JPH0739196Y2 - 遠赤外線リングヒータ - Google Patents
遠赤外線リングヒータInfo
- Publication number
- JPH0739196Y2 JPH0739196Y2 JP4129890U JP4129890U JPH0739196Y2 JP H0739196 Y2 JPH0739196 Y2 JP H0739196Y2 JP 4129890 U JP4129890 U JP 4129890U JP 4129890 U JP4129890 U JP 4129890U JP H0739196 Y2 JPH0739196 Y2 JP H0739196Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- far
- ring
- heating
- infrared radiation
- diameter portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は合成樹脂製品を成形する塑性加工をする分野で
使用する遠赤外線リングヒーターに関する。
使用する遠赤外線リングヒーターに関する。
〔従来技術〕 プラスチック製の段付きパイプ等を成形するには加熱伸
延のが一般的に採用されている。前記成形方式の工程で
減径する際、該減径する部分の温度管理が成されていて
も、段付きパイプの形状に於いて特に減径部分の塑性伸
延度が、所定成形時間との関係で、この減径部分の加熱
温度が低いと塑性伸延度が小さく成って肉厚となり、逆
にその温度が高温に成ると塑性伸延度が大と成って肉薄
と成るので、減径部分の温度の加熱が微妙にコントロー
ルされて、その成形後の品質、及び成形時間の安全を促
している。
延のが一般的に採用されている。前記成形方式の工程で
減径する際、該減径する部分の温度管理が成されていて
も、段付きパイプの形状に於いて特に減径部分の塑性伸
延度が、所定成形時間との関係で、この減径部分の加熱
温度が低いと塑性伸延度が小さく成って肉厚となり、逆
にその温度が高温に成ると塑性伸延度が大と成って肉薄
と成るので、減径部分の温度の加熱が微妙にコントロー
ルされて、その成形後の品質、及び成形時間の安全を促
している。
本願は前記した様に加熱伸延成形に於いて、所定温度、
所定成形速度、減径部分の形状大きさ等の関係で成形後
のの肉厚分布の均一を良好に保って、而も成形速度を従
前よりも速めて高品質量産を可能にすることを問題点と
して、考案されたものである。所定成形温度だけでは減
径部分の形状による塑性伸延度の偏差を減径速度との関
係で縮小させることは極めて困難であるので、通常は極
所的に温度を補正する手段では、極所の加熱が成されれ
ば好いので、特にその減径部分の加熱はアルミニウム又
はステンレススチール製の加熱リングで行っている。然
し該金属製の加熱リングでは、減径の成形速度を従前よ
りも速めての所望速度で成形を行えば、充分な熱効果は
得られず、該減径の部分の温度偏差の修正はその成形速
度によって、加熱リングの加熱修正には限界がある。特
に問題と成る部分はその減径部分の加熱補正、伸延速度
の補正等があるが、本願では前記減径部分の加熱補正に
対してその問題点があり、更に、従前の係る部分の加熱
補正装置は、その材質がアルミニウム又はステンレスス
チールである為に遠赤外線の熱放射率は0.1〜0.25と極
めて小さくその遠赤外線エネルギーの放射は殆ど無いこ
と、及び該減径部分とは非接触状態であるので、対流熱
伝達を主体とした構造と成っている。従って、その対流
熱伝達の速度によって伸延成形速度を引き上げることに
は限界がある等の問題点があった。
所定成形速度、減径部分の形状大きさ等の関係で成形後
のの肉厚分布の均一を良好に保って、而も成形速度を従
前よりも速めて高品質量産を可能にすることを問題点と
して、考案されたものである。所定成形温度だけでは減
径部分の形状による塑性伸延度の偏差を減径速度との関
係で縮小させることは極めて困難であるので、通常は極
所的に温度を補正する手段では、極所の加熱が成されれ
ば好いので、特にその減径部分の加熱はアルミニウム又
はステンレススチール製の加熱リングで行っている。然
し該金属製の加熱リングでは、減径の成形速度を従前よ
りも速めての所望速度で成形を行えば、充分な熱効果は
得られず、該減径の部分の温度偏差の修正はその成形速
度によって、加熱リングの加熱修正には限界がある。特
に問題と成る部分はその減径部分の加熱補正、伸延速度
の補正等があるが、本願では前記減径部分の加熱補正に
対してその問題点があり、更に、従前の係る部分の加熱
補正装置は、その材質がアルミニウム又はステンレスス
チールである為に遠赤外線の熱放射率は0.1〜0.25と極
めて小さくその遠赤外線エネルギーの放射は殆ど無いこ
と、及び該減径部分とは非接触状態であるので、対流熱
伝達を主体とした構造と成っている。従って、その対流
熱伝達の速度によって伸延成形速度を引き上げることに
は限界がある等の問題点があった。
前記した様に加熱伸延成形に於いて、減径部分、の塑性
伸延度の偏差大に伴う成形不良を未然に防止し且つ成形
の時間の短縮を図って、品質良好で生産性を向上させる
手段として、前記した減径の部分の加熱補正の時間短縮
とその加熱効果を充分得られる様に、その部分の加熱装
置に遠赤外線放射機能を有した発熱構造を成して、シー
ズヒーターを埋設した加熱リングと、該リングの内側に
設けた金属製リング又は遠赤外線を放射するセラミック
製リングと、該金属製リングの内側に遠赤外線を放射す
るCuO、CoO、Fe2O3、Cr2O3、A12O3、SiO2、MnO2等の一
又は複数の物質を含む遠赤外線放射率0.8〜0.9の遠赤外
線放射塗料をコーテング焼結した遠赤外線放射面と、該
遠赤外線放射面を被加熱体減径部分に対面対応して設け
て、これらを構成した手段で、前記減径部分を極めて短
時間にその遠赤外線放射によって温度補正が出来る様に
した。
伸延度の偏差大に伴う成形不良を未然に防止し且つ成形
の時間の短縮を図って、品質良好で生産性を向上させる
手段として、前記した減径の部分の加熱補正の時間短縮
とその加熱効果を充分得られる様に、その部分の加熱装
置に遠赤外線放射機能を有した発熱構造を成して、シー
ズヒーターを埋設した加熱リングと、該リングの内側に
設けた金属製リング又は遠赤外線を放射するセラミック
製リングと、該金属製リングの内側に遠赤外線を放射す
るCuO、CoO、Fe2O3、Cr2O3、A12O3、SiO2、MnO2等の一
又は複数の物質を含む遠赤外線放射率0.8〜0.9の遠赤外
線放射塗料をコーテング焼結した遠赤外線放射面と、該
遠赤外線放射面を被加熱体減径部分に対面対応して設け
て、これらを構成した手段で、前記減径部分を極めて短
時間にその遠赤外線放射によって温度補正が出来る様に
した。
第１図は従前の一実施例の側面断面図である。プラスチ
ック製のパイプ１はその減径部分1aを加熱補正する加熱
リング２にはバンドヒーター３を設けてある。バンドヒ
ーター３は電気を通電して加熱されて、その熱が加熱リ
ング２へ伝導して該パイプ１の減径部分1aを加熱補正す
る、加熱補正された該パイプ１の減径部分1aは伸延に必
要な温度を減少させない様にしその補正温度を保ちなが
ら、次工程に於いて伸延による成形の所定成形速度時間
を安定にさせているが、従前の成形速度時間は減径しよ
うとする形状、その他付加された条件で可変される。特
に該パイプ１の減径部分1aの温度制御は成形速度時間内
に達成させる必要があって、更に勢い高出力のバンドヒ
ーター３を採用しその温度補正の時間を短縮させるべく
試みても、対流熱伝達の速度によっては加熱リングが高
温となるばかりで、その減径部分の昇温はバンドヒータ
ーの出力と比較して充分効果を得ることはできなかっ
た。
ック製のパイプ１はその減径部分1aを加熱補正する加熱
リング２にはバンドヒーター３を設けてある。バンドヒ
ーター３は電気を通電して加熱されて、その熱が加熱リ
ング２へ伝導して該パイプ１の減径部分1aを加熱補正す
る、加熱補正された該パイプ１の減径部分1aは伸延に必
要な温度を減少させない様にしその補正温度を保ちなが
ら、次工程に於いて伸延による成形の所定成形速度時間
を安定にさせているが、従前の成形速度時間は減径しよ
うとする形状、その他付加された条件で可変される。特
に該パイプ１の減径部分1aの温度制御は成形速度時間内
に達成させる必要があって、更に勢い高出力のバンドヒ
ーター３を採用しその温度補正の時間を短縮させるべく
試みても、対流熱伝達の速度によっては加熱リングが高
温となるばかりで、その減径部分の昇温はバンドヒータ
ーの出力と比較して充分効果を得ることはできなかっ
た。
第２図は本考案の一実施例の側面断面図である。本考案
の前記パイプ１の減径部分1aを加熱する装置は、シーズ
ヒーター4aを埋設した加熱リング４と、該リングの内側
に設けた金属製リング５又は遠赤外線を放射するセラミ
ック製リング５と、該金属製リング５の内側に遠赤外線
を放射するCuO、CoO、Fe2O3、Cr2O3、A12O3、SiO2、MnO
2等の一又は複数の物質を含む遠赤外線放射率0.8〜0.9
の遠赤外線放射塗料をコーテング焼結した遠赤外線放射
面5aと、該遠赤外線放射面5aを該パイプ１の減径部分1a
aに対面対応して設け（矢印は引き伸ばし方向）て、こ
れらを構成して、該遠赤外線放射面5aは該パイプ１の減
径部分1aaに対面対応して、該減径部分1aaの温度を補正
している。遠赤外線放射面5aはシーズヒーター4aが通電
されることによって遠赤外線を放射して該パイプ１の減
径部分1aaを極めて短い時間にて加熱させ且つその減径
部分1aaの材質内部へその遠赤外線が浸透して、塑性伸
延度の偏差を縮小させて容器の成形時間を短縮し生産性
向上の効果が得られた、更に成形品質が良好に得られ
た。
の前記パイプ１の減径部分1aを加熱する装置は、シーズ
ヒーター4aを埋設した加熱リング４と、該リングの内側
に設けた金属製リング５又は遠赤外線を放射するセラミ
ック製リング５と、該金属製リング５の内側に遠赤外線
を放射するCuO、CoO、Fe2O3、Cr2O3、A12O3、SiO2、MnO
2等の一又は複数の物質を含む遠赤外線放射率0.8〜0.9
の遠赤外線放射塗料をコーテング焼結した遠赤外線放射
面5aと、該遠赤外線放射面5aを該パイプ１の減径部分1a
aに対面対応して設け（矢印は引き伸ばし方向）て、こ
れらを構成して、該遠赤外線放射面5aは該パイプ１の減
径部分1aaに対面対応して、該減径部分1aaの温度を補正
している。遠赤外線放射面5aはシーズヒーター4aが通電
されることによって遠赤外線を放射して該パイプ１の減
径部分1aaを極めて短い時間にて加熱させ且つその減径
部分1aaの材質内部へその遠赤外線が浸透して、塑性伸
延度の偏差を縮小させて容器の成形時間を短縮し生産性
向上の効果が得られた、更に成形品質が良好に得られ
た。
前記した様に本考案の一実施例によれば、従前のプラス
チック製パイプの減径部分の加熱補正装置は対流熱伝達
を主体とした非接触状態の構造を成しているので、その
対流熱伝達の速度によっては加熱伸延成形速度を引き上
げることは困難で限界があった、それらを改善して遠赤
外線放射機能を有したリング５又は遠赤外線放射物質を
塗付した面5aからの遠赤外線放射によって、塑性伸延度
の偏差の縮小を必要とする減径部分1aaにだけ放射させ
て、高速度で品質の良好な伸延成形が可能に成った等の
効果特徴が得られた。
チック製パイプの減径部分の加熱補正装置は対流熱伝達
を主体とした非接触状態の構造を成しているので、その
対流熱伝達の速度によっては加熱伸延成形速度を引き上
げることは困難で限界があった、それらを改善して遠赤
外線放射機能を有したリング５又は遠赤外線放射物質を
塗付した面5aからの遠赤外線放射によって、塑性伸延度
の偏差の縮小を必要とする減径部分1aaにだけ放射させ
て、高速度で品質の良好な伸延成形が可能に成った等の
効果特徴が得られた。
第１図……従前の一実施態様の側面断面図。第２図……
本考案の一実施例の側面断面図。 １……プラスチック製パイプ。1a……減径部分。1aa…
…5aに対応した減径部分。２……加熱リング。３……バ
ンドヒーター。４……加熱リング。4a……加熱リング４
内へ埋設されたシーズヒーター。５……遠赤外線放射物
質を含んだセラミック製リング又は金属製リング。5a…
…金属製リングの場合の遠赤外線放射物質を塗布付着コ
ーテングした面。
本考案の一実施例の側面断面図。 １……プラスチック製パイプ。1a……減径部分。1aa…
…5aに対応した減径部分。２……加熱リング。３……バ
ンドヒーター。４……加熱リング。4a……加熱リング４
内へ埋設されたシーズヒーター。５……遠赤外線放射物
質を含んだセラミック製リング又は金属製リング。5a…
…金属製リングの場合の遠赤外線放射物質を塗布付着コ
ーテングした面。
Claims (1)
- 【請求項１】加熱体に於いて、シーズヒーターを埋設し
た加熱リングと、該リングの内側に設けた金属製リング
又は遠赤外線を放射するセラミック製リングと、該金属
製リングの内側に遠赤外線を放射するCuO、CoO、Fe2O
3、Cr2O3、A12O3、SiO2、MnO2等の一又は複数の物質を
含む遠赤外線放射率0.8〜0.9の遠赤外線放射塗料をコー
テング焼結した遠赤外線放射面と、該遠赤外線放射面を
被加熱体の減径部分に対面対応して設けて、これらを構
成したことを特徴とした遠赤外線リングヒーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4129890U JPH0739196Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 遠赤外線リングヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4129890U JPH0739196Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 遠赤外線リングヒータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04524U JPH04524U (ja) | 1992-01-06 |
| JPH0739196Y2 true JPH0739196Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31551845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4129890U Expired - Lifetime JPH0739196Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 遠赤外線リングヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739196Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006011507A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Mitsui Chemicals, Inc. | 熱可塑性樹脂中空成形体の製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108724520B (zh) * | 2018-06-19 | 2024-06-21 | 上运车物联网科技（深圳）有限公司 | 高分子聚合物加热加工装置及其控制方法 |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP4129890U patent/JPH0739196Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006011507A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Mitsui Chemicals, Inc. | 熱可塑性樹脂中空成形体の製造方法 |
| JP4823902B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2011-11-24 | 三井化学株式会社 | 熱可塑性樹脂中空成形体の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04524U (ja) | 1992-01-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |