JPH0737846Y2 - 成形材料混合装置 - Google Patents

成形材料混合装置

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JPH0737846Y2
JPH0737846Y2 JP1993040986U JP4098693U JPH0737846Y2 JP H0737846 Y2 JPH0737846 Y2 JP H0737846Y2 JP 1993040986 U JP1993040986 U JP 1993040986U JP 4098693 U JP4098693 U JP 4098693U JP H0737846 Y2 JPH0737846 Y2 JP H0737846Y2
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JP
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molding material
molding
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JP1993040986U
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JPH0711315U (ja
Inventor
隆司 大野
秀久 小西
Original Assignee
株式会社山善大野製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、混合した複数の成形材
料(発泡性樹脂等)を成形型に充填する等の作業工程に
おいて、供給された複数の成形材料を均一に混合する成
形材料混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の成形材料混合装置としては、金型
に原料を供給する充填器と、この充填器と第1の原料供
給系とを接続する第1供給管と、この第1供給管のうち
充填器近傍から分岐して設けられ第2の原料供給系に接
続された第2供給管とから構成され、第1及び第2の原
料を金型の成形室の直前で混合するように構成したもの
がある。この例としては実開昭57−105723号公
報記載のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に、第1の原料と第2の原料とを成形室の直前で混合し
て充填することで粒径や比重等の異なる成形材料も混合
させることはできるが、原材料の種類等によっては供給
管を流れ辛いものもある。この場合、原料の流量が経時
的に変化し、結果的に混合が不均一になることがあると
いう問題点がある。
【0004】本考案は上記問題点に鑑みなされたもの
で、比重や粒径等の異なる複数種類の成形材料を均一に
混合することができる成形材料混合装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、複数の供給系から供給される複数種類の成形材料を
混合する成形材料混合装置において、傾斜面を有し複数
の供給系からの成形材料を受けて回転しながら周囲に落
とす回転シュータと、該回転シュータの周囲に形成され
当該回転シュータからの成形材料を受ける環状受け部
と、該環状受け部に設けられ内部に溜まった成形材料を
外部に供給する供給口とから構成されたことを特徴とす
る。
【0006】前記構成の成形材料混合装置において、各
供給系からの成形材料の供給量を制御する定量機と、該
定量機からの成形材料を簡易的に混合する混合機とを備
えてもよい。
【0007】また、前記回転シュータには、前記環状受
け部に溜まった成形材料を平に均す均し棒を一体的に設
けてもよい。
【0008】
【作用】前記構成により、回転シュータに供給された複
数種類の成形材料はその傾斜面に案内されて環状受け部
に落下する。このとき回転シュータは回転しており、成
形材料は環状受け部の全域にまいて散らされる。これに
より、環状受け部内で複数種類の材料が均一に混合され
る。混合された成形材料は供給口から外部の成形型等へ
供給される。
【0009】また、回転シュータの前に定量機と混合機
とを設けることにより、複数の材料の混合比率を常に一
定に保って、均一に混合される。
【0010】各供給口からの材料の供給量が異なる場合
は、環状受け部に溜まった材料の上面がばらつくが、こ
の場合は均し棒で平に均す。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本実施例の成形材料混合装置を示す
一部破断正面図、図2は図1の成形材料混合装置の側面
図、図3は図1のIII−III線矢視断面図、図4は回転シ
ュータを示す斜視図である。なお、本実施例では、2つ
の異なる成形材料を混合する場合を例に説明する。ま
た、この成形材料としては発泡スチロールを用いた場合
を例に説明する。
【0013】図中の1は成形材料混合装置の外殻となる
ケースである。このケース1は円筒状に形成され、その
中央部で仕切られて上下2つの部屋に分かれている。そ
して、上側の部屋は予混合室1A、下側の部屋は本混合
室1Bとなっている。
【0014】予混合室1A内には、供給されてくる2種
類の成形材料をそれぞれ所定量だけ通過させて各成形材
料を一定比率で供給する定量機3,4が設けられてい
る。定量機3,4はロータリーフィーダ3A,4Aと、
これを回転駆動すると共にその回転速度を制御して供給
量を調整する駆動モータ3B,4Bとから構成されてい
る。これらの定量機3,4の直下には各定量機3,4か
らの成形材料を簡易的に混合する混合機5が設けられて
いる。この混合機5は表面に螺旋溝を有する撹拌ロール
5Aと、この撹拌ロール5Aを回転駆動する駆動モータ
5Bとから構成されている。定量機3,4は撹拌ロール
5Aの一側に設けられ、この撹拌ロール5Aの他側には
予混合室1Aの中央部に位置して本混合室1Bへの投入
口5Cが設けられ、各定量機3,4から落下した2種類
の成形材料を撹拌ロール5Aで撹拌しながら他方へ移動
させて投入口5Cから本混合室1Bへ落下させるように
なっている。
【0015】また、6,7は予混合室1Aの上側面から
各定量機3,4に接続して設けられた供給口で、各供給
口6,7に図示しない2つの成形材料供給系が接続され
ている。この2つの成形材料供給系には、例えば原料か
ら新しく成形した発泡スチロールと、使用済みのものを
再利用する発泡スチロールとが用いられる。
【0016】本混合室1Bの底面は円錐状に隆起して形
成されている。これにより、後述の回転シュータ12か
ら散布される成形材料を受ける円環状の溝である環状受
け部11が構成されている。円錐部分の頂点には前記投
入口5Cの直下に位置して回転シュータ12が設けられ
ている。この回転シュータ12は、図4に示すように、
投入口5Cからの成形材料を受けて環状受け部11へ案
内して落下させる傾斜面12Aと、この傾斜面12Aの
両側に設けられた側壁12Bとから構成されている。さ
らに、円錐部分の頂点には駆動モータ13が埋設され、
回転シュータ12の傾斜面12Aの裏面に設けられたモ
ータ取付部12Cを介して回転可能に取り付けられてい
る。
【0017】環状受け部11の底面部には、内部に溜ま
った成形材料を外部に供給する供給口14が設けられて
いる。この供給口14は環状受け部11の全周に亘って
等間隔に複数個(図においては24個)設けられてい
る。さらに、各供給口14には供給ノズル15が設けら
れている。各供給ノズル15の先端にはそれぞれ供給管
を介して充填器及び成形型(いずれも図示せず)が接続
されている。
【0018】また、回転シュータ12の下端部には、図
4に示すように、環状受け部11に溜まった成形材料を
平に均す均し棒16が一体的に設けられている。この均
し棒16は櫛形状に形成されている。
【0019】以上のように構成された成形材料混合装置
は次のように作用する。
【0020】まず、2つの成形材料供給系から新しく発
泡スチロールと再利用する発泡スチロールとが各供給口
6,7を介して各定量機3,4へ供給される。各定量機
3,4では、駆動モータ3B,4Bにより各成形材料の
混合比率に合せてロータリーフィーダ3A,4Aの回転
速度が設定されている。各定量機3,4から落下した成
形材料は混合機5の撹拌ロール5Aで撹拌されながら移
動し、投入口5Cから本混合室1Bへ落下する。
【0021】投入口5Cからの成形材料は回転シュータ
12に落下しその傾斜面12A及び左右の側壁12Bに
案内されて環状受け部11に落下する。このとき、回転
シュータ12は一定速度で回転しており、環状受け部1
1の全域に均一に散布する。これにより、仮にあまり混
合されていない材料が本混合室1Bに落下しても環状受
け部11の全域に分散されてしまい、均一に混合する。
【0022】混合されて環状受け部11に溜まった成形
材料は、各供給口14及び供給ノズル15から充填器に
供給され、成形型に充填される。
【0023】一方、各供給口14から供給される成形型
は単一種類の場合と異なる種類の場合がある。そして、
異なる種類の場合は環状受け部11に溜まった成形材料
の高さが不均一になるが、この場合は均し棒16で平に
均す。
【0024】以上のように、予混合室1Aである程度混
合された2つの成形材料を回転シュータ12で環状受け
部11の全域に均一に散布するので、比重や粒径等の異
なる2種類の成形材料を均一に混合することができるよ
うになる。
【0025】なお、前記実施例では、成形材料の供給系
として2系統を例に説明したが、3系統以上でもよい。
この場合はその供給系数に合せた個数の定量機が設けら
れる。
【0026】また、前記実施例では均し棒16として先
端を櫛型にしたが、棒状等の他の形状でよいことはいう
までもない。
【0027】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の成形材料
混合装置によれば、複数の成形材料を粒径や比重の違い
に関係なく、均一に混合することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の成形材料混合装置を示す一部破断正面
図である。
【図2】図1の成形材料混合装置の側面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視断面図である。
【図4】回転シュータを示す斜視図である。
【符号の説明】
3,4…定量機、5…混合機、11…環状受け部、12
…回転シュータ、12A…傾斜面、12B…側壁、14
…供給口、15…供給ノズル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の供給系から供給される複数種類の
    成形材料を混合する成形材料混合装置において、 傾斜面を有し複数の供給系からの成形材料を受けて回転
    しながら周囲に落とす回転シュータと、 該回転シュータの周囲に形成され当該回転シュータから
    の成形材料を受ける環状受け部と、 該環状受け部に設けられ内部に溜まった成形材料を外部
    に供給する供給口とから構成されたことを特徴とする成
    形材料混合装置。
  2. 【請求項2】 複数の供給系から供給される複数種類の
    成形材料を混合する成形材料混合装置において、 各供給系からの成形材料の供給量を制御する定量機と、 該定量機からの成形材料を簡易的に混合する混合機と、 傾斜面を有し該混合機からの成形材料を受けて回転しな
    がら周囲に落とす回転シュータと、 該回転シュータの周囲に形成され当該回転シュータから
    の成形材料を受ける環状受け部と、 該環状受け部に設けられ内部に溜まった成形材料を外部
    に供給する供給口とから構成されたことを特徴とする成
    形材料混合装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の成形材料混合装
    置において、 前記回転シュータに、前記環状受け部に溜まった成形材
    料を平に均す均し棒を一体的に設けたことを特徴とする
    成形材料混合装置。
JP1993040986U 1993-07-28 1993-07-28 成形材料混合装置 Expired - Lifetime JPH0737846Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993040986U JPH0737846Y2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 成形材料混合装置

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JP1993040986U JPH0737846Y2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 成形材料混合装置

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JPH0711315U JPH0711315U (ja) 1995-02-21
JPH0737846Y2 true JPH0737846Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=12595757

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993040986U Expired - Lifetime JPH0737846Y2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 成形材料混合装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5892026U (ja) * 1981-12-16 1983-06-22 呉羽合繊株式会社 捲物用帯状体

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JPH0711315U (ja) 1995-02-21

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