JPH0738777A - ディジタル・ペデスタル・クランパ - Google Patents

ディジタル・ペデスタル・クランパ

Info

Publication number
JPH0738777A
JPH0738777A JP5176704A JP17670493A JPH0738777A JP H0738777 A JPH0738777 A JP H0738777A JP 5176704 A JP5176704 A JP 5176704A JP 17670493 A JP17670493 A JP 17670493A JP H0738777 A JPH0738777 A JP H0738777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
signal
digital
level
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5176704A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Kobayashi
伸嘉 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5176704A priority Critical patent/JPH0738777A/ja
Publication of JPH0738777A publication Critical patent/JPH0738777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で精度の高いディジタル・ペ
デスタル・クランパを提供すること。 【構成】 ディジタル出力信号をレベルデコーダ105
で予め設定されたペデスタル基準値と比較し、出力信号
レベルに応じて可逆計数器106の制御入力に、増減計
数指示U/D又は計数停止指示EN1を与える。計数器
106はクランプパルスのある期間、前記指示に従って
計数し、出力をDA変換器107に供給する。DA変換
器107でアナログ信号に変換されLPF108で平滑
化された信号がペデスタルレベル制御電圧として差動増
幅器102に与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号のクランプ
回路に関し、特に、VTR等のビデオ信号を扱う機器に
おけるDCレベルを一定にするためのクランプ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号をA/D(アナログ・ディジ
タル)変換する際には、映像信号のペデスタルレベルを
固定させることが必要であり、この目的のために、従来
は、図6に例示するようなアナログのペデスタルクラン
パが用いられていた。
【0003】図6において、入力アナログビデオ信号は
差動増幅器601の正入力に印加され、該増幅器の負入
力に印加される後述する直流レベルと比較され、直流変
動分の除かれた信号がAD変換器602に供給される。
【0004】AD変換器602で前記アナログ・ビデオ
信号はディジタル・ビデオ信号に変換されて、後続の回
路に送出される。
【0005】他方、差動増幅器601の出力が比較器6
03の正入力に印加され、負入力に印加されているペデ
スタル基準電圧ER と比較され、誤差出力がサンプリン
グホールド回路604に供給される。
【0006】サンプリングホールド回路604は、端子
607に印加されるクランプパルスによって水平帰線期
間に黒レベル誤差信号をサンプリング保持して、その出
力613を差動増幅器601の負入力に供給し、前述の
とおり差動増幅器601において入力アナログビデオ信
号のレベル調整を行なうのに使われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のアナログ
・ペデスタル・クランパは精度、温度特性、過渡特性等
の面で不安定なところがあり、また、精度を上げるには
ペデスタル基準電圧ERを厳密に調整する必要があっ
た。
【0008】近年、業務用ビデオ機器では、AD変換器
は、従来の8ビットAD変換器に代わって、10ビット
のAD変換器が主流を占めるようになり、ペデスタルク
ランパにも一層高い精度が求められている。
【0009】ところが、上述したような従来のアナログ
クランパでは10ビット精度を実現するのは難しい。
【0010】そこで、この問題を解決するためにペデス
タルクランパをディジタル化することが考えられる。し
かしながらアナログ回路をそのままディジタル回路に置
き換えたのでは回路が煩雑になる。
【0011】この様子を図7に示す。
【0012】図7において、703は誤差検出回路、7
04はホールド回路である。
【0013】誤差検出回路703は、出力ディジタルビ
デオ信号とペデスタル基準信号との差をとる減算器72
0、レジスタ716の内容に前記減算器720からの出
力を加算する加算器719、クランプパルスがないとき
AND回路718を介してレジスタ716の内容を循環
し、クランプパルスが来たとき加算器719の出力をレ
ジスタ716に入力する切り換えスイッチ715、及び
加算平均値を出力するための1/N乗算器717から構
成される。
【0014】ホールド回路704は、誤差検出回路70
3からの誤差信号を保持するレジスタ722と、クラン
プパルスが来ていない時はレジスタ722の内容を循環
させ、クランプパルスが来たとき誤差検出回路703か
らの入力を取り入れる切り換えスイッチ721で構成さ
れる。
【0015】ホールド回路704にホールドされたディ
ジタル誤差信号はディジタル・アナログ変換器723で
アナログ信号に変換され、低域通過フィルタで平滑化さ
れて出力713にペデスタル制御電圧として出力され
る。
【0016】図7から明らかなとおり、図6の回路をそ
のままディジタル化すると、ペデスタル基準電圧との比
較器及び積分器703、サンプリングホールド回路70
4をディジタル回路で表現しなければならず、回路構成
が複雑になる。
【0017】また、ペデスタルレベル変動に対するダイ
ナミックレンジを確保するため、ペデスタル制御電圧は
アナログ部分で減算しなければならず、このためDA変
換器723が必要である。
【0018】このDA変換器はクランプ回路が10ビッ
ト精度を確保するためにはより高い精度(例えば12ビ
ット)でなければならない。それゆえ回路構成は益々複
雑なものとなる。本発明は、上記の点に鑑み、簡単な回
路構成で精度の高いディジタル・ペデスタル・クランパ
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のペデスタル・ク
ランパは、入力アナログ信号をディジタル信号に変換し
て出力する回路に適用するペデスタルクランプ回路であ
って、前記ディジタル信号のレベルをデコードして、そ
のレベルに応じて、加算、減算、計数停止の出力を出す
所定の不感帯を有するレベルデコーダと、クランプパル
スが印加されている期間に前記レベルデコーダの出力信
号に従って、クロックパルスを計数する可逆計数器で成
るディジタル積分器と、該ディジタル積分器の出力をア
ナログ信号に変換してペデスタル制御電圧を発生するデ
ィジタル・アナログ変換器を備えたことを特徴とするデ
ィジタル・ペデスタル・クランパを提供する。
【0020】好ましい実現形態として、本ディジタル・
ペデスタル・クランパは、前記レベルデコーダが読み出
し専用メモリで成ることを特徴とする。
【0021】好ましい実現形態として、本ディジタル・
ペデスタル・クランパは、前記クランプパルスが印加さ
れていない期間に前記可逆計数器に周期的に繰り返され
るランプ電圧信号を印加して下位数ビットの増減計数を
行ない該可逆計数器の出力から前記下位数ビットを捨て
ることにより信号の丸めを行なうようにしたことを特徴
とする。
【0022】
【作用】本発明の上記構成によれば、レベルデコーダ1
05,405に不感帯を設けたので、雑音に対して安定
に動作するとともに、制御動作の収束が速い。
【0023】レベルデコーダはAD変換後の信号のペデ
スタルレベルを直接参照するので検出動作が極めて正確
である。
【0024】ペデスタル基準は直接ROM(読み出し専
用メモリ)に書き込まれているので装置は無調整であ
る。又IC化した場合でもワイヤードロジックで決めら
れているので無調整である。
【0025】本発明の1例におけるDA変換器はビット
数を少なくすることができるのでコストの削減になる。
【0026】本発明のクランパは高速で動作する。例え
ば、可逆計数器のビット数をN、クランプパルスの幅を
M(サンプル/ライン)とすれば、最大追随ライン数L
fmaxは、 Lfmax=2N /M(ライン) である。N=12ビット、M=34サンプル/ライン
(525ライン、60Hzの場合)には、Lfmax=12
1ライン、即ち約1/2フィールドである。
【0027】
【実施例】図1を参照して、本発明ディジタル・ペデス
タル・クランパの1例の説明をする。
【0028】図1において、101はアナログビデオ信
号が供給される入力端子、102は差動増幅器、103
はAD変換器、104はディジタルビデオ信号の出力端
子である。
【0029】また、105はレベルデコーダで入力11
6に印加されるAD変換器103からのディジタル信号
に基いて、次の2つの出力を出す。すなわち、(a)入
力がペデスタル基準電圧より低ければロー信号L、入力
がペデスタル基準電圧よりも高ければハイ信号H、入力
がペデスタル基準電圧と等しければ無視される信号で成
る(反転L)/H信号と(b)入力がペデスタル基準電
圧に等しければハイ、入力がペデスタル基準電圧に等し
くなければローの信号で成る出力EQ信号を出す。
【0030】このレベルデコーダ105はROM又はワ
イヤードロジック(IC化する場合)で構成する。
【0031】106は可逆計数器(アップ・ダウン・カ
ウンタ)で、その入力は、前記レベルデコーダからの出
力信号(反転L)/Hが印加されるU/D入力と、EQ
信号が印加される反転EN1入力と、クランプパルスが
供給されるEN2入力を備え、端子117に印加される
クロックによって可逆(UP/DOWN)計数をする。
【0032】107はDA変換器であり、その入力には
可逆計数器106から12ビットのディジタル信号が供
給される。
【0033】DA変換器107の出力は低域通過濾波器
108で平滑化して差動増幅器の負入力115に印加さ
れ、ペデスタル制御電圧として使われる。
【0034】次に、図2を参照して本実施例の回路動作
の説明をする。
【0035】動作スタートに続いて、ステップS1でク
ランプパルスがH(ハイ)かL(ロー)かを調べる。こ
のパルスがHならば、即ち図1の端子112にクランプ
パルスが印加されていれば、ステップS2に進み、レベ
ル比較の結果を見る。すなわち、レベル・デコーダ10
5の出力が入力とペデスタル基準が等しいことを示して
いればステップS3に進み、計数器106は前の状態を
保つ。
【0036】再びクランプパルスがHかLかを調べる。
クランプパルスがHならばステップS2に進み、入力が
ペデスタルレベル基準よりも大きければステップS4に
進み計数器106は増計数(加算)する。
【0037】もし、入力がペデスタル基準よりも小さけ
ればステップS5に進み計数器106は減計数(減算)
する。
【0038】ステップS1でクランプパルスがLならば
ステップS3に進み、計数器106は前の状態を保つ。
【0039】可逆計数器106の出力は12ビットのデ
ィジタル信号としてDA変換器107に供給され、そこ
でアナログ信号に変換される。
【0040】このアナログ信号は低域通過フィルタ10
8で平滑化された後差動増幅器102の負入力に印加さ
れ、ペデスタルクランプに使われる。即ち、入力ビデオ
信号のペデスタルレベルが高くなっているときは、DA
変換器からの出力も大きくなっており、入力ビデオ信号
のペデスタルレベルが低いときは、DA変換器からの出
力も小さくなっているので、差動増幅器102の出力は
ペデスタルレベルが基準値と一致した一定の値となるよ
うに制御される。
【0041】図1の回路において、ペデスタルレベル誤
差の検出は、レベルデコーダ105と可逆計数器106
によって行われている。
【0042】即ち、この回路では、ペデスタルレベルの
誤差そのものを検出しDA変換して出力するものではな
く、まずレベルデコーダ105で入力のペデスタルレベ
ルが基準より高いか低いかだけを検出し、それを可逆計
数器106に供給している。
【0043】可逆計数器106は、前回までのペデスタ
ルレベル誤差に対して今回の入力に従って追加的に加算
又は減算することによって誤差の更新を行なうようにな
っている。
【0044】これによって、図1に示した本発明の回路
は従来のクランプ回路と比べて、その回路構成が非常に
簡単になっている。
【0045】ペデスタルレベルの変動に瞬時に追随する
ことを要求しなければ、このように追随比較形で良く、
絶対値比較をしなくてもよい。
【0046】レベルデコーダ105の入出力特性は、図
3に示す如く、或る範囲の入力変動に対して不感とする
不感帯を設けるのが好ましい。
【0047】この様子を、図3を参照して説明する。図
3において、横軸は入力、縦軸は出力であり、点Aがペ
デスタルレベルである。EQ信号は、この不感帯では
“1”となり前回と同じ(即ち、変化なし)であること
を可逆計数器106に指示する。
【0048】(反転L)/H信号は、前回が“0”なら
ば“0”のままに留まり、前回が“1”ならば“1”の
ままに留まる。不感帯の幅は、雑音の振幅よりも大きい
幅とする。通常はディジタル信号の最下位±1ビット程
度である。
【0049】この不感帯を設けることにより雑音に対し
て回路が安定に動作し、制御動作の収束が速くなる。
【0050】可逆計数器106とDA変換器107を統
合した分解能はAD変換器の分解能より大きくするのが
好ましい。例えばAD変換器が10ビットならば可逆計
数器とDA変換器は12ビット必要である。
【0051】ところで、高分解能のDA変換器は価格が
高いので、分解能の低いDA変換器を使った方が有利で
ある。
【0052】この観点に立って考えると、ペデスタル用
DA変換器は、それほど高速を必要としないので、時間
軸上で分解能をかせぐことが考えられる。
【0053】次に、この考えに基いた本発明の他の実施
例について、図4を参照して、説明する。図4において
図1と同様の部分には同様の符号が付されており説明は
省略する。
【0054】図4の回路において、423は切換回路で
クランプパルスがH(ハイ)の時レベルデコーダ405
の出力416に現れる(反転L)/H信号を可逆計数器
406に印加し、可逆計数器406はその間加算又は減
算計数を行なってペデスタル制御電圧を計算する。
【0055】クランプパルスがL(ロー)になるとレベ
ルデコーダ405からの信号は可逆カウンタに入らず、
前の状態を保持している。
【0056】この状態で端子419に下位2ビットのア
ップ・ダウン信号が印加されると、計数器406は22
=4回カウントアップし4回カウントダウンする。
【0057】このことは、12ビットのペデスタルデー
タの下位2ビットに2ビットのランプ信号を加算するこ
とを意味する。
【0058】この加算の結果、下位2ビットの重みが3
ビット目(即ち、10ビットの最下位ビット)に加わ
る。
【0059】407はDA変換器で10ビットのディジ
タル信号をアナログ信号に転換するものである。従っ
て、可逆計数器406から出力される12ビットのう
ち、最下位2ビットは捨てられ(丸められ)、上位10
ビットがDA変換器407に加えられる。
【0060】DA変換器407の出力は低域通過フィル
タ408で平滑化されて差動増幅器402の負側入力に
印加される。この低域通過フィルタ408で平滑化され
たペデスタル制御信号は12ビットの精度を持ってい
る。
【0061】次にペデスタル制御信号発生部のレベルデ
コーダ405、可逆計数器406及び丸め信号加算回路
419について更に詳しい説明をする。
【0062】ここで扱われる復号ビデオ信号は図8に示
すように、1水平期間NTSC方式で858回、PAL
方式で864回サンプリングされるものとし、ペデスタ
ルレベル検出のためにNTSC方式では34回、PAL
方式では32回が割り当てられているものとする。
【0063】1水平期間中のペデスタルレベル検出期間
以外のサンプリング数は、NTSC方式の場合、858
−34=824回で8の倍数になっている。同様にし
て、PAL方式の場合は、864−32=832回でや
はり8の倍数に選ばれている。
【0064】このことは、前述した、クランプパルスが
来ていない期間に、サンプリング周波数の1/8、即ち
サンプリング周期の8倍で可逆計数器406にランプ電
圧計数を行なわせるのに好都合にしている。
【0065】なお、復号ビデオ信号の振幅は、10ビッ
トのAD変換器403を使う場合、10ビットで表現さ
れるが、本発明と直接の関係はないので詳しい説明は省
略する。
【0066】図4の回路の説明に戻って、まず、レベル
デコーダ405の説明をする。
【0067】このレベルデコーダ405は、読み出し専
用メモリ(ROM)で構成することができる。ROMの
入力には前記ディジタル・ビデオ信号が入力し、出力に
は前記(反転L)/H信号及びEQ信号が出力される。
【0068】この場合も、前記図1の回路について説明
したと同様に、不感帯が設けられる。例えば、入力が1
6進法で040の点で出力が変化するとすると、不感帯
は16進法で最下位ビット±1に選ばれる。即ち、04
0±1に選ばれる。
【0069】入力信号が16進で000〜03Fまでは
EQがL(ロー)、(反転L)/HもL(ロー)、入力
信号が16進で041以上ではEQがL、(反転L)/
HがH(ハイ)、入力信号が16進で03Fと041の
間にあるときはEQがHで(反転L)/Hが不定であ
る。
【0070】レベルデコーダ405からの出力信号(反
転L)/Hは出力端子416から切換スイッチ423に
与えられ、420にクランプパルスがある間に可逆計数
器のU/D入力端子に印加される。
【0071】同レベルデコーダ405からの出力信号E
Qは出力端子417からAND回路418の1入力に印
加され、クランプパルスがある間に可逆計数器406の
反転EN1入力端子に印加される。
【0072】EQ信号は、不感帯にあることを示す信号
であるからこの信号が与えられたときには可逆計数器4
06は計数動作を停止する。
【0073】次に、丸め回路の説明をすると、端子42
0にクランプパルスが無いとき、端子419からサンプ
リング周期の8倍の周期で2ビット期間のHレベルと2
ビット期間のLレベルから成るパルスがスイッチ423
に入力されると、これが可逆計数器のU/P入力端子に
印加され、最初のH期間に0から4まで加算し、次のL
期間に4から0まで減算する動作を繰り返す。
【0074】可逆計数器406の計数内容は、クランプ
パルス到来時の計数値にクランプパルスが無い時に下位
2ビットに周期的に加減算される計数値によって、3ビ
ット目に桁上げ桁下げが起こる。
【0075】この3ビット目に与える影響(桁上げ/桁
下げ)によって、可逆計数器406の出力12ビットの
内の下位2ビットを捨てても、12ビット並みの精度が
得られる。次に図4の回路の動作について、図5を参照
して簡単に説明する。
【0076】スタート後、ステップS1において、クラ
ンプパルスがハイかローかを検出して、ハイならば、ス
テップS2に移り、レベルデコーダ405の出力のレベ
ル比較の結果を見る。
【0077】もし、入力がペデスタルレベルよりも大き
ければステップS4に進む。このとき、レベルデコーダ
405の出力は(反転L)/H=1,EQ=0なので、
計数器406は増計数(加算)する。
【0078】もし、入力がペデスタルレベルと等しけれ
ば、ステップS3に進む。このとき、レベルデコーダ4
05の出力は(反転L)/H=X(Xはこの値を無視す
ることを示す)、EQ=1なので計数器406は計数を
停止し、前の値を保持する。
【0079】もし、入力がペデスタルレベルよりも小さ
いと、ステップS5に進む。このときレベルデコーダの
出力は(反転L)/H=0,EQ=0であるから計数器
406は減計数(減算)をする。
【0080】以上は、図2を参照して前述したのと同じ
動作であるが、本実施例においては、ステップS1でク
ランプパルスがローのときステップS6に進んで丸め用
信号の加算を行なうようになっている点が異なる。
【0081】ステップS6において、EQ=0であるか
ら可逆計数器は計数可能状態にあり、L/H信号はサン
プリング周波数fS の1/8の周波数でオン、オフする
のでこの間、計数器406は、下位2ビットの増減計数
を繰り返す。
【0082】以上の動作を各クランプパルスの到来毎に
繰り返し、動作終了まで続ける。
【0083】
【発明の効果】本発明のディジタル・ペデスタル・クラ
ンパは、構造が簡単で、安価に製作できるとともに、高
精度で正確なクランプ制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディジタル・ペデスタル・クランパの1
例を示すブロック図である。
【図2】図1の回路の処理アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図3】レベルデコーダの入出力特性図である。
【図4】本発明ディジタル・ペデスタル・クランパの他
の例を示すブロック図である。
【図5】図4の回路の処理アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図6】従来のアナログ・ペデスタル・クランパを示す
ブロック図である。
【図7】ディジタル・ペデスタル・クランパの構成例を
示すブロック図である。
【図8】複合映像信号のサンプリングの説明図である。
【符号の説明】 103 AD変換器 105 レベルデコーダ 106 計数器 107 DA変換器 108 低域通過フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力アナログ信号をディジタル信号に変
    換して出力する回路のペデスタルクランプ回路であっ
    て、 前記ディジタル信号のレベルをデコードして、そのレベ
    ルに応じて、加算、減算、計数停止の出力を出す所定の
    不感帯を有するレベルデコーダと、 クランプパルスが印加されている期間に前記レベルデコ
    ーダの出力信号に従って、クロックパルスを計数する可
    逆計数器で成るディジタル積分器と、 該ディジタル積分器の出力をアナログ信号に変換してペ
    デスタル制御電圧を発生するディジタル・アナログ変換
    器を備えたことを特徴とするディジタル・ペデスタル・
    クランパ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル・ペデスタル
    ・クランパにおいて、前記レベルデコーダが読み出し専
    用メモリで成ることを特徴とするディジタル・ペデスタ
    ル・クランパ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のディジタル・ペ
    デスタル・クランパにおいて、前記クランプパルスが印
    加されていない期間前記可逆計数器に周期的に繰り返さ
    れるランプ電圧信号を印加して下位数ビットの増減計数
    を行ない該可逆計数器の出力から前記下位数ビットを捨
    てることにより信号の丸めを行なうようにしたことを特
    徴とするディジタル・ペデスタル・クランパ。
JP5176704A 1993-07-16 1993-07-16 ディジタル・ペデスタル・クランパ Pending JPH0738777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176704A JPH0738777A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 ディジタル・ペデスタル・クランパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176704A JPH0738777A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 ディジタル・ペデスタル・クランパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0738777A true JPH0738777A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16018295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5176704A Pending JPH0738777A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 ディジタル・ペデスタル・クランパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0738777A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008129885A1 (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Panasonic Corporation 出力制御回路、および撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008129885A1 (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Panasonic Corporation 出力制御回路、および撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5341218A (en) Video signals clamping circuit for maintaining DC level of video signals
JPH082046B2 (ja) デジタル・クワドラチュア信号対校正回路
CA1214281A (en) Digital circuit for the level alignment of an analog signal
JPH0799862B2 (ja) 階調補正装置
JPS6238062A (ja) 2値信号検出方法及び装置
JPH057154A (ja) A/d変換回路
JPS6335149B2 (ja)
JPH0856160A (ja) Adコンバータの異常検出装置
JPH0738777A (ja) ディジタル・ペデスタル・クランパ
JP3143117B2 (ja) 信号処理装置
JPH07193755A (ja) デジタルクランプ回路
JPS59104826A (ja) A/d変換装置
JP2659463B2 (ja) 時間軸補正装置の時間軸誤差検出回路
JPH0644711B2 (ja) アナログ−デイジタル変換装置
JPH0646287A (ja) 映像信号フィードバッククランプ回路
JP3179862B2 (ja) 計量装置の信号処理回路
JP2578803Y2 (ja) D/a変換回路
US20040189498A1 (en) Digital equalization apparatus
JPS60194620A (ja) A/d変換方法
JPH08107353A (ja) A/d変換器及び信号処理装置
JPS58212220A (ja) アナログ/デイジタル変換器のオフセツト電圧補正方法
JPH04123523A (ja) A―d変換装置
JPH06177757A (ja) Ad変換装置
JPH0685673A (ja) 映像信号a/d変換器
JPH06209485A (ja) 信号処理装置