JPH0739237U - ジャンパ線横振れ抑制装置 - Google Patents

ジャンパ線横振れ抑制装置

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JPH0739237U
JPH0739237U JP7253593U JP7253593U JPH0739237U JP H0739237 U JPH0739237 U JP H0739237U JP 7253593 U JP7253593 U JP 7253593U JP 7253593 U JP7253593 U JP 7253593U JP H0739237 U JPH0739237 U JP H0739237U
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JP
Japan
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jumper wire
yoke
rigid member
conductor
jumper
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Pending
Application number
JP7253593U
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English (en)
Inventor
雅俊 富田
敏緒 渡辺
康裕 山元
一幸 藤井
博志 大見
義久 前田
明弘 片山
博樹 坂元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡潔な構成のジャンパ線補強体によってジャ
ンパ線を強力に補強し、且つ多導体耐張装置のねじれ剛
性を増大する。 【構成】 線側2連ヨ−ク10に垂設した線路方向より
みてY字状となる第1の剛性部材24と、下端を第1の
剛性部材24の二股基部に固着し上端を4導体引留ヨ−
ク12の下側の水平ヨ−ク17に取付けた第2の剛性部
材26とで立体形状のジャンパ線補強体27を構成し、
このジャンパ線補強体27により、第2の剛性部材26
と第1の剛性部材24の下半部と剛性条29にスペ−サ
28を介して取付けたジャンパ線20を補強すると共
に、線側2連ヨ−ク10と水平ヨ−ク17とを一体連結
して多導体耐張装置の捩れ剛性を増大せしめた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は架空送電線におけるジャンパ線の横振れ抑制装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来のジャンパ線横振れ抑制装置は、例えば図5に示す如く多導体耐張装置5 0,50の導体引留ヨ−ク51,51に吊材52,52を介して吊架した管状水 平体53にジャンパ線54をスペ−サ55を介して把持固定することによりジャ ンパ線の横振れを抑制していた(実開昭59−23234号)。また、ジャンパ 線横振れ抑制手段として、引留クランプから垂れ下がるジャンパ線部分を導体引 留ヨ−クに取付けたジャンパ線補強体によって補強したものがある(例えば実公 昭61−5870号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図5に示す多導体耐張装置50,50に吊架された慣性体(管状水 平体53)は一度横振れすると慣性力によって揺れ動き、この横振れが横風圧に よって助長されることがあったから、ジャンパ線横振れ抑制効果を十分に発揮で きない場合がある。また、ジャンパ線をジャンパ線補強体で補強したとしても、 横風圧により多導体耐張装置が捻回してジャンパ線の横振れを助長することがあ り、これにより電気的事故を起こすことがあつた。
【0004】 本考案は前記の実情に鑑みてなされたもので、簡潔な構成によってジャンパ線 を強力に補強でき、且つ多導体耐張装置のねじれ剛性を増大できるようにしたジ ャンパ線横振れ抑制装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案のジャンパ線横振れ抑制装置においては、両多導体耐張装置の複数碍子 連の線側を連結するヨ−クの下面に上端を取付け線路方向よりみてY字状となり 線路と直角方向よりみてわん曲状となる第1の剛性部材と、下端を第1の剛性部 材の二股基部付近に固着し上端を導体引留側のヨ−クに取付ける第2の剛性部材 からなる立体形状のジャンパ線補強体によって、ジャンパ線を強力に補強すると 共に、複数碍子連の線側を連結するヨ−クと導体引留側のヨ−クとを一体的に連 結したことにより、多導体耐張装置のねじれ剛性が増大し、ジャンパ線の横振れ を抑制する。
【0006】 また、多導体耐張装置の碍子連間隔を標準間隔よりも広げることによって、図 4に示す如く耐張碍子連のねじれ剛性が増大することとなり、ジャンパ線横振れ 抑制力が一段と増大する。
【0007】 さらに、多導体耐張装置のねじれ剛性は、導体引留側のヨ−クを多導体用一体 形ヨ−クとすることにより、また、ジャンパ線横振れ抑制力は左右の両ジャンパ 線補強体を剛性条で連結することにより、それぞれ高めることができる。
【0008】
【実 施 例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1および図2において、鉄塔ア −ムの先端部下面に取付けられた耐張装置取付金具1は、鉄塔ア−ムに連結する 連結材2とその両側に上下動可能に取付ける連結金具3,3からなり、連結金具 3に連結するア−ム側2連ヨ−ク4は、その両端に連結する直角クレビスリンク 5、ボ−ルクレビス6、碍子連7、平行ソケットリンク8、直角クレビス9を介 して線側2連ヨ−ク10に連結し、線側2連ヨ−ク10の線側中央には直角クレ ビス11を介して4導体引留ヨ−ク12を連結する。
【0009】 4導体引留ヨ−ク12は、直角クレビス11に連結する垂直ヨ−ク13と、そ の上端に直角クレビス14を介して連結する水平ヨ−ク15と、垂直ヨ−ク13 の下端に直角クレビス16を介して連結する水平ヨ−ク17とで構成され、水平 ヨ−ク15,17の両端にそれぞれ直角クレビスなどを介して耐張クランプ18 を取付けている。電線19をクランプした耐張クランプ18は、これと鉄塔ア− ムを挟んで背向する他方の耐張クランプにジャンパ線20で接続している。 尚、本実施例の4導体引留ヨ−ク12は非一体型であるが、一体型ヨ−ク例え ば垂直ヨ−ク13に上下両水平ヨ−ク15,17を一体連接したものであっても よい。
【0010】 前記するような構成の4導体2連耐張装置には、線側2連ヨ−ク10の下面に 固着した左右一対のブラケット23,23にV状部の上端を取付ける第1の剛性 部材24と、下端を前記V状部の基部25に固着し上端を4導体引留ヨ−ク12 の下側の水平ヨ−ク17の下面に固着して4本のジャンパ線のほぼ図心上に位置 する第2の剛性部材26からなるジャンパ線補強体27を配設する。第1の剛性 部材24は、線路方向よりみてY字状、線路と直角方向よりみてわん曲状で下半 部をジャンパ線20のカテナリ角に沿うように形成している。また、第2の剛性 部材26の上部には、孔ピッチをわずかに違えた2組の連結片部をボルトで連結 してなる長さ調整金具34を設け、その長さを変えることによって、ジャンパ線 のカテナリ角および鉄塔ア−ムとジャンパ線との上下間隔(ジャンパ深さ)を変 えるようにしている。
【0011】 なお、ブラケット23およびこのブラケットを線側2連ヨ−ク10に取付ける ボルト、ナット21は、図3に示す如く線側2連ヨ−ク10との間に絶縁材22 ,22を介装することによって活線時の分流を断っている。鉄塔ア−ム両側の一 対のジャンパ線補強体27,27の両端は剛性条29で連結するが、この剛性条 には、長さ調整金具34でジャンパ線のカテナリ角などを調整できるようにロ− プを使用している。
【0012】 4本のジャンパ線20は、一対のジャンパ線補強体27,27の第2の剛性部 材26,26、第1の剛性部材24,24の下半部および補強条29にスペ−サ 28を介して取付けられている。ジャンパ線補強体27は碍子連7,7の線側を 連結した線側2連ヨ−ク10と4導体引留ヨ−クの下側の水平ヨ−ク17とを一 体的に連結するので、4導体2連耐張装置の捩れ剛性が増大することとなり、ま た、ジャンパ線20はジャンパ線補強体27、補強条29によって補強される。
【0013】 前記4導体2連耐張装置は、碍子連の間隔を標準間隔より広くしている。これ は以下説明するように、線側2連ヨ−ク10の横振れ角一定では、図4に示すよ うに碍子連7,7のねじれ剛性が碍子連間隔を広げるほど大きくなるからである 。
【0014】 いま、ジャンパ線が風圧荷重により横振れするときの線側2連ヨ−ク10の傾 き角をθとすると、傾き角θと碍子連7,7のねじれ剛性Mt との間には次式が 成立する。
【0015】
【数1】 だだし、To :碍子連張力 (kgf ) a :碍子連間隔の半分 (m ) L :碍子連長さ (m )
【0016】 ジャンパ風圧荷重によるモ−メントMθ、ジャンパ線自重による反モ−メント Mw および碍子連のねじれ剛性Mt との間には、つぎの関係がある。
【0017】
【数2】 ジャンパ線の形状を、
【0018】
【数3】 とすると、ジャンパ風圧荷重によるモ−メントMθと、ジャンパ線自重による 反モ−メントMw は次式で与えられる。
【0019】
【数4】
【0020】 以上(1) 式〜(4) 式および下記条件のもとで、線側2連ヨ−ク10の傾き角θ と碍子連7のねじれ剛性Mt との関係を、碍子連間隔500mm、750mm、10 00mm、1500mm、2000mmについて演算した結果を、図4の図表に示す。
【0021】 電線:ACSR410×4導体
【0022】 ジャンパ風圧は電線のみとし、スペ−サ、ジャンパ装置などの風圧荷重は無 視する。Wejは1673kg/m 、Wwjは2565kg/m (40m /sで)
【0023】 ジャンパ線の形状は、放物線とする。
【0024】 ジャンパ線のX軸方向の半分の長さSは6m 、ジャンパ深さd は5.2m 、 Lは6.535m (33t碍子×31個、図4では実線)と4.975m (33 t碍子×23個、図4では破線)の2通り、To は4500kgf /連とする。
【0025】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、下記するような効果を奏 する。
【0026】 複数碍子連の線側を連結するヨ−クに取付けた線路方向よりみてY字状とな る第1の剛性部材と、下端を第1の剛性部材の二股基部付近に固着し上端を導体 引留側のヨ−クに取付ける第2の補強部材からなる立体形状のジャンパ線補強体 によって、ジャンパ線を強力に補強し、且つ多導体耐張装置のねじれ剛性を増大 せしめたから、簡潔な構成によつて、ジャンパ線の横振れを強力に抑制できる実 益がある。
【0027】 また、前記ジャンパ線横振れ抑制効果は、多導体耐張装置の碍子連間隔を標 準間隔より広げることによって、一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部切欠き平面図である。
【図2】同実施例の一部切欠き側面図である。
【図3】同実施例の一部切欠き正面図である。
【図4】同実施例の多導体耐張装置における線側2連ヨ
−クの傾き角と碍子連のねじれ剛性との関係を碍子連間
隔ごとに求めた図表である。
【図5】従来のジャンパ線横振れ抑制装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
7 碍子連 10 複数碍子連の線側を連結するヨ−ク 12 導体引留側のヨ−ク 20 ジャンパ線 24 第1の剛性部材 26 第2の剛性部材 27 ジャンパ線補強体 29 剛性条 34 長さ調整金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 敏緒 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)考案者 山元 康裕 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)考案者 藤井 一幸 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 大見 博志 大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 前田 義久 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内 (72)考案者 片山 明弘 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内 (72)考案者 坂元 博樹 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両多導体耐張装置間のジャンパ線をジャ
    ンパ線補強体で補強するようにしたものにおいて、複数
    碍子連の線側を連結するヨ−クの下面に上端を取付け線
    路方向よりみてY字状となり線路と直角方向よりみてわ
    ん曲状となる第1の剛性部材と、下端を第1の剛性部材
    の二股基部付近に固着し上端を導体引留側のヨ−クに取
    付ける第2の剛性部材とで立体形状のジャンパ線補強体
    を形成したことを特徴とするジャンパ線横振れ抑制装
    置。
  2. 【請求項2】 両多導体耐張装置に連結した一対のジャ
    ンパ線補強体を剛性条で連結してジャンパ線全体を補強
    した請求項1記載のジャンパ線横振れ抑制装置。
  3. 【請求項3】 碍子連間隔を標準間隔より広くした請求
    項1記載のジャンパ線横振れ抑制装置。
  4. 【請求項4】 導体引留側のヨ−クが多導体用一体形ヨ
    −クである請求項1記載のジャンパ線横振れ抑制装置。
JP7253593U 1993-12-15 1993-12-15 ジャンパ線横振れ抑制装置 Pending JPH0739237U (ja)

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