JPH0643353Y2 - 貫通スリーブ用小口塞ぎ蓋 - Google Patents

貫通スリーブ用小口塞ぎ蓋

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JPH0643353Y2
JPH0643353Y2 JP8386090U JP8386090U JPH0643353Y2 JP H0643353 Y2 JPH0643353 Y2 JP H0643353Y2 JP 8386090 U JP8386090 U JP 8386090U JP 8386090 U JP8386090 U JP 8386090U JP H0643353 Y2 JPH0643353 Y2 JP H0643353Y2
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Japan
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sleeve
lid
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small
penetrating
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庄之助 力武
照磨 永井
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Kajima Corp
Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は貫通スリーブ用小口塞ぎ蓋に関し、詳しくは
コンクリート構造体に貫通孔を形成するために埋設して
おく貫通スリーブに対し、予め型枠内に設置した貫通ス
リーブの両端を閉塞する蓋に関する。
〈従来の技術〉 従来の貫通スリーブ用小口塞ぎ蓋としては、鉄板その他
による単なる平板を貫通スリーブの端面に当接して小口
を閉塞するだけであり、施工誤差やコンクリートの打込
み圧等によって、貫通スリーブと鉄板等との隙間から内
部にコンクリートが流れ込み易く、貫通孔の仕上がりが
汚くなる欠点があった。
そのため現状ではコンクリート打設後、貫通スリーブ内
に流れ込んで固まったコンクリート片の切断除去あるい
は貫通スリーブ端面回りの補修作業等が必要となり、施
工上の無駄が多く改善が望まれていた。
そこで、上記従来の欠点を解消し、貫通スリーブ内への
コンクリートの流れ込みを完全に防止して貫通スリーブ
の端面回りの手直し等の手間を削減でき、施工の合理化
を図れる小口塞ぎ蓋が提案された(実公昭63-46596
号)。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記の小口塞ぎ蓋においては、コンクリ
ート打設施工後の取外しについては、蓋を切断除去する
か、再使用を考慮する場合通し孔に指で引掛けてスリー
ブから取外す作業が必要となるが、指による取外しは力
が入り難く面倒であり、通し孔が細い場合には一層のこ
と面倒さが加わるものであった。
そこで、この考案においては上記した小口塞ぎ蓋の施工
後におけるスリーブからの取外しを簡単に行えるよう改
良したものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記のごとく、スリーブからの取外しを容易に行えるこ
とを目的とする本考案の小口塞ぎ蓋の構成としては、全
体が弾性体にて略板状に形成され、貫通スリーブ両端の
小口内径と同一または若干大きな外径を有し、貫通スリ
ーブへの嵌入側外周先端には先細部を形成し、中心部分
にはセパレータ軸用通し孔を貫通形成してある蓋であっ
て、貫通スリーブとの対向面に裏当て部材を取付け、裏
当て部材に有する紐を上記通し孔から外方へ引出してあ
ることを特徴としている。
〈作用〉 上記構成の小口塞ぎ蓋によると、貫通スリーブの両端に
先端の嵌入用先細部を軽く嵌入して脱落しないように取
付け、貫通スリーブの小口を仮閉塞し、型枠を締め込
み、コンクリート打設後施工後において、小口塞ぎ蓋を
取外す際には、前記した裏当て部材から通し孔を通って
外方へ引き出してある紐を引っ張ることにより、裏当て
部材を引っ張ることになり、小口塞ぎ蓋全体を施工場所
から取外せることになる。
〈実施例〉 次いで、この考案の実施態様について図を参照しながら
以下に例示する。
1は小口塞ぎ蓋であり、合成樹脂の発泡体あるいは合成
ゴムなど、弾力的に変形が可能な弾性体からなる厚板状
をなし、貫通スリーブ2両端の小口の内径と同一か若干
大きな外径を有しており、例えば蓋1の外径を貫通スリ
ーブ2の小口の内径より約2mm程度大きくすると共に蓋
1の厚みが30mm程度に形成されたものが使用されるが、
実施上貫通スリーブ2の口径に合わせて適宜大きさで実
施され、また貫通スリーブ2の断面形状に合わせて円形
以外の四角形その他異形状の場合もある。
蓋1の外周のうち、貫通スリーブ2へ嵌入する側の先端
部には面取り、テーパー、アール等からなる嵌入用先細
部10が形成してあって貫通スリーブ2の小口へ嵌入し易
くなっている。また蓋1の外周全体は多数の凹状溝11が
形成してある。
この貫通スリーブ2へ嵌入する際に蓋1の外周が変形し
易く、スリーブの小口内径の誤差やバラツキに容易に対
応でき好適となる。なお上記凹状溝11としては先端の嵌
入用先細部10側へと大きくなるテーパー状に形成してお
けば、より一層のことスリーブ2への嵌入が行い易くな
る(第1図参照)。
また蓋1の中心には型枠の締め込み用セパレータ6の軸
60が挿通できる通し孔12が貫通形成してあり、この通し
孔12はセパレータ軸60の嵌入側となる蓋1の内面側(ス
リーブへの嵌入時における)へ向けて漸次大きくなるよ
うなテーパー状に形成してあって、セパレータ軸60の挿
通を行い易くすると共に、軸60との密着性を良好にして
いる。
さらに蓋1の内面側のうち、外周と通し孔12の周囲を除
いた中間部分を円環状にくり抜いて凹陥部13を形成して
おけば、蓋1を貫通スリーブ2へ嵌入または取外す際に
蓋1の外周の変形を容易にすると共に肉盗みによる材料
節約にもなる(第2図参照)。
14は蓋1のうち貫通スリーブ2と対向する面側に取付け
た裏当て部材であり、非発泡の合成樹脂部材等剛性の大
なる材料からなるものを接着、融着、嵌合等の連結手段
にて取付けてあり、この裏当て部材14には蓋1の取外し
用となる紐15が取付けられていて、この紐15の先端は上
記した通し孔12から外方へ引出してある。
以上のごとき小口塞ぎ蓋1を使用した貫通スリーブ2の
施工工程について順次説明する。
先ず建築物等の鉄骨建方が完了した後、予めコンクリー
ト梁3等の幅に合わせて適宜切断された貫通スリーブ2
を、鉄骨梁4の孔に挿入取付けするなどして所定位置に
セットし、さらに貫通スリーブ2周囲の補強用配筋作業
などをしておく。なお貫通スリーブ2は鋼管あるいは紙
管(ソノボイド)等が用いられる。
次に貫通スリーブ2の両端に蓋1の先端の嵌入用先細部
10を軽く嵌入して脱落しない程度に取付け、貫通スリー
ブ2の小口を仮閉塞する。その後蓋1の外面に当接する
ようにしてコンクリート打設用の型枠5を建込み締め込
んで行く。なお型枠5の締め込み保持に用いるセパレー
タ6の取付けの際には、蓋1の通し孔12にセパレータ軸
6を挿通できるので、貫通スリーブ2両側の型枠5を直
接セパレータ6で締め込むことが可能である。
そして上記セパレータ6による型枠5の締め込みによっ
て、両側の蓋1が貫通スリーブ2内へ押し込まれて隙間
なく密着嵌入されると共に、型枠5内面と蓋1との間も
隙間なく密着できることになる。なお型枠5は貫通スリ
ーブ2の端面に当接するまで締め込んで、蓋1を貫通ス
リーブ2内へ完全に嵌入する場合(第3図右端部分参
照)のほか、蓋1を途中まで嵌入するだけで貫通スリー
ブ2の端面と型枠5内面との間に少し隙間を残した状態
においても良く(第3図左端部分参照)、このようにす
ればコンクリート打設後形成された貫通孔としては、貫
通スリーブ2の端面が外面に露出しないようにできる。
この貫通スリーブ2の端面と型枠5内面との間隔は最小
0mmから最大20mm程度までの範囲内で実施できる。そし
て上記のごとく型枠5と貫通スリーブ2とが密着してい
ない場合でも、蓋1と貫通スリーブ2および蓋1と型枠
5内面とが隙間なく密着しているので、コンクリートの
流れ込みは完全に阻止できる。
そして、この状態でコンクリートを打設し、コンクリー
トの固化後型枠5およびセパレータ6を外し、裏当て部
材14の紐15を引っ張ることにより貫通スリーブ2から蓋
1を取り外せることになる。特に紐15は蓋1の裏当て部
材14に有するものゆえ、蓋1の取外しが無理なく行える
ことになる。
なお、裏当て部材14は通し孔12の近辺のみのものを図示
したが裏面全体に及んでいてもよい。
以上のごとく構成された、この考案の小口塞ぎ蓋1によ
れば、変形性に優れた弾性体からなるものゆえ、貫通ス
リーブ2の寸法誤差やバラツキを吸収して、確実に密着
して嵌入でき、貫通スリーブ2の小口には隙間は全く生
じずコンクリートの流れ込みを完全に阻止できるので、
コンクリート打設後の貫通孔周囲の補修作業は全く不要
となる。
特に型枠5の締め込みによって蓋1を貫通スリーブ2内
へ嵌入する場合、型枠5あるいは貫通スリーブ2の施工
誤差が多少あっても、蓋1の貫通孔2内への嵌入量を自
由に調整できるので、型枠5内面と蓋1とは常に隙間な
く密着させることが可能である。
さらに蓋1の中央にはセパレータ軸60の挿通用通し孔12
を形成しているので、貫通スリーブ2両側の型枠5を直
接セパレータ6にて確実強固に締め込み保持することが
でき、コンクリート打設時の打込み圧によっても型枠5
と貫通スリーブ2または蓋1との間に隙間が生じる心配
がなく好適である。
さらに合成樹脂発泡体等の弾性体からなる蓋1は従来の
鉄板等に比べてはるかに軽量で安価であり、全体の作業
コストの低減にも大きく貢献できる。
〈考案の効果〉 以上のように、この考案による小口塞ぎ蓋は、貫通スリ
ーブと対向する面に取付けた裏当て部材から通し孔を経
て引出されてある紐の操作によって簡単に小口塞ぎ蓋を
施工場所から取外せることになり、しかも裏当て部材を
紐で引っ張ることになるので、小口塞ぎ蓋の取外しが無
理なく行えて、小口塞ぎ蓋を傷めず再使用できる利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1図は斜視
図、第2図はスリーブへの嵌入時の要部断面図、第3図
は施工取付状態の概略断面図である。 1……蓋、2……貫通スリーブ、 10……先細部、11……凹状溝、 12……通し孔、13……凹陥部、 14……裏当て部材、15……紐。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体が弾性体にて略板状に形成され、貫通
    スリーブ両端の小口内径と同一または若干大きな外径を
    有し、貫通スリーブへの嵌入側外周先端には先細部を形
    成し、中心部分にはセパレータ軸用通し孔を貫通形成し
    てある蓋であって、貫通スリーブとの対向面に裏当て部
    材を取付け、裏当て部材に有する紐を上記通し孔から外
    方へ引出してあることを特徴とする貫通スリーブ用小口
    塞ぎ蓋。
JP8386090U 1990-08-07 1990-08-07 貫通スリーブ用小口塞ぎ蓋 Expired - Fee Related JPH0643353Y2 (ja)

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JP6310272B2 (ja) * 2013-03-01 2018-04-11 株式会社クボタケミックス ケーブル保護管の施工方法、それに用いる識別キャップ、およびケーブル保護管路

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