JP3703910B2 - 溝蓋の開閉機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は溝蓋の開閉機構に関し、特には溝蓋本体が側溝に対して直角方向または平行方向のどちらにも自在に開閉することができるようにした機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車道と歩道の境界部分に設けられた側溝には部分的に溝蓋が取り付けられて、側溝の点検、清掃あるいは雪の多い地域では雪捨て用に、該溝蓋本体が開閉可能なように取り付けられる。
近年、この溝蓋本体の開閉を容易に行うために、枠部に溝蓋本体を回動自在に取り付けたものが使用されている。一般に、溝蓋本体は、車の走行上の安全から、車道側から歩道側に開くようになっている。
【0003】
しかるに、冬季の雪捨てなどの場合に、歩道側の雪を側溝に投入する際には、溝蓋本体が歩道側に倒して開かれているため、作業者は、いきおい車道側に出て作業をしなければならず、危険であった。のみならず、歩道側に投げ出された溝蓋本体によって歩道の雪を効率よく廃棄することができず、作業性も悪い。
このような問題は雪捨ての場合には顕著であるが、のみならず一般の側溝の点検、清掃等の場合にも同様のことが当てはまる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような問題点に鑑み提案されたものであって、溝蓋本体を側溝に対して直角方向または平行方向のどちらにも自在に開閉することができるようにした機構を提供しようとするものであって、これによって、側溝に関連する上記雪捨てや点検、清掃等の作業をやりやすく、効率良く行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の発明は、枠部の一側に沿って第一回動部が回動自在に設けられ、前記第一回動部に該第一回動部の軸方向と直角方向に溝蓋本体と一体に形成された第二回動部が回動自在に取り付けられていることを特徴とする溝蓋の開閉機構に係る。
【0006】
また、請求項2の発明は、枠部の一側に沿って第一回動部が回動自在に設けられ、前記第一回動部に該第一回動部の軸方向と直角方向に第二回動部保持部が片持ち梁状に一体に形成され、前記保持部を介して溝蓋本体に一体に形成された第二回動部が開閉自在に取り付けられていることを特徴とする溝蓋の開閉機構に係る。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に関連し、請求項2において、前記第二回動部保持部が前記第一回動部に片持ち梁状に一体に形成された保持筒部よりなり、前記第二回動部が前記保持筒部に嵌挿される第二回動軸部を介して回動される第二回動筒部よりなる溝蓋の開閉機構に係る。
【0008】
また、請求項4の発明は、同じく請求項2において、前記第二回動部保持部が前記第一回動部に片持ち梁状に一体に形成された保持軸部よりなり、前記第二回動部が前記保持軸部を介して回動される第二回動筒部よりなる溝蓋の開閉機構に係る。
【0009】
さらに、請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかにおいて、前記第二回動部の下部を支える支持部材が枠部に一体に形成された溝蓋の開閉機構に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従って、この発明の実施例を説明する。
図1はこの発明機構を示す溝蓋本体の開放状態の平面図、図2はこの発明の一実施例を示す拡大した平面図、図3は図2の実施例の分解斜視図、図4は図2の符号4部分の拡大断面図、図5はこの発明機構の第1回動部による蓋開き状態を示す斜視図、図6は同じくその後第2回動部を作動した状態の斜視図、図7は同じく第2回動部による蓋開き状態を示す斜視図、図8は同じくその後第1回動部を作動した状態の斜視図、図9はこの発明の他の実施例の一部を切欠断面とした分解平面図、図10はこの発明の別の実施例を示す拡大した平面図、図11は図10の実施例の分解斜視図、図12はさらに他の実施例を示す一部を切欠断面とした平面図、図13は図12の要部の拡大断面図である。
【0011】
図1に示したように、請求項1に係る発明の溝蓋の開閉機構は、枠部Fの一側に沿って第一回動部Pが回動自在に設けられ、前記第一回動部Pに該第一回動部の軸方向と直角方向に溝蓋本体G1,G2と一体に形成された第二回動部R,が回動自在に取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
図1の例は側溝100の開口部を大きくとるために溝蓋本体G1,G2が2つ連接して設けられたもので、それぞれの溝蓋本体G1,G2について枠部Fが固設され、側溝100に対しては、直角方向(図のG1)または平行方向(図のG2)のどちらにも自在に開閉し、ともに平行方向に開く場合にはいわゆる観音開きになるように構成されている。
図1の符号100は車道(側)を表し、105は歩道(側)で、115は縁石ブロックである。
【0013】
図1の下部の溝蓋本体G1は、側溝110と直角方向(矢印a)である車道側100から歩道側105に開かれて縁石ブロック115を枕に倒されており、前述した従来機構では、このような開き方がされていた。この発明機構では、このような開き方は第一回動部Pによってなされ、さらに溝蓋本体G2のように、第二回動部Rによって側溝110と平行方向(矢印b)にも開くことができる。
加えて、第一回動部Pに第二回動部Rが設けられていることより、図1の矢印符号xで示すように、側溝110と直角方向(矢印a)に開かれた溝蓋本体G1を平行方向に、あるいは側溝110と平行方向(矢印b)に開かれた溝蓋本体G2を直角方向に回動することもできる。
【0014】
図2および図3は、請求項2、特には請求項3に記載された溝蓋の開閉機構の例が示される。
すなわち、枠部Fの一側、通常は歩道側となる側に沿って、第一回動部Pが回動自在に設けられる。そして、この第一回動部Pには該第一回動部Pの軸方向mと直角方向nに第二回動部保持部25が片持ち梁状に一体に形成され、前記保持部25を介して溝蓋本体Gに一体に形成された第二回動部Rが開閉自在に取り付けられている。
【0015】
この例では、図3の分解図からよく理解されるように、第一回動部Pは第一回動軸21および第一回動筒部20よりなり、第二回動部保持部25は該第一回動筒部20に溶接等によって片持ち梁状に一体に形成された保持筒部26よりなる。そして、第二回動部Rは前記保持筒部26に嵌挿される第二回動軸部31を介して回動される第二回動筒部30より構成される。第二回動筒部30は溝蓋Gに溶接等によって一体に形成されている。
【0016】
この例では、第二回動軸部31は保持筒部26および第二回動筒部30内に挿入されているだけである。なお、第二回動軸部31の外側端部は蓋開き時における第二回動軸部31の抜け防止のために壁32あるいは適宜のストッパを設けておくのが好ましい。
なお、図の符号22は第一回動軸部21を支承するために枠部Fに形成された軸受け部である。
【0017】
また、図4に示すように、前記第二回動部Rを構成する第二回動筒部30の外側端部は片持ち梁状となっており、枠部Fの溝蓋本体Gの受け部Faによって保持されることができるが、図のように高さが必ずしも一致するとは限らず、必要に応じて高さ調節等を兼ねて、当該第二回動筒部30の下部を支える支持部材40を該枠部Fの該当位置に一体に形成するのが好ましい。
【0018】
次に、図5ないし図8に従って、この発明機構の蓋開き動作を説明する。
図5は第1回動部Pによって溝蓋本体Gを開いた図であり、第一回動部Pの軸方向が側溝と平行方向である場合には、この開き方向は前記したように側溝と直角方向(矢印a)となる。
図6は図5の状態からさらに開かれた溝蓋本体Gを第2回動部Rにより直角方向(矢印x)に回動した図である。
【0019】
また、図7は第2回動部Rによって溝蓋本体Gを開いた図であり、この例ではこの開き方向は側溝と平行方向(矢印b)となる。
図8は、前記と同様に、図7のの状態からさらに開かれた溝蓋本体Gを第1回動部Pにより直角方向(矢印y)に回動した図である。
【0020】
図9は、第1回動部Pの別の例を示すものである。
この例は、第1回動部Pの第一回動軸部23a,23bが枠部Fに設けられた例で、特に一方の軸部23aは箱体24内に装置されたばね体24aによって出入自在に構成されている。この例では、第一回動部Pならびに溝蓋全体の枠部Fに対する着脱が容易になる。
図9における先の符号と同一符号は同一構成部分を表す。
【0021】
図10および図11は、請求項4に記載された溝蓋の開閉機構の例を示したものである。
すなわち、枠部Fの一側に沿って、第一回動部Pが回動自在に設けられ、この第一回動部Pには該第一回動部Pの軸方向mと直角方向nに第二回動部保持部25が形成されるのであるが、この例では該第二回動部保持部25が第一回動部Pに片持ち梁状に一体に形成された保持軸部27より構成される。そして、この保持軸部27を介して溝蓋本体Gに一体に形成された第二回動部Rが開閉自在に取り付けられる。
【0022】
この例では、図11の分解図からよく理解されるように、第一回動部Pは前述した第一回動軸21および第一回動筒部20よりなり、第二回動部保持部25は第一回動筒部20に溶接等によって片持ち梁状に一体に形成された保持軸部27よりなる。そして、第二回動部Rは前記保持軸部27を介して回動される第二回動筒部33より構成される。なお、第二回動筒部33は溝蓋Gに溶接等によって一体に形成されていることは、前記した通りである。
【0023】
この例の溝蓋の作動は前記したのと同様であるので当該部分を援用してその説明を省略する。なお、図11および図12における前記と同一符号は前記と同一構成部分を表す。
【0024】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明によれば、枠部の一側に沿って第一回動部が回動自在に設けられ、前記第一回動部に該第一回動部の軸方向と直角方向に溝蓋本体と一体に形成された第二回動部が回動自在に取り付けられているものであるから、前記したように、溝蓋本体は、側溝に対して直角方向または平行方向のどちらにも自在に開閉することができるようになった。
【0025】
従って、この発明によれば、従来のように、例えば冬季に歩道側の雪を側溝に投入する場合などに、作業者が車道側に出て作業をする必要はなくなり、安全に作業を行うことができる。また、作業の必要により、溝蓋をどのような位置にも開き倒すことができ、雪捨て作業やその他の点検、清掃等の作業がやりやすく、効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明機構を示す升蓋本体の開放状態の平面図である。
【図2】この発明の一実施例を示す拡大した平面図である。
【図3】図2の実施例の分解斜視図である。
【図4】図2の符号4部分の拡大断面図である。
【図5】この発明機構の第1回動部による蓋開き状態を示す斜視図である。
【図6】同じくその後第2回動部を作動した状態の斜視図である。
【図7】同じく第2回動部による蓋開き状態を示す斜視図である。
【図8】同じくその後第1回動部を作動した状態の斜視図である。
【図9】この発明の他の実施例の一部を切欠断面とした分解平面図である。
【図10】この発明の別の実施例を示す拡大した平面図である。
【図11】図10の実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
F 枠部
P 第一回動部
R 第二回動部
G 溝蓋本体
20 第一回動筒部
21 第一回動筒部
25 第二回動部保持部
26 保持筒部
27 保持軸部
30 第二回動筒部
31 第二回動軸部
33 第二回動筒部
40 支持部材

Claims (5)

  1. 枠部の一側に沿って第一回動部が回動自在に設けられ、前記第一回動部に該第一回動部の軸方向と直角方向に溝蓋本体と一体に形成された第二回動部が回動自在に取り付けられていることを特徴とする溝蓋の開閉機構。
  2. 枠部の一側に沿って第一回動部が回動自在に設けられ、前記第一回動部に該第一回動部の軸方向と直角方向に第二回動部保持部が片持ち梁状に一体に形成され、前記保持部を介して溝蓋本体に一体に形成された第二回動部が開閉自在に取り付けられていることを特徴とする溝蓋の開閉機構。
  3. 請求項2において、前記第二回動部保持部が前記第一回動部に片持ち梁状に一体に形成された保持筒部よりなり、前記第二回動部が前記保持筒部に嵌挿される第二回動軸部を介して回動される第二回動筒部よりなる溝蓋の開閉機構。
  4. 請求項2において、前記第二回動部保持部が前記第一回動部に片持ち梁状に一体に形成された保持軸部よりなり、前記第二回動部が前記保持軸部を介して回動される第二回動筒部よりなる溝蓋の開閉機構。
  5. 請求項2ないし4のいずれかにおいて、前記第二回動部の下部を支える支持部材が枠部に一体に形成された溝蓋の開閉機構。
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