JPH0739103A - 磁気ディスク駆動用スピンドルモータ - Google Patents

磁気ディスク駆動用スピンドルモータ

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Publication number
JPH0739103A
JPH0739103A JP18175793A JP18175793A JPH0739103A JP H0739103 A JPH0739103 A JP H0739103A JP 18175793 A JP18175793 A JP 18175793A JP 18175793 A JP18175793 A JP 18175793A JP H0739103 A JPH0739103 A JP H0739103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
stator
hub
spindle motor
magnetic disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP18175793A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Higuchi
昭夫 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP18175793A priority Critical patent/JPH0739103A/ja
Publication of JPH0739103A publication Critical patent/JPH0739103A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】両軸受の外輪の振動に起因する、スピンドルモ
ータ各部の卓越音や非繰り返し振れ(NRRO)を確実
に減少させる。 【構成】ブラケット1に筒状の固定子2と固定軸3とを
固定する。外輪間に間隔管4を備える一対の軸受5a、
5bを固定軸3の外周に軸方向の予圧を加えて接着剤で
固定する。ハウジング6aにより軸受5a、5bを支承
する片側断面コ字状のハブ6で固定子2を囲む。ハブ6
の外筒部6bの内周に磁石8を固定して固定子2の外側
に空隙を形成する。磁気ディスク12を取り付けハウジ
ング6aを備えるハブ6は、アルミニュウム又はその合
金から形成され軽量化を計り、速度応答性を高める。間
隔管4を振動防止手段11とするため、アルミニュウム
又はその合金より弾性係数の大きい黄銅やステンレス鋼
などで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク駆動用
スピンドルモータの軸受の回転により発生する振動と騒
音とを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例1の半断面図、図4は従来
例2の要部半断面図である。図3において、よく知られ
るように、この磁気ディスク駆動用スピンドルモータは
軸固定形であり、ブラケット1の一方側に筒状の固定子
2と固定軸3とを固定する。軸方向の予圧を加えて外輪
間に間隔管4を備える一対の軸受5(5a、5b)を固
定軸3の外周に固定する。予圧を加えるため軸受5は固
定軸3に軸受隙間の寸法管理のもとに接着され、磁性流
体シール3aが装着される。ハウジング6aにより軸受
5を支承する片側断面コ字状のハブ6で固定子2を他方
側から囲む。ハブ6の外筒部6bの内周に継鉄7を持つ
磁石8を固定して固定子2の外側に空隙を形成する。磁
気ディスクを取り付けるためのねじ穴6c及びハウジン
グ6aを備えるハブ6は、アルミニュウム又はアルミニ
ュウム合金から形成されて軽量化を計り、速度応答性と
冷却性を高める。
【0003】図4に示す従来例2は、間隔管4がハウジ
ング6aと一体のアルミニュウム又はアルミニュウム合
金から形成される点が異なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】軸受は回転にともない
振動する。軸は鉄鋼であり嵌め合いも強いので内輪の振
動は少ないが、外輪、転動体及び保持器の振動は比較的
に大きい。これらの振動は外輪の径方向振動、軸方向振
動、周方向の波うち振動に集約され、外輪を介してアル
ミニュウム又はアルミニュウム合金からなる間隔管4と
ハウジング6aとを経由し、ブラケット1、ハブ6、及
び磁気ディスクなどに伝達され、これらを共振、共鳴さ
せて卓越音(ピュアトーン)を発生させる。その他に、
軸受の振動は、磁気ディスク駆動用スピンドルモータの
重要機能である非繰り返し振れ(NRR0;non r
epeatable run out.振動の態様に時
間的な規則性がないもの)の原因となる。卓越音や非繰
り返し振れを回避するためには、従来は、軸受の構成
(転動体の数、軸受寸法など)を変えたり、スピンドル
モータの各部の共振点を調査し、各部の構造や寸法を変
えたりしてした。
【0005】この発明の目的は、両軸受の外輪の振動に
起因する、スピンドルモータ各部の卓越音や非繰り返し
振れを確実に減少できる磁気ディスク駆動用スピンドル
モータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1の磁気ディスク駆
動用スピンドルモータは、ブラケットの一方側に筒状の
固定子と固定軸とを固定し、軸方向の予圧を加えて外輪
間に間隔管を備える一対の軸受を固定軸の外周に固定
し、ハウジングにより軸受を支承する片側断面コ字状の
ハブで固定子を他方側から囲み、ハブの外筒部の内周に
継鉄を持つ磁石を固定して固定子の外側に空隙を形成
し、ハブ及びハウジングをアルミニュウム又はアルミニ
ュウム合金から形成する磁気ディスク駆動用スピンドル
モータにおいて、前記間隔管を振動防止手段から形成す
るものである。
【0007】発明2の磁気ディスク駆動用スピンドルモ
ータは、ブラケットの一方側のハウジングの外周に固定
子を固定し、軸方向の予圧を加えて外輪間に間隔管を備
える一対の軸受をハウジング内周に固定し、一対の軸受
で支承されて回転軸に固定される断面コ字状のハブで固
定子を他方側から囲み、ハブの外筒部の内周に継鉄を持
つ磁石を固定して固定子の外側に空隙を形成し、ハブ及
びハウジングをアルミニュウム又はアルミニュウム合金
から形成する磁気ディスク駆動用スピンドルモータにお
いて、間隔管を振動防止手段から形成するものである。
【0008】このとき、発明3は、振動防振手段である
間隔管をアルミニュウム又はアルミニュウム合金より弾
性係数の大きい材料で形成するものであり、発明4は、
振動防振手段である間隔管をアルミニュウム又はアルミ
ニュウム合金の場合より質量の大きい材料で形成するも
のであり、発明5は、振動防振手段である間隔管の内径
が固定軸又は回転軸に接近する寸法を持つものであり、
発明6は、振動防振手段である間隔管を焼結金属から形
成し、含浸した樹脂を硬化するものである。
【0009】
【作用】発明1又は2によれば、予圧が加えられる両軸
受の外輪は、振動防止手段で一体化されるから、各外輪
の振動が抑制される。このとき、発明3によれば、予圧
が加えられる両軸受の外輪は、弾性係数が大きく歪みの
少ない振動防止手段で一体化されるから両軸受と間隔管
とからなる全体の剛性が高まり、各外輪の振動が抑制さ
れ、発明4によれば、予圧が加えられる両軸受の外輪
は、質量の大きい振動防止手段で一体化されるから両軸
受と間隔管とからなる全体の剛性が高まり、各外輪の振
動が抑制され、発明5によれば、予圧が加えられる両軸
受の外輪は、内径が小さくて質量の大きい振動防止手段
で一体化されるから両軸受と間隔管とからなる全体の剛
性が高まり、各外輪の振動が抑制され、発明6によれ
ば、予圧が加えられる両軸受の外輪は、硬化した樹脂を
含浸した焼結金属である振動防止手段で一体化されるか
ら硬化した樹脂が振動を吸振して各外輪の振動が抑制さ
れる。
【0010】
【実施例】図1は実施例1の半断面図、図2は実施例2
の半断面図である。従来例及び各図において同一符号を
つけるものはおよそ同一機能を持ち、重複説明を省くこ
ともある。図1において、よく知られるように、この磁
気ディスク駆動用スピンドルモータは軸固定形であり、
ブラケット1の一方側に筒状の固定子2と固定軸3とを
固定する。軸方向の予圧を加えて外輪間に間隔管4を備
える一対の軸受5(5a、5b)を固定軸3の外周に固
定する。予圧を加えるため軸受5は固定軸3に軸受隙間
の寸法管理のもとに接着され、磁性流体シール3aが装
着される。ハウジング6aにより軸受5を支承する片側
断面コ字状のハブ6で固定子2を他方側から囲む。ハブ
6の外筒部6bの内周に継鉄7を持つ磁石8を固定して
固定子2の外側に空隙を形成する。磁気ディスク12を
取り付けるためのねじ穴6c及びハウジング6aを備え
るハブ6は、アルミニュウム又はアルミニュウム合金か
ら形成され軽量化を計り、速度応答性と冷却性を高め
る。軸受に予圧を加えるには接着に代えて慣用の予圧ば
ねを使用してもよい。
【0011】実施例1の特徴として、間隔管4を振動防
止手段11から形成し、アルミニュウム又はアルミニュ
ウム合金より弾性係数の大きい黄銅やステンレス鋼のよ
うな材料で形成する。予圧が加えられる両軸受5a、5
bの外輪は、歪みの少ない振動防止手段11で一体化さ
れるから両軸受と間隔管とからなる全体の剛性が高ま
り、各外輪の振動が抑制される。
【0012】図2に示す実施例2において、よく知られ
るように、この磁気ディスク駆動用スピンドルモータは
軸回転形であり、ブラケット21の一方側のハウジング
21aの外周に固定子2を固定し、軸方向の予圧を加え
て外輪間に間隔管4を備える一対の軸受5(5a,5
b)をハウジング21aの内周に固定し、一対の軸受5
で支承されて回転軸23に固定される断面コ字状のハブ
26で固定子2を他方側から囲み、ハブ26の外筒部2
6bの内周に継鉄7を持つ磁石8を固定して固定子2の
外側に空隙を形成し、ハブ26をアルミニュウム又はア
ルミニュウム合金から形成する。
【0013】実施例2の特徴として、間隔管4を振動防
止手段11aから形成し、その内径が回転軸23に接近
する寸法を持つ。予圧が加えられる両軸受5a、5bの
外輪は、質量の大きい振動防止手段11aで一体化され
るから両軸受と間隔管とからなる全体の剛性が高まり、
各外輪の振動が抑制される。実施例の変形を説明する。
実施例1に図2の振動防止手段11aを使用してもよい
し、実施例2に図1の振動防止手段11を使用してもよ
い。軸固定形及び軸回転形のいずれの場合も、振動防振
手段を形成する間隔管は、比重などを大きくして質量が
大きければよい。また、振動防振手段を形成する間隔管
は焼結金属から形成され、含浸した樹脂を硬化すれば、
硬化した樹脂が振動を吸振して各外輪の振動が抑制され
る。
【0014】
【発明の効果】この発明の磁気ディスク駆動用スピンド
ルモータは、軸固定形又は軸回転形において、両軸受の
間の間隔管を、弾性係数の大きいものや質量の大きいも
のや寸法の大きいものや焼結金属に含浸した樹脂を硬化
するものなどからなる振動防止手段から形成するので、
両軸受の外輪の振動に起因する、スピンドルモータ各部
の卓越音や非繰り返し振れを確実に減少できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半断面図
【図2】実施例2の半断面図
【図3】従来例1の半断面図
【図4】従来例2の要部半断面図
【符号の説明】
1 ブラケット 2 固定子 3 固定軸 4 間隔管 5a 軸受 5b 軸受 6 ハブ 6a ハウジング 7 継鉄 8 磁石 11 振動防振手段 11a 振動防振
手段 21 ブラケット 21a ハウジン
グ 23 回転軸 26 ハブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラケットの一方側に筒状の固定子と固定
    軸とを固定し、軸方向の予圧を加えて外輪間に間隔管を
    備える一対の軸受を固定軸の外周に固定し、ハウジング
    により軸受を支承して片側断面コ字状のハブで固定子を
    他方側から囲み、ハブの外筒部の内周に継鉄を持つ磁石
    を固定して固定子の外側に空隙を形成し、ハブ及びハウ
    ジングをアルミニュウム又はアルミニュウム合金から形
    成する磁気ディスク駆動用スピンドルモータにおいて、 前記間隔管を振動防止手段から形成することを特徴とす
    る磁気ディスク駆動用スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】ブラケットの一方側のハウジングの外周に
    固定子を固定し、軸方向の予圧を加えて外輪間に間隔管
    を備える一対の軸受をハウジング内周に固定し、一対の
    軸受で支承されて回転軸に固定される断面コ字状のハブ
    で固定子を他方側から囲み、ハブの外筒部の内周に継鉄
    を持つ磁石を固定して固定子の外側に空隙を形成し、ハ
    ブ及びハウジングをアルミニュウム又はアルミニュウム
    合金から形成する磁気ディスク駆動用スピンドルモータ
    において、 間隔管を振動防止手段から形成することを特徴とする磁
    気ディスク駆動用スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の磁気ディスク駆動用
    スピンドルモータにおいて、振動防振手段である間隔管
    をアルミニュウム又はアルミニュウム合金より弾性係数
    の大きい材料で形成することを特徴とする磁気ディスク
    駆動用スピンドルモータ。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の磁気ディスク駆動用
    スピンドルモータにおいて、振動防振手段である間隔管
    をアルミニュウム又はアルミニュウム合金の場合より質
    量の大きい材料で形成することを特徴とする磁気ディス
    ク駆動用スピンドルモータ。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の磁気ディスク駆動用
    スピンドルモータにおいて、振動防振手段である間隔管
    の内径が固定軸又は回転軸に接近する寸法を持つことを
    特徴とする磁気ディスク駆動用スピンドルモータ。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載の磁気ディスク駆動用
    スピンドルモータにおいて、振動防振手段である間隔管
    を焼結金属から形成し、含浸した樹脂を硬化することを
    特徴とする磁気ディスク駆動用スピンドルモータ。
JP18175793A 1993-07-23 1993-07-23 磁気ディスク駆動用スピンドルモータ Pending JPH0739103A (ja)

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JP18175793A JPH0739103A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 磁気ディスク駆動用スピンドルモータ

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JPH0739103A true JPH0739103A (ja) 1995-02-07

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ID=16106360

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JP18175793A Pending JPH0739103A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 磁気ディスク駆動用スピンドルモータ

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JP (1) JPH0739103A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6025759A (en) * 1997-06-26 2000-02-15 Nec Corporation Microwave integrated circuit including surface mounting type isolator
KR20000051598A (ko) * 1999-01-23 2000-08-16 이형도 스핀들 모터
JP2011256989A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Seiko Instruments (Thailand) Ltd 軸受装置、情報記録再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6025759A (en) * 1997-06-26 2000-02-15 Nec Corporation Microwave integrated circuit including surface mounting type isolator
KR20000051598A (ko) * 1999-01-23 2000-08-16 이형도 스핀들 모터
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