9…端板 11…端板の穴 8…接触子 12…接触子の支持台 16…球 20…第1の溝 21…第2の溝
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸と共に回転する端面検出センサの
本体の前部に端板が取り付けられ、該端板の穴を上記本
体の内から外に向って接触子が貫通し、上記本体内に収
納された上記接触子の支持台が上記端板に対し三個の球
を介して支持された端面検出センサにおいて、上記端板
と上記支持台のいずれか一方に上記三個の球のうちの一
個を受け止める第1の溝が形成され、かつ残りの二個を
受け止める第2の溝が上記第1の溝と直交するように形
成されていることを特徴とする端面検出センサ。 - 【請求項2】 上記接触子の中心軸が端面検出センサの
本体の中心軸から偏心していることを特徴とする請求項
1記載の端面検出センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070663U JP2606452Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 端面検出センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070663U JP2606452Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 端面検出センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740059U true JPH0740059U (ja) | 1995-07-18 |
JP2606452Y2 JP2606452Y2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13438134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070663U Expired - Fee Related JP2606452Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 端面検出センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606452Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001105282A (ja) * | 1999-10-12 | 2001-04-17 | Toa Kk | 位置検出装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993070663U patent/JP2606452Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001105282A (ja) * | 1999-10-12 | 2001-04-17 | Toa Kk | 位置検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606452Y2 (ja) | 2000-11-06 |
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Legal Events
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