JPH0738797Y2 - 制御弁の不断水装着装置における切断管路の支持装置 - Google Patents

制御弁の不断水装着装置における切断管路の支持装置

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JPH0738797Y2
JPH0738797Y2 JP6688589U JP6688589U JPH0738797Y2 JP H0738797 Y2 JPH0738797 Y2 JP H0738797Y2 JP 6688589 U JP6688589 U JP 6688589U JP 6688589 U JP6688589 U JP 6688589U JP H0738797 Y2 JPH0738797 Y2 JP H0738797Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体や気体の供給を止めることなく(以下、
不断水という)管路に制御弁を取り付ける制御弁の不断
水装着装置において、切断を予定された管路を密封ケー
シング内に支持し、管路が切断された後においてその切
断管路を切断位置から他の位置に退避させる切断管路の
支持装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、不断水で制御弁を管路に取り付ける方法として、
制御弁の取付け個所の両側に相当する管路部分に二つ割
り構造の一対の接続管を摺動可能に嵌着し、次にこれら
接続管を含めて上記制御弁の取付け個所を密封ケーシン
グで液密に囲繞し、上記密封ケーシング内で上記制御弁
の取付け個所に切断機を装着して該切断機により取付け
個所を切断してその切断管路を排除した後、切断機を外
しその切除部に制御弁を装入してから、それらの両側に
位置する二つ割状の接続管を外部操作で上記制御弁に向
けて両側から押し込んで上記制御弁の接続用フランジ部
と上記切除部の管端部との間に跨って嵌合させてそれら
両者間を接続することが知られている(特公昭59−4219
3号公報)。
ところが、上記従来の不断水取付け方法には次のような
問題点がある。
(1)接続管はこれを管路に直接取り付ける関係から分
割構造にする必要があり、構造が複雑になるばかりでな
く、管路に対する取付けに時間がかかるとともに、良好
な液密性を得にくい。
(2)管路の切断は、前記二つ割り構造の2個の接続管
の間で行われるが、その部分は制御弁の取付け個所であ
るため、切断機を移動自在に設備して管路の切断終了後
は切断機を制御弁の取付け個所から外さなければなら
ず、手間と時間がかかるとともに、管路を正確に切断す
ることが非常に難しい。
(3)また、上記のように密封ケーシング内において切
断機を移動させて管路の切断位置につけ、また管路の切
断後は他の部分に退避させる関係上、装置全体の構造が
複雑になり、操作が難しくなる上、コスト高になる。
上記の問題点を解決するために本考案の出願人は、制御
弁自体に接続管を装備するとともに、密封ケーシング内
に切断機を固定的に設け、該切断機で管路を切断してそ
の切断管路を切断位置から他の位置に排除した後、上記
制御弁を接続管と一緒に切断管路の切除部に装入し、接
続管を内側から外側に向けて押し動かして不断水で制御
弁を管路に取り付ける方法(装置)を開発した(特願昭
63−148503号)。
この新しい方法(装置)によれば、従来の前記(1)〜
(3)の問題点が解消される。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記特公昭59−42193号公報の装置においては、切断機
を管路に固定して管路を切断し、またその切断機と一緒
に切断管路を除去する関係から、こと切断管路単独の固
定と排除に関しては全く配慮する必要がない(但し、全
体構造が複雑になることは前記の通りである)。
本出願人が新しく開発した上記の装置においては、切断
機は管路から分離されて密封ケーシングに取り付けられ
るため、切断の際に動かないように管路を固定し、また
その切断管路を切断位置から他の位置に移動させなけれ
ばならない。
本考案は、管路を台座に堅固に締結して切断時の支障を
防止することができるとともに、切断管路を切断位置か
ら他の位置に容易に移動させることができる、操作及び
構造の簡単な支持装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、密封ケーシング
内で管路を切断して該切断管路の部分に制御弁を不断水
で装着する制御弁の不断水装着装置において、上記密封
ケーシング内に支持アームを管路と平行に配設された回
転軸に根端部を取り付けて該回転軸を支点に管路を横切
る方向に回動自在に設け、上記支持アームの自由端に管
路の外周面を該管路の中心に向かって押し付けて管路を
固定する複数の固定ネジを備えた半割り構造のクランプ
部材を取り付けるとともに、上記クランプ部材に、密封
ケーシングの外から該密封ケーシングを液密に貫通して
密封ケーシング内に差し込まれクランプ部材の締付けナ
ットに螺着されて支持アームを台座に締結する締付けボ
ルトを付設し、また上記回転軸に該回転軸を操作軸の操
作で回転させて支持アームを回動させ上記クランプ部材
に把持された切断管路を切断位置から他の位置に退避さ
せる操作機構を上記操作軸の一端を密封ケーシングの外
に液密に出して連設した構成としたものである。
〔作用〕
切断される管路を支持するには、支持アームを台座の上
に載せ、クランプ部材を管路に嵌め付けて組み立てると
ともに、該クランプ部材に固定ネジを螺入させて準備
し、締付けボルトを密封ケーシングに挿通してクランプ
部材の締付けナットに螺着する。そして、締付けボルト
を締め付けて支持アームを台座に強く締結する一方、固
定ネジを締め付けて管路の外周面を管路の中心に向かっ
て均等に押圧して管路を支持する。
この状態においては、締付けボルトが支持アームを台座
に強く固定し、またクランプ部材が固定ネジで管路の外
周面を管路の中心に向かって均等に押しているため、切
断に際して管路が動くことはない。したがって、管路を
支障なく的確に切断することができる。
管路を切断し終わったら、締付けボルトを締付けナット
から外し、操作軸を操作して支持アームを回転軸を支点
に回動させることにより切断管路を切断位置から他の位
置に移動させる。
管路の支持と移動に際して必要な操作は、上記のよう
に、クランプ部材の組立てと、固定ネジ、締付けボル
ト、及び操作軸の、きわめて単純な操作だけであるので
容易であるとともに、構造が簡単で実施しやすい上、誤
作動のおそれが少なく常に的確に作動する。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係る切断管路の支持装置
を備えた制御弁の不断水装着装置の全体構造を示すもの
で、図中符号1は密封ケーシングである。この密封ケー
シング1は制御弁2が取り付けられる管路3の部分を液
密(気密)に覆うものであり、下部体1aと、この下部体
1aの上にボルト(図示せず)でフランジ結合される中間
体1bと、この中間体1bの上にボルトでフランジ結合され
る蓋体1c、及び上記下部体1aと中間体1bの側部にボルト
でフランジ結合される側部体1dとからなる分割構造体と
され、下部体1aと中間体1bとの間に管路3を液密に挿通
させる挿通孔Sを有する。
上記密封ケーシング1の蓋体1cの上部中央には、案内孔
4aを有する筒部材4が鉛直に設けられ、該筒部材4内に
はネジ構造の支持軸5が周方向に回転自在に、かつ上下
自在に挿通されている。支持軸5は筒部材4の案内孔4a
に案内されるネジ構造の案内軸6を着脱自在に備えてい
る。案内軸6は、案内孔4aに案内されて支持軸5の周方
向の自由回転を防止するもので、案内孔4aと共に回転防
止手段13を構成している。上記支持軸5の上部にはナッ
トよりなる操作部材7と、ナット8とが螺着されてお
り、案内軸6を案内孔4aに挿入して支持軸5に取り付
け、ナット8を緩めた状態で操作部材7を回転させる
と、支持軸5がそのまま上または下に移動する一方、案
内軸6を支持軸5から取り外し、ナット8で操作部材7
を支持軸5に固定して操作部材7を回転させると、支持
軸5がその位置で周方向に回転する構成とされている。
上記支持軸5は、制御弁2を密封ケーシング1内に吊持
するものであって、その下部にフレーム9とかさ歯車10
とを備える。フレーム9は制御弁2に着脱自在に取り付
けられるもので、左右一対のかさ歯車11と、該かさ歯車
11によって回転させられるスプロケットホイール12とを
有し、上記支持軸5に該支持軸5の周方向に回転自在に
取り付けられている。またかさ歯車10は支持軸5の回転
をフレーム9に設けられたかさ歯車11を介してスプロケ
ットホイール12に伝えるものであり、かさ歯車11に噛み
合わされて支持軸5に固定されている。
ここで制御弁2について説明すると、弁箱14内に流体通
路を開閉する弁体(図示せず)が周知のように設けら
れ、上記弁箱14の左右の管端に補助管15(第3図)がそ
れぞれ連結されるとともに、該補助管15の外周に接続管
16(第1図)が補助管15の軸方向(第1図と第3図で左
右方向)に摺動自在に全長にわたって嵌合されている。
補助管15は嵌合フランジ15aを弁箱14の接合フランジ14a
にボルト(図示せず)で接合して弁箱14に一体に連結さ
れており、その外径寸法は制御弁2が取り付けられる管
路3の外径寸法と同一にされている。接続管16は、補助
管15に沿って動かされて補助管15と管路3の間に跨って
設けられ、補助管15と管路3とを液密(気密)に接続す
るものであって、孔の端部は外拡り状のテーパ孔とされ
るとともに、外周面の中央部に半円状の2個の受圧部材
17,17が環状に一体に結合されて嵌着されている。
上記補助管15の嵌合フランジ15aには基板18が嵌着され
る。この基板18は、前記スプロケットホイール12の回転
をチエーン19(第1図)を介して受けるスプロケットホ
イール20と、該スプロケットホイール20の軸に取り付け
られた駆動歯車(図示せず)と、該駆動歯車に噛み合わ
されて基板18の内部に基板18の中心を中心に回転自在に
収設された環状歯車(図示せず)と、該環状歯車の回転
によって回転させられる歯車構造の4個のナット部材
(図示せず)と、各ナット部材に螺着されたネジ構造の
押し棒21とを備えている。なお、上記基板18と環状歯車
とは、二つ割り構造とされており、基板18はボルトによ
って、また環状歯車は継手リンクによってそれぞれ一体
に結合されている。各押し棒21は、補助管15の外周に補
助管15と平行に、かつ補助管15の端面視において環状に
ほぼ等しい間隔で配設され、その外側の端部は前記受圧
部材17に固定されている。
上記密封ケーシング1の内壁には、制御弁2や基板18等
に設けられた案内片22(第2図)を案内して制御弁2を
所定の位置に正確に降下させる案内部材23が設けられて
いる。第2図の符号24は支持軸5を液密に挿通させてい
るシール部材である。
上記密封ケーシング1の挿通孔Sの部分の内側には左右
一対の切断機26が設けられている。この切断機26は回転
駆動装置27により、スプロケットホイール28、チエーン
29、及びスプロケットホイール30を介して切刃31を管路
3の外周面に沿って回転させて管路3を切断するもので
ある。
上記挿通孔Sは、下部体1aと中間体1bにそれぞれ取り付
けられた半割り状の口金32によって形成され、該口金32
には、パッキン33(第1図)を圧縮して口金32と管路3
との間を液密にする半割り状の押え具34がボルト(図示
せず)によって取り付けられている。
しかして、符号40は本考案に係る切断管路の支持装置で
あり、その詳細構造は第5図ないし第7図に示されてい
る。
すなわち、この支持装置40は、回転軸41と、支持アーム
42と、クランプ部材43と、操作機構44、及び締付けボル
ト45を主体としている。回転軸41は、軸受け46で軸支さ
れて密封ケーシング1の底部に管路3と平行に設けら
れ、また支持アーム42は、その根端部を上記回転軸41に
固定して左右一対設けられるとともに、回転軸41を支点
に管路3を横切る方向に回動自在に構成され、自由端に
クランプ部材43を固着している。クランプ部材43は、管
路3を直接把持するものであって、支持アーム42に溶接
等によって直接固着された半円状のクランプ片47に、他
の半円状のクランプ片48を互いのフランジ部47a,48aを
ボルト49、及びナット50で相互に接合して一体に取り付
けることができるように構成され、各クランプ片47,48
のネジ孔47b,48bに螺着された複数(図のものは4位置
に各2本、合計8本)の固定ネジ51を管路3の外周面に
触れさせ、管路3を該管路3の中心に向けて押圧して管
路3を固定する構成とされている。なお、第5図におい
て、上方に位置するクランプ片48に設けられる2個の固
定ネジ51は省略されている。
支持アーム42に固着されたクランプ片47の下面には、締
付けナット52,52が溶接等によって固着されている。左
右一対のクランプ部材43,43は、それらの外周面にそれ
ぞれ複数(図のものは4個)ほぼ等間隔で固着された突
起53の透孔にボルト構造の連結棒54を挿通し、該連結棒
54に対するナット55の螺合で互いに一体に結合されてい
る。なお、支持アーム42の一部は突起53を兼ねている。
締付けボルト45は、その先端を密封ケーシング1の底部
に設けられた軸孔56から密封ケーシング1内に差し込ま
れて上記クランプ部材43の締付けナット52に螺入し、上
記支持アーム42を台座57に強く押し付けて支持アーム42
を台座57に固定するものである。軸孔56にはシール部材
58が設けられ、密封ケーシング1と締付けボルト45の間
を液密にしている。
また、上記操作機構44は、回転軸41を周方向に回転させ
るものであって、操作軸59と、該操作軸59に継手63を介
して取り付けられた駆動軸64と、該駆動軸64に取り付け
られた駆動歯車60と、中間軸65に取り付けられ上記駆動
歯車60に噛み合わされた中間歯車61と、回転軸41に取り
付けられて上記中間歯車61に噛み合わされた従動歯車62
とから成る。操作軸59の一端は密封ケーシング1を液密
に貫通して外に突き出され、手動あるいは動力によりウ
オーム等を介して回転させられる構成とされている。
次に上記のように構成された本考案に係る支持装置の作
用を、制御弁の不断水装着装置の使用方法とともに説明
する。
管路3が地中に埋められている場合には、制御弁2の取
付けを予定された管路3の周囲の上を掘ってその部分を
露出させる。そして密封ケーシング1を組み立てて管路
3の制御弁2の取付け個所を液密に囲繞する。この際、
口金32によって形成された挿通孔Sに管路3を挿通し、
押え具34でパッキン33を圧縮して口金32と管路3との間
を液密にする。また密封ケーシング1の組立ての進行に
伴って次のような準備作業を随時行う。
(1)切断機26を組み立てて管路3を切断できるように
する。
(2)支持装置40を密封ケーシング1内に組み立てて切
断機26,26の内側の管路3をクランプ部材43,43で把持す
る。
この場合、切断される管路3をクランプ部材43,43に把
持するには、クランプ部材43,43を管路3に嵌め付け支
持アーム42,42を台座57に当接させて組み立てるととも
に、該クランプ部材43,43に固定ネジ51を緩く螺入させ
て準備し、締付けボルト45を密封ケーシング1の軸孔56
に外部から内部に挿通してその内端をクランプ部材43,4
3の締付けナット52に螺着する。そして、締付けボルト4
5を締め付けて支持アーム42を台座57に強固に締結する
一方、固定ネジ51を締め付けて管路3の外周面を管路3
の中心に向かって均等に押圧して管路3を支持する。
この支持状態においては、支持アーム42は締付けボルト
45によって台座57に強く固定され、また管路は、クラン
プ部材43,43の多数の固定ネジ51を外周面に触れさせて
該固定ネジ51により中心に向けて押圧されて歪みなく均
等に各部分を固定されているため、切断機26による切断
に際して管路が動くことはなく、的確に切断することが
できる。
(3)工場等で制御弁2を組み立てる。制御弁2の組立
てに際しては、接続管16をその全長にわたって補助管15
に嵌合し、また補助管15に基板18を嵌着するとともに、
スプロケットホイール12,20にチェーン19を巻き掛け
る。更にまた、接続管16に受圧部材17を取り付けるとと
もに、受圧部材17に押し棒21を結合する。
(4)制御弁2をフレーム9に結合して密封ケーシング
1内に支持軸5で吊持する。
なお、上記の準備作業の順番は上記に限るものではなく
不同である。
準備作業を終って密封ケーシング1で制御弁2の取付け
個所を完全に密封したら、回転駆動装置27を作動させて
切刃31を管路3の外周面に沿って回転させ、管路3を切
断する。なお、切刃31によって管路3が切断されると、
管路3を流れる水等の流体が切り口から流れ出るが、全
体は密封ケーシング1によって液密に覆われているため
外部に漏出することはない。
次に、締付けボルト45を密封ケーシング1の外で回転さ
せて締付けナット52から外し、台座57に対する支持アー
ム42の締結を解く。そして、支持装置40の操作軸59を操
作し駆動軸64と歯車60,61,62を介して回転軸41を回動さ
せ、該回転軸41を支点に切断管路3を第2図実線の状態
から2点鎖線の状態に回動させる。この操作によって切
断管路は切断位置から横に退避され、制御弁2の装入が
可能となる。また切断管路の退避状態においては、切断
管路は、支持アーム42の起立回動によって、回転軸41に
降ろした鉛直線を通過し(第1図の場合、左から右に通
過している)、その重心を駆動歯車60側にかけて安定し
ているので、振動等によって支持アーム42が逆方向に回
動して切断管路が元の切断位置に戻ることはない。
次いで案内軸6を案内溝4aに差し込んで支持軸5に取り
付けるとともに、ナット8を緩めて操作部材7を回転さ
せ、支持軸5と一緒に制御弁2を降下させる。この際、
案内部材23が案内片22を案内して制御弁2を正しく降下
させ制御弁2を所定の位置につける。左右一対の切断機
26,26間には制御弁2の取付け間隙があけられているた
め、制御弁2の取付け個所への装入に際して切断機26を
取り外したり、移動させたりする必要はない。この点は
支持装置40の支持アーム42の回動によって切断管路を切
断個所から排除する場合も同様である。
制御弁2を取付け個所に装入し終ったら、案内軸6を支
持軸5から外すとともに、ナット8で操作部材7を支持
軸5に固定し、操作部材7を回転させる。操作部材7の
回転によって全部のナット部材が同方向に同速度で回転
して押し棒21をそれぞれ同期して中央の弁箱14から外方
に移動させる。このため接続管16が補助管15に沿って摺
動し、外半分を管路3に嵌合して補助管15と管路3間に
跨設され、管路3に制御弁2の補助管15を液密に接続す
る。
このようにして管路3に制御弁2を接続したら、密封ケ
ーシング1を分解して取付け個所から取り外し、これと
並行して制御弁2からフレーム9を、補助管15から基板
18を、接続管16から受圧部材17をそれぞれ取り外す。
その後、接続管16による制御弁2の補助管15と管路3の
接続を補助する必要がある場合には、例えば、接続管16
にフランジ部材を嵌着するとともに、前に述べた口金32
と管路3の場合と同様に、接続管16にパッキンを詰めて
押え具をボルトで上記フランジ部材に取り付け、上記パ
ッキンを圧縮する。
上記以外の他の実施例、及び技術事項等について以下に
説明する。
(i)図の支持装置40の支持アーム42の設備数は左右2
個となっているが、1個若しくは3個以上でもよい。
(ii)固定ネジ51の数や、操作機構44の構造は任意で、
図のものに限定されるものではない。
(iii)クランプ部材43等の二つ割り(判割り)部材の
分割数は2個とは限らず、3個以上でもよい。
(iv)図の実施例の切断機26は、切刃31の回転によって
管路3を切断する構成とされているが、他の構造の切断
機や別種の切断機、例えばガス切断機やプラズマ切断
機、あるいはノズルから流体を超高圧で噴射して被切断
材を切断する切断機等を用いることができる。
(v)制御弁2としては、通常バタフライ弁が用いられ
るが、これに限られるものではない。
(vi)図の補助管15は弁箱14にフランジ結合されている
が、弁箱14に一体に形成してもよい。
(vii)接続管16は、通常、継目のない断面円形のもの
を用いるが、分割構造のものを用いることもできる。
(viii)回転防止手段13は支持軸5の周方向の自由回転
を防止できるものならば図示以外の他の構造でもよい。
(ix)操作部材7は、支持軸5の上下と周方向の回転に
兼用されているが、支持軸5の回転と上下を別の部材に
より行うように構成することもできる。
(x)支持軸5にラック、若しくはこれに類する手段を
付設し、そのラック等を利用するとともに、ラック等に
対応する操作部材7の作動て支持軸5を上下させること
もできる。
(xi)本考案は既設弁を不断水で交換する際にも適用す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る制御弁の不断水装着
装置のおける切断管路の支持装置は、密封ケーシング内
で管路を切断して該切断管路の部分に制御弁を不断水で
装着する制御弁の不断水装着装置において、上記密封ケ
ーシング内に支持アームが管路と平行に配設された回転
軸に根端部を取り付けられて該回転軸を支点に管路を横
切る方向に回動自在に設けられ、上記支持アームの自由
端には管路の外周面を該管路の中心に向かって押し付け
て管路を固定する複数の固定ネジを備えた半割り構造の
クランプ部材が取り付けられるとともに、上記クランプ
部材には、密封ケーシングの外から該密封ケーシングを
液密に貫通して密封ケーシング内に差し込まれクランプ
部材の締付けナットに螺着されて支持アームを台座に締
結する締付けボルトが付設され、また上記回転軸には該
回転軸を操作軸の操作で回転させて支持アームを回動さ
せ上記クランプ部材に把持された切断管路を切断位置か
ら他の位置に退避させる操作機構が上記操作軸の一端を
密封ケーシングの外に液密に出して連設された構成とさ
れているので、締付けボルトにより支持アームを台座に
堅固に締結するとともに、複数の固定ネジによって歪み
なく管路をクランプ部材に固定して切断時の管路の揺動
を防止し、管路の切断を支障なく円滑に行うことができ
る。また、切断管路を切断位置から他の退避位置に的確
に移動させることができるとともに、構造及び操作が簡
単である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は管
路の切断前における管路と制御弁等の関係を示す、本考
案の支持装置を備えた不断水装着装置の断面図、第2図
は、同第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は制御弁
を管路の切除位置に降ろした状態を示す断面図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は本考案に係
る切断管路の支持装置の側面図、第6図は右側のクラン
プ部材等を省略した本考案の支持装置の正面図、第7図
は操作機構の断面図である。 1…密封ケーシング、2…制御弁、3…管路、41…回転
軸、42…支持アーム、43…クランプ部材、44…操作機
構、45…締付けボルト、51…固定ネジ、52…締付けナッ
ト、57…台座、59…操作軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密封ケーシング内で管路を切断して該切断
    管路の部分に制御弁を不断水で装着する制御弁の不断水
    装着装置において、上記密封ケーシング内に支持アーム
    が管路と平行に配設された回転軸に根端部を取り付けら
    れて該回転軸を支点に管路を横切る方向に回動自在に設
    けられ、上記支持アームの自由端には管路の外周面を該
    管路の中心に向かって押し付けて管路を固定する複数の
    固定ネジを備えた半割り構造のクランプ部材が取り付け
    られるとともに、上記クランプ部材には、密封ケーシン
    グの外から該密封ケーシングを液密に貫通して密封ケー
    シング内に差し込まれクランプ部材の締付けナットに螺
    着されて支持アームを台座に締結する締付けボルトが付
    設され、また上記回転軸には該回転軸を操作軸の操作で
    回転させて支持アームを回動させ上記クランプ部材に把
    持された切断管路を切断位置から他の位置に退避させる
    操作機構が上記操作軸の一端を密封ケーシングの外に液
    密に出して連設されたことを特徴とする制御弁の不断水
    装着装置における切断管路の支持装置。
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