JPH0739570A - ローラーを用いたマッサージ用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転面に突起や磁石を設けたローラーを転が
すことにより刺激を与えて、人体、特に人間の頭皮の健
康を維持増進して、頭髪の抜け毛を防止したり毛生や育
毛を促進したりする。また、ローラーを転がすだけでマ
ーサージを行うことが出来ることによりマーサージに要
する労力を軽減し、抜け毛の防止や毛生や育毛という目
標の達成を容易ならしめる。 【構成】 ローラー（１）が支持部材（２）により支持
されている。該ローラー（１）の回転面（３）には突起
（４）や磁石が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、人体、特に人間の頭
皮の健康を維持増進して、頭髪の抜け毛を防止したり毛
生や育毛を促進したりするためのローラーを用いたマッ
サージ用器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、頭皮の健康を維持増進して、頭
髪の抜け毛を防止したり毛生や育毛を促進したりするた
めに、養毛剤等を頭皮に塗布したり、手や指でマッサー
ジを行ったりしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには、次のような
欠点があった。 （イ）一般的に市販されている養毛剤等は、必ずしも安
くはなく、また、ある程度の効果を得るため、または効
果を持続させるためにはかなりの長期間使用し続けた
り、あるいは、恒久的に使用し続けることが必要であ
る。従って、経済的な負担は軽くない。 （ロ）マッサージにより頭皮の血液の循環を良くするこ
とは、頭皮の健康を維持し、頭髪の抜け毛を防止たり毛
生や育毛を促進したりするために有効なことは一般的に
知られているが、手や指である程度効果があるまでマッ
サージを行うには大変な労力を要する。 （ハ）手や指でのマッサージでは、一度にマッサージ出
来る面積が限られているため、ある程度の面積をマッサ
ージしようとすると、かなりの時間が掛かる。 （ニ）頭髪の抜け毛の防止、および頭髪の毛生や育毛の
ためには、養毛剤等の使用やマッサージをある程度の期
間続ける必要があるが、（イ）〜（ハ）の理由により、
目的を達成する前に挫折することが多い。 （ホ）手や指でのマッサージでは、もともと生えている
頭髪が損傷されることがあり、本来の目的に反する結果
となることがある。 本案は、これらの欠点を解消するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の第一の形態で
は、ローラーと該ローラーを該ローラーの回転軸で支持
するための部材（以後支持部材という）よりなり、マッ
サージ効果を高めるために、該ローラーの転がり面の少
なくとも一部に突起や磁石を設ける。本発明の第二の形
態では、第一の形態における支持部材を省き、ローラー
の回転軸に設けた指が通る程度の穴を設けた軸に指等を
通すことにより該ローラーの支持を行うことが出来る様
にして携帯性を高め、いつでも、どこででもマッサージ
を行うことが出来る様にした。これにより、頭皮の健康
を維持して頭髪の抜け毛を防止したり毛生や育毛を促進
したりする効果を高めた。

【０００５】

【作用】支持部材を持って、または、軸に設けた穴に指
等を通して、ローラーを頭皮のマッサージしたい個所に
押し当てながら、ローラーが転がる方向に往復させるこ
とにより、頭皮の広い範囲のマッサージを僅かな労力で
短時間で行うことが出来る。従って長い期間の使用に於
いても途中で挫折することがなく、頭髪の抜け毛防止、
および毛生や育毛の目的を達成することが容易となる。

【０００６】

【実施例】以下、図面を参照して、本案の第１の実施例
について説明する。

【０００７】図１参照 図において、ローラー（１）は、支持部材（２）に設け
た軸を該ローラーに設けた軸穴に挿入することにより支
持される。該ローラーの回転面（３）には突起（４）が
設けられている。本実施例は以上のような構造で、これ
を使用する時は支持部材を手で持ち、ローラーを頭皮の
マッサージしたい個所に押し当てながら、ローラーが転
がる方向に支持部材を往復させる。これにより、ローラ
ーの突起によるマッサージ効果を頭皮の広い範囲に作用
させることが出来る。生えている頭髪に対しては、ロー
ラーは頭髪を頭皮に押さえつけるるだけであるから、指
でマッサージする場合の様に頭髪に無理な力が掛かるこ
とは無く、従って、頭髪を損傷することがほとんどな
い。

【０００８】

【発明の効果】本発明のローラーを用いたマッサージ用
器具による頭皮のマッサージを始めて約２週間経過する
と、頭皮の毛根部が指で触れても判る程度に盛り上がっ
て来る。マッサージを始めて約１か月が経過すると、頭
皮に頭髪の先端が出てきる。マッサージを始めて３〜４
カ月が経過すると、生えてきた頭髪は乳児の産毛の様な
状態となると共に、さらに別の毛根部が盛り上がって来
る。この様な経過を辿って頭髪は元の状態かそれに近い
状態にまで復元する。

【図面の簡単な説明】

【図１】発明案の第１の実施例に係るローラーを用いた
マッサージ用器具を示す斜視図である。

【符号の説明】

１：ローラー ２：支持部材 ３：ローラー（１）の回転面 ４：突起

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １個又は複数個のローラーと、該ローラ
   ーを支持するための部材からなり、該ローラーは直径が
   １ｃｍ〜１０ｃｍで長さが５ｍｍ〜２０ｃｍであって、
   該ローラーの回転軸と直角な断面の形状は、円形又は多
   角形、又は、周上に凹凸を設けた円形又は多角形であっ
   て、該ローラーの回転軸と直角な断面の大きさは、該ロ
   ーラーの一方の端面から他の端面に至る断面の大きさ
   が、全て同じ、又は場所毎に部分的に異なる大きさであ
   って、該ローラーの転がり面の全面又は一部に、突起又
   は磁石、又は突起と磁石の両方を設けたことを特徴とす
   るローラーを用いたマッサージ用器具
2. 【請求項２】 ローラーの転がり面の全面又は一部の面
   に少なくとも突起および磁石を設けた構成に於いて、該
   磁石の全部又は一部が該突起の全部又は一部を兼用する
   ことを特徴とする請求項１記載のローラーを用いたマッ
   サージ用器具
3. 【請求項３】 ローラーと該ローラーを支持する部材と
   のすき間に頭髪を巻き込まないための手段として、該ロ
   ーラーの両端の軸穴の周囲にリング状の部材を設けた請
   求項１又は２記載のローラーを用いたマッサージ用器具
4. 【請求項４】 ローラーと該ローラーを支持する部材と
   のすき間に頭髪を巻き込まないための手段として、該ロ
   ーラーの両端の面から回転軸にそって１ｍｍ〜５ｍｍの
   深さの軸の直径よりも２ｍｍ〜１０ｍｍ大きな直径の穴
   を設け、そのさらに奥に軸穴を設けた請求項１又は２記
   載のローラーを用いたマッサージ用器具
5. 【請求項５】 ローラーと該ローラーの軸穴に設けた軸
   からなり、該ローラーは直径が３ｃｍ〜１０ｃｍで長さ
   が５ｍｍ〜１０ｃｍであって、該ローラーの回転軸と直
   角な断面の形状は、円形又は多角形、又は、周上に凹凸
   を設けた円形又は多角形であって、該ローラーの回転軸
   と直角な断面の大きさは、該ローラーの一方の端面から
   他の端面に至る断面の大きさが、全て同じ、又は場所毎
   に部分的に異なる大きさであって、該ローラーの転がり
   面の全面又は一部に、突起又は磁石、又は突起と磁石の
   両方を設けた物であり、該ローラーの回転軸に沿って軸
   穴を設け、該軸穴に軸を設け、該軸には直径１ｃｍ〜３
   ｃｍの穴を設けたローラーを用いたマッサージ用器具
6. 【請求項６】 軸に設けた穴の内面に、使用時に穴に挿
   入する指等を固定する手段としてスポンジ又はこれと同
   等の弾力性のある部材を設けた請求項５記載のローラー
   を用いたマッサージ用器具