JP2547072Y2 - 背負動力噴霧機 - Google Patents

背負動力噴霧機

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JP2547072Y2
JP2547072Y2 JP1992071920U JP7192092U JP2547072Y2 JP 2547072 Y2 JP2547072 Y2 JP 2547072Y2 JP 1992071920 U JP1992071920 U JP 1992071920U JP 7192092 U JP7192092 U JP 7192092U JP 2547072 Y2 JP2547072 Y2 JP 2547072Y2
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JP
Japan
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pump
diaphragm
engine
discharge port
spray
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JP1992071920U
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English (en)
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JPH0631474U (ja
Inventor
重男 市橋
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、作業者により背負わ
れて圃場へ薬液等を散布するための背負動力噴霧機に係
り、詳しくはポンプから作業者の背中及び手に伝わって
来る振動を抑制できる背負動力噴霧機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】作業者により背負われつつ作業者により
把持されたノズル部材から薬液を散布する従来の背負動
力噴霧機では、ポンプが、それを駆動するエンジンと共
に架台部に支持されているとともに、ポンプの脈動低減
は噴霧機の軽量化が企画されているため、特別な脈動吸
収装置は用意されることなく、ポンプとノズル部材との
間に介装するホースの膨縮弾力性に依っていた。前側に
おいて散布液タンクに当てられて、散布液タンクに支持
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の背負動力噴霧機
では、ポンプの脈動吐出圧が、ノズル部材の把持部へ伝
わるとともに、散布液タンクを介して背負動力噴霧機の
背当て部へ伝わり、作業者は手及び背中に不快な振動を
受けるようになっている。
【0004】この考案の目的は、作業者の手及び背中に
伝わっていた不快な振動が抑制される背負動力噴霧機を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案の背負
動力噴霧機(10)は次の(a)〜(d)の構成要素を
有している。 (a)エンジン(24)により駆動され前記エンジン
(24)の前側に配置されて前記エンジン(24)と共
に架台部(16)に支持されるポンプ(28) (b)ポンプ(28)の前側において前記架台部(1
6)に支持され散布液を貯留する散布液タンク(12) (c)先端側にノズル部材(40)を取り付けられ前記
ポンプ(28)の吐出口部(38)へ接続される噴霧ホ
ース(36) (d)前記散布液タンク(12)の後面側に取り付けら
れ前記ポンプ(28)の前記吐出口部(38)の液圧に
因る力と付勢手段(64)の付勢力とを対抗的にダイヤ
フラム(56)に受けるダイヤフラム装置(48)
【0006】
【作用】上記背負動力噴霧機(10)において、ポンプ
(28)は、下側の架台部(16)へエンジン(24)
と共に支持されるとともに、前側においてダイヤフラム
装置(48)を介して散布液タンク(12)に支持され
る。ダイヤフラム装置(48)のダイヤフラム(56)
は、ポンプ(28)の吐出口部(38)における液圧に
よる力と付勢手段(64)の付勢力とを対向的に受け
て、ポンプ(28)の吐出圧の脈動に応じて振動的に撓
み、ポンプ(28)の吐出圧の脈動を吸収する。これに
より、ポンプ(28)の吐出口部(38)から圧送散布
液を介してノズル部材(40)へ伝わる液圧の脈動分は
減少し、作業者がノズル部材(40)を把持して手に受
ける振動が低下する。一方、ダイヤフラム装置(48)
におけるポンプ(28)の吐出圧の脈動の吸収の結果、
ポンプ(28)から散布液タンク(12)へ伝わる振動
も低減し、作業者が背中に受ける振動も低下する。
【0007】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1は背負動力噴霧機10を一部断面として示す
側面図である。散布剤タンクとしての薬液タンク12
は、樹脂のブロー成形品から成り、上部には蓋14によ
り開閉されて薬液や肥料液等の散布液を投入される投入
口を有し、下面側において架台16の前端部に載置、固
定されている。背当て18は、背負動力噴霧機10の背
負時に作業者の背中に接触する薬液タンク12の前面側
の部位を覆うように、取り付けられ、クッション材を内
部に装填されている。背負バンド20は、薬液タンク1
2の前面側上部に固定されている係止具22に上端部を
係止され、下端部は架台16の左右側部の係止部材(図
示せず)に係止される。
【0008】エンジン24は防振ゴム26を介して架台
16の後端部の上面に載置され、ポンプ28は、エンジ
ン24の前面側に取り付けられて、エンジン24により
駆動される。ポンプ28の吸入口部30は、一部におい
て架台16の中空内部に延びる吸入ホース32を介して
薬液タンク12の下部の導出口34へ接続される。噴霧
ホース36は基端側においてポンプ28の吐出口金具3
8へ接続される。ノズル桿40は、薬液等を噴霧するノ
ズル42と、ノズル42から直線状に延びるパイプ部4
4と、パイプ部44の基端部に装着されて作業者により
握られるグリップ46とを有し、噴霧ホース36の先端
側に接続されている。
【0009】ダイヤフラム装置48は、薬液タンク12
の下端部の前後方向寸法が縮小されている部位に形成し
た凹部50を利用して配設される。カバー52は、凹部
50を覆うように配設されて、周縁部において複数個の
ねじ54を介して薬液タンク12に固定され、凹部50
と間に菱形の縦断面空間を画定する。ダイヤフラム56
は、凹部50とカバー52との間の縦断面菱形の空間を
ポンプ28側の液室58と薬液タンク12側のばね室6
0とに仕切る。ばね座62はダイヤフラム56のばね室
60側の面の中央部に固定され、圧縮コイルばね64
は、ばね座62と凹部50との間に縮設されて、ダイヤ
フラム56を液室58の方へ付勢する。液室58は吐出
口金具38内の吐出口へ連通し、ばね室60は、外部の
大気空間へ連通して、大気圧に保持される。
【0010】実施例の作用について説明する。ポンプ2
8は、架台16から浮かされており、後面側では、エン
ジン24に取り付けられて、防振ゴム26を介して架台
16に支持されるとともに、前側では吐出口金具38及
びダイヤフラム装置48を介して薬液タンク12に支持
される。吐出口金具38内の吐出口はダイヤフラム装置
48の液室58へ速通しており、吐出口金具38内の吐
出口における液圧はポンプ28の吸排サイクルに起因し
て脈動している。ダイヤフラム56は、吐出口における
吐出圧の脈動を受けて圧縮コイルばね64に抗して振動
的に撓み、吐出口金具38内の脈動圧を吸収する。これ
により、吐出口金具38から噴霧ホース36を介してノ
ズル桿40へ送られる散布液の圧力の脈動は低下して、
グリップ46へ伝わる圧力の脈動分は減少し、作業者が
グリップ46を握って手に受ける振動が低下する。一
方、ダイヤフラム装置48におけるポンプ28の吐出圧
の脈動の吸収の結果、ポンプ28から薬液タンク12へ
伝わる振動も低減し、作業者が背中に受ける振動も低下
する。
【0011】実施例では付勢手段は圧縮コイルばね64
となっているが、ばね室60内に気体を密封し、この密
封散布液を付勢手段とすることも可能である。
【0012】
【考案の効果】この考案によれば、ダイヤフラム装置が
ポンプの吐出口部における吐出圧の脈動を吸収するの
で、ポンプの吐出口部における脈動吐出圧が原因となっ
てノズル部材及び背当て部へ伝導する振動が低減され、
作業者が、ノズル部材を把持する手及び背負動力噴霧機
を背負う背中に受ける振動を抑制して、不快感を低減で
きる。
【0013】更にこの考案によれば、ダイヤフラム装置
の配設スペースは、ボンプと散布液タンクとの対峙部分
の間の空間を利用するので、ダイヤフラム装置のスペー
スを縮小して、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背負動力噴霧機を一部断面として示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10 背負動力噴霧機 12 薬液タンク(散布液タンク) 16 架台(架台部) 18 背当て(背当て部) 24 エンジン 28 ポンプ 36 噴霧ホース 38 吐出口金具(吐出口部) 40 ノズル桿(ノズル部材) 48 ダイヤフラム装置 56 ダイヤフラム 64 圧縮コイルばね(付勢手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(24)により駆動され前記エ
    ンジン(24)の前側に配置されて前記エンジン(2
    4)と共に架台部(16)に支持されるポンプ(28)
    と、このポンプ(28)の前側において前記架台部(1
    6)に支持され散布液を貯留する散布液タンク(12)
    と、先端側にノズル部材(40)を取り付けられ前記ポ
    ンプ(28)の吐出口部(38)へ接続される噴霧ホー
    ス(36)と、前記散布液タンク(12)の後面側に取
    り付けられ前記ポンプ(28)の前記吐出口部(38)
    の液圧に因る力と付勢手段(64)の付勢力とを対抗的
    にダイヤフラム(56)に受けるダイヤフラム装置(4
    8)とを有していることを特徴とする背負動力噴霧機。
JP1992071920U 1992-09-22 1992-09-22 背負動力噴霧機 Expired - Lifetime JP2547072Y2 (ja)

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JP1992071920U JP2547072Y2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 背負動力噴霧機

Publications (2)

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JPH0631474U JPH0631474U (ja) 1994-04-26
JP2547072Y2 true JP2547072Y2 (ja) 1997-09-03

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JP1992071920U Expired - Lifetime JP2547072Y2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 背負動力噴霧機

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156366A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 Toshiba Corp ワ−ドプロセツサ
JPS61193089A (ja) * 1985-02-22 1986-08-27 Toshiba Corp シンチレ−シヨンカメラ

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JPH0631474U (ja) 1994-04-26

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