JPH0739642Y2 - 筒状被覆材料 - Google Patents

筒状被覆材料

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JPH0739642Y2
JPH0739642Y2 JP9262689U JP9262689U JPH0739642Y2 JP H0739642 Y2 JPH0739642 Y2 JP H0739642Y2 JP 9262689 U JP9262689 U JP 9262689U JP 9262689 U JP9262689 U JP 9262689U JP H0739642 Y2 JPH0739642 Y2 JP H0739642Y2
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heat
synthetic resin
sheet
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coating material
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俊彦 中野
幸男 山田
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TOYO ALMINIUM KABUSHIKI KAISHA
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TOYO ALMINIUM KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、栓をした瓶の口部,瓶の胴部,電線,ハム又
はソーセージ、その他種々の物品を被覆するのに適する
筒状被覆材料に関する。
従来の技術及びその問題点 例えば、ワイン,シャンペン等の酒類、ジュース類、醤
油等の調味料などが入れられて栓がされたガラス製等の
瓶の口部に設けられるキャップシールとして、従来、錫
箔をへら絞り加工してなるもの、或いは熱収縮性プラス
チックフィルムからなるものがある。
しかしながら、上記へら絞り加工によるものには、以下
に示す問題が存していた。即ち、 (1) へら絞り加工時に皺やたくれが発生し、これら
皺及びたくれが、シール全体を見苦しくすると共に、錫
箔表面に印刷が施されていても、その印刷文字等を読み
難くする、若しくは読めなくする、 (2) へら絞り加工に手間を要し、それだけシールコ
ストが高くなる、 (3) 瓶の口部に密着し難く、シールの完全性,安全
性が十分でない という問題である。
また、上記熱収縮性プラスチックフィルムの場合は、熱
収縮前に保形性がなく平坦であるため、瓶の口部に沿わ
せ難いという問題があった。
このような問題を解決するものとして、本出願人は、以
下に示す被覆材料を提案している(特開昭61-273360
号)。該被覆材料は、例えば第4図及び第5図に示すよ
うに、金属箔等の非熱収縮性シート状基材(21)の一面
に、熱収縮性合成樹脂フィルム(22)が、該フィルム
(22)の収縮代を残して貼着されたものであり、その貼
着層(23)は、フィルム(22)の収縮率に対応させて全
体の収縮率を考慮してなる適宜の貼り合わせパターンを
もって間隙を伴って設けられる。このように構成された
被覆材料(20)は、加熱によって容易に収縮し、包装さ
れるべき物品又はその一部に密着することができ、更に
熱収縮による望ましくない皺やたくれを生じない。ま
た、例えば瓶口部に被せ易い筒形状等の所望形状とされ
た場合には、その形状を保持し得る保形性を有するとい
う利点がある。この被覆材料(20)は、図に示すよう
に、例えば筒状にされて瓶口部に嵌められ、その後の加
熱処理により収縮して上記瓶口部に密着し、該瓶口部を
密封するキャップシールとして用いられるのに適する。
被覆材料(20)を上記のような筒状体とするには、筒状
に巻回した際に重なり合う端部の貼着部、即ち背貼部
(24)を必要とする。従来、該背貼部(24)は、第5図
に示すように、被覆材料(20)の一端部の非熱収縮性シ
ート状基材(21)と他端部の熱収縮性合成樹脂フィルム
(22)との貼り合わせにより構成されていたため、該被
覆材料(20)の端面が露出せざるを得なかった。このた
め、第6図に示すように、筒状被覆材料(20)の加熱収
縮処理時において、上記露出端面の熱収縮性合成樹脂フ
ィルム(22)が、収縮率の相違により反り返り、該フィ
ルム(22)とシート状基材(21)とが上記露出端面から
剥離するという問題があった。また、加熱収縮処理後に
おける露出端面が不揃いとなりがちであるため、製品の
外観不良による商品価値の低下をもたらすなどの不都合
を生じていた。
このような問題に対処するため、背貼部(24)における
熱収縮性合成樹脂フィルム(22)の露出端部分全面にお
いて、間隙を伴わずに貼着層を連続的に設けることが考
慮される。しかしながら、この連続的貼着層を設けるに
あたっては、例えば第8図に示すような少くとも被覆材
料(20′)の長手方向に対し直交する貼着部を有する貼
り合わせパターンの貼着層(23′)を予め設けねばなら
ず、更にこの貼着部を2分する切断線(A)に沿って切
断しなければならない。即ち、貼着層の貼り合わせパタ
ーンが制限されるという問題があり、例えば第9図に示
す傾斜パターンの貼着層(23″)を有する被覆材料(2
0″)は、該被覆材料(20″)の長手方向に対し直交す
るいずれの切断線(B)に沿って切断しても、貼着層
(23″)は間隙を伴い、よって上述の被覆材料(20)と
同様の不都合が生じ、採用され得ない。非熱収縮性シー
ト状基材(21)の収縮代は、熱収縮性合成樹脂フィルム
(22)の加熱収縮後において皺状となり、特殊な装飾効
果を現出するものである。従って、上記したように貼り
合わせパターンが限定されると、収縮後の装飾効果が大
きく減殺されることになる。また、上記の直交貼着部を
有する貼り合わせパターンが設けられた被覆材料(2
0′)であっても、該貼着部を正確に切断しなければな
らず、このため幅広の貼着部及び正確な位置決めなどを
要する。これにより、製造工程において手間を要し、生
産上、大きな障害となる。
更に、非熱収縮性シート状基材(21)が、熱収縮性合成
樹脂フィルム(22)に対し、直接的な接着が不可能な材
料である場合には、第7図に示すように、シート状基材
(21)の他面に、該シート状基材(21)及びフィルム
(22)の双方に接着可能な樹脂層(25)、或いは粘着テ
ープ,ジッパー,カギフック等の止め具を設ける必要が
あり、製造コストが高くなるという問題があった。更に
また、全体の収縮性を良好なものとするために低い強度
のシート状基材(21)、例えば極めて薄いシート状基材
を用いた場合、該シート状基材(21)が、加熱処理時に
おいて、フィルム(22)の収縮に伴う引張力に基づき背
貼部(24)で破壊されるという問題があり、強度的に任
意のシート状基材を使用し得なかった。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、被覆されるべき
物品又はその一部に対する密着性が良好であり、また非
熱収縮性シート状基材と熱収縮性合成樹脂フィルムとの
剥離を防止し、皺やたくれを生じず、更に熱収縮前の所
望形状を保持し得る保形性を有し、しかも任意のシート
状基材を用いることができ、それでいて製造容易且つ低
廉で装飾効果に優れた筒状被覆材料を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、熱収縮率の小さいシート状基材の
少くとも一面に、熱収縮性合成樹脂フィルムを貼着して
なる積層材が、前記熱収縮性合成樹脂フィルムを外側に
して筒状に巻回された筒状被覆材料であって、前記シー
ト状基材と熱収縮性合成樹脂フィルムとの貼着は、該合
成樹脂フィルムの収縮代を形成するように間隙を伴って
なされ、前記積層材は、巻回状態で重なり合う両端部の
うち、外側に位置する端部が内方へ折曲げられ、該折曲
により向合った前記熱収縮性合成樹脂フィルムが相互に
貼着されていることを特徴とする筒状被覆材料により達
成される。
前記熱収縮性合成樹脂フレームとしては、例えばポリプ
ロピレン(PP)系,ポリエチレン(PE)系,ポリ塩化ビ
ニル(PVC)系,ポリスチレン(PST)系,ポリエステル
(PES)系,エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)系,
ポリエチレンテレフタレート(PET)系等の1種以上か
らなる、1軸方向又は2軸方向に延伸を行ったフィルム
(一般にシュリンクフィルムと称されるもの)を採用す
ることができる。本考案被覆材料を、例えばハム,ソー
セージ等の立体的物品の全体を被覆するために使用する
場合には、前記熱収縮性合成樹脂フィルムを2軸延伸フ
ィルムとするのが好ましく、瓶口部にキャップシールを
形成するような場合には、該瓶口部の周方向にのみ収縮
する1軸延伸フィルムとするのが好ましい。
前記非熱収縮性シート状基材としては、金属箔の他、蒸
着フィルム,印刷フィルム等を挙げることができ、要
は、加熱収縮処理時において著しい変形を生じないシー
ト状のものを採用すればよい。また、該シート状基材と
しては、単体或いは2種以上の積層体であってもよい。
前記熱収縮性合成樹脂フィルムと非熱収縮性シート状基
材との貼着手段としては、例えばウレタン系2液タイプ
の接着剤等を用いた接着,熱融着,超音波照射に基づく
貼着など、種々の手段を採用できる。
また、前記シート状積層部材を筒状に巻回した際の両端
部における熱収縮性合成樹脂フィルム相互の貼着手段と
しては、例えば接着剤層を介する貼着,熱融着,超音波
又は高周波の照射に基づく貼着などを採用できる。
実施例 以下に、本考案の実施例を、添付図面を参照しつつ説明
する。
第1図及び第2図は、本考案の1実施例にかかる筒状被
覆材料を示す。該被覆材料(1)は、熱収縮率が比較的
小さいシート状基材(2)と、該シート状基材(2)の
一面に間隙を伴って設けられた貼着層(4)を介して貼
着された熱収縮性合成樹脂フィルム(3)とを備えるシ
ート状の積層材(5)からなる。貼着層(4)を間隙を
伴って設けるには、相互に平行な貼着部、矩形,円形等
様々な形状の間隙を散財させた網目状貼着部など、種々
のパターンとすることができる。シート状積層材(5)
は、熱収縮性合成樹脂フィルム(3)を外側にして筒状
に巻回され、該積層材(5)の相互に重なり合う端部の
うち、外側に位置する端部が内方へ折曲げられ、該折曲
により向合った熱収縮性合成樹脂フィルム(3)が相互
に貼着されて背貼部(6)が形成されている。
この筒状被覆材料(1)は、上述の従来の被覆材料(2
0)と同様に、例えば瓶口部に嵌められ、その後の加熱
処理に基づき収縮させて(第3図参照)、該瓶口部に密
着させ、該瓶口部を密封するキャップシールとして用い
られ得る。
作用及び効果 この筒状被覆材料は、その背貼部が、収縮率同一で相互
に熱融着等可能な熱収縮性合成樹脂フィルム同士の貼着
であるので、収縮率の小さいシート状基材(以下、「非
熱収縮性シート状基材」と称する)と熱収縮性合成樹脂
フィルムとの接着可能性に関わりなく背貼部を形成で
き、シート状基材及びフィルムの双方に接着可能な上述
の樹脂層或いは止め具を設ける必要がなく、このため製
造が容易となり、製造コストも低廉になるという利点が
ある。また、背貼部が、上記のようにフィルム同士の貼
着により形成されているため、シート状基材は、該フィ
ルムの収縮に伴う引張力により破壊されることがない。
従って、極めて厚みの薄いシート状基材等の低い強度を
有するシート状基材を用い、シート状積層材全体の収縮
性を良好にすることができる。更にまた、背貼部におい
て、シート状積層部材の端面が外部に露出せず、外観が
良好となる。しかも、上記したように収縮率同一の熱収
縮性合成樹脂フィルム同士の貼着であるので、該フィル
ムの収縮率相違に基づく反り返り、及び該反り返りによ
り発生する剥離を防止することができる。これにより、
製品の外観不良による商品価値の低下をもたらすことが
ない。加えて、貼着層の貼り合わせパターンを自由に選
択することができるので、優れた装飾効果を発揮でき
る。
更に、本考案被覆材料は、上述の被覆材料(20)と同様
の利点、即ち加熱による容易な収縮、物品に対する良好
な密着、熱収縮前の保形性保持及び熱収縮後の良好な外
観保持を有するという利点も備えている。
以上、説明したように、本考案被覆材料においては、被
覆されるべき物品又はその一部に対する密着性が良好で
あり、また非熱収縮性シート状基材と熱収縮性合成樹脂
フィルムとの剥離を防止し、皺やたくれを生じず、更に
所望形状を保持し得る保形性を有し、しかも任意のシー
ト状基材を用いることができ、それでいて製造容易且つ
低廉であり装飾効果に優れるという効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例にかかる筒状被覆材料を示す
斜視図、第2図はこれを模式的に示す断面図、第3図は
その収縮後の状態を模式的に示す断面図、第4図は従来
の被覆材料の1例を示す斜視図、第5図はその模式的断
面図、第6図はその収縮後の状態を模式的に示す断面
図、第7図は従来の被覆材料の他の例を模式的に示す断
面図、第8図は貼着層の張り合わせパターンの1例を一
部断面で示す平面図、第9図は貼り合わせパターンの他
の例を一部断面で示す平面図である。 (1)……筒状被覆材料 (2)……シート状基材 (3)……熱収縮性合成樹脂フィルム (4)……貼着層 (5)……シート状積層材 (6)……背貼部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮率の小さいシート状基材の少くとも
    一面に、熱収縮性合成樹脂フィルムを貼着してなる積層
    材が、前記熱収縮性合成樹脂フィルムを外側にして筒状
    に巻回された筒状被覆材料であって、前記シート状基材
    と熱収縮性合成樹脂フィルムとの貼着は、該合成樹脂フ
    ィルムの収縮代を形成するように間隙を伴ってなされ、
    前記積層材は、巻回状態で重なり合う両端部のうち、外
    側に位置する端部が内方へ折曲げられ、該折曲により向
    合った前記熱収縮性合成樹脂フィルムが相互に貼着され
    ていることを特徴とする筒状被覆材料。
JP9262689U 1989-08-07 1989-08-07 筒状被覆材料 Expired - Lifetime JPH0739642Y2 (ja)

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