JPH0737855A - ウェハ洗浄方法及びウェハ洗浄装置 - Google Patents
ウェハ洗浄方法及びウェハ洗浄装置Info
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- JPH0737855A JPH0737855A JP20298993A JP20298993A JPH0737855A JP H0737855 A JPH0737855 A JP H0737855A JP 20298993 A JP20298993 A JP 20298993A JP 20298993 A JP20298993 A JP 20298993A JP H0737855 A JPH0737855 A JP H0737855A
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- wafer
- cleaning
- gas
- semiconductor wafer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウェハ1を洗浄液で洗浄し、洗浄された該ウ
ェハを回転させると共に少なくとも該ウェハの回転中心
部にガス噴射することにより乾燥するウェハ洗浄方法に
おいて、ウェハ1上のパーティクルを低減させる。 【構成】 洗浄後ウェハ1の回転による乾燥によって該
ウェハ上の洗浄液が充分に減少した後上記ガス噴射によ
る乾燥を開始することとする。洗浄液が充分に減少して
いるか否かは、ウェハ1上に水により生じる干渉縞が存
在しているか否かを例えばビデオカメラ10を用いて検
出しその結果に基づいて判定する。
ェハを回転させると共に少なくとも該ウェハの回転中心
部にガス噴射することにより乾燥するウェハ洗浄方法に
おいて、ウェハ1上のパーティクルを低減させる。 【構成】 洗浄後ウェハ1の回転による乾燥によって該
ウェハ上の洗浄液が充分に減少した後上記ガス噴射によ
る乾燥を開始することとする。洗浄液が充分に減少して
いるか否かは、ウェハ1上に水により生じる干渉縞が存
在しているか否かを例えばビデオカメラ10を用いて検
出しその結果に基づいて判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェハ洗浄方法、特に
ウェハを洗浄液で洗浄し、洗浄された該ウェハを回転さ
せると共に少なくとも該ウェハの回転中心部にガス噴射
することにより乾燥するウェハ洗浄方法とその実施に用
いるウェハ洗浄装置に関する。
ウェハを洗浄液で洗浄し、洗浄された該ウェハを回転さ
せると共に少なくとも該ウェハの回転中心部にガス噴射
することにより乾燥するウェハ洗浄方法とその実施に用
いるウェハ洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において半導体ウェハの洗浄は、洗
浄液、例えば純水(以後単に「水」という。)を半導体
ウェハの表面に噴射して洗浄し、その後半導体ウェハを
高速回転して遠心力で水を吹き飛ばすことにより乾燥す
る方法で行うことが多かった。また、半導体ウェハの乾
燥を高速回転するだけでなく回転と同時に半導体ウェハ
の回転中心部にガス、例えば窒素ガスN2 をガス噴射す
ることによって乾燥するという方法が採られることもあ
った。このように回転中心部にガス噴射をするのは、高
速回転により生じる遠心力が半導体ウェハの中心部上で
はほとんどなく水が残り易く完全な乾燥ができないため
である。特に、ICの高集積化により配線膜間の水は切
れが悪くウェハ中心部上の乾燥が不完全になり易い。
浄液、例えば純水(以後単に「水」という。)を半導体
ウェハの表面に噴射して洗浄し、その後半導体ウェハを
高速回転して遠心力で水を吹き飛ばすことにより乾燥す
る方法で行うことが多かった。また、半導体ウェハの乾
燥を高速回転するだけでなく回転と同時に半導体ウェハ
の回転中心部にガス、例えば窒素ガスN2 をガス噴射す
ることによって乾燥するという方法が採られることもあ
った。このように回転中心部にガス噴射をするのは、高
速回転により生じる遠心力が半導体ウェハの中心部上で
はほとんどなく水が残り易く完全な乾燥ができないため
である。特に、ICの高集積化により配線膜間の水は切
れが悪くウェハ中心部上の乾燥が不完全になり易い。
【0003】そして、乾燥が不完全だと、半導体ウェハ
上の水分がパーティクルを吸着するので、半導体ウェハ
の表面がパーティクルによって汚染され、好ましくな
い。従って、できるだけ洗浄後の乾燥をより完全に行う
必要性が強まり、特にICの高集積化、回路素子の微細
化によりパーティクルによる汚染度の小さいことの必要
性が強まるにつれて乾燥の完全性が非常に重要になって
いるのである。従って、半導体ウェハの高速回転時にN
2 をその回転中心部に向けてガス噴射するという乾燥方
法が多く採用される傾向にある。
上の水分がパーティクルを吸着するので、半導体ウェハ
の表面がパーティクルによって汚染され、好ましくな
い。従って、できるだけ洗浄後の乾燥をより完全に行う
必要性が強まり、特にICの高集積化、回路素子の微細
化によりパーティクルによる汚染度の小さいことの必要
性が強まるにつれて乾燥の完全性が非常に重要になって
いるのである。従って、半導体ウェハの高速回転時にN
2 をその回転中心部に向けてガス噴射するという乾燥方
法が多く採用される傾向にある。
【0004】ところで、水洗浄後回転とガス噴射による
乾燥を行うウェハ洗浄方法は、従来、図2に示すように
乾燥のための高速回転の開始と略同時にN2 の噴射も開
始するという方法で行われていた。具体的に説明する
と、水洗い(例えば、500rpm で回転しながら20秒
間水洗いし、更に20rpm に回転を落して10秒間水洗
いする。)後乾燥のための回転を行うが、その回転数は
3000rpm で、回転開始後3秒程度でその回転数に達
する。そして、回転開始後30秒で高速回転を停止させ
るようにすると、その後3秒間で回転が完全に停止した
状態になる。そして、半導体ウェハの回転中心部へのガ
ス噴射は乾燥のための回転の開始と略同期して開始し、
高速回転中ガス噴射をし続けるようにしていたのであ
る。
乾燥を行うウェハ洗浄方法は、従来、図2に示すように
乾燥のための高速回転の開始と略同時にN2 の噴射も開
始するという方法で行われていた。具体的に説明する
と、水洗い(例えば、500rpm で回転しながら20秒
間水洗いし、更に20rpm に回転を落して10秒間水洗
いする。)後乾燥のための回転を行うが、その回転数は
3000rpm で、回転開始後3秒程度でその回転数に達
する。そして、回転開始後30秒で高速回転を停止させ
るようにすると、その後3秒間で回転が完全に停止した
状態になる。そして、半導体ウェハの回転中心部へのガ
ス噴射は乾燥のための回転の開始と略同期して開始し、
高速回転中ガス噴射をし続けるようにしていたのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
ような従来のウェハ洗浄方法によれば、半導体ウェハ表
面にパーティクルが付着するのを完全になくすことがで
きなかった。そこで、その原因を追究したところ、半導
体ウェハ表面に水分が残っているうちからガス噴射する
と、ガス中に存在するパーティクル、ガスノズル近傍に
存在するパーティクルが半導体ウェハ上に水分によって
吸着され、高速回転してもブローしても一部が半導体ウ
ェハ上に残ってしまうことが判明した。
ような従来のウェハ洗浄方法によれば、半導体ウェハ表
面にパーティクルが付着するのを完全になくすことがで
きなかった。そこで、その原因を追究したところ、半導
体ウェハ表面に水分が残っているうちからガス噴射する
と、ガス中に存在するパーティクル、ガスノズル近傍に
存在するパーティクルが半導体ウェハ上に水分によって
吸着され、高速回転してもブローしても一部が半導体ウ
ェハ上に残ってしまうことが判明した。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、ウェハ上のパーティクルをより低減
させることを目的とする。
されたものであり、ウェハ上のパーティクルをより低減
させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明ウェハ洗浄方法
は、洗浄後ウェハの回転による乾燥によって該ウェハ上
の洗浄液が充分に減少した後上記ガス噴射による乾燥を
開始することを特徴とする。本発明ウェハ洗浄装置は、
ウェハ表面に洗浄液による干渉縞が存在するか否かを検
出する手段を有することを特徴とする。
は、洗浄後ウェハの回転による乾燥によって該ウェハ上
の洗浄液が充分に減少した後上記ガス噴射による乾燥を
開始することを特徴とする。本発明ウェハ洗浄装置は、
ウェハ表面に洗浄液による干渉縞が存在するか否かを検
出する手段を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明ウェハ洗浄装置によれば、ウェハ上の洗
浄液が乾燥により充分に減少した後ガス噴射するので、
ガス中の、あるいはガスノズル近傍のパーティクルが半
導体ウェハ上の洗浄液により吸着される虞れがなくな
り、延いてはウェハ上のパーティクルをより低減させる
ことができる。本発明ウェハ洗浄装置によれば、ウェハ
表面に洗浄液による干渉縞が存在するか否かを検出する
手段を有するので、その検出結果に基づいて乾燥により
洗浄液による干渉縞が生じなくなる程に洗浄液がなくな
った後でガス噴射を開始するようにすることができる。
従って、ガス中の、あるいはガスノズル近傍のパーティ
クルが半導体ウェハ上の洗浄液に吸着される虞れがなく
なるようにウェハの洗浄ができる。。
浄液が乾燥により充分に減少した後ガス噴射するので、
ガス中の、あるいはガスノズル近傍のパーティクルが半
導体ウェハ上の洗浄液により吸着される虞れがなくな
り、延いてはウェハ上のパーティクルをより低減させる
ことができる。本発明ウェハ洗浄装置によれば、ウェハ
表面に洗浄液による干渉縞が存在するか否かを検出する
手段を有するので、その検出結果に基づいて乾燥により
洗浄液による干渉縞が生じなくなる程に洗浄液がなくな
った後でガス噴射を開始するようにすることができる。
従って、ガス中の、あるいはガスノズル近傍のパーティ
クルが半導体ウェハ上の洗浄液に吸着される虞れがなく
なるようにウェハの洗浄ができる。。
【0009】
【実施例】以下、本発明ウェハ洗浄方法及びウェハ洗浄
装置を図示実施例に従って詳細に説明する。図1(A)
乃至(C)は本発明の一つの実施例を説明するためのも
ので、(A)はウェハ洗浄装置の平面図、(B)はウェ
ハ洗浄装置の断面図、(C)はウェハ洗浄方法を説明す
るタイムチャートである。先ず、図1(A)、(B)に
従ってウェハ洗浄装置について説明する。同図におい
て、1は半導体ウェハ、2は該半導体ウェハ1を支持す
る回転テーブル、2aは該回転テーブル2の裏面中心部
に固定された回転軸で、その下部は洗浄乾燥室の底面か
ら外部に突出せしめられ、その突出端がモータ3に固定
されている。
装置を図示実施例に従って詳細に説明する。図1(A)
乃至(C)は本発明の一つの実施例を説明するためのも
ので、(A)はウェハ洗浄装置の平面図、(B)はウェ
ハ洗浄装置の断面図、(C)はウェハ洗浄方法を説明す
るタイムチャートである。先ず、図1(A)、(B)に
従ってウェハ洗浄装置について説明する。同図におい
て、1は半導体ウェハ、2は該半導体ウェハ1を支持す
る回転テーブル、2aは該回転テーブル2の裏面中心部
に固定された回転軸で、その下部は洗浄乾燥室の底面か
ら外部に突出せしめられ、その突出端がモータ3に固定
されている。
【0010】4は純水を超音波振動させることにより活
性化してアーム4a先端のノズルから噴出する洗浄で、
該アーム4aの基部5を支点として回動してノズルが半
導体ウェハ1上に位置したり、半導体ウェハ1上から逸
れたところに位置したりするようにされている。6は純
水をノズルにて噴出する噴出部で、図示しない駆動手段
により半導体ウェハ1上方に移動せしめられて純水(超
音波振動しない)を半導体ウェハ1上に噴出することが
できるようにされている。
性化してアーム4a先端のノズルから噴出する洗浄で、
該アーム4aの基部5を支点として回動してノズルが半
導体ウェハ1上に位置したり、半導体ウェハ1上から逸
れたところに位置したりするようにされている。6は純
水をノズルにて噴出する噴出部で、図示しない駆動手段
により半導体ウェハ1上方に移動せしめられて純水(超
音波振動しない)を半導体ウェハ1上に噴出することが
できるようにされている。
【0011】7は半導体ウェハ1の中心部上に窒素ガス
N2 をアーム7aの先端のノズルから噴出するガス噴射
部で、該アーム7aの基端8は上下動可能で且つ回動自
在に支持されている。該ガス噴射部7がN2 を噴出する
場合は、アーム7aをノズルが半導体ウェハ1の中心部
上に位置するまで回動させ、その後アーム7aをノズル
が半導体ウェハ1の中心部に近接するまで下降させ、そ
して、その状態でN2の噴出を行うようになっている。
N2 をアーム7aの先端のノズルから噴出するガス噴射
部で、該アーム7aの基端8は上下動可能で且つ回動自
在に支持されている。該ガス噴射部7がN2 を噴出する
場合は、アーム7aをノズルが半導体ウェハ1の中心部
上に位置するまで回動させ、その後アーム7aをノズル
が半導体ウェハ1の中心部に近接するまで下降させ、そ
して、その状態でN2の噴出を行うようになっている。
【0012】9は洗浄乾燥室の上部の蓋で、これには半
導体ウェハ1の表面を観察する例えばCCDを用いたカ
メラ10が取り付けられている。このカメラ10は半導
体ウェハ1上に洗浄用の水による干渉縞が生じているか
否かを検出するためのものであり、延いては半導体ウェ
ハ1上の水分が充分に少なくなっているか否かを検出す
るためのものである。
導体ウェハ1の表面を観察する例えばCCDを用いたカ
メラ10が取り付けられている。このカメラ10は半導
体ウェハ1上に洗浄用の水による干渉縞が生じているか
否かを検出するためのものであり、延いては半導体ウェ
ハ1上の水分が充分に少なくなっているか否かを検出す
るためのものである。
【0013】即ち、半導体ウェハ1上に洗浄水があり、
充分に乾燥されきっていないときは半導体ウェハ1上に
は水膜により干渉縞が生じ、乾燥が進行に半導体ウェハ
1上に水膜がなくなれば干渉縞が消える。従って、半導
体ウェハ1上に干渉縞が存在しているか否かを観察する
ことにより半導体ウェハ1上に水分が多く存在している
か乾燥により充分に除去されているかを判断することが
できるのであり、そこでその半導体ウェハ1上を観察す
るために設けたのがカメラ10なのである。本ウェハ洗
浄装置はこのカメラ10を具備しているという大きな特
徴を有する。
充分に乾燥されきっていないときは半導体ウェハ1上に
は水膜により干渉縞が生じ、乾燥が進行に半導体ウェハ
1上に水膜がなくなれば干渉縞が消える。従って、半導
体ウェハ1上に干渉縞が存在しているか否かを観察する
ことにより半導体ウェハ1上に水分が多く存在している
か乾燥により充分に除去されているかを判断することが
できるのであり、そこでその半導体ウェハ1上を観察す
るために設けたのがカメラ10なのである。本ウェハ洗
浄装置はこのカメラ10を具備しているという大きな特
徴を有する。
【0014】本ウェハ洗浄装置を使用する場合には、ま
ずダミーの半導体ウェハをウェハ洗浄装置内に置いた状
態であるいは半導体ウェハをウェハ洗浄装置内に置かな
い空の状態でプリブローを行ってガスライン及びガス噴
射口のパーティクルを飛してきれいな状態にしてから本
来の半導体ウェハの洗浄、乾燥を行うこととする。する
と、ロットの1枚目のウェハにパーティクルが多いとい
うことがない。
ずダミーの半導体ウェハをウェハ洗浄装置内に置いた状
態であるいは半導体ウェハをウェハ洗浄装置内に置かな
い空の状態でプリブローを行ってガスライン及びガス噴
射口のパーティクルを飛してきれいな状態にしてから本
来の半導体ウェハの洗浄、乾燥を行うこととする。する
と、ロットの1枚目のウェハにパーティクルが多いとい
うことがない。
【0015】次に、本来の半導体ウェハ、洗浄について
説明する。先ず、500rpm で回転して噴出部4あるい
は6により純水を半導体ウェハ1上に噴出して20秒間
洗浄を行い、次にその回転数を20rpm に落して洗浄を
10秒間行う。その間(30秒間)N2 ブローは行わな
い。次に、図1(C)に示すように半導体ウェハ1の回
転により乾燥を行う。乾燥のための回転の回転数は30
00rpm で、回転開始後3秒程度でその回転数に達す
る。そして、回転開始後30秒で回転の高速回転を停止
させるようにすると、その後3秒間で回転が完全に停止
した状態になる。
説明する。先ず、500rpm で回転して噴出部4あるい
は6により純水を半導体ウェハ1上に噴出して20秒間
洗浄を行い、次にその回転数を20rpm に落して洗浄を
10秒間行う。その間(30秒間)N2 ブローは行わな
い。次に、図1(C)に示すように半導体ウェハ1の回
転により乾燥を行う。乾燥のための回転の回転数は30
00rpm で、回転開始後3秒程度でその回転数に達す
る。そして、回転開始後30秒で回転の高速回転を停止
させるようにすると、その後3秒間で回転が完全に停止
した状態になる。
【0016】ところで、半導体ウェハ1の回転中心部へ
のガス噴射部7のノズルからのN2のガス噴射は乾燥の
ための回転が開始されても、半導体ウェハ1の表面を観
察するビデオカメラ10が干渉縞を視認している間はガ
ス噴射を開始しない。そして、半導体ウェハ1上から干
渉縞が消えたことがビデオカメラ10により確認された
後一定時間、例えば10秒間経過したときにガス噴射部
7からN2 をガス噴射して半導体ウェハ1の遠心力が小
さくて回転による乾燥がしにくい回転中心部を乾燥す
る。そして、回転を停止する前にガス噴射を停止する。
のガス噴射部7のノズルからのN2のガス噴射は乾燥の
ための回転が開始されても、半導体ウェハ1の表面を観
察するビデオカメラ10が干渉縞を視認している間はガ
ス噴射を開始しない。そして、半導体ウェハ1上から干
渉縞が消えたことがビデオカメラ10により確認された
後一定時間、例えば10秒間経過したときにガス噴射部
7からN2 をガス噴射して半導体ウェハ1の遠心力が小
さくて回転による乾燥がしにくい回転中心部を乾燥す
る。そして、回転を停止する前にガス噴射を停止する。
【0017】このようなウェハ洗浄方法によれば、半導
体ウェハ1上に水による干渉縞がなくなる(大体回転開
始後15秒でなくなる)まで水分が減少した後ガス噴射
するので、ウェハ上の洗浄液が乾燥により充分に減少し
た後ガス噴射されることになる。従って、ガス中の、あ
るいはガスノズル近傍のパーティクルが半導体ウェハ上
の洗浄液に吸着される虞れがなくなり、延いてはウェハ
上のパーティクルをより低減させることができる。具体
的には、下記の表1に示すように、図2に示すような従
来のウェハ洗浄方法(最初から最後まで30秒間N2 ブ
ローする)によれば平均20.5個も生じていた0.3
μm以上のパーティクルが図1(C)に示すウェハ洗浄
方法(最後の5秒間ブローする)によれば平均6.5個
に低減した。
体ウェハ1上に水による干渉縞がなくなる(大体回転開
始後15秒でなくなる)まで水分が減少した後ガス噴射
するので、ウェハ上の洗浄液が乾燥により充分に減少し
た後ガス噴射されることになる。従って、ガス中の、あ
るいはガスノズル近傍のパーティクルが半導体ウェハ上
の洗浄液に吸着される虞れがなくなり、延いてはウェハ
上のパーティクルをより低減させることができる。具体
的には、下記の表1に示すように、図2に示すような従
来のウェハ洗浄方法(最初から最後まで30秒間N2 ブ
ローする)によれば平均20.5個も生じていた0.3
μm以上のパーティクルが図1(C)に示すウェハ洗浄
方法(最後の5秒間ブローする)によれば平均6.5個
に低減した。
【0018】
【表1】
【0019】ちなみに、下記の表2は30秒間の回転に
よる乾燥の中で5秒間行うN2 噴射のタイミングを変え
て行った4つのケースにおけるパーティクルの発生数を
示すものである。
よる乾燥の中で5秒間行うN2 噴射のタイミングを変え
て行った4つのケースにおけるパーティクルの発生数を
示すものである。
【0020】
【表2】
【0021】この表2から明らかなように、16秒間経
過後5秒間N2 ガス噴射をした場合、25秒経過後5秒
間N2 ガス噴射をした場合には平均パーティクル発生数
が6.5個であるが、回転開始直後の5秒間N2 ガス噴
射をした場合平均パーティクルが10個となり、5秒間
経過後5秒間N2 ガス噴射をした場合、平均パーティク
ルが12.5個にもなる。即ち、N2 ガス噴射を干渉縞
の消滅前に行うのと消滅後に行うのとではパーティクル
の発生数が全く異なり、干渉縞消滅後に行う方が消滅前
に行うよりもパーティクル発生数が少なく略半減してい
るといえる。しかして、ビデオカメラ10を用いて干渉
縞の消滅タイミングを検知し、その後一定時間(例えば
10秒間)をおいて、あるいは直ちに数秒間(例えば5
秒間)N2 ガス噴射を行えば完璧な乾燥を行うことがで
きると共に半導体ウェハ1表面に付着するパーティクル
の発生数も少なくできる。
過後5秒間N2 ガス噴射をした場合、25秒経過後5秒
間N2 ガス噴射をした場合には平均パーティクル発生数
が6.5個であるが、回転開始直後の5秒間N2 ガス噴
射をした場合平均パーティクルが10個となり、5秒間
経過後5秒間N2 ガス噴射をした場合、平均パーティク
ルが12.5個にもなる。即ち、N2 ガス噴射を干渉縞
の消滅前に行うのと消滅後に行うのとではパーティクル
の発生数が全く異なり、干渉縞消滅後に行う方が消滅前
に行うよりもパーティクル発生数が少なく略半減してい
るといえる。しかして、ビデオカメラ10を用いて干渉
縞の消滅タイミングを検知し、その後一定時間(例えば
10秒間)をおいて、あるいは直ちに数秒間(例えば5
秒間)N2 ガス噴射を行えば完璧な乾燥を行うことがで
きると共に半導体ウェハ1表面に付着するパーティクル
の発生数も少なくできる。
【0022】
【発明の効果】本発明ウェハ洗浄方法は、洗浄後ウェハ
の回転による乾燥によって該ウェハ上の洗浄液が充分に
減少した後上記ガス噴射による乾燥を開始することを特
徴とするものである。従って、本発明ウェハ洗浄方法に
よれば、ウェハ上の洗浄液が乾燥により充分に減少した
後ガス噴射するので、ガス中の、あるいはガスノズル近
傍のパーティクルが半導体ウェハ上の洗浄液に吸着され
る虞れがなくなり、延いてはウェハ上のパーティクルを
より低減させることができる。
の回転による乾燥によって該ウェハ上の洗浄液が充分に
減少した後上記ガス噴射による乾燥を開始することを特
徴とするものである。従って、本発明ウェハ洗浄方法に
よれば、ウェハ上の洗浄液が乾燥により充分に減少した
後ガス噴射するので、ガス中の、あるいはガスノズル近
傍のパーティクルが半導体ウェハ上の洗浄液に吸着され
る虞れがなくなり、延いてはウェハ上のパーティクルを
より低減させることができる。
【0023】本発明ウェハ洗浄装置は、ウェハ表面に洗
浄液による干渉縞が存在するか否かを検出する手段を有
することを特徴とするものである。従って、本発明ウェ
ハ洗浄装置によれば、ウェハ表面に洗浄液による干渉縞
が存在するか否かを検出する手段を有するので、乾燥に
より洗浄液による干渉縞が生じなくなるまで洗浄液がな
くなった後でガス噴射を開始するようにすることができ
る。従って、ガス中の、あるいはガスノズル近傍のパー
ティクルが半導体ウェハ上の洗浄液に吸着される虞れが
ないように洗浄、乾燥ができる。
浄液による干渉縞が存在するか否かを検出する手段を有
することを特徴とするものである。従って、本発明ウェ
ハ洗浄装置によれば、ウェハ表面に洗浄液による干渉縞
が存在するか否かを検出する手段を有するので、乾燥に
より洗浄液による干渉縞が生じなくなるまで洗浄液がな
くなった後でガス噴射を開始するようにすることができ
る。従って、ガス中の、あるいはガスノズル近傍のパー
ティクルが半導体ウェハ上の洗浄液に吸着される虞れが
ないように洗浄、乾燥ができる。
【図1】(A)乃至(C)は本発明の一つの実施例を説
明するためのもので、(A)はウェハ洗浄装置の横断面
図、(B)はウェハ洗浄装置の縦断面図、(C)はウェ
ハ洗浄方法を説明するタイムチャートである。
明するためのもので、(A)はウェハ洗浄装置の横断面
図、(B)はウェハ洗浄装置の縦断面図、(C)はウェ
ハ洗浄方法を説明するタイムチャートである。
【図2】ウェハ洗浄方法の従来例を説明するタイムチャ
ートである。
ートである。
1 ウェハ 10 干渉縞の有無を検出する手段(ビデオカメラ)
Claims (2)
- 【請求項1】 ウェハを洗浄液で洗浄し、洗浄された該
ウェハを回転させると共に少なくとも該ウェハの回転中
心部にガス噴射することにより乾燥するウェハ洗浄方法
において、 洗浄後上記ウェハの回転による乾燥によって該ウェハ上
の洗浄液が充分に減少した後上記ガス噴射による乾燥を
開始することを特徴とするウェハ洗浄方法 - 【請求項2】 ウェハを回転する回転手段と、 上記ウェハに洗浄液を供給する手段と、 上記ウェハの少なくとも回転中心部上に乾燥用ガスを噴
射するガス噴出手段と、 上記ウェハ表面に洗浄液による干渉縞が存在するか否か
を検出する手段と、 を少なくとも有することを特徴とするウェハ洗浄装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20298993A JPH0737855A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | ウェハ洗浄方法及びウェハ洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20298993A JPH0737855A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | ウェハ洗浄方法及びウェハ洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737855A true JPH0737855A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16466492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20298993A Pending JPH0737855A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | ウェハ洗浄方法及びウェハ洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737855A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0928013A2 (en) * | 1997-12-29 | 1999-07-07 | Siemens Aktiengesellschaft | Wafer surface cleaning apparatus and method |
US5997653A (en) * | 1996-10-07 | 1999-12-07 | Tokyo Electron Limited | Method for washing and drying substrates |
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