JPH0739697B2 - 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口 - Google Patents
鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口Info
- Publication number
- JPH0739697B2 JPH0739697B2 JP22224591A JP22224591A JPH0739697B2 JP H0739697 B2 JPH0739697 B2 JP H0739697B2 JP 22224591 A JP22224591 A JP 22224591A JP 22224591 A JP22224591 A JP 22224591A JP H0739697 B2 JPH0739697 B2 JP H0739697B2
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- steel
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄筋コンクリート柱と鉄
骨梁との仕口に関するものである。
骨梁との仕口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の鉄筋コンクリート柱と鉄
骨梁との仕口に関しては、「図3」に示すごときものが
提案されている。この「図3」従来例は、パイプ状の梁
接合金具本体10を鉄筋コンクリート柱1の中央部に埋
設し、この梁接合金具本体10に水平方向の接合用プレ
ート21,21を溶接し、この接合用プレート21,2
1に鉄骨梁(図示せず)を溶接またはボルト止めするよ
うになしてある。
骨梁との仕口に関しては、「図3」に示すごときものが
提案されている。この「図3」従来例は、パイプ状の梁
接合金具本体10を鉄筋コンクリート柱1の中央部に埋
設し、この梁接合金具本体10に水平方向の接合用プレ
ート21,21を溶接し、この接合用プレート21,2
1に鉄骨梁(図示せず)を溶接またはボルト止めするよ
うになしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の鉄
筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口は、強度的に課題を
有している。すなわち、上記従来例は、接合用プレート
21,21は鉄筋コンクリート柱1の隣接する主筋2
a,2aの間を通る幅以内に設定しなくてはならないの
で鉄骨梁の端面幅と必ずしも一致させることが困難で、
この鉄骨梁の端面接合部での強度を確保できない場合が
あり、また、梁接合金具本体10の周囲(さらに特定す
るなら、接合用プレート21,21を埋設した部位)に
は帯筋2b(「図1参照」)が配設できないこと、梁接
合金具本体10部位には中子筋2c(「図1参照」)も
配設できないこと等の制約を有し、鉄筋コンクリート柱
1を側方より圧縮または膨らますような外力に対しては
充分な強度を有しているとは言えない。
筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口は、強度的に課題を
有している。すなわち、上記従来例は、接合用プレート
21,21は鉄筋コンクリート柱1の隣接する主筋2
a,2aの間を通る幅以内に設定しなくてはならないの
で鉄骨梁の端面幅と必ずしも一致させることが困難で、
この鉄骨梁の端面接合部での強度を確保できない場合が
あり、また、梁接合金具本体10の周囲(さらに特定す
るなら、接合用プレート21,21を埋設した部位)に
は帯筋2b(「図1参照」)が配設できないこと、梁接
合金具本体10部位には中子筋2c(「図1参照」)も
配設できないこと等の制約を有し、鉄筋コンクリート柱
1を側方より圧縮または膨らますような外力に対しては
充分な強度を有しているとは言えない。
【0004】そこで、本発明は上記欠点に鑑みなされた
もので、接合部の剪断終局強度を高めた鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との仕口を提供することを目的としたもの
である。
もので、接合部の剪断終局強度を高めた鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との仕口を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、梁接合金具本体10を、断面八角形の
パイプ形状で、その平行な一対の面とこの面と直角方向
の一対の面とを夫々鉄骨梁20の接合面11aとなし、
その他の各コーナ面11bには上下中央部位に全幅にわ
たって窓孔12を夫々設け、また、各鉄骨梁接合面11
aの内面側には鉄筋13を水平方向に複数条溶接止めす
ると共に、該鉄骨梁接合面11aの内面間は上部と下部
とにおいて夫々十字状の補強中板14で連結して構成
し、上記梁接合金具本体10を、鉄筋コンクリート柱1
の各面の中央部側の主筋2a,2aを夫々内側に囲むよ
うにすると共に、各鉄骨梁接合面11aを該鉄筋コンク
リート柱1の各面一致させて埋設してなる技術的手段を
講じたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、梁接合金具本体10を、断面八角形の
パイプ形状で、その平行な一対の面とこの面と直角方向
の一対の面とを夫々鉄骨梁20の接合面11aとなし、
その他の各コーナ面11bには上下中央部位に全幅にわ
たって窓孔12を夫々設け、また、各鉄骨梁接合面11
aの内面側には鉄筋13を水平方向に複数条溶接止めす
ると共に、該鉄骨梁接合面11aの内面間は上部と下部
とにおいて夫々十字状の補強中板14で連結して構成
し、上記梁接合金具本体10を、鉄筋コンクリート柱1
の各面の中央部側の主筋2a,2aを夫々内側に囲むよ
うにすると共に、各鉄骨梁接合面11aを該鉄筋コンク
リート柱1の各面一致させて埋設してなる技術的手段を
講じたものである。
【0006】
【作用】それ故、本発明は鉄骨梁接合面11aの外面に
直接鉄骨梁20の端面を溶接止め、あるいは鉄骨梁接合
面11aの外面に接合用プレートを溶接止めしてこの接
合用プレートを介して鉄骨梁20を接合させる。する
と、本発明の梁接合金具本体10は断面八角形のパイプ
形状で構成され、鉄筋コンクリート柱1の各面の中央部
側の主筋2a,2aを夫々内側に囲むように配設される
ため、該梁接合金具本体10の断面積(径)を大きく設
定でき、接合部コンクリートを幅広く拘束し、鉄骨梁2
0からの圧縮力を接合部コンクリートに大きな面積で伝
える作用を呈する。
直接鉄骨梁20の端面を溶接止め、あるいは鉄骨梁接合
面11aの外面に接合用プレートを溶接止めしてこの接
合用プレートを介して鉄骨梁20を接合させる。する
と、本発明の梁接合金具本体10は断面八角形のパイプ
形状で構成され、鉄筋コンクリート柱1の各面の中央部
側の主筋2a,2aを夫々内側に囲むように配設される
ため、該梁接合金具本体10の断面積(径)を大きく設
定でき、接合部コンクリートを幅広く拘束し、鉄骨梁2
0からの圧縮力を接合部コンクリートに大きな面積で伝
える作用を呈する。
【0007】そして、鉄骨梁接合面11aのは鉄骨梁接
合面11aは、その内側に主筋2a,2aを囲むように
なしているため、該鉄骨梁接合面11aと鉄骨梁20と
の接合面積は主筋2a,2aの間隔によって制約を受け
ることなく大きく設定でき、鉄骨梁20の端面接合部の
強度を充分に得られる作用を呈する。
合面11aは、その内側に主筋2a,2aを囲むように
なしているため、該鉄骨梁接合面11aと鉄骨梁20と
の接合面積は主筋2a,2aの間隔によって制約を受け
ることなく大きく設定でき、鉄骨梁20の端面接合部の
強度を充分に得られる作用を呈する。
【0008】また、本発明は補強中板14を有してお
り、この補強中板14は鉄骨梁20からの引張力を梁接
合金具本体10の全体に伝える作用を呈し、この引張力
に対しても充分な強度が得られる。
り、この補強中板14は鉄骨梁20からの引張力を梁接
合金具本体10の全体に伝える作用を呈し、この引張力
に対しても充分な強度が得られる。
【0009】また、本発明はコーナ面11bには上下中
央部位に全幅にわたって窓孔12を夫々設けてあるた
め、この窓孔12を通して帯筋2bを巻付けることを可
能となす作用を呈する。
央部位に全幅にわたって窓孔12を夫々設けてあるた
め、この窓孔12を通して帯筋2bを巻付けることを可
能となす作用を呈する。
【0010】また、梁接合金具本体10内には主筋2a
と補強中板14のみが存在するため、必要に応じて中子
筋2cを配することに何ら支障を生じない作用を呈す
る。
と補強中板14のみが存在するため、必要に応じて中子
筋2cを配することに何ら支障を生じない作用を呈す
る。
【0011】さらに、鉄骨梁接合面11aの内面側に水
平方向に複数条溶接止めした鉄筋13は剪断伝達をコン
クリートに確実に伝える作用を呈する。
平方向に複数条溶接止めした鉄筋13は剪断伝達をコン
クリートに確実に伝える作用を呈する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面にしたがっ
て説明する。図中、1が鉄筋コンクリート柱、20が鉄
骨梁である。この鉄筋コンクリート柱1と鉄骨梁20と
は共に従来公知なもので、図示例の鉄筋コンクリート柱
1はコンクリート30内に、主筋2a,2a,2a・・
・と、帯筋2bと、中子筋2cとを埋設してなり、ま
た、図示例の鉄骨梁20はH形鋼を使用してなるが、こ
れら鉄筋コンクリート柱1と鉄骨梁20とは他の従来公
知なものに変更しても無論差し支えない。
て説明する。図中、1が鉄筋コンクリート柱、20が鉄
骨梁である。この鉄筋コンクリート柱1と鉄骨梁20と
は共に従来公知なもので、図示例の鉄筋コンクリート柱
1はコンクリート30内に、主筋2a,2a,2a・・
・と、帯筋2bと、中子筋2cとを埋設してなり、ま
た、図示例の鉄骨梁20はH形鋼を使用してなるが、こ
れら鉄筋コンクリート柱1と鉄骨梁20とは他の従来公
知なものに変更しても無論差し支えない。
【0013】また、10は梁接合金具本体で、この梁接
合金具本体10は、断面八角形のパイプ形状で、その平
行な一対の面とこの面と直角方向の一対の面とを夫々鉄
骨梁20の接合面11aとなし、その他の各コーナ面1
1bには上下中央部位に全幅にわたって窓孔12を夫々
設け、また、各鉄骨梁接合面11aの内面側には鉄筋1
3を水平方向に複数条溶接止めすると共に、該鉄骨梁接
合面11aの内面間は上部と下部とにおいて夫々十字状
の補強中板14で連結して構成してなる。
合金具本体10は、断面八角形のパイプ形状で、その平
行な一対の面とこの面と直角方向の一対の面とを夫々鉄
骨梁20の接合面11aとなし、その他の各コーナ面1
1bには上下中央部位に全幅にわたって窓孔12を夫々
設け、また、各鉄骨梁接合面11aの内面側には鉄筋1
3を水平方向に複数条溶接止めすると共に、該鉄骨梁接
合面11aの内面間は上部と下部とにおいて夫々十字状
の補強中板14で連結して構成してなる。
【0014】すなわち、上記梁接合金具本体10は、接
合面11aとコーナ面11bとが交互に連結する断面八
角パイプ状に構成される。なお、この梁接合金具本体1
0は形鋼を所定の長さに切断して製造してもよいが、形
鋼に窓孔12を開穿するのは煩雑であるので、平板鋼板
を順次溶接止めして製造するのが効率的である。
合面11aとコーナ面11bとが交互に連結する断面八
角パイプ状に構成される。なお、この梁接合金具本体1
0は形鋼を所定の長さに切断して製造してもよいが、形
鋼に窓孔12を開穿するのは煩雑であるので、平板鋼板
を順次溶接止めして製造するのが効率的である。
【0015】また、各コーナ面11bに設けた窓孔12
の主たる目的は、この窓孔12を通して帯筋2bを「図
1」に示すごとく巻くためであり、この窓孔12内を帯
筋2aが挿通することで、梁接合金具本体10の内外に
位置する主筋2a,2a,2a・・・の外周に帯筋2b
が巻き付けられる。なお、この窓孔12の他の目的は、
計量化と、中子筋2cの取付け等の作業性向上とであ
り、そのために該窓孔12は大きく設定することが望ま
しい。
の主たる目的は、この窓孔12を通して帯筋2bを「図
1」に示すごとく巻くためであり、この窓孔12内を帯
筋2aが挿通することで、梁接合金具本体10の内外に
位置する主筋2a,2a,2a・・・の外周に帯筋2b
が巻き付けられる。なお、この窓孔12の他の目的は、
計量化と、中子筋2cの取付け等の作業性向上とであ
り、そのために該窓孔12は大きく設定することが望ま
しい。
【0016】また、上記各鉄骨梁接合面11aの内面側
に溶接される鉄筋13は該鉄骨梁接合面11aの内面の
全面に配してもよいが、この鉄骨梁接合面11aの内面
の上部と下部には補強中板14が設けられるため、この
補強中板14の接合部を除いた上下中央部のみに配設し
てもよい。また、この鉄筋13はコンクリート30への
剪断伝達を充分に行わせるためのもので、図示実施例で
はコンクリート30との付着性を向上するために異形鉄
筋を使用している。
に溶接される鉄筋13は該鉄骨梁接合面11aの内面の
全面に配してもよいが、この鉄骨梁接合面11aの内面
の上部と下部には補強中板14が設けられるため、この
補強中板14の接合部を除いた上下中央部のみに配設し
てもよい。また、この鉄筋13はコンクリート30への
剪断伝達を充分に行わせるためのもので、図示実施例で
はコンクリート30との付着性を向上するために異形鉄
筋を使用している。
【0017】さらに、上記補強中板14は、梁接合金具
本体10内の上下部位に夫々設けられ、上下中央部位は
省略された状態となしてある。すなわち、梁接合金具本
体10の軸方向全長にわたってこの補強中板14を設け
ると、前記帯筋2bの配設が不可能となるので、中央部
位は省略した状態となしているものである。
本体10内の上下部位に夫々設けられ、上下中央部位は
省略された状態となしてある。すなわち、梁接合金具本
体10の軸方向全長にわたってこの補強中板14を設け
ると、前記帯筋2bの配設が不可能となるので、中央部
位は省略した状態となしているものである。
【0018】そして、本発明は、上記梁接合金具本体1
0を、鉄筋コンクリート柱1の各面の中央部側の主筋2
a,2aを夫々内側に囲むようにすると共に、各鉄骨梁
接合面11aを該鉄筋コンクリート柱1の各面と一致さ
せて埋設してなる。
0を、鉄筋コンクリート柱1の各面の中央部側の主筋2
a,2aを夫々内側に囲むようにすると共に、各鉄骨梁
接合面11aを該鉄筋コンクリート柱1の各面と一致さ
せて埋設してなる。
【0019】すなわち、梁接合金具本体10は、鉄筋コ
ンクリート柱1の各面の中央部側の主筋2a,2aを夫
々内側に囲むようにすることで、その径を大きく設定で
き、該梁接合金具本体10がコンクリート30を広い面
積で拘束し、鉄骨梁20より該梁接合金具本体10に加
わる圧縮力をコンクリートに幅広く伝えることができる
ようになしてある。なお、このように梁接合金具本体1
0の径を大きく設定すると、「図3」従来例の接合用プ
レート21,21の底面のような広い底面積を有した部
分がコンクリート30内に埋入される割合が少なくなる
ため、荷重による剪断力が該コンクリートの一部に集中
することになるが、本発明では、この剪断力の集中を、
前記鉄筋13でコンクリートに確実に伝達し、さらに
は、コーナ面11bとコンクリート30との各底面部、
および鉛直接合面に多少の剪断力負担を期待している。
ンクリート柱1の各面の中央部側の主筋2a,2aを夫
々内側に囲むようにすることで、その径を大きく設定で
き、該梁接合金具本体10がコンクリート30を広い面
積で拘束し、鉄骨梁20より該梁接合金具本体10に加
わる圧縮力をコンクリートに幅広く伝えることができる
ようになしてある。なお、このように梁接合金具本体1
0の径を大きく設定すると、「図3」従来例の接合用プ
レート21,21の底面のような広い底面積を有した部
分がコンクリート30内に埋入される割合が少なくなる
ため、荷重による剪断力が該コンクリートの一部に集中
することになるが、本発明では、この剪断力の集中を、
前記鉄筋13でコンクリートに確実に伝達し、さらに
は、コーナ面11bとコンクリート30との各底面部、
および鉛直接合面に多少の剪断力負担を期待している。
【0020】また、上記鉄骨梁20は前述し如く従来公
知なものを使用すればよいが、図示実施例では、鉄骨梁
20を直接接合面11aに溶接止めしており、この溶接
は梁接合金具本体10のコンクリート埋設前に行って
も、あるいは先に梁接合金具本体10のみを埋設し、コ
ンクリート30の固化後に溶接止めしてもよい。さら
に、この鉄骨梁20は、直接梁接合金具本体10に溶接
止めすることなく、梁接合金具本体10に従来例と同じ
ように接合用プレート21,21を溶接止めしておき、
鉄骨梁20はこの接合用プレート21,21に溶接また
は螺子止め等で止着してもよいものである。
知なものを使用すればよいが、図示実施例では、鉄骨梁
20を直接接合面11aに溶接止めしており、この溶接
は梁接合金具本体10のコンクリート埋設前に行って
も、あるいは先に梁接合金具本体10のみを埋設し、コ
ンクリート30の固化後に溶接止めしてもよい。さら
に、この鉄骨梁20は、直接梁接合金具本体10に溶接
止めすることなく、梁接合金具本体10に従来例と同じ
ように接合用プレート21,21を溶接止めしておき、
鉄骨梁20はこの接合用プレート21,21に溶接また
は螺子止め等で止着してもよいものである。
【0021】なお、図では必ずしも明確には示していな
いが、帯筋2b,2bは該窓孔12内の上下両端に二段
に設けることで、梁接合金具本体10を主筋2aに固定
でき、かつ中子筋2cの併用によって帯筋2bの拘束効
果を得ることが望ましい。
いが、帯筋2b,2bは該窓孔12内の上下両端に二段
に設けることで、梁接合金具本体10を主筋2aに固定
でき、かつ中子筋2cの併用によって帯筋2bの拘束効
果を得ることが望ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のごときで、鉄骨梁20よ
り梁接合金具本体10およびコンクリート30に加わる
力は、圧縮力、引張力、剪断力とも共に、コンクリート
の広い領域で受け、大きな構造耐力を有した鉄筋コンク
リート柱と鉄骨梁との仕口を提供することができるもの
である。
り梁接合金具本体10およびコンクリート30に加わる
力は、圧縮力、引張力、剪断力とも共に、コンクリート
の広い領域で受け、大きな構造耐力を有した鉄筋コンク
リート柱と鉄骨梁との仕口を提供することができるもの
である。
【0023】また、本発明は、梁接合金具本体10内
に、主筋2aの一部、帯筋2b、中子筋2cを設けるこ
とが可能で、該梁接合金具本体10を埋設することによ
る、鉄筋コンクリート柱1の強度低下のおそれがなく、
特に、鉄筋コンクリート柱1を膨らますような外力に対
しては充分な強度を有した鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁
との仕口を提供することができるものである。
に、主筋2aの一部、帯筋2b、中子筋2cを設けるこ
とが可能で、該梁接合金具本体10を埋設することによ
る、鉄筋コンクリート柱1の強度低下のおそれがなく、
特に、鉄筋コンクリート柱1を膨らますような外力に対
しては充分な強度を有した鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁
との仕口を提供することができるものである。
【0024】また、本発明は鉄骨梁接合面11aが主筋
2aの外側に位置するため、鉄骨梁20の端面全面を該
鉄骨梁接合面11aに接合でき、また、接合用プレート
を介して接合する場合もその断面を鉄骨梁20に一致さ
せることができ、これらの接合部の強度が充分に得られ
る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口を提供すること
ができるものである。
2aの外側に位置するため、鉄骨梁20の端面全面を該
鉄骨梁接合面11aに接合でき、また、接合用プレート
を介して接合する場合もその断面を鉄骨梁20に一致さ
せることができ、これらの接合部の強度が充分に得られ
る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口を提供すること
ができるものである。
【図1】本発明鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口の
一実施例を示す横断面図である。
一実施例を示す横断面図である。
【図2】要部斜視図である。
【図3】従来例横断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】梁接合金具本体10を、断面八角形のパイ
プ形状で、その平行な一対の面とこの面と直角方向の一
対の面とを夫々鉄骨梁20の接合面11aとなし、その
他の各コーナ面11bには上下中央部位に全幅にわたっ
て窓孔12を夫々設け、また、各鉄骨梁接合面11aの
内面側には鉄筋13を水平方向に複数条溶接止めすると
共に、該鉄骨梁接合面11aの内面間は上部と下部とに
おいて夫々十字状の補強中板14で連結して構成し、 上記梁接合金具本体10を、鉄筋コンクリート柱1の各
面の中央部側の主筋2a,2aを夫々内側に囲むように
すると共に、各鉄骨梁接合面11aを該鉄筋コンクリー
ト柱1の各面に一致させて埋設してなる鉄筋コンクリー
ト柱と鉄骨梁との仕口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22224591A JPH0739697B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22224591A JPH0739697B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146411A JPH06146411A (ja) | 1994-05-27 |
JPH0739697B2 true JPH0739697B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=16779377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22224591A Expired - Fee Related JPH0739697B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との仕口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739697B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106284687A (zh) * | 2016-08-09 | 2017-01-04 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种梁柱斜交结构 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110241924B (zh) * | 2019-07-15 | 2020-02-11 | 唐山市盛泰建筑安装有限公司 | 一种装配式梁柱连接结构及其施工方法 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP22224591A patent/JPH0739697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106284687A (zh) * | 2016-08-09 | 2017-01-04 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种梁柱斜交结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06146411A (ja) | 1994-05-27 |
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