JPH04112075U - 発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト - Google Patents

発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト

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JPH04112075U
JPH04112075U JP7805891U JP7805891U JPH04112075U JP H04112075 U JPH04112075 U JP H04112075U JP 7805891 U JP7805891 U JP 7805891U JP 7805891 U JP7805891 U JP 7805891U JP H04112075 U JPH04112075 U JP H04112075U
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JP
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discharge
aerosol
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discharge spout
expansion chamber
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JP7805891U
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梅男 中島
浩一郎 窪田
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日本フイリン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者に興趣を添えると共に、使用感を向上
せしめる発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトを提供す
ること。 【構成】 エヤゾール用バルブ3のステム5に取りつけ
られる嵌合部6と、ステム5と大気とを連通する通路8
と、通路8の開放端付近に設けられる膨張室10と、押し
出される発泡体を所定の形状に絞るための、たがいに離
間して前記開放端に設けられる複数個の吐出口とから構
成されている。 【効果】 所望の断面形状の連続発泡体を複数個吐出す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトに関する。さらに詳しくは、複 数個の所望の断面形状の連続発泡体を吐出することができる発泡性エヤゾール製 品用吐出スパウトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より発泡性エヤゾール製品として、たとえばウレタンフォーム、シェービ ングフォーム、ヘヤートリートメントフォームなどの種々の発泡体を連続吐出す るものが知られている。
【0003】 かかる発泡性エヤゾール製品の上部には、エヤゾール用容器内に収容された発 泡性内容物を外部に吐出するための吐出スパウトが取りつけられている。そのよ うな吐出スパウトとして、たとえば図7に示されているように、エヤゾール用バ ルブ23のステム25に嵌合する嵌合部26と嵌合部26から吐出口27まで貫通された通 路28とを有するものがある。そして吐出スパウト24を指で下方に押圧してエヤゾ ール用バルブ23を作動せしめると、大気とエヤゾール用容器21内とが連通し、エ ヤゾール用容器21内に収容されていた発泡性内容物22がエヤゾール容器21内の圧 力によりエヤゾール用バルブ23内、吐出スパウト24の通路28を通って吐出口27か ら吐出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのものは吐出口27から吐出され、大気圧まで減圧されることに よってはじめて発泡性内容物22が発泡するため、吐出口27の形状や個数を変化さ せても断面が吐出口27の形状と同じ連続発泡体はえられず、吐出口27の形状や個 数にかかわりなくもっとも表面積が小さくなるほぼ円柱状の連続発泡体しかえる ことができない。すなわち従来の吐出スパウト24では複数個の所望の断面形状( たとえば、角形、星形、花形、三角形など)の連続発泡体を吐出することができ ない。
【0005】 本考案は叙上の問題を解消し、複数個の所望の断面形状の連続発泡体を取り出 すことができる発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、エヤゾール製品のエヤゾール用バルブのステムに取りつけ られる嵌合部を有し、エヤゾール製品内と大気とを連通する通路が穿設されてお り、前記エヤゾール用バルブを開放することにより前記通路から送られてくる発 泡性内容物を充分に発泡させて充満させるように前記通路の開放端付近に通路に 比して断面積が拡大された膨張室が設けられており、該膨張室で発泡し、押し出 される発泡体を絞るためのたがいに離間した複数個の吐出口を前記通路の開放端 に備えており、該吐出口から吐出口と実質的に同じ断面形状に絞られた複数本の 連続発泡体を吐出させることができることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案の吐出スパウトにおいては、まずエヤゾール用バルブから噴出された発 泡性内容物は、スパウトの通路を通過して膨張室に送られる。膨張室では急激に 通過断面積が拡大するため、発泡性内容物の圧力が低下し、充分に発泡する。発 泡性内容物は、このように充分に発泡してしまうので適度な粘度を有するように なり、吐出口から、吐出口とほぼ同じ断面形状に絞られた複数本の連続体として 押し出される。
【0008】
【実施例】
つぎに図面を参照しながら本考案の発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトにつ いて説明する。
【0009】 図1は本考案の発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトの一実施例を示す概略断 面図、図2は本考案の吐出スパウトの他の実施例を示す概略断面図、図3〜6は それぞれ本考案における吐出口の一例を示すためのキャップの正面図である。
【0010】 図1において、1は発泡性内容物2が収容されたエヤゾール容器であり、その 頂部にはエヤゾール用バルブ3が取りつけられている。4は吐出スパウトであり 、エヤゾール用バルブ3のステム5に嵌合する嵌合部6を有している。吐出スパ ウト4には嵌合部6から吐出口7まで貫通された通路8が形成されており、通路 8はエヤゾール用バルブ3が開かれた際にエヤゾール容器1内と大気とを連通す る。通路8の大気と接する開放端にはキャップ9が設けられており、キャップ9 には複数個の所望の形状の吐出口7が穿設されている。前記通路8の吐出口7付 近には、通路8に比して断面積が拡大された膨張室10が設けられている。かかる 実施例では膨張室10が吐出スパウト4の本体に形成されているが、図2に示され るように膨張室10は吐出口7が穿設されているキャップ9に形成されていてもよ い。そのように吐出スパウト4に膨張室10が設けられていることによって、吐出 口7の形状とほぼ同じ断面を有する連続発泡体が吐出される。なお吐出口7の形 状や個数(2個以上)はとくに制限されるものではなく、たとえば図3〜6に示 されるように連続発泡体の使用状況や内容物の種類に応じて適宜変更しうる。し かし全吐出口7の合計断面積は膨張室10の断面積の1/2 以下、より好ましくは1/ 5 以下であることが望ましく、それにより膨張室10内で充分に発泡された内容物 が吐出口7で絞られて正確な断面形状で吐出される。
【0011】 本考案における膨張室10の大きさや形状はとくに制限されないが、少なくとも 通路8から膨張室10に送られる発泡性内容物2が充分発泡しうる程度の大きさや 形状を有している必要がある。通常膨張室10の断面積は1〜5cm2 程度必要であ る。
【0012】 本考案の吐出スパウト4を押圧してエヤゾール用バルブ3を作動させると、大 気とエヤゾール容器1内とが連通し、発泡性内容物2がエヤゾール用バルブ内、 吐出スパウト4の通路8を通過して膨張室10に送られる。膨張室10に送られた発 泡性内容物2は膨張室10で充分発泡し、その体積は数倍になる。この充分発泡し た発泡性内容物2は吐出口7に送られ、複数個の吐出口7の変形形状に応じて吐 出口7から押し出される。それによって吐出口7の断面形状とほぼ同じ断面形状 まで絞られた複数本の連続発泡体が吐出される。なお内容物の種類や発泡性など により最適な吐出スパウトの形状は異なるが、通常吐出スパウトはすべての吐出 口での流量の制限を取り除いたときに吐出量が元の状態に比して1.5 〜2.5 倍程 度になるようなものが好ましい。すなわち膨張室が設けられている吐出スパウト の吐出量を膨張室が設けられていない吐出スパウトの吐出量の2/3 〜2/5 程度に するのが好ましい。
【0013】
【考案の効果】
叙上のごとく本考案の吐出スパウトにおいては、複数個の吐出口から吐出口の 形状とほぼ同じ所望の断面形状の複数本の連続発泡体を吐出することができ、と くに化粧用エヤゾール製品に適用するばあい、手にとるのが楽しいだけでなく、 表面積が大きいため容易に皮膚になじむ。すなわち本考案の吐出スパウトを発泡 性エヤゾール製品に採用するときは、吐出される連続発泡体をさまざまなおもし ろい形状にすることができ、使用者に興趣を添えると共に使用感を向上せしめる という効果がある。また発泡体がたとえば、ウレタンフォームのように発泡状態 の形状を保持したまま使用されるものであるばあいには、必要な断面形状のウレ タンフォームを簡単にうることができるため、きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト
の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】本考案の吐出スパウトの他の実施例を示す概略
断面図である。
【図3】本考案における吐出口の一例を示すためのキャ
ップの正面図である。
【図4】本考案における吐出口の他の例を示すためのキ
ャップの正面図である。
【図5】本考案における吐出口のさらに他の例を示すた
めのキャップの正面図である。
【図6】本考案における吐出口のさらに他の例を示すた
めのキャップの正面図である。
【図7】従来の発泡性エヤゾール製品用吐出スパウトの
一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 エヤゾール容器 3 エヤゾール用バルブ 4 吐出スパウト 5 ステム 7 吐出口 8 通路 10 膨張室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1 エヤゾール製品のエヤゾール用バルブのステムに取
    りつけられる嵌合部を有し、エヤゾール製品内と大気と
    を連通する通路が穿設されており、前記エヤゾール用バ
    ルブを開放することにより前記通路から送られてくる発
    泡性内容物を充分に発泡させて充満させるように前記通
    路の開放端付近に通路に比して断面積が拡大された膨張
    室が設けられており、該膨張室で発泡し、押し出される
    発泡体を絞るためのたがいに離間した複数個の吐出口を
    前記通路の開放端に備えており、該吐出口から吐出口と
    実質的に同じ断面形状に絞られた複数本の連続発泡体を
    吐出させることができる発泡性エヤゾール製品用吐出ス
    パウト。
JP1991078058U 1991-09-26 1991-09-26 発泡性エヤゾール製品用吐出スパウト Expired - Lifetime JPH0738207Y2 (ja)

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JPH0738207Y2 JPH0738207Y2 (ja) 1995-08-30

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JP2013241203A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Daizo:Kk 発泡性エアゾール製品
JP2018115009A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 株式会社ダイゾー 発泡性エアゾール製品

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JPS5119309U (ja) * 1974-07-31 1976-02-12

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