JPH0738266B2 - デイスク用スピンドルモ−タ - Google Patents

デイスク用スピンドルモ−タ

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JPH0738266B2
JPH0738266B2 JP62092770A JP9277087A JPH0738266B2 JP H0738266 B2 JPH0738266 B2 JP H0738266B2 JP 62092770 A JP62092770 A JP 62092770A JP 9277087 A JP9277087 A JP 9277087A JP H0738266 B2 JPH0738266 B2 JP H0738266B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク用スピンドルモータに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、磁気記憶ディスクを取付けるためのハブと、該
ハブの内周面に嵌合すると共にロータマグネットが付設
されかつ上記ハブと熱膨張係数の相異する材質からなる
ロータ部材と、を備えたディスク用スピンドルモータに
於ては、熱膨張時にハブとロータ部材とがバイメタルの
如き挙動を示し、軸部中心に対し半径方向の歪を生じて
いた。これが、ハブの実際の回転中心と上記軸部中心と
の間の無視し得ない不一致の原因となり、磁気ヘッドに
よる磁気記憶ディスクの読取りの誤動作−いわゆるオフ
トラック−を生ずる原因の一つとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決したディスク用スピンドル
モータを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、磁気記憶ディスクが取付けられるハブと、ハ
ブの内周面に嵌合されたロータ部材と、ロータ部材に付
設されたロータマグネットとを具備し、ハブとロータ部
材とが熱膨張係数が相違する材質から形成されたディス
ク用スピンドルモータにおいて、ハブ及びロータ部材の
中間部は、周状突設部によって嵌合され、ハブ及びロー
タ部材の両端部には、変形防止用空隙部が設けられ、変
形防止用空隙部には、軸心方向に延びるリブが周方向に
間隔を置いて設けられ、ハブとロータ部材とはこの中間
部において接合され、これらの両端部において軸心方向
に熱膨張可能である。
〔作用〕
本発明のスピンドルモータにおいては、ハブ及びロータ
部材の中間部が周状突設部によって嵌合されているの
で、ハブとロータ部材はそれらの中間部において実質上
全周に渡って接合され、両者は確実に結合される。ま
た、ハブとロータ部材の両端部には変形防止用空隙部が
設けられ、かかる両端部においては軸心方向に熱膨張可
能であるので、それらの両端部ではまま単独に近い状態
で熱膨張する。従って、ハブとロータ部材の熱膨張にお
ける相対的歪みによる応力がほとんど無視できる程度と
なる。更に、変形防止用空隙部には軸心方向に延びるリ
ブが周方向に間隔を置いて設けられているので、これら
リブの存在によってハブとロータ部材を同心状に保持す
ることができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。
第1図と第2図に於て、1は本発明に係るディスク用ス
ピンドルモータであって、磁気記憶ディスク2…を取付
けるためのハブ3と、該ハブ3の内周面3aに嵌合すると
共にロータマグネット6が付設されかつ上記ハブ3と熱
膨張係数の相異する材質からなるロータ部材5と、を備
えている。具体的には、ロータ部材5は磁性鋼からな
り、上記ハブ3はアルミダイカストからなる。上記ロー
タマグネット6はロータ部材5の内周面7に凹設された
周状溝8内に固着され、枢支軸9に外嵌されたステータ
10の外径側に近接配置されている。ロータ部材5の内周
面7と枢支軸9との間にはベアリング11,12が介装さ
れ、接着又は圧入等にて固定される。該ベアリング11,1
2のうち少なくとも一方のベアリングの内輪は軸心方向
に可動に設けられ、内輪について云えば枢支軸9の遊嵌
乃至緩嵌される。13は磁性流体シールであり、ベアリン
グ11,12のグリース等が露状にディスク2…実装側に浸
入したり、微細なゴミ等がディスク2…側に浸入するの
を防止する。なお、枢支軸9は図示省略するブラケット
を介して他部材等に固定される。
しかして、14は熱膨張時の変形防止用空隙部であって、
ハブ3のロータ部材5との嵌合部15にハブ3の内周面3a
とロータ部材5の外周面5aとで構成され、また上記変形
防止用空隙部14は、ロータ部材5の外周面5aに所定巾W
の周状突設部16を付設することによって形成される。さ
らに該外周面5aには、平面的に見て円周上等配置となる
ように軸心方向に設けたリブ17…が形成され、該リブ17
…及び上記周状突設部16は半径方向寸法つまり厚さが略
同一とされる。ハブ3の内周面3aと周状突設部16とは接
着剤Qにより接合される場合を示すが、焼ばめによって
ハブ3を該突設部16に嵌合固着するも好ましい。なお、
リブ17…はハブ3の内周面3aに単に接触状態とされ、こ
れにより熱膨張時ハブ3とロータ部材5との両端部にお
ける同心度を同一に保持することができる。周状突設部
16については、その軸心方向の中心線Lの位置を、ハブ
3及びロータ部材5の上下端部からの距離H,Hが等しく
なるように定める。周状突設部16の上記巾Wについて
は、ハブ3の軸心方向寸法2Hの3分の1程度に設定した
場合を示す。
しかして、モータ各部が昇温することにより、ハブ3及
びロータ部材5は軸心方向に熱膨張するが、ハブ3の内
周面3aとロータ部材5の外周面5aとは、周状突設部16に
おいてのみ接合されているため、ハブ3及びロータ部材
5は相互に拘束し合うことなくほぼ自由状態にて軸心方
向に熱膨張する。従って、ハブ3及びロータ部材5に、
特にその上下端部側においては、半径方向の過大な歪み
は生じず、ハブ3の軸部中心Cに対する傾斜角度の変化
は無視し得る程度にしか生じない。また、ロータ部材5
のリブ17…は熱膨張時におけるハブ3及びロータ部材5
の上下端部の同心度を一定に保持するものである。
しかして、ハブ3に取付けられた磁気記憶ディスク2…
上の記録トラックと磁気ヘッド18との半径方向における
相対位置には、上記熱膨張に基づく乱れ等は発生せず、
オフトラック等の誤動作は生じない。なお、ディスク2
…はアルミ製とするが、材料としてセラミックスを採用
する場合には、ハブ3との間に熱膨張差を生じないよう
にハブ3の他の材料とする必要がある。
上記嵌合部15に形成する変形防止用空隙部14について
は、第3図と第4図に示すように、その軸心方向寸法M
をロータ部材5の軸心方向長さとほぼ同じ程度となるよ
うに設定してもよい。具体的には、ハブ3の内周面3aに
ロータ部材5を嵌込むための嵌込溝19を設けたうえ、該
嵌込溝19内に空隙部14を形成したものである。ロータ部
材5の上下端部は、ハブ内周面3aに小段差20,20を付設
することによって形成した当接部21,21に嵌合する。な
お、ロータ部材5は嵌込溝19内に嵌込まれた状態でその
上下端部を接着剤Qによりハブ3所定部位に接合され
る。この場合、上記接着剤Qは固化後も弾性を有するも
のを採用することにより、熱膨張時のハブ3等の歪を吸
収させることができる。なお、接着するのは上下端部の
何れか一方だけでもよい。
次に、第5図と第6図は、第1図の実施例におけるリブ
17を形成せず、ハブ3とロータ部材5とは軸心方向の中
央のみで接触状態にある場合を示す。この場合、ハブ内
周面3aにぬすみ部を設けることによって空隙部14,14を
形成すると共に周状突設部16を形成する。
第7図と第8図は、ハブ内周面3a側に変形防止用空隙部
14を形成すると共に、ハブ3の上下端部に当接部21,21
を設け、該当接部21,21を介してハブ3をロータ部材5
に嵌合したものである。ロータ部材5の上下端面には周
状溝22,22を配設し、しかも該周状溝22は上記当接部21,
21に対応する部位に配設した。当接部21,21の軸心方向
寸法を小さくし、空隙部14の軸心方向寸法Mを大きくし
たことより、熱膨張時におけるハブ3及びロータ部材5
相互が及ぼす圧接力を一層小さくすることができる。当
接部21,21とロータ部材外周面5aとは接着剤Qにより接
合するが、焼ばめとしてもよい。
上記周状溝22に代えて、第9図と第10図と第11図に示す
ように、ロータ部材5の上下端部に円周状等配置となる
ように複数の凹部23…を付設してもよい。
第12図は、ロータ部材5の内周面7にロータマグネット
6を固着し、これをハブ内周面3aに形成された嵌込溝24
内に嵌込み、ハブ内周面3aとロータ部材5とを離した状
態で取付けて変形防止用空隙部14を形成したものであ
る。該ロータ部材5は接着剤Qを用いてその上下端部を
該嵌込溝24に接合する。嵌込溝24の軸心方向における両
側には円周状逃げ溝25,25の夫々形成し、さらに該逃げ
溝25,25の夫々上下端側には、ハブ内周面3aに嵌合固着
されてなる肉厚の薄い鋼製円筒26,26を配設する。この
場合ベアリング11,12の各内外周面は枢支軸9又は該円
筒26,26に夫々固定しても差し支えない。なお、ベアリ
ング11,12のはめあいについては、鋼製円筒26を設ける
ことによって、これらの嵌合部分における熱膨張差を極
力低減し得る。嵌合部15に変形防止用空隙部14を形成し
たことにより、ハブ3とロータ部材5とは単独に熱膨張
するのでその半径方向歪が増幅されることはない。さら
に、上記円筒26,26の肉厚が小さいので、該円筒26,26が
熱膨張時にハブ3に作用する応力は極めて小さく、上記
逃げ溝25,25を付設したことによって軸心方向応力がそ
こで断たれるので、ベアリング11,12に作用する軸心方
向応力は極めて小さいものとなる。
次に、第13図のように軸心方向に貫通する変形防止用空
隙部14…と、同図の上下方向にのみ開口する空隙部14,1
4…とを、併設するも望ましいことである。また、第14
図のように、軸心方向へ貫通する空隙部14…のみを設け
てもよい。さらに、第15図に示すように、周状突設部16
を、ハブ3の内周面3aの中央附近に設けることも自由で
ある(第13図と比較のこと)。
また、第16図と第17図に示すように、アルミニウムのハ
ブ3の内部に、同一材質の第1ブッシュ27と第2ブッシ
ュ28を圧入又は接着剤により固着して、このブッシュ2
7,28の内端面と、ロータ部材5・ロータマグネット6の
両端面との間に、接着剤Qを介して、一体的に組立てる
も好ましい。なお第1ブッシュ27は省略してハブ3自体
で製造するも自由である。
上記各実施例は、枢支軸9が固定されハブ3のみ回転す
るスピンドルモータ1の場合について示したが、これに
限定されるものではなく、ハブ3と枢支軸9とが一体状
として回転するタイプのものにも適用し得るものであ
る。なお、磁気記憶ディスク2…がセラミックであれ
ば、ハブ3もその熱膨張係数に略等しい材質とする。
〔発明の効果〕
本発明においては、ハブ及びロータ部材の中間部が周状
突設部によって接合されているので、両者を確実に結合
することができる。また、ハブとロータ部材の両端部に
変形防止用空隙部が設けられ、かかる両端部においては
軸心方向に熱膨張可能であるので、ハブとロータ部材と
は温度が変化したときでも互いに拘束されることなく、
まま単独に近い状態で熱膨張することができる。従っ
て、ハブ及びロータ部材に所謂バイメタル作用によって
局部的な歪が生じることがなく、ハブ及び磁気記憶ディ
スクの回転中心と軸部中心とが一致した状態に保持され
る。その結果、温度変化により熱膨張したときでも、磁
気記憶ディスクの情報の書込み・読み取りの際のオフト
ラック等を防止することができる。更に、変形防止用空
隙部に軸心方向に延びるリブが周方向に間隔を置いて設
けられているので、これらリブによってハブとロータ部
材とを同心状に確実に保持することができ、より効果的
にオフトラック等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す拡大断面正面図、第2
図はそのII−II断面平面図、第3図は他の実施例を示す
断面正面図、第4図はその要部拡大断面図、第5図はさ
らに別の実施例を示す断面正面図、第6図はその平面
図、第7図は他の実施例を示す断面正面図、第8図はそ
の平面図、第9図はさらに他の実施例を示す断面正面
図、第10図はその平面図、第11図は底面図、第12図は断
面正面図、第13図〜第16図はさらに別の実施例を示す断
面正面図、第17図は第16図の要部拡大図である。 2…磁気記憶ディスク、3…ハブ、3a…内周面、5…ロ
ータ部材、6…ロータマグネット、14…変形防止用の空
隙部、15…嵌合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記憶ディスク2が取付けられるハブ3
    と、該ハブ3の内周面3aに嵌合されたロータ部材5と、
    該ロータ部材5に付設されたロータマグネット6とを具
    備し、該ハブ3と該ロータ部材5とが熱膨張係数が相違
    する材質から形成されたディスク用スピンドルモータに
    おいて、該ハブ3及び該ロータ部材5の中間部は、周状
    突設部16によって嵌合され、該ハブ3及び該ロータ部材
    5の両端部には、変形防止用空隙部14が設けられ、該変
    形防止用空隙部14には、軸心方向に延びるリブ17が周方
    向に間隔を置いて設けられ、該ハブ3と該ロータ部材5
    とは該中間部において接合され、それらの両端部におい
    て軸心方向に熱膨張可能である、ことを特徴とするディ
    スク用スピンドルモータ。
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