JPH0738627B2 - デジタルデ−タの伝送方法 - Google Patents

デジタルデ−タの伝送方法

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JPH0738627B2
JPH0738627B2 JP8334486A JP8334486A JPH0738627B2 JP H0738627 B2 JPH0738627 B2 JP H0738627B2 JP 8334486 A JP8334486 A JP 8334486A JP 8334486 A JP8334486 A JP 8334486A JP H0738627 B2 JPH0738627 B2 JP H0738627B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1第1の実施例(第1図) G2他の実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明はデジタルデータの伝送方法に関する。
B 発明の概要 この発明は、デジタル再生機器により再生されたデジタ
ルデータを端末装置に伝送して所定の信号を再生する場
合において、その伝送されるデジタル信号とデジタル再
生機器との同期をとることにより、各種のサービスをで
きるようにしたものである。
C 従来の技術 複数のデジタルデータを伝送するとき、そのデジタル信
号Sdのフォーマットとして第2図に示すようなものが考
えられている。
すなわち、同図Dにおいて、伝送されるデジタル信号
は、“0"または“1"の値をとる2値信号であるが、その
168ビットが基本単位とされ、これが1つのフレームFR
を構成する。また、このフレームFRの周期は、1/44.1kH
z22.7μ秒である。
そして、同図Cに示すように、4つのフレームFR1〜FR4
が1つのマルチフレームMFを構成し、同図Bに示すよう
に、64のマルチフレームMF1〜MF64が1つのスーパーフ
レームSFを構成し、さらに、同図Aに示すように、5つ
のスーパーフレームSF1〜SF5が1つのマルチスーパーフ
レームを構成している。
また、各フレームFRは、同図Dに示すように、8ビット
の同期コードSYNCと、4ビットのサービスビットSBと、
156ビットのデータビットDATAとを順に有している。
この場合、同期コードSYNCは、フレームMF,SFの先頭の
フレームFR1においては、ビットパターンが互いに違え
られてフレームMF,SFの先頭であることを判別できるよ
うにされている。また、サービスビットSBは、詳細は後
述するが、データビットDATAなどに関する情報を有して
いる。
さらに、データビットDATAは、第5図に示すように、そ
の156ビットが39ビットづつ4つの独立したチャンネル
#1〜#4に分割されて使用されるもので、これらチャ
ンネル#1〜#4に対して、第3図に示すように各チャ
ンネルのとりうるモードが定められている。
そして、このモードは、例えば第4図に示すようなフォ
ーマット及び信号内容とされている。すなわち、Aモー
ドは、ステレオの左及び右チャンネルの音声信号L,R
を、周波数44.1kHzでサンプリングしてそれぞれ16ビッ
トのPCM信号にエンコードするとともに、例えばBCHコー
ドによる7ビットの誤り訂正コードECCを付加したもの
であり、CDの再生したデジタル信号に対応する。
また、Bモードは、2組のステレオ信号L1,R1及びL2,R2
を周波数44.1kHzでサンプリングしてそれぞれ8ビット
のPCM信号にエンコードするとともに、7ビットの誤り
訂正コードECCを付加したものである。なお、このBモ
ードでは、信号L1〜R2に対して圧縮及び伸張によるノイ
ズリダクションが併用される。
さらに、Cモードは、32ビットのすべてがコンピュータ
のプログラムやデータ、画像のデータ、CD−ROMの再生
データなど各種のデジタルデータであり、これに7ビッ
トの誤り訂正コードECCを付加したものである。ただ
し、このCモードでは、1マルチフレームMFが基本単位
とされ、したがって、156ビット(=39ビット×4フレ
ーム)が基本単位とされ、この156ビットが必要に応じ
て複数の伝送されるべきデジタルデータによりビット単
位で時分割されて使用される。したがって、このCモー
ドでは、1ビットチャンネルにつき、最大128種類(=3
2ビット×4フレーム)のデジタルデータを、1/1マルチ
フレーム=(1ビット/((1/44.1kbps)×4フレー
ム)=11.025kbps)のビットレイトで伝送でき、逆に1
種類のデジタルデータであれば、132ビット/1マルチフ
レーム(=132ビット/((1/44.1kbps)×4フレーム
1.46Mbpsのビットレイトで伝送できる。
そして、この156ビットのデータビットDATAは、第2図
Eに示すように、また、第5図に矢印で順序(時系列)
を示すように、フレームFR中においては、各チャンネル
#1〜#4ごとに1ビットづつ順に取り出したものであ
る。
さらに、サービスビットSBは、第6図に示すようなフォ
ーマットとされている。すなわち、同図は、1スーパー
マルチフレームに含まれるサービスビットSBだけを順に
集めて示すものであり、したがって、先頭から1024ビッ
トづつが、スーパーフレームSF1〜SF5のサービスビット
SBである。そして、各スーパーフレームSFごとのサービ
スビットSBにおいて、先頭の4ビットSFSYは、各スーパ
ーフレームSFごとのサービスビットSBの開始点を示す同
期コードであり、特定のビットパターンとされるととも
に、第1のスーパーフレームSF1の同期コードSFSYは、
マルチスーパーフレームごとのサービスビットSBの開始
点をも示しているので、他のフレームSF2〜SF5の同期コ
ードSFSYとは異なるビットパターンとされている。
また、この同期コードSFSYに続く12ビットRGMMは、3ビ
ットづつ4チャンネル分に分割されているとともに、そ
の各3ビットが各チャンネル#1〜#4のモードをそれ
ぞれ示すモードデータである。なお、第7図にこのデー
タPGMMの内容とモードとの関係の一例を示す。
さらに、残りの1008ビットは、16ビットづつ63スロット
SLOTに分割され、チャンネル#1,#2に関する情報、例
えばデータビットDATAの配列、サービスの種別(信号の
内容)、パスワード、アドレスなどを示す。なお、第5
番目のスーパーフレームSF5におけるサービスビットSB
は、60スロット分だけが使用され、残る48ビットは不使
用とされる。
そして、以上の信号フォーマットにおいては、デジタル
信号Sdの伝送ビットレイトは、 168ビット×44.1kHz7.4Mbps となり、伝送に必要な帯域幅は、この伝送ビットレイト
の1/2であるから 7.4Mbps/2=3.7MHz となる。したがって、このデジタル信号Sdは、テレビ放
送などにおけるベースバンドのビデオ信号の帯域幅4.5M
Hzにおさまることになり、テレビ放送の任意の1チャン
ネルを使用して伝送できる。すなわち、ビデオ信号を伝
送できる帯域があれば、第4図に示すA〜Cモードで4
チャンネルのデータを伝送できる。
第8図及び第9図は、上述のフォーマットのデジタル信
号Sdを使用した光通信による双方向性CATVシステムの一
例を示す。
すなわち、(100)はそのCATVセンタ、(200)は端末装
置を示し、一例として、センタ(100)のサービスエリ
アは電話局程度であり、端末装置(200)は各家庭ある
いは事業所などに設置され、これらセンタ(100)と端
末装置(200)とは双方向性の光ファイバ(300)により
接続されている。
そして、センタ(100)において、(11)〜(15)は主
としてAモードあるいはBモードで伝送される信号の信
号源で、この例においては、(11)はCDプレーヤ、(1
2)はCD−ROMプレーヤ(ドライブ)、(13)はDATプレ
ーヤ、(14)はアナグロ式テーププレーヤ、(15)はマ
イクロホンである。そして、プレーヤ(11)〜(13)に
より再生されたデジタル信号(エラー訂正後のデータ)
がマルチプクサ(19)に供給されるとともに、プレーヤ
(14)及びマイクロホン(15)からのアナログ信号がA/
Dコンバータ(14A),(15A)にそれぞれ供給されてデ
ジタル信号とされ、このデジタル信号もマルチプレクサ
(19)に供給される。また、形成回路(18)において、
誤り訂正コードECC、同期コードSYNC及びサービスビッ
トSBが形成され、これらもマルチプライヤ(19)に供給
される。
さらに、(21)〜(24)は主としてCモードで伝送され
る信号の信号源で、この例においては、(21)はビデオ
カメラ、(22)はコンピュータ、(23)はテレテキスト
の受信装置、(24)はイメージキャナである。そして、
カメラ(21)からのビデオ信号がメモリ回路(21A)に
供給されてデジタル信号に変換されるとともに、その1
フィールドまたは1フレームがメモリに書き込まれ、こ
の書き込まれた画像データが所定の速度で読み出される
とともにシリアルデータとされて取り出され、したがっ
て、メモリ回路(21A)からはスティル画像のビデオ信
号がシリアルのデジタル信号の状態で取り出される。そ
して、このデジタル信号がRS−232Cインターフェイス
(21B)を通じてマルチプレクサ(29)に供給される。
また、信号源(22)〜(24)からも各出力がシリアルの
デジタル信号の状態で取り出され、その信号はRS−232C
インターフェイス(22B)〜(24B)を通じてマルチプレ
クサ(29)に供給される。
そして、マルチプレクサ(29)において、これに入力さ
れたデジタル信号が選択されるとともに、Cモードの信
号(誤り訂正コードECCは含まない)に時分割多重化さ
れ、このCモードの信号がマルチプレクサ(19)に供給
される。そして、マルチプレクサ(19)においては、こ
れに入力されたデジタル信号が選択され、この選択され
た信号に形成回路(18)からの誤り訂正コードECCが付
加されてA〜Cモードの信号とされるとともに、チャン
ネル#1〜#4に分配され、さらに、形成回路(18)か
らの同期コードSYNC及びサービスビットSBが付加されて
上述したフォーマットのデジタル信号Sdとされ、この信
号Sdがマルチプレクサ(19)から出力される。
なお、上述のCDプレーヤ(11)は例えば4台のCDプレー
ヤを包含しているものであり、同様に他の信号源及びそ
の後段回路もそれぞれ複数個を代表して示すものであ
る。
また、(90)はマスクタコントローラを示し、これはマ
イクロコンピュータにより構成され、図示はしないが、
このコントローラ(90)から信号源(11)〜(24)、そ
の後段回路(14A)〜(24B)、マルチプレクサ(19),
(29)及び形成回路(18)に制御信号が供給されて信号
源(11)〜(24)からの信号のうち、目的とする信号が
上述したようにデジタル信号Sdに時分割多重化される。
そして、この信号Sdがスクランブル回路(31)に供給さ
れてスクランブルされ、このスクランブル後の信号Sdが
変調回路(41)に供給されて空きチャンネルのテレビ信
号St、すなわち、一般のテレビ放送においてビデオ信号
によりVSB変調された被変調信号と同様の信号Stとさ
れ、この信号Stが混合回路(49)に供給される。
また、(32)〜(35)はビデオ信号の信号源を示し、
(32)は一般のテレビ放送を受信するための受信装置、
(33)は他のCATV放送を受信するための受信装置で、こ
れら受信装置(32),(33)は例えばRFアンプで構成さ
れ、受信したテレビ信号(複数チャンネル)は、レベル
調整などは行われるが、復調などは行われず、受信され
たときのチャンネルのテレビ信号のままで混合回路(4
9)に供給される。
さらに、(34)は例えばU規格のビデオテープカセット
を再生するプレーヤ、(35)はレーザーディスクのプレ
ーヤで、これらにより再生されたビデオ信号及びオーデ
ィオ信号が変調回路(44),(45)に供給されてそれぞ
れ空きチャンネルのテレビ信号とされ、これら信号が混
合回路(49)に供給される。なお、プレーヤ(34),
(35)及び変調回路(44),(45)もそれぞれ複数個で
ある。
したがって、混合回路(49)からは信号St及び回路(3
2),(33),(44),(45)によるすべてのテレビ信
号が周波数多重化された混合信号Smが取り出される。
そして、この信号Smがチューナ回路(5A)〜(5N)に供
給される。このチューナ回路(5A)〜(5N)は、端末装
置(200A)〜(200N)に対応して設けられるとともに、
それぞれがチャンネル選局段(チューナ)から映像検波
段までを有するものであり、したがって、チューナ回路
(5A)〜(5N)からは、チャンネルの選局にしたがっ
て、信号St、または該当するチャンネルのベースバンド
のビデオ信号及び音声中間周波信号の加算信号が出力さ
れる。なお、チューナ回路(5A)〜(5N)におけるチャ
ンネルの選局は、後述するように、端末装置(200A)〜
(200N)の対応するものからの選択信号により行われ
る。したがって、混合回路(49)及びチューナ回路(5
A)〜(5N)は、信号Stと多数のビデオ信号(及び音声
中間周波数信号)とに対する選択スイッチとして作用す
ることになる。
そして、チューナ回路(5A)〜(5N)からの信号Stある
いはビデオ信号がFOU(6A)〜(6N)に供給されて光信
号にそれぞれ変換され、これら光信号が光ファイバ(30
0A)〜(300N)を通じて端末装置(200A)〜(200N)に
それぞれ伝送される。
なお、この場合、光ファイバ(300)は、1チャンネル
分のベースバンドの信号Sdあるいはビデオ信号による光
信号を伝送するだけでよいので、ローコストのものでよ
く、FOU(6A)〜(6N)などについても同様である。
一方、端末装置(200)において、(202)はシステムコ
ントローラを示し、これはマイクロコンピュータにより
構成され、入力キー(203)を操作すると、図示はしな
いが、このシスコン(202)から各回路に制御信号が供
給されて以後に述べる各種の動作が行われる。なお、デ
ジタル信号Sdの受信時には、そのサービスビットSBも参
照される。
また、(204)は例えば赤外線方式によるリモコンのコ
マンダ、(205)はその受信回路で、この受信回路(20
5)の出力がシスコン(202)に供給され、したがって、
コマンダ(204)によっても各種の動作を行わせること
ができる。
そして、入力キー(203)あるいはコマンダ(204)によ
り、信号Sm中のチャンネルを選択すると、これを示す選
択信号Ssがシスコン(202)において形成され、この信
号Ssがシスコン(202)からFSU(211)に供給されて光
信号に変換され、この光信号が光ファイバ(300)を通
じて、例えば端末装置(200)が装置(200A)であると
すれば、光ファイバ(300A)を通じてFOU(6A)に供給
されてもとの選択信号Ssに変換され、この信号Ssがチュ
ーナ回路(5A)に供給されて入力キー(203)あるいは
コマンダ(204)により選択したチャンネルが選択され
る。したがって、端末装置(200A)には、入力キー(20
3)あるいはコマンダ(204)により選択したチャンネル
の信号Sdあるいはビデオ信号の光信号が伝送されてくる
ことになる。
そして、端末装置(200)においては、光信号が伝送さ
れてくると、これはFSU(211)に供給されてもとの信号
Sdあるいはビデオ信号(及び音声中間周波信号)に変換
される。
そして、デジタル信号Sdを選択した場合には、FSU(21
1)からの信号Sdがデスクランブル回路(212)に供給さ
れてもとのデジタル信号Sdにデスクランブルされ、この
信号Sdが識別回路(201)に供給されてサービスビットS
Bにより信号Sdの内容が識別され、この識別結果がシス
コン(202)に供給される。
そして、さらに、信号Sd中のAモードあるいはBモード
のステレオ信号(例えばCDプレーヤ(11)の再生信号)
を選択しているときには、デスクランブル回路(212)
からの信号Sdがスイッチ回路(213)を通じてデコーダ
(221)に供給されてチャンネル#1〜#4のうちの対
応するチャンネルから目的のデジタル信号が分離される
とともに、エラー訂正及びエラー補正が行われ、これら
の処理の行われたデジタル信号がスイッチ回路(222)
を通じてD/Aコンバータ(223)に供給されてもとのステ
レオ信号L,R(L1,R1あるいはL2,R2)にD/A変換され、こ
のステレオ信号が受信用のノイズリダクション回路(22
4)を通じ、さらに、スイッチ回路(225)を通じてオー
ディオ再生機器(291)に供給され、Aモードあるいは
Bモードによるステレオ再生が行われる。なお、このと
き、Aモードであれば、ノイズリダクション回路(22
4)はオフ(スルー)とされ、Bモードのときのみオン
とされる。
また、信号Sd中のAモードのデジタル信号であり、か
つ、コンピュータのプログラムやデータなどの信号(例
えばCD−ROMプレーヤ(12)の再生信号)を選択したと
きには、デスクランブル回路(212)からの信号Sdがス
イッチ回路(213)を通じてデコーダ(241)に供給され
てチャンネル#1〜#4のうちの対応するチャンネルか
ら目的とするデジタル信号が分離されるとともに、エラ
ー訂正だけが行われ、このエラー訂正後の信号がインタ
ーフェイス(242)を通じてパーソナルコンピュータ(2
43)に供給される。
そして、このコンピュータ(243)からはそのデジタル
信号にしたがってビデオ信号が取り出され、この信号が
スイッチ回路(244)を通じてモニタ受像機(292)に供
給されてコンピュータ(243)の処理結果が表示され
る。
なお、このとき、スイッチ回路(244)からのビデオ信
号の一部がインターフェイス(283)を通じてプリンタ
(293)に供給され、表示画面のハードコピーをとるこ
とができるようにさている。
さらに、信号Sd中のAモードのデジタル信号であり、か
つ、そのデジタル信号が画像データ及び音声データの両
方を有している信号を選択しているときには、デスクラ
ンブル回路(212)からの信号Sdがスイッチ回路(213)
を通じてデコーダ(231)に供給されてチャンネル#1
〜#4のうちの対応するチャンネルから目的とするデジ
タル信号が分離され、このデジタル信号のうち画像デー
タに対してはエラー訂正だけが行われ、音声データに対
してエラー訂正及びエラー補正が行われる。
そして、デコーダ(231)からの音声データはスイッチ
回路(222)を通じてD/Aコンバータ(223)に供給さ
れ、デコーダ(231)からの画像データはインターフェ
イス(242)を通じてコンピュータ(243)に供給され、
したがって、オーディオ再生装置(291)及びモニタ受
像機(292)により音声及び画像再生される。
なお、例えばプレーヤ(12)によりCD−ROMからデータ
を得る場合には、コンピュータ(243)のキー入力によ
りシスコン(202)を通じて、あるいは入力キー(203)
やコマンダ(204)のキー入力により、そのCD−ROMのト
ラック番号などのアドレス信号及びシーク信号などの制
御信号が、シスコン(202)から信号Ssの一部としてFSU
(211)に供給され、さらに光信号に変換されてから光
ファイバ(300)を通じてセンタ(100)に伝送される。
そして、センタ(100)においては、光信号が例えば端
末装置(200A)から伝送されてきたものとすれば、FOU
(6A)からその信号Ssが取り出され、この信号Ssがコン
トローラ(90)に供給されてプレーヤ(12)が制御さ
れ、コンピュータ(243)あるいはシスコン(202)の指
定したアドレスのデータが再生され、このデータが端末
装置(200A)へと伝送される。
さらに、信号Sd中のCモードのデジタル信号(例えばカ
メラ(21)によるビデオ信号)を選択しているときには
デスクランブル回路(212)からの信号Sdがスイッチ回
路(213)を通じてデコーダ(241)に供給されてチャン
ネル#1,#2のうちの対応するチャンネルからデジタル
信号が分離されるとともに、エラー訂正が行われ、この
エラー訂正されたデジタル信号がインターフェイス(24
2)に供給され、ビット単位で時分割されているデジタ
ルデータDATAから目的とするビットだけがコンピュータ
(243)に取り込まれ、以後、上述のようにして受像機
(292)にその目的とするデータによる画像が表示され
る。
一方、入力キー(203)あるいはコマンダ(204)により
信号源(32)〜(35)からのビデオ信号(及び音声中間
周波信号)を選択した場合には、FSU(211)からそのビ
デオ信号が得られるが、このビデオ信号が音声中間周波
信号のトラップ(251)を通じ、さらにスイッチ回路(2
44)を通じて受像機(292)に供給されて画像が表示さ
れる。
また、このとき、FSU(211)からの音声中間周波信号
が、音声中間周波アンプ(252)を通じて音声検波回路
(253)に供給されて音声信号が復調され、この音声信
号がスイッチ回路(225)を通じてオーディオ再生機器
(291)に供給されて音声が再生される。
以上のようにして、上述のCATVシステムにおいては、各
種のビデオ信号、オーディオ信号あるいはデータを伝送
でき、ユーザーは必要な情報を得ることができる。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、上述のように、センタ(100)において、複
数のデジタルデータを時分割多重化する場合、例えば、
簡単のため、第10図に示すようにCDプレーヤ(11)が4
台のプレーヤ(111)〜(114)であり、その再生データ
をマルチプレクサ(19)においてチャンネル#1〜#4
に時分割多重化してデジタル信号Sdとする場合、マルチ
プレクサ(19)に入力される再生データは互いに同期が
とれている必要があるが、プレーヤ(111)〜(114)は
それぞれ独立にCDの再生を行っているので、そのような
同期をとることができない。
このため、一般には、同図に示すようにプレーヤ(11
1)〜(114)の再生データをD/Aコンバータ(191A)〜
(194A)に供給してそれぞれアナログ信号とし、これら
アナログ信号をA/Dコンバータ(191B)〜(194B)に供
給して再びデジタル信号に変換するとともに、A/D変換
時に、同期をとり、この同期のとれたデジタル信号をマ
ルチプレクサ部(マルチプレクサ本体)(190)に供給
して目的とするデジタル信号Sdを得るようにしている。
しかし、この方法では、CDから再生されたデジタルデー
タに対して、D/A変換及びA/D変換というプロセスが入る
ので、端末装置(200)においてはせっかくのCDの再生
信号が劣化していることになる。
さらに、CD−ROMプレーヤ(12)やコンピュータ(22)
などからのデジタルデータでは、D/A変換及びA/D変換に
より多重化することはできない。
この発明は、このような問題点を解決しようとするもの
である。
E 問題点を解決するための手段 このため、この発明においては、例えば、マルチプレク
サ(19)からプレーヤ(111)〜(114)にクロック及び
同期信号を供給し、プレーヤ(111)〜(114)をこのク
ロック及び同期信号に同期して動作させるようにしたも
のである。
F 作用 プレーヤ(111)〜(114)からクロック周期、ワード位
相、ブロック位相の全く等しいデジタルデータがマルチ
プレクサ(19)に供給され、そのまま時分割多重化され
る。
G 実施例 G1第1の実施例 第1図において、マルチプレクサ(19)には、クロック
タイミングジェネレータ(1900)が設けられ、このジェ
ネレータ(1900)においてクロックCLK及びフレーム同
期信号などの同期信号SYNが形成され、これら信号CLK,S
YNがデジタルI/O変調回路(1901)に供給されてデジタ
ルI/O信号、すなわち、信号CLK,SYNの一体化された所定
のフォーマットの複合デジタル信号CSYNとされ、この信
号CSYNがCDプレーヤ(111)に供給される。
そして、プレーヤ(111)においては、これに供給され
た信号CSYNがデジタルI/O復調回路(1111)に供給され
てもとのクロックCLK及び同期信号SYNが取り出され、こ
れら信号CLK,SYNがプレーヤ(111)のデータ再生部(11
10)に供給され、この再生部(1110)においては、信号
CLK,SYNに同期してCD(図示せず)からデジタルデータP
BDTが再生されるとともに、エラー訂正及びエラー補正
が行われる。
そして、この再生データPBDTがデジタルI/O変調回路(1
112)に供給されるとともに、復調回路(1111)からの
信号CLK,SYNが変調回路(1112)に供給されて信号PBDT
は、信号CLK,SYNに同期した所定のフォーマットのデジ
タル信号PBMDとされ、この信号PBMDがマルチプレクサ
(19)に供給される。
そして、マルチプレクサ(19)においては、これに供給
された信号PBMDがデジタルI/O復調回路(1910)に供給
されてもとの再生データPBDTが取り出され、このデータ
PBDTがマルチプレクサ部(190)に供給される。
また、残るプレーヤ(112)〜(114)についても同様で
マルチプレクサ(19)から信号CSYNが供給されて信号CL
K,SYNに同期した信号PBMD〜PBMDが取り出され、これら
信号PBMD〜PBMDがマルチプレクサ(19)の復調回路(19
20)〜(1940)に供給されてプレーヤ(112)〜(114)
の各再生データPBDT〜PBDTが取り出され、これらはマル
チプレクサ部(190)に供給される。
さらに、図示はしないが、プレーヤ(12),(13),コ
ンバータ(14A),(15A),インターフェイス(21B)
〜(24B)についても同様で、これらは信号CLK,SYNに同
期してそれぞれのデジタル信号を出力し、これらデジタ
ル信号もマルチプレクサ(19),(29)にそれぞれ供給
される。
また、このとき、ジェネレータ(1900)からマルチプレ
クサ部(190)に信号CLK,SYNが供給され、プレーヤ(11
1)〜(114),(12),(13)の再生データあるいは信
号源(14),(15),(21)〜(24)によるデジタル信
号は信号CLK,SYNに同期してチャンネル#1〜#4に時
分割多重化され、デジタル信号Sdとして取り出される。
そして、この場合、特にこの発明においては、プレーヤ
(111)〜(114),(12),(13)において信号の再生
に必要なクロックCLK及び同期信号SYNをマルチプレクサ
(190)から共通に供給して再生データを得ているの
で、この再生データにおいては、すべての同期がとれて
いることになり、したがって、マルチプレクサ部(19
0)においてはその再生データを、D/A変換及びA/D変換
することなくそのまま時分割多重化することができ、端
末装置(200)において再生信号が劣化していることが
ない。
そして、端末装置(200)においては、音楽再生、画像
再生、コンピュータプログラムなどの各種の情報サービ
スを自由に選択して利用することができる。
G2他の実施例 なお、スイッチ回路(244)においては、これに供給さ
れたビデオ信号の切り換えだけでなく、混合やスーパー
インポーズを行うこともできる。さらに、特願昭57-101
549号及び同58-210356号の技術を取り入れることもでき
る。また、信号Smを同軸ケーブルなどにより各端末装置
(200)に供給し、各端末装置(200)においてチューナ
回路(5A)〜(5N)により必要なチャンネルの信号を得
ることもできる。
H 発明の効果 この発明においては、プレーヤ(111)〜(114),(1
2),(13)において信号の再生に必要なクロックCLK及
び同期信号SYNをマルチプレクサ(190)から共通に供給
して再生データを得ているので、この再生データにおい
ては、すべての同期がとれていることになり、したがっ
て、マルチプレクサ部(190)においてはその再生デー
タを、D/A変換及びA/D変換することなくそのまま時分割
多重化することができ、端末装置(200)において再生
信号が劣化していることがない。そして、端末装置(20
0)においては、音楽再生、画像再生、コンピュータプ
ログラムなどの各種の情報サービスを自由に選択して利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの説明の一例の系統図、第2図〜第10図はそ
の説明のための図である。 (111)〜(114)はデータ再生機器、(190)はデジタ
ルデータ処理機器、(1111),(1112),(1901)はデ
ジタルI/Oインターフェイス回路、(1900)はクロック
タイミングジェネレータである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチプレクサ及びデータ再生機器にデジ
    タルI/Oインターフェイス回路をそれぞれ付加し、 クロック及び同期信号を有するデジタルI/O信号を、上
    記マルチプレクサ及び上記データ再生機器の上記デジタ
    ルI/Oインターフェイス回路に供給し、 上記デジタル再生機器においては、上記デジタルI/Oイ
    ンターフェイス回路に供給された上記デジタルI/O信号
    から上記クロック及び同期信号を再生し、 この再生したクロック及び同期信号を上記デジタル再生
    機器に供給してこれらクロック及び同期信号に同期して
    デジタルデータを再生し、 上記マルチプレクサにおいては、上記デジタル再生機器
    により再生されたデジタルデータを、上記クロック及び
    同期信号に同期して時分割多重化し、 この時分割多重化信号を端末装置に伝送するようにした
    デジタルデータの伝送方法。
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