JPH0738077A - 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置Info
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- JPH0738077A JPH0738077A JP5202875A JP20287593A JPH0738077A JP H0738077 A JPH0738077 A JP H0738077A JP 5202875 A JP5202875 A JP 5202875A JP 20287593 A JP20287593 A JP 20287593A JP H0738077 A JPH0738077 A JP H0738077A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
-
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- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/146—Imager structures
- H01L27/148—Charge coupled imagers
- H01L27/14831—Area CCD imagers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/70—SSIS architectures; Circuits associated therewith
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイミングジェネレータを含む駆動系として
従来品をそのまま使用でき、しかも正像用と鏡像用に共
通のものを用いることができるようにした固体撮像素子
の製造方法を提供する。 【構成】 CCD固体撮像素子20を製造する際に、そ
の製造工程の途中において、正像用固体撮像素子の製造
時と鏡像用固体撮像素子の製造時とで、水平電荷転送部
6のビット単位の4個の電極間の2相駆動に対応した接
続関係を、パッド161 〜164 間の配線パターン19
a〜19dを変更することによって変えるとともに、第
1,第2のOPB領域4,5の水平方向の画素数もその
遮光膜を変更することによって変え、正像出力と鏡像出
力を同一フォーマットの信号として導出できるようにす
る。
従来品をそのまま使用でき、しかも正像用と鏡像用に共
通のものを用いることができるようにした固体撮像素子
の製造方法を提供する。 【構成】 CCD固体撮像素子20を製造する際に、そ
の製造工程の途中において、正像用固体撮像素子の製造
時と鏡像用固体撮像素子の製造時とで、水平電荷転送部
6のビット単位の4個の電極間の2相駆動に対応した接
続関係を、パッド161 〜164 間の配線パターン19
a〜19dを変更することによって変えるとともに、第
1,第2のOPB領域4,5の水平方向の画素数もその
遮光膜を変更することによって変え、正像出力と鏡像出
力を同一フォーマットの信号として導出できるようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子の製造方
法及び固体撮像装置に関し、特に鏡像出力にも対応可能
な固体撮像素子の製造方法及びその固体撮像素子を用い
て構成された固体撮像装置に関する。
法及び固体撮像装置に関し、特に鏡像出力にも対応可能
な固体撮像素子の製造方法及びその固体撮像素子を用い
て構成された固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の固体撮像装置として、従来、例
えば図11(a),(b)に示す2種類の構成のものが
知られている。すなわち、固体撮像素子の撮像部30か
ら転送された信号電荷を水平転送する水平電荷転送部3
1をリング状に形成しかつ電荷検出部32を共通に1つ
設けるとともに、出力回路部33も共通に1つ配置し、
水平電荷転送部31の転送方向を変えることによって正
像/鏡像出力を共通の出力端子34から導出する構成の
もの(a)と、水平電荷転送部41の両端に電荷検出部
42,43を設けるとともに、その両側に出力回路部4
4,45を配置し、正像/鏡像2系統の出力端子46,
47を持つ構成のもの(b)である。
えば図11(a),(b)に示す2種類の構成のものが
知られている。すなわち、固体撮像素子の撮像部30か
ら転送された信号電荷を水平転送する水平電荷転送部3
1をリング状に形成しかつ電荷検出部32を共通に1つ
設けるとともに、出力回路部33も共通に1つ配置し、
水平電荷転送部31の転送方向を変えることによって正
像/鏡像出力を共通の出力端子34から導出する構成の
もの(a)と、水平電荷転送部41の両端に電荷検出部
42,43を設けるとともに、その両側に出力回路部4
4,45を配置し、正像/鏡像2系統の出力端子46,
47を持つ構成のもの(b)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来装置のうち、前者の固体撮像装置(a)におい
ては、鏡像出力時には信号電荷の転送経路の長さが正像
出力時の倍以上になるため、鏡像出力の際の転送劣化が
避けられなく、しかも正像/鏡像両出力を可能としてい
るため、正像用と鏡像用に専用の駆動系が必要であり、
水平転送の駆動波形の位相の合わせ込みが非常に困難で
あるという問題があった。後者の固体撮像装置(b)に
おいても、正像/鏡像両出力を可能としているため、固
体撮像装置(a)の場合と同様に、正像用と鏡像用に専
用の駆動系が必要になるという問題があった。
成の従来装置のうち、前者の固体撮像装置(a)におい
ては、鏡像出力時には信号電荷の転送経路の長さが正像
出力時の倍以上になるため、鏡像出力の際の転送劣化が
避けられなく、しかも正像/鏡像両出力を可能としてい
るため、正像用と鏡像用に専用の駆動系が必要であり、
水平転送の駆動波形の位相の合わせ込みが非常に困難で
あるという問題があった。後者の固体撮像装置(b)に
おいても、正像/鏡像両出力を可能としているため、固
体撮像装置(a)の場合と同様に、正像用と鏡像用に専
用の駆動系が必要になるという問題があった。
【0004】ここで、後者の固体撮像装置(b)におけ
る水平電荷転送部41の構成及びその転送動作について
説明する。先ず、その構成につき、図12(a),
(b)に基づいて説明するに、半導体基板51の上面側
には、1ビットの転送部52毎に第1〜第4の4個の電
極H1〜H4がゲート絶縁膜53を介して一方向にて順
次繰り返して配列されて形成されている。なお、図中、
斜線領域はチャネルストップである。また、各電極H1
〜H4に同電位を印加したときに、第1の電極H1の下
及び第3の電極H3の下に形成されるポテンシャル井戸
が、第2の電極H2の下及び第4の電極H4の下に形成
されるポテンシャル井戸よりも深くなるように、ゲート
絶縁膜53の膜厚あるいは基板51の表面側の不純物濃
度を変えるようにしている。
る水平電荷転送部41の構成及びその転送動作について
説明する。先ず、その構成につき、図12(a),
(b)に基づいて説明するに、半導体基板51の上面側
には、1ビットの転送部52毎に第1〜第4の4個の電
極H1〜H4がゲート絶縁膜53を介して一方向にて順
次繰り返して配列されて形成されている。なお、図中、
斜線領域はチャネルストップである。また、各電極H1
〜H4に同電位を印加したときに、第1の電極H1の下
及び第3の電極H3の下に形成されるポテンシャル井戸
が、第2の電極H2の下及び第4の電極H4の下に形成
されるポテンシャル井戸よりも深くなるように、ゲート
絶縁膜53の膜厚あるいは基板51の表面側の不純物濃
度を変えるようにしている。
【0005】そして、第1〜第4の電極H1〜H4に
は、図示せぬタイミングジェネレータから発せられる4
つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4がそれぞれ印加さ
れる。この4つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4は2
相のクロックの組合せである。したがって、水平電荷転
送部41は、2相駆動されることによって信号電荷を水
平転送することになる。次に、上記構成の水平電荷転送
部41における水平転送の転送動作について説明する。
先ず、正像信号を導出する場合について説明するに、第
1〜第4の電極H1〜H4には、図13に示す如き波形
の4つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4がそれぞれ印
加される。
は、図示せぬタイミングジェネレータから発せられる4
つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4がそれぞれ印加さ
れる。この4つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4は2
相のクロックの組合せである。したがって、水平電荷転
送部41は、2相駆動されることによって信号電荷を水
平転送することになる。次に、上記構成の水平電荷転送
部41における水平転送の転送動作について説明する。
先ず、正像信号を導出する場合について説明するに、第
1〜第4の電極H1〜H4には、図13に示す如き波形
の4つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4がそれぞれ印
加される。
【0006】t=t0 の時には、Hφ1,Hφ2=H
(高レベル)となり,Hφ3,Hφ4=L(低レベル)
となる。これにより、各電極下のポテンシャル分布は、
図14(a)に示すように、第4の電極H4から図の左
方向の第1の電極H1に向かって下り階段状となり、第
1の電極H1の下に形成されるポテンシャル井戸が最も
深くなる。そのため、撮像部30から転送された信号電
荷eは第1の電極H1の下に蓄積される。t=t1 の時
には、Hφ1,Hφ2=L,Hφ3,Hφ4=Hとなる
ことにより、図14(b)に示すように、第2の電極H
2から図の左方向の第3の電極H3に向かって下り階段
状のポテンシャル分布となり、第3の電極H3の下に形
成されるポテンシャル井戸が最も深くなるために、信号
電荷eは第1の電極H1の下から第3の電極H3の下に
転送される。
(高レベル)となり,Hφ3,Hφ4=L(低レベル)
となる。これにより、各電極下のポテンシャル分布は、
図14(a)に示すように、第4の電極H4から図の左
方向の第1の電極H1に向かって下り階段状となり、第
1の電極H1の下に形成されるポテンシャル井戸が最も
深くなる。そのため、撮像部30から転送された信号電
荷eは第1の電極H1の下に蓄積される。t=t1 の時
には、Hφ1,Hφ2=L,Hφ3,Hφ4=Hとなる
ことにより、図14(b)に示すように、第2の電極H
2から図の左方向の第3の電極H3に向かって下り階段
状のポテンシャル分布となり、第3の電極H3の下に形
成されるポテンシャル井戸が最も深くなるために、信号
電荷eは第1の電極H1の下から第3の電極H3の下に
転送される。
【0007】t=t2 の時には、Hφ1,Hφ2=H,
Hφ3,Hφ4=Lとなることにより、図14(c)に
示すように、再び第4の電極H4から図の左方向の第1
の電極H1に向かって下り階段状のポテンシャル分布と
なり、第1の電極H1の下に形成されるポテンシャル井
戸が最も深くなるために、信号電荷eは第3の電極H3
の下から第1の電極H1の下に転送される。このように
して、水平電荷転送部41において、信号電荷eの転送
が図の左方向に行われ、その結果、正像信号が導出され
る。
Hφ3,Hφ4=Lとなることにより、図14(c)に
示すように、再び第4の電極H4から図の左方向の第1
の電極H1に向かって下り階段状のポテンシャル分布と
なり、第1の電極H1の下に形成されるポテンシャル井
戸が最も深くなるために、信号電荷eは第3の電極H3
の下から第1の電極H1の下に転送される。このように
して、水平電荷転送部41において、信号電荷eの転送
が図の左方向に行われ、その結果、正像信号が導出され
る。
【0008】次に、鏡像信号を導出する場合について説
明するに、第1〜第4の電極H1〜H4には、図15に
示す如き波形の4つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4
がそれぞれ印加される。t=t0 の時には、Hφ1,H
φ4=L,Hφ2,Hφ3=Hとなることにより、図1
6(a)に示すように、第4の電極H4から図の右方向
の第3の電極H3に向かって下り階段状のポテンシャル
分布となり、第3の電極H3の下に形成されるポテンシ
ャル井戸が最も深くなる。そのため、撮像部30から転
送された信号電荷eは第3の電極H3の下に蓄積され
る。
明するに、第1〜第4の電極H1〜H4には、図15に
示す如き波形の4つの水平転送クロックHφ1〜Hφ4
がそれぞれ印加される。t=t0 の時には、Hφ1,H
φ4=L,Hφ2,Hφ3=Hとなることにより、図1
6(a)に示すように、第4の電極H4から図の右方向
の第3の電極H3に向かって下り階段状のポテンシャル
分布となり、第3の電極H3の下に形成されるポテンシ
ャル井戸が最も深くなる。そのため、撮像部30から転
送された信号電荷eは第3の電極H3の下に蓄積され
る。
【0009】t=t1 の時には、Hφ1,Hφ4=H,
Hφ2,Hφ3=Lとなることにより、図16(b)に
示すように、第2の電極H2から図の右方向の第1の電
極H1に向かって下り階段状のポテンシャル分布とな
り、第1の電極H1の下に形成されるポテンシャル井戸
が最も深くなるために、信号電荷eは第3の電極H3の
下から第1の電極H1の下に転送される。t=t2 の時
には、Hφ1,Hφ4=L,Hφ2,Hφ3=Hとなる
ことにより、図16(c)に示すように、再び第4の電
極H4から図の右方向の第3の電極H3に向かって下り
階段状のポテンシャル分布となり、第3の電極H3の下
に形成されるポテンシャル井戸が最も深くなるために、
信号電荷eは第1の電極H1の下から第3の電極H3の
下に転送される。このようにして、水平電荷転送部41
において、信号電荷eの転送が図の右方向に行われ、そ
の結果、鏡像信号が導出される。
Hφ2,Hφ3=Lとなることにより、図16(b)に
示すように、第2の電極H2から図の右方向の第1の電
極H1に向かって下り階段状のポテンシャル分布とな
り、第1の電極H1の下に形成されるポテンシャル井戸
が最も深くなるために、信号電荷eは第3の電極H3の
下から第1の電極H1の下に転送される。t=t2 の時
には、Hφ1,Hφ4=L,Hφ2,Hφ3=Hとなる
ことにより、図16(c)に示すように、再び第4の電
極H4から図の右方向の第3の電極H3に向かって下り
階段状のポテンシャル分布となり、第3の電極H3の下
に形成されるポテンシャル井戸が最も深くなるために、
信号電荷eは第1の電極H1の下から第3の電極H3の
下に転送される。このようにして、水平電荷転送部41
において、信号電荷eの転送が図の右方向に行われ、そ
の結果、鏡像信号が導出される。
【0010】上述したように、従来の固体撮像装置
(b)では、第1〜第4の電極H1〜H4に印加する水
平転送クロックHφ1〜Hφ4の位相を変えることによ
り、水平電荷転送部41の転送方向を反転して正像/鏡
像両出力を導出するようにしているので、水平電荷転送
部41が2相駆動であるにも拘らず4つの水平転送クロ
ックHφ1〜Hφ4を発生し得るタイミングジェネレー
タが必要になり、タイミングジェネレータを含む駆動例
として従来品をそのまま用いることができなく、しかも
正像用と鏡像用に専用の駆動系を設けなければならなか
った。本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、タイミングジェネレータ
を含む駆動系として従来品をそのまま使用でき、しかも
正像用と鏡像用に共通のものを用いることができるよう
にした固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置を提供
することにある。
(b)では、第1〜第4の電極H1〜H4に印加する水
平転送クロックHφ1〜Hφ4の位相を変えることによ
り、水平電荷転送部41の転送方向を反転して正像/鏡
像両出力を導出するようにしているので、水平電荷転送
部41が2相駆動であるにも拘らず4つの水平転送クロ
ックHφ1〜Hφ4を発生し得るタイミングジェネレー
タが必要になり、タイミングジェネレータを含む駆動例
として従来品をそのまま用いることができなく、しかも
正像用と鏡像用に専用の駆動系を設けなければならなか
った。本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、タイミングジェネレータ
を含む駆動系として従来品をそのまま使用でき、しかも
正像用と鏡像用に共通のものを用いることができるよう
にした固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の固体撮像
素子の製造方法は、水平方向の画素数が異なる第1及び
第2のOPB領域を水平方向両側に有する撮像部と、ビ
ット単位で4個の電極を有しかつ撮像部から転送された
信号電荷を2相駆動によって水平転送する水平電荷転送
部と、この水平電荷転送部の両端に設けられて水平転送
された信号電荷を検出して正像出力及び鏡像出力として
導出する第1及び第2の電荷検出部とを具備した固体撮
像素子の製造に際し、その製造工程の途中において、正
像用固体撮像素子の製造時と鏡像用固体撮像素子の製造
時とで、4個の電極間の2相駆動に対応した接続関係を
変えるとともに、第1及び第2の光学的黒領域の水平方
向の画素数を変えることを特徴としている。
素子の製造方法は、水平方向の画素数が異なる第1及び
第2のOPB領域を水平方向両側に有する撮像部と、ビ
ット単位で4個の電極を有しかつ撮像部から転送された
信号電荷を2相駆動によって水平転送する水平電荷転送
部と、この水平電荷転送部の両端に設けられて水平転送
された信号電荷を検出して正像出力及び鏡像出力として
導出する第1及び第2の電荷検出部とを具備した固体撮
像素子の製造に際し、その製造工程の途中において、正
像用固体撮像素子の製造時と鏡像用固体撮像素子の製造
時とで、4個の電極間の2相駆動に対応した接続関係を
変えるとともに、第1及び第2の光学的黒領域の水平方
向の画素数を変えることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の固体撮像装置は、請求項1
記載の製造方法によって製造された固体撮像素子を用い
た固体撮像装置であって、2段以上のソースフォロワ回
路によって構成されて固体撮像素子から導出される正像
出力及び鏡像出力をそれぞれ増幅する第1及び第2の出
力回路部を有し、この第1及び第2の出力回路部間にお
いて2段目以降のソースフォロワ回路を共用したことを
特徴としている。
記載の製造方法によって製造された固体撮像素子を用い
た固体撮像装置であって、2段以上のソースフォロワ回
路によって構成されて固体撮像素子から導出される正像
出力及び鏡像出力をそれぞれ増幅する第1及び第2の出
力回路部を有し、この第1及び第2の出力回路部間にお
いて2段目以降のソースフォロワ回路を共用したことを
特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の固体撮像素子の製造方法におい
て、その製造工程の途中で、水平電荷転送部のビット単
位の4個の電極間の2相駆動に対応した接続関係を、正
像用固体撮像素子の製造時と鏡像用固体撮像素子の製造
時とで変える。同時に、第1及び第2の光学的黒領域の
水平方向の画素数も変える。これによれば、正像出力と
鏡像出力を同一フォーマットの信号として導出できるこ
とになるので、水平電荷転送部において、正像用の場合
でも鏡像用の場合でも、同じ2相の水平転送クロックに
よって電荷転送が行える。したがって、タイミングジェ
ネレータを含む駆動系として、従来品をそのまま使用で
き、しかも正像用と鏡像用に共用化できる。
て、その製造工程の途中で、水平電荷転送部のビット単
位の4個の電極間の2相駆動に対応した接続関係を、正
像用固体撮像素子の製造時と鏡像用固体撮像素子の製造
時とで変える。同時に、第1及び第2の光学的黒領域の
水平方向の画素数も変える。これによれば、正像出力と
鏡像出力を同一フォーマットの信号として導出できるこ
とになるので、水平電荷転送部において、正像用の場合
でも鏡像用の場合でも、同じ2相の水平転送クロックに
よって電荷転送が行える。したがって、タイミングジェ
ネレータを含む駆動系として、従来品をそのまま使用で
き、しかも正像用と鏡像用に共用化できる。
【0014】請求項2記載の固体撮像装置において、2
段以上のソースフォロワ回路によって構成された出力回
路部を正像用と鏡像用に別々に設け、両出力回路部間で
2段目以降のソースフォロワ回路を共用する。両出力回
路部の回路の終段部を共用することで、出力回路部とし
て比較的大きな回路構成のものでも配置可能になるとと
もに、出力端子を正像用と鏡像用で共用化できる。ま
た、出力端子を最終段のソースフォロワ回路の近傍に配
することで、伝搬遅延や寄生容量の発生を防止できる。
段以上のソースフォロワ回路によって構成された出力回
路部を正像用と鏡像用に別々に設け、両出力回路部間で
2段目以降のソースフォロワ回路を共用する。両出力回
路部の回路の終段部を共用することで、出力回路部とし
て比較的大きな回路構成のものでも配置可能になるとと
もに、出力端子を正像用と鏡像用で共用化できる。ま
た、出力端子を最終段のソースフォロワ回路の近傍に配
することで、伝搬遅延や寄生容量の発生を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明に係る固体撮像装置の一実
施例を示す概略構成図であり、例えば正像出力対応のC
CD固体撮像素子を用いた場合を示している。図1にお
いて、マトリクス状に2次元配列されて画素を構成し、
入射光を信号電荷に変換して蓄積する多数のフォトセン
サ(光電変換部)1と、これらフォトセンサ1の垂直列
毎に配された複数本の垂直電荷転送部2とによって撮像
部3が構成されている。垂直電荷転送部2は、4相の垂
直転送クロックVφ1〜Vφ4によって駆動されること
により、各フォトセンサ1から画素単位で読み出された
信号電荷を垂直転送する。
に説明する。図1は、本発明に係る固体撮像装置の一実
施例を示す概略構成図であり、例えば正像出力対応のC
CD固体撮像素子を用いた場合を示している。図1にお
いて、マトリクス状に2次元配列されて画素を構成し、
入射光を信号電荷に変換して蓄積する多数のフォトセン
サ(光電変換部)1と、これらフォトセンサ1の垂直列
毎に配された複数本の垂直電荷転送部2とによって撮像
部3が構成されている。垂直電荷転送部2は、4相の垂
直転送クロックVφ1〜Vφ4によって駆動されること
により、各フォトセンサ1から画素単位で読み出された
信号電荷を垂直転送する。
【0016】この撮像部3においては、その周縁部の所
定の領域をフォトセンサ1が遮光されたOPB(optical
black;光学的黒)領域とし、このOPB領域を除いた
領域を有効画素領域とし、この有効画素領域内の各画素
(図の斜線部分)の信号電荷を撮像情報として用いるよ
うにしている。したがって、有効画素領域内の画素の数
で水平及び垂直方向の解像度が決まる。なお、説明の都
合上、撮像部3の左右両側の第1,第2のOPB領域
4,5のみを図示したが、上述したように、撮像部3の
上側及び下側にもOPB領域が存在している。
定の領域をフォトセンサ1が遮光されたOPB(optical
black;光学的黒)領域とし、このOPB領域を除いた
領域を有効画素領域とし、この有効画素領域内の各画素
(図の斜線部分)の信号電荷を撮像情報として用いるよ
うにしている。したがって、有効画素領域内の画素の数
で水平及び垂直方向の解像度が決まる。なお、説明の都
合上、撮像部3の左右両側の第1,第2のOPB領域
4,5のみを図示したが、上述したように、撮像部3の
上側及び下側にもOPB領域が存在している。
【0017】ところで、この撮像部3のOPB領域のう
ち、正像出力を導出する場合には、例えば右側の第2の
OPB領域5の画素情報である黒信号レベルが、有効画
素領域の各画素信号に対して信号処理を行う際の基準レ
ベルとして用いられる。このように、基準レベルとし
て、正像出力対応の場合には第2のOPB領域5の黒信
号レベルを用いることから、この黒信号レベル情報は時
間軸上有効画素領域の各画素信号の後に出力されること
になる。また、この基準レベルとしては、ある一定の画
素数分の黒信号レベルが必要となることから、第2のO
PB領域5の水平方向の画素数N2が第1のOPB領域
4の画素数N1よりも多くなるように設定されている。
なお、本例では、説明の都合上、N1=1,N2=2の
場合を図示している。
ち、正像出力を導出する場合には、例えば右側の第2の
OPB領域5の画素情報である黒信号レベルが、有効画
素領域の各画素信号に対して信号処理を行う際の基準レ
ベルとして用いられる。このように、基準レベルとし
て、正像出力対応の場合には第2のOPB領域5の黒信
号レベルを用いることから、この黒信号レベル情報は時
間軸上有効画素領域の各画素信号の後に出力されること
になる。また、この基準レベルとしては、ある一定の画
素数分の黒信号レベルが必要となることから、第2のO
PB領域5の水平方向の画素数N2が第1のOPB領域
4の画素数N1よりも多くなるように設定されている。
なお、本例では、説明の都合上、N1=1,N2=2の
場合を図示している。
【0018】垂直電荷転送部2の出力側には、この垂直
電荷転送部2から転送された信号電荷を水平転送する水
平電荷転送部6が設けられている。この水平電荷転送部
6は、図2の断面構造図に示すように、半導体基板7の
上面側にゲート絶縁膜8を介して2層構造にて形成され
たポリシリコンからなる第1〜第4(H1〜H4)の電
極9〜12をビット単位で有している。H1〜H4電極
9〜12のうち、第2層のH2,H4電極10,12の
下の基板7の表面側には、電荷転送用ウェル部13の他
に、不純物濃度を変えることによって転送用バリア部1
4が形成されている。この転送用バリア部14は、H1
〜H4電極9〜12に同じ電位を印加したときに、H
2,H4電極10,12の下に形成されるポテンシャル
井戸をH1,H3の電極9,11の下に形成されるポテ
ンシャル井戸よりも浅くしている。
電荷転送部2から転送された信号電荷を水平転送する水
平電荷転送部6が設けられている。この水平電荷転送部
6は、図2の断面構造図に示すように、半導体基板7の
上面側にゲート絶縁膜8を介して2層構造にて形成され
たポリシリコンからなる第1〜第4(H1〜H4)の電
極9〜12をビット単位で有している。H1〜H4電極
9〜12のうち、第2層のH2,H4電極10,12の
下の基板7の表面側には、電荷転送用ウェル部13の他
に、不純物濃度を変えることによって転送用バリア部1
4が形成されている。この転送用バリア部14は、H1
〜H4電極9〜12に同じ電位を印加したときに、H
2,H4電極10,12の下に形成されるポテンシャル
井戸をH1,H3の電極9,11の下に形成されるポテ
ンシャル井戸よりも浅くしている。
【0019】図3に、この水平電荷転送部6において、
H1〜H4電極9〜12を同電位としたときのポテンシ
ャルプロファイルを示す。同図から明らかなように、H
2,H4電極10,12の部分がH1,H3の電極9,
11の部分よりもポテンシャルが低くなっている。な
お、本例では、基板7の表面側の不純物濃度を変えるこ
とによってH2,H4電極10,12の下に形成される
ポテンシャル井戸をH1,H3の電極9,11の下に形
成されるポテンシャル井戸よりも浅くするとしたが、ゲ
ート絶縁膜8の膜厚を変えることによっても同様のポテ
ンシャル分布を得ることができる。
H1〜H4電極9〜12を同電位としたときのポテンシ
ャルプロファイルを示す。同図から明らかなように、H
2,H4電極10,12の部分がH1,H3の電極9,
11の部分よりもポテンシャルが低くなっている。な
お、本例では、基板7の表面側の不純物濃度を変えるこ
とによってH2,H4電極10,12の下に形成される
ポテンシャル井戸をH1,H3の電極9,11の下に形
成されるポテンシャル井戸よりも浅くするとしたが、ゲ
ート絶縁膜8の膜厚を変えることによっても同様のポテ
ンシャル分布を得ることができる。
【0020】H1〜H4電極9〜12は、例えばループ
状に形成された4本のバスライン151 〜154 に対応
関係をもって接続されている。4本のバスライン151
〜154 は、4個のパッド161 〜164 に対応関係を
もって接続されている。4個のパッド161 〜164 の
うち、161 と162 が、163 と164 がそれぞれ対
をなして配線パターン19a,19bによって互いに電
気的に接続されている。そして、この2組のパッド対間
に2相の水平転送クロックHφ1,Hφ2が印加される
ことにより、水平電荷転送部6は2相駆動によって図の
左方向に信号電荷を水平転送する。
状に形成された4本のバスライン151 〜154 に対応
関係をもって接続されている。4本のバスライン151
〜154 は、4個のパッド161 〜164 に対応関係を
もって接続されている。4個のパッド161 〜164 の
うち、161 と162 が、163 と164 がそれぞれ対
をなして配線パターン19a,19bによって互いに電
気的に接続されている。そして、この2組のパッド対間
に2相の水平転送クロックHφ1,Hφ2が印加される
ことにより、水平電荷転送部6は2相駆動によって図の
左方向に信号電荷を水平転送する。
【0021】水平電荷転送部6の左端には、水平電荷転
送部6によって転送されてきた信号電荷を検出する例え
ばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成の第
1の電荷検出部17が設けられている。以上により、正
像出力が可能なCCD固体撮像素子20が構成されてい
る。このCCD固体撮像素子20は、水平電荷転送部6
が2相の水平転送クロックHφ1,Hφ2によって駆動
される通常タイプのものである。したがって、2相の水
平転送クロックHφ1,Hφ2を発生する後述するタイ
ミングジェネレータ26を含む駆動系としては、従来品
をそのまま使用できることになる。
送部6によって転送されてきた信号電荷を検出する例え
ばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成の第
1の電荷検出部17が設けられている。以上により、正
像出力が可能なCCD固体撮像素子20が構成されてい
る。このCCD固体撮像素子20は、水平電荷転送部6
が2相の水平転送クロックHφ1,Hφ2によって駆動
される通常タイプのものである。したがって、2相の水
平転送クロックHφ1,Hφ2を発生する後述するタイ
ミングジェネレータ26を含む駆動系としては、従来品
をそのまま使用できることになる。
【0022】また、このCCD固体撮像素子20は、鏡
像出力にも対応し得るように水平電荷転送部6の右側に
も同様に、例えばフローティング・ディフュージョン・
アンプ構成の第2の電荷検出部18を有している。鏡像
出力を得るには、水平電荷転送部6において、図の右方
向に信号電荷を水平転送する必要がある。そのため、鏡
像用固体撮像素子とする場合には、図1に破線で示すよ
うに、4個のパッド161 〜164 のうち、161 と1
64 を、162 と163 をそれぞれ対として配線パター
ン19c,19dによって互いに電気的に接続し、この
2組のパッド対間に2相の水平転送クロックHφ1,H
φ2を印加すれば良い。
像出力にも対応し得るように水平電荷転送部6の右側に
も同様に、例えばフローティング・ディフュージョン・
アンプ構成の第2の電荷検出部18を有している。鏡像
出力を得るには、水平電荷転送部6において、図の右方
向に信号電荷を水平転送する必要がある。そのため、鏡
像用固体撮像素子とする場合には、図1に破線で示すよ
うに、4個のパッド161 〜164 のうち、161 と1
64 を、162 と163 をそれぞれ対として配線パター
ン19c,19dによって互いに電気的に接続し、この
2組のパッド対間に2相の水平転送クロックHφ1,H
φ2を印加すれば良い。
【0023】ところで、先述したように、正像出力対応
の場合には、撮像部3の右側の第2のOPB領域5の黒
信号レベルを基準レベルとして用いており、これとの対
応をとるために、鏡像出力対応の場合には、撮像部3の
左側の第1のOPB領域4の黒信号レベルを基準レベル
として用いる必要がある。したがって、鏡像出力対応の
場合には、図1に二点鎖線で示すように、第1のOPB
領域4の水平方向の画素数N1が第2のOPB領域5の
画素数N2よりも多くなるように設定される。これによ
り、鏡像出力対応の場合にも、正像出力対応の場合と同
様に、第1のOPB領域4の黒信号レベル情報は、時間
軸上、有効画素領域の各画素信号の後に出力されること
になる。すなわち、正像出力と鏡像出力が同一フォーマ
ットの信号として出力される。
の場合には、撮像部3の右側の第2のOPB領域5の黒
信号レベルを基準レベルとして用いており、これとの対
応をとるために、鏡像出力対応の場合には、撮像部3の
左側の第1のOPB領域4の黒信号レベルを基準レベル
として用いる必要がある。したがって、鏡像出力対応の
場合には、図1に二点鎖線で示すように、第1のOPB
領域4の水平方向の画素数N1が第2のOPB領域5の
画素数N2よりも多くなるように設定される。これによ
り、鏡像出力対応の場合にも、正像出力対応の場合と同
様に、第1のOPB領域4の黒信号レベル情報は、時間
軸上、有効画素領域の各画素信号の後に出力されること
になる。すなわち、正像出力と鏡像出力が同一フォーマ
ットの信号として出力される。
【0024】そこで、本発明においては、正像用固体撮
像素子と鏡像用固体撮像素子とを同一のものとして設計
し、その製造工程の途中で、4個のパッド161 〜16
4 の接続の組合せを変更することによってH1〜H4電
極9〜12の2相駆動に対応した接続関係を変えるとと
もに、第1,第2のOPB領域4,5の水平方向の画素
数を相互に逆の関係に変えるようにしている。すなわ
ち、上述したように、正像用固体撮像素子の製造時は、
4個のパッド161 〜164 のうち、161 と16
2 を、163 と164 をそれぞれ接続するように配線パ
ターン19a,19bを形成するとともに、第2のOP
B領域5の水平方向の画素数が第1のOPB領域4のそ
れもりも多くなるように遮光膜(図示せず)を形成す
る。
像素子と鏡像用固体撮像素子とを同一のものとして設計
し、その製造工程の途中で、4個のパッド161 〜16
4 の接続の組合せを変更することによってH1〜H4電
極9〜12の2相駆動に対応した接続関係を変えるとと
もに、第1,第2のOPB領域4,5の水平方向の画素
数を相互に逆の関係に変えるようにしている。すなわ
ち、上述したように、正像用固体撮像素子の製造時は、
4個のパッド161 〜164 のうち、161 と16
2 を、163 と164 をそれぞれ接続するように配線パ
ターン19a,19bを形成するとともに、第2のOP
B領域5の水平方向の画素数が第1のOPB領域4のそ
れもりも多くなるように遮光膜(図示せず)を形成す
る。
【0025】一方、鏡像用固体撮像素子の製造時は、4
個のパッド161 〜164 のうち、161 と164 を、
162 と163 をそれぞれ接続するように配線パターン
19c,19dを形成するとともに、第1のOPB領域
4の水平方向の画素数が第2のOPB領域5のそれもり
も多くなるように遮光膜(図示せず)を形成する。な
お、この4個のパッド161 〜164 間を接続する配線
パターン19a〜19dと第1,第2のOPB領域4,
5の遮光膜は共にアルミによって同層のものとして形成
されることから、4個のパッド161 〜164 の接続の
組合せの変更及び第1,第2のOPB領域4,5の水平
方向の画素数の変更を、製造工程上、同一工程で同時に
実現できる。
個のパッド161 〜164 のうち、161 と164 を、
162 と163 をそれぞれ接続するように配線パターン
19c,19dを形成するとともに、第1のOPB領域
4の水平方向の画素数が第2のOPB領域5のそれもり
も多くなるように遮光膜(図示せず)を形成する。な
お、この4個のパッド161 〜164 間を接続する配線
パターン19a〜19dと第1,第2のOPB領域4,
5の遮光膜は共にアルミによって同層のものとして形成
されることから、4個のパッド161 〜164 の接続の
組合せの変更及び第1,第2のOPB領域4,5の水平
方向の画素数の変更を、製造工程上、同一工程で同時に
実現できる。
【0026】このように、固体撮像素子を製造する工程
の途中で、4個のパッド161 〜164 間を接続する配
線パターン19a〜19cを変更するとともに、第1,
第2のOPB領域4,5の水平方向の画素数を変更し、
正像出力品と鏡像出力品の製造を切り換えるようにした
ことにより、その変更前の工程までを同一品として予め
製造しておくことができるので、在庫管理の面で非常に
有利なものとなる。また、配線パターン19a〜19d
の変更及びOPB領域4,5の画素数の変更を同一工程
で同時に実現できるので、正像用固体撮像素子と鏡像用
固体撮像素子とを全く別々に製造する場合に比してマス
クの数が半分で済むことになる。なお、カラー対応の固
体撮像素子の場合には、画素単位で配されるカラーフィ
ルタの配列も正像出力品と鏡像出力品とで変更するよう
にすれば良い。
の途中で、4個のパッド161 〜164 間を接続する配
線パターン19a〜19cを変更するとともに、第1,
第2のOPB領域4,5の水平方向の画素数を変更し、
正像出力品と鏡像出力品の製造を切り換えるようにした
ことにより、その変更前の工程までを同一品として予め
製造しておくことができるので、在庫管理の面で非常に
有利なものとなる。また、配線パターン19a〜19d
の変更及びOPB領域4,5の画素数の変更を同一工程
で同時に実現できるので、正像用固体撮像素子と鏡像用
固体撮像素子とを全く別々に製造する場合に比してマス
クの数が半分で済むことになる。なお、カラー対応の固
体撮像素子の場合には、画素単位で配されるカラーフィ
ルタの配列も正像出力品と鏡像出力品とで変更するよう
にすれば良い。
【0027】再び図1において、第1,第2の電荷検出
部17,18の各検出出力は、水平電荷転送部6の両側
に外部回路として配置された第1,第2の出力回路部2
1,22で増幅されて正像出力OUT1/鏡像出力OU
T2として導出される。第1,第2の出力回路部21,
22は、図4に示すように、駆動側MOSトランジスタ
QnD及び負荷側MOSトランジスタQnLからなる例えば
3段のソースフォロワ回路24〜26によって構成され
ている。この第1,第2の出力回路部21,22におい
て、1段目のソースフォロワ回路23の駆動側MOSト
ランジスタQ1Dのゲートには、第1,第2の電荷検出部
17,18で検出した信号電荷が与えられる。また、各
段の負荷側MOSトランジスタQ1L,Q2L,Q3Lの各ゲ
ートは、直流電源Eによって共通にバイアスされてい
る。
部17,18の各検出出力は、水平電荷転送部6の両側
に外部回路として配置された第1,第2の出力回路部2
1,22で増幅されて正像出力OUT1/鏡像出力OU
T2として導出される。第1,第2の出力回路部21,
22は、図4に示すように、駆動側MOSトランジスタ
QnD及び負荷側MOSトランジスタQnLからなる例えば
3段のソースフォロワ回路24〜26によって構成され
ている。この第1,第2の出力回路部21,22におい
て、1段目のソースフォロワ回路23の駆動側MOSト
ランジスタQ1Dのゲートには、第1,第2の電荷検出部
17,18で検出した信号電荷が与えられる。また、各
段の負荷側MOSトランジスタQ1L,Q2L,Q3Lの各ゲ
ートは、直流電源Eによって共通にバイアスされてい
る。
【0028】外部回路としてさらに、固体撮像素子20
の垂直電荷転送部2や水平電荷転送部6等を駆動するた
めに、4相の垂直転送クロックVφ1〜Vφ4や2相の
水平転送クロックHφ1,Hφ2等の各種タイミングを
発生するタイミングジェネレータ26が設けられてい
る。ところで、先述したように、4個のパッド161 〜
164 間の接続の組合せ及び第1,第2のOPB領域
4,5の画素数を変更し、水平電荷転送部6の電荷転送
方向を変えることで、正像出力又は鏡像出力を同一フォ
ーマットの信号として導出するようにしたので、正像出
力及び鏡像出力のいずれの場合にも全く同じタイミング
の水平転送クロックHφ1,Hφ2で対応できる。した
がって、このタイミングジェネレータ26としては、正
像用固体撮像素子にも鏡像用固体撮像素子にも共通のも
のを用いることができ、しかも従来品をそのまま使用で
きる。
の垂直電荷転送部2や水平電荷転送部6等を駆動するた
めに、4相の垂直転送クロックVφ1〜Vφ4や2相の
水平転送クロックHφ1,Hφ2等の各種タイミングを
発生するタイミングジェネレータ26が設けられてい
る。ところで、先述したように、4個のパッド161 〜
164 間の接続の組合せ及び第1,第2のOPB領域
4,5の画素数を変更し、水平電荷転送部6の電荷転送
方向を変えることで、正像出力又は鏡像出力を同一フォ
ーマットの信号として導出するようにしたので、正像出
力及び鏡像出力のいずれの場合にも全く同じタイミング
の水平転送クロックHφ1,Hφ2で対応できる。した
がって、このタイミングジェネレータ26としては、正
像用固体撮像素子にも鏡像用固体撮像素子にも共通のも
のを用いることができ、しかも従来品をそのまま使用で
きる。
【0029】次に、水平電荷転送部6において、図5に
示す如き波形の水平転送クロックHφ1,Hφ2が印加
された場合の正像出力時及び鏡像出力時の転送動作につ
いて説明する。正像出力対応の場合には、図6に示すよ
うに、H1,H2電極9,10に水平転送クロックHφ
1が印加され、H3,H4電極11,12に水平転送ク
ロックHφ2が印加される。t=t0 の時には、Hφ1
=L,Hφ2=Hとなる。これにより、各電極下のポテ
ンシャル分布は、図7(a)に示すように、H2電極1
0から図の左方向のH3電極11に向かって下り階段状
となり、H3電極11の下に形成されるポテンシャル井
戸が最も深くなる。そのため、撮像部3から転送された
信号電荷eはH3電極11の下に蓄積される。
示す如き波形の水平転送クロックHφ1,Hφ2が印加
された場合の正像出力時及び鏡像出力時の転送動作につ
いて説明する。正像出力対応の場合には、図6に示すよ
うに、H1,H2電極9,10に水平転送クロックHφ
1が印加され、H3,H4電極11,12に水平転送ク
ロックHφ2が印加される。t=t0 の時には、Hφ1
=L,Hφ2=Hとなる。これにより、各電極下のポテ
ンシャル分布は、図7(a)に示すように、H2電極1
0から図の左方向のH3電極11に向かって下り階段状
となり、H3電極11の下に形成されるポテンシャル井
戸が最も深くなる。そのため、撮像部3から転送された
信号電荷eはH3電極11の下に蓄積される。
【0030】t=t1 の時には、Hφ1=H,Hφ2=
Lとなることにより、図7(b)に示すように、H4電
極12から図の左方向のH1電極9に向かって下り階段
状のポテンシャル分布となり、H1電極9の下に形成さ
れるポテンシャル井戸が最も深くなるために、信号電荷
eはH3電極11の下からH1電極9の下へ転送され
る。t=t2 の時には、Hφ1=L,Hφ2=Hとなる
ことにより、図7(c)に示すように、再びH2電極1
0から図の左方向のH3電極11に向かって下り階段状
となり、H3電極11の下に形成されるポテンシャル井
戸が最も深くなるために、信号電荷eはH1電極9の下
からH3電極11の下へ転送される。このようにして、
水平電荷転送部6において、信号電荷eの転送が図の左
方向に行われ、その結果、正像出力が導出される。
Lとなることにより、図7(b)に示すように、H4電
極12から図の左方向のH1電極9に向かって下り階段
状のポテンシャル分布となり、H1電極9の下に形成さ
れるポテンシャル井戸が最も深くなるために、信号電荷
eはH3電極11の下からH1電極9の下へ転送され
る。t=t2 の時には、Hφ1=L,Hφ2=Hとなる
ことにより、図7(c)に示すように、再びH2電極1
0から図の左方向のH3電極11に向かって下り階段状
となり、H3電極11の下に形成されるポテンシャル井
戸が最も深くなるために、信号電荷eはH1電極9の下
からH3電極11の下へ転送される。このようにして、
水平電荷転送部6において、信号電荷eの転送が図の左
方向に行われ、その結果、正像出力が導出される。
【0031】一方、鏡像出力対応の場合には、図8に示
すように、H1,H4電極9,12に水平転送クロック
Hφ1が印加され、H2,H3電極10,11に水平転
送クロックHφ2が印加される。t=t0 の時には、電
荷転送ウェル部13のポテンシャル分布は、図9(a)
に示すように、H4電極12から図の右方向のH3電極
11に向かって下り階段状となり、H3電極11の下に
形成されるポテンシャル井戸が最も深くなるために、撮
像部3から転送される信号電荷eはH3電極11の下に
蓄積される。
すように、H1,H4電極9,12に水平転送クロック
Hφ1が印加され、H2,H3電極10,11に水平転
送クロックHφ2が印加される。t=t0 の時には、電
荷転送ウェル部13のポテンシャル分布は、図9(a)
に示すように、H4電極12から図の右方向のH3電極
11に向かって下り階段状となり、H3電極11の下に
形成されるポテンシャル井戸が最も深くなるために、撮
像部3から転送される信号電荷eはH3電極11の下に
蓄積される。
【0032】t=t1 の時には、図9(b)に示すよう
に、H2電極10から図の右方向のH1電極9に向かっ
て下り階段状のポテンシャル分布となり、H1電極9の
下に形成されるポテンシャル井戸が最も深くなるため
に、信号電荷eはH3電極11の下からH1電極9の下
へ転送される。t=t2 の時には、図9(c)に示すよ
うに、再びH4電極12から図の右方向のH3電極11
に向かって下り階段状のポテンシャル分布となり、H3
電極11の下に形成されるポテンシャル井戸が最も深く
なるために、信号電荷eはH1電極9の下からH3電極
11の下へ転送される。このようにして、信号電荷の転
送が右方向に行われ、その結果、鏡像出力が導出され
る。
に、H2電極10から図の右方向のH1電極9に向かっ
て下り階段状のポテンシャル分布となり、H1電極9の
下に形成されるポテンシャル井戸が最も深くなるため
に、信号電荷eはH3電極11の下からH1電極9の下
へ転送される。t=t2 の時には、図9(c)に示すよ
うに、再びH4電極12から図の右方向のH3電極11
に向かって下り階段状のポテンシャル分布となり、H3
電極11の下に形成されるポテンシャル井戸が最も深く
なるために、信号電荷eはH1電極9の下からH3電極
11の下へ転送される。このようにして、信号電荷の転
送が右方向に行われ、その結果、鏡像出力が導出され
る。
【0033】図10は、本発明による他の実施例を示す
構成図であり、(a)は正像出力時を、(b)は鏡像出
力時をそれぞれ示している。本実施例では、図4に示し
た第1,第2の出力回路部21,22において、例えば
3段目のソースフォロワ回路25を正像出力時と鏡像出
力時とで共用する構成を採っている。すなわち、正像出
力時(a)には、第1の電荷検出部17の出力端に対し
て第1の出力回路部21の1段目,2段目のソースフォ
ロワ回路23,24を介して共通の3段目のソースフォ
ロワ回路25をアルミ配線で接続し、このソースフォロ
ワ回路25の出力端をアルミ配線によって出力端子27
に接続する。
構成図であり、(a)は正像出力時を、(b)は鏡像出
力時をそれぞれ示している。本実施例では、図4に示し
た第1,第2の出力回路部21,22において、例えば
3段目のソースフォロワ回路25を正像出力時と鏡像出
力時とで共用する構成を採っている。すなわち、正像出
力時(a)には、第1の電荷検出部17の出力端に対し
て第1の出力回路部21の1段目,2段目のソースフォ
ロワ回路23,24を介して共通の3段目のソースフォ
ロワ回路25をアルミ配線で接続し、このソースフォロ
ワ回路25の出力端をアルミ配線によって出力端子27
に接続する。
【0034】一方、鏡像出力時(b)には、第2の電荷
検出部18の出力端に対して第2の出力回路部22の1
段目,2段目のソースフォロワ回路23,24を介して
共通の3段目のソースフォロワ回路25をアルミ配線で
接続し、このソースフォロワ回路25の出力端をアルミ
配線によって出力端子27に接続する。このように、第
1,第2の出力回路部21,22の回路の終段部分を共
用することにより、出力回路部として比較的大きな回路
構成のものでも配置可能であるとともに、出力端子27
も共用化できる。また、出力端子27を最終段のソース
フォロワ回路25の近傍に配置することにより、伝搬遅
延や寄生容量の発生を防止できる。
検出部18の出力端に対して第2の出力回路部22の1
段目,2段目のソースフォロワ回路23,24を介して
共通の3段目のソースフォロワ回路25をアルミ配線で
接続し、このソースフォロワ回路25の出力端をアルミ
配線によって出力端子27に接続する。このように、第
1,第2の出力回路部21,22の回路の終段部分を共
用することにより、出力回路部として比較的大きな回路
構成のものでも配置可能であるとともに、出力端子27
も共用化できる。また、出力端子27を最終段のソース
フォロワ回路25の近傍に配置することにより、伝搬遅
延や寄生容量の発生を防止できる。
【0035】なお、本実施例では、第1,第2の出力回
路部21,22が3段のソースフォロワ回路によって構
成された場合において、3段目のソースフォロワ回路2
5を共用化した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、2段目のソースフォロワ回路24を
も共用化することも可能である。また、第1,第2の出
力回路部21,22が2段のソースフォロワ回路によっ
て構成された場合には2段目のソースフォロワ回路を共
用化すれば良く、さらに4段以上のソースフォロワ回路
で構成された場合には最終段側から適宜ソースフォロワ
回路を共用化すれば良い。
路部21,22が3段のソースフォロワ回路によって構
成された場合において、3段目のソースフォロワ回路2
5を共用化した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、2段目のソースフォロワ回路24を
も共用化することも可能である。また、第1,第2の出
力回路部21,22が2段のソースフォロワ回路によっ
て構成された場合には2段目のソースフォロワ回路を共
用化すれば良く、さらに4段以上のソースフォロワ回路
で構成された場合には最終段側から適宜ソースフォロワ
回路を共用化すれば良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の固
体撮像素子の製造方法によれば、その製造工程の途中
で、水平電荷転送部のビット単位の4個の電極間の2相
駆動に対応した接続関係を、正像用固体撮像素子の製造
時と鏡像用固体撮像素子の製造時とで変えるとともに、
第1,第2のOPB領域の水平方向の画素数も変えるよ
うにしたことにより、正像出力と鏡像出力を同一フォー
マットの信号として導出できることになるので、2相の
水平転送クロックを発生するタイミングジェネレータを
含む駆動系として、従来品をそのまま使用でき、しかも
正像用と鏡像用に共用化できることになる。
体撮像素子の製造方法によれば、その製造工程の途中
で、水平電荷転送部のビット単位の4個の電極間の2相
駆動に対応した接続関係を、正像用固体撮像素子の製造
時と鏡像用固体撮像素子の製造時とで変えるとともに、
第1,第2のOPB領域の水平方向の画素数も変えるよ
うにしたことにより、正像出力と鏡像出力を同一フォー
マットの信号として導出できることになるので、2相の
水平転送クロックを発生するタイミングジェネレータを
含む駆動系として、従来品をそのまま使用でき、しかも
正像用と鏡像用に共用化できることになる。
【0037】また、製造工程の途中で正像用固体撮像素
子と鏡像用固体撮像素子の製造を切り換えることができ
ることにより、その切換え前の工程までを同一品として
予め製造しておくことができるので、在庫管理の面等で
非常に有利なものとなる。さらには、4個の電極間の2
相駆動に対応した接続関係の変更及び第1,第2のOP
B領域の水平方向の画素数の変更を、アルミ配線パター
ンの変更及びOPB領域のアルミ遮光膜の変更によって
同一工程で実現できるので、正像用固体撮像素子と鏡像
用固体撮像素子を全く別々に製造する場合に比してマス
クの数が半分で済むという効果もある。
子と鏡像用固体撮像素子の製造を切り換えることができ
ることにより、その切換え前の工程までを同一品として
予め製造しておくことができるので、在庫管理の面等で
非常に有利なものとなる。さらには、4個の電極間の2
相駆動に対応した接続関係の変更及び第1,第2のOP
B領域の水平方向の画素数の変更を、アルミ配線パター
ンの変更及びOPB領域のアルミ遮光膜の変更によって
同一工程で実現できるので、正像用固体撮像素子と鏡像
用固体撮像素子を全く別々に製造する場合に比してマス
クの数が半分で済むという効果もある。
【0038】請求項2記載の固体撮像装置によれば、2
段以上のソースフォロワ回路によって構成された出力回
路部を正像用と鏡像用に別々に設け、両出力回路部間で
2段目以降のソースフォロワ回路を共用するようにした
ので、出力回路部として比較的大きな回路構成のもので
も配置可能になるとともに、出力端子を正像用と鏡像用
で共用化できることになる。また、出力端子を最終段の
ソースフォロワ回路の近傍に配することで、伝搬遅延や
寄生容量の発生を防止できる効果もある。
段以上のソースフォロワ回路によって構成された出力回
路部を正像用と鏡像用に別々に設け、両出力回路部間で
2段目以降のソースフォロワ回路を共用するようにした
ので、出力回路部として比較的大きな回路構成のもので
も配置可能になるとともに、出力端子を正像用と鏡像用
で共用化できることになる。また、出力端子を最終段の
ソースフォロワ回路の近傍に配することで、伝搬遅延や
寄生容量の発生を防止できる効果もある。
【図1】本発明に係る固体撮像装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図2】水平電荷転送部の断面構造図である。
【図3】各電極を同電位としたときの水平電荷転送部の
ポテンシャルプロファイルである。
ポテンシャルプロファイルである。
【図4】出力回路部の回路構成の一例を示す回路図であ
る。
る。
【図5】2相の水平転送クロックHφ1,Hφ2の波形
図である。
図である。
【図6】正像出力時のH1〜H4電極の配線図である。
【図7】正像出力時の転送動作を説明するポテンシャル
図である。
図である。
【図8】鏡像出力時のH1〜H4電極の配線図である。
【図9】鏡像出力時の転送動作を説明するポテンシャル
図である。
図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す構成図であり、
(a)は正像出力時の構成、(b)は鏡像出力時の構成
をそれぞれ示している。
(a)は正像出力時の構成、(b)は鏡像出力時の構成
をそれぞれ示している。
【図11】固体撮像装置の従来例を示す構成図である。
【図12】従来例における水平電荷転送部の構成図であ
り、(a)はその平面パターン、(b)はその断面構造
をそれぞれ示している。
り、(a)はその平面パターン、(b)はその断面構造
をそれぞれ示している。
【図13】従来例における正像出力時の4つの水平転送
クロックHφ1〜Hφ4の波形図である。
クロックHφ1〜Hφ4の波形図である。
【図14】従来例における正像出力時の転送動作を説明
するポテンシャル図である。
するポテンシャル図である。
【図15】従来例における鏡像出力時の4つの水平転送
クロックHφ1〜Hφ4の波形図である。
クロックHφ1〜Hφ4の波形図である。
【図16】従来例における鏡像出力時の転送動作を説明
するポテンシャル図である。
するポテンシャル図である。
1 フォトセンサ 2 垂直電荷転送部 3 撮像部 4 第1のOPB領域 5 第2のOPB領域 6 水平電荷転送部 17 第1の電荷検出部 18 第2の電荷検出部 21 第1の出力回路部 22 第2の出力回路部 26 タイミングジェネレータ
Claims (2)
- 【請求項1】 水平方向の画素数が異なる第1及び第2
の光学的黒領域を水平方向両側に有する撮像部と、ビッ
ト単位で4個の電極を有しかつ前記撮像部から転送され
た信号電荷を2相駆動によって水平転送する水平電荷転
送部と、前記水平電荷転送部の両端に設けられて水平転
送された信号電荷を検出して正像出力及び鏡像出力とし
て導出する第1及び第2の電荷検出部とを具備した固体
撮像素子の製造方法であって、 その製造工程の途中において、正像用固体撮像素子の製
造時と鏡像用固体撮像素子の製造時とで、前記4個の電
極間の2相駆動に対応した接続関係を変えるとともに、
前記第1及び第2の光学的黒領域の水平方向の画素数を
変えることを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の製造方法によって製造さ
れた固体撮像素子を用いた固体撮像装置であって、 2段以上のソースフォロワ回路によって構成されて前記
正像出力及び前記鏡像出力をそれぞれ増幅する第1及び
第2の出力回路部を有し、 前記第1及び第2の出力回路部間において2段目以降の
ソースフォロワ回路を共用したことを特徴とする固体撮
像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5202875A JPH0738077A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置 |
KR1019940017354A KR950004568A (ko) | 1993-07-23 | 1994-07-19 | 고체촬상소자의 제조방법 및 고체촬상장치 |
US08/277,585 US5591660A (en) | 1993-07-23 | 1994-07-20 | Method of selectively manufacturing a solid state imaging device having either a regular or mirror image output |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5202875A JPH0738077A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738077A true JPH0738077A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16464650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5202875A Pending JPH0738077A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5591660A (ja) |
JP (1) | JPH0738077A (ja) |
KR (1) | KR950004568A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004228157A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Sony Corp | 固体撮像素子 |
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US6072204A (en) * | 1997-06-23 | 2000-06-06 | Scientific Imaging Technologies, Inc. | Thinned CCD |
US6100552A (en) * | 1998-01-14 | 2000-08-08 | Dalsa, Inc. | Multi-tapped bi-directional CCD readout register |
JP3967500B2 (ja) * | 1999-09-08 | 2007-08-29 | 富士フイルム株式会社 | 固体撮像装置および信号読出し方法 |
KR100407162B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2003-11-28 | 롯데제과주식회사 | 2중 엔로빙 초콜릿 제품의 제조방법 |
JP3560240B2 (ja) * | 2002-01-18 | 2004-09-02 | ソニー株式会社 | Ccd撮像素子 |
KR102345862B1 (ko) * | 2021-03-18 | 2022-01-03 | 김현진 | 팝핑 성분을 포함하는 고체 구강청결용 조성물 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB1501016A (en) * | 1974-03-29 | 1978-02-15 | Sony Corp | Television cameras |
US3932775A (en) * | 1974-07-25 | 1976-01-13 | Rca Corporation | Interlaced readout of charge stored in a charge coupled image sensing array |
US4280141A (en) * | 1978-09-22 | 1981-07-21 | Mccann David H | Time delay and integration detectors using charge transfer devices |
JPH0754973B2 (ja) * | 1985-01-14 | 1995-06-07 | 株式会社東芝 | 固体撮像素子の駆動方法 |
US4603426A (en) * | 1985-04-04 | 1986-07-29 | Rca Corporation | Floating-diffusion charge sensing for buried-channel CCD using a doubled clocking voltage |
US4814648A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-21 | Texas Instruments Incorporated | Low 1/f noise amplifier for CCD imagers |
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JPH03108884A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-09 | Sony Corp | Ccd撮像装置 |
JP2604905B2 (ja) * | 1990-11-29 | 1997-04-30 | 宇宙開発事業団 | 固体撮像装置 |
JPH05316438A (ja) * | 1992-05-11 | 1993-11-26 | Sony Corp | 固体撮像装置 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5202875A patent/JPH0738077A/ja active Pending
-
1994
- 1994-07-19 KR KR1019940017354A patent/KR950004568A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-07-20 US US08/277,585 patent/US5591660A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004228157A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Sony Corp | 固体撮像素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR950004568A (ko) | 1995-02-18 |
US5591660A (en) | 1997-01-07 |
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