JPH0737639B2 - 二塩基酸エステルおよび炭化水素溶媒からなるクリーニング組成物 - Google Patents

二塩基酸エステルおよび炭化水素溶媒からなるクリーニング組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクリーニング組成物および支持体、特に印刷回
路板の表面からはんだ融剤(solderflux)を取り除く方
法に関する。
印刷回路板に部材(components)を取り付けるためのは
んだ付け作業の前に、はんだの付着を確実なものとする
ため、はんだ用融剤を適用することは慣用でありそして
不可欠である。印刷回路板ははんだが導電性の表面部分
に接触しそして付着するところを除いて支持体のすべて
の領域をカバーするはんだマスクを用いて保護すること
ができる。融剤およびはんだの適用は手で、あるはウェ
ーブまたはリフロー法により行なうことができる。ウェ
ーブはんだ付けにおいて、支持体は機械的に融剤上に運
ばれ、そして融剤次いで溶融したはんだのウェーブと接
触される。はんだはんだマスクが存在しているところを
除いて支持体上のすべての導電性表面に付着する。リフ
ローはんだ付けにおいて、融剤および粉末形態のはんだ
金属の両方を含有するはんだペーストは、はんだ付着が
なされる部分にのみ適用される。
部材な適所に置かれそして全体の印刷回路板組立て体を
加熱してはんだを溶融する。はんだ付けの後に組立て体
上に残留する融剤は腐食、水の吸収および他の影響によ
る電気回路の早期故障をひき起こすため、取り除かなけ
ればならない。
Hayesらの米国特許第4,640,719号には印刷配線板のクリ
ーニングにおけるテルペン化合物の使用が開示されてい
る。この特許にはテルペン化合物例えばそのα−および
β−異性体を含むピネン、γ−テルピネン、δ−3−カ
レン、リモネンおよびジペンテン(リモネンおよびジペ
ンテンが好ましい)を用いて残留の融剤、特にロジンは
んだ融剤および接着テープ残留物をクリーニングするこ
とが開示されている。ジペンテンはリモネンの光学活性
な異性体のラセミ混合物である。この特許にはさらにこ
れらのテルペン化合物が水に殆んどまったく不溶であり
そして水で直接洗い流すことができないということが開
示されている。そのため好ましい態様においてはテルペ
ン化合物はテルペンを水で乳化してその除去を容易にす
ることのでき1つまたはそれ以上の乳化界面活性剤と組
み合わされる。
本発明は(a)二塩基酸エステルおよび(b)炭化水素
溶媒からなるクリーニング組成物並びに例えば印刷回路
板のような支持体の表面上の残留物を減少する際のこの
ような組成物の使用に関する。本発明の別の態様におい
て、クリーニング組成物は例えば界面活性剤のような相
溶化成分を含有する。本発明のさらに別の態様におい
て、クリーニング組成物は水と共に相溶化界面活性剤を
含有する。
本発明のクリーニング組成物は何れかの支持体表面、特
に例えばはんだ付け作業の後に残留の過剰の融剤が存在
しているところに用いることができる。好ましい支持体
表面は印刷回路板表面であり、それははんだが付着しな
い領域におけるはんだマスクの永久被覆によって保護を
してもしなくてもよい。本発明の開示において、印刷回
路板は一般的な意味で採用されるものでありそして印刷
配線板を包含するものである。
本発明において、炭素数1〜5個の脂肪族アルコールの
二塩基酸エステル(以下単に二塩基酸エステルという)
溶媒と炭化水素溶媒との組み合せが採用され、そしてこ
の組み合せは印刷回路板をクリーニングするのに特に適
当なクリーニング剤として現在採用されているクロロフ
ルオロカーボン(CFC)溶媒の使用の代りになるものと
考えられる。場合によってはクリーニング組成物はさら
に相溶化成分を界面活性剤として含有する。さらに場合
によっては最も好ましい方法は加えた相溶化界面活性剤
と関連して存在する。例えばデュポン社から商標名「Fr
eon TMS」で販売されているトリクロロトリフルオロエ
タンとメタノールの共沸混合物は印刷配線板の表面から
はんだ融剤をクリーニングする公知方法より優れてい
る。しかしながら、完全にハロゲン化されたクロロフル
オロカーボン物質の使用は成層圏のオゾン消耗を伴なう
ため、環境に脅威を与えるものと考えられる。従って、
完全にハロゲン化されたFCFを含まない別のクリーニン
グ組成物における改良が重要であると考えられる。本発
明によれば、残留のイオン性汚染物が低濃度に減少され
る(たとえこのような濃度が完全にハロゲン化されたCF
Cメタノール共沸混合物を用いてクリーニングするより
幾分高くても)、しかしながら、本発明の結果は乳化剤
と組み合せたテルペン化合物の使用を含む他のクリーニ
ング剤の使用と比較して有意な改良であると考えられ
る。
本発明によれば、二塩基酸エステルまたは二塩基酸エス
テルと組み合せた溶媒が採用される。二塩基酸エステル
はその標準的な定義で採用されそして典型的にはそのエ
ステル基の反応例えば加水分解およびケン化を行なうこ
とのできるジカルボン酸(二塩基酸)のジアルキルエス
テルが含まれる。慣用的には、低いおよび高いpHにおい
てこらはその相当するアルコールおよび二塩基酸または
酸塩に加水分解することができる。好ましい二塩基酸エ
ステル溶媒はジメチルアジペート、ジメチルグルタレー
ト、ジメチルスクシネートおよびこれらの混合物であ
る。アルコールから誘導された炭素数1〜5個のアルキ
ル基例えばエチル、プロピル、イソプロピル、ブチルお
よびアミル並びにメチルを含むこれらの混合物を有する
他のエステルを採用することができる。これらのエステ
ルの酸部分もまた他の低分子量および高分子量の二塩基
酸例えばシュウ酸、マロン酸、ピメリン酸、スベリン酸
およびアゼライン酸並びに好ましい二塩基酸を含むこれ
らの混合物からの誘導することができる。これらの、ま
た他のエステルはそれらが炭化水素溶媒に少なくとも部
分的に可溶しそして引火性液体(タグ密閉式カップ法に
より100゜F以上の引火点)として分類されず、また25℃
における水への溶解度が少なくとも2.0重量%であるな
らば採用することができる。追加的に相溶化成分を加え
て二塩基エステルと炭化水素溶媒との相互の溶解性を改
良することができる。
本発明において1種市場の炭化水素成分が二塩基酸エス
テル溶媒と組み合せで用いられる。本発明において有用
な炭化水素成分の種類はクリーニング効果に関して臨界
的なものではなく、そして幅広いクラスの脂肪族および
芳香族溶媒から選択することができる。好ましい炭化水
素化合物またはその混合物は引火性液体(タグ密閉式カ
ップ法により100゜F以上の引火点)として分類されず、
そしてcal/cm3の平方根を単位とする3次元Hansen溶解
パラメーター系に基づいて非極性については6.5〜10.
5、極性については0〜2.5および水素結合については0
〜2.5の溶解パラメーターを有する。より好ましくは、
上記の炭化水素化合物またはその混合物は140゜Fまたは
それより高い引火点を有する。このような炭化水素成分
の例は高い引火点の石油から誘導された溶媒例えばミネ
ラルスピリット、ナフサそして各種の供給者から容易に
入手しうる芳香族炭化水素である。特例としてはExxon
社の「Isopan」、Shell社の「Soltrol」およびAshland
社の「Hi−Sol」溶倍が挙げられる。本発明の開示にお
いて、「炭化水素溶媒」なる用語の使用はテルペン炭化
水素をはっきりと除外するものである。
二塩基酸エステルと炭化水素溶媒の他に、少なくとも1
つの相溶化成分を用いて混合物の全体にわたる相互の相
溶性すなわち二塩基酸エステルと炭化水素溶媒の相互の
溶解性を改良することができる。好ましい相溶化成分は
非イオン性界面活性剤であり、それは二塩基酸エステル
と炭化水素成分の相互の混和性を改良するのに役立つだ
けでなく後の水洗段階で炭化水素成分の乳化を容易する
働きをする。このような相溶化界面活性剤の例は非イオ
ン性アルコールエトキシレートであり、ここでアルコー
ルは第1または第2アルコールであり、直鎖または分枝
鎖中に10〜20個の炭素原子のユニットを有しそしてエト
キシレート基の平均数は2〜7である。
相溶化界面活性剤の代りに、溶溶化溶媒もまた単独でま
たは界面活性剤とともに用いて特に低温度における貯蔵
および取扱いが望ましい場合クリーニング剤混合物の相
互の溶解性をさらに改良することができる。このような
相溶化溶媒の例は長鎖脂肪族アルコールおよびエステ
ル、グリコール、グリコールエーテルおよびグリコール
エステルである。その例としては2−エチルヘキサノー
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび
ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
が挙げられる。相溶化成分は最終クリーニング剤混合物
が低引火点とならないように選択しなければならない。
相溶化界面活性剤と相溶化溶媒の組み合せを採用するこ
とができる。
本発明において、クリーニング組成物中の水はイオン性
汚染物の減少により測定されるクリーニング効果を高め
るのに役立つことが見い出された。水の濃度は厳密なも
のではないが、一般には、本組成物の2重量%よりも多
くない量である。水の濃度の例は0.1〜0.5重量%の範囲
内である。
二塩基酸エステルの炭化水素溶媒に対する濃度または割
合は厳密なものではなくそしてこれらの2成分いのパー
センテージは例えばこれらの2成分のみの重量%に基づ
いて5〜25%の二塩基酸エステルと慣用的に75〜95%の
炭化水素のように幅広い範囲で変化することができる。
さらにエステルの組み合せが採用される場合、それぞれ
の量は厳密なものではなくそして商業的に入手しうる混
合物は直接利用することができる。
相溶化成分の量はそれが二塩基酸エステル−炭化水素溶
媒の組み合せの溶解性を高める働きをするならば厳密な
ものではない。一般に相溶化界面活性剤は二塩基酸エス
テルと炭化水素溶媒の組み合せの15重量%よりも多い量
では採用されない。一般に相溶化溶媒は必要に応じて例
えば総混合物の10重量%まで使用することができる。
さらにエステルの組み合せが採用される場合それぞれの
量は厳密なものではなくそして商業的に入手しうる混合
物は直接利用することができる。
本発明における重要な判定基準は二塩基酸エステルと炭
化水素溶媒の組み合せを用いてのクリーニングによるイ
オン性汚染物の減少である。好ましいクリーニング用支
持体は印刷回路板、特にはんだ付け作業後のロジン融剤
で汚染された印刷回路板である。このような印刷回路板
の製造時に、または続いてその使用において結果として
生じうる欠点のため、板の表面上をきれいにする必要性
は不可欠なものとなる。例えば回路板の腐食は活性化ロ
ジン融剤からの汚染により起りうるものである。
クリーニング作業において、二塩基酸エステルと炭化水
素溶媒の組み合せの接触方法は臨界的なものではない。
クリーニング組成物の好ましい適用方法はスプレーによ
るものであるが、浸漬法を含む他の慣用の接触方法を用
いることができる。高められた温度、例えば90℃までの
温度のクリーニング組成物が可能であるが、室温の物質
を直接適用してもよい。
液体の適用後、好ましくは支持体は脱イオン水のような
水ですすぎ洗いされる。すすぎ洗い用の水はすすぎ洗い
の効率を促進するために加熱してもよい。
本発明を詳しく説明するために以下の実施例を提示す
る。
実施例 1 3種の炭化水素溶媒組成物を溶媒接触次いで水洗の2段
階からなるクリーニング方法を用いて印刷配線板(PW
B)から残留のイオン性汚染物を除去する際のクリーニ
ング効率について比較した。
溶媒1はテルペン炭化水素、主にジペンテンを乳化界面
活性剤とともに含有する組成物であり、そしてPetrofer
m社から販売されている商品名「Bioact EC−7」の製品
である。このような組成物は少量の、すなわち1重量%
未満の水を含有する。
溶媒2および溶媒3は炭化水素成分のみが異なる、本発
明の教示に従った組成を有しそして下記の成分を含有す
る: 成 分 概算の重量% 高引火点の炭化水素溶媒 75 二塩基酸エステル 15 デュポン社製Merpol SE界面活性剤 10 (Merpol SE界面活性剤は約4重量%の水を含有する) 溶媒2の炭化水素部分は350゜F〜379゜Fの内沸点範囲を
有する石油蒸留物であり、そして芳香族炭化水素含量が
0.05重量%未満である、85重量%のシクロパラフィン、
14重量%のイソパラフィンおよび1重量%のn−パラフ
ィンからなる混合物である。その引火点は127゜Fであり
そして低い、不快なものでない臭気および低い毒性を有
する。
溶媒3の炭化水素部分もまた石油蒸留物製品であるが、
その沸点範囲は400゜F〜441゜Fでありそして引火点は15
9゜Fである。それは芳香族炭化水素含量が0.01重量%未
満である、69重量%のシクロパラフィン、29重量%のイ
ソパラフィンおよび2重量%のn−パラフィンからなる
混合物である。それもまた低い、不快なものではない臭
気および低い毒性を有する。
二塩基酸エステルは炭化水素中における溶解度が10重量
%未満に限定されたアジピン酸、グルタル酸およびコハ
ク酸の混合されたジメチルエステルであるが、配合物中
の界面活性剤成分が混和性を高める。二塩基酸エステル
および界面活性剤成分の引火点はそれぞれ212゜F、199
゜Fである。
本実施例において採用されるPWBは704孔を有する片面パ
ターンである。各々のPWBは測定したところ約28.0平方
インチであった。回路パターンは溶融スズ/鉛合金でカ
バーされた銅から構成される。
すべてのPWBをベルトスピードが6フィート/分であり
そして約85℃のPWBを63/37重量%の共融混合物のスズ/
鉛はんだウェーブをはんだ付けする前の最高温度が250
℃に維持されるように設定する500℃の予熱器を有するE
lectrovert Econopak IIウェーブはんだ付け機械を用い
てはんだ付けした。予熱およびはんだ付け作業の前にブ
ラシで塗布されるはんだ融剤は一般に使用されるロジン
の、穏やかに活性化された融剤(アルファ611F)であ
る。
上記のようにしてはんだ付けされた5組の印刷配線板は
各溶媒を用いてクリーニングした。板に50psiの圧力で
4分間溶媒を用いてそれぞれスプレーした。過剰の液体
溶媒を圧縮空気でブローして除去し、次いで板を市販の
4段階ウォータークリーナー中で水洗した。水温を55℃
に維持して、すすぎ洗いの時間は全部で5分間であっ
た。
残留のイオン性汚染物はOmega Meter 600で米軍規格法M
IL−P−28809により測定した。2500mlの(75重量%の
イソプロピルアルコールおよび25重量%の水)を15分間
の試験に用いた。各各のクリーニングしたPWBについて
個々に読み取りを行なった。各々の溶媒についての結果
の平均、計算された標準偏差および分散を下記に示す。
これらの結果より、テルペン炭化水素(および乳化界面
活性剤)を含有した溶媒1と比較して溶媒2および3で
クリーニングした支持体上に残留するイオン性残留物が
より低いためクリーニング効率が有意に改良されたこと
が明らかである。
実施例 2 別の組成物を実施例1に記載の組成物と比較するために
調製した。溶媒4は本発明の教示に従った組成を有しそ
して下記の成分を含有する: 成 分 概算の重量% 高引火点の炭化水素溶媒 92.5 二塩基酸エステル 7.5 炭化水素成分は実施例1の溶媒2の組成に使用された、
蒸留範囲が350゜F〜379゜Fでありそして引火点が127゜F
である石油蒸留物製品である。
実施例1に記載の方法に従って、すべてのPWBをはんだ
付けし、クリーニングしそしてイオン性汚染物について
試験した。イオン性汚染物試験の結果を以下に示す。
これらの結果より、乳化界面活性剤を用いない時高いク
リーニング効率が達成されうることが明らかである。
実施例 3 別の組成物を調製しそして組成物中における水の量のク
リーニング性に対する影響を調べるために試験した。
溶媒4は界面活性剤成分のみが異なる、本発明の教示に
従った組成を有しそして下記の成分を含有する: 成 分 概算の重量% 高引火点の炭化水素溶媒 75 二塩基酸エステル 15 無水の界面活性剤 10 溶媒4の界面活性剤部分は組成物に水を導入していない
ことを除けば溶媒2および溶媒3で使用されたDuPont社
製のMerpol SE界面活性剤と同じである。
水を加えることを除いては成分および割合において溶媒
4と同じである追加の組成物を調製した。調製物 水の概算の重量% 溶媒5 0.1 溶媒6 0.5 溶媒7 1.0 溶媒4、5、6および7の炭化水素部分は沸点範囲が40
0゜F〜441゜Fでありそして引火点が159゜Fである石油蒸
留物製品である。それは芳香族炭化水素含量が0.01重量
%未満である。69重量%のシクロパラフィン、29重量%
のイソパラフィンおよび2重量%のn−パラフィンから
なる混合物である。それはまた低い、不快なものでない
臭気および低い毒性を有する。
二塩基酸エステルは炭化水素中における溶解度が10重量
%未満に限定されたアジピン酸、グルタル酸およびコハ
ク酸の混合されたジメチルエステルであるが、配合物中
の界面活性剤成分が混和性を高める。二塩基酸エステル
および界面活性剤成分の引火点は212゜Fである。
界面活性剤部分は平均5モルのエチレンオキシドでエト
キシル化されたアルコールである。アルコールは分岐鎖
中に12個の炭素原子のユニットを有する第2アルコール
である。溶媒5、6および7に加えられる水は脱イオン
して18MΩ−cmの抵抗とした。
本実施例において採用されるPWBは4つの位置決め孔(t
ooling hole)を有する両面パターンである。各々のPWB
は測定したところ約18平方インチであった。支持体は溶
融スズ/鉛合金でカバーされた銅回路パターンを有する
ガラス−エポキシである。
採用される融剤が一般に使用されるロジンの、完全に活
性化された融剤(Kester 1585−Mil)であることを除け
ば、実施例1に記載のようにしてはんだ付けし、クリー
ニングしそして試験した。イオン性汚染物試験の結果を
以下に示す。
これらの結果より、水をクリーニング溶媒に加えた時ク
リーニング効率が改良されうることが明らかである。
以上、本発明を詳細に説明したが、本発明はさらに次の
実施態様によってこれを要約して示すことができる。
1) 本質的に(a)二塩基酸エステルおよび(b)炭
化水素溶媒(ここで炭化水素溶媒の定義からテルペンを
除外する)から構成される、印刷回路板をクリーニング
するために調製されたクリーニング組成物。
2) 二塩基酸エステル溶媒はジメチルエステルである
前項1記載のクリーニング組成物。
3) ジメチルエステル溶倍はジメチルアジペート、ジ
メチルグルタレート、ジメチルスクシネートまたはこれ
らの組み合せである前項1記載のクリーニング組成物。
4) ジメチルエステル溶媒の組み合せが採用される前
項1記載のクリーニング組成物。
5) 炭化水素溶媒は高い引火点の脂肪族炭化水素であ
る前項1記載のクリーニング組成物。
6) さらに(c)二塩基酸エステル−炭化水素溶媒の
組み合せの溶解性を高める相溶化成分を含有する前項1
記載のクリーニング組成物。
7) 相溶化成分は別の溶媒である前項1記載のクリー
ニング組成物。
8) 相溶化成分は界面活性剤である前項1記載のクリ
ーニング組成物。
9) さらに(d)水を含有する前項6記載のクリーニ
ング組成物。
10) 支持体の表面を本質的に(a)二塩基酸エステル
溶媒および(b)炭化水素溶媒(ここで炭化水素溶媒の
定義からテルペンを除外する)から構成される印刷回路
板をクリーニングするために調製されたクリーニング組
成物と接触させることからなる、支持体の表面から残留
物を減少する方法。
11) 支持体は印刷回路板からなるものである前項10記
載の方法。
12) 印刷回路板ははんだ融剤の残留物を含有する前項
11記載の方法。
13) 二塩基酸エステル溶媒はジメチルエステルである
前項10記載の方法。
14) ジメチルエステル溶媒はジメチルアジペート、ジ
メチルグタレート、ジメチルスクシネートまたはこれら
の組み合せである前項10記載の方法。
15) ジメチルエステル溶媒の組み合せが採用される前
項10記載の方法。
16) クリーニング組成物はさらに(c)二塩基酸エス
テル−炭化水素溶媒の組み合せの溶解性を高める相溶化
成分を含有する前項10記載の方法。
17) クリーニング組成物はさらに(d)水を含有する
前項16記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハロルド.レナード.ジャクソン アメリカ合衆国デラウエア州(19707)ホ ツケシン.ストラツトンドライブ102 (56)参考文献 特開 昭57−202399(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本質的に(a)炭素数1〜5個の脂肪族ア
    ルコールの二塩基酸エステルおよび(b)テルペン系以
    外の炭化水素溶媒からなる、印刷回路板用クリーニング
    組成物。
  2. 【請求項2】さらに(c)二塩基酸エステル−炭化水素
    溶媒の組み合せの溶解性を高める相溶化成分を含有する
    請求項1記載のクリーニング組成物。
  3. 【請求項3】さらに(d)水を含有する請求項2記載の
    クリーニング組成物。
  4. 【請求項4】印刷回路板の表面を本質的に(a)炭素数
    1〜5個の脂肪族アルコールの二塩基酸エステル溶媒お
    よび(b)テルペン系以外の炭化水素溶媒からなるクリ
    ーニング組成物と接触させて印刷回路板表面から汚染物
    を除去する方法。
  5. 【請求項5】クリーニング組成物はさらに(c)二塩基
    酸エステル−炭化水素溶媒の組み合せの溶解性を高める
    相溶化成分を含有する請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】クリーニング組成物はさらに(d)水を含
    有する請求項5記載の方法。
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