JP2857862B2 - 排水間隙の形成方法及び排水間隙の形成用縁材 - Google Patents

排水間隙の形成方法及び排水間隙の形成用縁材

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JP2857862B2 JP21505396A JP21505396A JP2857862B2 JP 2857862 B2 JP2857862 B2 JP 2857862B2 JP 21505396 A JP21505396 A JP 21505396A JP 21505396 A JP21505396 A JP 21505396A JP 2857862 B2 JP2857862 B2 JP 2857862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体を貫通する通
水路を有する排水溝において、外部から通水路へ排水を
導入可能な排水間隙を本体に形成するための方法及び排
水間隙の形成用縁材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本体を貫通する通水路を持ち、降雨等を
その通水路内へ導入するためにスリット状の排水間隙を
本体上面に形成した排水溝は公知である(実公平1−4
1825号、同2−18151号等)。この排水溝はス
リット溝と通称され、旧来の側溝、蓋、縁石の組み合わ
せに代わるものとして普及しつつある。
【0003】しかし上記排水溝(スリット溝)は、排水
間隙に小石等が挟まったりすると間隙の角が欠けること
があるという問題があった。そこで、特に保護の必要が
ある場合には、間隙の角をステンレスなどの金属片によ
って補強することが考えられた(前記実公平1−418
25号参照)。
【0004】金属片による角の補強は大変有効であるけ
れども、製造上、時間及び手間がかかりコスト高になる
という問題があった。これは2個1組の補強材を一定の
位置関係を保って成形することが困難であることによ
る。2個の補強材の位置関係がくずれるとスリット形状
が変形し、商品にならなくなる。また、成形中セメント
モルタルが補強材の表面に回り込んで汚し、或いは成形
面を乱すという問題も生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は補強乃至保護さ
れた排水間隙を正確かつ容易に形成すること及びそのた
めの縁材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、排水間隙を形成する箇所のコンクリート製本
体に合成樹脂製の縁材を一体に成形し、その一部を除去
することによって、両縁材部分の間に排水間隙を形成す
るという手段を講じたものである。
【0007】この方法には、左右一対の縁材部分22、
23を有し、それら縁材部分22、23の間に排水間隙
12となる繋ぎ部分21を設けることによって両部分2
2、23を一体に形成し、繋ぎ部分21の除去を容易化
するため縁材部分22、23と繋ぎ部分21との境い目
に破断部24、25を設けた縁材を使用することが望ま
しい。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の排水間隙の形成方法
は、本体10を貫通する通水路11を有する排水溝Aに
適用する。この排水溝Aは前記のスリット溝若しくは同
様の排水間隙12を持ったものを指し、排水間隙12は
本体外部から通水路11へ排水等を導入する手段であ
る。
【0009】排水間隙の形成方法 排水溝本体10に排水間隙12を形成するには、本体1
0をコンクリートによって型成形するときに、その成形
金型の定位置に、後述する縁材20を固定しておき、打
設したセメントモルタルに縁材20が植え込まれるよう
にする。この点、所謂インサート成形と同様である。
【0010】本発明の方法は全体が一体物からなる縁材
20を一体のまま金型にセットし、かつセメントモルタ
ルを金型に打ち込み、のちにその一部21を除去する事
を特徴とする。これによってそれまで一体であった縁材
20を少なくとも二つの縁材部分22、23に分け、両
縁材部分22、23の間に排水間隙12を形成する。縁
材20の一部21を除去する時期は、セメントモルタル
が硬化し、排水溝が完成したあとであればいつでも良
い。
【0011】より具体的に説明すると、図1に示されて
いるような断面形を有する排水溝Aのブロックは金型に
よって型成形される。その金型は通水路11を成形する
内側の型と本体の外形を成形する外側の型とを有し、例
えば図6に示すように、後者の型面の定位置に合成樹脂
製の縁材を20を固定する。
【0012】縁材20は、その一部21を除去すること
ができ、かつ一部21の除去によってその縁材20が少
なくとも二つの縁材部分22、23に分けられる構成を
有する。そして二つに別れた縁材部分22、23の間が
排水間隙12となる。この縁材20の一部21は、左右
一対の縁材部分22、23を繋ぐように設けられている
ため、以下繋ぎ部分ともいう。
【0013】換言すれば、セメントモルタルによって排
水溝の本体10を型成形する間、二つの縁材部分22、
23はそれらの間に位置する縁材20の一部である繋ぎ
部分21によって一体性を保持している。この一体構造
の縁材20から、型成形されたコンクリート製の本体1
0に二つの縁材部分22、23を残存させた状態で繋ぎ
部分21を除去し、排水間隙12を形成する、といって
も良い。
【0014】排水間隙の形成用縁材 既に述べたことからも明らかであるように、縁材20は
排水間隙12を形成するために必要な間隔を設けて左右
に配置される一対の縁材部分22、23を有する。両縁
材部分22、23の間には排水間隙12となる部分とし
て繋ぎ部分21があり、これによって両縁材部分22、
23は一体に保持されている。
【0015】縁材20として必要な具体的構造は、
「角」に相当する部分を形成する構造である。具体的に
は各縁材部分22、23は本体上面に配置される上縁部
26と、排水間隙12に配置される内縁部27とを有
し、そのため両部26、27はほぼL字型をなしている
(図3、図4)。L字の二つの先端部には本体10の内
部に向かって喰い込むように突出する脚部28、29が
設けてあり、各脚部28、29はコンクリートへの繋止
効果を高めるためのアンカー部を有している。
【0016】繋ぎ部分21は左右の縁材部分22、23
よりも肉厚が薄く、脆弱なため容易に除去することがで
きる。しかしさらにその除去を容易化するために、縁材
部分22、23と繋ぎ部分21との境い目に破断部2
4、25を設けると良い。破断部24、25としては薄
肉化によって強度を低下させたもの(図示)が、実施上
容易である。
【0017】このような縁材20は合成樹脂材料を用い
た押し出し成形によって形成することができる。またそ
の場合に次のような改良を施すと好都合である。それ
は、上縁部26と内縁部27を平面Pよりも図5に示す
ように僅かに凹んだ面31、32とすることである。上
記凹面31、32を設けた縁材20は、本体10を型成
形する外側の金型Dに所定の隙間g1 、g2 …を設けて
セットされる(図6)。Eは矢型と称する金型であり、
その先端で繋ぎ部分21を金型Dの凸部Hとの間に挾持
する。
【0018】金型D、Eの間の空所にセメントモルタル
が充填されると、縁材20はその荷重を受けて弾性変形
し、隙き間g1 、g2 …は消失する。しかし縁材部分2
2、23は弾性変形しているのでその反力によって縁材
20の端縁33が金型D、E…に密着し(図6参照)、
モルタルの裏漏れ(トロ漏れと称する。)を防止して型
成形品表面を美麗に保つこととなる。
【0019】本発明に係る排水間隙の形成方法により図
1、図2に示すような排水間隙12を排水溝A(例えば
スリット溝)に形成することができる。このため排水間
隙12は必らず一定の寸法に維持され、また排水溝Aを
納入するまで縁材20の一体性を保持したままとし、工
事の終了後検査を受ける直前に繋ぎ部分21を除去する
ことで、工事中に内部の通水路11へ土砂が入り込むの
を防止することができる。
【0020】従来の排水溝(スリット溝)では土砂流入
防止のため排水間隙(スリット)部分をガムテープなど
で覆っていたが、本発明によりその手間を省略すること
ができる。なお、排水溝(例えばスリット溝)Aは長手
方向前後に連設され、接続部34、35においてボルト
等により接続される。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、かつ作用
するものであるから、一対の縁材部分22、23が繋ぎ
部分21によって一定の位置関係に保たれたまま排水溝
Aのコンクリート打ちを行なう(金型へセメントモルタ
ルを充填する)ので、縁材部分22、23はコンクリー
ト製の排水溝本体10の所定位置に正確に設置され、事
後、繋ぎ部分21を除去することで排水間隙12を極く
容易に形成することができ、その排水間隙12は合成樹
脂により補強乃至保護されているので角が欠けるおそれ
も勿論ない等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水間隙の形成方法の1実施例を
示す破断斜視図。
【図2】同じく排水溝の中間部を省略した平面図。
【図3】同じく排水間隙形成用縁材の1実施例を示す斜
視図。
【図4】同上のものの横断面図。
【図5】同上の変形例を示す説明図。
【図6】同上の縁材の使用状態を示す断面図。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を貫通する通水路を有する排水溝に
    おいて、外部から通水路へ排水を導入可能な排水間隙を
    本体に形成するための方法であって、排水間隙を形成す
    る箇所のコンクリート製本体に合成樹脂製の縁材を一体
    に成形し、その一部を除去することによって、両縁材部
    分の間に排水間隙を形成することを特徴とする排水間隙
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 本体を貫通する通水路を有する排水溝に
    おいて、外部から通水路へ排水を導入可能な排水間隙を
    本体に形成するための方法であって、二つの縁材部分と
    それらの間に位置する繋ぎ部分とからなる縁材の一体性
    を保持してコンクリート本体を型成形し、型成形終了
    後、コンクリート本体に二つの縁材部分を残存させた状
    態で繋ぎ部分を除去し、排水間隙を形成することを特徴
    とする排水間隙の形成方法。
  3. 【請求項3】 本体を貫通する通水路を有する排水溝に
    おいて、外部から通水路へ排水を導入可能な排水間隙を
    本体に形成するための縁材20であって、左右一対の縁
    材部分22、23を有し、それら縁材部分22、23の
    間に排水間隙12となる繋ぎ部分21を設けることによ
    って両部分22、23を一体に形成したことを特徴とす
    る排水間隙の形成用縁材。
  4. 【請求項4】 繋ぎ部分21の除去を容易化するため縁
    材部分22、23と繋ぎ部分21との境い目に破断部2
    4、25を設けた請求項第3項記載の排水間隙の形成用
    縁材。
  5. 【請求項5】 各縁材部分22、23は、本体上面に配
    置される上縁部26と、排水間隙12に配置される内縁
    部27とを有し、両部26、27はほぼL字型をなし、
    夫々の先端部にコンクリート製本体10の内部へ向かっ
    て喰い込む脚部28、29が設けてある請求項第3項記
    載の排水間隙の形成用縁材。
  6. 【請求項6】 縁材20はその上縁部26と内縁部27
    の外面を僅かに凹んだ凹面31、32によって形成した
    請求項第5項記載の排水間隙の形成用縁材。
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