JP3030653U - 載置体受け支え用クッション材 - Google Patents
載置体受け支え用クッション材Info
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- JP3030653U JP3030653U JP1996004584U JP458496U JP3030653U JP 3030653 U JP3030653 U JP 3030653U JP 1996004584 U JP1996004584 U JP 1996004584U JP 458496 U JP458496 U JP 458496U JP 3030653 U JP3030653 U JP 3030653U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion material
- concrete product
- concrete
- supporting
- mold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性体よりなる型枠に磁気吸着によって取り
付けられる安価なクッション材を提供する。 【構成】 コンクリート製品成形用の磁性体よりなる型
枠10に、クッション材15を磁気吸着することにより
保持させる。このため型枠10の表面12に磁着手段1
1の嵌合部13が凹状に設けられ、コンクリート製品に
食い込んでクッション材15を一体化する食い込み脚1
4がコンクリートとの接触面側16に形成される。
付けられる安価なクッション材を提供する。 【構成】 コンクリート製品成形用の磁性体よりなる型
枠10に、クッション材15を磁気吸着することにより
保持させる。このため型枠10の表面12に磁着手段1
1の嵌合部13が凹状に設けられ、コンクリート製品に
食い込んでクッション材15を一体化する食い込み脚1
4がコンクリートとの接触面側16に形成される。
Description
【0001】
本考案は、着脱可能に載置する載置体を受け支えるため、コンクリート製品に 取り付ける弾力材料よりなるクッション材に関するものである。
【0002】
路上等に設置する側溝のようなコンクリート製品に、蓋のような載置体を載せ て置く構造の例は随所に見られ、その場合に蓋などのがたつきを防止する目的で 、側溝の蓋受け部分などにクッション材を取り付けることも公知である。クッシ ョン材の取り付けは、従来、何種類かの方法で行なわれたが、夫々次のような問 題があった。即ち、 a)型枠に取り付けた止め金具によりクッション材を固定する方法の場合、クッ ション材を必要としないときには止め金具を外さなければならず、型枠加工に費 用もかかる、 b)クッション材の構成樹脂に磁性を帯びさせる方法の場合、クッション材その もののコストが高くなる、 c)クッション材を接着剤を用いて接着する方法では、脱型後、型枠やクッショ ン材表面に付着している接着剤を除去しなければならず、作業が面倒であること 、などである。
【0003】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は従来技術に見られた 問題をなくすこと、つまり型枠に加工することなく取り付けられ、コストの高い 特別の材料によって製造する必要がなく、清掃などの後始末を要しないクッショ ン材を実現することである。
【0004】
前記課題を解決するため本考案は、コンクリート製品成形用の磁性体よりなる 型枠10に磁気吸着可能な磁着手段11を嵌め込むために、前記型枠側の表面1 2に磁着手段11の嵌合部13が凹状に設けられ、前記コンクリート製品に食い 込んでクッション材15と一体化するための食い込み脚14がコンクリートとの 接触面側16に形成されるようにしたものである。
【0005】
本考案に係るクッション材15は、着脱可能に載置する載置体Bを受け支える ため、コンクリート製品Cに取り付ける弾力材料よりなるものである。
【0006】 載置体Bをコンクリート製品上に着脱可能に載置した場合、がたつきの発生す る可能性がある。本考案に係るクッション材はそのがたつきを吸収することまた はその他の目的のために弾力材料によって形成される。この弾力材料は例えばゴ ムその他の天然又は合成樹脂材料からなる。
【0007】 このクッション材15は、コンクリート製品Cを型成形する磁性体よりなる型 枠10に磁気吸着可能な磁石などの磁着手段11を有し、その磁着手段11を取 り外し可能に嵌め込むために、型枠10との接触面側12に凹状に形成した嵌合 部13を有する。嵌合部13は磁着手段11をクッション材15に脱型時まで保 持しておくための手段であり、従って磁着手段11を嵌め込んで固定することが できる大きさと構造とを有する。また磁着手段11をクッション材15にインサ ート成形することも可能であるが、その場合には、磁着手段11を取り囲んでい る樹脂面によって嵌合部13が形成される。
【0008】 磁着手段11を嵌合部13に嵌め込んだときに、磁着手段11の表面はクッシ ョン材15の型枠側の接触面12の一部をなすようになる。そして、磁着手段1 1が全面で型枠10に接触したときに最大の保持力を得ることができる。
【0009】 図示実施例の場合、磁着手段11は帯状に成形された磁石からなり、それを2 列長手方向に嵌合するため、同様に帯状に成形されたクッション材15の長手方 向に沿って2箇所の嵌合部13を設けている。このように、クッション材15は 複数の凹状の嵌合部13とそれに隣接した凸部17を有することができ、凸部1 7はクッション材15の全幅の数分の1の幅となるため、より弾性効果が向上す る。また複数の凹状嵌合部13には小石や砂等の異物が溜まり得るため、それら を取り除くにも好都合である。
【0010】 さらに、打設されたコンクリートに食い込んでそれと一体化するための食い込 み脚14をクッション材15のコンクリートとの接触面側(裏側)16に形成す る。食い込み脚14はクッション材15中に埋設されコンクリートに固着するこ とで一体化するが、固着効果をさらに高めるため食い込み方向に伸びている部分 のほかに、それと交叉する方向に伸びる部分18を設けると良い。
【0011】 図示実施例の場合、食い込み脚14は、帯状に成形されたクッション材16の 両側に一対設けられており、その先端部は交叉方向へ伸びた部分18となってい る。該部分18は内側を向いてその間のコンクリートを左右から抱える構造であ る。食い込み脚14の数は2個の例しか示していないが、中央に1個、或いは中 央と左右の3個又はそれ以上でも良い。
【0012】 このようなクッション材15は、例えば図2により良く示されているような横 断面形状、つまり表面12の中央と左右両脇に凸部17があり、それらの間に凹 状の嵌合部13があり、裏側16の左右両脇に食い込み脚14がある一定の断面 形状の帯状に形成することができる。この帯状構造のクッション材15は樹脂材 料を用いて例えば押し出し成形法によって形成することができる。
【0013】 本考案に係るクッション材を使用するには、まずクッション材15に磁着手段 11を取り付け、それを鋼製型枠10に磁着手段11が接し得る向きで磁気吸着 させ、コンクリートモルタルをその型枠装置に打ち込み、固化脱型の後でコンク リート製品Cと一体になったクッション材15から磁着手段11のみ取り外すよ うにする(図3)。それにより、クッション材15は同図に示されている側溝の ようなコンクリート製品Cの蓋受け部19に植え込まれた状態になり、その上に 載置された蓋のような載置体Bに接してそれを受け支えることとなる。
【0014】 なお、例示の型枠10は内型枠と外型枠とからなり、コンクリート製品である U型溝の底にあたる面をコンクリート投入口20としたもので、内型枠と外型枠 は下端のヒンジ部21、22で結合されている。故に製造時、投入口20から投 入したコンクリートをこてで仕上げ、脱型は外型枠をヒンジ部21、22で外方 へ開いて行なう。
【0015】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、クッション材15 を型枠10に磁気吸着によって取り付けることができ、コストの高い特別の材料 でクッション材全体を製造する必要がなく、脱型後コンクリート製品やクッショ ン材それ自体が汚れるということもなく、しかも繰り返し使用することができる という効果を奏する。
【図1】本考案に係る載置体受け支え用クッション材の
実施例を示す斜視図。
実施例を示す斜視図。
【図2】同上の拡大断面図。
【図3】コンクリート製品と一体化したクッション材の
斜視図。
斜視図。
【図4】(a)同上の拡大断面図。 (b)クッション材の変形例を示す(a)と同様の断面
図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 着脱可能に載置する載置体を受け支える
ため、コンクリート製品に取り付ける弾力材料よりなる
クッション材であって、コンクリート製品成形用の磁性
体よりなる型枠10に磁気吸着可能な磁着手段11を嵌
め込むために、前記型枠側の表面12に磁着手段11の
嵌合部13が凹状に設けられ、前記コンクリート製品に
食い込んでクッション材15と一体化するための食い込
み脚14がコンクリートとの接触面側16に形成される
ようにしたことを特徴とする載置体受け支え用クッショ
ン材。 - 【請求項2】 着脱可能に載置する載置体を受け支える
ため、コンクリート製品に取り付ける弾力材料よりなる
クッション材であって、コンクリート製品成形用の磁性
体よりなる型枠10に磁気吸着可能な磁着手段11を嵌
め込むために、前記型枠側の表面12に磁着手段11の
嵌合部13が凹状に設けられ、該嵌合部13に磁着手段
11を嵌め込んで一体化し、前記コンクリート製品に食
い込んでクッション材15と一体化するための食い込み
脚14がコンクリートとの接触面側16に形成されるよ
うにしたことを特徴とする載置体受け支え用クッション
材。 - 【請求項3】 クッション材の表面12の中央と左右両
脇に凸部17があり、それらの間に凹状の嵌合部13が
あり、裏側16の左右両脇に食い込み脚14がある一定
の断面形状の帯状に形成した合成樹脂製の請求項第1項
又は第2項記載の載置体受け支え用クッション材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004584U JP3030653U (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 載置体受け支え用クッション材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004584U JP3030653U (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 載置体受け支え用クッション材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3030653U true JP3030653U (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=43165636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996004584U Expired - Lifetime JP3030653U (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 載置体受け支え用クッション材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030653U (ja) |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP1996004584U patent/JP3030653U/ja not_active Expired - Lifetime
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