JPH0738207Y2 - 発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト - Google Patents

発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト

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JPH0738207Y2
JPH0738207Y2 JP1991078058U JP7805891U JPH0738207Y2 JP H0738207 Y2 JPH0738207 Y2 JP H0738207Y2 JP 1991078058 U JP1991078058 U JP 1991078058U JP 7805891 U JP7805891 U JP 7805891U JP H0738207 Y2 JPH0738207 Y2 JP H0738207Y2
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JP
Japan
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discharge
passage
aerosol
spout
expansion chamber
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JP1991078058U
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JPH04112075U (ja
Inventor
梅男 中島
浩一郎 窪田
Original Assignee
株式会社大阪造船所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は発泡性エヤゾール製品用
吐出スパウトに関する。さらに詳しくは、複数個の所望
の断面形状の連続発泡体を吐出することができる発泡性
エヤゾール製品用吐出スパウトに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より発泡性エヤゾール製品として、
たとえばウレタンフォーム、シェービングフォーム、ヘ
ヤートリートメントフォームなどの種々の発泡体を連続
吐出するものが知られている。 【0003】かかる発泡性エヤゾール製品の上部には、
エヤゾール用容器内に収容された発泡性内容物を外部に
吐出するための吐出スパウトが取りつけられている。そ
のような吐出スパウトとして、たとえば図7に示されて
いるように、エヤゾール用バルブ23のステム25に嵌合す
る嵌合部26と嵌合部26から吐出口27まで貫通された通路
28とを有するものがある。そして吐出スパウト24を指で
下方に押圧してエヤゾール用バルブ23を作動せしめる
と、大気とエヤゾール用容器21内とが連通し、エヤゾー
ル用容器21内に収容されていた発泡性内容物22がエヤゾ
ール容器21内の圧力によりエヤゾール用バルブ23内、吐
出スパウト24の通路28を通って吐出口27から吐出され
る。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのもの
は吐出口27から吐出され、大気圧まで減圧されることに
よってはじめて発泡性内容物22が発泡するため、吐出口
27の形状や個数を変化させても断面が吐出口27の形状と
同じ連続発泡体はえられず、吐出口27の形状や個数にか
かわりなくもっとも表面積が小さくなるほぼ円柱状の連
続発泡体しかえることができない。すなわち従来の吐出
スパウト24では複数個の所望の断面形状(たとえば、角
形、星形、花形、三角形など)の連続発泡体を吐出する
ことができない。 【0005】本考案は叙上の問題を解消し、複数個の所
望の断面形状の連続発泡体を取り出すことができる発泡
性エヤゾール製品用吐出スパウトを提供するものであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、エヤ
ゾール製品のエヤゾール用バルブのステムに取りつけら
れる嵌合部を有し、エヤゾール製品内と大気とを連通す
る通路が穿設されたスパウト本体と該スパウト本体と
で、前記エヤゾール用バルブを開放することにより前記
通路から送られてくる発泡性内容物を充分に発泡させて
充満させるように前記通路の開放端付近に通路に比して
断面積が拡大された膨張室を画するように、スパウト本
体先端に嵌着されたキャップとからなり、該キャップの
先端面に、膨張室で発泡し押し出される発泡体を絞る
ためのたがいに離間した複数個の吐出口が形成されてお
り、該吐出口から吐出口と実質的に同じ断面形状に絞ら
れた複数本の連続発泡体を吐出させることができるよう
に構成されたことを特徴とするものである。 【0007】 【作用】本考案の吐出スパウトにおいては、まずエヤゾ
ール用バルブから噴出された発泡性内容物は、スパウト
の通路を通過して膨張室に送られる。膨張室では急激に
通過断面積が拡大するため、発泡性内容物の圧力が低下
し、充分に発泡する。発泡性内容物は、このように充分
に発泡してしまうので適度な粘度を有するようになり、
吐出口から、吐出口とほぼ同じ断面形状に絞られた複数
本の連続体として押し出される。 【0008】 【実施例】つぎに図面を参照しながら本考案の発泡性エ
ヤゾール製品用吐出スパウトについて説明する。 【0009】図1は本考案の発泡性エヤゾール製品用吐
出スパウトの一実施例を示す概略断面図、図2は本考案
の吐出スパウトの他の実施例を示す概略断面図、図3〜
6はそれぞれ本考案における吐出口の一例を示すための
キャップの正面図である。 【0010】図1において、1は発泡性内容物2が収容
されたエヤゾール容器であり、その頂部にはエヤゾール
用バルブ3が取りつけられている。4はスパウト本体
あり、エヤゾール用バルブ3のステム5に嵌合する嵌合
部6を有している。スパウト本体4の上面は使用者が指
押し操作するための指押部4aである。スパウト本体
には嵌合部6から吐出口7まで貫通された通路8が形成
されており、通路8はエヤゾール用バルブ3が開かれた
際にエヤゾール容器1内と大気とを連通する。通路8の
大気と接する開放端にはキャップ9が設けられており、
キャップ9には複数個の所望の形状の吐出口7が穿設さ
れている。このスパウト本体4とキャップ9とで吐出ス
パウトが構成されている。前記通路8の吐出口7付近に
は、通路8に比して断面積が拡大された膨張室10が設け
られている。かかる実施例では膨張室10がスパウト本体
4の本体に形成されているが、図2に示されるように膨
張室10は吐出口7が穿設されているキャップ9に形成さ
れていてもよい。そのようにスパウト本体4に膨張室10
が設けられていることによって、吐出口7の形状とほぼ
同じ断面を有する連続発泡体が吐出される。なお吐出口
7の形状や個数(2個以上)はとくに制限されるもので
はなく、たとえば図3〜6に示されるように連続発泡体
の使用状況や内容物の種類に応じて適宜変更しうる。し
かし全吐出口7の合計断面積は膨張室10の断面積の1/2
以下、より好ましくは1/5 以下であることが望ましく、
それにより膨張室10内で充分に発泡された内容物が吐出
口7で絞られて正確な断面形状で吐出される。 【0011】本考案における膨張室10の大きさや形状は
とくに制限されないが、少なくとも通路8から膨張室10
に送られる発泡性内容物2が充分発泡しうる程度の大き
さや形状を有している必要がある。通常膨張室10の断面
積は1〜5cm2 程度必要である。 【0012】本考案の吐出スパウトを押圧してエヤゾー
ル用バルブ3を作動させると、大気とエヤゾール容器1
内とが連通し、発泡性内容物2がエヤゾール用バルブ
、スパウト本体4の通路8を通過して膨張室10に送ら
れる。膨張室10に送られた発泡性内容物2は膨張室10で
充分発泡し、その体積は数倍になる。この充分発泡した
発泡性内容物2は吐出口7に送られ、複数個の吐出口7
の変形形状に応じて吐出口7から押し出される。それに
よって吐出口7の断面形状とほぼ同じ断面形状まで絞ら
れた複数本の連続発泡体が吐出される。なお内容物の種
類や発泡性などにより最適な吐出スパウトの形状は異な
るが、通常吐出スパウトはすべての吐出口での流量の制
限を取り除いたときに吐出量が元の状態に比して1.5 〜
2.5 倍程度になるようなものが好ましい。すなわち膨張
室が設けられている吐出スパウトの吐出量を膨張室が設
けられていない吐出スパウトの吐出量の2/3 〜2/5 程度
にするのが好ましい。 【0013】 【考案の効果】叙上のごとく本考案の吐出スパウトにお
いては、複数個の吐出口から吐出口の形状とほぼ同じ所
望の断面形状の複数本の連続発泡体を吐出することがで
き、とくに化粧用エヤゾール製品に適用するばあい、手
にとるのが楽しいだけでなく、表面積が大きいため容易
に皮膚になじむ。すなわち本考案の吐出スパウトを発泡
性エヤゾール製品に採用するときは、吐出される連続発
泡体をさまざまなおもしろい形状にすることができ、使
用者に興趣を添えると共に使用感を向上せしめるという
効果がある。また発泡体がたとえば、ウレタンフォーム
のように発泡状態の形状を保持したまま使用されるもの
であるばあいには、必要な断面形状のウレタンフォーム
を簡単にうることができるため、きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト
の一実施例を示す概略断面図である。 【図2】本考案の吐出スパウトの他の実施例を示す概略
断面図である。 【図3】本考案における吐出口の一例を示すためのキャ
ップの正面図である。 【図4】本考案における吐出口の他の例を示すためのキ
ャップの正面図である。 【図5】本考案における吐出口のさらに他の例を示すた
めのキャップの正面図である。 【図6】本考案における吐出口のさらに他の例を示すた
めのキャップの正面図である。 【図7】従来の発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトの
一例を示す概略断面図である。 【符号の説明】 1 エヤゾール容器 3 エヤゾール用バルブ 4 パウト本体 5 ステム 7 吐出口 8 通路 10 膨張室

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】1 エヤゾール製品のエヤ
    ゾール用バルブのステムに取りつけられる嵌合部および
    指押部を有し、エヤゾール製品内と大気とを連通する通
    路が穿設されたスパウト本体と該スパウト本体とで、 前記エヤゾール用バルブを開放す
    ることにより前記通路から送られてくる発泡性内容物を
    充分に発泡させて充満させるように前記通路の開放端付
    近に通路に比して断面積が拡大された膨張室を画するよ
    うに、スパウト本体先端に嵌着されたキャップとからな
    り、 該キャップの先端面に、膨張室で発泡し押し出される
    発泡体を絞るためのたがいに離間した複数個の吐出口
    形成されており、 該吐出口から吐出口と実質的に同じ断面形状に絞られた
    複数本の連続発泡体を吐出させるように構成されてなる
    ことができる発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト。
JP1991078058U 1991-09-26 1991-09-26 発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト Expired - Lifetime JPH0738207Y2 (ja)

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JPH04112075U JPH04112075U (ja) 1992-09-29
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JP2018058591A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 株式会社ダイゾー 発泡体の吐出製品および吐出方法

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