JPH0739908U - 突出物のカバー体 - Google Patents

突出物のカバー体

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JPH0739908U
JPH0739908U JP7008793U JP7008793U JPH0739908U JP H0739908 U JPH0739908 U JP H0739908U JP 7008793 U JP7008793 U JP 7008793U JP 7008793 U JP7008793 U JP 7008793U JP H0739908 U JPH0739908 U JP H0739908U
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JP
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cover body
protrusion
wall
peripheral wall
installation surface
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Application number
JP7008793U
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English (en)
Inventor
鋭吉 加藤
Original Assignee
藤▲よし▼工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便に取り除しや復帰作業を行なえるカバー
体を提供すること。 【構成】 カバー体21は、設置面2から突出する突出
物11を覆い、突出部11を挿入させる開口部22aを
構成する周壁22と、周壁22の端部周縁を連結して覆
う天井壁41と、を備えた箱形状とする。周壁22の設
置面側には、カバー体21を設置面2上で移動可能とす
る車輪34が配設される。周壁22の一部には、車輪3
4の回転に伴なうカバー体21の移動時に突出物11と
の干渉を防止する開閉可能な扉部38が形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、防音、防臭、防護等のために、汚水処理場で使用するスクリーン システムの駆動部位を覆ったり、工場の電動機等を覆うカバー体に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、例えば、汚水処理場で使用するスクリーンシステムは、汚水槽の天井壁 に駆動装置を配置させて、汚水槽の内部に回転スクリーンを延ばし、汚水中の夾 雑物を、回転スクリーンに取り付けた爪で掻揚げて、収納ボックスに落下させる ように構成されていた。
【0003】 そして、このスクリーンシステムの駆動装置の周囲には、汚水飛散の防止、防 臭、防音、作業者の安全確保等のために、駆動装置を挿入させる開口部を構成す る周壁と、周壁の端部周縁を連結して覆う天井壁と、を備えた箱形状のカバー体 が配設されていた。このカバー体は、駆動装置や回転スクリーン等のメンテナン スのために取り外せるように、ボルト等を利用して、周壁端部が汚水槽の天井壁 に取り付けられていた。
【0004】 しかし、従来のカバー体は縦横約2m、幅約1.5mと大きく、その重量が5 0〜100Kgと重い。また、周辺機器等との干渉防止のために設置部位近傍でク レーン等を使用できない等の理由がある。そのため、メンテナンス時に、ボルト 等を取り外してスクリーンシステムの駆動装置の周囲からカバー体を移動させる 作業が、手作業で行なうこととなって、大変な労力と時間とがかかり、かつ、危 険を伴なうこととなっていた。
【0005】 この考案は、上述の課題を解決するものであり、簡便に取り除しや復帰作業を 行なえるカバー体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るカバー体は、設置面から突出する突出物を覆うカバー体であっ て、 突出部を挿入させる開口部を構成する周壁と、該周壁の端部周縁を連結して覆 う天井壁と、を備えた箱形状とし、 前記周壁の前記設置面側に、前記カバー体を前記設置面上で移動可能とする移 動具が配設され、 前記周壁の一部に、前記移動具の作動に伴なうカバー体の移動時に前記突出物 との干渉を防止する開閉可能な扉部が形成されていることを特徴とする。
【0007】
【考案の作用・効果】
この考案に係るカバー体では、突出物のメンテナンス等のために、突出部の周 囲から移動させる際、扉部を開け、所定方向に押せば、移動具が作動して設置面 上をカバー体が移動し、干渉することなく、カバー体を突出物の周囲から移動さ せることができる。
【0008】 そして、メンテナンス等の終了後、カバー体を、元の位置まで押し、扉部を閉 めれば、簡単に突出物を覆うことができる。
【0009】 したがって、この考案に係るカバー体では、扉部の操作とカバー体自体の押圧 操作とで、簡便に突出物の周囲からの取り除きと突出物の周囲への復帰とを行な え、メンテナンス等の作業時間の短縮化、省力化、安全性の確保等を得ることが できる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 実施例のカバー体21は、図1に示すように、汚水槽1の天井壁2の開口部3 から突出するスクリーンシステム10における駆動装置12等の突出物11の周 囲を覆うものである。
【0012】 なお、このスクリーンシステム10は、幅方向の両端にV溝を備えて並設され た複数の帯状の固定スクリーン16と、固定スクリーン16の上下端に配置され る駆動ローラ13・従動ローラ18と、固定スクリーン16のV溝内に配設され るとともに駆動ローラ13と従動ローラ18とに巻き掛けられて多数の爪17a を備えた回転スクリーン17と、を備え、駆動ローラ13が、駆動装置としての 減速機付き電動機12と図示しないベルトで連結されて回転駆動される。また、 駆動ローラ13の下方には、駆動ローラ13と図示しないベルトで連結されて回 転するセパレータロータ14と、セパレータロータ14の周囲に配置されるセパ レータ15と、が配置されている。そしてさらに、セパレータロータ14の下方 に、回転スクリーン17の爪17aで掻揚げられてセパレータロータ14とセパ レータ15とで剥離されて落下する夾雑物を、収納するための、しさ脱水機を内 蔵した収納ボックス19が配設されて、スクリーンシステム10が構成されてい る。
【0013】 カバー体21は、図1・2に示すように、ステンレス板等の金属板から形成さ れる周壁22と、周壁22の端部周縁を連結して覆う天井壁41と、を備えた箱 形状としている。
【0014】 周壁22は、駆動装置12・駆動ローラ13・セパレータロータ14・セパレ ータ15・固定スクリーン16と回転スクリーン17の上部・収納ボックス19 等からなる汚水槽1の天井壁2から突出する突出物11を挿入させる開口部22 aを構成するものであり、傾斜した前壁23と、前壁23の左右両縁からそれぞ れ後方へ延びる側壁28・29と、各側壁28・29の後端を連結する後壁36 と、から構成されている。
【0015】 前壁23には、開口部23aが形成され、開口部23aには、開口部23a周 縁に固着されるヒンジ24を利用して、観音扉のように開く透明な扉体25a・ 25bからなる点検扉25が配設されている。扉体25a・25bにおける前壁 23の開口部23a周縁との接触部位には、ゴム等から形成されるシール材26 が固着されている。25cは、扉体25a・25bに固着された把手である。
【0016】 各側壁28・29にも、開口部28a・29aが形成され、各開口部28a・ 29aには、それぞれ、開口部28a・29a周縁に固着されるヒンジ30を利 用して、点検扉31が配設されている。点検扉31・31における側壁28・2 9の開口部28a・29a周縁との接触部位には、ゴム等から形成されるシール 材32が固着されている。31aは、点検扉31に配設される把手であり、把手 31aは、回転操作時に、側壁28・29のそれぞれ内面側における開口部28 a・29a周縁に係止可能な掛け止め杆31bを備えている。
【0017】 そして、各側壁28・29には、図1・3に示すように、下端に内側へ屈曲す るフランジ部28b・29bが形成され、各フランジ部28b・29bには、前 後方向の2箇所ずつに軸受33が固定され、各軸受33には、それぞれ、レール 4に対応して、カバー体21の移動具としての車輪34が保持されている。
【0018】 レール4は、汚水槽1の天井壁2上に固定され、天井壁2の開口部3を間にし て、前後方向に延びるように、2本配設されている。各レール4の前後端には、 天井壁2に固定されて前壁23と後壁36の下端に当接可能なストッパ5が配設 されている。
【0019】 後壁36には、下方側を後壁36の下端まで開口させた開口部36aが形成さ れ、開口部36aには、開口部36a周縁に固着されるヒンジ37(図4参照) を利用して、扉部38が配設されている。この開口部36aの大きさは、カバー 体21を前方に移動させた際、天井壁2から上方へ突出するスクリーンシステム 10の突出物11と後壁36が干渉しない大きさとしている。また、扉部38に おける後壁36の開口部36a周縁との接触部位は、ゴム等から形成されるシー ル材39が固着されている。38aは、扉部38の把手であり、把手31aと同 様に、把手38aは、後壁36の内面側における開口部36a周縁に係止可能な 掛け止め杆38bを備えている。
【0020】 天井壁41は、前壁23・側壁28・29・後壁36の上端を連結して、周壁 22の開口部22aを覆うように構成され、中央には、貫通孔41aに配置され た継手42が突設されている。この継手42は、脱臭ダクト45と接続されるも のであり、脱臭ダクト45の先端に配設された継手46と、相互のフランジ部4 2a・46aをボルト止めして、接続する。なお、この脱臭ダクト45は、可撓 性を有したフレキシブルチューブから構成され、図示しない消臭装置の吸引流路 に接続されている。
【0021】 実施例のカバー体21の使用態様について述べれば、スクリーンシステム10 の突出物11のメンテナンス時、まず、把手38aを回転操作し、扉部38を後 方側へ開く。
【0022】 そして、カバー体21を押して前方へ移動させれば、移動具としての車輪34 がレール4上を回転するように作動し、前壁23の下端がストッパ5に当接する まで、カバー体21を移動させることができる。
【0023】 その後、突出物11の駆動装置12等のメンテナンスを行ない、カバー体21 を押して後方へ移動させれば、車輪34がレール上を回転して、後壁36の下端 がストッパ5に当接するまで、カバー体21を移動させることができ、ストッパ 5に後壁36が当接したならば、カバー体21への押圧操作を止めて、扉部38 を閉めれば良い。なお、カバー体21は、50〜100Kgと重量物であるため、 押圧操作を止めれば、その位置で停止している。
【0024】 したがって、実施例のカバー体21では、扉部38の開閉操作とカバー体21 自体の押圧操作とで、簡便に突出物11の周囲からの取り除きと突出物11の周 囲への復帰とを行なえ、メンテナンス等の作業時間の短縮化、省力化、安全性の 確保等を得ることができる。
【0025】 なお、実施例のカバー体21では、天井壁41に脱臭ダクト45を接続させて いるが、このダクト45は、可撓性を有しているため、カバー体21の移動に支 障を生じない。
【0026】 また、この脱臭ダクト45は、カバー体21と設置面としての天井壁2との隙 間から悪臭が外部に漏れないようにするために配設されており、例えば、図1・ 3の二点鎖線で示すように、前壁23・後壁36・側壁28・29・扉部38の 下端に、開口部3の周縁全周の天井壁2に対して接触するシール材44を固定す れば、各点検扉25・31や扉部38が、周壁22に対してシール材26・32 ・39と圧接されることとあいまって、気密性を保つことができることから、脱 臭ダクト45を接続させなくとも良い。
【0027】 さらに、実施例では、設置面としての天井壁2上をカバー体21が移動するた めの移動具として、レール4上を回転移動する車輪34を例示したが、レール4 上を摺動するスライダを側壁28・29の下端に設けて、そのスライダを移動具 としたり、設置面2上のレール4を省いて、車輪34やキャスタだけから移動具 を構成しても良い。
【0028】 さらにまた、カバー体21が重量物である場合には、図5に示すように、車輪 34の幅を広くして、車輪34をレール4の水平部位4aに当接させるように構 成しても良い。ちなみに、図5に示すように、側壁29・28の下端にフランジ 部29b・28bを設けることなく、側壁29・28の内側面に軸受33を設け るようにすれば、車輪34が側壁29・28によって隠れるため、カバー体21 の外観を良好にすることができる。
【0029】 また、実施例では、カバー体21を水平方向へ移動させる場合を示したが、例 えば、設置面2側に、断面T字形のレールを設け、そのレールから脱落不能なス ライダを移動具として、その移動具をカバー体21における周壁22の端部に設 ければ、上下方向等にもカバー体21を移動させることが可能となる。
【0030】 さらにまた、実施例では、設置面2から突出するスクリーンシステム10にお ける上部の駆動装置12等を突出物11として、その突出物11を覆うカバー体 21を示したが、勿論、工場等で使用する電動機を設置面から突出する突出物と して、その電動機等を覆うカバー体に本考案を応用しても良い。この場合、カバ ー体を経て、突出物やその周囲へ、流体や電気等を供給したり、突出物やその周 囲から、流体や電気等を流出させる場合等には、実施例のように、天井壁41等 に、継手42等を設けて、流体の流路等を可撓性を有したフレキシブルチューブ やコード等で連結するように構成すれば、カバー体の移動時に、支障を生じない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のカバー体の使用態様を示
す断面図である。
【図2】同実施例の斜視図である。
【図3】同実施例の部分断面図であり、移動具としての
車輪を示す図である。
【図4】同実施例の移動時を示す断面図である。
【図5】移動具の変形例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2…(設置面)天井壁、 11…突出物、 21…カバー体、 22…周壁、 22a…開口部、 23…前壁、 28・29…側壁、 34…(移動具)車輪、 36…後壁、 38…扉部、 41…天井壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置面から突出する突出物を覆うカバー
    体であって、 突出部を挿入させる開口部を構成する周壁と、該周壁の
    端部周縁を連結して覆う天井壁と、を備えた箱形状と
    し、 前記周壁の前記設置面側に、前記カバー体を前記設置面
    上で移動可能とする移動具が配設され、 前記周壁の一部に、前記移動具の作動に伴なうカバー体
    の移動時に前記突出物との干渉を防止する開閉可能な扉
    部が形成されていることを特徴とする突出物のカバー
    体。
JP7008793U 1993-12-27 1993-12-27 突出物のカバー体 Pending JPH0739908U (ja)

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JP7008793U JPH0739908U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 突出物のカバー体

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4090938B2 (ja) * 2003-04-28 2008-05-28 株式会社東芝 赤外線映像検査装置および赤外線映像検査方法
JP4118275B2 (ja) * 2002-05-31 2008-07-16 株式会社ルネサステクノロジ 送信装置および無線通信機器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980310