JPH0738197A - 半導体レーザ装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置およびその製造方法

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JPH0738197A
JPH0738197A JP18257493A JP18257493A JPH0738197A JP H0738197 A JPH0738197 A JP H0738197A JP 18257493 A JP18257493 A JP 18257493A JP 18257493 A JP18257493 A JP 18257493A JP H0738197 A JPH0738197 A JP H0738197A
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JP
Japan
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semiconductor laser
laser
laser chip
chip
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP18257493A
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English (en)
Inventor
Akira Takamori
晃 高森
Seiji Onaka
清司 大仲
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レーザチップからの発熱を効率よく放
熱する。 【構成】 レーザチップを、あらかじめ上面にInはん
だ103を約2μmの厚さで転写しておいたレーザポスト1
01に発振波長が676nmのAlGaInP半導体レーザチッ
プ102をJunction-Down法でダイボンドする。この時、レ
ーザポスト101がInの融点(157℃)よりも10℃
ないし20℃低い温度T0になるように設定しておく。
レーザチップの位置決め後、ポスト上面にレーザチップ
を接着させてからInが溶ける温度まで昇温してInが
接合面間に一様に拡がってから初めの保持温度T0まで
降温する。つぎに真空チャックでCuブロック104を吸
着搬送し、ブロック104の両端をレーザチップ102
および電極リード105の上面に位置合わせて接着す
る。同様な温度サイクルによってCuブロック104を接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱特性のよい半導体
レーザ装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度光ディスク装置用の光源として、
アルミニウムガリウムインジウムリン(AlGaInP)を結
晶材料とする発振波長が 0.6μm帯のAlGaInP系半導体
レーザが開発されている。光ディスクへの書き込みでは
30mWを越す高出力レーザが要求されている。しかし、発
振波長が780nmのアルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)
系半導体レーザと比較して、結晶の電気抵抗および熱抵
抗が大きい。また、閾値電流の温度依存性が大きい。従
って,レーザ素子からの放熱効率の良い接続(ダイボン
ディング)が必要となる。
【0003】AlGaInP系半導体レーザの実装では,図3
に示すように放熱特性を良くするために直接パッケージ
本体に直接接続する方法がよく用いられる。この場合、
パッケージ材料とレーザチップの熱膨張係数の差による
熱応力を避けるため、柔らかいInはんだが使われる。
また、チップのpn接合側を放熱体に接続するJunction
-Down法を用いる。
【0004】Junction-Down法は、pn接合近くにはん
だ材が位置するため、組立が難しいが放熱特性が優れて
おり高出力レーザなど高い電流で動作する場合に適して
おり、AlGaInP系半導体レーザの実装ではほとんどがこ
の方法で組み立てられている。レーザチップの接合面側
と反対側の電極は、ワイヤボンディングによりパッケー
ジ電極リードに導かれる。ワイヤボンディングは直径25
μm程度のAuまたはAl線を使用し、熱圧着法や超音波法
により接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】AlGaInP系半導体レー
ザは一般には上記のような方法で組み立てられるが、Al
GaAs系半導体レーザと比較して熱抵抗が大きいため、高
温,高出力時の信頼性を確保する妨げとなっている。
【0006】そこで本発明は半導体レーザチップからの
発熱を効率よく放熱し、温度特性の優れた半導体レーザ
装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の半導体レーザ装置は、半導体レーザ素子を載置
するためのレーザポストと電極取り出し用の電極リード
が内部に固定された封止容器内に半導体レーザ素子が内
蔵されて成る半導体レーザ装置において、前記レーザポ
スト上に固定された前記半導体レーザ素子上と前記電極
リード上に熱良導材が載置固定されているものである。
【0008】また半導体レーザ装置の製造方法は、電極
ポストと一体構成した熱良導材を屈曲させて半導体レー
ザ素子上に載置固定する工程を有するものである。
【0009】
【作用】本発明の半導体レーザ装置は、レーザチップの
上面電極とパッケージ電極リードとの接続をワイヤの代
わりにCuやメタライズされたSiCを用いることによ
りレーザチップ上面からも放熱効果が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図示の実施例によっ
て説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例に係る半導体レー
ザ装置の概略図である。この例では、レーザチップを、
あらかじめ上面にInはんだ103を約2μmの厚さで転
写しておいたレーザポスト101に発振波長が676nm
のAlGaInP半導体レーザチップ102をJunction-Down法で
ダイボンドする。
【0012】この時、レーザポスト101がInの融点
(157℃)よりも10℃ないし20℃低い温度T0
なるように設定しておく。レーザチップ102の位置決
め後、ポスト101上面にレーザチップ102を接着さ
せてからInが溶ける温度まで昇温してInが接合面間
に一様に拡がってから初めの保持温度T0まで降温す
る。
【0013】つぎに真空チャックでCuブロック104を
吸着搬送し、ブロック104の両端をレーザチップ10
2および電極リード105の上面に位置合わせて接着す
る。同様な温度サイクルによってCuブロック104をレ
ーザチップ104および電極リード105に接続する。
【0014】ここでCuブロック104の接合面側にはあ
らかじめIn103を転写している。Cuブロック104のサ
イズは奥行きはレーザの共振器と同じ700μmとし、
厚みはレーザチップの厚さと同程度にした。レーザチッ
プとレーザポスト間のInはんだはすでにレーザチップ
の電極材料と合金化しているので、Cuブロックのボン
ディング時の温度サイクルによって再溶融などの影響は
ない。
【0015】この結果、高電流動作時の熱抵抗値が特に
改善された。熱抵抗の評価は電流電圧特性を利用する方
法を用いた。素子にパルス幅,電流値を制御したパルス
通電を行い、パルス通電前後にサンプリング電流を加え
端子間電圧を測定する。この端子間電圧差と別途測定し
た端子間電圧の温度依存性とからpn接合部の温度上昇
見積ることができる。この方法では、通電パルスの幅を
変化させることで、短時間過渡熱抵抗(チップ近傍の熱
抵抗)からパッケージあるいはパッケージが固定されて
いる放熱器を含む全体の熱抵抗も評価できる。100μs
ecの短時間過渡熱抵抗は、20℃/W程度で従来のワイ
ヤボンディングによるレーザ装置との差はない。これは
レーザチップとレーザポスト間の熱抵抗を意味してい
る。熱抵抗の改善効果はこれよりもパルス幅の大きい領
域で観測できた。特に1〜10msecの領域で顕著に改
善効果が現われた。これはレーザチップとパッケージ間
の熱抵抗が軽減され本発明の効果によることを示してい
る。
【0016】なお、熱良導材としてCuブロック104の
代わりにSiCやSiのブロックを用いてもよいが、熱
伝導度の優れた材料の方がその効果は大きい.また、当
然のごとく、放熱の効果はレーザチップの厚みに依存
し、レーザチップの厚みが薄いほどチップの上面からも
放熱されるので本願の効果は大きい。
【0017】図2は、電極リード105の先端があらか
じめCuブロック108の形状に加工されている場合の
実施例を示す。レーザチップ102のダイボンディングは
上述の実施例と同様であるが、電極リード105はパッケ
ージ107に固定されてる位置に近いところで折り曲げら
れており、チップのダイボンディング後に専用の治具に
よってCuブロック部108がレーザチップ上面に重なる
ようにに折り曲げ部分を伸直させてボンディングする。
【0018】図2(a)は折り曲げ前の電極リード105
の形状を示しておりCuブロック部108と一体成型され
ている。図2(b),(c)は電極リード105を伸直さ
せてレーザチップと接合した後の側面及び斜視構成概略
図である。図2(a)(b)はいずれも図2(c)の側面からみ
た側面図である。
【0019】Cuブロック部108のレーザチップと接合
する面にはIn103があらかじめ転写されている。本実
施例では精密な位置合わせを要するCuブロックのボン
ディング工程を必要としない。また、折り曲げによるた
めボンディング後にチップへストレスが加わることが心
配されるが、折り曲げ加工時の治具の押さえ位置を調節
することでチップに加わるストレスをなくすことができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、半
導体チップとサブマウントとの間の熱抵抗が減少する。
半導体チップの放熱特性が改善されるため、素子の信頼
性を向上できる。また、そのための組立方法も簡単で、
従来の工程を大きく変えることなく実施できるのでその
効果は大きい。また、第2の実施例で説明した実装方法
によれば同一の効果を実装部品点数を少なくできるばか
りでなく、工程の大幅な簡略化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半導体レーザ装置の概
略図
【図2】本発明の半導体レーザ装置の実装方法の一実施
例を説明する図
【図3】半導体レーザの従来例を示す概略図
【符号の説明】
101 レーザポスト 102 半導体レーザチップ 103 Inはんだ 104 Cuブロック 105 電極リード 106 Auワイヤ 107 パッケージ 108 Cuブロック部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザ素子を載置するためのレーザ
    ポストと電極取り出し用の電極リードが内部に固定され
    た封止容器内に半導体レーザ素子が内蔵されて成る半導
    体レーザ装置において、前記レーザポスト上に固定され
    た前記半導体レーザ素子上と前記電極リード上に熱良導
    材が載置固定されていることを特徴とする半導体レーザ
    装置。
  2. 【請求項2】電極ポストと一体構成した熱良導材を屈曲
    させて半導体レーザ素子上に載置固定する工程を有する
    ことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
JP18257493A 1993-07-23 1993-07-23 半導体レーザ装置およびその製造方法 Pending JPH0738197A (ja)

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JP18257493A JPH0738197A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 半導体レーザ装置およびその製造方法

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JPH0738197A true JPH0738197A (ja) 1995-02-07

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JP18257493A Pending JPH0738197A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 半導体レーザ装置およびその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9799591B2 (en) 2014-11-12 2017-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor packages including thermal blocks

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9799591B2 (en) 2014-11-12 2017-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor packages including thermal blocks

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