JP2010207950A - 管切断装置及び管切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】当接位置において、キッカー片と、キッカー片と当接する部材とを高い精度で確実に位置合わせをすることができる管切断装置を提供すること。
【解決手段】管切断装置1において、切断ユニット3は、既設流体管Pの周壁を切断可能な切削バイト19と、切削バイト19を既設流体管Pの直径方向に進退させる歩進ネジ部20と、を有し、キッカー部30は、円周方向に回転する歩進ネジ部20と当接係合する当接位置に配置され、歩進ネジ部20を軸回りに回転させるキッカー片31と、ガイド部4に固定に取付けられる固定部27と、キッカー片31を備え、固定部27に対して相対移動可能に支持され、キッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接量を調整する調整部26と、を有し、調整部26は、キッカー片31を調整した位置で固定部27に対して固定されるようになっている。
【選択図】図8

Description

本発明は、分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え既設流体管を水密に囲繞する筐体内で、既設流体管の所定箇所を切断する管切断装置及び管切断方法に関する。
従来の管切断装置は、主に、既設流体管に取付けられる本体部と、切削バイトを既設流体管の直径方向に進退可能にする歩進ネジ部を有し、かつ本体部に固定に取付けられる切断ユニットと、歩進ネジ部と噛合する受動回転部と当接係合する当接位置に配置されるキッカー片を有し、かつ切断ユニットの回転経路近傍において本体部に固定に取付けられるキッカー部と、から構成され、切断ユニットを既設流体管の円周方向に回転し、キッカー片が受動回転部と当接位置で当接係合し、受動回転部とともに歩進ネジ部が回転して切削バイトが既設流体管の直径方向に進み、既設流体管が切断される(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−110670号公報(第6頁、第5図)
特許文献1の管切断装置にあっては、キッカー片と受動回転部との位置合わせに高い精度が要求されるため、キッカー部と切断ユニットとを本体部に取付けても、当接位置において、キッカー片と受動回転部とが当接しない場合や、キッカー片と歩進ネジ部とが所定の当接状態で当接しない場合が起こる虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、当接位置において、キッカー片と、キッカー片と当接する部材とを高い精度で確実に位置合わせをすることができる管切断装置及び管切断方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管切断装置は、
分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え既設流体管を水密に囲繞する筐体内で、既設流体管の所定箇所を切断する管切断装置であって、
前記既設流体管に固定に取付けられる本体部と、前記既設流体管の円周方向に回転自在に該本体部に取付けられる切断ユニットと、該切断ユニットの回転経路近傍において前記本体部に固定に取付けられるキッカー部と、を備え、
前記切断ユニットは、前記既設流体管の周壁を前記円周方向に沿って切断可能な切削バイトと、軸回りに回転可能であって該切削バイトを前記既設流体管の直径方向に進退させる歩進ネジ部と、を有し、
前記キッカー部は、前記円周方向に回転する前記歩進ネジ部と当接係合する当接位置に配置され、前記歩進ネジ部を前記軸回りに回転させるキッカー片と、前記本体部に固定に取付けられる固定部と、該キッカー片を備え、該固定部に対して相対移動可能に支持され、前記キッカー片の前記歩進ネジ部に対する当接量を調整する調整部と、を少なくとも有し、
前記調整部は、前記キッカー片を調整した位置で前記固定部に対して固定されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、キッカー片と歩進ネジ部との位置合わせに高い精度が要求されるため、キッカー部の固定部と切断ユニットとを本体部に取付けた後に、当接位置において、キッカー片と歩進ネジ部とが当接しない場合や、キッカー片と歩進ネジ部とが所定の当接状態で当接しない場合が起こっても、調整部を固定部に対して相対移動し、キッカー片の位置を調整して、歩進ネジ部に対する当接量を調整することで、当接位置においてキッカー片と歩進ネジ部とを確実に高い精度で位置合わせをすることができる。
本発明の管切断装置は、
前記キッカー部は、前記回転経路に沿って複数配置されることを特徴としている。
この特徴によれば、切断ユニットが円周方向に沿って回転する1周あたりの切削バイトの直径方向に進行する量を増加させ、既設流体管の切断に要する切断ユニットの周回数を減らすことができる。
本発明の管切断装置は、
前記キッカー部は、前記キッカー片を、前記当接位置と、前記歩進ネジ部との当接係合を避ける退避位置と、の間を移動自在にする操作部を更に有することを特徴としている。
この特徴によれば、操作部によりキッカー片が退避位置に退避することで、キッカー片と歩進ネジ部とが当接係合を避けているため、切断ユニットの試回転をする場合に、切削バイトが進行してしまうことなく、円滑に切断ユニットの試回転が可能となる。
本発明の管切断装置は、
前記キッカー片が前記当接位置から前記退避位置に移動するように前記操作部を操作した場合に、前記キッカー片を、弾性部材の弾性復帰力により、前記退避位置に戻すようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、弾性部材の弾性復帰力により、キッカー片が退避位置に戻るため、キッカー片を確実に退避位置に移動させることができる。
前記課題を解決するために、本発明の管切断方法は、
分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備えた筐体を用い、既設流体管を水密に囲繞する筐体囲繞工程と、
前記既設流体管に固定に取付けられる管切断装置の本体部と、前記既設流体管の周壁を前記既設流体管の円周方向に沿って切断可能な切削バイトと、軸回りに回転可能であって該切削バイトを前記既設流体管の直径方向に進退させる歩進ネジ部と、を有する管切断装置の切断ユニットと、を用い、該切断ユニットを、前記円周方向に回転自在に該本体部に取付ける切断ユニット取付工程と、
前記本体部と、前記切断ユニットが前記円周方向に回転する前記歩進ネジ部と当接係合する当接位置に配置され、前記歩進ネジ部を前記軸回りに回転させるキッカー片と、前記本体部に固定に取付けられる固定部と、該キッカー片を備え、該固定部に対して相対移動可能に支持され、前記キッカー片の前記歩進ネジ部に対する当接量を調整する調整部と、を少なくとも有するキッカー部と、を用い、該キッカー部を、前記切断ユニットの回転経路近傍において前記本体部に固定に取付けるキッカー部取付工程と、
前記調整部を、前記キッカー片を調整した位置で前記固定部に対して固定する調整工程と、
前記管切断装置を用い、前記筐体内で既設流体管の所定箇所を切断する管切断工程と、
から少なくとも構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、キッカー片と歩進ネジ部との位置合わせに高い精度が要求されるため、切断ユニット取付工程及びキッカー部取付工程が終了した後に、当接位置において、キッカー片と歩進ネジ部とが当接しない場合や、キッカー片と歩進ネジ部とが所定の当接状態で当接しない場合が起こっても、調整工程において、調整部が固定部に対して相対移動し、キッカー片の位置を調整して、歩進ネジ部に対する当接量を調整することで、当接位置においてキッカー片と歩進ネジ部とを確実に高い精度で位置合わせをすることができる。
既設流体管に移動割継輪が取付けられた状態を示す正面図である。 下部ケースが既設流体管を囲繞して取付けられた状態を示す正面図である。 移動部材が取付座に取付けられた状態を示す一部断面図である。 上部ケースが既設流体管を囲繞して取付けられている状態を示す正面図である。 管切断装置が切除部に配置された状態を示す一部断面図である。 管切断装置を示す一部断面図である。 管切断装置を示す一部側断面図である。 (a)は、図6の切断ユニット及びキッカー部を示す断面図であり、(b)は、(a)の上断面図である。 管切断装置が作業筒内に収容された状態を示す一部側断面図である。 伸縮継手部から駆動長軸が取外された状態を示す一部側断面図である。 挿入ロッドが制水弁に取付けられた状態を示す一部断面図である。 油圧移動手段により移動割継輪が制水弁に向けて移動している状態を示す一部断面図である。 挿入ロッドが引上げられている状態を示す一部断面図である。 架設部材及びチェーンブロックにより制水弁が吊持された状態を示す正面図である。 (a)は、制水弁回動手段が移動割継輪に設けられた状態を示す正面図であり、(b)は、(a)の状態から90°回動した制水弁の側面図である。 (a)は、制水弁に遮断装置が設けられた状態を示す正面図であり、(b)は、同じく側面図である。
本発明に係る管切断装置及び管切断方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図1〜図16に基づいて説明する。以下、図6の紙面手前側を管切断装置の正面側とし、図6の紙面左右側を管切断装置の左右側として説明する。
一般に、地中に埋設され内部を上水が流れる既設流体管において、水の流れを制御するために既設流体管の所定箇所を切断して該所定箇所に緊急用の制水体が不断水状態で配置される。このような制水体は、例えば地震等の緊急時に、自動で制水体の遮断状態に制御される遮断装置を備えている。本実施例は、不断水状態で配置した制水体に遮断装置を取付けるまでの一連の工程から成る管切断方法及び該管切断方法を行う管切断装置について説明する。
図1の符号Pは、土壌に埋設され内部を流れる流体が上水である既設流体管であって、先ず、既設流体管Pの清掃後、既設流体管Pを、H鋼及びコンクリートによる固定部材101,101にて補強及び固定する。
次いで、既設流体管Pを切断して管片を除去する箇所である切除部Kの上流側及び下流側における既設流体管Pの外周に、制水体としての制水弁42の端部42c,42d及び既設流体管Pの切断部Z,Z(図11参照)に水密に架設される2つ割リング構造の移動割継輪R,Rを周方向に沿って夫々取付ける。この移動割継輪R,Rは、内周面にパッキンが配設されており、後述のように制水弁42が切除部Kに設置された後、制水弁42と既設流体管Pとに水密に架設されるようになっている(図13参照)。
尚、後述する油圧移動手段にて移動割継輪R,Rを既設流体管Pの管軸方向に潤滑に移動させるために、パッキン及び既設流体管Pの外周面に予め滑剤を塗布しておく。
そして、移動割継輪R,Rを既設流体管Pの外面に周方向に沿って夫々取付けた後、移動割継輪R,Rの水圧テストを行う。水圧テストは、移動割継輪R,Rの間に、図示しない水圧テスト用の二分割構造の夫々の押輪を、移動割継輪R,Rに取付けて移動割継輪R,Rの内部を密封状態にするとともに、移動割継輪R,Rの中央位置(図示沈みプラグRaの取付位置)に図示しない水圧計を取付け、移動割継輪R,Rに所定の水圧をかけ、漏水の有無を確認する。
この水圧テストで漏水の無いことを確認した後、水圧計を取外し、該水圧計を取外した位置に沈みプラグRaを取付けた後に、移動割継輪R,Rの一端部に形成されたフランジRb,Rbに前記油圧移動手段を構成する後述の移動部材64(図3参照)を取付けるための取付座Rcをボルト等にて取付ける。
次いで、筐体2を用いて既設流体管Pを水密に囲繞する筐体囲繞工程を行う(図5参照)。ここで、筐体2の構造について説明すると、図5に示されるように、筐体2は、分割構造であって、主に、2分割構造の上部ケース2d及び下部ケース2eと、内部に弁体2bを備えた開閉弁2aと、から構成されている。
図5に示されるように、上部ケース2dは、下部ケース2eとにより既設流体管Pをその外周面に沿って囲繞するものであり、図2に示されるように、下部ケース2eには、ジャッキ75により支持され、下部ケース2eの図示前後方向に突出する支持部材Wが形成されている。
また、図12に示されるように、上部ケース2d及び下部ケース2eの側方開口部には、夫々既設流体管Pの外面付近の片側で4箇所(両側で8箇所)において、油圧移動手段を構成する延長ロッド66の外径と略同径の内径を有するロッドガイドLが、筐体2の内方に向かって管軸方向に延設されている。
図5に示されるように、開閉弁2aは、内部に弁体2bを備え、上部ケース2dの上部に取外可能に設けられており、この開閉弁2aが、本発明の開閉可能な開口部を構成している。開閉弁2aの上部には、筐体2と開状態の開閉弁2aを介し水密に連通する作業筒11及び蓋部12が取外し可能に設けられる。
蓋部12には、作業筒11内の空気を抜く空気抜きコック120,120と、一端側が作業筒11の外方まで延びる駆動長軸106を挿通する挿通孔12aと、駆動長軸106を挿通孔12aに挿通された状態で筐体2及び作業筒11内の密封状態を維持する密封材112と、が設けられている。尚、密封材112は、挿通孔12aに嵌合した状態で蓋部12の上部に取付けられ、駆動長軸106が密封材112に水密に挿通されている。
作業筒11には、制水弁42(図11参照)及び管切断装置1を仮置きするための後述の仮受台55,55(図9参照)と、作業筒11内に残留する上水を排水する排水用コック110,110と、が設けられている。
更に、図10に示されるように、作業筒11内側面には、管切断装置1及び制水弁42(図11参照)を後述の仮受台55,55の配置部56に案内する案内部13,13が、仮受台55,55が設けられている箇所を除いて上部及び下部に架けて図示左右にそれぞれ設けられている。
仮受台55は、上部に取付部材29を載置して配置するための平坦面56dが形成され、図示左右方向に進退移動可能な配置部56と、配置部56を収容する取付部57と、取付部57に嵌挿され、配置部56の進退移動を操作するための操作部58と、から構成されている。
次に、筐体囲繞工程について説明すると、図2に示されるように、先ず、既設流体管Pを水密に囲繞する筐体2の下部ケース2e内に、筐体2内で既設流体管Pの切除部Kを切断する管切断装置1におけるガイド部4の下ガイド4b(図6参照)を支持した状態で、懸吊手段102にて下部ケース2e及び下ガイド4bを既設流体管Pの図示下側における外周面を囲繞するように配置し、複数のジャッキ75で下部ケース2eの支持部材Wを支持する。
具体的には、ジャッキ75の先端凸部75aが、支持部材Wに形成された挿通孔に挿通して下部ケース2eを支持するとともに、下部ケース2eの上下位置が既設流体管Pの管軸に対し略平行となるように夫々のジャッキ75を調整し、下部ケース2eが位置決めされるようになっている。
これら下部ケース2e及び下ガイド4bが配置された後に、既設流体管Pの外部に漏水を防止するパッキン69,69と、パッキン69の水密性を維持する押輪Q,Qと、ゴム輪68,68と、を切除部Kの上流側及び下流側における既設流体管Pの外周面に夫々配置する。
次いで、図3に示されるように、前述した油圧移動手段を構成する移動部材64を図示下側の移動割継輪Rにおける取付座Rcに取付ける。具体的には、移動部材64は、主に延長ロッド66と油圧ジャッキ65から成り、延長ロッド66を前述した下部ケース2eのロッドガイドL内を嵌挿させて取付座Rcに取付けるとともに、ロッドガイドLの端面に固定的に油圧ジャッキ65のシリンダ65bを取付ける。
ここで、シリンダ65b内にはロッド65aが収容されており、このロッド65aが延長ロッド66の先端に接続され、シリンダ65b内に作動油が供給されることにより、ロッド65aが切除部Kに向かって移動するとともに、該ロッド65aに接続された延長ロッド66がロッド65aに追随して移動し、延長ロッド66に取付けられた取付座Rcに接続された移動割継輪Rが切除部K側に向かって移動可能になっている。尚、油圧移動手段は、移動部材64の他、後述の油圧ユニット63及び油圧ホースHから構成されている(図12参照)。
移動割継輪Rの図示下側における取付座Rcに延長ロッド66及び油圧ジャッキ65を接続した後に、図4に示されるように、管切断装置1を筐体2内で切除部Kに配置する。
ここで、管切断装置1の構造について説明すると、図6及び図7に示されるように、管切断装置1は、主に既設流体管Pに固定に取付けられる本体部としてのガイド部4と、既設流体管Pの円周方向に回転自在に取付けられる切断ユニット3と、切断ユニット3の回転経路近傍においてガイド部4に固定に取付けられるキッカー部30と、後述の駆動モータ6が発生した回転駆動力が後述の伸縮継手部107を介して伝達されることで切断ユニット3を回転駆動させる駆動伝達部5と、から成る。また、既設流体管Pの外側に水密的に密封された筐体2内において、ガイド部4を構成する2分割構造の上ガイド4a及び下ガイド4bが、既設流体管Pの外周面に固定保持される(図5参照)。
尚、上ガイド4a及び下ガイド4bの周方向に沿って設けられた複数のボルト28が、内径方向に螺挿され既設流体管Pの外周面に当接することにより、上ガイド4a及び下ガイド4bが既設流体管Pに対し位置決めして固定されるようになっている。また、上ガイド4a及び下ガイド4bには、前述した作業筒11の仮受台55に支持される取付部材29が着脱可能に設けられている。
ガイド部4の上部には、後述の伸縮継手部107に固定に連結される駆動軸7’と、駆動軸7’の先端部に設けられた歯車7a’と噛合する歯車7aを有する駆動軸7と、回転駆動力を発生する駆動モータ6により駆動長軸106、伸縮継手部107、及び駆動軸7’を介して回転駆動力が付与される駆動軸7の両端に設けられた一対の駆動スプロケット8と、から成る前述の駆動伝達部5が連結されており、駆動モータ6は筐体2外部に突出して駆動伝達部5に取外し可能に配設されるようになっている(図5参照)。
ガイド部4の両端部には、上下2分割構造の上部スプロケット9a及び下部スプロケット9bから成り、既設流体管Pの円周方向に回転自在な一対の従動スプロケット9が配設されている。
ガイド部4の両端部には、図8(a)に示されるように、既設流体管Pの外周回りに、固定リング33が突設されている。従動スプロケット9の背面には、固定リング33に嵌合可能な凹部が形成されており、従動スプロケット9は、既設流体管Pの管軸回りに摺動可能に固定リング33に嵌合されている。
固定リング33に嵌合された従動スプロケット9の背面には、背面リング32が複数の背面止めボルト40により従動スプロケット9と一体化されており、従動スプロケット9が、固定リング33から脱落しないように保持されつつ、既設流体管Pの管軸回りに回転可能となっている。
一対の従動スプロケット9は、図7に示されるように、上部の一対の駆動スプロケット8と巻回された無端チェーン10を介してそれぞれ接続されている。前述した駆動モータ6を作動することで、該駆動モータ6が取付けられる駆動長軸106と、駆動長軸106が着脱可能に連結される伸縮継手部107と、駆動軸7’,7と、を介して駆動スプロケット8が駆動され、この駆動により回転力が従動スプロケット9に付与され、従動スプロケット9が既設流体管Pの外周を周回する。
また、一対の従動スプロケット9の外面には、切断ユニット3が等間隔に4箇所ずつ固着配設され、従動スプロケット9の回転とともに既設流体管Pの外周を回転可能となり、切断ユニット3に設けられた切削バイト19により既設流体管Pを外周回りに切断できるようになっている。つまり、切断ユニット3は、従動スプロケット9を介してガイド部4に取付けられるようになっている。
切断ユニット3について詳しく説明すると、図6、図7、及び図8(a)、(b)に示されるように、切断ユニット3は、主に、前述した切削バイト19と、切削バイト19を固定に支持する支持部材18と、軸回りに回転することで切削バイト19及び支持部材18を既設流体管Pの径方向に進退させる歩進ネジ部20と、従動スプロケット9の外面に固定され、支持部材18を歩進ネジ部20の軸方向以外の移動を規制して収容するベース部材14と、ベース部材14に固定連設され歩進ネジ部20を回動可能に嵌挿する軸支部材15と、を有している。
歩進ネジ部20は、支持部材18に螺合するネジ部17aを有する軸部材17と、該軸部材17の図8(a)上部に設けられる回転羽根21と、から成り、この回転羽根21は、後述のキッカー部30のキッカー片31と当接係合可能な当接部21aと、軸支部材15に設けられた負荷部材23を嵌合可能な凹部を有する嵌合部21bと、を有している。負荷部材23は、その内部にバネ体を有しており、バネ体の弾性力により嵌合部21bへ押圧付勢される。
キッカー部30は、回転経路に沿って上ガイド4aの図6左右に夫々配設され、上ガイド4aに複数のネジ130により固定に取付けられる固定部27と、後述のキッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接量を調整する調整部26と、キッカー片31を、既設流体管Pの円周方向に回転する歩進ネジ部20と当接係合する後述の当接位置と、歩進ネジ部20との当接係合を避ける後述の退避位置と、の間を移動自在にする操作部25と、を有している。
調整部26は、主に、当接位置に配置され、歩進ネジ部20を軸回りに回転させるキッカー片31と、固定部27に対して相対移動可能な移動部材121と、移動部材121に固定に取付けられ、キッカー片31を一部収容する収容部材125と、キッカー片31を押圧するカム部材123と、カム部材123と連結するネジ部材127と、移動部材121に固定に取付けられ、ネジ部材127を回動可能に支持するネジ支持部材128と、を備えている。カム部材123は、短径部123aと長径部123bとを有する偏心した形状となっている。
図8(b)に示されるように、移動部材121には、長丸状の挿通孔121aが複数形成されており、この挿通孔121aと、該挿通孔121aに対応する固定部27に形成された図示しないネジ孔と、に一体的にボルト122を挿通することで、ボルト122が長丸状の挿通孔121aに遊嵌した状態で、移動部材121が固定部27に固定される。よって、この移動部材121の構成により、調整部26が固定部27に対して移動可能に支持される。
尚、移動部材121は、固定部27の図示上下に形成され、紙面手前側に延びるガイド部27a,27a内に嵌合されており、移動部材121が、このガイド部27a,27aにより案内されることで、キッカー片31の位置を図示上下方向に位置ずれすることなく図示左右方向に調整できるようになっている。
収容部材125には、キッカー片31を一部収容する収容孔125aが形成されており、この収容孔125a内における図示右方側には、収容部材125に対して固定されてリング部材124が配置される。
また、このリング部材124と、キッカー片31に固定に取付けられたリング状の止輪126と、の間には、キッカー片31に挿通されて弾性部材24が配置される。
カム部材123は、当初、その短径部123aが、キッカー片31の図示左端部と当接し、かつ前述のネジ部材127と、該ネジ部材127に連結された連結片129と、を介して操作部25に接続されており、操作部25を回動することで、カム部材123が回動し、カム部材123の長径部123bがキッカー片31と当接するため、図示実線のキッカー片31が図示右方に向かって移動する(図8(b)一点鎖線参照)。
図8(b)において、実線で示すように、カム部材123の短径部123aと当接するキッカー片31の位置が、歩進ネジ部20の回転羽根21との当接係合を避ける退避位置となっており、一点鎖線で示すように、カム部材123の長径部123bと当接するキッカー片31の位置が、歩進ネジ部20の回転羽根21と当接係合する当接位置となっている。
また、前述したように、リング部材124と、リング部材124と止輪126との間に弾性部材24が配置されているため、キッカー片31が退避位置から当接位置に移動するように操作部25を回動することで、キッカー片31の止輪126がリング部材124に対して近づき、弾性部材24が止輪126及びリング部材124により挟持される。
一方、キッカー片31の当接位置から操作部25を回動することで、キッカー片31がカム部材123との当接状態を維持するように、弾性部材24の弾性復帰力が止輪126に作用し、この弾性復帰力により、キッカー片31が当接位置から退避位置に戻る。
このように、既設流体管Pの円周方向に回転する切断ユニット3の回転経路近傍には、キッカー部30が上ガイド4aの外側面に固定配設されており、キッカー部30にはキッカー片31が歩進ネジ部20を回動可能に突設されている。よって、既設流体管Pの円周方向に回転動作する切断ユニット3がキッカー部30の近傍を通過する際に、歩進ネジ部20の回転羽根21の当接部21aが、キッカー片31と当接係合し、切断ユニット3がキッカー部30の近傍を通過し終えて、係合が解除されるまで回転羽根21が所定量回転することになる(図6及び図7参照)。
したがって、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に回転してキッカー部30を通過するたびに、歩進ネジ部20の回転羽根21の当接部21aがキッカー片31と当接係合して所定量回転し、歩進ネジ部20の軸部材17のネジ部17aに螺合した支持部材18に固定に支持された切削バイト19が単位あたり量ずつ内径方向に移動動作することにより、切削バイト19の先端刃が既設流体管Pの外周壁を一定量ずつ切削しながら外周を回転し、既設流体管Pを切断するようになっている(図6及び図7参照)。
また、図8(b)に示されるように、回転羽根21の当接部21aがキッカー片31との当接係合により所定量回転すると、嵌合部21bも同様に所定量回転し、負荷部材23は、嵌合部21bが所定量回転した後に対面する嵌合部21bの凹部に嵌合される。つまり、嵌合部21bは、所定量回転した後にバネ体で押圧付勢された負荷部材23により保持されるため、切削バイト19は、同様に単位あたり量既設流体管Pの内径方向に移動した地点で保持される。
したがって、既設流体管Pの切断時において、切削バイト19が既設流体管Pの外壁との摺接により後戻り方向に係る力を、負荷部材23と嵌合部21bの凹部との嵌合により受け止めることができるため、回転羽根21が逆回転することなく、切削バイト19の切削位置を保持することが可能となる。
また当然であるが、嵌合部21bに形成される凹部と、当接部21aとは、同一の所定角度間隔で設けられているため、既設流体管Pの切断時において、当接部21aがキッカー片31により所定量回転した地点で、負荷部材23は、その対面した前記凹部に嵌合されるため、前記所定量回転により付与された単位あたり量移動した地点において、確実に切削バイト19が保持される。
図6及び図7に示されるように、取付部材29は、図7左右側にそれぞれ配設され、主に、上ガイド4aと下ガイド4bとに架けて取付けられる背面部29dと、背面部29dの正面側に延びる延設部29eと、内側面に溝部29cが形成される凹状部29aと、凹状部29aの図6左右側に配置され、背面部29dの下部及び延設部29eの下部に取付けられて配置部56(図9参照)に支持される底面部29bと、を有しており、溝部29cが、作業筒11の案内部13を嵌合し、管切断装置1が該案内部13により案内される(図9参照)。
次に、管切断装置1の配置工程について説明すると、先ず、切断ユニット3が固着配設された上部スプロケット9aを、ガイド部4の上ガイド4aに取付けるとともに、切断ユニット3が固着配設された下部スプロケット9bを、ガイド部4の下ガイド4bに取付ける。すなわち、切断ユニット3を、既設流体管Pの円周方向に回転自在に従動スプロケット9を介してガイド部4に取付ける切断ユニット取付工程を行う(図6及び図7参照)。
そして、固定部27を、上ガイド4aに対しネジ130により固定に取付ける、すなわち、キッカー部30を、切断ユニット3の回転経路近傍においてガイド部4を取付けるキッカー部取付工程を行う(図6及び図7参照)。
次いで、図4に示されるように、駆動伝達部5と、ガイド部4の上ガイド4aと、を下ガイド4bに取付け、かつ上ガイド4a及び下ガイド4bに設けられたボルト28(図6参照)を螺入してガイド部4を既設流体管Pに固定する。そして、調整部26を、キッカー片31を当接位置に調整した位置で固定部27に対して固定する調整工程を行う(図8(a)、(b)参照)。
調整工程について具体的に説明すると、操作部25を操作することで、カム部材123の長径部123bをキッカー片31と当接させ、このキッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとの相対位置を視認する。キッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとが当接しない場合や、キッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとが所定の当接状態で当接しない場合には、ボルト122を移動部材121に遊結した状態で調整部26を固定部27に対して移動し、キッカー片31の位置を適宜変えて、歩進ネジ部20の当接部21aに対する当接量を調整し、キッカー片31が歩進ネジ部20の当接部21aと所定に当接する当接状態に調整した位置でボルト122を堅結し、移動部材121を固定部27に対して固定する(図8(a)、(b)参照)。
調整工程の終了後、操作部25を操作することで、キッカー片31を退避位置に移動させておく。次いで、無端チェーン10を、従動スプロケット9と駆動スプロケット8とに巻回し、駆動軸7’に図示しないモータ台を接続して、このモータ台に駆動モータ6(図5参照)を取付ける。そして、該駆動モータ6を作動させて無負荷状態で切断ユニット3を既設流体管Pの円周方向に試回転させ、無端チェーン10の張り等に異常がないかを確認する(図6参照)。
このように、操作部25によりキッカー片31が退避位置に退避することで、キッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとの当接係合を避けているため、切断ユニット3の試回転をする場合に、切削バイト19が進行してしまうことなく、円滑に切断ユニット3の試回転が可能となる。
また、前述したように、弾性部材24の弾性復帰力により、キッカー片31が退避位置に戻るため、キッカー片31を確実に退避位置に移動させることができる。
切断ユニット3の試回転後、前記モータ台及び前記駆動モータ6を取外す。そして、既設流体管Pの図示上側を囲繞するように筐体2の上部ケース2dを下部ケース2eの上部に取付け、両ケース2d,2eを既設流体管Pに固定する。そして、前述したパッキン69,69と、押輪Q,Qと、ゴム輪68,68を上部ケース2d及び下部ケース2eの側方開口部に夫々取付け、側方開口部を密封する(図4参照)。図5に示されるように、前述と同様に、図示上側の移動割継輪Rの取付座Rcに移動部材64を取付ける。
次いで、開閉弁2aを上部ケース2dの上部に取付ける。そして、筐体2内、すなわち上部ケース2d、下部ケース2e、及び開閉弁2a内に水を張り所定の水圧をかけ、筐体2内の水圧テストを行う。水圧テストの後、筐体2内の水を排水し、開閉弁2aの上部に作業筒11を取付け、更に作業筒11の上部に蓋部12を取付ける。
そして、伸縮継手部107を、切除部Kに配置された管切断装置1の駆動軸7’と、挿通孔12aに挿通された駆動長軸106の他端側と、の間において接続する。
具体的には、先ず、管切断装置1の駆動軸7’に伸縮継手部107を取付け、モータ台108が嵌挿された駆動長軸106を、密封材112及び挿通孔12aに挿通する。この状態において、駆動長軸106の一端側が作業筒11の外方に延びて露出している。そして、ボルト99及びナット98(図9参照)により、伸縮継手部107と駆動長軸106とを接続する。
次いで、懸吊手段102により懸吊された駆動モータ6をモータ台108に連結する。この連結において、駆動モータ6の軸部6bを駆動長軸106の嵌合部106bに嵌挿することで、軸部6bの図示上方に形成された載置部6aの下面と、モータ台108の図示上面と、が当接し、駆動モータ6が安定化して駆動長軸106に取付けられる。
次いで、管切断工程について説明すると、図5の状態から前述のように駆動長軸106に駆動モータ6を取付け、駆動モータ6を作動させて駆動長軸106を介し回転駆動力を伸縮継手部107に伝達することで、切断ユニット3に設けられた切削バイト19(図6参照)が既設流体管Pの外周面を切削しながら回動することになる。切除部Kにおいて、2箇所の切断面で既設流体管Pが切断され、すなわち切断面間の図示しない管片が既設流体管Pから分断されることになる。
既設流体管Pの切断が終了した後に、管切断装置1を管片とともに引上げる。先ずモータ台108に連結された駆動モータ6を外した後に、管切断装置1と下部ケース2eとの固定を解除し、ガイド部4(図6参照)に取付けられた取付部材29が仮受台55の配置部56よりも高い位置になるまで管切断装置1を引上げる(図9参照)。
具体的には、図9に示されるように、既設流体管Pの切断が終了した後に管切断装置1を引上げる際において、配置部56は、取付部57に収容されている位置、すなわち管切断装置1との移動による干渉を回避する回避位置に配置されており、既設流体管Pの切断が終了した後に懸吊手段102により駆動長軸106を介して管切断装置1を懸吊することで、取付部材29,29の溝部29c,29cに案内部13,13が嵌合され、すなわち管切断装置1が案内部13,13により案内され、取付部材29が仮受台55,55の配置部56,56よりも若干高い位置になるまで管切断装置1を引上げる。
次いで、図10に示されるように、仮受台55,55の操作部58,58を操作することで配置部56,56を、作業筒11の内方に向かって、管切断装置1を配置する配置位置に移動させる。
そして、引上げた管切断装置1を、案内部13,13により案内して下降させ、この配置部56,56の平坦面56d,56dに取付部材29,29の底面部29b,29bを載置することにより、管切断装置1を配置部56,56に配置する。つまり、取付部材29,29の底面部29b,29bが、配置部56,56の平坦面56d,56dに係合することにより、管切断装置1が仮受台55,55に仮置される。そして、開閉弁2aを閉状態にする。
尚、管切断装置1を引上げるまでは開閉弁2aを開状態にしているため、上水により作業筒11内が浸水されており、この閉状態にした後に、作業筒11に残留する上水を前記排水用コックから排水する。
前記排水用コックからの排水後、ボルト99及びナット98の締結を解除し、駆動長軸106を、管切断装置1が配置部56,56に配置された状態で、作業筒11内に収容された管切断装置1と、駆動長軸106の他端側と、の間において接続されている伸縮継手部107から取外し、駆動長軸106と管切断装置1とを、個別に作業筒11から回収する。
次いで、蓋部12を作業筒11から取外し、管切断装置1を引上げることで管切断装置1とともに管片を外方に取出す。そして、作業筒11を取外し、開閉弁2aの上部に図示しない吸引具が嵌挿されたスイーパ蓋を取付けて、開閉弁2aを開状態とし、切断部Z,Z(図11参照)付近に既設流体管Pの切断の際に発生した切粉を吸引具から吸引して外部に排出する。切粉の排出後、吸引具を引上げるとともに、開閉弁2aを閉状態として前記スイーパ蓋を開閉弁2aから取外し、開閉弁2aの上部に作業筒11を取付ける。
この作業筒11の取付け後、制水弁42を切除部Kに配置する制水体設置工程を行う。ここで、制水弁42の構造について説明すると、図11に示されるように、制水弁42は、内部に弁体43を備えた弁筐体42a、及び該弁体43に接続され弁筐体42aの外方に突出した弁軸部43bを有しており、開閉弁2aを介して筐体2内に挿入され、切除部Kに配置される。
具体的には、制水弁42は、緊急時に弁体43の回動で管路を遮断可能であって、制水弁42の両端部43c,43dには、移動割継輪R,Rと接続するための接続フランジ部41,41が形成されている。
更に、制水弁42の図示中央部には、着脱可能に支持部材T,Tが取付けられており、この支持部材T,Tに、支持ユニット103,103が取付けられた前述の取付部材29,29が着脱可能に設けられている。尚、支持ユニット103は、内側面に溝部が形成される凹状部を有しており、該溝部が取付部材29の溝部と連通し、これら溝部が作業筒11の前記案内部を嵌合し、制水弁42が該案内部により案内されるようになっている。
次に、図11において、先ず、前記仮受台の前記操作部を操作することで配置部を、配置位置に移動させる。
そして、制水弁42を、前記案内部により案内して下降させ、前記配置部の平坦面に支持ユニット103,103の底面部を載置することにより、制水弁42を前記配置部に配置することで、制水弁42が前記仮受台に仮置される。
次いで、図11に示されるように、弁軸部43bの図示上部に、連結具42bを設け、この連結具42bにボルト・ナットVにて作業筒11外方まで延びた挿入ロッド109を取外し可能に連結する。
そして、懸吊手段102にて制水弁42を懸吊した状態で、前記仮受台の操作部を操作することで内方に移動した前記配置部を回避位置に移動する(図10参照)。そして、図12に示されるように、開閉弁2aを開状態にし、制水弁42を下降して既設流体管Pの管軸と略同軸の位置に配置する。
制水弁42を下降した後に、制水弁42の端部42c,42d及び既設流体管Pの切断部Z,Zに移動割継輪R,Rを架設する継輪架設工程を行う。作動油を供給する油圧ユニット63と油圧ジャッキ65のシリンダ65b間に油圧ホースHを連結し、油圧ユニット63を操作して、作動油をシリンダ65b内に供給することで、移動割継輪R,Rを、移動割継輪R,RのフランジRb,Rbが制水弁42の接続フランジ部41,41と当接するまで切除部Kに向かって(図示白抜矢印参照)移動させる。これにより、図13に示されるように、移動割継輪R,Rが制水弁42の端部42c,42d及び既設流体管Pの切断部Z,Zに架設される。
継輪架設工程が終了した後に、筐体2内、すなわち上部ケース2d、下部ケース2e、及び開閉弁2a内の水を排水する。そして、ボルト・ナットVを取外すことで挿入ロッド109を、連結具42bとの連結を解除して筐体2の外部に懸吊手段102にて引抜き、蓋部12、作業筒11、及び開閉弁2aを取外す。そして、移動割継輪R,RのフランジRb,Rbと制水弁42の接続フランジ部41,41とを夫々図示しないボルトにより締結し、上部ケース2d、上部ケース2d側に設けられた取付座Rc、上部ケース2dに設けられた油圧移動手段を構成する部材等の各種部材を取外す。
各種部材を取外した後に、下部ケース2eを取外すために、図14に示されるように、固定部材101,101の上端に設けられた夫々の支持台104,104に架設部材105を架設するとともに、架設部材105にチェーンブロック60を設ける。このチェーンブロック60のチェーン60aを支持部材Tの係合箇所に係合することで、切除部Kに配置された制水弁42をチェーンブロック60により吊持し、下部ケース2eを取外すことができるようになっている。
下部ケース2eを取外した後に、支持部材Tを制水弁42から取外し、制水弁42を回動させる制水体回動工程を行うために、図15(a)に示されるように、制水弁42を既設流体管Pの周方向に回動可能に支持する回動支持部76を接続フランジ部41と当接するようにその下方に載置する。
ここで、回動支持部76の構造について説明すると、回動支持部76は、前述したジャッキ75と、既設流体管Pの周方向に回動可能に支持するローラ111b,111bを有する支持ユニット111と、から成っている。
そして、回動支持部76を配置した後に、制水弁回動手段71を設置し、移動割継輪Rを介して既設流体管Pに接続された制水弁42を、弁軸部43bが水平方向を向く設置位置に向けて既設流体管Pの周方向に回動させる制水弁回動手段71を用いて制水体回動工程を行う(図15(b)参照)。
ここで、制水弁回動手段71の構造について説明すると、図15(a)、(b)に示されるように、制水弁回動手段71は、既設流体管Pに対し固定に取付けられる本体部72及び架設片79に架設される付属ユニット74及び該付属ユニット74に取付けられる略対称の2分割構造の分割部材73,73と、ボルト61及びナット62により移動割継輪Rに着脱可能に架設され、制水弁42とともに周方向に回動する架設片79と、から成る。
付属ユニット74,74は、架設片79と係合する図示しない進退部と、該進退部に螺合し、前記進退部を進退する駆動する駆動部78と、を有しており、駆動部78を回動操作して、前記進退部を駆動部78の軸方向に移動することで、前記進退部に係合された架設片79が、移動割継輪Rとともに所定角度(本実施例では30°)周方向に回動する操作が可能になっている。
そして、この操作を繰り返すことで、図15(b)に示されるように、制水弁42が図15(a)の状態から90°回動し、制水弁42が、弁軸部43bが水平方向を向く設置位置に設置される。
図15(b)において、制水体回動工程を行うことにより、制水弁42は、図示左右水平方向の弁体43の弁軸部43b回りに回動し管路を開閉可能な弁体43が略水平方向を向いた開状態で配置され、通常は既設流体管P内を流体が流通可能となる。
制水体回動工程が終了した後に、制水弁回動手段71を構成する部材及び回動支持部76を取外し、図16(a)、(b)に示されるように、移動割継輪R,RのフランジRb,Rbと、制水弁42の接続フランジ部41,41と、の結合状態を確認するとともに、移動割継輪R,Rの内周に図示しないシール材を嵌挿するとともに、フランジRd,Rdと、押輪のフランジを結合し、更に固定リングS,Sを取付ける。そして、制水弁42を支持する支持台52を制水弁42の下方に複数設ける。
次いで、遮断装置を構成する各種部材を制水弁42に取付ける。図16(b)に示されるように、弁体43の図示左側において、前述した弁軸部に回動力が伝達可能に遮断装置34を組み付ける。同様に、弁体43の図示右側において、前記弁軸部に回動力が伝達可能に遮断手動手段35に組み付ける。
図16(a)、(b)に示されるように、遮断装置34は、後述する荷重体38、緩衝部39、ソレノイド49等の各部材が、基板36に組み付けられて構成されている。
次に、弁体43の回動動作について説明すると、例えば地震等の非常時など既設流体管Pの特定状態において、信号線50の他端側に設けられた図示しない地震の感知装置からの電気信号が、ソレノイド49に送られることで、ソレノイドバー49aが上方のソレノイド49本体に向かって移動する。この移動に伴い、保持レバー48がその一端部周りに上方に回動し、他端部が係止片47から外れて、荷重体38が、前記軸部周りに下方に移動しようとする拘束が解かれ、重力落下するので、この荷重体38の重力落下とともに、回動アーム44及び前記軸部を介して前記弁軸部を略90度回動し、すなわち弁体43が閉塞状態となる。
このように、遮断装置34の荷重体38を前記弁軸部の上方に設け、既設流体管Pの特定状態において重力落下することで、水平方向の前記弁軸部に直接に駆動力を付与することにより、特段のエネルギを用いずに前記弁軸部の上方に設けられた荷重体38の位置エネルギを利用して、安価且つ効率よく駆動力を前記弁軸部に付与することができる。
以上に説明したように、実施例の管切断装置において、キッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとの位置合わせに高い精度が要求されるため、キッカー部30の固定部27と切断ユニット3とをガイド部4に取付けた後に、当接位置において、キッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとが当接しない場合や、キッカー片31と歩進ネジ部20とが所定の当接状態で当接しない場合が起こっても、調整部26を固定部27に対して相対移動し、キッカー片31の位置を調整して、歩進ネジ部20の当接部21aに対する当接量を調整することで、当接位置においてキッカー片31と歩進ネジ部20の当接部21aとを確実に高い精度で位置合わせをすることができる。
また、管切断方法において、開閉弁2aを備えた筐体2を用い、既設流体管Pを水密に囲繞する筐体囲繞工程と、切断ユニット3を、既設流体管Pの円周方向に回転自在にガイド部4に取付ける切断ユニット取付工程と、キッカー部30を、切断ユニット3の回転経路近傍においてガイド部4に固定に取付けるキッカー部取付工程と、調整部26を、キッカー片31を調整した位置で固定部27に対して固定する調整工程と、管切断装置1を用い、筐体2内で既設流体管Pの切除部Kを切断する管切断工程と、を行うことで、上記と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例及び変形例では、既設流体管Pの内部を流れる流体が上水であるが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、本実施例では、制水弁42を、弁体43の回転で管路を開閉する回転弁として説明しているが、制水体の用途や構成についてはこれに限らず、例えば、弁体の上下動で管路を開閉する仕切弁や、分岐弁・分岐管等の制水体であってもよいし、あるいは流量計や発電機等の設置体であってもよい。
また、前記実施例では、キッカー部30が、片側の回転経路の近傍に2式ずつ、すなわち複数配設されていることで、キッカー部30が片側の回転経路の近傍に1式のみ配設される場合と比較して、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に沿って回転する1周あたりの切削バイト19の直径方向に進行する量を増加させ、既設流体管Pの切断に要する切断ユニット3の周回数を減らすことができるが、必ずしも2式である必要はなく、既設流体管Pのダクタイル鋳鉄管や鋼管等の材質に応じて、例えば1式のみ配設されていてもよいし、3式以上配設されていてもよい。
更に、前記実施例では、キッカー部30が、片側の回転経路の近傍に2式ずつ配設されているため、切断ユニット3が既設流体管Pまわりに一周する度に2式のキッカー片31により歩進ネジ部20が2回駆動されているが、既設流体管Pのダクタイル鋳鉄管や鋼管等の材質に応じて、例えば一方のキッカー片31のみを当接位置に配置し、他方のキッカー片31を退避位置に配置するようにして、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に沿って回転する1周あたりの切削バイト19の直径方向に進行する量を調整することができる。
また、前記実施例では、操作部25を回動することで、カム部材123が回動して、キッカー片31が当接位置または退避位置に移動するようになっているが、例えば、操作部がキッカー片に固定され、操作部の押し引き操作でキッカー片を当接位置または退避位置に移動させてもよい。
1 管切断装置
2 筐体
2a 開閉弁(開口部)
4 ガイド部(本体部)
20 歩進ネジ部
24 弾性部材
25 操作部
26 調整部
27 固定部
30 キッカー部
31 キッカー片
Z 切断部
P 既設流体管

Claims (5)

  1. 分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え既設流体管を水密に囲繞する筐体内で、既設流体管の所定箇所を切断する管切断装置であって、
    前記既設流体管に固定に取付けられる本体部と、前記既設流体管の円周方向に回転自在に該本体部に取付けられる切断ユニットと、該切断ユニットの回転経路近傍において前記本体部に固定に取付けられるキッカー部と、を備え、
    前記切断ユニットは、前記既設流体管の周壁を前記円周方向に沿って切断可能な切削バイトと、軸回りに回転可能であって該切削バイトを前記既設流体管の直径方向に進退させる歩進ネジ部と、を有し、
    前記キッカー部は、前記円周方向に回転する前記歩進ネジ部と当接係合する当接位置に配置され、前記歩進ネジ部を前記軸回りに回転させるキッカー片と、前記本体部に固定に取付けられる固定部と、該キッカー片を備え、該固定部に対して相対移動可能に支持され、前記キッカー片の前記歩進ネジ部に対する当接量を調整する調整部と、を少なくとも有し、
    前記調整部は、前記キッカー片を調整した位置で前記固定部に対して固定されるようになっていることを特徴とする管切断装置。
  2. 前記キッカー部は、前記回転経路に沿って複数配置されることを特徴とする請求項1に記載の管切断装置。
  3. 前記キッカー部は、前記キッカー片を、前記当接位置と、前記歩進ネジ部との当接係合を避ける退避位置と、の間を移動自在にする操作部を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の管切断装置。
  4. 前記キッカー片が前記当接位置から前記退避位置に移動するように前記操作部を操作した場合に、前記キッカー片を、弾性部材の弾性復帰力により、前記退避位置に戻すようにしたことを特徴とする請求項3に記載の管切断装置。
  5. 分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備えた筐体を用い、既設流体管を水密に囲繞する筐体囲繞工程と、
    前記既設流体管に固定に取付けられる管切断装置の本体部と、前記既設流体管の周壁を前記既設流体管の円周方向に沿って切断可能な切削バイトと、軸回りに回転可能であって該切削バイトを前記既設流体管の直径方向に進退させる歩進ネジ部と、を有する管切断装置の切断ユニットと、を用い、該切断ユニットを、前記円周方向に回転自在に該本体部に取付ける切断ユニット取付工程と、
    前記本体部と、前記切断ユニットが前記円周方向に回転する前記歩進ネジ部と当接係合する当接位置に配置され、前記歩進ネジ部を前記軸回りに回転させるキッカー片と、前記本体部に固定に取付けられる固定部と、該キッカー片を備え、該固定部に対して相対移動可能に支持され、前記キッカー片の前記歩進ネジ部に対する当接量を調整する調整部と、を少なくとも有するキッカー部と、を用い、該キッカー部を、前記切断ユニットの回転経路近傍において前記本体部に固定に取付けるキッカー部取付工程と、
    前記調整部を、前記キッカー片を調整した位置で前記固定部に対して固定する調整工程と、
    前記管切断装置を用い、前記筐体内で既設流体管の所定箇所を切断する管切断工程と、
    から少なくとも構成されていることを特徴とする管切断方法。
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