JPH073897Y2 - 捕虫袋 - Google Patents

捕虫袋

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JPH073897Y2
JPH073897Y2 JP2727390U JP2727390U JPH073897Y2 JP H073897 Y2 JPH073897 Y2 JP H073897Y2 JP 2727390 U JP2727390 U JP 2727390U JP 2727390 U JP2727390 U JP 2727390U JP H073897 Y2 JPH073897 Y2 JP H073897Y2
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bag
trap
insect
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section
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JP2727390U
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昌弘 河野
幹夫 小野
嶺 藤森
利宏 今井
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、捕虫袋に関し、詳細には昆虫用のトラップに
組み合わせて使用する捕虫袋に関する。
〔従来の技術〕
例えば、コガネムシ類のマメコガネは、幼虫段階で芝草
の根部を食害するものであり、ゴルフ場等で被害が大き
い。
そこで、ゴルフ場等では、マメコガネ等による被害を抑
えるために、以前から多量の殺虫剤を使用してきた。
しかし、最近では、多量の殺虫剤の使用は土壌の汚染問
題の一因とされており、他の手段による害虫駆除が切望
されている。
そこで、マメコガネ用のトラップをゴルフ場等に配置
し、大量誘殺による発生密度を抑制する試みがなされて
いる。
このような、マメコガネ用のトラップは、例えば、第8
図に示すように、捕虫袋40を取り付けて使用している。
該捕虫袋40は、上端開放で、途中に絞部40aを有する形
状であり、該絞部40aによって、一旦捕獲した虫が、外
へ逃げないように構成してある。
他方、捕虫袋40を取り付けるトラップは、板体41,42を
十字に組合せて空間を四区画に仕切り、その一区画を仕
切る板体41,42に、縦方向のスリット41a,42aをそれぞれ
設け、該スリットを利用して誘引剤43を取り付けたもの
である。
そして、板体41,42の両側端下部には、捕虫袋40を取り
付けるための切欠41b,42bが、それぞれ形成されてい
る。
図中44は、トラップ吊り下げ用の吊紐である。
なお、本願出願人は、先にマメコガネ等の昆虫用のトラ
ップに組み合わせて使用する捕虫袋として、実用新案登
録出願(実願平1−138073号)済みの捕虫袋を考案し
た。
該捕虫袋は、第9図に示すとおり、上端開放のシート状
物51からなる袋体52に、側端側51a,51aから下端側51bへ
向けて傾斜させた接着部53を設けることにより、該袋体
52を、接着部53の内側部分である落込部52aと、接着部5
3の外側部分である返部52bと、接着部53の下側部分であ
る捕獲部52cとに区画し、一旦捕獲した虫が外へ逃げな
いように構成してある。
他方、第10図に示すように、該袋体52を取り付けるトラ
ップとしては、同じく本願出願人がすでに実用新案登録
出願(実願平1−138072号)済みのもの等を用いる。
該トラップに袋体52を取り付けるには、袋体52の上端開
放側とほぼ同様の大きさの円形フレーム58に袋体52を組
み合わせて、円形フレーム58に取り付けた引掛具59を取
付孔57に掛けることで行なう。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の捕虫袋は、絞部を設けてはいるも
のの、その捕獲効果は充分でなく、せっかく捕獲した昆
虫が逃げてしまうことがある。
他方、前記実願平1−138073号の捕虫袋は、袋体の上端
開放側の開口部の形状が円形状に保持されていれば、昆
虫を確実に捕虫袋内に落下させることができ、また、全
体が逆円錐の形状に保持されていれば、捕虫袋内の昆虫
が逃げ出すことができず、充分な捕獲効果を有する。
そのため、該捕虫袋は、上端開放側の開口部の形状保持
用のガイドとなる円形フレームを、該袋体の落込部上方
の上端開放側に組み合わせて使用する必要がある。
しかし、このような、袋体と円形フレームとの組み合わ
せによる脱着作業は、手間がかかるものである。
従って、前記実願平1−138073号の捕虫袋は、捕獲効果
は他界が、捕虫袋のトラップへの脱着作業の点が問題と
なっていた。
本考案の目的は、捕獲効果が高く、しかも、トラップへ
の脱着作業が容易である捕虫袋を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の上記課題を解決するための手段は、下記の通り
である。
本考案の捕虫袋は、上端開放の袋体の上端側に開口部形
状保持兼用のチャック部を設けると共に、該袋体の側端
側から下端側へ向けて傾斜させた接着部を設け、該袋体
を、接着部の内側部分である落込部と、接着部の外側部
分である返部と、接着部の下側部分である捕獲部とに区
画したものである。
チャック部は、開口部の形状を保持することができるよ
うな張りを有し、また、袋体の上端を閉じることができ
るものであればよく、例えば、凹凸部材嵌合ファスナ、
面状ファスナ等を、袋体の落込部上方の上端開放側に一
体成形または固着することで設けられている。
上端開放の袋体は、上端にチャック部がそれぞれ形成さ
れた二枚のシート状物の両側端と下端とを張り合わせた
ようなものの他、上下端にそれぞれチャック部が形成さ
れた一枚のシート状物を中央で折り重ね、両側端を張り
合わせたものでもよい。
二枚のシート状物を張り合わせて袋体を形成する場合、
シート状物の形状は、四角形状のものの他に、三角形状
等の多角形状のものでもよく、さらに、曲線との組み合
わせによるものでもよい。
〔作用〕
本考案の捕虫袋をトラップに取り付ける際、袋体の上端
側に設けたチャック部により、袋体の上端開放側の開口
部形状が保たれ、全体が逆円錐状に保たれるので、円形
フレーム等の形状保持材を必要とせずに、捕虫袋のトラ
ップへの脱着を行なうことができる。
そして、本考案の捕虫袋によれば、落下等によって捕虫
袋に入り込んだ昆虫は、落込部を通って捕獲部へと導か
れる。
捕獲部に到達した昆虫は、習性により水平方向に移動
し、側端に到達してから、側端に沿って上部へ移動し、
捕獲部から返部へ到達する。
返部へ到達した昆虫は、さらに返部を上り、該返部の上
端に達するが、途中で返部から捕獲部へ落下する昆虫も
いる。
また、返部の上端側は、接着部により鋭角に閉ざされて
おり、昆虫は該接着部に沿って、逆さ向きになって傾斜
して移動する。
しかしながら、昆虫は、該移動途中や接着部の最下端
で、返部から再び捕獲部へ落下してしまう。
このようにトラップによって集められた昆虫は、落込部
を経て捕獲部へ効率良く導かれる。
トラップから外した使用後の袋体は、チャック部を嵌合
させることで上端開放側を閉じることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の捕虫袋の一実施例に
ついて説明する。
第1図は本考案の捕虫袋の一実施例の斜視図、第2図は
第1図のA−A線切断部端面図、第3図は第1図のB−
B線切断部拡大端面図、第4図は第1図の捕虫袋のトラ
ップへの取付状態の形状を示す平面図、第5図は第1図
の捕虫袋のチャック部を閉じた状態を示す平面図、第6
図は第5図のC−C線切断部拡大端面図、第7図は本考
案の捕虫袋の使用例を示す斜視図である。
なお、第1図、第2図及び第7図では、図面の繁雑さを
防ぐため、袋の厚みは省略してある。
本実施例の捕虫袋は、上端側にある程度の張りを有する
チャック部5が設けられた上端開放の袋体2である。
チャック部5は、袋体2の側端1a,1aを境に、嵌合可能
な凹部材5aと凸部材5bとに分かれている。
また、袋体2は、上端側に凹部材5aが設けられた四角形
状のシート状物1と、凹部材5a対応位置に凸部材5bが設
けられた四角形状のシート状物1とを、凹部材5aと凸部
材5bとが袋体の内側で嵌合可能な位置となるように、側
端1a,1aと下端1bとが張り合わせられている。
該袋体2には、二枚のシート状物1間の一部を接着する
接着部3が、側端1a,1a側から下端1b側へ向けて傾斜さ
せて設けられている。
このように、接着部3を設けることで、該袋体2は、接
着部3の内側部分である落込部2aと、接着部3の外側部
分である返部2bと、接着部3の下側部分である捕獲部2c
とに区画される。
第1図及び第7図中、4はシート状物1に複数個形成さ
れた雨水抜用の小孔である。
次に、上記した捕虫袋を取り付けるトラップについて、
第7図を参照しながら説明する。
該トラップは、中央板11の両側端に、側板12,13が中央
板11に対してほぼ直角に、かつ、側板12,13が互いに逆
向きになるように接続され、大きさが袋体2の上端開口
部形状より小さく形成されている。
側板12,13には、それらの中央板11接続側付近に四角形
状の開孔部12a,13aがそれぞれ形成されている。
他方、中央板11には、中央付近に円状の小開孔部11aが
複数個形成され、該小開孔部11a下端付近に誘引剤保持
具15が中央板11両面に固着されている。
上記した小開孔部11aや開孔部12a,13aを介して、ある区
画と、その区画に隣接する区画とが直接連続することに
なる。
図中、14はマメコガネ誘引フェロモンによる誘引剤で、
中央板11両面に固着されている誘引剤保持具15にそれぞ
れ嵌着されている。
また、図中、16は中央板11に取り付けられたトラップ吊
り下げ用の吊紐、17は側板12,13にそれぞれ形成された
袋体2の取付孔である。
袋体2を、上記トラップに取り付けるために、第7図で
は、フック式の締結部材6が用いられている。
該締結部材6は、袋体2の上端開放側に位置するチャッ
ク部5を挟持する締結部6aと、取付孔17に掛ける部分で
あるフック部6bとからなる。
使用例 2個のマメコガネ誘引成分含有の誘引剤14を誘引剤保持
具15にそれぞれ嵌着し、中央板11の両側に誘引剤14をそ
れぞれ取り付けたトラップに、袋体2の側端1a,1aの上
端開放側に位置するチャック部5を締結部材6の締結部
6aで挟持し、該締結部材6のフック部6bをトラップの取
付孔17に取り付ける。
該トラップは全体の大きさが袋体2の上端開放より小さ
く形成されているので、第4図に示すようにフック式の
締結部材6で挟持された部分が矢印方向に押圧され、も
ともと張りのあるチャック部5の凹部材5a,凸部材5b
は、袋体2外側方向に湾曲し、開口部形状が円形状にな
る。
このように、袋体2の開口部の形状が円形になると、落
込部2aは逆円錐の形状に形成されることになる。
そして、締結部材6のフック部6bをトラップの取付孔17
から外さない限り、落込部2aは逆円錐形状に保持され
る。
上記したように、捕虫袋を取り付けたトラップは、誘引
剤14から誘引成分を周囲に発散する。
該誘引成分に反応して飛来したマメコガネは、トラップ
の周囲を飛び回った後、トラップに到達し、その大部分
が袋体2内に落下する。
袋体2内に落下したマメコガネは、落込部2aを通って捕
獲部2cへと導かれる。
捕獲部2cに到達したマメコガネは、習性により水平方向
に移動し、側端1aに到達してから、側端1aに沿って上部
へ移動し、捕獲部2cから返部2bへ到達する。
返部2bへ到達したマメコガネは、さらに返部2bを上って
該返部2bの上端に達するが、途中で返部2bから捕獲部2c
へ落下するマメコガネもいる。
また、返部2bの上端側は、接着部3により鋭角に閉ざさ
れており、マメコガネは該接着部3に沿って逆さ向きに
なって傾斜して移動する。
しかしながら、マメコガネは該移動中や接着部3の最下
端で、返部2bから捕獲部2cへ再び落下してしまい、結
局、袋体2から逃げ出すことができない。
一般に、袋体2は4〜5日毎に取り替えられるが、使用
済の袋体2はトラップから外して、締結部材6を袋体2
から外す。
この際、トラップへの袋体の着脱は単純なフック形式で
あるためスムーズに行うことができる。
そして、第5図及び第6図に示すように、袋体2のチャ
ック部5の凹部材5aと凸部材5bとを嵌合すれば、該袋体
2は密封され、虫が逃げ出すおそれがなくなる。
該密封された袋体2は、太陽光に暴露して殺虫した後、
そのままゴミとして処分ればよく、後始末が容易にでき
る。
〔考案の効果〕
本考案の捕虫袋によれば、虫の習性を考慮して袋体の側
端に対して鋭角に接着部を設けたため、一旦捕獲した虫
を逃がすことなく、確実に捕獲することができ、捕獲効
果が高い。
さらに、袋体の上端開放側に設けたチャック部により、
使用中は常時袋体の上端開放側が円形状の開口状態を保
持することができるため、袋体の上端開放側を逆円錐の
形状にするためのガイドとなる円形フレーム等を新たに
袋体に組み合わせる必要はなく、脱着作業が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の捕虫袋の一実施例の斜視図 第2図:第1図のA−A線切断部端面図 第3図:第1図のB−B線切断部拡大端面図 第4図:第1図の捕虫袋のトラップへの取付状態の形状
を示す平面図 第5図:第1図の捕虫袋のチャック部を閉じた状態を示
す平面図 第6図:第5図のC−C線切断部拡大端面図 第7図:本考案の捕虫袋の使用例を示す斜視図 第8図:従来の捕虫袋の使用例を示す斜視図 第9図:実願平1-138,073号の捕虫袋の斜視図 第10図:実願平1-138,073号の捕虫袋の使用例を示す斜
視図 1…シート状物、1a…側端 1b…下端、2…袋体 2a…落込部、2b…返部 2c…捕獲部、3…接着部 5…チャック部、5a…凹部材 5b…凸部材、6…締結部材 6a…締結部、6b…フック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤森 嶺 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内 (72)考案者 今井 利宏 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内 (56)参考文献 実公 昭48−32446(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端開放の袋体の上端側に開口部形状保持
    兼用のチャック部を設けると共に、該袋体の側端側から
    下端側へ向けて傾斜させた接着部を設け、該袋体を、接
    着部の内側部分である落込部と、接着部の外側部分であ
    る返部と、接着部の下側部分である捕獲部とに区画した
    ことを特徴とする、捕虫袋。
JP2727390U 1990-03-19 1990-03-19 捕虫袋 Expired - Lifetime JPH073897Y2 (ja)

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JP2727390U JPH073897Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 捕虫袋

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JP2727390U JPH073897Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 捕虫袋

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Publication Number Publication Date
JPH03117469U JPH03117469U (ja) 1991-12-04
JPH073897Y2 true JPH073897Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=31530136

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JP2727390U Expired - Lifetime JPH073897Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 捕虫袋

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