JPH0738910A - バースト制御発振回路 - Google Patents

バースト制御発振回路

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JPH0738910A
JPH0738910A JP5202938A JP20293893A JPH0738910A JP H0738910 A JPH0738910 A JP H0738910A JP 5202938 A JP5202938 A JP 5202938A JP 20293893 A JP20293893 A JP 20293893A JP H0738910 A JPH0738910 A JP H0738910A
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phase difference
sample
circuit
signal
polarity
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JP5202938A
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English (en)
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Nobuyuki Nagafuji
延幸 長藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーバースト信号の位相が色副搬送波信号
の位相に対してライン毎に変化するNTSCやPAL等
の方式であっても、基準発振波を生成する電圧制御発振
器の発振周波数の精度及び安定性を向上させるバースト
制御発振回路を提供する。 【構成】 カラーバースト信号の色副搬送波信号に対す
る位相差の極性に従って、それぞれの位相差レベルを交
互に検出し保持するサンプルホールド回路を設け、この
サンプルホールド回路によって保持された第1極性の位
相差レベル信号と第2極性の位相差レベル信号とを加算
することで互いに位相が反転した関係にある位相差レベ
ルを打ち消し、うねりの無い安定した発振制御信号を得
る。この発振制御信号によってVCOを制御し基準発振
波を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バースト信号に位相ロ
ックした基準波信号を発振するバースト制御発振回路に
係り、特にバースト信号の基準波信号に対する位相差の
極性が水平ライン毎に変化する場合のバースト制御発振
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーバースト信号は、水平帰線消去期
間内の水平同期信号のすぐ後(バックポーチ)に色副搬
送波を挿入したものであり、色同期信号とも呼ばれてい
る。受信側では、このカラーバースト信号を取り出し
て、局部発振器の同期をとり送信側と同じ周波数・位相
の基準色副搬送波を生成して色度信号の復調を行う。
【0003】図7は、カラーバースト信号を入力して局
部発振を行うバースト制御発振回路の一従来例のブロッ
ク図を示す。
【0004】同図において、位相比較回路1は、受信し
たカラー映像信号から分離されたカラーバースト信号a
と周波数fscの色副搬送信号gとの位相を比較して、そ
の位相差Δφに応じた電圧Δvを位相差信号bとして出
力する。その位相差信号bは、積分器4によって積分さ
れ、積分器出力eとしてVCO(電圧制御発振器)5に
入力する。
【0005】VCO5は、積分器出力eの電圧に応じ
て、出力される発振波信号fの周波数n・fsc(nは自
然数)を制御する。この発振波信号fはn分周回路6で
分周され、周波数fscの色副搬送波信号gとして位相比
較回路1に入力し、上述したように位相比較される。こ
うしてカラーバースト信号aと色副搬送波信号gとが位
相ロックされ、得られた周波数fscの色副搬送波信号を
基準波として色度信号の復調が行われる。
【0006】このようにしてカラーバースト信号と色副
搬送波信号との同期をとるPLL(フェイズロックドル
ープ)回路は特開昭60−206293号公報に記載さ
れており、またバースト信号から基準波(クロック)を
再生する回路は特開昭61−191137号公報に記載
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバースト制
御発振回路では、カラーバースト信号aと色副搬送波信
号gとの間の位相差が一定であれば、安定した同期処理
を行うことができる。位相差が一定であれば、位相比較
回路1が出力する電圧も一定であり、その結果、VCO
5が出力する発振周波数nfscも安定するからである。
【0008】しかしながら、各水平ラインによって、カ
ラーバースト信号aの位相が色副搬送信号gの位相に対
して変化する映像信号においては、図7に示すバースト
制御発振回路では、安定した発振周波数を得ることがで
きない。
【0009】たとえば、NTSC方式では、カラーバー
スト信号の位相が、色副搬送信号の位相に対してライン
毎に±180°交互に変化する。
【0010】図7に示すバースト制御発振回路が、NT
SC方式のカラーバースト信号aを受信すると、位相比
較回路1の出力である位相差信号bには2ライン周期の
うねりが生じる。この位相差信号bは積分器4で積分さ
れるが、その積分器出力eにおいても、上記2ライン周
期のうねりが微小ながら残ってしまう。
【0011】このうねりを持った積分器出力eがVCO
5に入力すると、そのうねり成分がVCO5の発振周波
数のジッタとして現れ、精度および安定性が低下してし
まう。特に、この精度および安定性の低下は、電源立ち
上げ時に顕著であり、PLLがロックするのに時間がか
かるといった問題を生じさせる。
【0012】そこで、本発明の目的は、カラーバースト
信号の位相が色副搬送波信号の位相に対してライン毎に
変化するNTSCやPAL等の方式であっても、基準発
振波を生成する電圧制御発振器の発振周波数の精度及び
安定性を向上させるバースト制御発振回路を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、基準波信号に
対する位相差の極性が所定の周期で変化するバースト信
号を入力して、前記バースト信号に位相ロックした前記
基準波信号を発振するバースト制御発振回路であって、
前記バースト信号の前記基準波信号に対する位相差を検
出する位相差検出手段と、第1極性の前記位相差と第2
極性の前記位相差とを交互に前記所定周期で検出し保持
するサンプルホールド手段と、前記サンプルホールド手
段によって保持された第1極性の位相差レベル信号と第
2極性の位相差レベル信号とを加算する加算手段と、前
記加算結果に基づいて前記基準波信号を発振する発振回
路と、からなることを特徴とする。
【0014】ここで、サンプルホールド手段の更に具体
的な構成としては、2個のサンプルホールド回路からな
り、一方のサンプルホールド回路が前記第1極性の位相
差を検出して保持する時は、他方のサンプルホールド回
路が前記第2極性の位相差を検出して保持するという関
係で、各サンプルホールド回路が前記第1極性及び第2
極性の位相差を前記所定周期で交互に検出して保持する
ものが考えられる。あるいは、一方のサンプルホールド
回路は前記第1極性の位相差を前記所定周期の2倍の周
期で検出して保持し、他方のサンプルホールド回路は前
記第2極性の位相差を前記所定周期の2倍の周期で検出
して保持するものでもよい。
【0015】
【作用】第1極性の前記位相差と第2極性の前記位相差
とが交互に前記所定周期で検出保持され、保持された第
1極性の位相差レベル信号と第2極性の位相差レベル信
号とが加算される。従って、互いに位相が反転した関係
にある位相差レベルが加算平均されることとなり、互い
に打ち消し合って、うねりの無い安定した発振制御信号
が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0017】図1は、本発明によるバースト制御発振回
路の第1実施例を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、本実施例は、従来のバースト制御発振回路に対し
て、サンプルホールド回路2、加算器3、およびサンプ
ルホールド制御回路7が追加され構成となっている。
【0018】先ず、位相比較回路1が、カラーバースト
信号aの位相と、n分周回路6の出力である色副搬送信
号gの位相とを比較し、その位相差Δφを電圧Δvに変
換して位相差信号bとして出力する。
【0019】サンプルホールド回路2は、複数のタイミ
ングで位相差信号bをそれぞれサンプルホールドする。
これら複数のサンプリングタイミングは、サンプルホー
ルド制御回路7からの制御信号i(制御パルスo,p,
及びq)によって制御される。サンプルホールド出力信
号c(信号m及びn)は、加算器3で加算され、加算器
出力dとして積分器4へ出力される。以下、従来例と同
様に、加算器出力dが積分器4で積分され(積分器出力
e)、VCO5によって発振周波数n・fscの基準発振
波fに変換され、さらにn分周回路6によってn分周さ
れて周波数fscの色副搬送波信号gが生成される。その
色副搬送波信号gが位相比較回路1に入力され、位相比
較される。
【0020】次に、サンプルホールド回路2の具体的回
路構成について、図2を参照しながら説明する。
【0021】同図において、サンプルホールド回路2
は、4つのサンプルホールド回路2−1〜2−4によっ
て構成されている。サンプルホールド回路2−1は、ス
イッチSW、コンデンサC、およびアンプOPで構成さ
れており、他のサンプルホールド回路も同図に示す如
く、同様の構成である。
【0022】サンプルホールド回路2−1は、制御パル
スoに従ったタイミングで位相差信号bを保持し、その
出力信号kがサンプルホールド回路2−2及び2−3に
供給される。サンプルホールド回路2−2は制御パルス
pに従ったタイミングで出力信号kを保持し、その出力
信号lがサンプルホールド回路2−4に供給される。サ
ンプルホールド回路2−3及び2−4は、各々制御パル
スqに従ったタイミングで出力信号k及びlをそれぞれ
保持し、その出力信号m及びnを加算器3へ出力する。
これら出力信号m及びnは加算器3によって加算され、
加算器出力dとして積分器4に出力される。
【0023】サンプルホールドのタイミングを決定する
制御パルスo、p、及びqは、サンプルホールド制御回
路7によって出力される。サンプルホールド制御回路7
は、主にバースト検波、単安定マルチバイブレータ等で
構成され、カラーバースト信号a及び水平同期信号hを
入力し、後述するように、水平同期信号hの立上りに同
期して制御パルスpを出力し、続いてカラーバースト信
号が入力している時に制御パルスoを、その後に制御パ
ルスqを順次出力する。
【0024】次に、本実施例のバースト制御発振回路の
動作を、図3のタイミングチャートを参照しながら説明
する。なお、同図では、色副搬送波信号の位相に対する
カラーバースト信号の位相がラインごとに±180°変
化するNTSC方式を例示する。
【0025】まず、水平ラインHLiの水平同期信号h
の立上りに同期して、サンプルホールド制御回路7は制
御パルスpを立ち下がらせ、サンプルホールド回路2−
2のスイッチSWを導通させてサンプルホールド回路2
−1の出力信号kを保持させる。その結果、サンプルホ
ールド回路2−2の出力信号lが負レベルとなる。
【0026】水平同期信号hの立上り直後のバックポー
チにおいてカラーバースト信号aが位相比較回路1に入
力すると、位相比較回路1は、位相差に応じた位相差信
号bを出力し、サンプルホールド回路2−1に入力す
る。この位相差信号bは、同図に示すように水平ライン
毎に+180゜又は−180゜交互に変化する。
【0027】続いて、サンプルホールド制御回路7はカ
ラーバースト信号aが入力しているタイミングで制御パ
ルスoを出力する。これによってサンプルホールド回路
2−1は、その時点の正レベルの位相差信号bを保持
し、その出力信号kが正レベルに立ち上がる。
【0028】この状態でサンプルホールド制御回路7は
制御パルスqを出力する。これによって、サンプルホー
ルド回路2−3は信号kを保持し、その出力信号mは立
上って正レベルとなる。同時に、サンプルホールド回路
2−4は信号lを保持し、その出力信号は立ち下がって
負レベルとなる。
【0029】次に、水平ラインHLi+1の水平同期信号
hが立上ると、サンプルホールド制御回路7は制御パル
スpを立ち下がらせ、サンプルホールド回路2−2のス
イッチSWを導通させてサンプルホールド回路2−1の
出力信号kを保持させる。その結果、サンプルホールド
回路2−2の出力信号lは立ち上がって正レベルとな
る。
【0030】続いて、バックポーチにおいてカラーバー
スト信号aが位相比較回路1に入力すると、位相比較回
路1は位相差に応じた位相差信号bを出力するが、この
場合は−180゜であるから、負レベルの位相差信号b
がサンプルホールド回路2−1に入力する。この状態
で、サンプルホールド制御回路7からの制御パルスoに
よって、サンプルホールド回路2−1は位相差信号bを
保持し、その出力信号kは負レベルに立ち上がる。
【0031】続いて、サンプルホールド制御回路7は制
御パルスqを出力し、これによってサンプルホールド回
路2−3は信号kを保持し、その出力信号mは立下がっ
て負レベルとなる。同時に、サンプルホールド回路2−
4は信号lを保持し、その出力信号は立ち上がって正レ
ベルとなる。
【0032】このように、サンプルホールド回路2−3
及び2−4がそれぞれ出力するサンプルホールド出力信
号m及びnは、互いに正/負が反転した関係にあるの
で、それらを加算器3で加算平均すると互いに打ち消し
あい、その出力である加算器出力dは、図3の最下段に
示すようにうねりが無く、常時、色副搬送信号gの位相
に対するカラーバースト信号aの位相が±0°の電圧値
となる。
【0033】このような加算器出力dを入力して得られ
る積分器4の積分器出力eは安定したものとなり、その
積分器出力eに従って動作するVCO5からは安定した
周波数n・fscの基準発振波fが出力される。
【0034】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0035】図4は、本発明によるバースト制御発振回
路の第2実施例を示すブロック図である。なお、同図に
おいて、図1に示した回路と同一の部分には、同一の符
号を付してある。
【0036】図4に示す第2実施例の基本的な構成は上
記第1実施例と同じであるが、この第2実施例では位相
判別回路9が設けられており、サンプルホールド制御回
路10は、位相判別回路9の判別結果jに基づいて、制
御パルスx及びyからなる制御信号iをサンプルホール
ド回路8へ出力し、それらのタイミングでサンプルホー
ルド回路8は位相差信号bの保持動作を行う。
【0037】サンプルホールド回路8、位相判別回路
9、サンプルホールド制御回路10およびその周辺回路
について、図5を参照しながら説明する。同図におい
て、サンプルホールド回路8は、2つのサンプルホール
ド回路8−1,8−2によって構成されている。これら
サンプルホールド回路8−1および8−2の構成は、図
2に示すサンプルホールド回路2−1と同様である。
【0038】位相比較回路1が出力する位相差信号b
は、サンプルホールド回路8−1および8−2の双方に
入力する。そして、それらサンプルホールド回路8−1
および8−2の出力信号r及びsはそれぞれ加算器3に
入力する。
【0039】位相判別回路9は、コンパレータ部9−
1、フリップフロップ9−2、およびゲート回路9−3
で構成されている。
【0040】コンパレータ部9−1は、コンパレータと
して動作する演算増幅器OPと参照電圧を生成する抵抗
R1及びR2とによって構成される。演算増幅器OP
は、抵抗R1及びR2によって生成される参照電圧レベ
ル(後述)と位相差信号bとを比較し、その結果をコン
パレータ出力信号uとしてフリップフロップ9−2のR
端子(リセット)に出力する。
【0041】フリップフロップ9−2は、D端子(デー
タ)が自身の反転Q出力端子に接続され、CK端子(ク
ロック)には水平同期信号hが入力する。Q出力端子か
ら出力される位相判別信号vはゲート回路9−3の第1
NANDゲート9−31の一方の入力端子に入力し、反
転Q出力端子から出力される位相判別信号wは第2NA
NDゲート9−32の一方の入力端子に入力する。第1
及び第2のNANDゲート9−31及び9−32の他方
の入力端子には、サンプルホールド制御回路10の出力
信号tが同時に入力する。
【0042】サンプルホールド制御回路10にはカラー
バースト信号a及び水平同期信号hが入力し、その出力
信号tのタイミングで制御パルスx又はyがサンプルホ
ールド回路8−1及び8−2へ出力される。
【0043】次に、本実施例の動作を図6のタイミング
チャートを参照しながら説明する。同図では、色副搬送
信号の位相に対するカラーバースト信号の位相が、ライ
ンごとに±135°変化するPAL方式を例に取り上げ
る。
【0044】まず、位相比較回路1にカラーバースト信
号aが入力すると、その出力である位相差信号bは、カ
ラーバースト信号aの位相が+135°の場合に正の値
となり、−135°の場合に負の値となる(ここでいう
正・負は、上記位相差が±0°の場合の位相差信号を基
準とする)。すなわち、位相差信号bは2ラインを周期
としてライン毎に正・負の値を繰り返す。そして、この
位相差信号bは、サンプルホールド回路8−1および8
−2に出力される。
【0045】一方、位相差信号bがコンパレータ部9−
1に入力すると、演算増幅器OPは位相差信号bの信号
レベルと抵抗R1,R2によって生成される電圧レベル
とを比較する。ここで、抵抗R1,R2によって生成さ
れる電圧レベルは、カラーバースト信号aの位相が+1
35°のときの位相差信号bの電圧よりも僅かに低くな
るように設定してある。したがって、カラーバースト信
号aの位相が+135°となった場合のみ、コンパレー
タ部9−1が出力するコンパレータ出力信号uがフリッ
プフロップ9−2をリセットする。
【0046】また、水平同期信号hがフリップフロップ
9−2のCK端子に入力されているので、水平同期信号
hが入力されるごと、すなわちラインごとに、フリップ
フロップ9−2のQ出力である位相判別信号vと、反転
Q出力である位相判別信号wとが互いに入れ代わる。
【0047】さらに、サンプルホールド制御回路10
は、カラーバースト信号aを検出すると、サンプルホー
ルド制御出力信号tをNANDゲート9−31および9
−32の双方に対して出力する。このサンプルホールド
制御出力信号tは、上記位相判別信号v及びwによって
NANDゲート9−31または9−32のどちらかオー
プン状態となっている方のNANDゲートから出力す
る。すなわち、カラーバースト信号aの位相が+135
°の時はNANDゲート9−32から制御パルスxが出
力し、サンプルホールド回路8−1に入力する。一方、
カラーバースト信号aの位相が−135°の時はNAN
Dゲート9−31から制御パルスyが出力し、サンプル
ホールド回路8−2に入力する。このように、位相判別
回路9はカラーバースト信号aの位相を判別して、制御
パルスx及びyを切り換える。
【0048】サンプルホールド回路8−1は、制御パル
スxを受信すると、カラーバースト信号の位相が+13
5°のときの位相差信号b(正レベル)をサンプルホー
ルドし、一方、サンプルホールド回路8−2は、制御パ
ルスyを受信すると、カラーバースト信号の位相が−1
35°のときの位相差信号b(負レベル)をサンプルホ
ールドする。
【0049】サンプルホールド回路8−1が出力するサ
ンプルホールド出力信号rと、サンプルホールド回路8
−2が出力するサンプルホールド出力信号sとが、それ
ぞれ加算器3に入力する。ここで、サンプルホールド出
力信号r及びsは互いに位相が反転した関係にあるの
で、加算器3で加算平均されると互いに打ち消しあい、
その出力である加算器出力dは、図6の最下段に示すよ
うにうねりが無く、常時、色副搬送信号gの位相に対す
るカラーバースト信号aの位相が±0°のときの電圧と
なる。
【0050】このような加算器出力dを入力して得られ
る積分器4の積分器出力eは安定したものとなり、その
積分器出力eに従って動作するVCO5からは、安定し
た周波数n・fscの基準発振波fが出力される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバースト
制御発振回路によれば、第1極性の位相差と第2極性の
位相差とが交互に所定周期で検出保持され、保持された
第1極性の位相差レベル信号と第2極性の位相差レベル
信号とが加算平均される。従って、互いに位相が反転し
た関係にある位相差レベルが加算されることとなり、互
いに打ち消し合って、うねりの無い安定した発振制御信
号が得られる。
【0052】例えば、色副搬送信号の位相に対するカラ
ーバースト信号の位相が水平ライン毎に±180゜ある
いは±135゜変化するようなカラーテレビジョン方式
であっても、正確で安定した基準発振波を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のバースト制御発振回路
のブロック図である。
【図2】図1に示すバースト制御発振回路のサンプルホ
ールド回路及びその周辺回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1に示すバースト制御発振回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例のバースト制御発振回路
のブロック図である。
【図5】図4に示すバースト制御発振回路のサンプルホ
ールド回路及びその周辺回路の一例を示すブロック図で
ある。
【図6】図4に示すバースト制御発振回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図7】従来のバースト制御発振回路のブロック図であ
る。
【図8】従来のバースト制御発振回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】 1 位相比較回路 2 サンプルホールド回路 2−1〜2−4 サンプルホールド回路 3 加算器 4 積分器 5 VCO(電圧制御発振器) 6 n分周回路 7 サンプルホールド制御回路 8 サンプルホールド回路 8−1,8−2 サンプルホールド回路 9 位相判別回路 9−1 コンパレータ部 9−2 フリップフロップ 9−3 ゲート回路 10 サンプルホールド制御回路 a カラーバースト信号 b 位相差信号 c 複数のサンプルホールド出力信号 d 加算器出力 e 積分器出力 f VCO発振波信号 g 色副搬送波信号 h 水平同期信号 i 複数の制御パルス j 位相判別信号 k,l,m,n サンプルホールド回路2−1〜2−4
の出力信号 o,p,q 制御パルス r,s サンプルホールド回路8−1,8−2の出力信
号 t サンプルホールド制御出力信号 u コンパレータ出力信号 v,w 位相判別え信号 x,y 制御パルス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準波信号に対する位相差の極性が所定
    の周期で変化するバースト信号を入力して、前記バース
    ト信号に位相ロックした前記基準波信号を発振するバー
    スト制御発振回路において、 前記バースト信号の前記基準波信号に対する位相差を検
    出する位相差検出手段と、 第1極性の前記位相差と第2極性の前記位相差とを交互
    に前記所定周期で検出し保持するサンプルホールド手段
    と、 前記サンプルホールド手段によって保持された第1極性
    の位相差レベル信号と第2極性の位相差レベル信号とを
    加算する加算手段と、 前記加算結果に基づいて前記基準波信号を発振する発振
    回路と、 からなることを特徴とするバースト制御発振回路。
  2. 【請求項2】 前記サンプルホールド手段は2個のサン
    プルホールド回路からなり、一方のサンプルホールド回
    路が前記第1極性の位相差を検出して保持する時は、他
    方のサンプルホールド回路が前記第2極性の位相差を検
    出して保持するという関係で、各サンプルホールド回路
    が前記第1極性及び第2極性の位相差を前記所定周期で
    交互に検出して保持することを特徴とする請求項1記載
    のバースト制御発振回路。
  3. 【請求項3】 前記サンプルホールド手段は2個のサン
    プルホールド回路からなり、一方のサンプルホールド回
    路は前記第1極性の位相差を前記所定周期の2倍の周期
    で検出して保持し、他方のサンプルホールド回路は前記
    第2極性の位相差を前記所定周期の2倍の周期で検出し
    て保持することを特徴とする請求項1記載のバースト制
    御発振回路。
  4. 【請求項4】 基準波信号に対する位相差の極性が水平
    ライン毎に変化するバースト信号を入力して、前記バー
    スト信号に位相ロックした基準波信号を発振するバース
    ト制御発振回路において、 前記バースト信号の前記基準波信号に対する位相差を検
    出する位相差検出回路と、 前記バースト信号が入力する毎に所定のタイミングで前
    記位相差を検出して保持する第1サンプルホールド回路
    と、 前記所定タイミングより前のタイミングで、前記第1サ
    ンプルホールド回路の保持信号を検出して保持する第2
    サンプルホールド回路と、 前記所定タイミングより後のタイミングで、前記第1及
    び第2サンプルホールド回路の各保持信号をそれぞれ検
    出して保持する第3及び第4サンプルホールド回路と、 前記第3及び第4サンプルホールド回路の保持信号を加
    算する加算回路と、 前記加算回路の加算出力に基づいて前記基準波信号を発
    振する発振回路と、 からなることを特徴とするバースト制御発振回路。
  5. 【請求項5】 基準波信号に対する位相差の極性が水平
    ライン毎に変化するバースト信号を入力して、前記バー
    スト信号に位相ロックした基準波信号を発振するバース
    ト制御発振回路において、 前記バースト信号の前記基準波信号に対する位相差を検
    出する位相差検出回路と、 前記位相差の極性を判別する位相判別回路と、 前記位相差が第1の極性の時に、当該位相差を所定タイ
    ミングで検出して保持する第1サンプルホールド回路
    と、 前記位相差が第2の極性の時に、当該位相差を所定タイ
    ミングで検出して保持する第2サンプルホールド回路
    と、 前記第1及び第2サンプルホールド回路の保持信号を加
    算する加算回路と、 前記加算回路の加算出力に基づいて前記基準波信号を発
    振する発振回路と、 からなることを特徴とするバースト制御発振回路。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009200570A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Hitachi Ltd クロック再生回路
WO2012041915A1 (en) * 2010-09-30 2012-04-05 St-Ericsson Sa Sampler circuit
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