JP2002282714A - 洗米装置 - Google Patents

洗米装置

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JP2002282714A JP2001094144A JP2001094144A JP2002282714A JP 2002282714 A JP2002282714 A JP 2002282714A JP 2001094144 A JP2001094144 A JP 2001094144A JP 2001094144 A JP2001094144 A JP 2001094144A JP 2002282714 A JP2002282714 A JP 2002282714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引装置により洗米槽内を負圧にすることに
よって米を吸引するタイプの洗米装置で、構造の簡素
化、小型化等を図る。 【解決手段】 吸引装置41により洗米槽10内の空気
を吸引して負圧とすることで貯米庫30内の米を洗米槽
10内に供給し、該洗米槽10内で米を水洗いするよう
にした洗米装置であって、洗米槽10の上部側面に開口
47を形成し、この開口47に、該開口47から洗米槽
10内の空気を吸引するための吸引管としての機能と、
洗米槽10内の水を排水するための排水管としての機能
とを兼ねた管43を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯米庫内の米を自
動的に洗米槽内に供給して米を水洗する洗米装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】米を貯留する貯米庫と、該貯米庫から投
入された米を洗う洗米槽とを備えた洗米装置が従来より
公知である。この種の洗米装置は、洗米槽の上部に貯米
庫を備えたタイプと、下部に貯米庫を備えたタイプとに
大別される。前者のタイプでは、貯米庫内の米を自然落
下させることで洗米槽に投入できるため、この投入のた
めに特別な手段を備える必要がないという利点を有する
が、貯米庫が高い位置に配設されるが故に、米の補給や
庫内の清掃等が困難となり、使用者の負担が増大するも
のであった。
【0003】一方、後者のタイプでは、下部の貯米庫か
ら上部の洗米槽へと米を供給する手段が必要となるもの
の、貯米庫を可及的に低く配置できることから米の補給
や清掃等が容易となり、使用者にとっては非常に有益で
ある。したがって、使用者の使い勝手を重視すれば後者
タイプが適切な選択となるが、この場合、米の供給手段
を備えることにより構造の複雑化や大型化、コスト増を
余儀なくされ、米の供給時間によりロスが生じるため、
これらを極力抑制して使い勝手の良さを打ち消さないよ
うにすることが極めて肝要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる米の供給手段と
しては、従来よりエレベータやリフトによって計量した
米を上方に搬送する方式(例えば、特開平6−2693
68号公報等)や、洗米槽内をブロアによって負圧と
し、貯米庫から供給管を経て洗米槽に米を吸引する方式
(例えば、特開平10−263422号公報等)が採用
されていた。エレベータ式の場合、搬送ベルトや多数の
持上棚等を設ける必要があるため、小型化やコスト低減
の面で不利であり、また、供給に時間がかかるため効率
が悪化し、上述の観点からは適切ではない。
【0005】これに対して吸引式の場合は、リフト式に
比べれば効率よく短時間で米を供給できる点で有利であ
る。しかし、この吸引式の場合も、洗米槽に対して空気
を吸引するための吸引口や米を受け入れるための供給口
を形成しなければならず、多くの加工が必要となり、ま
た、これらの開口に配管等を接続することによって洗米
槽周りが雑然となり、これが、構造の簡素化や小型化、
またはコスト減を妨げる原因となっていた。本発明は、
上記の実情に鑑みてなされたものであり、吸引装置によ
り洗米槽内を負圧にすることによって米を吸引するタイ
プの洗米装置で、構造の簡素化、小型化等を図ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が上記目的を達成
するために講じた技術的手段は、吸引装置41により洗
米槽10内の空気を吸引して負圧とすることで貯米庫3
0内の米を洗米槽10内に供給し、この洗米槽10内で
米を水洗いするようにした洗米装置であって、前記洗米
槽10の上部側面に開口47を形成し、この開口47
に、該開口47から洗米槽10内の空気を吸引するため
の吸引管としての機能と、前記開口47から洗米槽10
内の水を排水するための排水管としての機能とを兼ねた
管43を接続していることにある。
【0007】すなわち、従来より水洗式の洗米槽10に
は余剰水を排水するための溢流口と、この溢流口に接続
した排水管とを設けている場合が主流であり、本発明で
は、かかる溢流口(開口47)を洗米槽10内の空気を
吸引するための吸引口として兼用し、且つ排水管を吸引
管として兼用することによって、構造の簡素化や小型
化、コスト低減を図ることができたのである。より具体
的に、吸引用兼排水用の管43は、洗米槽10の側方で
上下方向に配設された第1の管体43Aと、一端が前記
開口47に接続され且つ他端が第1の管体43Aの上下
中途部に接続された第2の管体43Bとを有し、前記第
1の管体43Aの上端側を前記吸引装置41に接続し、
該第1の管体43Aの下端側を機外へ開放した構成とす
ることができる。
【0008】この場合、開口47から排出された水を、
第2の配管43Bから第1の管体43Aを経て機外へ排
出でき、米の供給の際には、吸引装置41を作動するこ
とにより第1の管体43A及び第2の管体43Bを介し
て洗米槽10内の空気を吸引することが可能となる。洗
米槽10の下部から排水するための下部排水管13を設
けている場合には、第1の管体43Aの下端に下部排水
管13と合流する合流部14を設け、該合流部14に下
部排水管13を開閉する開閉弁16を設け、この開閉弁
16を開閉操作する操作具57を前記第1の管体43A
に挿入し、該第1の管体43Aの上部であって洗米槽1
0より上側に操作具57を駆動する駆動部58を設ける
のが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図7及び図8は、本発明の実施形
態にかかる洗米装置1を示しており、該洗米装置1は、
メインフレーム2の上部に設けた洗米部3と、下部に設
けた貯米部4と、この貯米部4から洗米部3へ米を供給
する供給手段5とを有する。メインフレーム2は、下部
ベース6の後部両側に一対の支柱7を立設し、該支柱7
の上部に矩形箱形の上部ケース8を備えている。
【0010】洗米部3は、上部ケース8の下面に取り付
けられた洗米槽10を備え、該洗米槽10は、上部が円
筒形とされ、下部が下方先細り状(倒立円錐筒形)の漏
斗部とされている。また、この洗米槽10は、止め金具
62によって上部ケース8に着脱自在に装着されるよう
になっている。洗米槽10の下部には排水ジャケット1
1が設けられ、この排水ジャケット11内には、図1に
示す如く、糠分や水を通過させるが米を通過させない網
やパンチングメタル等の濾体12が設けられ、更に、排
水ジャケット11には、下部排水管13を介して集水ボ
ックス(合流部)14が接続されている。この集水ボッ
クス14には、機外へ開放された放水管15が接続され
ている。
【0011】洗米槽10内の水は、濾体12を通過して
排水ジャケット11から下部排水管13、集水ボックス
14を経て機外へ排出可能であり、集水ボックス14内
には下部排水管13を開閉する開閉弁16が内蔵されて
いる。洗米槽10の下部には排米口17が形成され、該
排米口17は排米弁18によって開閉自在とされてい
る。この排米弁18は円錐形状を呈し、洗米槽10の中
心位置に上下方向に配設された弁軸19の下端に取り付
けられており、この弁軸10の上端は洗米槽10から突
出して上部ケース8内に至り、カム、クランク機構、モ
ータ等を有する弁駆動部20(図4参照)に接続されて
いる。
【0012】そして、この弁駆動部20の作動によって
弁軸19及び排米弁18が上下に昇降し、排米弁18が
下降したとき排米口17を開き、上昇したときに排米口
17を閉じて米や水、空気が漏れ出ない構成となってい
る。図1に示すように、洗米槽10には、米を攪拌する
攪拌手段21と、槽10内に給水する給水手段22とが
設けられている。攪拌手段21は、洗米槽10の上部
(上部ケース8の下面)に上下軸心回りに回転自在に支
持された回転軸23と、該回転軸23に取りつけられた
攪拌体24とを有する。
【0013】回転軸23は筒形状に形成されていて、筒
内部に前記弁軸19を上下摺動自在で相対回転自在に挿
通している。また、回転軸23の上端は、図4に示す如
く、上部ケース8内のベベルギヤ機構、モータ等を有す
る攪拌駆動部25に接続され、該攪拌駆動部25によっ
て軸心回りに回転する。攪拌体24は、中実又は中空の
棒材によって形成され、回転軸23に対して放射状に4
本設けられている。これら攪拌体24は、図5に示すよ
うに、互いに90°位相をずらせて設けられ、それぞれ
径方向の長さが異なるものとなっており、径方向に最も
長い第1攪拌体24Aから回転方向Aとは反対方向に、
径方向長さが順次短くなるよう第2〜第4攪拌体24
B,24C,24Dが並べられている。
【0014】第1攪拌体24Aは、径内端が回転軸23
の上部に接続された水平方向の第1部材26Aと、この
第1部材26Aから下方に屈曲し、洗米槽10の内壁に
略沿って上下方向に配設された第2部材26Bと、この
第2部材26Bから径内方向に屈曲してその径内端が回
転軸23の下部に接続された水平方向の第3部材26C
とを有して略コ字状に形成され、回転軸23の上部から
下部に亘る広い範囲で設けられている。第2攪拌体24
Bも、同じく第1〜第3部材26A,26B,26Cを
有しているが、第1攪拌体24Aに比べて上下長さが短
く、且つ回転軸23の上下略中央部に設けられている。
【0015】第3攪拌体24Cも、同じく第1〜第3部
材26A,26B,26Cを有しているが、第1攪拌体
24Aに比べて上下長さが短く、且つ回転軸23の上部
に設けられている。第4攪拌体24Dは、第1,第2部
材26A,26Bを有するが第3部材26Cを備えず、
第2部材26Bの下端部は自由端とされている。また、
この第4攪拌体24Dも第1攪拌体24Aに比べて上下
長さが短く、回転軸23の下部に設けられており、第2
部材26Bの下端部は、排米弁18の上方近傍(図8参
照)に配設されている。
【0016】このように、第1〜第4攪拌体24A,2
4B,24C,24Dの上下長さ、上下位置及び径方向
長さを異なるものとすることで洗米槽10内の米を万遍
なく攪拌することができるようになっている。なお、第
1攪拌体24Aは、その径方向中途部から先がやや回転
方向Aの後方側へ屈曲した形状とされている。前記給水
手段22は、図1及び図4に示すように、洗米槽10の
上部に設けられたノズル、シャワー等の給水器27を備
え、該給水器27は、給水管28を介して水道、貯水タ
ンク等の圧力水源に接続されている。給水管28には電
磁弁等の開閉弁が適宜設けられるようになっている。
【0017】この給水手段22により洗米槽10内に給
水しながら、前記攪拌手段21にて米をかき混ぜること
で、洗米が行われるようになっている。そして、洗米
後、ザル上げ工程等を経て給水手段22からの給水で水
加減がなされ、排米弁18を開くことにより、その下方
にセットした受け容器34(図7、図8参照)内に米や
水加減水を排出するようになっている。なお、本実施形
態では攪拌方式にて洗米するものとなっているが、ジェ
ット水流等にて米及び水を循環させながら洗米する方式
等に置換可能である。
【0018】貯米部4は、図7及び図8に示すように、
米を収納する貯米庫30と、該貯米庫30内の米を計量
する計量器31とを有する。貯米庫30は、上部に矩形
状の筒部を備え、下部に下方先細り状の漏斗部を備えて
おり、該漏斗部の下端に計量器31を配設している。計
量器31は、貯米庫30内の米を所望量だけ計量して下
方へ排出する。計量器31の下方には、排出した米を受
け入れる略箱形の受部材32が設けられている。
【0019】貯米庫30の上部は開閉自在な蓋体33に
よって閉鎖されており、この蓋体33は、前記受け容器
34用の載置台としても利用されている。この受け容器
34としては、炊飯器の内釜をはじめ、バケツ、桶等を
利用できる。前記メインフレーム2の支柱7は長さ調整
自在に備えられている。具体的には、支柱7は上下中途
部で分断され、下部支柱7Aに対して上部支柱7Bが上
下動自在に嵌合されており、所望の支柱長さでボルト、
ナット等の締結具により上部支柱7Bが下部支柱7Aに
固定されるようになっている。これによって上部支柱7
Bに取り付けた上部ケース8及び洗米槽10の高さを調
整できるようになっている。
【0020】したがって、受け容器34として、図6
(a)に示す如く背丈の低い内釜等を載せた場合と、同
図(b)に示す如く背丈の高いバケツ等を載せた場合と
に応じて、洗米槽10を適正な位置に設定可能である。
また、上部ケース8と上部支柱7B側との間には、載置
台33から受け容器34を取り出すときに、該受け容器
34が洗米槽10の下端部に当接しないように案内する
ガイド部材35が設けられている。このガイド部材35
は、図7に示すように、洗米槽10の左右両側に一対設
けられ、上部ケース8の前側から下方及び後方へ弯曲し
ながら伸び、後端が上部支柱7B側に支持された構成と
なっている。このガイド部材35の下部は円弧状に湾曲
し、その最下端が排米弁18の左右側方でやや下側に配
設されている。
【0021】このガイド部材35も洗米槽10の高さ調
整に伴って高さ調整される。下部支柱7A側には、受け
容器34の有無を検出する検出手段36が設けられてい
る。この検出手段36は、リミットスイッチ等のセンサ
ー37と、受け容器34をセットしたときに接触する検
出子38とを有している。かかる検出手段36は、下部
支柱7A側に設けることにより、洗米槽10の高さ調整
に関わらず、載置台33とともに一定位置に配設され
る。図7及び図8に示すように、載置台33の左右側部
には、側面視コ字状の把手39が立設されており、この
把手39を介して載置台(蓋体)33を開き、貯米庫3
0内への米の補給や清掃等が行えるようになっている。
【0022】更に、前記把手39は、載置台33上の受
け容器34が左右側方へ落下しないように位置規制する
規制部材としての機能をも有している。なお、上記載置
台33には、内釜等に代えて炊飯器を搭載するようにし
てもよく、この場合、米の計量から洗米、炊飯を連続し
て行う自動洗米炊飯装置を構成することが可能である。
貯米庫30から洗米槽10へ米を供給する前記供給手段
5は、メインフレーム2の下部ベース6上に設置された
ブロア等の吸引装置41と、この吸引装置41と洗米槽
10とを接続する供給管42及び吸引管43とを有す
る。
【0023】この吸引装置41の吐出口は前記受け部材
32の一側に接続されており、該受け部材32の他側に
供給管42の下端が接続されている。この供給管42
は、左右一方の支柱7内を通って上方に延伸し、上部ケ
ース8内で洗米槽10の上部に形成した供給口44(図
1参照)に接続されている。吸引装置41の吸込口には
吸引箱45が接続され、該吸引箱45に吸引管43が接
続されている。吸引箱45は、吸引管43の径よりも大
きな外形を有し、吸引装置41との接続部にフィルター
を備えている。また、吸引箱45は、2重箱構造を呈す
るとともに外箱から内箱を着脱自在に装着しており、吸
引管43から入り込んだ米粒等をフィルターにより遮蔽
して吸引装置41に吸い込まないようにするとともに、
吸引箱45内に入り込んだ米粒等を内箱を取り外すこと
によって容易に除去できるように構成している。
【0024】図7及び図8に示すように、前記吸引管4
3は第1〜第3の管体43A,43B,43Cにより構
成されている。第3の管体43Cは下端が吸引箱45に
接続され、左右他方(供給管42が通されたものの反対
側)の支柱7内を通って上方に延伸し、上部ケース8内
に設けた継手46に接続されている。この継手46には
洗米槽10の側方で上下方向に配設された第1の管体4
3Aの上端が接続され、この第1の管体43Aの上下中
途部であって下寄りに、第2の管体43Bの下端が接続
されている。
【0025】第2の管体43Bの上端は、洗米槽10の
上部側面に形成した吸引口(開口)47に接続されてい
る。上記構成により吸引装置41を作動すると、図1に
示す如く第3の管体43C、第1の管体43A及び第2
の管体43Bにより形成された吸引経路Bを介して吸引
口47から洗米槽10内の空気が吸引され、これによっ
て洗米槽10内が負圧となり、受け部材32内の米は、
供給管42により形成された供給経路Cを流れて供給口
44から洗米槽10内へ供給されるようになっている。
【0026】したがって、供給管42、吸引管43及び
吸引装置41によって、閉じた経路で空気が循環し、そ
の途中で米を搬送する構成となっている。空気の吸引口
として洗米槽10に形成した開口47は、洗米の際等に
余剰水を槽外へ排出するための溢流口を兼ねるようにな
っており、この際、この溢流口47に接続された第2の
管体43B、及び第1の管体43Aは、排水管を兼ねる
ようになっている。すなわち、排水管としての第1の管
体43Aは、その下端部が前記集水ボックス(合流部)
14に接続されており、溢流口47から排出された水
は、第2の管体43B及び第1の管体43Aによって形
成された排水経路Dを経て集水ボックス14に流入し、
該集水ボックス14から放出管15を介して機外へ排出
される。
【0027】したがって、空気の吸引経路Bと排水経路
Dとは第2の管体43Bで重複し、第1の管体43Aで
は、第2の管体43Bの接続部分を境として上側が吸引
経路Bに、下側が排水経路Dに分岐するようになってい
る。かかる構成により、洗米槽10に対して吸引口と排
水口との両方を個別に形成する必要はなく、また、吸引
管及び排水管をそれぞれ個別に設ける必要がないため、
構造の簡素化、小型化、コスト減が図られるようになっ
ている。なお、前記第2の管体43Bは、フレキシブル
ホース等の可撓管によって構成され、上部ケース8から
洗米槽10を着脱する際に、該洗米槽10に容易に取り
付け、取り外しができるようになっており、下部排水管
13についても、ビニルホース等の可撓管にて構成され
ている。
【0028】図2に示すように、集水ボックス14内に
設けた下部排水管13の開閉弁16は、集水ボックス1
4に対する下部排水管13の接続口14Aを開閉する弁
体50と、該弁体50を一端に取り付けた水平方向の弁
棒51とを有し、該弁棒51が集水ボックス14にブラ
ケット52を介して軸心方向摺動自在に支持されてい
る。また、弁棒51には、圧縮コイルバネよりなる付勢
部材53が套嵌され、該付勢部材53は、弁棒51の他
端に設けた受け具54とブラケット52との間で圧縮さ
れている。これにより、前記弁体50には下部排水管1
3を開放する方向の付勢力が付与されるようになってい
る。
【0029】上記開閉弁16は、開閉機構55によって
開閉操作されるようになっている。この開閉機構55
は、集水ボックス14内に配設された略L字状のクラン
ク体56と、このクランク体56を操作する操作具57
と、該操作具57を駆動する駆動部58(図1参照)と
を有している。クランク体56は、弁棒51の受け具5
4に当接された上下方向の押動部材56Aと、該押動部
材56Aの上端から水平方向に屈曲する被操作部材56
Bとを有し、該被操作部材56Bと押動部材56Aとの
結合部が、集水ボックス14内に支軸59を介して揺動
自在に支持されている。
【0030】操作具57は、ワイヤーや細いロッド等に
て構成されており、その下端部が被操作部材56Bの先
端に連結されている。前記駆動部58は、カムやモー
タ、又はソレノイド等によって構成され、図1及び図4
に示すように、上部ケース8内であって第1の管体43
Aの上方の継手46上にブラケット等を介して支持され
ている。そして、操作具57は第1の管体43A内に挿
入されて上下方向に延伸し、その上端が継手46から突
出して前記駆動部58に接続され、該駆動部58によっ
て上下に往復運動するようになっている。
【0031】この操作具57の上下運動によってクラン
ク体56が揺動し、前記開閉弁16を開閉操作するよう
になっている。集水ボックス14内には、第1の管体4
3Aを開閉する弁装置60も設けられている。この弁装
置60は、図2に示すように、合成樹脂材等の軽い板材
にて形成された遊動弁61を有し、該遊動弁61は、集
水ボックス14に対する第1の管体43Aの接続口14
Bを開閉する。
【0032】また、この遊動弁61は、図3に示すよう
に、接続口14Bよりも大きな面積での平面長方形状に
形成されており、前記クランク体56における被操作部
材56Bの上側に載せられている。そして、この遊動弁
61には前記操作具57が上下に貫通され、この操作具
57をガイドとして上下動するようになっている。貯米
庫30内の米を洗米槽10に吸引する場合、洗米槽10
内を密閉するために、図2(b)に示す如く下部排水管
13を開閉弁16によって閉鎖する。そして、前記吸引
装置41の作動により吸引管43を介して洗米槽10内
の空気を吸引すると、前記遊動弁61が吸い上げられて
集水ボックス14の上面に吸い付き、第1の管体43A
の下端(接続口14B)を閉鎖するようになっている。
【0033】この際、遊動弁61は操作具57によって
ガイドされるために接続口14Bからズレることなく確
実に閉鎖することができるようになっている。また、遊
動弁61のガイドとして操作具57を利用することによ
り、別途ガイドを設ける必要もなく構造の簡素化が図ら
れるものとなる。洗米作業中には、図2(a)に示すよ
うに開閉弁16を開いた状態にして洗米槽10下部から
の排水を可能とし、このとき遊動弁61は、自重により
接続口14Bから離れた状態で被操作部材56B上に載
置され、溢流口47から集水ボックス14への水を流入
を許容する。
【0034】また、洗米作業の終わりに、開閉弁16を
閉じた状態で給水手段22から給水し、洗米槽10の水
嵩を増すことにより水面に浮かんだ糠等を溢流口47か
ら排出するオーバーフロー動作を行う場合には、図2
(b)に2点鎖線で示すように、遊動弁61は被操作部
材56B上に載ったままで接続口14Bを閉鎖しないた
め、溢流口47から集水ボックス14への水の流入が許
容される。なお、遊動弁61としては、接続口14Bよ
りも大きな面積を有する限りにおいて、平面円形状、4
角形以外の多角形状等に形成することができる。
【0035】第1の管体43Aは、その下部の短い範囲
が排水経路Dとして利用され、上部の大部分は吸引経路
Bとして利用されるため、この第1の管体43Aに対し
て操作具57を挿入することで、該操作具57が水に触
れる範囲が少なくなり、錆等によって腐食するのを防止
できるようになっている。吸引用兼排水用の開口47は
洗米槽10の側面に形成されているため、図4に示すよ
うに、洗米槽10の上方範囲スペースを侵食することが
なく、弁駆動部20や攪拌駆動部25、給水管28の配
設スペースを広く確保できるようになっている。
【0036】すなわち、従来の米吸引タイプの洗米装置
では、洗米槽10の上部に吸引管43を接続したり吸引
装置41を配設していたため、洗米槽10の上方スペー
スが狭くなり、当該スペースにおける部品の組付けや点
検、交換等のメンテナンスが困難になっていたが、本実
施形態の如く吸引口47を洗米槽10の側面に形成する
ことにより、槽上方にスペース的な余裕ができるため、
組付け性、メンテナンス性が向上されるようになる。ま
た、上部ケース8内において、吸引管43(第3の管体
43C)及び供給管42は交差した状態で配管されてい
る。すなわち、供給管41は、左側の支柱7内を通って
洗米槽10の右側に配設された供給口44に接続され、
他方、第3の管体43Cは右側の支柱7内を通って洗米
槽10の左側に配設された第1の管体43Aに継手46
を介して接続されている。
【0037】これによって、第3の管体43C及び供給
管42が上部ケース8内で急激に屈曲することがないよ
うにし、空気の吸引抵抗及び米の供給抵抗を低減すると
ともに、管43C、42の亀裂損傷を防止している。な
お、供給口44と第1の管体43Aの左右配置や、供給
管42及び第3の管体43Cの左右配置は、上記と逆に
することができる。本発明は、上記実施形態に限ること
なく適宜設計変更可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、洗米槽
の上部側面に形成した開口に吸引用兼排水用の管を接続
し、該管を利用して洗米槽内の空気の吸引と、洗米槽内
の水の排出とを可能としているため、構造の簡素化、小
型化、コスト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる洗米装置の概略正面
図である。
【図2】集水ボックス(合流部)内の詳細を示す正面図
である。
【図3】集水ボックス(合流部)内の詳細を示す平面図
である。
【図4】上部ケース内の平面図である。
【図5】(a)は攪拌体の斜視図、(b)は平面図であ
る。
【図6】洗米槽の高さ調整の状態を示す側面図である。
【図7】洗米装置の全体正面図である。
【図8】洗米装置の全体側面図である。
【符号の説明】
10 洗米槽 14 集水ボックス(合流部) 16 開閉弁 41 吸引装置 43 吸引用兼排水用の管 43A 第1の管体 43B 第2の管体 47 吸引用兼排水用の開口 57 操作具 58 駆動部
フロントページの続き (72)発明者 松本 好央 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 笠松 清人 大阪府東大阪市水走2丁目2番27号 大和 精工株式会社内 (72)発明者 原田 伸司 大阪府東大阪市水走2丁目2番27号 大和 精工株式会社内 Fターム(参考) 4B053 AA01 BA17 BB01 BL07 4B054 AA23 AB20 AC02 CC02 CC14 CD03 CD06 CE05 CG10 4B055 EA01 EA02 EA03 4D043 AA04 BC16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引装置(41)により洗米槽(10)
    内の空気を吸引して負圧とすることで貯米庫(30)内
    の米を洗米槽(10)内に供給し、この洗米槽(10)
    内で米を水洗いするようにした洗米装置であって、 前記洗米槽(10)の上部側面に開口(47)を形成
    し、この開口(47)に、該開口(47)から前記洗米
    槽(10)内の空気を吸引するための吸引管としての機
    能と、前記開口(47)から前記洗米槽(10)内の水
    を排水するための排水管としての機能とを兼ねた管(4
    3)を接続していることを特徴とする洗米装置。
  2. 【請求項2】 吸引用兼排水用の前記管(43)は、前
    記洗米槽(10)の側方で上下方向に配設された第1の
    管体(43A)と、一端が前記開口(47)に接続され
    他端が第1の管体(43A)の上下中途部に接続された
    第2の管体(43B)とを有し、前記第1の管体(43
    A)の上端側を前記吸引装置(41)に接続し、該第1
    の管体(43A)の下端側を機外へ開放していることを
    特徴とする請求項1に記載の洗米装置。
  3. 【請求項3】 前記洗米槽(10)の下部から排水する
    ための下部排水管(13)を設け、前記第1の管体(4
    3A)の下端に、前記下部排水管(13)と合流する合
    流部(14)を設け、該合流部(14)に下部排水管
    (13)を開閉する開閉弁(16)を設け、この開閉弁
    (16)を開閉操作する操作具(57)を前記第1の管
    体(43A)に挿入し、該第1の管体(43A)の上部
    であって洗米槽(10)より上側に前記操作具(57)
    を駆動する駆動部(58)を設けていることを特徴とす
    る請求項2に記載の洗米装置。
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CN103815802A (zh) * 2014-03-19 2014-05-28 温茂 淘米装置以及安装该淘米装置的自动电饭锅

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