JPH0737731Y2 - 背負式動力散布機のミスト栓取付構造 - Google Patents

背負式動力散布機のミスト栓取付構造

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JPH0737731Y2
JPH0737731Y2 JP1989043159U JP4315989U JPH0737731Y2 JP H0737731 Y2 JPH0737731 Y2 JP H0737731Y2 JP 1989043159 U JP1989043159 U JP 1989043159U JP 4315989 U JP4315989 U JP 4315989U JP H0737731 Y2 JPH0737731 Y2 JP H0737731Y2
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JP
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shutter
type power
medicine
mist
stabilizer
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光康 杉村
徹 野村
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New Delta Industrial Co Ltd
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New Delta Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は背負式動力散布機を粉状薬あるいは液状薬のい
ずれをも散布させることが出来るように、内部のミスト
栓と安定盤及びシャッターの取付構造に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 従来の背負式動力散布機においても、内部のミスト栓を
安定盤に交換することにより、粉状薬・液状薬のいずれ
の散布作業をも行うことが出来るように構成されてい
た。
即ち第7図に示す如く、薬剤タンク1とブロワーケース
2との間に位置するシャッター室A内において、液状薬
の散布時においては下部ミスト栓を、その上部に安定盤
を配設して上方から締付金具で停止させ、また粉状薬の
散布時においては下部にシャッターをその上部に安定盤
を配設して上方から締付金具で係止させることが出来る
ような構成としていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような従来技術の構成であると、粉状薬から液状薬
の散布作業にあるいはその逆の作業に移行する場合に、
薬剤タンク1上部の蓋を開けて締付金具と安定盤を取り
外し、下部のミスト栓とシャッターを交換する作業が必
要であった。
しかしこのように安定盤の下部に位置するミスト栓とシ
ャッターを交換する作業は面倒であった。
またミスト栓の上部から直接締付金具で係止させた構成
とすることも別に構わないのであり、この方が取り付け
の手間が省けるのである。
本考案は以上の不具合を解消するものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
粉状薬又は液状薬のいずれをも散布可能な背負式動力散
布機において、薬剤タンク1とブロワーケース2間のシ
ャッター室A内に段差を設け、該段差部分に、外周端上
下間に渡るシャッターパッキン23を被せたシャッター板
20を載置し、粉状薬を散布する場合には、シャッター板
20の上部に安定盤27を載置し、液状薬を散布する場合に
は、シャッター板20の上にミスト栓21を載置し、前記安
定盤27或いはミスト栓21を、シャッター締付金具25の締
付ボルト24によって、締付け固定したものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を作用と共に説明する。
第1図は背負式動力散布機の正面図、第2図は同じく側
面図である。
背負式動力散布機は、第1図,第2図に示す如く、上部
には薬剤タンク1が、その下部にはブロワーケース2が
位置し、これら薬剤タンク1及びブロワーケース2は樹
脂をブロウ成形することによって一体的に構成されてい
る。
ブロワーケース2の前面にはエンジンEが、また該ケー
ス2内には送風ファン4が位置し、これらエンジンE及
び送風ファン4はブロワーケース2の前面に装着されて
いるエンジンベース3によって支持され、ブロワーケー
ス背面には吸気カバーが装着されている。7は燃料タン
ク、8はエアクリーナーである。
これら薬剤タンク1,ブロワーケース2やエンジンE等は
側面視L形状を有する背負枠9上に載置されており、該
背負枠9の背面には背当てパット10及び背負いバンド1
1,11が装備されている。
なお燃料タンク7をエンジンEよりも下方に位置させて
あるために燃料を上方のエンジンEまで強制的に送り出
す必要があり、これを燃料タンク7上部のパルスポンプ
31によって行い、余分に送り出された燃料は戻りパイプ
32から還流するように構成されている。
このようにして一体的に構成された背負動力散布機の側
部には、アクセルレバー12及び粉状薬の調量レバー13が
位置し、また機体の反対側のブロワーケース2の噴出口
には噴管44の一端が連結されている。
よって圃場面において本背負式動力散布機を背負いつつ
エンジンEの駆動により、ブロワーケース2内の送風フ
ァン4を駆動させ、これによって発生した送風力によっ
て薬剤タンク1内の液状薬を噴管44を通じて噴霧するこ
とが出来、液状薬の噴霧量は調量レバー13の操作により
変化させることが出来、また送風の大小の調節はアクセ
ルレバー12によって行うことが出来るのである。
本考案はこのように粉状薬から液状薬の散布あるいはそ
の逆の作業への移行時において、その部品の交換を容易
かつ迅速に出来るように構成したものである。以下本考
案の構成を詳述する。
第3図は本考案における安定盤あるいはミストとシャッ
ターの位置関係を示した略視図、第4図は粉状散布時に
おけるシャッター室内の正面断面図、第5図は液状散布
時におけるシャッター室内の正面断面図、第6図は噴管
の支持方法を示した背負式動力散布機の全体正面図であ
る。
第4図に示す如く、本考案の背負式動力散布機の薬剤タ
ンク1下部にはシャッター室Aが構成されている。
そしてシャッター室Aの中央部の外周の段差にはリング
状の受部22が載置されている。該受部22上に記載される
シャッター板20には開口20aが構成されており、この開
口20aを開いたり閉じたりするための遮蔽板19が該シャ
ッター板20の下面に支持されている。
そして遮蔽板19から下方には支持アーム18,18が突出
し、支持アーム18,18の一端には作動アーム17が構成さ
れている。
またシャッター室Aの側面内部にはレバー16が突出し、
このレバー16はシャッター室A外部に突出するアーム15
の一端と連動し、該アーム15の他端は調量ロッド14と連
動するように構成されている。
このように外部からすなわち調量ロッド14の操作によっ
て調量可能に構成されたシャッター装置の一部を構成す
るシャッター板20の外周縁には、ゴムあるいは柔らかい
樹脂で構成されたリング状のシャッターパッキン23が装
着されており、該シャッターパッキン23を介してシャッ
ター板20は上記受部22上に載置されるのである。
またシャッターパッキン23を挟んだシャッター板20上に
は安定盤27が載置され、さらに安定盤27の上部にはシャ
ッター締付金具25が位置し、シャッター締付金具25に支
持されたボルト24によって安定盤27及びその下部のシャ
ッター板20を上下に押しつけ、シャッターパッキン23と
安定盤27との間及びシャッターパッキン23と受部22の間
には隙間が生じないように構成されている。
このようにして安定盤27が取り付けられた背負動力散布
機の薬剤タンク1内に粉状薬を充填させて始動させるこ
とにより、遮蔽板19の操作に伴ってシャッター板20の開
口20aから粉状薬は適量なだけ下方に落下し、フロワー
ケース2内に発生した圧風と共に噴管44から散布される
のである。
また本考案の背負式動力散布機によって液状薬の散布作
業を行うには、第3図及び第4図に示されたシャッター
締付金具25のボルト24を弛めて一旦シャッター締付金具
25を取り外し、そして安定盤27を第5図に示すミスト栓
21と交換し、再びシャッター締付金具25を係止させてボ
ルト24を締め付ければよいのである。
なおミスト栓21内の上面には空気の送出孔21aが構成さ
れており、該送出孔21aには加圧管26の一端が連結さ
れ、該加圧管26の他端は上部の薬剤タンク1内の上端に
位置させてある。
またミスト栓21の端部には液状薬の取入口21bが構成さ
れており、該取入口21bはミスト栓21内に至らずにその
まま直接上方の液状薬ホース37の一端に連結されてい
る。
よって第1図〜第3図及び第5図に示す如く、下方のブ
ロワーケース2内の送風ファン4によって発生した圧風
はブロワーケース2端から噴管44内に送られると共に、
開放されたシャッター板20の開口20aからミスト栓21内
にも送られるのである。
そしてミスト栓21内の圧風は加圧管26を経て薬剤タンク
1内に送られる為に薬剤タンク1内には圧力が加わり、
薬剤タンク1内の液状薬はミスト栓21の取入口21bから
液状薬ホース37内に強制的に押し出されるのである。
よって、噴管4内に一端を連結された液状薬ホース37内
の液状薬は、噴管44内から噴出する圧風と共に外部に噴
出されるのである。
なお本考案の背負式動力散布機は、第1図,第2図及び
第3図に示す如く、薬剤タンク1の上部端に紐34の係止
部1cが構成されており、また噴管44側にも同様の係止部
44aが構成されている。すなわち従来では背負式動力散
布機を背負って作業を行う際に噴管44を手で持って行っ
ていたのを、本考案においては係止部1c,44a間に紐34を
掛けることにより、噴管44を手で持つことなく楽な姿勢
で作業を行えるようにしたのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したことにより、以下のような
効果を奏するのである。
第1に、従来では粉状薬の散布作業から液状薬の散布作
業に移行する際、あるいはその逆の作業に移行する際、
一旦安定盤を取り外してその下部のミスト栓とシャッタ
ーを交換する必要があったが、本考案においては、シャ
ッター板20は段差の部分に嵌装したままで、取り出すこ
とをしないので、シャッターを取り外すことなく上部
の、安定盤27とミスト栓21の間で、交換するだけでよ
く、この交換作業が簡単かつ迅速に行えるようになった
のである。
第2に、シャッター板20を取り外すことは、該シャッタ
ー板20を開閉する為のリンクやアームの機構が、該シャ
ッター板20に付設されているので、これらの全てを脱着
するという作業が必要となるが、本考案の如く、粉状薬
の場合も液状薬の場合にも、シャッター板20はそのまま
としておくことにより、シャッター板20を開閉する為の
レバーやリンクやアームはそのままで、脱着する必要が
なくなり、簡単な機構の交換だけですむようになったの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は背負式動力散布機の正面図、第2図は同じく側
面図、第3図は本考案における安定盤あるいはミストと
シャッターの位置関係を示した略視図、第4図は粉状薬
散布時におけるシャッター室内の正面断面図、第5図は
液状薬散布時におけるシャッター室内の正面断面図、第
6図は噴管の支持方法を示した背負式動力散布機の全体
正面図、第7図は従来構成における安定盤とミスト栓あ
るいはシャッターとの位置関係を示した略視図である。 A……シャッター室 1……薬剤タンク 2……ブロワーケース 20……シャッター板 21……ミスト栓 22……受部 23……シャッターパッキン 24……締付ボルト 25……シャッター締付金具 27……安定盤 37……液状薬ホース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉状薬又は液状薬のいずれをも散布可能な
    背負式動力散布機において、薬剤タンク1とブロワーケ
    ース2間のシャッター室A内に段差を設け、該段差部分
    に、外周端上下間に渡るシャッターパッキン23を被せた
    シャッター板20を載置し、粉状薬を散布する場合には、
    シャッター板20の上部に安定盤27を載置し、液状薬を散
    布する場合には、シャッター板20の上にミスト栓21を載
    置し、前記安定盤27或いはミスト栓21を、シャッター締
    付金具25の締付ボルト24によって、締付け固定したこと
    を特徴とする背負式動力散布機のミスト栓取付構造。
JP1989043159U 1989-04-13 1989-04-13 背負式動力散布機のミスト栓取付構造 Expired - Lifetime JPH0737731Y2 (ja)

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JPH02133452U JPH02133452U (ja) 1990-11-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6046153U (ja) * 1983-09-02 1985-04-01 ニュ−デルタ工業株式会社 動力散粉機

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JPH02133452U (ja) 1990-11-06

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