JPH0739465A

JPH0739465A - 洗米器

Info

Publication number: JPH0739465A
Application number: JP17325793A
Authority: JP
Inventors: Minoru Aoki; 稔青木
Original assignee: Fuji Seiki KK
Current assignee: Fuji Seiki KK
Priority date: 1993-05-21
Filing date: 1993-07-13
Publication date: 1995-02-10
Anticipated expiration: 2013-03-11
Also published as: JP2726221B2

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は人力を要せず迅速に洗米、洗穀を行
うことを目的とする。【構成】機枠１に容器２を設け、該容器２の下端部に
開閉板３を設け、該容器２の中央部に空気・水供給管４
を配管し、該供給管４の下端部に横向ノズル５を設け、
該ノズル５に対向する流出口６を上記容器２の下部に設
け、該流出口６と該容器２の上部に設けた流入口７とを
通路８で接続してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は炊飯前の工程に用いる洗
穀器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、炊飯前の洗米工程では米の供給、
撹拌等の動作は手又は撹拌羽根等による機械的供給撹拌
によるものであり、洗米後の水量調整を簡便に行うこと
は困難であるという問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は炊飯前に泡水
によって迅速に洗米を行い、かつ洗米前の米の供給及び
水量調整を人力を要せず行い得る洗米器を得ることを目
的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は機枠に容器を設け、該容器の下端部に開閉板
を設け、該容器の中央部に空気・水供給管を配管し、該
供給管の下端部に横向ノズルを設け、該ノズルに対向す
る流出口を上記容器の下部に設け、該流出口と該容器の
上部に設けた流入口とを通路で接続してなる洗米器容器が逆截頭円錐形である上記発明記載の洗米器通路が洗米通路である上記第１又は第２発明記載の洗米
器上記容器の上部に穀粒空気輸送管及び空気吸引管を開口
し、空気吸引管の分岐管を上記容器内に昇降自在に挿入
し、分岐管の下端開口部から泡・水を上記吸引管に吸引
可能である上記第１、第２又は第３発明にそれぞれ記載
の洗米器泡・水に代る水のみである上記第４発明記載の洗米器上記容器の上端部が中心部の高い傾斜円板によって密閉
され、該中心部に空気吸引管を接続して、該吸引管から
汚水を吸引する上記第１〜第５発明にそれぞれ記載の洗
米器開閉板が空気・水供給管の下端に設けられ、該供給管を
昇降自在に形成した上記第１〜第６発明にそれぞれ記載
の洗米器によって構成される。

【０００５】

【作用】本発明では空気吸引管１０を経て容器２内の空
気を吸引して該容器２内を真空（減圧）し、それによっ
て穀粒空気輸送管９から空気及び空気流に伴って穀粒を
吸引して収容することができる。

【０００６】そして空気・水供給管４の横向ノズル５か
ら該容器２内に空気・水を噴出すると、該空気・水は下
部の流出口６から穀粒を伴って通路８内に入り、さらに
上部の流入口７から該容器２内に循次入る間に該通路８
内において穀粒に附着した糠等の微粒子は空気泡に附着
して穀粒から分離し該通路８を経て上部に循環し、上記
容器２が逆截頭円錐形の場合は傾斜内面に沿って下降す
るに従って穀粒密度が粗から密となり、その間無数の空
気泡及び該泡に附着した微粒子は容器２の上部に浮上し
て洗米され、この動作を繰返す。そして該容器２上に浮
上した泡及び汚水は該容器２の上端部の中心部から空気
吸引管１０によって吸引排出される。

【０００７】設定時間上記洗米を終了した後即ち空気・
水供給管４による給水が終了し、水位が安定した状態に
おいて分岐管１１を設定位置まで下降させ、切換弁１３
を閉じて空気吸引管１０から空気を吸引すると分岐管１
１の下端開口部１２から泡及び水を又は水のみを吸引し
水位を下降させることができ設定水量となすことができ
る。

【０００８】その状態で供給管４を昇降させて開閉板３
を開閉すると上記容器２内の水・洗米が下方の炊飯釜２
８内に開閉板３の外周から落下収容される。

【０００９】

【実施例】機枠１の上端部に逆截頭円錐形容器２を設
け、下端部に円形開閉板３を配置する。この開閉板３は
上記容器２の中央部に昇降自在に配設した空気・水供給
管４の下端に短杆３’を介して設けられ、該供給管４の
昇降によって図１(イ) 図実線位置から仮想線位置に昇降
して上記容器２の下端部を開閉する。

【００１０】上記供給管４の下端部には複数（２以上）
の横向ノズル５、５が設けられ、該ノズル５、５に対向
する流出口６、６を上記容器２の下部に設け、該流出口
６、６を該容器２の下部内面に開口し、該流出口６、６
と該容器２の上部に設けた流入口７、７とを螺旋方向に
弯曲するホースによる洗米通路８、８で接続してなるも
のである。

【００１１】上記容器２の上端部は上端密閉短円筒２’
及び平板２”又は図５に示すように円弧形傾斜円板２ａ
によって密閉され、上記供給管４は上記短円筒２’の上
端密閉板又は傾斜円板２ａの中心部を昇降自在に挿通支
持され、該短円筒２’の上端密閉板又は傾斜円板２ａに
米等の穀粒空気輸送管９を挿通し、該短円筒２’の側面
又は傾斜円板２ａの中心部に空気吸引管１０を接続開口
し、微粒子附着泡吸引排出部を形成する（図５）。又該
吸引管１０の分岐管１１を上端密閉板又は円板２ａから
上記容器２内に挿通し、その下端開口部１２に下面スト
レーナ１２’を横向に突設し、該ストレーナ１２’に上
記供給管４を挿通する案内透孔１４を形成し、該供給管
４に沿って昇降可能となす。分岐管１１と上記吸引管１
０とは切換弁２８によって切換えられる（図５）。

【００１２】分岐管１１の昇降調節装置は上記短円筒
２’の上端密閉板に設けた支持板１５に設けられ、分岐
管１１に接する複数の傾斜ローラを内周に有するウオー
ムギヤとこれに噛合する正逆回転ウオーム１６とよりな
り、正逆回転モータ１７によって該ウオーム１６及びウ
オームギヤを正逆回転することによって分岐管１１を昇
降させることができる。上記供給管の昇降駆動装置は図
示していないが、支持板１５に設けた駆動ピニオンと昇
降ラックとの噛合によることができる。

【００１３】尚図中１８で示すものは空気・水供給管４
の空気取入エゼクタ、１９は空気取入口、２０は上記輸
送管９の外端に接続した計量器、２１は計量器２０に通
じる精米槽、２２は電磁加熱器、２３は吸引ブロワ、２
４は空気・水分離器、２５は排水管、２６は空気・水供
給管４に接続する給水ホース、２７は電磁弁である。

【００１４】

【発明の効果】本発明は上述のように構成したので容器
２又は逆截頭円錐形容器２の上部から下部に穀粒が下降
し通路８から上部に循環して人力を要せず洗穀を行い得
るばかりでなく無数の気泡に糠等の微粒子が附着して迅
速に洗穀が行われる効果がある。又空気輸送管９から減
圧された上記容器２内に人力を要せず穀粒を収容し、か
つ水量を調整し得るし、開閉板３の外周から洗穀を下方
の釜２８内に比較的均されて落下収容し得るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】(イ) 図は本発明の洗米器を示す正面図である。
(ロ) 図は(イ) 図の側面図である。

【図２】(イ) 図は分岐管の下端開口部の底面図である。
(ロ) 図は(イ) 図Ａ−Ａ線による縦断面図である。

【図３】全体の側面図である。

【図４】図３の正面図である。

【図５】上部汚水吸引状態の縦断面図である。

【図６】図５Ａ−Ａ線による平面図である。

【符号の説明】

１機枠２容器又は逆截頭円錐形容器２ａ傾斜円板３開閉板４空気・水供給管５横向ノズル６流出口７流入口８通路、洗米通路９穀粒空気輸送管１０空気吸引管１１分岐管１２下端開口部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】機枠に容器を設け、該容器の下端部に開
閉板を設け、該容器の中央部に空気・水供給管を配管
し、該供給管の下端部に横向ノズルを設け、該ノズルに
対向する流出口を上記容器の下部に設け、該流出口と該
容器の上部に設けた流入口とを通路で接続してなる洗米
器。
【請求項２】容器が逆截頭円錐形である請求項(1) 記
載の洗米器。
【請求項３】通路が洗米通路である請求項(1) 又は
(2) 記載の洗米器。
【請求項４】上記容器の上部に穀粒空気輸送管及び空
気吸引管を開口し、空気吸引管の分岐管を上記容器内に
昇降自在に挿入し、分岐管の下端開口部から泡・水を上
記吸引管に吸引可能である請求項(1) (2) 又は(3) にそ
れぞれ記載の洗米器。
【請求項５】泡・水に代る水のみである請求項(4) 記
載の洗米器。
【請求項６】上記容器の上端部が中心部の高い傾斜円
板によって密閉され、該中心部に空気吸引管を接続し
て、該吸引管から汚水を吸引する請求項(1) 〜(5) にそ
れぞれ記載の洗米器。
【請求項７】開閉板が空気・水供給管の下端に設けら
れ、該供給管を昇降自在に形成した請求項(1) 〜(6) に
それぞれ記載の洗米器。