JPH0631474U - 背負動力噴霧機 - Google Patents

背負動力噴霧機

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JPH0631474U
JPH0631474U JP7192092U JP7192092U JPH0631474U JP H0631474 U JPH0631474 U JP H0631474U JP 7192092 U JP7192092 U JP 7192092U JP 7192092 U JP7192092 U JP 7192092U JP H0631474 U JPH0631474 U JP H0631474U
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JP
Japan
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pump
discharge port
engine
diaphragm
pulsation
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JP7192092U
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JP2547072Y2 (ja
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重男 市橋
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が、背負動力噴霧機10を背負い、ノズ
ル桿40のグリップ46を握って、ノズル42から薬液散布を
行うとき、グリップ46を握る手及び背中に受ける不快な
振動を抑制する。 【構成】 ポンプ28は、エンジン24の前面側に取り付け
られ、エンジン24の下部の防振ゴム26を介して架台16に
支持される。ダイヤフラム装置48はダイヤフラム56によ
り相互に仕切られる液室58及びばね室60を備え、液室58
は吐出口金具38内のポンプ28の吐出口へ連通し、ばね座
62はダイヤフラム56を液室58の方へ付勢する。噴霧ホー
ス36は、吐出口金具38へ接続され、先端側においてノズ
ル桿40を取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、作業者により背負われて圃場へ薬液等を散布するための背負動力 噴霧機に係り、詳しくはポンプから作業者の背中及び手に伝わって来る振動を抑 制できる背負動力噴霧機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
作業者により背負われつつ作業者により把持されたノズル部材から薬液を散布 する従来の背負動力噴霧機では、ポンプが、それを駆動するエンジンと共に架台 部に支持されているとともに、ポンプの脈動低減は噴霧機の軽量化が企画されて いるため、特別な脈動吸収装置は用意されることなく、ポンプとノズル部材との 間に介装するホースの膨縮弾力性に依っていた。 前側において散布液タンクに当てられて、散布液タンクに支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の背負動力噴霧機では、ポンプの脈動吐出圧が、ノズル部材の把持部へ伝 わるとともに、散布液タンクを介して背負動力噴霧機の背当て部へ伝わり、作業 者は手及び背中に不快な振動を受けるようになっている。
【0004】 請求項1及び2の考案の目的は、作業者の手及び背中に伝わっていた不快な振 動が抑制される背負動力噴霧機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の前提となる背負動力噴霧機(10)では、ポンプ(28)が、それを駆動す るエンジン(24)と共に架台部(16)に支持され、ノズル部材(40)へ散布液を圧送す る。そして、請求項1の背負動力噴霧機(10)では、前記ポンプ(28)の吐出口部(3 8)における液圧の脈動を吸収する脈動吸収装置(48)は、前記ポンプ(28)と前記ポ ンプ(28)より背当て部(18)側にある背当て側部材(12)との間に配設される。
【0006】 請求項2の背負動力噴霧機(10)は次の(a)〜(d)の構成要素を有している 。 (a)エンジン(24)により駆動され前記エンジン(24)の前側に配置されて前記エ ンジン(24)と共に架台部(16)に支持されるポンプ(28) (b)ポンプ(28)の前側において前記架台部(16)に支持され散布液を貯留する散 布液タンク(12) (c)先端側にノズル部材(40)を取り付けられ前記ポンプ(28)の吐出口部(38)へ 接続される噴霧ホース(36) (d)前記散布液タンク(12)の後面側に取り付けられ前記ポンプ(28)の前記吐出 口部(38)の液圧に因る力と付勢手段(64)の付勢力とを対抗的にダイヤフラム(56) に受けるダイヤフラム装置(48)
【0007】
【作用】
請求項1の背負動力噴霧機(10)において、ポンプ(28)は、下側の架台部(16)へ エンジン(24)と共に支持されるとともに、前側において脈動吸収装置(48)を介し て背当て側部材(12)に支持される。ポンプ(28)の吐出口部(38)における吐出圧の 脈動は脈動吸収装置(48)により吸収される。これにより、ポンプ(28)からノズル 部材(40)へ圧送される散布液を介してノズル部材(40)へ伝わる液圧の脈動分は減 少し、作業者がノズル部材(40)を把持して手に受ける振動が低下する。一方、脈 動吸収装置(48)におけるポンプ(28)の吐出圧の脈動の吸収の結果、ポンプ(28)の 脈動吐出圧から背当て側部材(12)へ伝わる振動も低減し、作業者が背中に受ける 振動も低下する。
【0008】 請求項2の背負動力噴霧機(10)において、ポンプ(28)は、下側の架台部(16)へ エンジン(24)と共に支持されるとともに、前側においてダイヤフラム装置(48)を 介して散布液タンク(12)に支持される。ダイヤフラム装置(48)のダイヤフラム(5 6)は、ポンプ(28)の吐出口部(38)における液圧による力と付勢手段(64)の付勢力 とを対向的に受けて、ポンプ(28)の吐出圧の脈動に応じて振動的に撓み、ポンプ (28)の吐出圧の脈動を吸収する。これにより、ポンプ(28)の吐出口部(38)から圧 送散布液を介してノズル部材(40)へ伝わる液圧の脈動分は減少し、作業者がノズ ル部材(40)を把持して手に受ける振動が低下する。一方、ダイヤフラム装置(48) におけるポンプ(28)の吐出圧の脈動の吸収の結果、ポンプ(28)から散布液タンク (12)へ伝わる振動も低減し、作業者が背中に受ける振動も低下する。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図1は背負動力噴霧機10を一部断面として示す側面図である。薬液タンク12は 、樹脂のブロー成形品から成り、上部には蓋14により開閉されて薬液や肥料液等 の散布液を投入される投入口を有し、下面側において架台16の前端部に載置、固 定されている。背当て18は、背負動力噴霧機10の背負時に作業者の背中に接触す る薬液タンク12の前面側の部位を覆うように、取り付けられ、クッション材を内 部に装填されている。背負バンド20は、薬液タンク12の前面側上部に固定されて いる係止具22に上端部を係止され、下端部は架台16の左右側部の係止部材(図示 せず)に係止される。
【0010】 エンジン24は防振ゴム26を介して架台16の後端部の上面に載置され、ポンプ28 は、エンジン24の前面側に取り付けられて、エンジン24により駆動される。ポン プ28の吸入口部30は、一部において架台16の中空内部に延びる吸入ホース32を介 して薬液タンク12の下部の導出口34へ接続される。噴霧ホース36は基端側におい てポンプ28の吐出口金具38へ接続される。ノズル桿40は、薬液等を噴霧するノズ ル42と、ノズル42から直線状に延びるパイプ部44と、パイプ部44の基端部に装着 されて作業者により握られるグリップ46とを有し、噴霧ホース36の先端側に接続 されている。
【0011】 ダイヤフラム装置48は、薬液タンク12の下端部の前後方向寸法が縮小されてい る部位に形成した凹部50を利用して配設される。カバー52は、凹部50を覆うよう に配設されて、周縁部において複数個のねじ54を介して薬液タンク12に固定され 、凹部50と間に菱形の縦断面空間を画定する。ダイヤフラム56は、凹部50とカバ ー52との間の縦断面菱形の空間をポンプ28側の液室58と薬液タンク12側のばね室 60とに仕切る。ばね座62はダイヤフラム56のばね室60側の面の中央部に固定され 、圧縮コイルばね64は、ばね座62と凹部50との間に縮設されて、ダイヤフラム56 を液室58の方へ付勢する。液室58は吐出口金具38内の吐出口へ連通し、ばね室60 は、外部の大気空間へ連通して、大気圧に保持される。
【0012】 実施例の作用について説明する。 ポンプ28は、架台16から浮かされており、後面側では、エンジン24に取り付け られて、防振ゴム26を介して架台16に支持されるとともに、前側では吐出口金具 38及びダイヤフラム装置48を介して薬液タンク12に支持される。吐出口金具38内 の吐出口はダイヤフラム装置48の液室58へ連通しており、吐出口金具38内の吐出 口における液圧はポンプ28の吸排サイクルに起因して脈動している。ダイヤフラ ム56は、吐出口における吐出圧の脈動を受けて圧縮コイルばね64に抗して振動的 に撓み、吐出口金具38内の脈動圧を吸収する。これにより、吐出口金具38から噴 霧ホース36を介してノズル桿40へ送られる散布液の圧力の脈動は低下して、グリ ップ46へ伝わる圧力の脈動分は減少し、作業者がグリップ46を握って手に受ける 振動が低下する。一方、ダイヤフラム装置48におけるポンプ28の吐出圧の脈動の 吸収の結果、ポンプ28から薬液タンク12へ伝わる振動も低減し、作業者が背中に 受ける振動も低下する。
【0013】 実施例では付勢手段は圧縮コイルばね64となっているが、ばね室60内に気体を 密封し、この密封散布液を付勢手段とすることも可能である。
【0014】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、脈動吸収装置がポンプの吐出口部における吐出圧の 脈動を吸収するので、ポンプの吐出口部における脈動吐出圧が原因となってノズ ル部材及び背当て部へ伝導する振動が低減され、作業者が、ノズル部材を把持す る手及び背負動力噴霧機を背負う背中に受ける振動を抑制して、不快感を低減で きる。
【0015】 請求項2の考案によれば、ダイヤフラム装置がポンプの吐出口部における吐出 圧の脈動を吸収するので、ポンプの吐出口部における脈動吐出圧が原因となって ノズル部材及び背当て部へ伝導する振動が低減され、作業者が、ノズル部材を把 持する手及び背負動力噴霧機を背負う背中に受ける振動を抑制して、不快感を低 減できる。
【0016】 請求項2の考案によれば、ダイヤフラム装置の配設スペースは、ポンプと散布 液タンクとの対峙部分の間の空間を利用するので、ダイヤフラム装置のスペース を縮小して、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背負動力噴霧機を一部断面として示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10 背負動力噴霧機 12 薬液タンク(背当て側部材、散布液タンク) 16 架台(架台部) 18 背当て(背当て部) 24 エンジン 28 ポンプ 36 噴霧ホース 38 吐出口金具(吐出口部) 40 ノズル桿(ノズル部材) 48 ダイヤフラム装置(脈動吸収装置) 56 ダイヤフラム 64 圧縮コイルばね(付勢手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ(28)が、それを駆動するエンジン
    (24)と共に架台部(16)に支持され、ノズル部材(40)へ散
    布液を圧送する背負動力噴霧機(10)において、前記ポン
    プ(28)の吐出口部(38)における液圧の脈動を吸収する脈
    動吸収装置(48)が、前記ポンプ(28)と前記ポンプ(28)よ
    り背当て部(18)側にある背当て側部材(12)との間に配設
    されていることを特徴とする背負動力噴霧機。
  2. 【請求項2】 エンジン(24)により駆動され前記エンジ
    ン(24)の前側に配置されて前記エンジン(24)と共に架台
    部(16)に支持されるポンプ(28)と、このポンプ(28)の前
    側において前記架台部(16)に支持され散布液を貯留する
    散布液タンク(12)と、先端側にノズル部材(40)を取り付
    けられ前記ポンプ(28)の吐出口部(38)へ接続される噴霧
    ホース(36)と、前記散布液タンク(12)の後面側に取り付
    けられ前記ポンプ(28)の前記吐出口部(38)の液圧に因る
    力と付勢手段(64)の付勢力とを対抗的にダイヤフラム(5
    6)に受けるダイヤフラム装置(48)とを有していることを
    特徴とする背負動力噴霧機。
JP1992071920U 1992-09-22 1992-09-22 背負動力噴霧機 Expired - Lifetime JP2547072Y2 (ja)

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JPH0631474U true JPH0631474U (ja) 1994-04-26
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61156366A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 Toshiba Corp ワ−ドプロセツサ
JPS61193089A (ja) * 1985-02-22 1986-08-27 Toshiba Corp シンチレ−シヨンカメラ

Patent Citations (2)

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