JPH0739989B2 - 毛髪の手触り感触測定方法 - Google Patents
毛髪の手触り感触測定方法Info
- Publication number
- JPH0739989B2 JPH0739989B2 JP61124322A JP12432286A JPH0739989B2 JP H0739989 B2 JPH0739989 B2 JP H0739989B2 JP 61124322 A JP61124322 A JP 61124322A JP 12432286 A JP12432286 A JP 12432286A JP H0739989 B2 JPH0739989 B2 JP H0739989B2
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- JP
- Japan
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- hair
- friction
- measured
- contact
- feel
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- Expired - Fee Related
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、頭髪の表面摩擦度により、毛髪の手触り感
触という感覚的な毛髪の表面性状を近似的に数値化して
測定することを可能とした毛髪の手触り感触測定方法に
関する。
触という感覚的な毛髪の表面性状を近似的に数値化して
測定することを可能とした毛髪の手触り感触測定方法に
関する。
（従来の技術） 頭髪を指ですいたり、引張ったりするときの手触り感触
は、個々の頭髪によってそれぞれ異なっており、頭髪の
性状を知る重要な項目の一つである。しかしながら、こ
のような手触り感触は人間の五感に属し、測定者個々の
感覚が相異している為、客観的な測定結果を数値化して
得ることは困難である。
は、個々の頭髪によってそれぞれ異なっており、頭髪の
性状を知る重要な項目の一つである。しかしながら、こ
のような手触り感触は人間の五感に属し、測定者個々の
感覚が相異している為、客観的な測定結果を数値化して
得ることは困難である。
手触り感触を皮膚と頭髪との摩擦度として把握すれば、
物理的な測定が可能となるが、従来知られている毛髪の
表面摩擦度を測定する方法としては、１本の毛髪に回転
している円形の金属プーリーを接触させて、金属プーリ
ー前後における毛髪の張力差若しくは毛髪から受ける金
属プーリーの回転抵抗により毛髪摩擦度を測定するか、
或は毛髪束にくし通しする時の櫛にかかる抵抗力により
毛髪摩擦度を測定している。
物理的な測定が可能となるが、従来知られている毛髪の
表面摩擦度を測定する方法としては、１本の毛髪に回転
している円形の金属プーリーを接触させて、金属プーリ
ー前後における毛髪の張力差若しくは毛髪から受ける金
属プーリーの回転抵抗により毛髪摩擦度を測定するか、
或は毛髪束にくし通しする時の櫛にかかる抵抗力により
毛髪摩擦度を測定している。
（発明が解決しようとする問題点） 従来の測定方法は、いずれも毛髪と剛体との接触によっ
て摩擦を測定するものであり、指先で毛髪を把持したと
きの皮膚の軟弾性によって毛髪が被包されるという指先
と毛髪との接触状態とは、異なった接触状態であるた
め、手触り感触を反映することは出来なかった。
て摩擦を測定するものであり、指先で毛髪を把持したと
きの皮膚の軟弾性によって毛髪が被包されるという指先
と毛髪との接触状態とは、異なった接触状態であるた
め、手触り感触を反映することは出来なかった。
又、従来の測定法では、摩擦と同時に摩耗も生じ、接触
面積も一定となり難いために、再現性の良好な方法では
なかった。
面積も一定となり難いために、再現性の良好な方法では
なかった。
この発明は、手触り感触に近似した状態で毛髪の摩擦度
を再現性良く測定し、手触り感触という感覚的な毛髪の
表面性状を近似的に数値化して測定可能とせんとするも
のである。
を再現性良く測定し、手触り感触という感覚的な毛髪の
表面性状を近似的に数値化して測定可能とせんとするも
のである。
（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために、この発明が採った手段
は、発泡体からなる接触子を毛髪束に一定の力で接触さ
せつつ、毛髪束と接触子とを相対的に移動させ、該移動
に要する力により毛髪の摩擦度を測定するようにしたこ
とを特徴とする。
は、発泡体からなる接触子を毛髪束に一定の力で接触さ
せつつ、毛髪束と接触子とを相対的に移動させ、該移動
に要する力により毛髪の摩擦度を測定するようにしたこ
とを特徴とする。
（作用） 発泡体を一定の力で毛髪束に接触させ、発泡体と毛髪束
との相対的な移動に要する力によって毛髪の摩擦度を測
定する。発泡体は毛髪を包囲するようにして接触するた
め、皮膚の接触に近似した接触状態を現出することが出
来ると共に、接触面積が大きく且つ一定となるため、正
確でしかも再現性の良い結果を得ることが出来る。
との相対的な移動に要する力によって毛髪の摩擦度を測
定する。発泡体は毛髪を包囲するようにして接触するた
め、皮膚の接触に近似した接触状態を現出することが出
来ると共に、接触面積が大きく且つ一定となるため、正
確でしかも再現性の良い結果を得ることが出来る。
（発明の効果） 指と毛髪との接触状態に近似した接触状態を再現するこ
とが出来るため、手触り感覚に近似した測定結果を定量
化して収集することが可能となり、毛髪の健康状態等の
診断に好適なる測定手段を提供出来る。
とが出来るため、手触り感覚に近似した測定結果を定量
化して収集することが可能となり、毛髪の健康状態等の
診断に好適なる測定手段を提供出来る。
（実施例） 以下に図面を参照しつつこの発明の好ましい実施例を説
明する。図において（１）は毛髪束を示し、頭皮から切
断することなく所望の複数本を選択して直接測定に用い
る。
明する。図において（１）は毛髪束を示し、頭皮から切
断することなく所望の複数本を選択して直接測定に用い
る。
（２）は測定用接触子であって、発泡体からなる。発泡
体は指の皮膚に近似した軟弾性を有するものであること
が望ましく、所定の力（Ｎ）で毛髪に接触させたとき、
第２図に示すように毛髪束（１）の外周を包囲して接触
する。このように毛髪束（１）の外周を包囲して接触さ
せることによって、毛髪への接触面積が大きく且一定と
なる。発泡体の材質は特に限定されないが、例えばウレ
タン、ポリエチレン、アクリロニトリルブタジエンラ
バ、スチレンブタジエンラバ、ナチュラルラバが好しい
であろう。
体は指の皮膚に近似した軟弾性を有するものであること
が望ましく、所定の力（Ｎ）で毛髪に接触させたとき、
第２図に示すように毛髪束（１）の外周を包囲して接触
する。このように毛髪束（１）の外周を包囲して接触さ
せることによって、毛髪への接触面積が大きく且一定と
なる。発泡体の材質は特に限定されないが、例えばウレ
タン、ポリエチレン、アクリロニトリルブタジエンラ
バ、スチレンブタジエンラバ、ナチュラルラバが好しい
であろう。
発泡体からなる接触子（２）は剛性の基板（３）に定着
して保持されており、基板（３）に所定の力（Ｎ）を負
荷して、毛髪束（１）を上下から挟持しつつ接触させ
る。
して保持されており、基板（３）に所定の力（Ｎ）を負
荷して、毛髪束（１）を上下から挟持しつつ接触させ
る。
そして、このように接触子（２）で挟持された毛髪束
（１）をその長手方向に一定の速度で引張ったときに要
する力（Ｔ）を測定する。かかる引張力（Ｔ）は毛髪と
接触子（２）との間の摩擦力（Ｆ）と対応する関係にあ
るため、毛髪の表面摩擦度を数値化して得ることが出来
る。
（１）をその長手方向に一定の速度で引張ったときに要
する力（Ｔ）を測定する。かかる引張力（Ｔ）は毛髪と
接触子（２）との間の摩擦力（Ｆ）と対応する関係にあ
るため、毛髪の表面摩擦度を数値化して得ることが出来
る。
第３図は一つの変形を示すものであって、剛体からなる
回転体（４）の外周に、前記発泡体からなる接触子
（２）を定着し、一定の張力で保持した毛髪束（１）に
接触子（２）を接触させ、回転体（４）の回転抵抗力に
より毛髪との摩擦力（Ｆ）を測定するようにしたもので
ある。
回転体（４）の外周に、前記発泡体からなる接触子
（２）を定着し、一定の張力で保持した毛髪束（１）に
接触子（２）を接触させ、回転体（４）の回転抵抗力に
より毛髪との摩擦力（Ｆ）を測定するようにしたもので
ある。
図面はこの発明の実施例を示すものであって、第１図は
装置の概略を示す断面図、第２図は第１図の中央断面
図、第３図は一変形を示す第１図と同様の図である。 （１）……毛髪束、（２）……接触子 （３）……基板、（４）……回転体
装置の概略を示す断面図、第２図は第１図の中央断面
図、第３図は一変形を示す第１図と同様の図である。 （１）……毛髪束、（２）……接触子 （３）……基板、（４）……回転体
Claims (1)
- 【請求項１】発泡体からなる接触子を毛髪束に一定の力
で接触させつつ、毛髪束と接触子とを相対的に移動さ
せ、該移動に要する力により毛髪の摩擦度を測定するよ
うにしたことを特徴とする毛髪の手触り感触測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61124322A JPH0739989B2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 毛髪の手触り感触測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61124322A JPH0739989B2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 毛髪の手触り感触測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62280636A JPS62280636A (ja) | 1987-12-05 |
| JPH0739989B2 true JPH0739989B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=14882465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61124322A Expired - Fee Related JPH0739989B2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 毛髪の手触り感触測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739989B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19803219A1 (de) * | 1998-01-28 | 1999-08-12 | Fraunhofer Ges Forschung | Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung des Oberflächen-Reibungskoeffizienten von Körpern |
| JP4937615B2 (ja) * | 2006-03-23 | 2012-05-23 | 株式会社 資生堂 | 毛髪性状計測装置 |
| CN102665547B (zh) * | 2009-11-24 | 2014-11-19 | 荷兰联合利华有限公司 | 一种用于测量头发损伤的装置 |
| EP3460433A1 (en) | 2017-09-20 | 2019-03-27 | Koninklijke Philips N.V. | Device for measuring hair properties |
-
1986
- 1986-05-29 JP JP61124322A patent/JPH0739989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62280636A (ja) | 1987-12-05 |
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