JP2020192502A - 洗米装置 - Google Patents

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弓達 武志
Takeshi Yumitatsu
武志 弓達
山本 和彦
Kazuhiko Yamamoto
山本  和彦
達哉 後田
Tatsuya Nochida
達哉 後田
義明 坂井
Yoshiaki Sakai
義明 坂井
沙千 宮川
Sachi Miyagawa
沙千 宮川
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Abstract

【課題】洗米槽のメンテンンスが不要となり、装置の小型化を図ることができる新規の洗米装置を提供する。【解決手段】洗米装置1は、米および水を収容する容器10を載置する載置台2と、載置台2に載置される容器10内の米を攪拌して洗米する攪拌体3と、攪拌体3を支持する支持体4とを備え、支持体4は、攪拌体3を容器10の内側に挿入して攪拌可能な状態にする洗米位置P1と容器10の外側に退避させて容器10から離した状態にする退避位置P2との間を移動可能に支持する。【選択図】図3

Description

本発明は、洗米装置に関するものである。
洗米装置としては、例えば、下記特許文献1に記載された技術が知られている。
特許文献1には、上部開口と下端の排出部とを形成した洗米槽に攪拌体を内設した洗米装置において、上部開口を閉鎖可能な蓋体を設け、この蓋体に米投入口と水供給口とを形成した洗米装置が記載されている。また特許文献1には、蓋体が攪拌体を支持して一体で開閉可能に構成されることが示されている。
特開2018−43168号公報(請求項1、3、図1、図2)
特許文献1に記載の洗米装置は、洗米を専用に行う洗米槽を備えているため、洗米を行った後に洗米槽の清掃等のメンテナンスを行う必要があった。
また、上記洗米装置は、洗米槽を配置するスペースを確保しなければならないので、その分装置の小型化が困難であった。
本発明は、洗米槽のメンテンンスが不要となり、装置の小型化を図ることができる新規の洗米装置を提供する。
本発明の上記課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、米および水を収容する容器(10)を載置する載置台(2)と、前記載置台(2)に載置される容器(10)内の米を攪拌して洗米する攪拌体(3)と、前記攪拌体(3)を支持する支持体(4)と、を備え、前記支持体(4)は、前記攪拌体(3)を前記容器(10)の内側に挿入して攪拌可能な状態にする洗米位置(P1)と前記容器(10)の外側に退避させて当該容器(10)から離した状態にする退避位置(P2)との間を移動可能に支持することを特徴とする洗米装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持体(4)は、前記攪拌体(3)を前記載置台(2)の上方で上下方向に移動させる昇降装置(50)が設けられていることを特徴する洗米装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記容器(10)内の水を通過させる通水管(84)と、前記通水管(84)に接続されて水を吸引して排出させる排水機能部(7)とを備え、前記通水管(84)は、前記容器(10)内の水を排水する排水管として使用されるとともに、前記支持体(4)に前記洗米位置(P1)と前記退避位置(P2)との間を前記攪拌体(3)とともに移動可能に支持されていることを特徴とする洗米装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記攪拌体(3)は、中空構造の駆動軸(31)と前記駆動軸(31)に設けられる攪拌部材(32)とで構成されており、前記通水管(84)は、前記駆動軸(31)の中空内を通過させた状態で配置されていることを特徴とする洗米装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記通水管(84)は、前記駆動軸(31)の下端から突出した下端部に、米の通過を阻止するフィルタ(77)が設けられていることを特徴とする洗米装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記通水管(84)に接続されて水を供給する給水機能部(6)を備え、前記通水管(84)は、前記容器(10)内に水を供給する給水管として兼用されることを特徴とする洗米装置である。
請求項1に記載の発明によれば、洗米を専用に行う洗米槽を備えていないので洗米槽のメンテンンスが不要となり、また洗米槽を設置するスペースを確保する必要もないので装置の小型化を図ることができる。また、攪拌体を退避位置に移動させたときは、攪拌体が容器から離れた状態になるので容器を攪拌体に邪魔されず自由に動かすことが可能になり、例えば、容器を載置台から取り除く作業や、容器を載置台に載置する作業等を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、支持体に設けられた昇降装置により攪拌体を上下方向に移動させることにより攪拌体を洗米位置と退避位置に容易に切り替えて移動させることができる。また、洗米装置を使用しないときは、攪拌体を洗米位置に移動させることができ、これにより洗米装置をその装置の高さ方向の寸法を小さくした状態で収納して保管することができる。
請求項3に記載の発明によれば、通水管を攪拌体とともに洗米位置と退避位置との間で移動させることができ、洗米位置に移動させたときには通水管を介して容器内にある水を排水することができ、退避位置に移動させたときには通水管も容器から離した状態にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、通水管を攪拌体の駆動軸の中空内を通過させた状態で配置しない場合に比べると、通水管が攪拌体の攪拌動作の障害になるおそれがなく装置の小型化が可能になり、しかも、容器内にある水の排水を攪拌体の駆動軸の付近で効率よく行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、容器内にある水の排出を米の排出を避けて効率よく行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、通水管とは別に給水管を別途設ける場合に比べると、装置の小型化が可能になり、しかも容器内への水の供給を通水管の兼用により効率よく行うことができる。
洗米装置の攪拌体等が洗米位置にあるときの状態を示す概略斜視図である。 洗米装置の攪拌体等が退避位置にあるときの状態を示す概略斜視図である。 (A)は洗米装置の攪拌体等が退避位置にあるときの状態を示す概要図、(B)はその洗米装置の攪拌体等が洗米位置にあるときの状態を示す概要図である。 洗米装置の構成を一部透視した状態で示す概略斜視図である。 洗米装置の一部の構成を容器とともに示す一部断面概要図である。 洗米装置における給水機能部および排水機能部の構成を示す概要図である。 洗米装置における制御系の構成を示す機能ブロック図である。 洗米装置の洗米作業等が行われるときの状態を示す概略斜視図である。 洗米装置における昇降部分の他の構成例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1から図3には、本発明の洗米装置1が示されている。
洗米装置1は、洗米を専用に行う洗米槽を装備しない簡易タイプの洗米装置であって、米および水を収容する容器10を載置する載置台2と、載置台2に載置される容器10内の米を攪拌して洗米する攪拌体3と、攪拌体3を支持する支持体4とを少なくとも備えている。
容器10は、攪拌体3による洗米作業を行うことが可能な容器であって使用者が任意に選んで使用することも可能な容器であり、洗米装置1に付属している(装備されている)ものでない。このような容器10としては、例えば、炊飯器に内蔵されている炊飯釜が適用される。図3等における波状の二点鎖線101は、容器10内に収容されている米の上面又は米および水の上面を示す。
載置台2は、少なくとも洗米作業を行う際に容器10を載せて置いておくことができる台である。
この載置台2は、攪拌体3を支持する支持体4の一部に配置されている。これにより、載置台2に載置される容器10に対して攪拌体3の攪拌による洗米作業を行うとき、載置台2に載置される容器10と攪拌体3との位置関係を確定しやすくなる。
また、載置台2は、図2に示されるように、上面が平面状の構造物として構成されており、支持体4の土台部分に対して図示しないスライドレール等の移動手段を介して引き出し可能に取り付けられている。
これにより、載置台2を引き出して攪拌体3等から離した状態にすることが可能になり、その載置台2に容器10を載置する作業やその載置台2から容器10を取り外す作業が、攪拌体3等が障害になることもなく行いやすくなる。ちなみに、洗米装置1は、載置台2が引き出される方向(部分)が正面(部)として使用される。
この引き出し可能な載置台2は、図2に示されるように、その引き出すときの後方になる側面部等の一部に、支持体4の土台部分との位置関係を固定するための固定部材22aが設けられている。支持体4の土台部分には、この固定部材22aが固定される被固定部材22bが設けられている。
固定部材22aと被固定部材22bとしては、固定解除の操作が可能な形式のものが適用される。このような固定部材22aと被固定部材22bとしては、例えば、回動可能なフックとそのフックが引っ掛けられて係止される係止部材との組み合わせからなるものが適用される。
この固定部材22aと被固定部材22bを設けることにより、載置台2は、支持体4の土台部分ひいては攪拌体3に対する位置が固定された状態に保たれ、また引き出す方向に不意に飛び出てしまうことが防止される。
さらに、載置台2は、その上面である載置面2aに、容器10の載置位置を固定して保持するための固定用部材23が設けられている。これにより、載置台2に載置された容器10が洗米時に不用意に動いてしまうことが防止されて、洗米装置1による洗米作業を安定して行うことができる。
固定用部材23としては、例えば、容器10の下面部にある脚部や枠部を嵌め入れて不動の状態に保つことができる形状や構造からなる受け部材や、容器10の底面を接触摩擦抵抗で不動の状態に保つことができる物性を有する床部材等の部材が適用される。また固定用部材23は、部材の種類等によっても異なるが、1つ配置するものであってもあるいは複数配置するものであってもよい。
攪拌体3は、載置台2に載置された容器10内に収容される米を水と共に攪拌して洗米作業を行うための構造物である。
この攪拌体3は、例えば、回転するよう支持される駆動軸31と、駆動軸31の外周面に突出するよう設けられて攪拌作用を発生する攪拌棒32とを有する構造物として構成されている。
駆動軸31は、容器10の内側のほぼ中心部に存在した状態で回転するよう支持される部材である。この実施の形態における駆動軸31は、支持体4の後述する可動フレーム部(42)に軸受部材(35)を介して回転可能に設けられている。
攪拌棒32は、洗米時に回転する駆動軸31を中心にして周回する際に洗米のための攪拌作業に適した所要の形状に曲げられた棒状の部材である。この実施の形態における攪拌棒32は、駆動軸31の外周面に突出した状態で設けられる第1攪拌棒32Aおよび第2攪拌棒32Bにて構成されている。
第1攪拌棒32Aは、駆動軸31の外周面において相反する2方向に相対的に長い寸法で突出して設けられ、凹の形状を横倒しにしたごとき形状からなる攪拌棒である。第2攪拌棒32Bは、駆動軸31の外周面において第1攪拌棒32Aの方向とは異なって相反する2方向に第1攪拌棒32Aよりも短い寸法で突出した状態で設けられ、第1攪拌棒32Aとほぼ同じ形状からなる攪拌棒である。
支持体4は、攪拌体3を少なくとも支持するものであるが、図1から図3等に示されるように、特にその攪拌体3を、容器10の内側に挿入して攪拌可能な状態にする洗米位置P1と容器10外側に退避させて容器10から離した状態にする退避位置P2との間を移動可能に支持するよう構成されている。
図1や図3(B)は、攪拌体3が洗米位置P1に移動しているときの状態を示している。また図2や図3(A)は、攪拌体3が退避位置P2に移動しているときの状態を示している。
この支持体4は、洗米装置1を使用する場所に設置する際の土台部分になる固定フレーム部41と、攪拌体3等を支持して移動し得る可動フレーム部42と、可動フレーム部42を固定フレーム部41に対して洗米位置P1と退避位置P2との間で移動させることができるように支持する移動支持フレーム部45とで主に構成されている。
固定フレーム部41は、載置台2を格納する空間部分が設けられた構造および形状からなるフレーム部分である。可動フレーム部42は、載置台2と間隔をあけて向き合う状態で配置されるフレーム部分である。移動支持フレーム部45は、可動フレーム部42を固定フレーム部41に対して両矢印で示す上下方向に移動可能に支持するフレーム部分である。
可動フレーム部42は、所要の平面形状からなる板状のフレームで構成されている。
この実施形態における可動フレーム部42は、その板状のフレームが載置台2に載置される容器10の蓋として機能するような寸法および形状で構成されている。
また、この可動フレーム部42は、図5に示されるように、その板状のフレームの下面の外周付近に下方に突出する凸部(突起)42bが設けられている。この凸部42bは、可動フレーム部42が洗米位置P1に移動したときに、載置台2に載置される容器10の上端縁部11の内側に入り込んだ状態になり、これにより可動フレーム部42(攪拌体3等)と容器10との位置決めをするように機能する。この凸部42bは、環状に連続した1つの突起として、又は間隔をあけて点在する複数の突起として設けられる。
可動フレーム部42は、攪拌体3の駆動軸31を下方に垂下させた状態で回転させることができるように後述する軸受部材(35)を介して支持している。可動フレーム部42には、駆動軸31に回転動力を伝える後述する洗米攪拌用モータ(37)等の駆動部が配置されている。
また、可動フレーム部42は、その上面側の空間を覆う外装材としてのカバー43が設けられている。カバー43には、洗米装置1を作動させるために必要な条件設定、指示等の入力操作を行う入力部や必要な情報を表示する表示部が配置されてなる操作部としての操作パネル55が設けられている。可動フレーム部42には、洗米装置1の動作を制御する制御部(15)や、電気部品に必要な電流等を供給する図示しない電源部が配置されている。
移動支持フレーム部45は、攪拌体3を載置台2の上方で上下方向に移動させる昇降装置50の一部を構成するものである。
この移動支持フレーム部45は、固定フレーム部41に固定した状態で設けられる固定フレーム46と、可動フレーム部42に固定した状態で設けられるとともに固定フレーム46に対して両矢印で示す上下方向に移動可能に設けられる移動フレーム47とに分割して構成されている。
固定フレーム46は、複数の支柱部と各支柱部を互いに板状の部材で連結する連結部とからなる板状のフレームである。この固定フレーム46は、その両端部において固定フレーム部41との間に存在するよう取り付けられる直角三角形状の補強部材48により補強されている。
移動フレーム47は、棒状又は板状のフレームである。この移動フレーム47は、その上端部が可動フレーム部42の後端部に固定されている一方で、その上端部以外の下方部分が固定フレーム46の両端部にある支柱部に対して上下方向に直線状に移動するよう支持されている。移動フレーム47は、図示しないスライドレール等の移動手段を介して固定フレーム46に取り付けられている。ちなみに、移動フレーム47は、固定フレーム46の支柱部を外側(外装)フレームとした場合、その外側フレームである固定フレーム46の支柱部の内側に配置される内側(内装)フレームになる。
また、移動支持フレーム部45は、図1や図2に示されるように、移動フレーム47の上昇時の動きを補助する補助部材49が設けられている。この補助部材49も、上記昇降装置50の一部を構成する。
補助部材49としては、ガスダンパー(ガススプリング)が使用されている。ガスダンパーからなる補助部材49は、その一端部が固定フレーム46の背面側下部に設ける固定軸に回動可能に取り付けられ、その他端部が移動フレーム47の下端部の内側に設ける固定軸に回転可能に取り付けられる。また、このときの補助部材49は、移動フレーム47側に取り付けられる他端部が、固定フレーム46側に取り付けられる一端部よりも上下方向において相対的に高い位置に存在するような状態に保たれて移動するよう配置される。
補助部材49としては、他にも例えば、移動フレーム47を上方にむけて付勢するスプリング等の弾性部材を適用することもできる。
さらに、移動支持フレーム部45には、移動フレーム47が下方に移動(下降)した際に洗米位置P1に相当する位置で正確に停止して維持されるよう図示しないストッパが設けられている。このストッパとしては、可動フレーム部42を洗米位置P1から退避位置P2に移動させる際に移動フレーム47が上方に移動(上昇)開始するときに停止状態が容易に解除される形式のものが適用される。
また、洗米装置1は、図4から図6等に示されるように、載置台2に載置された容器10内に水を供給する給水機能部6と、その容器10内にある水を排出する排水機能部7とを備えている。給水機能部6および排水機能部7は、複数に分割して配管された通水管で接続されている。
給水機能部6は、図示しない水道等の給水源からの水を送る給水接続ホース69と接続される給水接続部61と、容器10の上方から給水する2つの上給水部62A,62Bと、容器10の内側下部から給水する下給水部63とを備えている。
この給水機能部6は、支持体4の可動フレーム部42に配置されている。
このうち給水接続部61は、図4等に示されるように、可動フレーム部42のカバー43の上面部に配置される給水接続金具で構成されている。給水接続金具は、給水接続ホース69の接続端部とワンタッチ式で接続および離脱が可能な形式のものが使用される。また、給水接続部61には、給水接続ホース69から供給される水の取り込みのオンオフ(実行と停止、又は流路の開閉)を切り替える図示しない開栓弁が設けられている。
2つの上給水部62A,62Bは、図4、図6等に示されるように、可動フレーム部42のフレームの2箇所においてフレーム下面側に露出した状態で配置されるシャワーヘッド等の給水器具で構成されている。上給水部62A,62Bがシャワーヘッドの給水器具で構成されている場合は、容器10の内側にむけて上方から幅広い状態で散水するように給水することができる。
下給水部63は、図5等に示されるように、容器10の内側下部に配置される後述する通水管(84)の下端開口部(84c)で構成されている。
また、給水機能部6は、図4から図6に示されるように、給水接続部61、上給水部62A,62Bおよび下給水部63が以下のように複数に分割して配置された通水管により接続されて構成されている。
給水接続部61には、通水管8を可動フレーム部42のカバー43内に引き込むように配置してなる引き込み給水管としての通水管81が接続されている。
上給水部62A,62Bには、通水管8の一部である引き込み給水管としての通水管81が分岐された一方の第1分岐給水管としての通水管82が二股に分かれてそれぞれ接続されている。これにより、上給水部62A,62Bは、給水接続部61と接続されて水の供給が受けられるようになっている。
下給水部63は、通水管81が分岐された他方の第2分岐給水管としての通水管83が更に分岐された一方の兼用通水管としての通水管84が、容器10の内側下部までに延びる状態で配置されて構成されている。通水管84は、その下流側の部分が後述するように攪拌体3の駆動軸31の中空内を通過するように配置されている。これにより、下給水部63は、給水接続部61と接続されて水の供給が受けられるようになっている。
図6における符号64は、エルポ等の配管用継手を示す。
さらに、給水機能部6は、図4と図6に示されるように制御弁等の機器が配置されて構成されている。
まず第1分岐給水管としての通水管82の途中には、上給水のオンオフの切り替えを行う制御弁としての上給水電磁弁65が配置されている。また、第2分岐給水管としての通水管83の途中には、下給水のオンオフの切り替えを行う制御弁としての下給水電磁弁66が配置されている。さらに、第2分岐給水管としての通水管83と兼用通水管としての通水管84の接続部には、下給水のオンオフの切り替えを更に行う制御弁としての3方電磁弁67が配置されている。
また、引き込み給水管としての通水管81の途中には、給水される水の流量を測定する流量センサ68が配置されている。
一方の排水機能部7は、容器10の内側下部から吸水して排水する下排水部71と、容器10の内側上部から吸水して排水する上排水部72と、下排水部71から水を吸引して排水する下排水ポンプ73と、上排水部72から水を吸引して排水する上排水ポンプ74とを備えている。
この排水機能部7は、その一部が支持体4の可動フレーム部42に配置され、その残り部分が支持体4の固定フレーム部41および移動支持フレーム部45に配置されている。
下排水部71は、図5等に示されるように、容器10の内側下部に配置される兼用通水管としての通水管84の下端開口部84cで構成されている。
上排水部72は、容器10の内側に収容される水が満水になってオーバーフローになることを防止するために排水するものである。この上排水部72は、図5に示されるように、可動フレーム部42のフレームにおいてフレーム下面側に突出させて容器10の内側上部に達する状態で配置される排水パイプ、吸水ノズル等の排水器具で構成されている。
下排水ポンプ73は、下排水部71と接続されて水を吸引するよう作動するポンプであり、移動支持フレーム部45の固定フレーム46又は固定フレーム部41に配置されている。
上排水ポンプ74は、上排水部72と接続されて水を吸引するよう作動するポンプであり、下排水ポンプ73の場合と同様に移動支持フレーム部45の固定フレーム46又は固定フレーム部41に配置されている。
また、排水機能部7は、図4から図6に示されるように、下排水部71、上排水部72、下排水ポンプ73、上排水ポンプ74および排水ボックス75が複数に分割して配置された通水管8(84〜88)により接続された構成からなる部分である。
下排水部71は、下給水部63と同様に、第2分岐給水管としての通水管83が分岐された一方の兼用通水管としての通水管84が、容器10の内側下部までに延びる状態で配置されて構成されている。
下排水ポンプ73には、第2分岐給水管としての通水管83が分岐された他方の下排水管としての通水管85が接続されている。また、通水管85は、3方電磁弁67を介在させて兼用通水管としての通水管84と接続されている。
これにより、下排水部71は、下排水ポンプ73と接続されて水の吸水作用を受けられるようになっている。
上排水部72は、通水管8の一部である上排水管としての通水管86の一端部が接続されている。また、上排水ポンプ74には、通水管86の他端部が接続されている。これにより、上排水部72は、上排水ポンプ74と接続されて水の吸水を受けられるようになっている。
さらに、排水機能部7は、図4と図6に示されるように制御弁等の機器が配置されて構成されている。
兼用通水管としての通水管84と下排水管としての通水管85との間には、下排水のオンオフの切り替えを更に行う制御弁としての3方電磁弁67が配置されている。3方電磁弁67は、給水機能部6の下給水と排水機能部7の下排水との切り替えを行うようになっており、その下給水および下排水の切り替えを行う制御弁として機能する。
下排水ポンプ73と上排水ポンプ74の排出口側(下流側)には、下排水ポンプ73から排出される排出水と上排水ポンプ74から排出される排出水を合流させて排水処理する排水ボックス75が配置されている。
支持体4における可動フレーム部42には、容器10の内側に収容される水のオーバーフローを防止するため、その水の水面(液面)が上限位置h1に達したか否かを検出する液面センサ76が設けられている。
排水ボックス75は、下排水ポンプ73から排出される排出水と上排水ポンプ74から排出される排出水を合流させる内部空間を有する構造物である。この排水ボックス75は、移動支持フレーム部45の固定フレーム46又は固定フレーム部41に配置される。
この実施形態における排水ボックス75は、その内部空間の下端部がすり鉢状に傾斜して1箇所の排出口に集合する傾斜面で構成されている。また、排水ボックス75は、その側面部に排水ボックス内における汚れ、詰まり等の状態を目視して点検するための点検窓75bが設けられている。
また、排水ボックス75には、下排水ポンプ73に一端部が接続された第1排出管としての通水管87の他端部が接続されているとともに、一端部が上排水ポンプ74に接続された第2排出管としての通水管88の他端部が接続されている。
さらに、排水ボックス75には、合流させた排水を最終排水管としての通水管89が接続されている。通水管89は、図示しない下水道等の排水施設等に接続された排出先に接続されている。
上排水部72は、この液面センサ76の検出情報に基づいて動作のオンオフが制御されている。このため、上排水部72は、図5に示されるように、その下端部の高さ位置h2が液面センサ76の検出面の高さ位置(上記上限位置h1に相当する)よりも低い位置になるよう配置される。
また、洗米装置1は、図3に示されるように、下給水管および下排水管として兼用される通水管84が、支持体4における可動フレーム部42に洗米位置P1と退避位置P2との間を攪拌体3とともに移動し得るように支持されている。
この場合、通水管84は、その一部が支持体4における可動フレーム部42に図示しない支持部材で支持されているが、この実施形態ではその残り部分が後述するように攪拌体3の駆動軸31によっても支持されている。
さらに、洗米装置1は、図3や図5に示されるように、攪拌体3の駆動軸31が中空構造の駆動軸として構成されており、兼用通水管としての通水管84が駆動軸31の中空内を通過させた状態で配置されている。
中空構造の駆動軸31は、円筒状の部材で構成されている。駆動軸31は、その上端側の部分が、可動フレーム部42においてボールベアリング等の組み込まれた軸受部材35により回転可能に支持されている。また、駆動軸31は、その上端に設けられたギヤ38に洗米駆動用のモータ37の回転動力が減速ギヤ列等の動力伝達機構を介して伝達されて所要の方向に回転する。
通水管84は、可動フレーム部42に配置される第1配管部分84Aと、駆動軸31の中空内を通過するよう配置される第2配管部分84Bとに分割されており、第1配管部分84Aの末端部と第2配管部分84Bの上端部が連結継手80で連結されている。
通水管84の第2配管部分84Bは、駆動軸31の中空内に対して滑り軸受39を介して取り付けられており、これにより第2配管部分84Bは駆動軸31に固定された状態で支持されている。これは、駆動軸31が、固定された状態にある通水管84の第2配管部分84Bに対して滑り軸受39を介して回転可能に支持されていることにもなる。また、駆動軸31の第2配管部分84Bとの間の中空内には、滑り軸受39の存在により、容器10内に収容される水や米が侵入しないようになっている。
通水管84の第2配管部分84Bのうち駆動軸31の下端から突出した下端部には、その下端開口部84cにおける米の通過を阻止するフィルタ77が設けられている。フィルタ77は、米の通過を阻止して米よりも小さいもの(水を含む)を通過させる機能を有するものであればよく、例えば多孔性の部材や、多孔構造物等を用いて構成される。
この他、洗米装置1は、図7に示されるように、洗米装置1における動作を制御する制御部(制御手段)15を備えている。
制御部15は、例えばマイクロコンピュータ等で構成されるものであり、記憶手段16に格納されている制御プログラムやデータに基づいて必要な制御を行う。
制御部15には、操作パネル55、流量センサ68、液面センサ76等が接続されており、制御動作に必要な指示情報や制御情報が入力されるようになっている。また、制御部15は、制御対象である洗米駆動用モータ37、上給水電磁弁65、下給水電磁弁66、3方電磁弁67、下排水ポンプ73、上排水ポンプ74等と接続されており、その制御対象に必要な制御信号をそれぞれ出力するようになっている。
次に、洗米装置1の使用方法や動作について説明する。
はじめに、洗米装置1は、その使用する場所に設置した後、可動フレーム部42のカバー43の上面部に配置される給水機能部6の給水接続部61に給水接続ホース69を接続することや(図2、図4)、排水機能部7の最終排水管である通水管89を排水先にセットすることを行う。なお、図示しない電源コードを商用コンセントに接続することなども行う。
続いて、洗米装置1は、攪拌体3等が配置された支持体4の可動フレーム部42が洗米位置P1にある場合(図1や図3(B))、図2や図3(A)に示されるように、その可動フレーム部42を使用者が手動により洗米位置P1から退避位置P2に移動させた状態にする。
この際、可動フレーム部42は、支持体4の昇降装置50の一部でもある移動支持フレーム部45における移動フレーム47が直線状に上昇するよう移動する。このときの上昇させる移動操作は、手動で行うことになるが、昇降装置5の一部をなす補助部材49による補助作用が得られるので容易に行うことができる。
続いて、洗米装置1は、載置台2を引き出した状態にした後、図3(A)に示されるように、その載置台2に洗米作業を行うための炊飯釜等の容器10を載置する。
この際、容器10は、載置台2の載置面2aにある固定用部材23により載置台2に対する位置が固定されて不意に動くことがない。また、この際、容器10内に洗米する米を所要の量だけ入れて収容する。さらに、この際、攪拌体3等が退避位置P2に移動していて容器10から離れた状態になるので、載置台2に容器10を設置する作業やその容器10内に米を収容する作業を攪拌体3等に邪魔されず容易に行うことができる。
最後に、容器10を載置した載置台2を押し込んで支持体4の固定フレーム部41における定位置に格納する。このとき載置台2は、固定部材22aが被固定部材22bに係止された状態になって固定フレーム部41に固定された状態になる。
以上により洗米装置1は、洗米作業が可能な状態になる。
次いで、洗米装置1は、使用者が支持体4の可動フレーム部42を手で押し下げることにより、図3や図8に示されるように、可動フレーム部42が退避位置P2から洗米位置P1にむけて移動させられる。このときの可動フレーム部42の下降動作は、移動フレーム47が図示しないストッパにより固定されて洗米位置P1に停止することで終了する。
これにより、洗米装置1においては、図5や図8に示されるように、可動フレーム部42における攪拌体3をはじめとして給水機能部6の下給水部63(給水管の第2配管部分84B)や排水機能部7の下排水部71(給水管の第2配管部分84B)が駆動軸31と共に下降し、米が収容されている容器10内に挿入された状態になる。このとき下排水部71にあるフィルタ77が、容器10の収容空間の底面に接触するか又は接近した状態になるまで下降移動させられる。図8における符号12は、容器10の上端部外側に設けられた取っ手である。
またこの際、給水機能部6の上給水部62A,62Bや排水機能部7の上排水部72が、米が収容されている容器10の上方側まで移動して停止する。さらにこの際、可動フレーム部42は、図5に示されるように、その凸部42bが容器10の上端縁部11の内側に入り込んで停止して可動フレーム部42と容器10との位置決めがなされるとともに、容器10の上端部と対峙して蓋になって容器10の上端部を塞いだ状態になる。
また、可動フレーム部42が洗米位置P1に移動させられた洗米装置1においては、使用者が、可動フレーム部42のカバー43の上面にある操作パネル55において洗米作業に関する必要な情報(洗米する米の量、種類など)の入力操作や条件(洗米時間、すすぎ回数など)の設定操作又は確認作業を行う。
そして、洗米装置1は、使用者により操作パネル55における洗米作業の開始ボタンが押されると、洗米作業を開始する。
すなわち、この際、制御部15は、操作パネル55から洗米作業開始の指示情報を受けると、給水機能部6による上給水を行うため、制御動作により上給水電磁弁65を開いてオン状態にするとともに下給水電磁弁66を閉じてオフ状態にした後、給水接続部61における開栓弁を開けた状態にする。
これにより、載置台2に載置されている容器10内に2つの上給水部62A,62Bから水が供給されて上給水が行われる。このとき上給水は、制御部15が流量センサ68から入力される検出情報から給水量を予測計量し、予め設定された洗米作業用の給水量に達した時点で、給水接続部61における開栓弁を閉じるとともに上給水電磁弁65を閉じてオフ状態にすることで停止される。
この容器10への給水が終了すると、制御部15が洗米駆動用モータ37を作動させることにより攪拌体3を所定の方向に回転させる。このとき攪拌体3の駆動軸31は、兼用通水管としての通水管84の第2配管部分84Bの外側で回転する。
これにより、容器10内にある米が水とともに攪拌体3の攪拌棒32A,32Bにより攪拌され、洗米作業が開始される。
洗米作業は、予め定める洗米時間が経過すると、制御部15が洗米駆動用モータ37を停止させて攪拌体3の回転を停止させることにより、終了させられる。
洗米作業が終了すると、制御部15は、下排水を行うため、3方電磁弁67において第2分岐通水管としての通水管83側とつながる弁を閉じる一方で残り2つの弁を開けた状態にするよう作動させるとともに、下排水ポンプ73を作動させる。このときの3方電磁弁67の作動により、兼用通水管としての通水管84と下排水管としての通水管85とはつながった状態になる。
これにより、容器10内にある水(洗米後の水やとぎ汁)が通水管84の第2配管部分84Bの下端開口部84cから吸引されて通水管84および通水管85を通して下排水ポンプ73に送られて排水される。このとき第2配管部分84Bの下端開口部84cから吸引された水は、攪拌体3の駆動軸31の中空内を通過するように移動する。
また、この下排水では、第2配管部分84Bの下端部にフィルタ77が設けられているので、容器10内にある水の排出を米の排出を避けて効率よく行うことができる。
このときの下排水の動作は、例えば、給水した給水量に見合うように予め設定した設定時間の経過が検出されると、制御部15が下排水ポンプ73の動作を停止させることにより終了させられる。この下排水の動作については、その他にも例えば、実際に排出される排水量を図示しない排水用の流量検出センサで検出し、その流量検出センサが所定の排水量(増加する排水量の他にも低下したときの排水量も含まれる)を検出すると、制御部15が下排水ポンプ73の動作を停止させるように構成してもよい。
続いて、洗米装置1においては、すすぎ作業が行われる。
このすすぎ作業は、制御部15が給水機能部6の下給水を行うようにするため次のように作動することで行われる。まず、制御部15の制御動作により、上給水電磁弁65を閉じてオフ状態にする一方で下給水電磁弁66を開けてオン状態にし、これにより引き込み給水管としての通水管81と第2分岐通水管としての通水管83とをつなげた状態にする。また制御部15の制御動作により、3方電磁弁67において下排水管としての通水管85とつながる弁を閉じて残り2つの弁を開けた状態にし、これにより第2分岐通水管としての通水管83と兼用通水管としての通水管84とをつなげた状態にする。最後に、給水接続部61における開栓弁を開けた状態にして、水の供給を開始する。
これにより、載置台2に載置されている容器10内に下給水部63から水が供給されて下給水が行われる。この際、容器10内には、その底面側から水が供給されて溜まる。またこの際、下給水により供給されて溜まる水の動きで容器10内にある洗米後の米が水に浸漬されながら洗浄される。
このとき下給水は、制御部15が流量センサ68から入力される検出情報から給水量を予測計量する一方で、そのときの給水量が予め設定されたすすぎ作業用の給水量に達した時点で、給水接続部61における開栓弁を閉じるとともに下給水電磁弁66を閉じてオフ状態にすることで終了する。
すすぎ作業は、下給水の動作が終了すると、例えば攪拌体3が洗米時よりも遅い速度で短時間回転した後に排水機能部7の下排水を行うか、あるいは攪拌体3を回転させないで排水機能部7の下排水を行うようになっている。
また、このすすぎ作業においては、容器10内の水が攪拌されて上昇してその水面が液面センサ76に検出されると、制御部15が上排水ポンプ74を所定の時間だけ作動させることにより上排水部72による上排水が行われる。これにより、すすぎ洗業時における容器10からの水のオーバーフロートの発生が防止される。
この液面センサ76の検出をきっかけにして実行される上排水部72による上排水は、液面センサ76による検出がされれば、洗米作業においても行われるようになっている。
さらに、すすぎ作業は、操作パネル55において予め設定されるすすぎ回数に応じて、上記したすすぎ作業の動作が同様に繰り返される。
なお、すすぎ作業については、例えば、給水機能部6の上給水を所定の時間だけ行った後に下排水を行うという構成で実施するようにしてもよい。
そして、洗米装置1においては、すすぎ作業が終了することで洗米作業が完了することになる。
洗米装置1では、洗米作業が完了すると、図2や図3(A)に示されるように、支持体4の可動フレーム部42を使用者が手動により洗米位置P1から退避位置P2に移動させた状態にする。
続いて、洗米装置1では、載置台2を引き出した状態にした後、その載置台2に載置されている洗米作業が終了した(洗米された米が入っている)容器10を載置台2から取り除く。
以上により洗米装置1を用いた洗米が終了する。その後は、例えば容器10が炊飯釜であれば、その容器10を炊飯器にセットして炊飯作業を開始することができる。
以上説明したように洗米装置1は、洗米を専用に行う洗米槽を備えていないので、洗米槽のメンテンンスを行う必要がない。しかも、この洗米装置1は、洗米槽を設置するスペースを確保する必要もないので、その設置スペースが不要になる分にほぼ対応して装置の小型化を図ることができる。
また、この洗米装置1は、攪拌体3を退避位置P2に移動させたときは、容器10を攪拌体3等に邪魔されることなく自由に動かすことが可能になり、これにより、例えば、容器10を載置台2に載置する作業や、容器10を載置台2から取り除く作業等を容易に行うことができる。
また、この洗米装置1は、使用しないときには、図1等に示されるように、攪拌体3等を洗米位置P1に移動させることができ、これにより洗米装置1をその装置の高さ方向の寸法を小さくした状態で収納して保管することができる。
また、この洗米装置1は、容器10内の水を吸引して通す通水管84(第2配管部分84B)を攪拌体3の駆動軸31の中空内を通過させた状態で配置しているので、通水管84をそのような状態で配置していない場合に比べると、通水管84が攪拌体3の攪拌動作の障害になるおそれがなく装置の小型化が更に可能になる。
さらに、この洗米装置1は、下給水を行う通水管84(第2配管部分84B)を排水管としても兼用して攪拌体3の駆動軸31の中空内を通過させた状態で配置しているので、通水管84とは別に下給水用の給水管を別途設ける場合に比べると、装置の小型化が更に可能になり、しかも容器10内への水の供給を通水管84の兼用によって効率よく行うことができる。
ちなみに、この洗米装置1では、下給水と上給水について、例えば洗米工程やすすぎ工程で行う下給水と上給水を順番等を入れ替えて行うよう構成することも可能である。
[変形例]
本発明は、上記の実施形態で例示した内容に何ら限定されるものではない。このため本発明は、例えば、以下に挙げるような変形例も含むものである。
洗米装置1は、給水機能部6と排水機能部7の一方又は双方を備えていない構成としてもよい。
洗米装置1が給水機能部6を備えていない構成にした場合、載置台2に載置される容器10への給水については、例えば使用者が給水ホースや給水容器を用いて手動で行うようにすればよい。また、洗米装置1が排水機能部7を備えていない構成にした場合、容器10内にある水の排水については、例えば使用者が排水ポンプと接続されている排水用のホースを用いて手動で行うか、あるいは、載置台2にある容器10を載置台2上で又は一旦取り外した場所で傾けて水を流し出す作業を手動で行えばよい。
また、洗米装置1は、支持体4の移動支持フレーム部45における移動フレーム47の洗米位置P1と退避位置P2との間における昇降移動を、図示しない昇降用モータ(52)の動力を利用して自動で行うように構成してもよい。この場合、操作パネル55に昇降の動作を選択する昇降スイッチを設ける一方で、その昇降スイッチの操作に応じて制御部15の制御により昇降用モータ52(図7)を作動させるよう構成すればよい。
また、支持体4の移動支持フレーム部45における移動フレーム47の昇降移動は、手動で行って所要の位置で任意に停止させることができるよう構成してもよい。
このような構成としては、図9に示されるように、固定フレーム46の内側に上下方向に間隔をあけて複数の差込み係止孔56を設ける一方で、移動フレーム47に係止孔56に挿し込まれて係止される係止ピン57bが出没する係止装置57を設けたうえで、その係止装置57における係止ピン57bを所要の高さにある係止孔56に任意に挿し込んで係止させた状態にできる構成が挙げられる。
係止装置57における係止ピン57bの出没については、例えば、可動フレーム部42のカバー43の上面に設ける可動ハンドル58を操作することにより係止ピン57bの出没が行われるように構成すればよい。このときの構成は、使用者が可動ハンドル58を握って持ち上げると係止ピン57bが引っ込んで没した状態になり、また、その可動ハンドル58を手から離して下げると係止ピン57bが飛び出した状態になることが可能な構成である。
図9における符号58bは、可動ハンドル58の動作状態を係止装置57における係止ピン57bの作動部に伝えるためのワイヤーケーブル等の伝達部材である。また、符号59は、可動ハンドル58を持ち上げる際や可動フレーム部42を昇降移動させる際に使用者が握る固定ハンドルである。
1 洗米装置
2 載置台
3 攪拌体
4 支持体
6 給水機能部
7 排水機能部
10 容器
31 駆動軸
32 攪拌棒
50 昇降装置
84 兼用する通水管
P1 洗米位置
P2 退避位置

Claims (6)

  1. 米および水を収容する容器(10)を載置する載置台(2)と、
    前記載置台(2)に載置される容器(10)内の米を攪拌して洗米する攪拌体(3)と、
    前記攪拌体(3)を支持する支持体(4)と、
    を備え、
    前記支持体(4)は、前記攪拌体(3)を前記容器(10)の内側に挿入して攪拌可能な状態にする洗米位置(P1)と前記容器(10)の外側に退避させて当該容器(10)から離した状態にする退避位置(P2)との間を移動可能に支持することを特徴とする洗米装置(1)。
  2. 前記支持体(4)は、前記攪拌体(3)を前記載置台(2)の上方で上下方向に移動させる昇降装置(50)が設けられていることを特徴する請求項1に記載の洗米装置。
  3. 前記容器(10)内の水を通過させる通水管(84)と、前記通水管(84)に接続されて水を吸引して排出させる排水機能部(7)とを備え、
    前記通水管(84)は、前記容器(10)内の水を排水する排水管として使用されるとともに、前記支持体(4)に前記洗米位置(P1)と前記退避位置(P2)との間を前記攪拌体(3)とともに移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗米装置。
  4. 前記攪拌体(3)は、中空構造の駆動軸(31)と前記駆動軸(31)に設けられる攪拌部材(32)とで構成されており、
    前記通水管(84)は、前記駆動軸(31)の中空内を通過させた状態で配置されていることを特徴とする請求項3に記載の洗米装置。
  5. 前記通水管(84)は、前記駆動軸(31)の下端から突出した下端部に、米の通過を阻止するフィルタ(77)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の洗米装置。
  6. 前記通水管(84)に接続されて水を供給する給水機能部(6)を備え、
    前記通水管(84)は、前記容器(10)内に水を供給する給水管として兼用されることを特徴とする請求項4又は5に記載の洗米装置。
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