JPH0738560Y2 - Pc鋼材挿入部のグラウト注入ホース連結具 - Google Patents

Pc鋼材挿入部のグラウト注入ホース連結具

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JPH0738560Y2
JPH0738560Y2 JP5350392U JP5350392U JPH0738560Y2 JP H0738560 Y2 JPH0738560 Y2 JP H0738560Y2 JP 5350392 U JP5350392 U JP 5350392U JP 5350392 U JP5350392 U JP 5350392U JP H0738560 Y2 JPH0738560 Y2 JP H0738560Y2
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JP
Japan
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grout injection
cylinder
hose
wedge
grout
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JP5350392U
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JPH0622458U (ja
Inventor
幸二 松山
恭 岩吉
Original Assignee
株式会社ピー・エス
岩吉工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば版状のプレスト
レストコンクリート(以下PCと記す)体を造る等の際
に多数のPC鋼材挿入部に同時にグラウトを注入させる
際に使用するPC鋼材挿入部のグラウト注入ホース連結
具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PC舗装版の造成等の際には、
多数のPC鋼材が平行配置に挿入され、コンクリート体
の端部にて支圧板を介して定着金具により定着させてい
る。これらの各PC鋼材を挿入した孔内のグラウト注入
に際し、従来は図4,図5に示すように一端側のPC鋼
材端部定着部において、互いに隣り合う定着部成形用の
捨型枠1,1間に連結筒2を連通させ、これをコンクリ
ート体3内に埋め込んでおき、一本のPC鋼材挿通孔4
からグラウトを圧入することにより複数の孔4,4……
に同時にグラウト注入がなされるようにしている(特公
昭57−20468号公報)。
【0003】一方、グラウト注入側PC鋼材端部定着部
の捨型枠1には図6に示すようにその開閉端を閉鎖する
栓体5を取り付け、その中心孔6にビニール製のグラウ
ト注入ホース7を挿入してグラウトを圧入していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、コンクリート体のコンクリート打設成形前にPC
鋼材挿入用のシース、支圧板、定着部空間用の捨型枠等
とともに捨型枠間の連結筒も組み込んでおく必要があ
り、このためコンクリート打設前に型枠内に装着する定
着体の形状が大きくなり、構造も複雑になり、加工費も
高く、しかも隣り合う型枠間の間隔や位置が異なると連
結筒の取り付けが困難になるという問題があった。
【0005】またグラウト挿入側の端部においても、従
来の構造ではグラウト注入ホースの連結が完全でなく、
グラウトの流出が充分に防止できないという問題があっ
た。
【0006】本考案はこのような従来の問題を解決せん
としてなされたものである。
【0007】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決するための本考案の要旨とするところは、コンクリ
ート体の端部に埋設したPC鋼材端部定着金物収容部成
形用の円筒状捨型枠の開口部内に螺嵌される閉鎖栓体を
有し、該閉鎖栓体にはその略中心部分にグラウト注入孔
を貫通開口させるとともに、該グラウト注入孔に連通さ
せてホース連結用筒部を一体に突出させ、該筒部内に突
出端側が拡開したテーパ雌ねじを設け、該テーパ雌ねじ
に螺嵌されるテーパ雄ねじを一端側外周面に有するホー
ス止め用楔状筒を備え、該楔状筒には雄ねじ側端部から
他端側に向けて複数のすり割を設けて縮径可能となし、
かつ前記閉鎖栓体のグラウト注入孔に先端部が密に嵌め
合わされ、後端側がグラウト注入ホース内に密に嵌め込
まれる芯筒金を備え、該芯筒金をグラウト注入ホースの
先端に嵌め込んで楔状筒内に挿入した状態で該楔状筒を
前記ホース連結用筒部に螺嵌させることにより前記芯筒
金の先端をグラウト注入孔に密に圧接させるとともに、
該芯筒金と楔状筒間にグラウト注入ホースを挾持させる
ようにしてなるPC鋼材挿入部のグラウト注入ホース連
結具に存する。
【0008】
【作用】本考案のグラウト注入用パイプ連結装置におい
ては、ホース連結用筒部のテーパ雌ねじに楔状筒をねじ
込むことにより、その先端側はテーパ雌ねじのテーパに
沿って縮径される。これによって楔状筒内に挿入されて
いるグラウト注入ホースは楔状筒に外面を挟まれて押し
込まれる。このとき該ホース内には芯筒金が挿入されて
いるため、該芯筒金と楔状筒間にホースが挾持され、逆
に芯筒金はホース内面に強く縮め付けられ、ホースとと
もに押し込まれ、先端が閉鎖栓体の開口部に圧接され
る。
【0009】
【実施例】次に本考案の実施例を図1〜図3について説
明する。
【0010】図において、1は従来例と同じ捨型枠であ
り、コンクリート体3内に埋め込まれ、内部に定着部空
間を形成している。捨型枠1はPC鋼材10の支圧板1
1を一体に有しており、その支圧板11の背面にシース
12が連結され、その内部にPC鋼材10が挿通されて
いる。PC鋼材10は緊張の後、ナット13からなる定
着金物によって定着されている。また支圧板11には、
捨型枠1とシース12内とを連通させるグラウト流入孔
14が貫通開口されている。
【0011】捨型枠1は支圧板11及びシース12とと
もにコンクリート体3のコンクリート打設前に型枠(図
示せず)内に設置しておき、コンクリート打設後、その
固化を待って脱型後、PC鋼材10の挿通及び緊張、ナ
ット13による定着をなす。
【0012】このようにしてPC鋼材10を緊張定着
し、コンクリート体3にプレストレス付与した後、シー
ス12及び捨型枠1内にグラウト注入をなす。
【0013】捨型枠1の開口部内面には、雌ねじ15が
刻設されており、この雌ねじ15内に、外周面に雄ねじ
を刻設した円板状の閉鎖栓体16が螺嵌されるようにな
っている。
【0014】閉鎖栓体16の略中心にはグラウト注入孔
17が貫通開口されており、外面側にはグラウト注入孔
17を中心に位置させてホース連結用筒部18が一体に
突設されている。この筒部18は本実施例ではナットを
閉鎖栓体16に溶接して構成しており、閉鎖栓体16を
捨型枠1内へねじ込む際の回転操作部を兼用させてい
る。
【0015】筒部18の内周面には、先端側が拡開した
テーパ雌ねじ19が刻設されている。このテーパ雌ねじ
19には楔状筒20の先端側が螺嵌されるようになって
いる。楔状筒20は先端側が先細りのテーパ雄ねじ部2
1となっており、該先端側から他端側に向けて複数のす
り割22が成形され、弾性的に縮径可能となっている。
【0016】また他端側外周にはフランジ上に六角頭部
23が一体成形されている。
【0017】楔状筒20内にはビニール等のフレキシブ
ルホースからなるグラウト注入ホース24が密着状態で
挿入されるようになっており、そのホース24の先端内
に芯筒金25が略密着状態で挿入されるようになってい
る。
【0018】芯筒金25は、先端部外周にフランジ状に
突条26が一体成形され、その先端側が閉鎖栓体16の
グラウト注入孔17内に嵌合される外径に成形されてお
り、突条26の先端側にOリング27を介して液密性を
もってグラウト注入孔17と芯筒金25とが連接される
ようになっている。
【0019】このように構成されるグラウト注入ホース
連結具Aは、PC鋼材10を緊張定着後、捨型枠1の開
口部に閉鎖栓体16を螺嵌し、開口部を閉鎖する。
【0020】一方、楔状筒20内にホース24の先端を
挿入し、そのホース24の先端内に芯筒金25を挿入す
る。然る後、芯筒金先端側から筒部18内に挿入し、芯
筒金25の先端をグラウト注入孔17内に挿入し、テー
パ雄ねじ部21をテーパ雌ねじ19に螺嵌させる。
【0021】このようにして楔状筒20を螺進させる
と、テーパ雌ねじ19によって先端側が縮径され、芯筒
金25と楔状筒20間にホース24が挾持され、芯筒金
25は閉鎖栓体16側に押し込まれ、Oリング27を介
して突条26がグラウト注入孔17の縁部に圧接され
る。
【0022】なおこのホース連結具は、図3に示すよう
にグラウトポンプ28からの注入先端部及び隣り合うP
C鋼材定着部間を連結する部分のいずれにも使用すると
ともに、図3に示すようにグラウト注入の開放側端部に
は閉鎖栓体16のみを使用する。
【0023】
【考案の効果】上述したように本考案のグラウト注入ホ
ース連結具は、楔状筒のねじ込みによって、その内面と
芯筒金との間にホースが挾持されて抜け止めされるとと
もに芯筒金に対し、液密状に接続され、更に芯筒金が押
し込まれて閉鎖栓体16のグラウト注入孔に圧接され、
液密状態にこれと連結されることとなり、簡単な構造で
液漏れのない強力なホース連結が得られ、また隣り合う
PC鋼材定着部間の連結もPC鋼材の緊張定着後に簡単
に行うことができる。更に閉鎖栓体及びこれに連結され
るテーパー楔状筒等は、グラウト注入後取り外して再度
使用でき、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装置の一実施例を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】同上の実施例装置によるグラウト注入状態を示
す平面図である。
【図4】従来のPC鋼材挿通部へのグラウト注入状態を
示す平面図である。
【図5】同上のPC鋼材定着部の閉鎖側端部を示す断面
図である。
【図6】同上のPC鋼材定着部のグラウト注入側端部を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 捨型枠 3 コンクリート体 10 PC鋼材 11 支圧板 12 シース 13 ナット 14 グラウト流入孔 15 雌ねじ 16 閉鎖栓体 17 グラウト注入孔 18 ホース連結用筒部 19 テーパ雌ねじ 20 楔状筒 21 テーパ雄ねじ部 22 すり割 23 六角頭部 24 グラウト注入ホース 25 芯筒金 26 突条 27 Oリング 28 グラウトポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート体の端部に埋設したPC鋼
    材端部定着金物収容部成形用の円筒状捨型枠の開口部内
    に螺嵌される閉鎖栓体を有し、該閉鎖栓体にはその略中
    心部分にグラウト注入孔を貫通開口させるとともに、該
    グラウト注入孔に連通させてホース連結用筒部を一体に
    突出させ、該筒部内に突出端側が拡開したテーパ雌ねじ
    を設け、該テーパ雌ねじに螺嵌されるテーパ雄ねじを一
    端側外周面に有するホース止め用楔状筒を備え、該楔状
    筒には雄ねじ側端部から他端側に向けて複数のすり割を
    設けて縮径可能となし、かつ前記閉鎖栓体のグラウト注
    入孔に先端部が密に嵌め合わされ、後端側がグラウト注
    入ホース内に密に嵌め込まれる芯筒金を備え、該芯筒金
    をグラウト注入ホースの先端に嵌め込んで楔状筒内に挿
    入した状態で該楔状筒を前記ホース連結用筒部に螺嵌さ
    せることにより前記芯筒金の先端をグラウト注入孔に密
    に圧接させるとともに、該芯筒金と楔状筒間にグラウト
    注入ホースを挾持させるようにしてなるPC鋼材挿入部
    のグラウト注入ホース連結具。
JP5350392U 1992-07-07 1992-07-07 Pc鋼材挿入部のグラウト注入ホース連結具 Expired - Lifetime JPH0738560Y2 (ja)

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JPH0622458U JPH0622458U (ja) 1994-03-25
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