JPH0738574Y2 - ユニットバスにおける壁・天井パネル連結構造 - Google Patents

ユニットバスにおける壁・天井パネル連結構造

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JPH0738574Y2
JPH0738574Y2 JP40203790U JP40203790U JPH0738574Y2 JP H0738574 Y2 JPH0738574 Y2 JP H0738574Y2 JP 40203790 U JP40203790 U JP 40203790U JP 40203790 U JP40203790 U JP 40203790U JP H0738574 Y2 JPH0738574 Y2 JP H0738574Y2
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JP
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ceiling panel
metal fitting
fitting
frame
plate portion
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達也 丸川
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Noritz Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニットバスにおいて
壁パネルと天井パネルとを連結するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の構造を示す。
【0003】天井パネル2の周辺部に立ち上げ部2aが
形成されている。壁パネル4の周辺部には角筒形のフレ
ーム4aが取り付けられている。壁パネル4の上面とフ
レーム4aの上面とは面一となっており、この面一面に
水密用のパッキング6を介して天井パネル2が載置され
ている。天井パネル2の立ち上げ部2aの側面と壁パネ
ル4のフレーム4aの側面とに連結板20が当てがわ
れ、ジョイントビス22により、連結板20と立ち上げ
部2aおよび連結板20とフレーム4aとを固定連結し
ている。
【0004】上記のような構造の従来例の場合には、組
み付けの作業面で次のような問題を有していた。
【0005】図8に示すように、天井パネル2のほぼ中
央に作業用の開口部2bが形成されており、天井裏で作
業をするとき以外はカバー2cで閉塞されている。天井
パネル2と壁パネル4とを連結するに当たって、作業者
は、開口部2bから天井裏に上半身を乗り出し、そこか
ら更に手を伸ばして連結作業を行う。連結板20とジョ
イントビス22とを予め螺合しておくことはできるが、
そのジョイントビス22を立ち上げ部2aおよびフレー
ム4aのビス孔に位置合わせする必要がある。しかし、
作業者にはその位置合わせ箇所を直接見ることができ
ず、手探りによって合わせるしかない。この手探りによ
る位置合わせがむずかしい。
【0006】位置合わせが終わると、手にドライバ(図
示省略)を持ってジョイントビス22をねじ込むが、ド
ライバの先をジョイントビス22の頭部に係合するこ
と、および、ドライバを回すことを手探りで行わなけれ
ばならず、これもむずかしい。このドライバによるねじ
込みの際に、連結板20を一方の手で支えて位置保持し
ておかなければならないため、片手作業ができない。両
手を使わなければならないため、開口部2bから狭い天
井裏の空間に大きく乗り出す必要があり、これも作業を
困難にしている。
【0007】要するに、従来構造の場合には、作業性が
悪く、大変な労力と時間とを費やしていた。
【0008】そこで、このような不具合を解消するため
に、図5及び図6に示す連結構造が提案されている。
【0009】この連結構造は、抜け止め係止金具8と連
結金具10とを備えている。抜け止め係止金具8は、予
め壁パネル上辺部のフレーム4a側面に固定されてい
る。連結金具10は、フレーム4aの側面に当接する垂
直板部10aと係止部10dとからなっており、係止部
10dは、垂直板部10aの上端から折り曲げられた水
平板部10bと傾斜板部10cとからなっている。
【0010】前記垂直板部10aにはダルマ穴12が形
成されている。ダルマ穴12は、前記抜止め係止金具8
の頭部よりも大きく形成された大径穴部12aと、大径
穴部12aの上縁部分より垂直方向に対して所定の角度
で斜め上方に向けて形成された長孔部12bとを有して
いる。
【0011】そして、壁パネル4の上端面に前記天井パ
ネル2を載置するとともに、ダルマ穴12の大径穴部1
2aを前記抜止め係止金具8に嵌め込み、かつ、連結金
具10の垂直板部10aをフレーム側面に当接させた状
態で連結金具10を下方にたたき込む。これによってダ
ルマ穴12の長孔部12bを抜止め係止金具8に掛止さ
せるとともに連結金具10の係止部10dを立ち上げ部
2aに嵌合係止させ、壁と天井パネルとを連結するよう
にしている。
【0012】この構成では、抜止め係止金具8は予め壁
パネル4のフレーム4aに固定されているから、連結作
業に際して、連結金具10のみを手で持って嵌めればよ
い。また、大径穴部12aに連なる長孔部12bの基部
を抜止め係止金具8に掛止すれば、連結金具10から手
を離しても連結金具10が脱落することはない。
【0013】そして、連結金具10を下方にたたき込む
ことにより、長孔部12bが抜止め係止金具8に深く食
い込むと同時に、連結金具10上部の係止部1dが天
井パネル2の立ち上げ部2aに嵌合係止されることにな
り、これによって、天井パネル2と壁パネル4とが強力
に固定連結されることになる。
【0014】したがって、この構造によれば、何れの作
業も片手作業で行うことができて天井裏空間で大きく身
を乗り出す必要がなくなるとともに、何れの作業もワン
タッチ的に行うことができるようになる。そのため、作
業労力の軽減と作業時間の短縮化とを図ることができ
る。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記改
善された連結構造においては、連結金具をたたき込む際
に木づち等の工具を振り上げる上下スペースを天井裏空
間に必要とするものであり、このスペースが狭い場合に
は作業が行いにくくなるものであり、ここに改善の余地
があった。
【0016】本考案は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、上記改善された連結構造の利点を活
かしながら、天井裏空間の狭い現場でも容易に施工でき
るようにすることを目的とする。
【0017】上記目的を達成するために、本考案は、
井パネルの周辺部と壁パネル上辺部のフレームとを、連
結金具および抜止め係止金具を介して固定連結する構造
におして次のような構成を備えている。 すなわち、前記
抜止め係止金具は、予め前記フレームの側面に固定され
たものであり、前記連結金具は、前記フレームの側面に
当接する垂直板部と、この垂直板部の上端側を鋭角に折
り曲げて形成された傾斜板部とを有し、かつ、前記垂直
板部には、一端側が垂直板部の下側端縁で開口している
ともに他端側が水平方向に対して若干斜め上方に傾斜し
た長孔部を備えたものであり、前記壁パネルの上端面に
前記天井パネルを載置するとともに、前記連結金具の垂
直板部を前記フレームの側面に当接させ、かつ、前記傾
斜板部の下端を前記天井パネルの上面に対向させたうえ
で、前記連結金具の長孔部をその一端側開口から前記抜
止め係止金具に係合させ、さらに、前記連結金具を、金
具表面に沿った水平方向、長孔部他端側から一端側に向
かってたたき込むことにより、前記傾斜板部の下端を前
記天井パネルの上面に当接させて連結金具を抜止め係止
金具に掛止させている。
【0018】上記構成によれば、連結金具を金具表面に
沿った水平方向、長孔部他端側から一端側に向かってた
たき込むことにより、連結金具の長孔部はその一端側か
ら他端側に向かって抜止め係止金具と係合していくこと
になる。このとき、長孔部その他端側が水平方向に対
して若干斜め上方に傾斜した形状を有しているため、連
結金具は、抜け止め係止金具との係合が進むにつれて下
側に移動していく。そのため、連結金具の下側移動にと
もなって連結金具の上端に設けられた傾斜板部が徐々に
天井パネルの上面に当接して弾性変形していく。そのた
め、この傾斜板部の弾性変形によって天井パネルがフレ
ーム側に押圧され、これによって天井パネルは壁パネル
に固定されることになる。
【0019】また、連結金具を横方向にたたき込めばよ
くなったので、天井裏における連結金具たたき込みスペ
ースを上下方向に取る必要がなくなる。
【0020】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0021】図1はユニトバスにおける壁・天井パネル
連結構造を示す斜視図、図2はその正面図、図3はその
A−A線断面図である。
【0022】天井パネル2の周辺部に立ち上げ部2aが
形成されている点、壁パネル4の取り付けられている
点、壁パネル4とフレーム4aとの面一面上に水密用の
パッキング6を介して天井パネル2が載置されている点
は、従来例と同様である。
【0023】壁パネル4のフレーム4aには、皿ビス状
のジョイントビスを利用した抜止め係止金具8が予め埋
め込まれ熔接されている。天井パネル2の立ち上げ部2
aと壁パネル4のフレーム4aとを連結するための金具
として、垂直板部10aと、垂直板部10aの上端を斜
め下側に鋭角に折り曲げられて形成された傾斜板部1
bとを有する連結金具10を用いる。
【0024】この連結金具10の垂直板部10aには、
一端側が垂直板部10aの下側端縁で開口するとともに
他端側が水平方向に対して若干斜め上方に傾斜した長孔
部12が形成されている。長孔部12の開口12aは、
長孔部12の端部が垂直板部10aの下縁において係止
金具8の頭部よりも幅広く開放されることによって形成
されている。また、連結金具10の上部の一端には突起
10cが切り出し突設されている。
【0025】天井パネル2と壁パネル4との連結に際し
ては、まず、図2中の二点鎖線で示すように、連結金具
10を片手で持って、その長孔部12の開口12aを抜
止め係止金具8に嵌める。この際、開口12aを大きく
形成してあるため手探りによる嵌め込みであっても簡単
に嵌めることができる。抜止め係止金具8は、予め壁パ
ネル4のフレーム4aに固定されているものであるか
ら、天井裏の作業において、抜止め係止金具8をねじ込
む作業は不要である。
【0026】次に、連結金具10を少し横に動かして、
長孔部12の一端側を抜止め係止金具8の頭部に掛止さ
せる。この掛止によって、連結金具10から手を離して
も連結金具10が脱落することはなくなる。すなわち、
仮止めを行う。この仮止め状態では、連結金具10の垂
直板部10aは、フレーム4aの側面と立ち上げ部2a
の側面とに当接し、傾斜板部10bは立ち上げ部2aに
対してその上方から対向している。
【0027】次いで、木づち(図示省略)を持って、連
結金具10の突起10cを図2中のア方向、すなわち、
金具表面に沿った水平方向、長孔部12他端側から一端
側に向かってたたきこみ、長孔部12を抜止め係止金具
8に深く食い込ませる。すると、連結金具10は、抜け
止め係止金具8との係合が進むにつれて下側に移動して
いき、これにともなって、傾斜板部10bは弾性変形し
て天井パネル2をフレーム4a側に押圧する。そのた
め、傾斜板部10bの下端は天井パネル2の上面に圧接
し、天井パネル2と壁パネル4とは強力に固定連結され
ることになる。なお、このたたき込みの際には、連結金
具10を手で支えておく必要がなく、片手作業が行え
る。
【0028】長孔部12を抜止め係止金具8に嵌め込む
ときも、連結金具10をたたくときも、ともに片手作業
ができる。そのうえ、連結金具10を横方向にたたけば
よいので、上下方向に十分な作業スペースがない施工現
場においても施工することができる。また、天井パネル
おける作業用の開口部から身を乗り出す必要もな
い。
【0029】長孔部12が抜止め係止金具8に食い込む
際に、長孔部12がゆるい角度で傾いているのでくさび
作用によって連結金具10は強力に下向きに押され、傾
斜板部10bの下端と壁パネル4及びフレーム4aとの
間に天井パネル2をパッキング6を介して強力に挟持固
定する。
【0030】このように、天井パネル2はその上面を連
結金具10で押圧するので、厚さ精度のでないもの例え
ばFRP製の天井パネル2でも確実に固定することがで
きる。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
天井パネルの上方に身を乗り出すことができないような
狭い天井裏空間しかない施工現場であってもワンタッチ
操作で連結作業を短時間かつ、軽労力で行えるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るユニットバスにおける壁・天井パ
ネル連結構造を示す斜視図
【図2】連結構造の正面図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】壁・天井パネル連結部位を示す斜視図
【図5】従来から提案されている改善連結構造の正面図
【図6】図5のB−B線断面図
【図7】従来連結構造の縦断面図
【図8】ユニットバス上部の概略構成図
【符号の説明】
2 天井パネル 4 壁パネル 4a フレーム 8 抜止め係止金具 10 連結金具 10a 垂直板部 10b 傾斜板部 10c 突起 12 長孔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスにおいて天井パネル(2)
    の周辺部と壁パネル(4)上辺部のフレーム(4a)と
    を、連結金具(10)および抜止め係止金具(8)を介
    して固定連結する構造であって、 前記抜止め係止金具(8)は、予め前記フレーム(4
    a)の側面に固定されたものであり、 前記連結金具(10)は、前記フレーム(4a)の側面
    に当接する垂直板部(10a)と、この垂直板部(10
    a)の上端側を鋭角に折り曲げて形成された傾斜板部
    (10b)とを有し、かつ、前記垂直板部(10a)に
    は、一端側が垂直板部(10a)の下側端縁で開口して
    いるともに他端側が水平方向に対して若干斜め上方に傾
    斜した長孔部(12)を備えたものであり、 前記壁パネル(4)の上端面に前記天井パネル(2)を
    載置するとともに、前記連結金具(10)の垂直板部
    (10a)を前記フレーム(4a)の側面に当接させ、
    かつ、前記傾斜板部(10b)の下端を前記天井パネル
    (2)の上面に対向させたうえで、 前記連結金具(10)の長孔部(12)をその一端側開
    口(12a)から前記抜止め係止金具(8)に係合さ
    せ、さらに、前記連結金具(10)を、金具表面に沿っ
    た水平方向、長孔部(12)他端側から一端側に向かっ
    てたたき込むことにより、前記傾斜板部(10b)の下
    端を前記天井パネル(2)の上面に当接させて連結金具
    (10)を抜止め係止金具(8)に掛止させる ことを特
    徴とするユニットバスにおける壁・天井パネル連結構
    造。
JP40203790U 1990-12-26 1990-12-26 ユニットバスにおける壁・天井パネル連結構造 Expired - Lifetime JPH0738574Y2 (ja)

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JPH0492952U JPH0492952U (ja) 1992-08-12
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