JPH0737838Y2 - カッター装置 - Google Patents

カッター装置

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JPH0737838Y2
JPH0737838Y2 JP8399392U JP8399392U JPH0737838Y2 JP H0737838 Y2 JPH0737838 Y2 JP H0737838Y2 JP 8399392 U JP8399392 U JP 8399392U JP 8399392 U JP8399392 U JP 8399392U JP H0737838 Y2 JPH0737838 Y2 JP H0737838Y2
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JP
Japan
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piston rod
spring
cutter blade
stopper
cutter
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JP8399392U
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JPH0642094U (ja
Inventor
久司 清水
Original Assignee
ニューロング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、紐、布、紙等を高速で
切断するカッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、往復動可能なロッドを有する動力
駆動手段と、ロッドの下端に支持される可動刃と、ロッ
ドを上方没入方向に付勢するスプリングとを有するミシ
ンのカッター装置が実公昭59−11739号として提
案されている。このものは、可動刃がスプリングの付勢
力に抗して下方に揺動すると共に、被切断物を切断する
運動をすべて動力駆動手段がロッドを押し出す力によっ
て行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、カッ
ター刃が切断を行った後、ピストンロッドを逃げ側に摺
動させるバネの付勢力及びピストンロッドが逃げ側に揺
動したときに弾性変形するバネの復元力を利用して、小
さい力で素早くピストンロッドを切断側と逃げ側とに往
復動させることができるカッター装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を達成するための手段】本考案のカッター装置
は、上記課題を達成するために、間隔をあけて設置され
た第1及び第2のストッパーにピストンロッドを往復動
可能に挿通し、該ピストンロッドに前記往復動にともな
って切断側と逃げ側とに揺動するカッター刃を接続する
と共に、ピストンロッド駆動装置を連絡し、該ピストン
ロッドの外周に前記第1及び第2のストッパー間におい
てバネ受けを設け、前記ピストンロッドの外周の前記第
1のストッパーと前記バネ受けとの間に、前記カッター
刃が逃げ側に揺動した時弾性変形する第1のバネを嵌装
し、前記ピストンロッドの外周の前記第2のストッパー
と前記バネ受けとの間に、前記カッター刃が切断位置よ
り逃げ側に位置するように前記ピストンロッドを付勢す
る第2のバネを嵌装する。
【0005】
【作用】ピストンロッド駆動装置が第2のバネの付勢力
に抗してピストンロッドを一方向へ摺動させると、カッ
ター刃が切断側に移動すると共に、第2のバネが第2の
ストッパーとバネ受けとの距離変化によって弾性変形
し、カッター刃が被切断物を切断した後、第2のバネの
復元力とピストンロッド駆動装置の反対方向への駆動が
同じ方向に作用し合ってピストンロッドが逆側に迅速に
摺動し、カッター刃が逃げ側に移動すると共に、第1の
バネが他方のストッパーとバネ受けの間で弾性変形さ
れ、次いで、第1のバネの復元力とピストンロッド駆動
装置の前記一方向への作動が相俟って、ピストンロッド
が再びカッター刃の切断側に素早く摺動する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1及び図2において、カッター装置1
は、基体2の一側の前面下部に前後方向に回動可能に取
り付けられたエアシリンダ3より成るピストンロッド駆
動装置と、エアシリンダ3によって該エアシリンダ3の
軸方向に往復動されるピストンロッド4と、基体2の前
面上部に水平方向に支持されると共に、一端がピストン
ロッド4の上端に連絡される回転軸5と、回転軸5の他
端に接続されると共に、基体2の他側に上下方向に摺動
可能に設けられるカッター刃6とを備える。
【0007】基体2は基板7の上面一側に立設される支
柱8と、支柱8の上端から張り出される水平アーム9
と、水平アーム9の先端から下方に設けられるカッター
刃支持部10とを有し、支柱8の前面下部には支持片1
1が突出され、支持片11の上方には第1のストッパー
13が略水平方向に張り出すよう固定され、水平アーム
9の左右両側部にはそれぞれ回転軸支持片14が突設さ
れている。また、カッター刃支持部10には上下方向に
沿って摺動溝15が形成され、摺動溝15にはスライダ
ー16が上下摺動可能に取付けられ、スライダー16に
はカッター刃6が幅方向にやや傾斜して下方に突出する
ように着脱自在に取り付けられ、スライダー16の上端
部からは連結軸21が回動可能に突設される。
【0008】エアシリンダ3の下端は基体2の支持片1
1にピンジョイント12によって前後方向に回転可能に
取付けられ、エアシリンダ3の上端開口部には鍔状の第
2のストッパー17が一体に設けられ、エアシリンダ3
の内部には第2のストッパ17を挿通して上方に突出さ
れるピストンロッド4が上下往復動自在に支持され、ピ
ストンロッド4の上端の細径部は第1のストッパー13
に挿通される。また、ピストンロッド4の外周には第1
のストッパー13と第2のストッパ17との中間におい
てフランジ18よりなるバネ受けが張り出して形成さ
れ、フランジ18と第1のストッパー13との間に、コ
イルバネより成ると共にフランジ18と第1のストッパ
ー13との距離よりやや短い第1のバネ19が遊嵌さ
れ、フランジ18と第2のストッパー17との間にコイ
ルバネより成る第2のバネ20が嵌装され、第2のバネ
20の上下端はそれぞれフランジ18及び第2のストッ
パー17に当接されてピストンロッド4がやや上方に位
置するよう付勢されている。
【0009】回転軸5の両端部は水平アーム9の回転軸
支持片14に挿通され、回転軸5の一端には第1の張り
出しアーム22が後方に向けて突設され、第1の張り出
しアーム22の先端とピストンロッド4の上端の細径部
とはボールジョイント23によって接続され、ピストン
ロッド4が上下方向に往復すると第1の張り出しアーム
22の先端が上下に回転し、回転軸5がその軸心回りに
回動するようになっている。また、回転軸5の他端には
第2の張り出しアーム24が後方に向けて突設され、第
2の張り出しアーム24の先端と連結軸21の先端とが
ボールジョイント25によって連結され、回転軸5が回
転し、第2の張り出しアーム24が回動すると連結軸2
1が上下方向に往復動を行い、連結軸21の下端のスラ
イダー16が摺動溝15に沿って上下に摺動するように
なっている。
【0010】なお、基板7の他側の上面には、カッター
刃6に対向して下刃26が取付けられると共に、被切断
物をカッター刃6に交叉する方向に送る送り装置27が
設けられる。
【0011】次に、上記カッター装置1の作用について
説明する。ピストンロッド4は常態では第2のバネ20
によってやや上方に位置するよう付勢され、ピストンロ
ッド4の上端に連結された回転軸5の第1の張り出しア
ーム22が上方に押し上げられ、回転軸5の他端の第2
の張り出しアーム24も同様に上方に押し上げられると
共に、第2の張り出しアーム24に連結軸21を介して
接続されたスライダー16が摺動溝15のやや上方に位
置し、スライダー16に取付けられたカッター刃6が切
断位置よりやや上方の逃げ側寄りに位置するようになっ
ている。
【0012】下刃26とカッター刃6との間に被切断物
を挟んでカッター装置1を駆動すると、エアシリンダ3
の上方の室に空気が導入され、第2のバネ20の付勢力
に抗してピストンロッド4を下方に引っ張り、図3に示
すように、第2のバネ20がフランジ18と第2のスト
ッパー17との間で押されて圧縮され、これに伴って第
1の張り出しアーム22が下方に回動すると共に回転軸
5が回動し、回転軸5の他端の第2の張り出しアーム2
4も下方に回動し、スライダー16が摺動溝15に案内
されて下方にスライドし、カッター刃6と下刃26とが
係合して被切断物が切断される。
【0013】エアシリンダ3の上方の室が大気に連通さ
れると、第2のバネ20の反発力によりピストンロッド
4が駆動前の位置を越えてさらに上方に迅速に押し上げ
られ、図4に示すように、第1のバネ19がフランジ1
8に押され、第1のストッパー13に押し付けられて圧
縮されると共に、回転軸5及び第1ならびに第2の張り
出しアーム22,24が上方に回動し、スライダー16
が摺動溝15に沿って上方に摺動し、カッター刃6が上
方の逃げ側に揺動し、同時に送り装置27が被切断物を
次の切断位置まで送る。再度エアシリンダ3の上方の室
に空気が導入されてピストンロッド4を下方に引っ張る
と、この引っ張る力と、第1のバネ19の復元力とが相
乗的に作用し合い、ピストンロッド4が素早く下方に摺
動し、カッター刃6が切断側に移動して再度被切断物を
切断し、これらの動作を順次繰り返して被切断物を高速
で適宜間隔毎に切断する。
【0014】
【考案の効果】本考案のカッター装置は、ピストンロッ
ドがピストンロッド駆動装置に駆動されて切断側に揺動
し、カッター刃が切断を行った後、ピストンロッド駆動
装置の逆方向への作動と第2のバネの復元力とが相乗的
に作用してピストンロッドをカッター刃の逃げ側に迅速
に摺動させることができ、この時同時に第1のバネが弾
性変形されるので、再度ピストンロッド駆動装置がピス
トンロッドを切断側に駆動すると、この駆動力と第1の
バネの復元力とが同じ方向に作用し合ってピストンロッ
ドを小さい力で素早く切断側に揺動させることができ、
このため、駆動装置によってのみピストンロッドを往復
動させるカッターに比較して切断作業が素早く効率良く
行われ、駆動装置の容量、消費エネルギーも小さくて済
む。また、ピストンロッドの切断側への揺動と逃げ側へ
の揺動とを別々のバネによって行うのでバネの疲労が少
なくて済み、バネの寿命が伸びて装置の維持、補修に手
間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すカッター装置の一部破断
正面図
【図2】本考案の実施例を示すカッター装置の側面図
【図3】ピストンロッドが切断側に摺動した時の要部側
面図
【図4】ピストンロッドが逃げ側に摺動した時の要部側
面図
【符号の説明】
1 カッター装置 2 基体 3 エアシリンダ 4 ピストンロッド 5 回転軸 6 カッター刃 7 基板 8 支柱 9 水平アーム 10 カッター刃支持部 11 支持片 12 ピンジョイント 13 第1のストッパー 14 回転軸支持片 15 摺動溝 16 スライダー 17 第2のストッパー 18 フランジ 19 第1のバネ 20 第2のバネ 21 連結軸 22,24 張り出しアーム 23,25 ボールジョイント 26 下刃 27 送り装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をあけて設置された第1及び第2の
    ストッパーにピストンロッドを往復動可能に挿通し、該
    ピストンロッドに前記往復動にともなって切断側と逃げ
    側とに揺動するカッター刃を接続すると共に、ピストン
    ロッド駆動装置を連絡し、該ピストンロッドの外周に前
    記第1及び第2のストッパー間においてバネ受けを設
    け、前記ピストンロッドの外周の前記第1のストッパー
    と前記バネ受けとの間に、前記カッター刃が逃げ側に揺
    動した時弾性変形する第1のバネを嵌装し、前記ピスト
    ンロッドの外周の前記第2のストッパーと前記バネ受け
    との間に、前記カッター刃が切断位置より逃げ側に位置
    するように前記ピストンロッドを付勢する第2のバネを
    嵌装したことを特徴とするカッター装置。
JP8399392U 1992-11-12 1992-11-12 カッター装置 Expired - Lifetime JPH0737838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8399392U JPH0737838Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 カッター装置

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JP8399392U JPH0737838Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 カッター装置

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Publication Number Publication Date
JPH0642094U JPH0642094U (ja) 1994-06-03
JPH0737838Y2 true JPH0737838Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=13818061

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8399392U Expired - Lifetime JPH0737838Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 カッター装置

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JP4587662B2 (ja) * 2003-12-04 2010-11-24 シチズンホールディングス株式会社 カッター装置及び同カッター装置を備えたプリンタ

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Publication number Publication date
JPH0642094U (ja) 1994-06-03

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