JPH0447149Y2 - - Google Patents

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JPH0447149Y2
JPH0447149Y2 JP1986004323U JP432386U JPH0447149Y2 JP H0447149 Y2 JPH0447149 Y2 JP H0447149Y2 JP 1986004323 U JP1986004323 U JP 1986004323U JP 432386 U JP432386 U JP 432386U JP H0447149 Y2 JPH0447149 Y2 JP H0447149Y2
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belt conveyor
belt
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cover
length direction
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JP1986004323U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、下水処理で発生する汚泥や生ごみな
どのように、悪臭を発生させる汚物の搬送装置に
関するものである。
[従来の技術] 下水は、いつたん下水処理施設に集められ、沈
澱池設備やエアレーシヨン設備あるいは消毒設備
などの種々の設備で処理され、生汚泥と水とに分
離される。生汚泥は、脱水機にかけられて、さら
に水とケーキに分離され、そのうちケーキは、ト
ラツクや船に積まれて所定の場所に運ばれて投棄
される。ケーキが船に詰まれる場合において、前
記脱水機の設置されている位置と船の係留所と
は、場所によつては和00メートルなどと距離が大
きく離れているために、脱水機から船まで、ベル
トコンベアなどの搬送装置によつてケーキを搬送
するのが一般的である。
ところで、前記ケーキはベルトコンベアでの搬
送中でも臭いなどの点で環境に影響があるので、
従来はベルトコンベアをその全長にわたつて屋根
で覆うとともにその側面に側壁を形成し、ベルト
コンベア全体をすつぽりと包むようにして臭いの
四散を防ぐなど、環境を悪化させないように配慮
が払われている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、ベルトコンベアを点検したり故
障時における修理など要はメンテナンスにおい
て、上記のようにベルトコンベアを上部をおよび
両側ですつぽりと覆つていると、点検等を側面か
ら行うことができないために、ベルトコンベアの
長さ方向一端から悪臭の漂う内部に入つて点検等
を行わなければならないなどの点で問題があつ
た。
また、数100メートルの側面を、ボルトなどで
側板を取り付けて全面的に気密的に密封するよう
に覆うことは、その長さが長大であるために困難
である。
[問題点を解決するための手段] この考案は、ベルトコンベアによつて汚物を搬
送するようにした汚物搬送装置であつて、前記ベ
ルトコンベアの上方には該ベルトコンベアの長さ
の方向に、前記汚物を覆うカバーが設けられ、前
記カバーと前記ベルトコンベアの上面を走行する
ベルトとの間には、互いに平行に離間した一対の
垂設板が、前記ベルトの長さ方向に前記カバーの
下面から垂設され、前記垂設板の下端には、互い
にほぼ平行に離間し且つ略下方に開口する2本の
溝が前記ベルトコンベアの長さ方向に沿つて形成
され、これら溝には、内部に長さ方向に沿つて形
成された空気孔を有する弾性部材が、その下端を
前記ベルトコンベアに当接させ且つ前記空気孔に
吹き込まれた圧縮空気によつて膨張した状態では
め込まれてなるものである。
[作用] 弾性部材は、その下端をベルトコンベアの上面
を走行するベルトに押し付けているので、ベルト
とカバーとの間は密閉され、その内部をバキユー
ムすることにより、汚物から発生する悪臭の四散
が有効に防止される。この場合において、ベルト
に撓みなどの変形が生じても、弾性部材はその属
性である弾性により、十分に追従して密封状態を
維持する。
弾性部材の溝への取り付けは、弾性部材を溝に
入れた上で該弾性部材の空気孔に圧縮空気を吹き
込み、これによつて溝内で弾性部材を膨張させて
行われる。
[実施例] 第1図〜第3図は、この考案にかかる汚泥の搬
送装置の1実施例を示すもので、図中符号10は
ベルトコンベア、30はこのベルトコンベア10
の上方全面を覆うカバーである。
前記ベルトコンベア10は、ベルトコンベア1
0の長さ方向の両端に位置するヘツドプーリ11
Aおよびバツクプーリ11Bと、ベルトコンベア
10の上面側に所定の間隔で位置するキヤリヤロ
ーラ12a,12bと、ベルトコンベア10の下
面側に位置するスナツププーリ13aおよびリタ
ーンローラ13bと、キヤリヤローラ12a,1
2bとリターンローラ13bとの上下ほぼ中間の
位置にあつてベルトコンベア10の長さ方向に水
平状態で配設された架台14と、各プーリ11
a,11bに巻き掛けられかつ各ローラ12a,
12b,13bによつて支持されたベルト15と
からなつている。
前記ヘツドプーリ11Aには、モータなどの駆
動源が連設されており、ヘツドプーリ11Aの駆
動によつてベルト15を駆動するようになつてい
る。
前記プーリ11A,11Bは、水平状態でかつ
長さ方向中央に配設された主キヤリヤローラ11
aと、この主キヤリヤローラ11aの両側に中心
に向つて約20度の角度で傾斜する副キヤリヤロー
ラ11bとからなつている。これら主・副のキヤ
リヤローラ11a,11bは、架台14上に立設
された支持部材16a,16bに取り付けられた
軸に回転自在に軸支されている。また、架台14
上には、ベルト15の蛇行を防止するガイドロー
ラ19が、ベルト15の両側に回転自在に設けら
れている。前記リターンローラ13bは、架台1
4から垂下された支持部材17に取り付けられた
軸に、回転自在に軸支されている。
前記カバー30は、ベルトコンベア10の長さ
方向にかつ前記ベルトコンベア10と所定間隔を
離間してその上方に屋根状に設けられている。こ
のカバー30は、その両側に立設された側板31
によつて支持されている。この側板31には、適
宜の間隔をおいて、その開口部を覆う蓋31aが
設けられている。
前記カバー30の内部には、2枚の垂設板30
aがその長さ方向にそつて互いにほぼ平行に垂設
されて空間Sが形成されている。また、ベルトコ
ンベア10の後端にもその幅方向に垂設板30b
が垂設されている。すなわち、垂設板30a,3
0bは、平面視においてコ字状になつている。こ
の垂設板30a,30bの下端には、略下方に開
口する溝32が形成されている。この溝32に
は、ベルト15の変形等に追従するたとえばゴム
製の弾性部材33が、ベルトコンベア10の上面
側を走行するベルト15の上面に押し付けるよう
にしてはめ込まれている。この場合、垂設板30
aの溝32にはめ込まれた弾性部材33の下端
は、外側に向かつて弾性変形している。また、垂
設板30bの溝32にはめ込まれた弾性部材33
の下端は、内側に向つて(ベルト15の走行方向
に)弾性変形している。したがつて、カバー30
と垂設板30a,30bとベルト15との間は密
閉されることとなるが、ベルトコンベア10の前
端は汚物排出のため開放されている。
前記弾性部材33のはめ込み部の内部には、そ
の長さ方向にそつて空気孔33aが形成されてい
る。この弾性部材33は、はめ込み部を前記溝2
に入れた状態で空気孔33aに圧縮空気を吹き込
んで膨張させることにより、溝32にはめ込まれ
ている。
カバー30の後端上部には、汚物Aの供給口3
0cが設けられている。また、カバー30の前端
には、排出シユートが設けられている。この排出
シユートには、カバー30の延長であるヘツドカ
バー30dが被せらている。なお、このカバー3
0の適宜の位置には、バキユーム装置が空間Sに
連通させて設けられている。
上記のように構成された搬送装置においては、
供給口30cから汚泥などの汚物Aが投入され
る。投入された汚物Aは、ベルトコンベア10の
ベルト15に載せられて前方の排出シユート側に
搬送される。このとき、副キヤリヤローラ11b
は傾斜しているので、汚物Aは主として中央の主
キヤリヤローラ11a上に載つて搬送される。こ
の搬送中において、汚物Aから発生する悪臭は、
ベルト15に対する弾性部材33の圧接により外
方に四散することはなく、空間Sからバキユーム
されるので環境を破壊することがない。この場合
において、ベルト10に撓みなどの変形が生じて
も、弾性部材33はその属性である弾性により、
十分に追従して密閉することができる。
また、前記弾性部材33に空気孔33aを形成
しているので、弾性部材33を溝32に入れた後
にその空気孔33aに圧縮空気を吹き込めば、弾
性部材33は溝32内で膨張し、ボルトなどの取
り付け手段を要せずして、溝32全長にわたつて
一気に固定される。しかも、第3図から明らかな
ように、弾性部材33が膨張する際には、厚さ方
向(弾性部材33を溝32に固定するように作用
する方向)のみならず、上下方向にも伸長するた
め、弾性部材33の下端はベルト15との接触圧
を強められ、この状態を保持される。このため、
汚物の密閉性が著しく向上する。
なお、弾性部材33とベルト15との接触によ
り空間Sを構成するので、一方だけを傷つけたり
摩耗させたりすることはない。たとえ一方が摩耗
したとしても弾性部材33は弾性を有するので、
気密性が低下することはない。
なお、上記実施例では汚泥を搬送する場合につ
いて説明したが、この装置は、生ごみなど要は悪
臭を放つ汚物について適用することができる。ま
た、第4図〜第6図は弾性部材33及び溝32の
変形例を示すものである。
[考案の効果] 本考案の汚物搬送装置にあつては、ベルト上面
で汚泥を密閉するので、ベルトコンベアの側面を
開放することができ、メンテナンスも非常に容易
である。また、弾性部材の下端をベルトコンベア
の上面を走行するベルトに押し付けているので、
ベルトとカバーとの間は密閉され、汚物から発生
する悪臭の四散を有効に防止することができる。
この場合において、ベルトに撓みなどの変形が生
じても、弾性部材はその属性である弾性により、
十分に追従して密閉することができる。
しかも、弾性部材が空気孔に吹き込まれた圧縮
空気によつて膨張し、溝にはめ込まれる際、該弾
性部材は上下方向にも伸長するため、該弾性部材
の下端とベルトとは接触圧を強められ且つこの状
態を保持される。このため、汚物の密閉性が著し
く向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の1実施例を示すも
ので、第1図は第2図の−線に沿う汚泥の搬
送装置の横断面図、第2図はその正面図、第3図
は弾性部材とベルトとの圧接状態を示す部分拡大
断面図、第4図〜第6図はそれぞれ第3図に相当
するもので弾性部材の変形例を示す部分拡大断面
図である。 10……ベルトコンベア、15……ベルト、3
0……カバー、32……溝、33……弾性部材、
33a……空気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベルトコンベアによつて汚物を搬送するように
    した汚物搬送装置であつて、前記ベルトコンベア
    の上方には該ベルトコンベアの長さの方向に、前
    記汚物を覆うカバーが設けられ、前記カバーと前
    記ベルトコンベアの上面を走行するベルトとの間
    には、互いに平行に離間した一対の垂設板が、前
    記ベルトの長さ方向に前記カバーの下面から垂設
    され、前記垂設板の下端には、互いにほぼ平行に
    離間し且つ略下方に開口する2本の溝が前記ベル
    トコンベアの長さ方向に沿つて形成され、 これら溝には、内部に長さ方向に沿つて形成さ
    れた空気孔を有する弾性部材が、その下端を前記
    ベルトコンベアに当接させ且つ前記空気孔に吹き
    込まれた圧縮空気によつて膨張した状態ではめ込
    まれてなることを特徴とする汚物搬送装置。
JP1986004323U 1986-01-16 1986-01-16 Expired JPH0447149Y2 (ja)

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JPS62116010U JPS62116010U (ja) 1987-07-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7743914B2 (en) 2008-07-11 2010-06-29 Yoko Inc. Dust tight closed type belt conveyor

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JPS5038081B2 (ja) * 1971-12-14 1975-12-06
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JPS62116010U (ja) 1987-07-23

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