JP2001137723A - 自動洗米機 - Google Patents

自動洗米機

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JP2001137723A
JP2001137723A JP32812499A JP32812499A JP2001137723A JP 2001137723 A JP2001137723 A JP 2001137723A JP 32812499 A JP32812499 A JP 32812499A JP 32812499 A JP32812499 A JP 32812499A JP 2001137723 A JP2001137723 A JP 2001137723A
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Yoshihiro Furuta
古田  義廣
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Konica System Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造であって、必要な空気流を確実に
形成することができて、米受容用ホッパー内の米を確実
に洗米容器内に給送することができる自動洗米機を提供
すること。 【解決手段】 本発明の自動洗米機は、上方に伸びる支
柱を有するフレームと、このフレームによって支持され
た洗米容器と、この洗米容器の下方に設けられた貯米部
と、この貯米部から計量された米を受容する米受容用ホ
ッパーと、この米受容用ホッパー内に吸入口が配置され
た送米パイプと、この送米パイプを介して米を前記洗米
容器内に給送する吸引ブロワーを具えてなり、送米パイ
プの吸入口に近接する位置に一端が開口し、他端が大気
に開口する空気導入孔を形成する空気導入孔形成部材が
設けられている。この装置においては、空気導入孔は、
送米パイプの外周面に沿って形成されていることが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動洗米機、例えば
レストランや寿司店等の米飯供給業者の厨房において、
大量の米を、効率よく洗米処理するのに適した自動洗米
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般のホテル、レストラン、
寿司店等の業務用厨房においては、多量の米を人手をか
けずに安定した品質で効率よく洗米し、炊飯処理するた
めに、業務用の自動洗米装置、自動米仕込装置、自動炊
飯装置等が使用されている。そのような装置の一例とし
ては、例えば特開昭53−115866号公報などに開
示されているように、精白米の貯蔵、計量分取、洗米部
への給送投入、給水、洗浄、研ぎ、汚水の分離排水、炊
飯用水の計量給水、並びに、洗米および炊飯用水の炊飯
容器内への排出投入等の諸工程を自動的に実行する自動
洗米装置が知られており、実用に供されている。
【0003】上記公開公報に記載されている自動洗米装
置は、下部に貯米庫、上部に洗米部を具え、それらの間
に炊飯容器または炊飯器を載置する載置台を配設した構
成を有し、貯米庫の底部に回転円筒よりなる米の計量分
取手段よりの米を受容する米受容用ホッパーが設けられ
ており、吸引ブロワーにより洗米容器内を減圧し、この
減圧状態を利用することにより米受容用ホッパー内の米
を給送管を通して洗米容器内に導入し、洗米容器内で洗
米し、炊飯用水を計量給水して炊飯容器または炊飯器内
へ排出するものである。
【0004】しかしながら、上記のような自動洗米装置
においては、精米の程度(米糠の取れ具合や破砕された
米の含有割合など)によっては、米受容用ホッパー内に
受容された米を吸い上げる際に、給送管内において米詰
まりが発生して吸い上げ不良となるおそれがあり、しか
も、一旦、給送管内に米詰まりが発生してしまうとその
処理に相当の手間がかかってしまう、という問題があ
る。例えば、米糠が多く付着している場合には、米と米
との間に存在する空気量が僅かであるために、給送管内
に十分な流量の空気流を形成することができず、そのた
めに米の吸い上げ動作において給送管内に米が詰まって
しまうことも多い。
【0005】給送管内に米詰まりが発生することを防止
するための手段として、空気吸引ブロワーを吸引能力を
高いものにすることが考えられるが、この場合には、空
気吸引ブロワーとして大型のものが必要となり、その騒
音が大きくなったり、装置自体が大型になってしまうな
どの問題を生じることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであり、その目的は、簡
単な構造であって、給送管における必要な空気流を確実
に形成することができて、米受容用ホッパー内の米を確
実に洗米容器内に給送することができる自動洗米機を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動洗米機は、
上方に伸びる支柱を有するフレームと、このフレームに
よって支持された洗米容器と、この洗米容器の下方に設
けられた貯米部と、この貯米部から計量された米を受容
する米受容用ホッパーと、この米受容用ホッパー内に吸
入口が配置された給送管と、この給送管を介して米を前
記洗米容器内に給送する吸引ブロワーとを具えてなり、
給送管の吸入口に近接する位置に一端が開口し、他端が
大気に開口する空気導入孔を形成する空気導入孔形成部
材が設けられていることを特徴とする。
【0008】上記の自動洗米機においては、空気導入孔
は、給送管の外周面に沿って形成されていることが好ま
しい。この場合には、空気導入孔の他端の開口のレベル
位置が米受容用ホッパーの上縁より10mm下方のレベ
ル位置より高く、かつ一端の開口のレベル位置と給送管
の吸入口のレベル位置との差が2mm以下であることが
好ましい。
【0009】空気導入孔の一端の開口の面積s1が、給
送管の吸入口の開口面積s2の0.1〜2.5倍である
と共に、米受容用ホッパーの底面積s3の0.01〜
0.7倍であることが好ましい。
【0010】また、吸引ブロワーの吸入部は、洗米容器
の上端に開口するオーバーフロー水排出部に設けられた
上部排水箱を介して、洗米容器の内部と連通しているこ
とが好ましい。
【0011】
【作用】上記の構成の自動洗米機によれば、吸引ブロワ
ーを作動させることによって洗米容器内が減圧されるこ
とにより、米受容用ホッパーに受容された米の吸い上げ
動作の開始と同時に空気導入孔より空気が導入される結
果、給送管において十分な流量の空気流が形成されるの
で、給送管内に米が詰まることがなく、洗米容器内への
米の給送を確実に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の自動洗米機の
一構成例を示す説明用側面図、図2は、図1の自動洗米
機の説明用正面図である。この自動洗米機10において
は、装置の後部において上方に伸びる矩形筒状の支柱1
1の上端位置に、水平方向前方に延び出る支持基板(図
示せず)が支持されており、この支持基板に、これより
下方に垂下するよう洗米容器12が支持されると共に、
支持基板の上方に突出するよう駆動機構収容部13が設
けられている。図1または図2において、14は洗浄汚
水を米と分離して排出する下部排水箱、15は後述する
洗米受入容器載置部31上における洗米受入容器の有無
を検知する洗米受入容器検知手段、16は洗米受入容器
の配置位置を規制するストッパ、17は洗米容器12内
の状態を確認するための確認窓あるいは清掃用開口を塞
ぐ透視可能な前面カバー、18は操作パネルである。
【0013】洗米容器12は、図3に示すように、円錐
筒状部分20と、この円錐筒状部分20に連続して上方
に伸びる円筒状部分21とよりなり、円錐筒状部分20
の下端部には米排出手段22が設けられている。この米
排出手段22は、洗米容器12の下端開口を開閉する上
下動する開閉弁23を有し、この開閉弁23より洗米容
器12内を上方に伸びる駆動ロッド24の上端が駆動機
構収容部13内に達する状態で設けられている。
【0014】洗米容器12の内部には、当該洗米容器1
2の斜面状の内周面に沿って伸びる棒状部分を有するロ
ッド状の攪拌手段25が、当該洗米容器12の上下方向
に伸びる軸の周りに回転するよう配設されている。具体
的には、この攪拌手段25は、駆動ロッド24の周りに
回転自在に設けられた駆動スリーブ26に固定されてお
り、当該駆動スリーブ26は、駆動機構収容部13内に
伸びて駆動源に連結されている。また、洗米容器12内
に洗浄水および炊飯用水を供給するための給水手段(図
示せず)が設けられている。
【0015】洗米容器12の円筒状部分21の上端部に
は、オーバーフロー水排出部27が形成されており、こ
のオーバーフロー水排出部27は、洗米容器12の一側
面に設けられた、当該洗米容器12の内部に連通する上
部排水箱19に開口している。
【0016】図示されていないが、駆動機構収容部13
内には、米排出手段22の開閉弁23を駆動するための
弁開閉モータおよびこれと駆動ロッド24を連結する連
結機構、攪拌手段25を駆動するための攪拌モータおよ
びこれと駆動スリーブ26を連結する連結機構、並びに
給水手段のための制御機構などが収容されている。
【0017】また、支柱11には、洗米容器12の下方
に位置するよう、洗米受入容器を載置するための洗米受
入容器載置部31を上面に有する貯米庫30が設けられ
ている。この貯米庫30内の上部には、図4に示すよう
に、中央部に米排出口32を有する底面と、この底面か
ら斜め上方に傾斜する4つの斜面状部分とよりなるホッ
パー状の貯米部33が形成されている。貯米部33の下
方には、回転軸方向に伸びる開口35が形成された回転
円筒36により構成された計量分取手段が設けられてお
り、この回転円筒36の下方に、米受容用ホッパー37
が、貯米庫30の底面に固定されて設けられている。こ
の計量分取手段は、回転円筒36の容積により米の計量
を行うものである。
【0018】米受容用ホッパー37の垂立する側壁(図
において右側壁)には、送米パイプ40が、その下端の
吸入口40aが米受容用ホッパー37の底面から僅かに
離間し、かつ底面と対向する状態で固定されている。こ
こに、送米パイプ40の吸入口40aと米受容用ホッパ
ー37の底面との離間距離hは、例えば5〜15mmと
される。
【0019】この送米パイプ40の吸入口40aに隣接
する位置において一端が開口し、他端が上方位置におい
て大気に開口する空気導入孔38が形成されている。図
示の例では、送米パイプ40の外周面に接合された樋状
の空気導入孔形成部材41によって、矩形断面を有する
空気導入孔38が送米パイプ40の外周面に沿って送米
パイプ40の伸びる方向に形成されており、下端に位置
する一端の開口38aのレベル位置が送米パイプ40の
吸入口40aのレベル位置と一致する状態とされると共
に、空気導入孔38の他端の開口38bは、そのレベル
位置が米受容用ホッパー37の側壁の上縁のレベル位置
より上方位置において貯米庫30内の空間に開放されて
いる。ここに、空気導入孔38の他端の開口38bは、
米受容用ホッパー37の上縁の10mm下方のレベル位
置より上方に位置されていることが好ましく、実際上
は、米受容用ホッパー37の上縁のレベル位置と同等ま
たはそれ以上の位置とされる。
【0020】そして、図5に示すように、米受容用ホッ
パー37に固定された送米パイプ40には、送米ホース
42の先端部が接続されており、この送米ホース42
は、支柱11内を通って上方に伸び、駆動機構収容部1
3内おいて、オーバーフロー排出部27と離間した位置
に設けられた、洗米容器12の内部に連通する米投入用
パイプ43に接続されている。
【0021】また、図1または図2に示すように、この
装置には、上部排水箱19と反対側の側面に吸引ブロワ
ー44が設けられており、この吸引ブロワー44の吸入
部は、駆動機構収容部13内に配設された吸気管45お
よび上部排水箱19を介して洗米容器12の内部に連通
する状態とされている。
【0022】上記の自動洗米機10においては、計量分
取手段である回転円筒36を回転させて、その開口35
が貯米部33の米排出口32の位置に到達すると、この
開口35を介して米が流入することにより一定量が計量
され、その後、回転円筒36が反転されることにより、
米受容用ホッパー37内に米が受容される。米の計量は
必要な回数だけ繰り返して行われ、回転円筒36が一回
転することにより計量される米の量は例えば0.9リッ
トル(0.5升)である。
【0023】そして、吸引ブロワー44を作動させる
と、洗米容器12の内部が減圧され、これにより、送米
パイプ40の吸入口40aから米受容用ホッパー37内
の米が吸引され、この米は送米ホース42内を通って洗
米容器12の上部の米投入用パイプ43の米供給口43
aから洗米容器12内に投入される。
【0024】そして、洗米容器12内に洗浄水が供給さ
れた後、撹拌手段25により洗米が実行され、所定の洗
米時間が経過した時点で、洗浄汚水が下部排水箱14を
介して排水管(図示せず)より排出されて洗米処理が行
われる。このような洗米処理が複数回実行された後、洗
米容器12内に計量された炊飯用水が供給され、開閉弁
23が開かれて米排出手段22から、洗米受入容器載置
部31上に載置された洗米受入容器内に洗米と炊飯用水
とが排出される。なお、撹拌手段は、米の排出が完了す
るまで動作状態が継続される。
【0025】而して、この例では、貯米庫30内の米受
容用ホッパー37において、送米パイプ40の吸入口4
0aに近接する位置に一端が開口し、他端が上方位置に
おいて大気に開口する空気導入孔38を形成する空気導
入孔形成部材41が設けられているので、吸引ブロワー
が作動されることにより、米受容用ホッパー37に受容
された米の吸い上げ動作の開始と同時に、空気導入孔3
8より空気が導入される。その結果、送米ホース42内
において十分な流量の空気流が形成され、米受容用ホッ
パー37内の米を十分な流量の空気と共に給送すること
ができて送米ホース42内に米が詰まることがなく、従
って洗米容器12内への米の給送を確実に行うことがで
きる。すなわち、米受容用ホッパー37に受容された米
の量が多いときにも、大気中の空気が空気導入孔38よ
り確実に導入され、洗米容器12内への米の給送を確実
に行うことができる。
【0026】そして、空気導入孔38が送米パイプ40
の外周面に沿って形成されている場合には、極めて簡単
な構成により空気導入孔38を確実に確保することがで
きて、米受容用ホッパー37内の米を送米ホース42内
に詰まらせることなく、確実に洗米容器12内に給送す
ることができる。この場合において、空気導入孔の他端
の開口のレベル位置が米受容用ホッパーの上縁より10
mm下方のレベル位置より高く、かつ一端の開口のレベ
ル位置と送米パイプの吸入口のレベル位置との差が2m
m以下である場合には、上記のような作用効果が十分に
発揮される。
【0027】また、空気導入孔38の一端の開口38a
の面積s1が送米パイプ40の吸入口40aおよび米受
容用ホッパー37の底面積s3より小さい場合、すなわ
ち空気導入孔38の一端の開口38aの面積s1が、送
米パイプ40の吸入口40aの開口面積s2の0.1〜
2.5倍であると共に、米受容用ホッパー37の底面積
s3の0.01〜0.7倍である場合には、上記の動作
が確実に実行され、米受容用ホッパー37内の米を残さ
ずに吸引することができる。
【0028】本発明の一具体例においては、空気導入孔
の一端の開口(38a)の面積(s1)が320m
2 、送米パイプ(40)の内径が36mm(吸入口
(40a)の開口面積(s2)が1018mm2 )、米
受容用ホッパー(37)の底面積(s3)が3600m
2 、送米パイプの吸入口(40a)および空気導入孔
の一端の開口(38a)の各々のレベル位置と米受容用
ホッパー(37)の底面との離間距離(h)がいずれも
10mm、送米ホース(40)の内径が38mm、長さ
が2020mmであり、吸引ブロワー(44)は出力電
力が380W、吸気量が2.0m3 /min、真空度が
12kPaである。また、回転円筒(36)が一回転し
たときに計量される米の量は0.5升である。そして、
この自動洗米機(10)においては、空気導入孔の一端
の開口(38a)の面積(s1)が、送米パイプの吸入
口(40a)の開口面積(s2)の0.3倍であり、米
受容用ホッパー(37)の底面積(s3)の0.09倍
である。
【0029】この装置(10)では、米受容用ホッパー
(37)内に5.4リットル(3升)の米を受容させた
場合にも、洗米ホース(42)内に米詰まりを発生する
ことなく、米受容用ホッパー(37)内の米を洗米容器
(12)内に給送することができた。
【0030】一方、空気導入孔形成部材を設けなかった
他は全く同一の構成を有する装置では、米受容用ホッパ
ー内に1.8リットル(1升)の米を受容させた場合に
は、送米ホース内に米詰まりを発生することなく、米受
容用ホッパー内の米を洗米容器内に給送することができ
たが、5.4リットル(3升)の米を受容させた場合に
は、送米ホース内に米詰まりが発生した。
【0031】以上の自動洗米機において、吸引ブロワー
44の吸入部が、洗米容器12の上端に開口するオーバ
ーフロー水排出部27に設けられた上部排水箱19を介
して洗米容器12の内部と連通している場合には、洗米
容器12内の空気が吸引される吸引口として作用するオ
ーバーフロー排出部27と米投入用パイプ43の米供給
口43aとが十分に離間した状態となるので、米投入用
パイプ43の米供給口43aから洗米容器12内に投入
される米が吸引ブロワー44により吸引されることを防
止することができる。
【0032】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の態様に限定されるものではない。
例えば空気導入孔38の形態は、特に限定されるもので
はなく、例えば送米パイプ40の外径よりも大きい内径
を有する管状の空気導入孔形成部材を、送米パイプ40
の外周を包囲するよう配置して二重管構造とすることに
より環状に形成されていてもよい。この場合には、送米
パイプ40の全周から空気を均一に取り込むことができ
る利点がある。
【0033】また、送米パイプ40の吸入口40aのレ
ベル位置と、空気導入孔38の一端の開口38aのレベ
ル位置とが、厳密に一致していることも必要ではなく、
両者の差が2mm以下であれば、上記のような作用効果
が十分に発揮されることが確認された。
【0034】更に、図示した例の装置では、炊飯手段を
有さず、米排出手段から排出される洗米と計量した炊飯
用水とを洗米受入容器に投入し、別置きの炊飯手段で炊
飯する場合に用いられるものであるが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、炊飯器を搭載した自動炊飯
器として構成することも可能である。
【0035】また、吸引ブロワー44の吸入部から伸び
る吸気管45は、上部排水箱19の側壁においてオーバ
ーフロー水排出部27の上方に離間する位置に開口する
形態とすることができ、あるいは洗米容器12の上部に
開口する形態であってもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の自動洗米機によれば、吸引ブロ
ワーを作動させることによって洗米容器内が減圧される
ことにより、米受容用ホッパーに受容された米の吸い上
げ動作の開始と同時に空気導入孔より空気が導入される
結果、給送管において十分な流量の空気流が形成される
ので、給送管内に米が詰まることがなく、洗米容器内へ
の米の給送を確実に行うことができる。
【0037】また、空気導入孔が送米パイプの外周面に
沿って形成されている場合には、極めて簡単な構成によ
り空気導入孔を確実に確保することができて、送米ホー
ス内に米を詰まらせることなく、確実に洗米容器内に給
送することができる。
【0038】さらに、下記条件(1)または(2)が満
足される場合には、送米パイプ内において十分な流量の
空気量が確実に形成されて、洗米容器への米の吸い上げ
動作を一層確実に行うことができ、しかも、米受容用ホ
ッパー内の米を残さずに吸引することができる。
【0039】条件(1)空気導入孔の他端の開口のレベ
ル位置が米受容用ホッパーの上縁の10mm下方のレベ
ル位置より高く、かつ一端の開口のレベル位置と送米パ
イプの吸入口のレベル位置との差が2mm以下であるこ
と。条件(2)空気導入孔の一端の開口の面積s1が送
米パイプの吸入口の開口面積s2の0.1〜2.5倍で
あると共に、米受容用ホッパーの底面積s3の0.01
〜0.7倍であること。
【0040】また、吸引ブロワーの吸入部が、洗米容器
の上端に開口するオーバーフロー水排出部に設けられた
上部排水箱を介して、洗米容器の内部と連通している場
合には、洗米容器内に投入される米が吸引ブロワーによ
り吸引されることを防止することができる結果、米を洗
米容器内に確実に受容させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動洗米機の一構成例を示す側面図で
ある。
【図2】図1の自動洗米機の説明用正面図である。
【図3】図1の自動洗米機における洗米容器の説明用断
面図である。
【図4】図1の自動洗米機における貯米庫の説明用断面
図である。
【図5】図1の自動洗米機の説明用断面図である。
【符号の説明】
10 自動洗米機 11 支柱 12 洗米容器 13 駆動機構収容部 14 下部排水箱 15 洗米受入容器検知手段 16 ストッパ 17 前面カバー 18 操作パネル 19 上部排水箱 20 円錐筒状部分 21 円筒状部分 22 米排出手段 23 開閉弁 24 駆動ロッド 25 撹拌手段 26 駆動スリーブ 27 オーバーフロー排出部 30 貯米庫 31 洗米受入容器戴置部 32 米排出口 33 貯米部 35 開口 36 回転円筒 37 米受容用ホッパー 38 空気導入孔 38a 一端の開口 38b 他端の開口 40 送米パイプ 40a 吸入口 41 空気導入孔形成部材 42 送米ホース 43 米投入用パイプ 43a 米供給口 44 吸引ブロワー 45 吸気管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に伸びる支柱を有するフレームと、
    このフレームによって支持された洗米容器と、この洗米
    容器の下方に設けられた貯米部と、この貯米部から計量
    された米を受容する米受容用ホッパーと、この米受容用
    ホッパー内に吸入口が配置された給送管と、この給送管
    を介して米を前記洗米容器内に給送する吸引ブロワーと
    を具えてなり、 給送管の吸入口に近接する位置に一端が開口し、他端が
    大気に開口する空気導入孔を形成する空気導入孔形成部
    材が設けられていることを特徴とする自動洗米機。
  2. 【請求項2】 空気導入孔は、給送管の外周面に沿って
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動
    洗米機。
  3. 【請求項3】 空気導入孔の他端の開口のレベル位置が
    米受容用ホッパーの上縁より10mm下方のレベル位置
    より高く、かつ一端の開口のレベル位置と給送管の吸入
    口のレベル位置との差が2mm以下であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の自動洗米機。
  4. 【請求項4】 空気導入孔の一端の開口の面積s1が、
    給送管の吸入口の開口面積s2の0.1〜2.5倍であ
    ると共に、米受容用ホッパーの底面積s3の0.01〜
    0.7倍であることを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載の自動洗米機。
  5. 【請求項5】 吸引ブロワーの吸入部は、洗米容器の上
    端に開口するオーバーフロー水排出部に設けられた上部
    排水箱を介して、洗米容器の内部と連通していることを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の自動
    洗米機。
JP32812499A 1999-11-18 1999-11-18 自動洗米機 Pending JP2001137723A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009213963A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Kubota Corp 洗米機の米搬送機構
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