JPH0738144Y2 - 大口容器 - Google Patents

大口容器

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JPH0738144Y2
JPH0738144Y2 JP1986004160U JP416086U JPH0738144Y2 JP H0738144 Y2 JPH0738144 Y2 JP H0738144Y2 JP 1986004160 U JP1986004160 U JP 1986004160U JP 416086 U JP416086 U JP 416086U JP H0738144 Y2 JPH0738144 Y2 JP H0738144Y2
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JP
Japan
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container
contents
diameter
neck portion
bulging
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986004160U
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English (en)
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JPS62115334U (ja
Inventor
吉昌 田原
Original Assignee
白馬プラスチックス工業株式会社
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Publication date
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  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内容物の漏れ防止を計った大口容器に関す
る。
なお、本考案において、大口容器とは、図に示す如く、
容器開口筒部径が容器胴部径に対して三分の一以上の大
きさになるような大口の開口部を有する容器を言う。
従来技術の問題点 従来、容器の揺れや衝撃で内容物が開口部から跳ね上が
り、特に大口容器に内容物を充填する際に外に漏れ出
て、容器胴体を汚し、胴体部への印刷やシール貼着等の
後行程に支障がでる問題があった。小口容器では、実開
昭53−161967号の考案のように、容器開口部の外周に凹
溝を大きく設けることができるが、本考案のように開口
部径が胴部径に対して三分の一以上になるような大口容
器にあっては、前記容器の揺れや衝撃で内容物が開口部
から跳ね上らないようにする必要から、容器肩部に占め
る容器開口部が予め限界近くまで大きく設計されいるの
が一般的であるから、容器開口部外周に凹溝を設けるこ
とは設計上困難が伴い、仮に凹溝を設ける場合には、肩
部に凹溝が占める分だけ開口部を狭めたりすることとな
り、更に、凹溝を覆うために開口部を覆うキャップのス
カート部を特別に大きくする必要がある等の不都合が生
じることとなる。また、大口容器では、容器の揺れや衝
撃で内容物が開口部から跳ね上がるのを防止するため、
容器開口の内首部の付け根付近に内容物の流出路に対し
て下向きに突出する膨出部を設けることが有効である
が、膨出部が角型で流れを急激に屈曲する角部がある
と、大口の容器開口部に向かって流出しようとする内容
物が角部に当たって跳ね返り、外部へ飛散する問題があ
る。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、外周にネジ部5を設けてなるネジ筒部
の内筒部からなる大径の大口容器開口部に対し、口径を
狭めた内首部を設けると共に、該内首部の付け根付近に
内容物の流出路に対して下向きに断面付着水滴状に滑ら
かに突出する膨出部2を設ける一方、口径を狭めて前記
内首部に対応して外径を狭めて設けた容器外首部の付け
根付近に前記ネジ部5の外径にほぼ等しい外径を有する
凹溝7を形成する膨出部6を内容物の流出路に対して上
向きに設けたことを特徴とする大口容器を提供しようと
するものである。
作用 容器の揺れや衝撃で内容物が大口の容器開口部に向かっ
て跳ね上がろうとしても、口径を狭めた内首部の付け根
付近に突出する膨出部2によって遮ることができ、且
つ、内容物の流出路に対して下向きに断面付着水滴状に
滑らかに突出するリング状の膨出部2が、大口の容器開
口部に向かって流出しようとする内容物を、内向きに滑
らかに流し返して容器内に戻すこととなり、内容物が跳
ね返りにより外部へ飛散するのを防止することができる
と共に、容器内の内容物が外部に漏れたとしても、口径
を狭めた前記内首部に対応して外径を狭めて設けた内容
外首部の付け貼着付近に上向きに設けた膨出部6により
形成された凹溝7内に内容物が溜まり、容器胴体を汚さ
ないようにすることができ、特に膨出部6がネジ部5の
外径にほぼ等しい外径を有する凹溝7を形成することに
より、凹溝7の首部外周に占める占位面積を小さくする
ことができ、凹溝7によって大口容器の肩部を大きくし
たり、逆に開口部を狭めることがなくなると共に、容器
開口部の外周ネジ部5に取り付けたキャップにより外径
がほぼ等しい凹溝7を覆うことができるから、凹溝7を
覆うためにキャップのスカート部を特別に大きくする必
要がなくなり、また、容器外首部の付け根付近に凹溝7
を形成する膨出部6が、密閉時に容器のキャップ8のス
カート部13の先端部と当接する当接部を兼ねることによ
り、キャップ密閉と同時に凹溝7を確実に密閉すること
ができる。
実施例 以下図示する実施例により本考案に係る大口容器を詳細
に説明すると、1は小口容器の首部で、その大口容器内
の首部1の付け根付近にリング状に膨出部2が設けてあ
る。膨出部2は容器内の肩部3から首部1へ向かう内容
物10の流出路に対して下向きに断面付着水滴状に滑らか
に突出して設けてある。即ち、膨出部2は、図示の如
く、肩部3から首部1に向かって付着した水滴が垂下す
る断面形状に設けてある。また、本考案の場合、前記首
部1には、外周にネジ部5を設けてなるネジ筒部の内筒
部からなる大径の大口容器開口部と、中間の段部4を介
して口径を狭めた内首部とを設けてある。口径を狭めた
前記内首部に対応して外径を狭めて設けた容器外首部の
付け根付近には、前記ネジ部5の外径にほぼ等しい外径
を有する凹溝7を形成する膨出部6を内容物の流出路に
対して上向きに設けてあり、首部外壁に伝わって流れる
内容物を収容するように構成してある。図の実施例に記
載のように、この膨出部6は首部1との間に前記ネジ部
5の外径にほぼ等しい外径を有する凹溝7を形成してお
り、大口容器内の内容物が万一ネジ部5に伝わって外部
に漏れたとしても、この凹溝7内に溜まり、容器胴体を
汚さないように構成してある。
他方、第2図において、8はキャップで、そのネジ部9
が大口容器のネジ部5と螺合している。キャップ8に
は、大口容器首部の先端部と内側中間部で当接する二重
のインナーリング11及び12が設けてあり、密閉時に首部
1内で二重の漏れ防止ができるように構成してある。
更に、実施例の場合、キャップ8の密閉時に前記大口容
器外首部に突出する膨出部6にキャップのスカート部13
が当接し、膨出部6とスカート部13の密着により、凹溝
7に万一漏れた内容物が溜まっても、キャップ8の密閉
により漏れ防止ができるように構成してある。
効果 以上の通り、本考案に係る大口容器によれば、外周にネ
ジ部5を設けてなるネジ筒部の内筒部からなる大径の大
口容器開口部に対し、口径の狭めた内首部を設けると共
に、該内首部の付け根付近に内容物の流出路に対して下
向きに断面付着水滴状に滑らかに突出するリング状の膨
出部2を設ける一方、口径を狭めた前記内首部に対応し
て外径を狭めて設けた容器外首部の付け根付近に前記ネ
ジ部5を外径にほぼ等しい外径を有する凹溝7を形成す
る膨出部6を内容物の流出路に対して上向きに設けた構
成を有することにより、容器の揺れや衝撃で内容物が大
口の容器開口部に向かって跳ね上がろうとしても、口径
を狭めた内首部の付け根付近に突出する膨出部2によっ
て遮ることができ、且つ、内容物の流出路に対して下向
きに断面付着水滴状に滑らかに突出するリング状の膨出
部2が、大口の容器開口部に向かって流出しようとする
内容物を、内向きに滑らかに流し返して容器内に戻すこ
ととなり、内容物が跳ね返りにより外部へ飛散するのを
防止することができると共に、容器内の内容物が外部に
漏れたとしても、口径を狭めた前記内首部に対応して外
径を狭めて設けた容器外首部の付け根付近に上向きに設
けた膨出部6により形成された凹溝7内に内容物が溜ま
り、容器胴体を汚さないようにすることができ、特に膨
出部6がネジ部5の外径にほぼ等しい外径を有する凹溝
7を形成するから、凹溝7の首部外周に占める占位面積
を小さくすることができ、凹溝7によって大口容器の肩
部を大きくしたり、逆に開口部を狭めることがなくなる
と共に、容器開口部の外周ネジ部5に取り付けたキャッ
プにより外径がほぼ等しい凹溝7を覆うことができるか
ら、凹溝7を覆うためにキャップのスカート部を特別に
大きくする必要がなくなり、また、容器外首部の付け根
付近に凹溝7を形成する膨出部6が、密閉時に容器のキ
ャップ8のスカート部13の先端部と当接する当接部を兼
ねることにより、キャップ密閉と同時に凹溝7を確実に
密閉することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案大口容器の一実施例の要部を示す縦断面
図であり、第2図はその使用態様を示す要部の縦断面図
である。 1……大口容器の首部 2,6……膨出部 7……凹溝 8……キャップ 10……内容物 11,12……インナーリング 13……スカート部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にネジ部5を設けてなるネジ筒部の内
    筒部からなる大径の大口容器開口部に対し、口径を狭め
    た内首部を設けると共に、該内首部の付け根付近に内容
    物の流出路に対して下向きに断面付着水滴状に滑らかに
    突出する膨出部2を設ける一方、口径を狭めた前記内首
    部に対応して外径を狭めて設けた容器外首部の付け根付
    近に前記ネジ部5の外径にほぼ等しい外径を有する凹溝
    7を形成する膨出部6を内容物の流出路に対して上向き
    に設けたことを特徴とする大口容器
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲(1)に記載の大
    口容器において、前記容器外首部の付け根付近に設けた
    膨出部6が、密閉時に容器のキャップ8のスカート部13
    の先端部と当接する当接部を兼ねることを特徴とする大
    口容器
JP1986004160U 1986-01-16 1986-01-16 大口容器 Expired - Lifetime JPH0738144Y2 (ja)

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JP1986004160U JPH0738144Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16 大口容器

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JP1986004160U JPH0738144Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16 大口容器

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Publication Number Publication Date
JPS62115334U JPS62115334U (ja) 1987-07-22
JPH0738144Y2 true JPH0738144Y2 (ja) 1995-08-30

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JPS62115334U (ja) 1987-07-22

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