JPH0738784B2

JPH0738784B2 - 紙巻煙草製造機械用ストリツプ案内装置

Info

Publication number: JPH0738784B2
Application number: JP62043223A
Authority: JP
Inventors: マッテイリッカルド
Original assignee: ジ−．デ− ソチエタペルアツイオニ
Priority date: 1986-02-28
Filing date: 1987-02-27
Publication date: 1995-05-01
Anticipated expiration: 2010-05-01
Also published as: GB2187172B; FR2595041A1; GB2187172A; IT8603345A0; BR8700948A; DE3705288C2; US4883074A; DE3705288A1; FR2595041B1; IT1191341B; JPS62205778A; GB8703324D0

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はストリップ案内装置、特に紙巻煙草製造機械の
ためのストリップ案内装置に関する。

〔従来の技術〕

紙巻煙草製造機械は、その内部で、リールから巻き戻さ
れた紙ストリップが多数の作動ユニットを通って、その
周りにストリップが巻かれる迂回プーリの上に供給され
かつ水平のベッドの上に供給される、供給ユニットを通
常具備していることが知られている。前記ベッドと紙ス
トリップとの間に、ループ形式でかつ通常は空気を通す
織物材料で作られたベルトの頂上分枝部が配置されてい
る。前記迂回プーリの付近に、織物ベルトと共に水平ベ
ッドに沿って動く紙ストリップが、供給装置から刻まれ
た煙草の連続した流れと共に上方から供給される。

前記ベッドに沿って走行するにしたがって、紙ストリッ
プは前記ベルトにより順次横方向に折り曲げられ、通常
連続紙巻煙草棒状体と言われている連続する煙草の充て
んされた円筒体が形成さるようにし、この棒状体は続い
て１本の紙巻煙草の長さに切断される。

紙ストリップが機械の作動中に前記迂回プーリの上流側
で裂けた場合には、通常ストリップの経路に沿って設け
られているセンサが、機械を自動的に停止させたこの故
障が操作者により修復されるようにする。

操作者はその仕事のうちで機械の再始動を行うことが要
求されこの明らかに最も面倒な仕事は、迂回プーリの周
りに紙ストリップを巻き直しまたこの紙ストリップを前
記ベッドと煙草流れコンベアの端部との間の極めて狭い
通路を通すことからなるものである。

それ自体が１本の棒状体紙巻煙草製造機械で行うのに困
難なこの操作は、実際上は、複式棒状体機械、すなわち
２本の平行の紙巻煙草棒状体を製造するように作られて
いる機械には行うことができない。

この複式棒状体製造機械の場合は実際に、紙ストリップ
の数が２つでありそして相互に同一軸の各プーリの周り
のこれら紙ストリップを巻きつけ前記棒状体形成ベッド
の搬入端部に配置させなければならない。そのため、前
記プーリの一方は他方のプーリによって完全に隠され操
作者が接近するのが妨げられる。

本出願人、ジー．デー．エス．ピー．エーにより出願さ
れた米国特許第4,336,813号では、棒状体形成ベッド上
への紙ストリップの挿入が自動的に行われ、上記の欠点
が解消されるようにしている。

前記特許によれば、棒状体形成ベッドの搬入端部に配置
されかつまた前記織物ベルトのための伝動部材を構成す
る前記迂回プーリの円筒形表面が、吸引源に連結されて
いる。

前記特許によれば、操作者は単に、前記織物ベルトが迂
回プーリの周りに巻かれる個所で各紙ストリップの端部
を織物ベルト上に置くだけでよい。機械が始動される
時、迂回プーリ上に吸引によって保持された紙ストリッ
プはこの迂回プーリにより前記棒状体形成ベッド上に供
給される。

しかし実際の操作において、具合よく前記操作が行われ
またストリップを棒状体形成ベッド上に正しく供給する
ためには、ストリップの十分に長い部分が、その端部が
水平の棒状体形成ベッド上にすでに位置しているように
してプーリに接触するよう配置させなければならない。
そうでなかったならば、機械が始動した時吸引プーリは
ストリップを前方に供給することができず、ストリップ
は、プーリの上流側のストリップの経路を区画形成する
手段（伝動ローラと印刷装置）により生じる大きな抵抗
により、プーリから離れる。

その結果、機械の、特にストリップが裂けた時の始動時
に、操作者はストリップの端部を吸引プーリに接触させ
て配置するだけでなくストリップを前記狭い通路を通し
てベッド上に手動で挿入することが必要となる。

これは、特に複式棒状体紙巻煙草製造機械において明ら
かに極めて骨のおれる作業であり、この複式紙巻煙草製
造機械においては前記２つのストリップの一方が、操作
者により困難を伴って接近し得る経路を呈するだけであ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、公知の技術の状態によってもたらされ
る前記の欠点を解消するよう構成されたストリップ案内
装置、すなわち、紙ストリップを迅速かつ正確に連続紙
巻煙草棒状体形成ベッドの搬入端部に供給することので
きる装置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的のため、本発明によれば、特に紙巻煙草製造機
械のための、少なくとも１つの紙ストリップを、連続紙
巻煙草棒状体を形成するための少なくとも１つのベルト
により頂部に区画形成された水平ベッドの上に供給する
ための、ストリップ案内装置であって、前記ベルトが前
記ベッドの搬入部においてプーリ上に巻かれかつ前記搬
入部において煙草の連続する流れを供給する装置の下方
に配置されるストリップ案内装置において、前記紙スト
リップの端部を前記搬入部において前記ベッド上に供給
する装置を具備し、この供給装置が、前記ストリップの
前記端部を保持する手段を具備し、かつ前記搬入部に対
し前記保持手段が解放される第１の位置と、前記ストリ
ップの前記端部が前記ベッドの前記搬入部に挿入される
第２の位置との間を動くよう構成されている，ことを特
徴とするストリップ案内装置が提供される。

〔実施例〕

本発明は添付図面を参照し実例を示すことにより以下に
説明される。

第１図は複式棒状体紙巻煙草製造機械における連続紙巻
煙草棒状体を形成するためのベッド１の搬入端を示す。

ベッド１は機械の前壁２に実質的に水平に固定され、空
気を通す材料から形成された２つのコンベアベルト５と
６の頂上分枝部３と４（第２図）を摺動するように支持
している。ベッド１の搬入端において、ベルト５と６は
水平プーリ７の周りに巻かれ伝動ローラ８と９により張
力がかけられる。

ベルト５と６の頂上分枝部３と４はベッド１の頂面に沿
って２つのそれぞれのストリップ10と11を供給し、これ
ら各ストリップの上に刻まれた煙草の連続した流れが、
全体を12で示す公知の供給装置により供給される。

本発明のストリップ案内装置はプーリ７に並んで配置さ
れたボックス13を具備し、このボックス13はまたその頂
部がベルト５及び６の頂上分枝部３及び４によって接触
する穴のあけられた水平壁14によって区画形成され、そ
の底部がローラ８とプーリ７との間のベルト５と６の部
分に接触する傾斜壁15によって区画形成されている。

ボックス13はその内部に、ダクト17を介して吸引源（図
示しない）と連通する室16を区画形成する。

半径方向の等間隔の多数の孔19を有する管状部材18から
なるプーリ７は、壁２により回転自在に（図示しない方
法で）支持され、作動手段（図示しない）によりその軸
線の周りに回転される。管状部材18は円筒形の室を区画
形成し、この室はその外部と孔19を介して連通しまた軸
方向のダクト20を介して吸引源（図示しない）に連結さ
れている。

管状部材18は固定された仕切り要素21を取囲み、この仕
切り要素21は外側が、プーリ７と同軸に延在する円筒表
面により実質的に180゜の角度にわたり区画形成されて
いる。仕切り要素21は気密式に、ボックス13に面する管
状要素の内側の円筒表面の半分と協同する。

22はストリップ10と11のための伝動ローラを示し、この
ローラはプーリ７の軸線と平行なシャフト23上に取付け
られまたそれ自体がプーリ７の下方に配置されている。

ボックス13の下方に、ストリップ10と11のための固定さ
れた伝動手段が設けられ、この手段はプーリ７の軸線と
平行なシャフト25上に取付けられた遊動ローラ24からな
っている。

26は、ベッド１を形成する連続紙巻煙草棒状体上に２つ
の紙ストリップ10と11を供給する装置を示す。前記装置
26は、プーリ７の軸線と平行でかつその下側にある軸線
を持つピン28に、その一端が枢着されたアーム27を具備
している。ピン28は機械の前壁２と一体の壁29上に支持
される。ピン28の周りに、スプリング30が巻かれてお
り、このスプリング30はその一端が壁29に固定され、他
端がピン28の付属部に固定されている。アーム27の自由
端はピン28と平行な一体の管状要素31を有し、この管状
要素31はその前端に掴みノブ32からなる手動制御手段が
取付けられ、また他端は可撓ダクト33を介して吸引源
（図示しない）に連結されている。

ノブ32の近くに、管状要素31は各孔34（第２図ではその
うちの１つだけが示されている）に保持手段が取付けら
れ、この保持手段は、穴があけられ同一平面上にある矩
形プレート37と38によって閉鎖された２つの中空基部35
と36とを具備している。基部35と36は、プレート37と38
を隔てる垂直平面がベルト５と６を隔てる垂直の中間平
面と一致するように管状要素31上に配置される。各プレ
ート37と38は、その底部に鋸歯のある切断刃39（第２図
に示されている）と、管状要素31に対し横断方向に配設
された長手方向の縁に沿う案内縁40とを有している。第
１図及び第２図において底部限界位置で示されている供
給装置26は、スプリング30により第１図の点線で示すよ
うに対照的な頂部限界位置に、ピン28の周りを反時計方
向に回転させられるようになっており、供給装置26は、
前記頂部限界位置において基部35と36の凹面円筒形表面
41が、プーリ７と同軸に位置しかつプーリ７の周りに巻
かれたベルト５と６に実質的に接触するような、形状と
寸法に作られている。この接触は、頂部分枝部３と４の
直ぐ前のベルト５と６の部分に沿い実質的に90゜の円弧
にわたって生じる。このように配設された供給装置26に
より、プレート37と38は実質的に頂部分枝部３と４と平
行となりかつこれに接触し、ベルト５と６の走行方向に
対して連続紙巻煙草棒状体形成ベッド１の搬入部に位置
する前縁を有することになる。実際の使用時及び紙巻煙
草製造機械の平常の作動状態のもとにおいて、紙ストリ
ップ10と11は伝動ローラ24及び22とプーリ７とによって
区画形成される経路に沿って連続紙巻煙草棒状体形成ベ
ッド１の上を走行する。ベルト５と６の分枝部３と４
は、装置12により供給された煙草の前記連続の流れに関
してストリップ10と11を前方に供給する。

このような状態のもとで、供給装置26のアーム27はその
底部限界位置に配置されている。ストリップ10と11の少
なくとも一方が裂けた場合は、機械が自動的に停止し、
そして前記吸引源がプーリ７の孔19と、ボックス13の頂
部穴あき壁14とを通して作動される。

操縦者はその時ストリップ10と11の端部をそれぞれプレ
ート37と38の上に置き、そして鋸歯付き切断刃39の助け
によりプレート37と38の底端部を越えて突き出ているス
トリップ10と11の端部を切断する。ストリップ10と11の
端部は、管状要素31と孔34を介してダクト33によって生
じた吸引作用により穴あきプレート37と38に付着する。
この時、操作者はノブ32を握りアーム27を反時計方向に
頂部限界位置へ回転する。この回転中にローラ24とプレ
ート37及び38との間のストリップ10と11の直線部分はロ
ーラ22により次第に迂回させられ、ローラ22はそのため
ストリップ10と11を阻止する手段としての作用をする。
ローラ22のこの作用のため、ストリップ10と11の端部
は、プレート37と38に沿って滑り、第１図で連続線で示
される位置からスタートすることになる。アーム27が回
転を続けると、ローラ22とプレート37と38との間のスト
リップ10と11の部分はプーリ７のところでベルト５と６
に接触するようになり孔19を通って生じた吸引作用によ
り前記ベルト５と６に次第に付着するようになる。アー
ム27が頂部限界位置に達した時、ストリップ10と11の端
部分は基部35及び36の前記円筒形表面41とプーリ７との
間に配置され、また前記ストリップの端部はプレート37
と38から完全に解放されて、水平の連続紙巻煙草棒状体
形成ベッド１の搬入部で分枝部３と４の上に位置する。

アーム27がついでその底部限界位置に戻され、機械は再
び動き出す。この結果、ベルト５と６はストリップ10と
11をベッド１に沿って供給するため再び動き出し、供給
装置12がストリップ10と11上に前記煙草の流れを再び供
給し始める。

上記の記載から、本発明のストリップ案内装置はストリ
ップ10と11の端部を容易かつ迅速に紙巻煙草棒状体形成
ベッド１上に挿入することのできることが明らかであ
る。

この技術に熟達した者にとって、本発明の範囲から逸脱
することなくここに記載されかつ図示されたストリップ
案内装置に変更を施すことができることは明らかであ
る。

例えば、ノブ32により手動で作動する代りに、供給装置
26はモーター又はピン28に連結されかつスイッチ43で作
動される自動制御手段42によって、作動ささせることが
できる。

最後に、本発明のそしてここに記載されたストリップ案
内装置は、前記の障害が特に厄介な複式棒状体紙巻煙草
製造機械に用いるのに特に適している。しかしながら、
本発明装置は単一棒状体紙巻煙草製造機械においても大
きな利点をもって用いられることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の前面図を示し、第２図は第１図の細部を示す側面図である。１……ベッド、5,6……ベルト、７……プーリ、10,11…
…紙ストリップ、12……煙草供給装置、22……伝動手
段、26……ストリップ端部供給装置、27……アーム、28
……ピン、32……ノブ、35,36……基部、37,38……プレ
ート、39……切断刃、40……側縁、41……凹面、42……
自動制御手段。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも１つの紙ストリップ（10,11）
を、連続した紙巻煙草棒状体を形成する少なくとも１つ
のベルト（5,6）により頂部に区画形成された水平のベ
ッド（１）上に供給し、前記ベルト（5,6）が前記ヘッ
ド（１）の搬入部においてプーリ（７）上に巻かれかつ
前記搬入部において連続した煙草の流れを供給する装置
（12）の下方に配置されている、特に紙巻煙草製造機械
のためのストリップ案内装置において、前記紙ストリッ
プ（10,11）の端部を前記搬入部において前記ベッド
（１）上に供給する装置（26）を具備し、前記供給装置
（26）が、前記ストリップの前記端部を保持する手段
（37,38）を具備し、かつ前記保持手段（37,38）が前記
搬入部に対して解放される第１の位置と、前記ストリッ
プの前記端部が前記ベッド（１）の前記搬入部に挿入さ
れる第２の位置との間を、動くように構成されているこ
とを特徴とするストリップ案内装置。
【請求項２】前記プーリ（７）が吸引型であり、前記供
給装置（26）が、前記保持手段（37,38）を支持し前記
プーリ（７）の軸線と平行でかつ前記保持手段（37,3
8）を支持するピン（28）に枢着されたアーム（27）を
具備し、前記保持手段（37,38）が吸引源に連結されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のスト
リップ案内装置。
【請求項３】前記保持手段が、吸引源に連結され、かつ
前記プーリ（７）と係合するようになっている表面（4
1）を有する各基部（35,36）を介して前記アーム（27）
により支持された、穴のあけられたプレート（37,38）
を、少なくとも具備していることを特徴とする特許請求
の範囲第２項記載のストリップ案内装置。
【請求項４】前記プレート（37,38）が、前記ストリッ
プ（10,11）の長手方向の縁を案内する側縁（40）と、
前記ストリップ（10,11）の前記端部を調整するための
横断刃（39）とを有することを特徴とする特許請求の範
囲第３項記載のストリップ案内装置。
【請求項５】前記供給装置（26）が、前記保持手段（3
7,38）を前記２つの位置の間で移送する手動制御手段
（32）を具備することを特徴とする前記特許請求の範囲
各項中の１項に記載のストリップ案内装置。
【請求項６】前記供給装置（26）が、前記保持手段（3
7,38）を前記２つの位置の間で移送するための自動制御
手段（42）を具備することを特徴とする特許請求の範囲
第１項から第３項中の１項に記載のストリップ案内装
置。
【請求項７】前記供給装置（26）が前記第１の位置から
前記第２の位置へと通過するとき前記ストリップ（10,1
1）を阻止する手段（22）を具備し、前記ストリップ（1
0,11）の端部が長手方向に滑りそれ自体が前記保持手段
（37,38）から次第に離れるようにしていることを特徴
とする前記特許請求の範囲各項中の１項に記載のストリ
ップ案内装置。
【請求項８】前記阻止手段が前記プーリ（７）の上流側
に配置された伝動手段（22）からなることを特徴とする
特許請求の範囲第７項記載のストリップ案内装置。