JPH073867U - ペイルパックへの溶接用ワイヤ装填装置 - Google Patents

ペイルパックへの溶接用ワイヤ装填装置

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JPH073867U
JPH073867U JP3421493U JP3421493U JPH073867U JP H073867 U JPH073867 U JP H073867U JP 3421493 U JP3421493 U JP 3421493U JP 3421493 U JP3421493 U JP 3421493U JP H073867 U JPH073867 U JP H073867U
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JP
Japan
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wire
pail pack
guide
fixed
welding
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Application number
JP3421493U
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English (en)
Inventor
島幸 高橋
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペイルパック内に溶接用ワイヤを花柄状のル
ープをなして整然と積層、収納する。 【構成】 固定ガイド筒26の下部に下方に縮径する逆円
錐形の押えガイド50を形成すると共に、逆円錐形の押え
ガイド50の外周上に逆円錐形の始端部に一端を固定され
外筒2側に向って下方に拡径傾斜すると共に下端で水平
に屈曲し固定ガイド筒26の下端に他端を固定された跳ね
上り防止部材51を設けてある。ペイルパック1の内筒3
側へ跳ね上るループ状のワイヤWを傾斜した固定ガイド
50の外面で押えると共に、外筒2側へ跳ね上るループ状
のワイヤWを防止部材51によって押えることができる。 【効果】 ペイルパック1内にワイヤWをもつれや、絡
みを生ずることなく整然とした花柄ループ状に収納でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はペイルパックに捩り入りワイヤを花柄ループ状に積層して収納する溶 接用ワイヤ装填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ペイルパックに収納された溶接ワイヤを上部ループから順に上方へ引 き出し、溶接トーチに供給して溶接を行っている。ペイルパックから引き出した ワイヤは、引き出し時に1巻きについて 360度の捩りを受けるため溶接トーチか ら溶接部に供給されるワイヤの先端が反り返り、溶接点が変動するという問題点 がある。そこでペイルパックにワイヤを装填する際に、あらかじめワイヤに弾性 限界の範囲内で逆の捩りを付与しておき、ワイヤ引き出し時に生じる捩りにより 相殺することが行われている。
【0003】 しかしながらペイルパックに花柄ループ状に収納された捩り入りワイヤには常 に元に戻ろうとする力が作用し、このためペイルパック内に積層収納する際にワ イヤが飛び出して整然と花柄状に積層できず、ループが不揃となり易い。このた めペイルパックからワイヤを引き出す時に、ワイヤがもつれて取り出し不能とな り、溶接に支障を来たす場合がある。
【0004】 このような問題点に対処するため、実公昭63−13904 号公報にはペイルパック にワイヤを積層収納する際に、ワイヤが安定した状態でペイルパック内に収納さ れるように押えローラを用いて、装填するワイヤループを規制するようにした溶 接用ワイヤ装填装置が提案されているので、これを図5および図6を参照して説 明する。
【0005】 図5は、図6の上方に図5を重ねて1つの図面を構成する。図5および図6に おいてWは図示しないワイヤ供給源から送られてくるワイヤであり、ワイヤWは 該ワイヤを数回巻き付けられるワイヤ引取りキャブスタン5と押えローラ6とか らなるワイヤ供給機構42によりワイヤ供給源から引張り出されるとともにペイル パック1内へと送給される。キャブスタン5はベルト9を介して駆動モータ10に より回転されその回転速度はペイルパック1内に送られるワイヤWの送給速度を 決定する。
【0006】 11はワイヤWをキャブスタン5からペイルパック1まで案内するガイドパイプ であり、その入口12はワイヤ送給機構42のワイヤ出側に、出口13は水平面に対し て傾斜しペイルパック1の内筒3と外筒2の間に入るように配置されている。な お52は内筒3の上部に設けられたガイド部を示す。ガイドパイプ11の上部は回転 軸14の中空内部に一体的に取付けられ、該回転軸14は固定支持架台24にベアリン グを介して取付けられ、プーリ15、16ベルト17、減速機18を介して前記駆動モー タ10により所定速度で回転する。又ガイドパイプ11の下部は、回転軸14を軸とす る遊星歯車機構19に取付けられた回転ガイド筒20に螺旋状に巻き付いて取付けら れる。
【0007】 遊星歯車機構19は、回転軸14に固定した一対の円板21に、上下端に遊星歯車22 を配した複数本の遊星軸22aをベアリングを介して取付けるとともに、該遊星歯 車22、22とかみ合う上部内歯車23aと下部内歯車23bを上下部に設けている。上 部内歯車23aは支持架台24に固定し、又下部内歯車23bは回転軸14下端にベアリ ングを介して懸吊された固定ガイド筒26に固定している。これにより固定ガイド 筒26は静止状態で回転軸14に支持懸吊される。
【0008】 遊星歯車機構19の下部内歯車23bを上部に固定した固定ガイド筒26は、その下 部にガイドパイプ11の出口13から出たワイヤをガイドするガイド筒25を、ペイル パック1の内筒3と外筒2との間に位置する如く取付けている。ガイド筒25はそ の下端部に、ガイドパイプの出口13から出てガイド筒25に巻付きながら螺旋状に なって落下しワイヤ積層体W′の上端に着地するワイヤループの落下位置を規制 して外筒2内壁に接するようにするため突出部材41を、斜め下方に突出させて取 付けている。
【0009】 また、ガイド筒25を支持する固定ガイド筒26の下端部に、ワイヤの積層体内周 位置を規制する垂下部材44を垂設している。43は41と同様な突出部材で、ガイド 筒25の下端部に、41とは直径方向で反対の位置に取付けられる。部材41、43は舌 片状のもので、部材44は支柱状のものである。 ペイルパック1は回転テーブル27上に載置されている。該回転テーブルは昇降 機構33の昇降台34にベアリングを介して取付けられ、プーリ28、29、ベルト30、 減速機31を介して駆動モータ32により所定の回転速度で反時計方向に回転する。
【0010】 昇降機構33はワイヤWのガイドパイプ11の出口13とペイルパック内のワイヤ積 層体W′上端面との間の距離を一定に保持すべく、積層体W′の高さが高くなる に従って徐々にペイルパックを所定速度で鉛直方向に降下させるためのもので、 昇降台34の支持部材36、37を軸38で回転自在に交差させている。支持部材36、37 はその両端において摺動可能な如く昇降台34と基台35に取付けられ、又交差軸38 は鉛直方向にのみ移動可能に構成されている。40は昇降機構の油圧シリンダであ る。
【0011】 ガイドパイプ11の入り口12附近に設けられた39は、昇降機構33に降下指令を発 するための検知手段で、たとえば、近接スイッチであり、該近接スイッチ39は遊 星歯車機構の回転軸14上端の突起に近接して設けられ、該回転軸14の回転数を検 知し、所定の回転数毎に昇降機構33に降下指令を発信する。該発信を受ける毎に 昇降機構33は少しずつ昇降台を降下させ、ガイドパイプ11の出口13とワイヤ積層 体W′上端との距離を常に一定に保つ。
【0012】 図6およびその一部を拡大した図7に示すとおり、上端を固定された逆L字型 の支柱46を設け、ペイルパック1の外筒2の内壁と内筒3の間に垂下させたこの 支柱46の先端に加圧押え込みローラ47を、ワイヤ積層体W′の上部に接するよう に固定させている。また加圧押え込みローラ48を垂下部材44の中間にワイヤ積層 体W′に接する位置に固定させる。これらの押え込みローラ47、48はペイルパッ クの中心軸に関してほぼ対称の位置にあり、そしてローラ47はワイヤ積層体W′ の中央から外方の表面を、ローラ48は同内方の表面に当接し、これらのローラ47 、48でワイヤ積層体W′の全表面を押圧する(ワイヤ積層体は回転するから)。 これにより、装填されるワイヤの乱れを防ぎ、そしてペイルパック内に密に充填 することができる。
【0013】 このように構成された装填装置では、駆動モータ10により駆動され上方から見 て時計方向に一体的に回転する。ガイドパイプ11の出口13から回転しながら送り 出されるワイヤWは、時計方向回転する該出口13とペイルパック内のワイヤ積層 体W′上端面との間においてガイド筒25に螺旋状に巻き付きながら順次下方へと 移動し、ガイド筒下端部に斜め下方に突出して取付けた突出部材41によりワイヤ 積層体Wの上部面における落下位置を規制され、該上部面上にペイルパック筒内 壁に常に接するワイヤループを形成して着地する。
【0014】 ワイヤループはガイド筒25に案内されてその直下へ落ちようとするが、突出部 材41があるので全体が該突出部材の突出方向へシフトされる。詳しくは該部材41 はワイヤループを外筒2の内壁に接するようにし、反対側の部材43はワイヤルー プを外筒内壁からのシフト分だけ大きく離れた状態でしかも内筒3の外面より所 定間隙離れたワイヤ積層体W′内周部位置よりとび出さないように規制して積層 体W′の上端面上に収める。この時回転テーブル上のペイルパック1は緩やかに 反時計方向に回転しているので、ワイヤ積層体W′の上端面に形成されるワイヤ ループは順次ずれて花柄ループ状に積層される。
【0015】 このようにしてできた積層体W′の上端部を加圧押え込みローラ48と反対側に 設けた加圧押え込みローラ47で着地したワイヤを直ちに押え込み、着地ワイヤの 自由運動をなくし、ワイヤを拘束規制して嵩密度を安定させ整然とした花柄を描 いてペルパックに収納する。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
前記実公昭63−13904 号公報に提案された従来技術によれば加圧押え込みロー ラ47、48で着地したワイヤを直ちに押え込むのでワイヤが飛び出すことなくペイ ルパックに整然と花柄状ループに積層できるという利点があるが、押し込みロー ラにワイヤが引掛かってワイヤの順序が入れ替り易いという欠点があった。
【0017】 本考案は前記従来技術の問題点を解消し、ペイルパックにワイヤが整然とした 花柄ループをもって積層することができるペイルパックへの溶接ワイヤ装填装置 を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための請求項1記載の本考案は、溶接用ワイヤを送給する ワイヤ送給機構と、該ワイヤをペイルパック内に挿通案内するリングまたはパイ プを有する回転ガイド筒と、この回転ガイド筒をワイヤ送給速度に対し一定の比 率で回転しワイヤに捩りを入れる回転機構と、ペイルパックを載置する回転テー ブルを支持してペイルパックにワイヤが装填されるにつれて降下する昇降機構と 、前記回転ガイド筒の内側に垂直同心に支持された固定ガイド筒とを備え、ペイ ルパックに捩り入り溶接用ワイヤを花柄ループ状に積層して収納するペイルパッ クへの溶接用ワイヤ装填装置において、前記固定ガイド筒の下部をペイルパック の内筒側に向かって下方に縮径する逆円錐形とすることによってペイルパック内 筒側へのワイヤ跳ね上りを押える押えガイドを形成する一方、この逆円錐形の押 えガイド外周上に当該逆円錐形の始端部に一端を固定されペイルパック外筒側に 向かって下向きに拡開傾斜すると共に下端で水平に屈曲し固定ガイド筒の下端部 に他端を固定されたL型のワイヤ跳ね上り防止部材を少くとも1箇所に配設した ことを特徴とするペイルパックへの溶接ワイヤ装填装置である。
【0019】 また請求項2記載の本考案は、リングを備えた回転ガイド筒の外側に同心にワ イヤはみ出し防止用の円筒カバーを設けたことを特徴とする請求項1記載のペイ ルパックへの溶接用ワイヤ装填装置である。
【0020】
【作用】
本考案によれば、固定支持ガイドの下部を下方に縮径する逆円錐形にしてある からペイルパックの内筒側へ跳ね上るループ状のワイヤを逆円錐の固定ガイド外 面で押えることができる。また固定ガイド筒下部の外周上に逆円錐形の始端部に 一端を固定されペイルパック外筒側に向かって下方に拡径傾斜すると共に下端で 水平に屈曲し、固定ガイド筒の下端に他端を固定されたL型のワイヤ跳ね上り防 止部材によってループ状のワイヤがペイルパックの外筒側へ跳ね上るのを押える ことができる。このためペイルパック内にワイヤを整然として花柄ループ状に積 層して収縮することができる。
【0021】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。なお、本考案において使用 する溶接用ワイヤ装填装置は、図5および図6に従って説明したものと回転ガイ ド筒20の内側に垂直同心に支持された固定ガイド筒26およびガイドパイプ11を除 く溶接用ワイヤを送給するワイヤ送給機構、ワイヤをペイルパック回転機構、ペ イルパックを載置回転テーブルを支持してペイルパックにワイヤが装填されるに つれて降下する昇降機構を利用することができるので詳細説明を省略する。
【0022】 本考案では、図5および図6を参照して説明した従来例のようにガイドパイプ 11を回転ガイド筒25に螺旋状に巻き付けてワイヤWのガイドをする代りに図1に 示すように回転ガイド筒25にガイドリング49を螺旋状経路上に複数個配設してワ イヤWをガイドするようになっている。 このようにガイドパイプ11の代りにガイドリング49を用いたのは、ガイドパイ プ11が摩耗し易く、局部的に摩耗するとワイヤWのスムーズなガイドが困難とな りワイヤ詰まりを生じるばかりでなく摩耗の補修に手間が掛るのに対し、ガイド リング49は局部的な摩耗によるガイド不良が生じ難いと共に補修が容易なためで ある。
【0023】 なお、ガイドリング49の配設ピッチはワイヤWが螺旋経路から外方にはみ出す ことなくスムーズにガイドできるようなピッチとすることが肝要であり、たとえ ば100mm程度ごとに配設するのが適当である。ガイドパイプ11が摩耗するまで はワイヤWのスムーズなガイドが可能であるので、本考案においてガイドパイプ 11を使用することも可能である。
【0024】 また本考案では、従来例のように固定ガイド筒26の下部外側にガイド筒25を設 けこのガイド筒25の下端部にワイヤWのループ落下位置を規制して外筒2の内壁 に移すようにするため、舌片状の突出部材41を設け、この突出部材41とは直径方 向で反対の位置に舌片状の突出部材43を設け、さらにペイルパック1の外筒2と 内筒3の間に垂下させた支柱46の先端に加圧押え込みローラ47、48をそれぞれほ ぼ対称位置に配設する代りに、次のような構成とするものである。
【0025】 図2(a)、(b)、(c)は、本考案に係るペイルパックへの溶接用ワイヤ 装填装置における固定ガイド筒26の構造を示し、固定ガイド筒26の下部を下方に 縮径した逆円錐形として押えガイド50を形成する。一方、固定ガイド筒26の下部 に形成した逆円錐形の押えガイド50外周上に、逆円錐形の始端部に固定されて拡 開傾斜すると共に下端で水平に屈曲し固定ガイド筒26の下端部に他端を固定した L型の跳ね上り防止部材51を少くとも1箇所に配設するものである。
【0026】 図1は本考案に係るペイルパックへの溶接用ワイヤ装填装置の下部を構成する 回転ガイド筒20とその内側に配設された固定ガイド筒26の部分を、外筒2および 内筒3からなるペイルパック1にセットした状態を示している。固定ガイド筒26 の下部に形成した逆円錐形の押えガイド50はペイルパック1の内筒3に向って下 方に縮径傾斜しており、また押えガイド50の外周上に設けた跳ね上り防止部材51 はペイルパック1の外筒3に向って下方に拡径傾斜している。
【0027】 次に本考案の作用を図1に基いて説明する。所定速度で送られるワイヤWは回 転ガイド筒20の回転により捩りを入れながら複数のガイドリング49を経由し、最 下端のガイドリング49から送り出される。このようにして送り出されたワイヤW は、所定のループ径を与えられ固定ガイド筒26に螺旋状に巻き付きながら順次下 方へと移動し、跳ね上り防止部材51の開拡傾斜面に誘導され、跳ね上り防止部材 51の偏心した位置でループを形成するが、回転ガイド筒20の下端とペイルパック 1内に積層収納されたワイヤW′の上面との距離間隔によっては図3(b)に示 すように跳ね上り防止部材51の位置でペイルパック1の外筒2内壁とワイヤWの ループが接することがある。
【0028】 このことを利用して外筒2の内壁にワイヤWのループが接する位置より特定角 度すなわち通常45度〜90度位相をずらした位置に跳ね上り防止部材51を配置する ことによって、ペイルパック1の外筒2側へ跳ね上ろうとするワイヤWのループ を跳ね上り防止部材51の下端水平部により押えることができる。 一方、固定ガイド筒26の下部を逆円錐形とした押えガイド50はペイルパック1 の内筒3側へ跳ね上ろうとするワイヤWのループを押えガイド50の逆円錐外面ま たはワイヤWのループ径より小なる径の押えガイド50の部分によって跳ね上がろ うとするワイヤWのループを押えることができる。その結果、図3(a)に示す ようにペイルパック1内に整然とした花柄状のループをなしワイヤW′を収納す ることができる。押えガイド50の逆円錐傾斜角度θは実験の結果によれば10度以 上あればよいことが判明した。なお、前記実施例では押えガイド50を1箇所配設 する場合について説明したがペイルパック1の外筒2内壁にワイヤWのループが 接する位置の近傍に複数箇所に配置してもよい。また図4に示すように回転ガイ ド筒に配設したガイドリング49の外側に同心に円筒カバー53を設けて、ガイドリ ング49にガイドされるワイヤWが外方へはみ出さないように円筒カバー53によっ て防止する構造としてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、固定ガイド筒の下部に形成した逆円錐形 の押えガイドと跳ね上り防止部材とによりペイルパックの内筒側および外筒側に 跳ね上がろうとするワイヤのループを押えることができる。さらに回転ガイド筒 の下端とペイルパックに積層収納したワイヤ上面との距離間隔を厳密に制御する ことによって、そのワイヤループ押え効果が増し、これによって、ワイヤ巻取り 時のワイヤループの跳ね上り高さをループの順序が入れ替らない程度に制御でき る。その結果、ワイヤ順序の入れ替りに起因するワイヤ装填時の装填不良の発生 や取り出し時のワイヤ絡みおよび縺れが防止でき溶接作業の能率向上が達成され る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る装置を示す断面図であ
る。
【図2】本考案に係る要部示す構造図であり、(a)は
正面図、(b)は(a)図のA−A矢視を示す側面図、
(c)は(a)図のB−B矢視を示す平面図である。
【図3】本考案の装置によりペイルパック中にワイヤを
ループ状に装填する状況を示す平面図である。
【図4】本考案に係る他の装置を示す断面図である。
【図5】従来例の装置の上部を示す縦断面図である。
【図6】従来例の装置の下部を示す縦断面図である。
【図7】図6の要部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ペイルパック 2 外筒 3 内筒 20 回転ガイド筒 26 固定ガイド筒 49 ガイドリング 50 押えガイド 51 跳ね上り防止部材 52 ガイド部 53 円筒カバー W ワイヤ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用ワイヤを送給するワイヤ送給機構
    と、該ワイヤをペイルパック内に挿通案内するリングま
    たはパイプを有する回転ガイド筒と、この回転ガイド筒
    をワイヤ送給速度に対し一定の比率で回転しワイヤに捩
    りを入れる回転機構と、ペイルパックを載置する回転テ
    ーブルを支持してペイルパックにワイヤが装填されるに
    つれて降下する昇降機構と、前記回転ガイド筒の内側に
    垂直同心に支持された固定ガイド筒とを備え、ペイルパ
    ックに捩り入り溶接用ワイヤを花柄ループ状に積層して
    収納するペイルパックへの溶接用ワイヤ装填装置におい
    て、前記固定ガイド筒の下部をペイルパックの内筒側に
    向って下方に縮径する逆円錐形とすることによってペイ
    ルパック内筒側へのワイヤ跳ね上りを押える押えガイド
    を形成する一方、この逆円錐形の押えガイド外周上に当
    該逆円錐形の始端部に一端を固定されペイルパック外筒
    側に向って下方に拡径傾斜すると共に下端で水平に屈曲
    し固定ガイド筒の下端部に他端を固定されたL型のワイ
    ヤ跳ね上り防止部材を少くとも1箇所に配設したことを
    特徴とするペイルパックへの溶接ワイヤ装填装置。
  2. 【請求項2】 リングを備えた回転ガイド筒の外側に同
    心にワイヤはみ出し防止用の円筒カバーを設けたことを
    特徴とする請求項1記載のペイルパックへの溶接用ワイ
    ヤ装填装置。
JP3421493U 1993-06-24 1993-06-24 ペイルパックへの溶接用ワイヤ装填装置 Pending JPH073867U (ja)

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